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    【571】2006年度のF1が開幕! IR@管理人 06/3/11(土) 0:19
    【572】Rd.01 バーレーンGP IR@管理人 06/3/11(土) 1:37
    【574】二日目と決勝 IR@管理人 06/3/12(日) 23:04
    【581】Rd.02 マレーシアGP IR@管理人 06/3/18(土) 23:38
    【583】決勝 IR@管理人 06/3/20(月) 1:18
    【592】Rd.03 オーストラリアGP IR@管理人 06/4/2(日) 1:42
    【593】決勝 IR@管理人 06/4/2(日) 23:45
    【601】Rd.04 サンマリノGP IR@管理人 06/4/22(土) 23:13
    【602】決勝 IR@管理人 06/4/23(日) 23:43
    【620】Rd.05 ヨーロッパGP IR@管理人 06/5/10(水) 2:02
    【621】結果 IR@管理人 06/5/10(水) 2:32
    【622】Rd.06 スペインGP IR@管理人 06/5/14(日) 2:50
    【623】結果 IR@管理人 06/5/15(月) 18:25
    【624】Rd.07 モナコGP IR@管理人 06/5/28(日) 2:42
    【625】決勝 IR@管理人 06/5/28(日) 23:51
    【632】Rd.08 イギリスGP IR@管理人 06/6/10(土) 0:17
    【634】予選 IR@管理人 06/6/10(土) 23:34
    【635】決勝 IR@管理人 06/6/12(月) 22:05
    【639】Rd.09 カナダGP IR@管理人 06/6/22(木) 22:04
    【641】Re:Rd.09 カナダGP IR@管理人 06/6/25(日) 3:33
    【642】決勝 IR@管理人 06/6/26(月) 22:15
    【644】Rd.10 アメリカGP IR@管理人 06/7/2(日) 4:49
    【645】Re:Rd.10 アメリカGP IR@管理人 06/7/3(月) 23:40
    【649】Rd.11 フランスGP IR@管理人 06/7/16(日) 11:06
    【650】決勝 IR@管理人 06/7/17(月) 2:15
    【651】Rd.12 ドイツGP IR@管理人 06/7/30(日) 3:19
    【652】決勝 IR@管理人 06/7/31(月) 0:21
    【653】Rd.13 ハンガリーGP IR@管理人 06/8/5(土) 4:03
    【655】予選 IR@管理人 06/8/5(土) 22:29
    【658】決勝 IR@管理人 06/8/7(月) 0:20
    【671】Rd.14 トルコGP IR@管理人 06/8/27(日) 2:18
    【672】決勝 IR@管理人 06/8/27(日) 23:46
    【674】Rd.15 イタリアGP IR@管理人 06/9/9(土) 23:13
    【675】決勝 IR@管理人 06/9/10(日) 23:24
    【681】Rd.16 中国GP IR@管理人 06/10/1(日) 13:32
    【682】決勝 IR@管理人 06/10/1(日) 17:34
    【691】Rd.17 日本GP IR@管理人 06/10/7(土) 23:35
    【692】決勝 IR@管理人 06/10/9(月) 20:57
    【700】Rd.18 ブラジルGP IR@管理人 06/10/22(日) 3:15
    【704】決勝 IR@管理人 06/10/24(火) 1:15

    【571】2006年度のF1が開幕!
     IR@管理人  - 06/3/11(土) 0:19 -

    引用なし
       いよいよ2006年のF1グランプリが開幕しました!

    レーススケジュール
    http://fmotor.nifty.com/f1gp/

    TV放送
    http://www.fujitv.co.jp/f1gp/index.html
    http://www.fujitv.co.jp/cs/f1/index2.html

    レース中にリアルタイムで更新されるラップチャート
    (SunMicroSystemsのJAVAとActiveXが必要になります)
    http://www.formula1.com/

    関連サイト
    http://f1.racing-live.com/jp/index.shtml
    http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2005/snrd/
    http://fmotor.nifty.com/f1/
    http://forum.nifty.com/fmotor/f1/index.htm
    http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/
    http://www.f1racing.net/ja/index.php

    【572】Rd.01 バーレーンGP
     IR@管理人  - 06/3/11(土) 1:37 -

    引用なし
       初日を適当にまとめると・・

    フェラーリの速さとトヨタの遅さを見ると
    ブリヂストンタイヤの出来が今年も悪く
    それを乗り越えてのフェラーリの出来が良いとも思えるけど
    今年からブリヂストンタイヤになったウイリアムズの状況も
    比較に加えると、ブリヂストンはミシュランに追いついてはいないけど
    かなり迫って来ている印象があるとも思える・・・
    しかし、初日に調子良くても、二日目になって
    コースにタイヤのラバーが乗り、グリップが上がる状況となると
    ミシュランに離される傾向が昨年はあったので、二日目となる明日
    日付的には今日のタイムを見ないとなんとも言えませんなぁ
    昨年的に言えば、トヨタも二日目で改善してくる傾向が強いので
    準備万端だったのに初日がボロボロタイムだった事も想定内だったりする!?

    他の注目点と言うと、勝つには3〜4年掛かるとマージンを取った発言をしていた
    BMWのF1代表がびっくりする様なBMWのポテンシャルの高さが目立っていました。
    BMWは、昨年のトヨタが起したみたいな序盤の旋風を起したりして!?
    元となったザウバーチームが所有していた風洞はF1界では最大規模のモノらしく
    資金難のザウバーでは、24時間フル体勢で稼動していなくて、宝の持ち腐れと
    言われていたけど、限りある時間と資金を使って昨年のザウバーが健闘していたし
    後半にマシンを改善して来る技術チームの厚みみたいなのも見えたので
    BMW資金でフル稼働出来る状況を思うと、最初から競争力を持っていて
    フル稼働の風洞実験のフィードバックがシーズン中のマシン改善に昨年以上に
    生かせそうだし、エンジンもBMWで強力だろうから、かなり期待出来るかも!?

    もうひとつの注目は、なんとか出場に漕ぎ付けたスーパーアグリチーム!
    予想通りでタイムはかなり遅いけど、思っていたよりも遅くなくてビックリ(笑)
    ただ、エンジンは、早くも今年No.1との呼び声が高いHONDAのエンジンと同等の
    モノが供給されているみたいだし、佐藤琢磨選手はキャリアで初めてとも言える?
    下位チームでの苦労をする事になる事が契約した時から決定しちゃっているけど
    それ自体がスーパーアグリチームのスポンサーにもなったHONDA側の意向と言うか
    HONDA側は琢磨選手の速さそのモノには疑いは持っていない感じなのだけども
    昨年の途中から、慎重さ、速さと共に手堅い重厚なモノを兼ね備えて欲しいと
    言う事を求めている印象があり、それをスーパーアグリと言う、勝ちやポイントが
    当分見えない、狙えないチームで学んで幅を広げる事を望んでいる様な・・・?
    その為、HONDA側も最初の旧マシンの時はエンジン以外の協力は最低限になる予感
    まあ、シャシーは悪いけど、エンジンの耐久性や使い方は同等のエンジンを
    供給して貰っているので、その部分がマイナスにならないのは救いだろうから
    ポイントを獲得する事は、BAR時代での表象台にも匹敵しそうな感じになると思う故
    一昨年の様な期待は未来に預けて置き、琢磨選手には、奇跡とも言える
    ポイント獲得や、勝てないマシンで巧みで潰れないドライビングをマスターした
    ジェンソン・バトン選手の様なドライバーとしての幅広がる様な成長の為の
    シーズンとして、今期は腐らずに力を溜めるべくの走りに期待したいとこですな

    ゲルゲ!(謎)のいでっちは、全然走れていない上に、コースを覚える所から
    始まっているらしく、それでもバーレーンの様な長いコースで同僚の琢磨選手から
    1秒半落ちに留めているのは立派だと思うし、フォーミュラーニッポンのレベルを
    示すべく、不利な状況は色々あるけど、がんばって侮られない結果を出して欲しい!

    【574】二日目と決勝
     IR@管理人  - 06/3/12(日) 23:04 -

    引用なし
       今年から始まった新予選は、ハラハラドキドキ感はあったのだけど
    決勝でも無いのに、見ていて疲れるのは次の日の決勝を思うとNGですな
    あと、TVやインターネットを絡めた見る方法を優先させている感じで
    サーキットで実際に観戦する場合は、解り難く、少々退屈な印象も・・
    予選はスプリンターズステークスで、決勝がステイヤーステークスみたく
    強弱と言うかメリハリを付けて置いてくれると、二日間通しての観戦で
    ちょうど良いのだけどなぁ・・・今の方式じゃ、大満足か疲労困憊の
    どちらかになり易く、後者の場合、決勝を楽しむ気力を奪われてしまうのがなんとも
    見逃せない瞬間を見る事の出来る幸せと純粋に速い人を決めるシステムの方が良かったなぁ

    メインとなった今回のバーレーンGP決勝は、
    トップチームでのNo.2ドライバーと言う存在の儚さと、今年も現れた!?
    超えられない壁、持って生まれた運と言うのを魅せ付けられた感じでした。
    レースはチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手が見事な形で優勝したけど
    フェラーリのミハエル・シューマッハ選手が往年の気合の入った走りを随所で
    見せてくれて、V8エンジンでストレートスピードが減り、迫力の薄れた状況の中
    ハラハラドキドキが楽しめたのが良かったのと、ミシュランとブリヂストンの
    タイヤ対決が互角の様相を見せ、チャンピオンシップが面白くなりそうな事に加え
    不運の中、自力でその流れを抜け出しそうなキミ・ライコネン選手の状況変化も
    期待出来て(来週はマクラーレンがエンジンブローしそうなところなのだけども)
    三つ巴の争いになりそうなのが今後への繋がりとしては好材料な結果がありました。

    他では、レッドブルとBMWが期待した程ではなかったけど、ウイリアムズチームの
    新人ドライバーのニコ・ロズベルグ選手が、車の出来が良かった事もあってか!?
    鮮烈の走りを見せ、同僚のマーク・ウェーバー選手が霞むぐらいの印象でしたねぇ
    かたや、ブリヂストンになったトヨタはミッドランドと同じぐらいの撃沈状態・・
    好調なフェラーリやウイリアムズと言った同じブリヂストンユーザーを見ると
    タイヤを原因に出来ないわけで、準備万端でこの結果はお粗末過ぎますな・・
    トヨタ関連で言うと、お膝元の富士スピードウェイでのF1開催も決まったし
    F1にお金を掛けまくっているのに結果が出ないと言うのはやっかいですなぁ
    もし、中盤までこれが続くと、責任問題や権力を奪い合う昔のフェラーリの
    お家騒動みたいな政治抗争に発展しそうな悪寒もあり、期待外れも程があるかと。

    ボロボロで言うと、テストで絶好調だったホンダもぼろぼろに近かったけど
    昨年の事件以来気に入らないドライバーNo.1(爆)のジェンソン・バトン選手は
    さすがのドライビングと言った感じで4位入賞していたのはお見事でした。
    新規加入のルーベンス・バリチェロ選手はフェラーリのNo.2ドライバーをやっていた
    選手とは思えない体たらくぶりで、早くもホンダでもNo.2になりそうな予感!?
    酷かった&ブラジル繋がりで言うと、気合が入りまくっていたフェラーリの
    フェリッペ・マッサ選手もスタートからチャンピオンのアロンソ選手に対して
    フェラーリへの忠誠を使う形と言うか、相手をチャンピオンとの思わない
    幅寄せしまくりでの順位をキープをしていたけど、巧みなチャンピオンに
    守った順位を途中で抜かれ、アロンソ選手を追いかける最中にブレーキングで
    大きくミスをしてスピンまでするし、それに拠ってあわやアロンソ選手を巻き込む
    形で撃墜しかねない状況まで起こしていて、その後のタイヤ交換では不備も生じ
    その後は集中力が切れちゃったのか!? ブレーキにトラブルでもあったのか!?
    ポイントすら獲得出来ない&ミハエル・シューマッハ選手を援護出来ずに終わる。
    比較的大言壮語のドライバーだけど、こんな事を続けていると立場が無くなる予感・・

    注目の佐藤琢磨選手は4〜5周遅れになったけど、無事に完走出来た事が素晴らしく
    ピットインを繰り返しながらのテストの様な走行を行いつつの完全にデータ取りを
    重視していたけど、勝負が出来ない状態ではこれもしかたないのだろうなぁ・・と。
    井出有治選手の方は、途中まで完走しそうな勢いでしたが、トラブルで惜しくもリタイア
    しかし、二台の車が40周以上走れていたし、琢磨選手の決勝でのタイムペースも悪くなく
    準備期間や規模、資金力を思うと、思った以上の結果で、かなりの高評価ですな
    また、「完走する事に意義がある」と言う言葉が今回程よく似合うシーンはないし
    記念で出た時や妥協の慰めとして使われる様な状況での安っぽさを伴うモノではなく
    未来への布石として、本当に完走した事に意義があった!となる事を願いたい物です。
    +
    やる気を見せていたジャック・ヴィルヌーブ先生は、予選では見せ場がなかったけど
    決勝では唯一のエンジンブローでの炎上シーンを演出し、元チャンピオン健在をアピール!(コラ
    お金と施設のあるBMWなので、マシンやエンジンの改善は出来そうだし、今後に期待ですかな

    【581】Rd.02 マレーシアGP
     IR@管理人  - 06/3/18(土) 23:38 -

    引用なし
       初日、二日目の適当なまとめ

    相変わらず好調のフェラーリとルノー、マクラーレンの3強
    そして、昔の3強を占めていたウイリアムズの好調さがマレーシアでも目立つ
    懸念されていたブリヂストンタイヤも暑い中でも問題が無いばかりか
    ミシュラン勢と互角を張れた状況なのは、とても素晴らしい結果でした。
    これらの好調な所とは違い、HONDAはジェンソン・バトン選手だけが
    相変わらず速い状態だし、ルーベンス・バリチェロ選手が今回も遅い上に
    エンジン交換が必要で10番手降格と、チームとの間の不信の種が急速に育ちつつあり
    早くも軋轢が生まれかねない状況なのがなんだかなぁ、、と言った状態でして
    そのHONDAに輪をかけて酷いのがトヨタで、初戦のバーレーンGPではタイヤが
    まったく機能せず、かなりの周回を走ってのタイヤ交換後のタイヤを見ると
    新品同様で、まったく機能していない(食いつかない)状態だったとか!?
    今回のマレーシアでだいぶ改善されたみたいだけど、準備万端で挑んだ末が
    中盤のグリッドと言うのもなんだかな、、おまけにエンジンブローもしているし

    http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/50452534.html

    こんな記事まで出るとなると、ルノーから引っ張って来た統括系の人材
    「マイク・ガスコイン」氏は、潤沢な予算と人材を使っているはずなのに
    2年連続で結果を出せないと言う摩訶不思議な現象を演出している・・・
    彼はトヨタでの貴族暮らしをしている間にF1チームの統括方法、並びに
    F1マシンの作り方を忘れてしまったようだ・・・とか書かれ兼ねないなぁ(^^;
    少し前のフェラーリからの情報流出&取得事件を司法取引で解決しようと
    しているとかもあり、モータースポーツに持ち込んでは行けないとされていた
    部分を使って来たと疑われている状況は、イメージ的に宜しくないですぞぃ

    注目のスーパーアグリの佐藤琢磨選手がマレーシアと言う
    バーレーンよりも一周が長いサーキットなのにも関わらず、当面のライバルである
    ミッドランドF1との差を1秒以内まで詰め、トップのタイムとの差も約4秒後半と
    連続開催でバーレーンから車を大きく変える準備も出来ていないのにこの成果・・
    スーパーアグリの情熱と言うか、4年前のアロウズのポテンシャルが高いから?
    決勝レースでミッドランド(旧ジョーダン)やトロロッソ(旧ミナルディ)に
    勝つ事も夢じゃない!?な〜んて妄想を抱きたくなるぐらいの衝撃ですた。
    井出勇治選手は、まだマシンと格闘の状態なので、まずは初完走を狙って欲しいッス!

    他で目立った所は、不運続きだったルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手が
    ポールポジションを獲得し、同じく不運状態だったマクラーレンの
    ファンパブロ・モントーヤ選手が同僚のキミ・ライコネン選手よりも
    前のグリッドを獲得し、ルノーとマクラーレンはセカンド!?ドライバーが
    良くない流れから抜け出そうなので、チーム間勝負のコンストラクターズを
    考えると、HONDAのバリチェロ選手やフェラーリのフェリッペ・マッサ選手が
    共に良くないグリッドと調子なので、ルノーとマクラーレンが抜け出すかも!?
    ただ、チャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手とライコネン選手は
    ガソリンを多めに積んだ為、グリッドが後ろに行った可能性も否定出来ず
    やっぱり、ファーストとセカンドの差か・・の結果になる可能性もあったり?
    ファーストに立てる人は速さも然ることながら、多くのドライバーが一瞬だけ
    光り輝く事は出来るに対し、輝きを常に持続させてしまう不思議な力があるので
    今回のフィジケラ選手は一時的な輝きにせず、常時の輝きになる事を期待したいでふ

    あとは、スーパールーキーでマレーシアを走った事の無かった
    ウイリアムズのニコ・ロズベルク選手が予選3位に入ると言う大快挙!
    予選得意でしかも、このコースが得意な同僚のマーク・ウェーバー選手が
    ニコ選手の後塵を拝したと言う事からも、この結果がすごい事だと解るかと。
    まあ、今年の最初の周に2秒速くなるニュータイヤや、多くの周回を走行出来る
    予選のルールがルーキーに対するディスアドバンテージを弱めているのもあるけど

    残ったところでは、レッドブルのクリスチャン・クリエン選手が速さを見せつつあり
    決勝もしぶとく残れるレースを展開しているので、2〜3年後に注目と言う感じなのと
    BMWが思った程は力がなかったのが意外だったけど、ジャック・ヴィルヌーブ先生が
    同僚のニック・ハイドフェルド選手と遜色の無いタイムを出しつつあって
    ジャック先生も地味ながら元チャンピオンの力を復活しつつある流れが
    来ているのでは!?となんとも期待させてくれる状況なのがうれしいとこ

    決勝は、亜熱帯のマレーシアと言う事で雨が振ったりする可能性や
    ミハエル・シューマッハ選手を含む、有力ドライバーがエンジン交換等で
    後ろの方からスタートする為、なかなか面白いレースが期待出来ると思われます。
    +
    追記@3月19日2時43分
    ルノーのアロンソ選手が調子悪く、フィジケラ選手もコメントに歯切れが良くないし
    フェラーリのミハエル選手はグリッド後方からのスタートなわけで
    注目されるマクラーレン勢は、灼熱のマレーシアではエンジンに不安あり
    こうなると、HONDAのジェンソン・バトン選手が優勝に最も近い位置に
    ある様にも思えて来る・・・バトン選手は正直好きではないのだが(爆)
    あと、ブリヂストン勢でレースペースが速いウイリアムズ勢にも期待ですな!

    【583】決勝
     IR@管理人  - 06/3/20(月) 1:18 -

    引用なし
       マレーシアGP決勝

    期待されていたウイリアムズ2台が序盤から姿を消し
    スタートから1-3位を構成したルノーが逃げる単調なレース展開
    優勝を期待されていたHONDAのジェンソン・バトン選手も
    フェラーリのミハエル・シューマッハ選手もルノー勢を追いきれず
    マクラーレンのキミ・ライコネン選手が一周目にレッドブルのドライラバー
    クリスチャン・クリエン選手に弾かれてリタイアしてしまったのもあったり
    同マクラーレンのファンパブロ・モントーヤ選手に至っては存在感すら示せず
    レースの調味料となるはずだった雨もポツポツ程度の一瞬のにわか雨状態
    オーバーテイクも少なく、正直、退屈なレースとなってしまっていまして
    上位勢はルノー勢の強さと車の信頼性の高さだけが際立ったレースでした。

    見所は、フェラーリのフェリッペ・マッサ選手が1年契約と言う事もあって
    レース終盤、1ストップ作戦で交わしたミハエル選手にポジションを
    譲る事を最後までしなかったのがなんとも清清しかったのと(笑)
    HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がここマレーシアでもバトン選手に
    まったく対抗出来ない状況だったので、ブラジルのエースはマッサ選手が
    担う流れになってきたなぁ・・ちょっと不安定な感じだけど・・とも思う次第。
    バリチェロ選手は、口の悪いマスコミに、フェラーリのセカンドドライバーで居る内に
    牙を抜かれてしまい、戦う事を忘れてしまった悲しくも優秀なドライバーとでも
    書かれたりするのか? それとも、バトン選手を優遇しているとHONDAを批判するのか?
    車は良いのに、チーム間の政治争いが勃発しそうなHONDAがちょっと心配なとこ

    注目の佐藤琢磨選手は、4年落ちの車なのに、スタートから気合入りまくりで
    ミッドランドとトロロッソの前に出ると、とうせんぼ状態でのブロックを炸裂!(笑)
    抜かれても抜き返すシーンを演出したり、どんな時、位置でも熱いドライバーっぷりを披露!
    今回も結果は最後尾だったけど、無事完走を果たした上に小さなバトルを見せたり
    経験が必要なチームに必要以上なモノを持って帰るきちんとした優秀な仕事ぶりでした。
    井出選手の方のマシンは、琢磨選手と比べるといまいちな感じが出てしまっているけど
    スーパーアグリはリソースが少なく、まだ2台のマシンが完成したばかりと言う感じなので
    スタッフが片方に注力し、井出選手の車まできちんと手が回っていない厳しい状態でしたな・・・
    ただ、一〜二戦が連戦だったので、次からはもうちょっと改善される事を願いたいとこでふ

    あとは、BMWのジャック・ヴィルヌーブ先生が序盤でミハエル・シューマッハ選手を抑えたり
    同僚のニック・ハイドフェルド選手がエンジンブローする中、7位完走でポイントをゲットと
    首にされそう(BMW首脳は首にしたいらすぃ)な状況を物ともせず、相変わらずの大物っぷり!
    ポイントも取ったし、ジャック先生がエンジニアから信頼を勝ち取れる流れが来るならば
    3位表彰台ぐらいを狙える様な今後の活躍も期待しても良いんじゃないかな〜とか言ってみる。

    残る所では、昨年旋風を起したレッドブルが速さは見せているのだけど、序盤から躓き気味で
    エンジンのオーバーヒート問題があり、バーレーンとマレーシアでは力が出し切れなかった様で
    次の季節が秋〜冬らしく、寒いオーストラリアで本来の性能が出せるのか?が注目されます。
    (これは、クーリング重視でダウンフォースやエンジンパワーを削ったマクラーレンも同様)
    ミッドランドとトロロッソは、遅いチームに必須な情熱が足りない印象なのが心配なとこ
    準備万端なのに躓いてしまったTOYOTAは、今回初ポイントを取ったり、レース中のタイムが
    なかなか速かったりと、マシンの素性は悪くない様な部分をチラチラ見せていたのですが
    寒くなる次戦からは、タイヤの性能が引き出せない状況に戻ってしまうのでは!?の不安あり
    それと、F1参戦以来の強引な政治力を使った手法を連発している行為が
    TOYOTAが欲しがっているイメージに対し、マイナスに働いてしまう流れが
    水面下に大きな種を付けつつあるので、ちょっと心配な状況でもありますな
    比較対照とされるHONDAが好調なのに加え、F1を許可&推進して来た会長が
    今年で勇退する事、それら故に、結果を出さなきゃ行けない状況に追い込んで
    かつ、追い込まれているのだろうけど、WRCとかみたいに取り返しの付かない事態を
    起しちゃったりしたら、いったいどうするんだろう?なんて思ってしまいまふ・・
    +
    F1の今後の課題として、コスト削減を上位に据えている今のF1の中で
    もの凄いコストを使っている象徴がフェラーリからTOYOTAになったし
    モータースポーツ文化への敬意の払えなさ、違法行為を行う姿勢等々
    ヨーロッパ的な人達は、F1が低コストの新しい時代へ入る事への見せしめとして
    TOYOTAをルール的、文化的見地から血祭りに上げる事をやりかねないわけで
    その辺りの計画があるとすると、今のTOYOTAは罠をどんどん踏んでしまっている
    状況にもなってくるから、2008年に向けての対処や注意もして置いた方が・・

    【592】Rd.03 オーストラリアGP
     IR@管理人  - 06/4/2(日) 1:42 -

    引用なし
       誰が落ちるか判らずに、常にドキドキがあると言われる
    2006年の予選フォーマットだけど、ドキドキなんては毎回あると
    疲れるだけで、予選を観戦するのにこんなに疲れてしまうのはどうかと
    TV放送に合わせたと言うのも、CMが入る場所となっているインターバル時間に
    乱一世さんよろしく、トイレに行ったり、食物を取りに行く事になるわけで
    この土曜日の予選、今年のエンジン変更ルール後故に、で走る距離を抑える
    必要があるのでメインのドライバーがまったく走らない退屈な金曜日のフリー走行
    F1マシンの迫力も今年のV8エンジンでパワフルで迫力感あったモノが削られてしまい
    長年続けられて来たタイヤの幅の縮小、溝を入れる仕様が入ったのもマイナスに繋がり
    毎年変更される解り難いルール、迫力が感じられないマシン、等等
    拡大と過密スケジュールを強行しているけど、長くはないな・・と感じてしまうのは杞憂?


    さて、前口上が長くなってしまいましたが(^^;
    今週のオーストラリアGPの初日と二日目に関してですが
    上にも書いた様に、金曜日のフリー走行の意味が薄れてしまい
    昨年の様に、そこから決勝レース部分が見える要素が少なくなったので
    金曜日は置いておき、土曜日の予選結果から見てみると・・・!?

    HONDAのジェンソン・バトン選手がポールポジションを獲得する快挙!
    滑り易い路面、風が強く不安定な状況でナチュラルドライビング炸裂!と言った感じ
    逆に、絶不調の同僚ルーベンス・バリチェロ選手が予選の第一ピリオドで落ちた事は
    予選アタック中にスーパーアグリの井出勇治選手につっかえた事もあるけど
    HONDAの車との相性、ミシュランタイヤへの慣れと言うモノが予想以上にある模様

    2番手はルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手で、前戦優勝した勢いが感じられ
    いつも後塵を拝しているフェルナンド・アロンソ選手を3番手に従えている事はなかなか!
    4番手、5番手はキミ・ライコネン選手とファンパブロ・モントーヤ選手のマクラーレン勢
    やや不調気味で、来年チームから追い出される事がほぼ確定!?しているモントーヤ選手に
    復調傾向が見られたのが良かったのと、さすがはマクラーレン!と言った感じの上り調子!
    6番手は、開幕戦、第二戦での不調っぷりが嘘だったかの様な、TOYOTA勢の躍進で
    ラルフ・シューマッハ選手が獲得とブリヂストン勢での一番上に来た事にビックリ!
    ヤルノ・トゥルーリ選手も最終予選まで残り、最後はトラブルで走れなかったけど
    実順位が9番手と、温度が低い状態でTOYOTA勢がここまで伸びる事には正直驚きました。
    上位チームとは、0.5秒ぐらいの差がありそうだけど、ポイントや表彰台はあるかも!?
    TOYOTAは、来年の日本でのF1開催の日本GP表記を富士スピードウェイ開催でもぎ取ったとか
    メーカー系で独立を目指していたGPMAがFIAの軍門に下った形のニュースが流れたけど
    政治的な工作が色々あった事を思うと、せめて優勝してから富士開催を発表して欲しかったなぁ

    オーストラリアGP予選に戻ると、ウイリアムズに乗る地元のマーク・ウェーバー選手が
    大型新人で同僚のニコ・ロズベルク選手を大きく後ろに離す7番手ゲットと気合が入った模様
    ニコ選手登場ですっかり影が薄くなり、評価も下がり気味だったけど、今回は期待出来る!?
    そして、可変式ウイング疑惑で、フロントウイングを変更する事となったフェラーリ勢が
    ミハエル・シューマッハ選手11番手、フェリッペ・マッサ選手16番手(クラッシュ付き)と
    途中で雨が降って来てしまう不運はあったけど、そこまでのタイムを比べても
    他のブリヂストン勢よりもタイムが出ていない事を見ると、今年のフェラーリも期待薄な感じ
    違反パーツでタイムを出していたのか!?と言うのがありそうだけど、フェラーリ勢は
    好調だったバーレーンGPの前に、GPが開催されたバーレーンでテストを行っていたので
    その辺りでデータの擦りあわせがうまく行っただけだったのかな・・とか思ってしまう
    遠からず、ミハエル選手の来年の去就問題がクローズアップされる流れになりそうですな

    他では、ジャック・ヴィルヌーブ先生を擁すBMW勢がライバルとされていたレッドブル勢を
    突き放し、今後も上り調子の様な流れを作って行きそうなので、ここはちょっと期待かも!?
    そのジャック先生ですが、エンジン交換をすると言う事で、予選が9番手から19番手へ・・orz
    同僚のニック・ハイドフェルト選手は、最後のピリオドは余り走らずの8番手キープと
    ポイント獲得が命題のチーム事情が良く解っている苦労人の様な渋い予選走りを展開
    エンジンが壊れなければ、TOYOTAやウイリアムズ、フェラーリとのポイント争いになりそう

    あと、期待のスーパーアグリですが、新しく導入されたフロントウイングはあったけど
    徐々に最後尾が低位置となりつつあり、当面のライバルであるミッドランド勢との差が
    1秒半もあり、埃っぽくてスリッピー、ブレーキング重視、車の回頭性が多く必要な
    このコースでは、二台完走と言うのもかなり厳しいのではないかな・・と思う次第
    ただ、ミッドランドとの差は、ミシュランとブリヂストンのタイヤ性能とも見えて
    このコースのタイヤの相性がミシュランにやや有利とも読めるけど、果たして!?
    ドライバー別に見ると、佐藤琢磨選手が相変わらず、井出勇治選手を離しているけど
    井出選手の車は、空港かどっかに展示されていたマシンを急遽仕立てているとかで
    http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/50477783.html
    まともな車が用意されない限りは、評価を付ける事も出来ないと言った状況でふ
    今回のオーストラリアGP予選では、コースアウトやスピンしまくりだったけど
    車のセッティングすら行って貰えてないのでは!?なんて思ってしまう程で
    井出選手の車に掛けるリソースを減らし、新車を開発し、琢磨選手の今の車を
    井出選手に乗らす流れで、新車投入を一台にして、急いでいるのかな?とも


    決勝の見所は、時差の関係から地上波でも生放送が行われるらしいので
    抜き所が余りなく、遅いマシンが前に出てしまい苦労するドライバーや
    スピン、クラッシュが多いコースなので、嫌な見方だけどそういう所とか
    開催時期が例年よりも一ヶ月遅いので、気候の変化がレース展開を
    左右するとなると、面白い決勝レースになるのではないか?と思われます。
    HONDAのバトン選手の初優勝に期待したいけど、気温が低いとルノー勢の
    タイヤの温まりや持ちがHONDAのそれを上回っている状況の為、気温が
    熱かったり、雨が降ったりする状況ならば、バトン選手にチャンスありかも!?

    【593】決勝
     IR@管理人  - 06/4/2(日) 23:45 -

    引用なし
       オーストラリアGP決勝は
    タイヤ適正抜群のルノーを止められるチームがなく
    フェルナンド・アロンソ選手の圧勝劇と言う結果でした。
    前戦で優勝したアロンソ選手の同僚のジャンカルロ・フィジケラ選手は
    スタートでストールしてしまい、予選2位からピットレーンスタートとなり
    抜き難いオーストラリアGPのコースで果敢に攻めて、かろうじて5位を奪取!
    ルノーの強さだけが光り、クラッシュはあったけど、バトルも余り無かったし
    見ていてやや退屈だったのがなんとも言えないけど、3週間後のサンマリノGPは
    もっと退屈な展開が多い事を思えば、これを退屈と言ってしまっては大変(^^;

    期待されていたポールポジションを獲得したジェンソン・バトン選手は
    何度も入ったセーフティカーのおかげで、水を差される形となってしまい
    順位は落としまくるは、タイヤの温まりが悪く、レース中のペースが上がらないわ
    問題が起こりまくりな状態で、最終的にはエンジンブローとなってしまう・・・
    エンジンブローが起こったのがゴール直前だったけど、次のレースにて
    ペナルティ無しでエンジン交換を行う為、フィニッシュラインを通らずリタイア
    (5位は失ったけど、周回数の規定で完走扱いとはなっていますが)
    ルールの穴がスポーツとは関係の無い意味の無い醜態を晒す事になったけど
    今後はエンジン交換ペナルティのルール改正が行われる可能性もある!?
    絶不調だったルーベンス・バリチェロ選手は、佐藤琢磨選手に押さえられて
    またまたやってしまったか!?と思われましたが、琢磨選手がピットに入り
    前が開くとペースを上げ、セーフティカーやその他の助けが渋滞で失ったタイムが
    帳消しとしてくれた事や、上位勢が相次いでリタイヤした事で7位でフィニッシュ!
    レースペースもそこそこ良かったし、変なプレッシャーから開放される形となれば
    本当の力が出せる流れになって来るでしょうねぇ・・それはチームの待遇次第?
    +
    セーフティカーが退いた時にうまく再スタート出来ず、アロンソ選手に抜かれたけど
    ゴールラインを過ぎる前に、シフトアップやアクセルを戻し、アロンソ選手を前に出し
    ピットスルーペナルティとかに追い込んでしまえば良かったのになぁ・・(コラコラ)

    2位はマクラーレンのキミ・ライコネン選手で、順当な結果と言った感じ
    マクラーレンは、タイヤの適正とエンジンの信頼性が向上して来るのであれば
    ルノーに挑戦出来る筆頭のチームになりそうだけど、昨年同様に信頼性に泣きそうな予感
    もう一方のドライバーである今年不調気味!?なファンパブロ・モントーヤ選手は
    3位のラルフ・シューマッハ選手を追走中に挙動を見出し、縁石に乗り上げてマシンを破損
    その後、エンジンを止めてしまい、好調なタイムで走っていたレースをふいにしてしまう・・

    3位には予想外で!?TOYOTAが入る大快挙!タイヤの温まりが悪いと言われていたのに
    開幕戦、第二戦と比べて気温が低いオーストラリアでこの結果&レース中のタイムが
    良かった事を見ると、マシンの出来は開幕前にすごい自信を持っていただけの事はありますな
    タイヤの温度が温まらない問題も直ぐに解決して来たし、今年は中盤、終盤に失速しない傾向!?
    昨年、TOYOTAを引っ張ったヤルノ・トゥルーリ選手は、最初の周にレッドブルと接触してリタイヤ
    序盤から好調なラルフ・シューマッハ選手や、ラルフ選手との繋がりから来るミハエル選手を
    考えると、ヤルノ選手の今期の成績に拠っては、またドライバーの挿げ替えもありえる!?
    政治と金で日本GPを買ったり、スパイ疑惑を起したり、ドライバーの頻繁な交換とかは
    イメージを向上させる事を狙ってのF1参戦だとしたら、余りプラスな効果ではなさそうだけど
    勝利と言うか、結果を出さないとまずい状況までTOYOTAが追い込まれているって事なの?

    4位は、これまた3位のTOYOTA同様の意外な結果でして、BMWのニック・ハイドフェルド選手!
    ジャック・ヴィルヌーブ先生も6位と今年は序盤から2戦連続でポイントをゲットする好調っぷり!
    ただ、トロロッソのヴィタントニオ・リィウッツイ選手を弾きだしたとかで揉めたみたい・・・
    トロロッソは、唯一のアメリカ人ドライバー(去年のアメリカGP対策で起用された!?)の
    スコット・スピード選手が8位に入ったのだけど、レッドブルのデビット・クルサード選手の
    横槍!?で失格となり、ポイント獲得を失う状態と、非常に好調だっただけに残念な結果
    デビット・クルサード選手は、モントーヤ選手が加入した事でマクラーレンから捨てられ
    レッドブルに拾われて、そこでの昨年の活躍で自分の居場所を見つけ、更には古巣だった
    マクラーレンから空力の天才アドリアン・ニューイを引き抜く工作を行い、自分の居場所を
    作り挙げていたのにも関わらず、来期、マクラーレンを放りだされるモントーヤ選手と
    レッドブルのオーナーが来期、モントーヤ選手の為にシートを空けるみたいな事を言い
    今期の不調と相俟って、自分が引き抜いた空力の天才が手掛けたマシンに乗る事なく
    チームを放り出される(テストドライバーとして慰留される!?)可能性が高いので
    色々とあり、スピード選手は何年振りかにアメリカ人ドライバーが手にしたポイントが
    剥奪されたので、クルサード選手と罵詈雑言の争いをしたとか?しなかったとか!?

    中堅チームはTOYOTAとBMWが上り調子、レッドブルとフェラーリが下り調子
    そのフェラーリは、ミハエル・シューマッハ選手が珍しいクラッシュを起してしまったり
    フェリッペ・マッサ選手が最初の周の混乱でリタイアしたり、レース中のペースでも
    速さを見せる場面もあるのだけど、速さの継続や速さを更に伸ばして行く事が出来ず
    今年もマシン作りにキレが無く、可変型のフロントウイングを違法とされた事もあって
    中2週間ある次の地元のサンマリノGPまでに、改善出来ないとなると、今年もダメっぽそぅ・・
    マシンデザイナーのロリー・バーン62歳が一線を退き、アドバイザー的な役割になってから
    昨年、今年とフェラーリの凋落がある事を思うと、じいさんをもう一度引っ張り出すしか!
    ブリヂストンのタイヤの方は、TOYOTAの速さを見る限りは今年のタイヤは悪くなさそう。

    フェラーリやTOYOTAと同じく、ブリヂストンタイヤを履く期待のウイリアムズ勢はと言うと
    前戦に引き続き、今回も両者共にリタイアと、残念な結果に終わってしまう・・・
    大型新人のニコ・ロズベルク選手も新人らしいレースっぷりで最初の周で接触リタイアの流れ
    マーク・ウェーバー選手は地元だったけど、5位走行中にメカニカルトラブルで止まってしまうし
    ブリヂストンタイヤの出来やフェラーリの速さを測れる大事なチームだけに、残念な結果ですた。

    スーパーアグリは、佐藤琢磨選手がスタートを決め
    14位ぐらいで後方を押さえ続ける奮闘(笑)
    ピットイン後はあっと言う間にその順位を失ったしまったけど
    リタイヤするマシンが多かった為12位完走と今までの最高位を
    更新すると共に、きちんとしたマシンがあてがわれていない
    井出勇治選手も13位での初完走を達成してのダブル完走で
    この3戦までの出来は重畳極まりないって感じですな

    【601】Rd.04 サンマリノGP
     IR@管理人  - 06/4/22(土) 23:13 -

    引用なし
       今年のブリヂストンは晴れで気温がある程度高い方が調子が良さそうな感じで
    初期のミシュランタイヤの様な構造になってきているのかな?とかの印象
    その恩恵を受けたフェラーリを始め、TOYOTAもウイリアムズも好調の流れ

    ポールポジションは、マシンの改良とブリヂストンタイヤの好調さが効き
    ひさしぶりにフェラーリのミハエル・シューマッハ選手が獲得しました。
    同僚のフェリッペ・マッサ選手は詰めが甘いところを見せてしまったけど
    それでも4位と、フェラーリ勢が初日からの勢いをそのまま持続している感じ
    最終予選のアタックまでのかったるい周回がレースペースの予測する為の
    地点と言われていますが、そこでもフェラーリ勢はタイムが速い事から
    5番手となったフェルナンド・アロンソ選手がガソリンを積んでいるらしく
    そのレースペースが未知数な事を思えば、予断は許さない状況だけども
    長時間のレースでブリヂストンタイヤに問題が起きなければ・・
    フェラーリが今期初勝利を飾れるのでは?と思える展開でした。

    対抗となるルノーは、気温が上がり過ぎると、タイヤに負担が掛かり
    いつものペースを出せないらしいので、全ては明日の気温次第の印象
    アロンソ選手はガソリンを多めに積んでいるらしく、明日のスタートでは
    タイヤの温まりが良く、スタートも良く、路面が良い奇数列に位置し
    ガソリンを積んだ重さでブレーキの効きが悪いと言う状況が加味すると
    前のフェラーリとHONDAの4台を一周目から凄まじい勢いを持って襲い掛かる
    チャンピオンここにあり!的な走りが見えれるのかも!?と言うのに期待!
    一方、ジャンカルロ・フィジケラ選手は来年チームを抜けるアロンソ選手よりも
    チームから力を入れて貰っているはずなのに、予選11番手に終わってしまい
    スタッフからの信頼と期待に答えられないのにも程がある始末・・(苦笑)
    ひょっとしたら来年のルノーとの契約が決まったりしたのかな?とか
    実力がある故の努力しないで出来ちゃうマイペースに戻った印象を感じる。
    チームメイトがアロンソ選手ともなるとそれはダメだと思うのだけども

    前レースで醜態を見せたHONAは、ミシュラン勢の予選トップランナーとなり
    エンジンをワザと壊させたのでは?昨年に続いてまたやってしまったか・・等
    数多くあった批判もある程度は緩和出来る結果を出せたのは良かった感じ!
    そして、ジェンソン・バトン選手がさすがとしか言い様のない走りを展開し
    ミハエル選手に次ぐ、ミシュラン勢唯一の22秒台だし、レースペースが遅い
    問題はまだ完全に解決していない印象があるけど、気温がある程度高ければ
    その問題も隠蔽されるみたいだから、HONDAには意外と期待出来そうかも!?
    同僚のルーベンス・バリチェロ選手も前年のフェラーリの地元であったここで
    予選3番手と、不調の流れを脱したかの様に伸び伸びと走っていたのは良かった。
    今回のルノーの対抗はフェラーリだけど、HONDAも前レースよりはチャンスがありそう!
    ただ、天気、あるいは気温に拠っては、マクラーレンと3番手を争う結果になる可能性も・・

    好調なTOYOTAは、ここでもラルフ・シューマッハ選手が6位に入り
    同僚のヤルノ・トゥルーリ選手が7位とブリヂストンタイヤ共々好調な感じ!
    ただ、チーム内の政治紛争やらTOYOTAのF1チームの本拠地がドイツと言う事と
    ミハエル選手との繋がりでラルフ選手は今後も安泰だけど、チームメイトの
    トゥルーリ選手は、結果が出せず、お金はあり、物足りなさや結果を出せない原因を
    探したがり、ドライバーを頻繁に挿げ替えるTOYOTAの悪い癖の影響を受けそうな流れで
    今年のマシンがラルフ選手寄りな事やトゥルーリ選手の妙に元気の無さを考えると
    来年のシートが危ない印象を肌で感じ取っているのが表に出ている様に受けてしまう・・
    完全なサポートがあると勢いに乗れ、結果や素晴らしいドライビングを展開する
    トゥルーリ選手の事を思うと、今のTOYOTAの状況では力を出し切れていない感じ
    明日の決勝はトゥルーリ選手の地元と言う事で、一発奮起を期待したいとこです。

    速いとされていたマクラーレンですが、今回の予選はなんかキレがなかったので
    ルノー同様にガソリン積んでいて、いつもの様な保守的な作戦でも立ててきたのか? 
    それとも、このコースに合っていないのか? 最終予選でのキミ・ライコネン選手の
    アタック移る前のペースがフェラーリについでそこそこ速かったから期待は出来る!?
    もっとも、レースでは気付けばきっちりした位置に入って来そうな印象があるので
    二台揃ってのポイント獲得となるのか?が注目ですな・・ただし、来年のクビが
    ほぼ決まっているファンパブロ・モントーヤ選手は、基本が勢いのドライバーなので
    色々なゴタゴタやらでなかなか調子が出てこないのが心配・・マクラーレンへの移籍が
    完全に失敗となってしまったけど、チームから出て行く前に2〜3回は勝たなきゃ!

    苦労のスーパーアグリは、佐藤琢磨選手が今回も奮闘しまして
    当面のライバルのミッドランド勢から1秒以内に収まるタイムを出し
    新車が遅れている為、開発しなきゃならなくなった4年前の車をしっかり開発!
    トロロッソのペースが上がったところを見ると、やるきの無いミッドランドと
    差が詰まった事は必然で、旧車の開発も余り出来ていないと取る事も出来るが(苦笑)
    ドライバー交代の話なんてが出てしまっている井出勇治選手も成長具合を見せ
    データ取りの為の完走をこなし、琢磨選手から1秒以内で走り続けられれば
    シーズン序盤でのドライバー交代は起きないんじゃないかな?とも思えるところ
    恐らくは、モナコGPでの差が井出選手の今後の進退を決める事になるのでは?とか

    他は、期待のウイリアムズ勢が序盤の勢いだけだったか!?と思わせる結果に
    他が開発して来ると、やっぱりワークスのサポートを受けていないのがきつく
    輝かしいデビューを飾ったニコ・ロズベルク選手も輝きが曇り兼ねない事を思うと
    財政難で来年はTOYOTAのエンジンをレクサスバッジで載せる交渉もあるみたいで
    (その際に資金提供も含まれる!?)昨年、ジェンソン・バトン選手を売ったみたく
    ニコ・ロズベルクをすごく欲しがっているマクラーレンのロン・デニス代表に
    価値が下がらない内に契約を高値で売却とか、転売屋になりつつあるのがアレだけど
    ウイリアムズはコストが大きく削減される2008年までの生き残りに必死になって来る予感あり

    そのウイリアムズに多額の資金提供を行っていたBMWは、期待とは裏腹の今回の結果
    ジャック・ヴィルヌーブ先生がしたたかに同僚のニック・ハイドフェルド選手を破り
    同選手をクビにしたがっているボスのマリオ・タイセン博士に苦虫を噛み潰させる事に成功!(笑)
    レースでは波乱が起きたりして、ポイントを取ってくれる展開にでもなれば良いけど
    今回は、ルノー、フェラーリ、HONDA、マクラーレン、TOYOTAの壁が厚く、厳しい感じ
    フェラーリで問題となった可変ウイングをBMWもやっていたとかで、そのモディファイを
    行った結果、今回の位置に落ちていったのだとすると、復活まで時間が掛かりそうかも!?

    あとは、見るべきところもないのですが、レッドブルとトロロッソと言う
    同じ資本の下にあるチームでの争いが見物でして、良い感じで成長していたのに
    クリスチャン・クリエン選手に政治的なゴタゴタからきちんとしてマシンが回されずか
    同選手へのチームサポートが弱くなったか、やる気やらの精神的部分が萎えたのか!?
    天才デザイナーのエイドリアン・ニューイ氏の作るマシンと、この資本のオーナーの
    有り余る資金に拠って、来年マクラーレンからモントーヤ選手を連れて来るとかを
    言われているので、その時のドライバーシートを考えると、マクラーレンから
    天才デザイナーや関連スタッフの引き抜きに貢献したデビット・クルサード選手が
    政治的判断で残される可能性があり、レッドブルが育ててきた子飼いのドライバーの
    クリエン選手を外す流れになるのだけど、結果を出している子飼いのドライバーのクビを
    切る事は、レッドブルが手掛けている大規模な育成プロジェクトとの整合性を考えると
    非常にまずいわけで、クリエン選手に結果を出させない工作が行われるのかな・・とか
    適当なことを思うのだけど、ドライバーの育成プロジェクトが
    盛んな割には、F1のチームの数が少ないのが問題ですな・・みたいな。


    決勝の方の見所に移ると、新チャンピオンのアロンソ選手に
    皇帝のミハエル選手が立ちはだかり、加えてHONDAの壁もあると言う
    多くのF1ファンが楽しみにしていた皇帝対チャンピオンの戦いが面白そうで
    緩急自在のアロンソ選手の真価と道具を手に入れた皇帝との戦いは必見!
    ミハエル選手が勝つ様な事があれば、噂されている引退を吹き飛ばしてしまえるし
    ようやく見所が出てきたF1になりそうで、今シーズンもっとも期待出来そうな
    決勝の前日と言う予選結果に終わった事に満足しています(^−^)


    追記:ジャンカルロ・フィジケラ選手はチームのミスにより
    必要なアタックが出来ずに予選11番手に落ちてしまったとの事
    こちらも確認ミスで・・・いや、大変申し訳ない書き方でしたm(__)m

    【602】決勝
     IR@管理人  - 06/4/23(日) 23:43 -

    引用なし
       サンマリノGPのトップ争いは久しぶりに手に汗握るバトルとなる!
    結果、猛追するルノーのフェルナンド・アロンソ選手をフェラーリの
    ミハエル・シューマッハ選手の巧みなペースと戦術で抑えた結果
    去年のアメリカGP以来で、85回目の優勝を飾ると言う結果に終わりました。
    どちらかと言うと、今まではアンチミハエル選手で見ていたけど(^o^;
    今回は故アイルトン・セナ選手がミハエル選手やアラン・プロスト選手
    ナイジェル・マンセル選手、リカルド・パトレーゼ選手を押さえていた時と
    同じ様な感覚で、ミハエル選手を応援していた事に正直驚きました(笑)
    第2スティントでペースが2秒近く遅くなり、アロンソ選手に追い着かれ
    アロンソ選手の攻めと交わしつつ、痺れを切らしたアロンソ選手側が
    早めのピットインを行った途端、いっきにタイムを2秒も上げて行き
    直後の周回でミハエル選手がピットイン、アロンソ選手よりも1秒程
    長いピットインだったけど、事前の猛烈プッシュが効いた事もあって
    ピットアウト後に再びアロンソ選手の前に出ると言う物凄い戦術!

    リバッツァの飛び込みでブレーキダクトからかなり黒鉛が出ていて
    ブレーキが厳しくなっていたから意図的にペースを落とす事で
    ブレーキを労わっていたのかな?とか推測をしているのだけども
    第1スティントの終わりのアロンソ選手のスパート具合を見て
    フェラーリの作戦参謀部隊が10秒のアドバンテージがあっても
    普通の勝負では最後のピットストップ後に前に出られてしまうと判断し
    ミハエル選手にわざとペースを落とさせ、相手に隙を見せつつも
    抜けないサンマリノを利用して、抜けない場合に相手が痺れを切らす事での
    作戦変更を起こさせ、アロンソ選手側が持っていたペースアップが出来る
    ミハエル選手がピットインした後の前が開き、ガソリンが軽い状態の7周を
    捨ててまで、急いで前に出る方法を取らせると言う意図があったのかな?
    隙を見せる際に無理な攻めを誘発させれば、真夏日となった熱い状態の
    サンマリノと言う気候が二戦目のエンジンを積むアロンソ選手のマシンに
    襲い掛かると言う計算も出来るし、ミハエル選手の変幻自在だったペースを
    思えば、最後でもアロンソ選手がミスをした為に出来た2秒程の差の後も
    ラストスパートを行い、アロンソ選手を二度とテールに付かせなかったから
    余力?を残していたとも思えるわけで、楽しかったけど不可解なレースでした。
    それから、フェラーリのフェリッペ・マッサ選手がきっちりと仕事をこなし
    4番手を言う結果を出したので、今後は波に乗って行けるか?に注目ですな。

    期待していたHONDAは、気温が高い状態だったのにも関わらずいまいちで
    かなり早い最初のピットストップに拠って、今回の予選2番手3番手も
    軽い状態で走ったタイムなのか・・と、シーズン前に言われていた
    今年のHONDAは違う!と言う状況がなかなか実現されない状態にガッカリ・・
    復活したかと思っていたルーベンス・バリチェロ選手はレースペースがボロボロで
    ジェンソン・バトン選手を持ってしても、レースペースは安定せずに
    予選2位が3ストップ作戦と言う攻めの方法にも関わらず8位入賞でして
    作戦、タイヤの使い方、ピット作業等、近代F1に対処出来ていない印象が
    2003〜2004年前後から薄ぼんやりと見えていたけど、今年もか・・と
    それを決定付けてしまい兼ねない状況になって来ていますねぇ・・厳しい
    そのHONDAの停滞は、スーパーアグリへの支援の停滞でもあるわけだし
    そのスーパーアグリは佐藤琢磨選手も今シーズン初めてのリタイアを喫し
    井出勇治選手は派手なアクシンデントを引き起こすと言う、散々な状況
    救いとしては、琢磨選手のレースペースがリタイアする前までどんどん上がり
    それなりの進歩を感じさせる状況があった事だけど、リタイアでは物足りない

    マクラーレン勢はレースペースが速いのだけど、空タンク状態での予選が遅く
    中盤からレーススタートとなると、いくら追い上げても途中の渋滞のロスが出て
    今回の様な抜き難いサーキットだとそれが拍車を掛け、中盤から終盤にかけて
    ルノーを超えるマシン完成度を実現出来ても、もはや手遅れ状態になり兼ねないし
    でも、不調だったファンパブロ・モントーヤ選手がキミ・ライコネン選手を
    上回る3位を獲得し、勢いが戻って来ると共に、次戦〜次次戦辺りで予選でも
    速さが出せるマシンを持ってこれれば、ルノーとのチャンピオンシップ争いに
    間に合うかもしれない!?と、復活したとは言え、昨年も強かったここでの
    フェラーリの勝利では、他のコースでもルノーと争えるだけの力と言えない為
    ルノーを止めるのはマクラーレンしかないなぁ・・との推測に拠る物です。

    他では、レースでほとんどフェラーリとルノーばっかり映っていたけど
    ウイリアムズのマーク・ウェーバー選手が地味ながらきっちり入賞させ
    スーパールーキーのニコ・ロズベルク選手の影に隠れず、きっちり仕事を行い
    今年が一番同選手の評価が上がったりするシーズンになりそうな予感も!?
    地味と言えば、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手もなんとか入賞を果たし
    酷い状態の予選だったけど、なんとかポイントを獲得したのは好結果!?
    でも、完全にセカンドドライバーと言う存在になってしまった感があるのが痛し
    それ以外はTOYOTAもBMWもレッドブルもトロロッソもミッドランドもいまいち
    TOYOTAのラルフ・シューマッハ選手が時折速さを見せていたけれど入賞に届かず
    当面のライバルとなる非ワークスのウイリアムズ勢に遅れを取っているのは痛い
    以前のジャガーとBARがTOYOTAとレッドブルに見えてしまうのはちょっと言い過ぎかな?

    【620】Rd.05 ヨーロッパGP
     IR@管理人  - 06/5/10(水) 2:02 -

    引用なし
       今週はお休みです。(^−^;
    <sage>

    【621】結果
     IR@管理人  - 06/5/10(水) 2:32 -

    引用なし
       今週がスペインGPなので、時期遅れになりますが
    ヨーロッパGP前後を掻い摘んで書いてみました。

    ミハエル・シューマッハ選手の2連勝となった事で
    強いとされているサンマリノでの勝利がフロッグではなく
    きちんとマシンやタイヤの開発が進んでいる事が伺える感じ
    これにより、チャンピオンシップ争いにフェラーリが名乗りを上げ
    以前、対抗馬とされていたマクラーレン側は予選対策をやらずに
    キミ・ライコネン選手ががんばるも、4位がやっと状態でやや脱落
    (予選の空タンクで速く走れないとかの状況があるのかな?)
    それと、表彰台の中央に立ったミハエル選手に今まで感じなかった
    昔のドライバーの様な風格みたいなモノがあった事に驚きを覚えた次第

    他に注目な所では、スーパーアグリの井出勇治選手が更迭されてしまい
    代わりに入ったのが、ルノーチームで長くテストドライバーを務めていた
    フランク・モンターニ選手で、佐藤琢磨選手の能力が相対的に判り易くなったけど
    フォーミューラーニッポンの地位を考えると、今回の決定は日本的にちと痛い
    スーパーライセンスまで剥奪されてしまうとかもあり、サードドライバーで
    金曜日に走る事も無理だし、スーパーアグリはテストなんて余り出来ないから
    テストドライバーと言うのも飾りに過ぎないわけで、状況は厳しいですのぉ
    後任には、モンターニ選手の他、本山哲選手や山本左近選手の名も上がっているけど
    井出選手の状況を考慮し、今回スピードを見せたモンターニ選手を維持しつつ
    サードドライバーとしてある程度走らせてからレギューラーにする方法を
    使って行かないと、日本のフォーミュラーのレベルに対する評価も危うくなる!?
    しかし、代表の鈴木亜久里氏はチームを開幕戦のグリッドに並べた後にも
    チームのテクニカルディレクターやチームと自分の理想との整合性を保つ事や
    不振のHONDAの影響で遅れる新型車、予算、スポンサーの発表時期の兼ね合い
    余りの苦労と疲労でシーズンが終わる頃には髪の毛が真っ白になっていそう・・
    故に、倒れず、なんとかシーズンを乗り切って欲しいと思わざるを得ませんな

    あとは、ジャック・ヴィルヌーブ先生が昔の輝きを取り戻しつつあって
    二戦連続でポイントゲットしたり、好調具合を示しているのが良い感じ!
    ただ、BMWのボスのマリオ・タイセン氏との仲が非常に悪いみたいで
    結果を残しているのにも関わらず、来期のシートが危ういのがなんとも・・
    今のチームがBMWと言えど、前身のザウバーの多くのメカニック達からの信頼も
    得られて来ている様にも見えるし、来期も残って欲しいとこだけど・・
    エンターテイナーでルノーボスでもあるフラビオ・ブリアトーレ氏が
    来年、ドライバーのシートに空きがあるルノーに引っ張ってくれれば
    F1が盛り上がりそうだけど、今のルノーを見ているとさすがにそれはない!?
    まあ、今シーズンでヴィルヌーブ先生が表彰台に数回上る様な事があれば
    そういう噂ぐらいは出てくれるんじゃないかな〜・・とか思っていまふ
    <sage>

    【622】Rd.06 スペインGP
     IR@管理人  - 06/5/14(日) 2:50 -

    引用なし
       スペインGP予選

    昨シーズンのチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手が
    地元でポールポジションを獲得!と言うのはさすがと言うしかないですなぁ
    不振で2戦連続で最終予選に残れなかったジャンカルロ・フィジケラ選手も
    アロンソ選手と0.1秒と離れていない2位を獲得し、ルノーは必勝体制!?
    ただ、燃料の重量が影響する第三セクターでルノー勢が速かった事から
    軽い状態でスタートし、逃げと押さえを打つ戦略なのかな?とかなんとか

    一方、2連勝中のミハエル・シューマッハ選手は3番手なのですが
    第一セクターの速さやストレートスピードの伸び、第三セクターの
    ルノー勢とのタイム差を見ると、ルノー勢よりも燃料を積んでいての
    3位と言う印象なのと、フリー走行での仮想レースシミュレーションで
    速いタイムを連発していたので、明日の気候次第だけどフェラーリ有利!?
    対抗のルノーは、アロンソ選手ならミハエル選手を抑える役目も
    出来そうだけど、フィジケラ選手はちょっと荷が重い様な気がして
    片方でミハエル選手を抑えつつ、片方が最初のピットストップまでに
    20秒近くのリードを稼いだりする作戦は実現出来そうもないし・・
    追い上げて1-2フィニッシュを狙うフェラーリ勢は、ミハエル選手の同僚
    フェリッペ・マッサ選手もきちんと仕事をしていての4位と流れが良い感じ!
    上位のチームのセカンド!?ドライバーがきちんと仕事をしてますなぁ

    HONDAは、ルーベンス・バリチェロ選手が同僚のジェンソン・バトン選手を
    上回ったけど、バトン選手はガソリンの量が多めっぽいのでこれは微妙
    バリチェロ選手は(HONDAの車事態!?)レースペーズで速さが無いし
    バトン選手を持ってしても、車の速さをなかなか引き出せない状態故に
    今回はバトン選手が燃料を多く積むと言うHONDAの苦肉の策を引き受けて
    優勝を狙うレースと言うよりは、実践テストみたいな状況ですな・・
    タイヤの問題に足を取られ、シーズン前のアドバンテージがどこへやら
    試行錯誤が続くHONDAは、今シーズン前半に優勝を期待するのは難しそう(苦笑)

    ライバルのTOYOTAもそれは同様で、準備万端で意気込んで望んだはずが
    中位グループの上位を争うと言う、昨年よりも悪いスタートダッシュで
    往年のフェラーリを彷彿とさせるチームの内紛の収束を待つ必要やら
    シーズン中盤でデビューする新車に期待したいけど、この新車が
    余り芳しい状態ではないらしく、今回の予選6位&7位をレースでの
    結果へ繋げられれば、優勝して流れが変わって行ったフェラーリ同様に
    良い流れへと変わって行きそうなので、今回のがんばりにとりあえず期待!

    今回期待のマクラーレンもボロボロで、ファンパブロ・モントーヤ選手が
    最終予選まで残れず、予選12番手と信じられない様なポジションに終わる
    キミ・ライコネン選手も9番手だし、エンジンに問題があって労わる必要があり
    余り回したり走ったり出来ないらしく、データを集められない不利と言うのが
    シーズンが進んで行くにつれ、どんどん積み重なって来てしまっている印象
    シャシーの素性は良くても、エンジンの開発に足を引っ張られてしまう形で
    他の部分が正確に開発出来ないとなると、ますます他のチームとの差も広がって行くし
    暑い季節になるのに、エンジンが今のままだとチャンピオンシップ争いが
    今年もダメになりそうな気配が早くも匂ってきそうな、なんとも残念な状況でふ

    他は、序盤に速さを見せたウイリアムズも、BMWも、レッドブルもいまいち
    ミッドランドもトロロッソもおまけ程度の存在感しかアピール出来ていないし
    レッドブルとトロロッソが早くも来年にシフトする形で、今年のマシン開発には
    コストを掛けない方向に振ったのか!?ドライバー選定の方に力を注いでいる印象
    ミッドランドはチームオーナーがF1への情熱を失ったとの話があり、チームが
    どこかに売却されるのでは!?と言う状況だから、ここも情勢が不安定な感じ

    残ったスーパーアグリは、佐藤琢磨選手が新しく入ったフランク・モンタニー選手に
    刺激されたのか!?予想以上のがんばりを見せ、ライバルのミッドランドの1秒以内に
    迫る好タイムを出したのがなかなか良い感じで、今回はなんとか完走に繋げて欲しい所
    モンター選手はやや苦戦しているけど、初戦となった最初のレースで多少のリスクを
    負う形で印象的な走りをしてたが効いたのか!?苦戦もマイナス評価にならない印象
    注目が集まるデビューの時期に多少の無理やら燃料を減らし気味で速いタイムを出し
    注目がもっとも集まり状況で、完走ではない部分で自分をアピールして行くと言う
    外国人のこの辺りの巧みな感じと言うのは、難しいチームの時に良い作用をしますな

    それと、期待のジャック・ヴィルヌーブ先生は、輸送中にエンジンの破損があったらしく
    最初からエンジン交換@予選10グリッド降格処分が付く形でスタートとなる・・orz
    この前後に、手の平を変えた様にBMWのボスであるマリオ・タイセン氏がいきなり
    ヴィルヌーブ先生を絶賛したのは、この問題が発生していたからなのか・・!?
    ちょっと穿った見方ではあるけど、まったくあのヒゲマリオは・・(苦笑)
    <sage>

    【623】結果
     IR@管理人  - 06/5/15(月) 18:25 -

    引用なし
       スペインGP決勝

    フェルナンド・アロンソ選手が、故アイルトン・セナ選手や
    ミハエル・シューマッハ選手が母国GPが勝利するのに苦労したのに比べ
    あっさりと勝ってしまった所に非凡な速さと安定感を感じた次第です。
    ただ、レースの方は追い越しシーンもほとんどなく、淡々としたレースで
    ネットに繋いで、ラップチャートと一緒に見たりしない限りは
    映像的に見るべき箇所も少なく、ミハエル選手の追い上げも無く
    セカンドドライバー同士の争いも数字の上以外では起こらずに
    ファンパブロ・モントーヤ選手のスピン(リタイア)と佐藤琢磨選手が
    前の同僚フランク・モンターニ選手を抜くべく、最終の高速コーナーで
    相手の車の後ろに近付き過ぎてしまい、乱気流に巻き込まれてのスピンが
    目立ったシーンで(琢磨選手はスピンをうまく立て直してその後完走したけど)
    あとは、TOYOTAが同士討ちでラルフ・シューマッハ選手がリタイアに終わり
    ヤルノ・トゥルーリ選手はポイント圏外での完走と、次のレースで出るらしい
    新型車頼みと言う感じで、準備万端で望んだ前半戦のこの結果って・・・
    一方、開幕前のテストで絶好調だったHONDAも期待以下の前半戦だったけど
    今回のダブル完走では、テストでの速さの影を追い求める傾向をやめ
    現実的な選択で落ち目のマクラーレンとの3位争いに照準を絞った印象

    他のチームでは、BMWのニック・ハイドフェルド選手が8位完走で
    ジャック・ヴィルヌーブ先生にひさしぶりに勝つ結果を残していました。
    TOYOTAやHONDA、ウイリアムズもそうだけど、中位のチームは最終予選まで
    うまく予選をこなして残らないと、今年は上位二チームがほとんど完走して
    1〜4位までを埋めてしまうのと、ほとんどリタイア等が起こらない為
    ポイント獲得が至難になってしまったのが、中盤以降のチームの
    モチベーションを下げてしまったのか? 中位から下位のレースに
    なんと言うか、締まりみたいなモノが無くなってしまっている様な・・!?
    それと、スペインGPのカタロニア・サーキット1000mを超えるメインストレートで
    マシンスピードがギリギリ300Kmオーバーと、レース中はスリップストリーム等に拠り
    多少変わって来た部分はあるとしても、スリムなV8エンジンの迫力不足が、F1と言う
    No.1のはずの1が悲しくなってしまう程の迫力不足になっているのも頂けないなぁ

    今後の見所としては、TOYOTAの新車、HONDAの復調、スーパーアグリの新車と言う流れと
    アロンソ選手とミハエル選手のチャンピオンシップ争い、セカンドドライバーである
    フィジケラ選手が来期の契約で暗雲が立ち込め、モチベーションが下がり兼ねない状態を
    フェラーリ側のフェリッペ・マッサ選手が突けるか!?のセカンド対決も注目ですかな
    (マッサ選手も一年契約なので、来期の契約に関してはフィジケラ選手同様だけども)
    マクラーレンの復調は、天才デザイナーのエイドリアン・ニューウィ氏が居ないので
    最近のマクラーレンの様な中盤からの復調は見込めない様な印象があるのと
    初戦で好調だったウイリアムズの不可解な失速が、来期、TOYOTAからのエンジンを
    スムーズ(バーターで求められるであろう自分たちの技術の流失を最小限に防ぐと言う意)に
    供給して貰う為に、ワザとTOYOTAよりも遅い状態を見せているのかな?とかとかとか
    面白い推測が出来そうな所も見所と言えば見所でして、アロンソ選手が突き放さない限りは
    今シーズンのF1は中盤も見所が色々とありそうな流れになって来ている印象です。
    <sage>

    【624】Rd.07 モナコGP
     IR@管理人  - 06/5/28(日) 2:42 -

    引用なし
       モナコGP予選

    ミハエル・シューマッハ選手がポールポジションを獲得するも
    その後、他の選手のアタックを邪魔する形でマシンがストップ
    結果、フェルナンド・アロンソ選手はスピードダウンを余儀なくされ
    逆転でポールポジションが取れず、予選後の記者会見で不満たらたら顔・・
    故意ではないっぽいとしているけど、折角、最近の勝利でミハエル選手に
    一段と風格が備わって来ていただけに、速さや輝きと共に性格までも
    昔のミハエル選手に戻った印象が出てきてしまうのがなんとも残念です。

    でも、これが新たな遺恨や確執となって盛り上がるなら強い&悪役となる役を
    ミハエル選手が買い、あと2〜3年F1を継続してくれるのも面白いなぁ(おぃ

    他では、マクラーレンのキミ・ライコネン選手やレッドブルの
    デビット・クルサード選手、ウイリアムズのマーク・ウェーバー選手と言った
    巧みなドライビングをするドライバーが上位に来ているのがいつもと違う状況で
    新人なのに非凡な腕を披露したウイリアムズのニコ・ロズベルク選手も注目!

    期待の日本勢は、スーパーアグリがライバルのミッドランドに差を付けられ
    新車が出て来ない限りは、ちょっとレースにならない状況になりつつあります。
    初日に差を付けられていた佐藤琢磨選手は、初日後のコメント通りの結果で
    初日にはアタックを行わず、レースシミュレーションやっていたのは本当だった。
    その結果が、レースペースの安定に繋がってくれる事を願いたいところです。
    同僚のフランク・モンターニ選手は、慣れと共に琢磨選手とのタイム差が少なくなり
    さすがはルノーと言う一流チームでテストドライバーをやっていただけある感じ

    スーパーアグリの親玉的なHONDAは、マシンのメカニカルグリップの無さが
    モナコで露呈してしまったと言うか、テストや一発では速いのだけども
    レースで遅かった理由がモナコの順位でなんとなく解ってしまえるのが悲しい
    こんな調子だと、自分達の順位もままならないのに、スーパーアグリへの支援を
    行っている場合ではない!なんて流れが大きくなってしまいかねないのが心配
    HONDAのテストドライバーのアンソニー・デビットソン選手がスーパーアグリへ
    移籍するかもしれないと言う噂は、報われていないデビットソン選手の
    シートを確保する意味もあるのだろうけど、HONDAがスーパーアグリへ関わる為の
    大儀名分みたいな政治的な事情もあるんでしょうなぁ・・とかなんとか
    変わりに、ルノーでテストドライバーをやっていたモンターニ選手をHONDAの
    テストドライバー&3rdドライバーに据えて、マシンの開発を行うのもありだし
    今のHONDAのエースドライバーのジェンソン・バトン選手は、完璧過ぎる!?
    どんなマシンでも乗りこなしてしまう腕前が仇となり、バランスの良いマシンが
    出来る妨げになっているのだとすると、開発ドライバーに別の流れも必要!?
    ルノーでの経験が豊富なモンターニ選手は期待出来ると思ったりする次第です。
    まあ、バトン選手は発展途上のHONDAと長期契約するのではなく、フェラーリや
    ルノー、マクラーレンと言った組織が完成しているチームに行くべきでしたな。

    それから、新シャシーを導入したTOYOTAは、フリー走行がボロボロだったけど
    予選はうまく立て直して来たのが素晴らしく、テッポウに近い状態なのに
    今回得られた順位を考えると、普通のサーキットや新シャシーの熟成次第では
    日本GP辺りで面白い結果を見せてくれるのではないかな?と言う印象でした。
    ヤルノ・トゥルーリ選手、ラルフ・シューマッハ選手の二人が好順位だし
    モナコ用の特別に柔らかいタイヤと天気が晴天に恵まれて気温が高い事が
    旧シャシーからのTOYOTAの弱点を隠している可能性もあるけど、メカニカルな
    グリップが求められるモナコで出てしまうシャシーの素性を思えば期待は高い

    尚、今シーズンのTOYOTAの目標がF1参戦を決断してくれた今年勇退する会長の為
    早期に勝利を!だったのに、会長が勇退した前後辺りから車が好調になりました!
    って流れになっているのが、アレな感じでとても面白いんですけど・・(コラコラ)

    TOYOTAやHONDAが今年も勝利出来ないとなると、ルノーがニッサンの名称に
    変更を検討しているとかの噂もあり!? 長く参戦しているHONDAもTOYOTAが
    勝てていない状況の中、ニッサンの名前が一番最初に勝利を収めたりと言う結果に
    なると、上記二つのチームエンジニアの方々はちょっとやり切れないだろうな・・
    しかし、ルノーだと勝利に一番近い位置にもあるわけで・・どうなる!?


    明日のスタートでは、第一コーナーまでの距離が短いけれど
    ルノーのアロンソ選手が維持を見せてスタートで前に出て
    圧倒的な速さで逃げを打つという、完全な世代交代劇を見せるのか!?
    焦りからスタートで出遅れて、第一コーナーで3位のウェーバー選手と
    絡んだりと言う、見た事の無い凡ミスを見せたりしてしまう結果になる!?
    それとも、ミハエル選手が1位を守って後続をコントロールして行くのか!?
    アロンソ選手とミハエル選手の新旧世代の決戦に相応しい舞台となりそうです。

    これに関し、ペナルティの対象になるとかの審議を行っているみたいだけど
    明日の決勝を思うと、予選順位の変更とかは起こらないで欲しいですなぁ

    その他の小ネタでは、モナコの中盤部分にあるトンネル内部で
    車載カメラの映像がまったく乱れない状況だったのに少々驚きまして
    F1のIT化なのか、無線のデジタル化なのか、たいしたモノですな・・と
    トンネル内の車載カメラ映像は新鮮ですごい迫力がありました。

    【625】決勝
     IR@管理人  - 06/5/28(日) 23:51 -

    引用なし
       モナコ決勝前

    残念ながらミハエル・シューマッハ選手が予選にて
    マシンを止めた行為が故意の行為とされてしまい
    予選で得たポールポジションを失うと言う衝撃的な結果で
    幕を開けたモナコ決勝前でしたが、いつもフェラーリ拠りの
    FIAがフェラーリに対して素早くも厳しい判定をしたのに驚きつつも
    いくらFIAと言えど、ライバルのGPMAを懐柔と言うか、切り崩しつつある
    現在の状況では、公平、公正、ルール遵守と言う建前を守らざるをえず
    強権を振るってフェラーリを擁護する事は難しかったのかな・・とか


    モナコGP決勝

    ミハエル選手がグリッド降格処分でポールポジションを失った事で
    期待していたアロンソ選手との感情剥き出しの壮絶なレース展開が
    見れなくなったと共に、見るべきモノがなくなった感じでしたが
    いざ、レースの蓋を開けてみれば、伏兵!?ライコネン選手が
    アロンソ選手よりも早いペースで追い込んで行く姿に興奮!
    前のウェーバー選手をオーリバージュでいきなり抜いて行くし
    3番手に落ちたウェーバー選手も序盤は多少ペースが前の二人に比べ
    やや落ちていたけど、ちゃんと5秒以内でついていけていたし
    意外や意外、序盤から目の離せない展開となりました。

    しかし、それもレース中盤までで、ウェーバー選手がマシントラブルで
    リタイヤとなると、マシンが止まった場所が悪かった事からレースに
    セーフティカーが入り、アロンソ選手とライコネン選手のピットインが
    同時になると言う最後の楽しみやウェーバー選手の逆転が一気に消える展開
    ライコネン選手の最後の追い込みを期待するや、セーフティカーでの先導が
    遅く、マシンの冷却が追いつかずにオーバーヒートでエンジンブロー・・
    アロンソ選手の運の強さと言うか、それを引き付けてしまえる状況には脱帽
    終盤にミハエル選手がファステストラップを刻みつつ激しく追い込む展開があるも
    時、既に遅く、前の3台がリタイヤしたのに助けられての5位に入るのがやっと
    同僚のフェリッペ・マッサ選手は予選からまったく良い所がなく期待ハズレ
    逆に、余り期待されていなかったファンパブロ・モントーヤ選手が2位に入り
    展開に恵まれた事はあるとしても、やっぱり実力があるドライバーだなぁ・・と。
    ジャンカルロ・フィジケラ選手も粘りに粘って6位に入り、ポイントランキングでは
    ライコネン選手がノーポイントと言う事もあって、ランキング4位にアップ!
    酷い予選が何回もあったけど、初戦を除いて毎レースポイントを獲得しているし
    来年もルノーのドライバーとして残る可能性はありそうな今シーズンの活躍っぷり
    (ただ、完全なNo.1ドライバーとなる事がなさそうなのが逆に辛いかもしれないけど)

    期待の新車なTOYOTA勢では、ヤルノ・トゥルーリ選手が3位を走っていてのリタイヤで
    新車でのダブル入賞と言う快挙を逃したのが残念でしたが、終盤にはラップタイムも
    伸びていたし、リタイヤをしてしまうも新車の速さや信頼性は高そうな印象でした。
    逆にHONDAの方はレースペースもボロボロでしたが、予選で前を取ったバリチェロ選手が
    ピットでのスピード違反をやってしまって表彰台を逃すも、連続でポイントをゲット!
    エース?のバトン選手はまったく良い所がなく、次戦のイギリスGPを前にして
    早くもモチベーションダウン?の兆候が見られるのが今後の不安要素かも!?
    スーパーアグリは、佐藤琢磨選手がマシントラブルからリタイヤを喫っすも
    同僚のフランク・モンターニ選手が完走したのが新車までの繋ぎとしての好結果!
    フランスGPで投入されると言われている新車を前に、次戦は二台完走して欲しいとこ

    他では、レッドブルのデビット・クルサード選手が3位となり、来期のシートを
    ほぼ固めた印象だったのと、レースが好調で舌も好調になりつつある!?
    BMWのジャック・ヴィルヌーブ先生が2戦連続で同僚のハイドフェルド選手に
    敗れると言う、ちょっと来期の契約の雲行きが怪しくなって着そうな展開があり
    まだ完全復活していないし、終盤まで謙虚にポイントを積み重ねる姿勢に戻って欲しいとこ
    あとは、期待の大型新人のニコ・ロズベルク選手が変なミスでリタイアした為
    ウェーバー選手の復活と合わせ、鮮烈だった最初の印象とのギャップが開きつつある感じ

    【632】Rd.08 イギリスGP
     IR@管理人  - 06/6/10(土) 0:17 -

    引用なし
       ワールドカップが開催される今週末、F1ではイギリスGPが開催!

    ここ、シルバーストーンサーキットは、高速コーナーばかりで
    V8化されてコンパクトでコーナーが速い上にマシンとなり
    それが熟成してきた状況を思うと、想像以上に怖い事態が
    起きるかもしれないのがちと不安なところ・・雨でも降ってくれれば
    そういう危険も多少は緩和されるのだろうけども・・果たして!?

    大きなトピックでは、スーパーアグリに新たな日本人ドライバーとして
    山本左近選手がこのイギリスGPからチームのサードドライバーになったとの事
    結果次第では、遠からずセカンドドライバーになる流れみたいな感じです。
    HONDAの成績不振から、スーパーアグリへの支援が大っぴらに出来なくなり!?
    予定外の独自路線を行かざるを得なくなりつつあるらしく、資金調達として
    スポンサーを獲得を目指すも、オールジャパンなチームが条件なスポンサーの
    要求に応える方向と、HONDAの復調からの支援再開を天秤に掛ける形となり
    鈴木亜久里代表は、参戦出来た後にも休まる暇もなく、難題が次から次へと
    現れ、それらを沢山抱える事になってしまっている印象なのがなんとも・・
    HONDAの3rdドライバーのアンソニー・デビットソン選手を来期乗せての
    HONDAからの支援を確約する形を取るか?独自路線を進むのか?この流れは要注目!

    さて、初日の行方を言いますと
    ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手が3周しか走っていないのに好タイムをマークし
    ルノーチームのシミュレーションの精度の高さやマシンとコースの相性が出た印象
    汚名挽回に燃えるフェラーリのミハエル・シューマッハ選手が勝利するのは苦しい展開か!?

    他では、上記にも書いたHONDAが、タイムを狙うハズのテストドライバーである
    アンソニー・デビットソン選手を動員してまで、初日からレースペースの改善を
    目的とした走行を行っていたのが印象的で、それ故に三人のタイムは平凡だけど
    前回ぐらいから見られる現実的と言うか、予選よりも決勝重視の姿勢が続いている。
    ただ、だからと言って、トップや表彰台を争える様なレベルではないと言うのが歯痒い・・
    日本GPの冠が最後となる鈴鹿に向け、シーズン終盤までにこの成果を出して欲しいとこ

    逆に、TOYOTAは新しいマシンのポテンシャルを探るべくの走行と言うか
    昨年の好調時の状況に似たタイムが出ていて、ヤルノ・トゥルーリ選手が速く
    ラルフ・シューマッハ選手は決勝に向けてのマイペースと、良い流れの印象
    トゥルーリ選手に合うマシンともなると、来期も現在のドライバーラインナップが
    維持される可能性も高くなりそうですな・・あとはレースペースが伸びるのか?が見物

    それ以外で目立った所と言えば、ミッドランドの異様なタイムアップかなぁ
    けど、対策パーツや大きなマシンやエンジンの改善が行われたとも思えないし
    ブリヂストンタイヤの柔らかいタイヤを使いこなしてきたと言うのもなさそう
    そこで、とても穿った見方をすると、F1への意欲を失ってしまったらしく!?(早)
    最近、チームを売りたがっているMFのオーナーが高値でチームを売却する為に
    空タンク&超ソフトタイヤで意味の無いアタックをさせ、チームのパフォーマンスが
    急激に上がった様に見せかける宣伝行為なのではないかな・・みたいな?

    最後の注目ポイントは、BMWのジャック・ヴィルヌーブ先生ですが
    BMWのF1ボスに嫌われても、嫌がらせをされても相変わらずのマイペース(笑)
    それでいて、同僚のニック・ハイドフェルド選手を上回っている状況だし
    BMWのF1ボスは苦虫を大量に噛み潰している事でしょうなぁ・・
    最近はちょっと流れが悪いけど、予選位置改善とうまいレース展開で
    表彰台にでも上がり、ボスが噛み潰す苦虫の数をもっと増やして欲しいとこ(おぃ)

    【634】予選
     IR@管理人  - 06/6/10(土) 23:34 -

    引用なし
       イギリスGP予選は、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が
    ポールポジションを獲得し、チャンピオンの強さと勢い
    ルノーのマシンの素性の良さを示す結果となりました。
    ライバルとなるフェラーリのミハエル・シューマッハ選手は
    3番手になるも、予選後の記者会見で余裕!?の笑みを見せ
    燃料搭載量やらブリヂストンのソフトタイヤが使える事での
    アドバンテージに拠る自信なのかな?と思わせる意味深な素振り
    同僚のフェリッペ・マッサ選手も予選4番手と好調なことから
    フェラーリの車とブリヂストンタイヤの状況は悪くないみたい
    一方のルノーは初日好調だったジャンカルロ・フィジケラ選手が
    5番手と少々期待ハズレな位置だけど、奇数グリットだし、前は
    ミハエル選手だと言う事を考えると、ルノーはスタートが良いし
    順位程悪い位置ではないかな〜と言う、なんとも不思議な結果(笑)
    そんな感じで、今回はルノーとフェラーリの2台に拠る正面からの
    ぶつかり合いに展開しそうで、抜けるコースだと言う事もあって
    風の強さとか暑さとか(ひょっとして雨も!?)のファクターはあるけど
    中盤戦でこういうガップリ四つになるというのが非常に楽しみ流れです!

    ルノーとフェラーリ以外では、予選2位に飛び込んだのがマクラーレンの
    キミ・ライコネン選手で、マシンやエンジンの熟成が遅れている印象だけど
    さすがのドライビングであり、信頼性の高いマシンになかなか巡り合えない
    ずば抜けた才能は、枯れる、霞む事を知らないと言うのもまたすごいですな。
    あとは、HONDAの連続ポイント獲得で勢いのあるルーベンス・バリチェロ選手が
    予選で6番手を獲得し、決勝での速さが余り期待出来ないHONDAではあるけれど
    今回もエンジンとかが壊れない限りは、ポイントを獲得しそうな印象です。
    一方、母国であるのにジェンソン・バトン選手は、その輝かしい才能が
    マシンが期待通りではなかった事に拠る!?モチベーションダウンと不運で
    予選第一ピリオドで落ちてしまうと言う信じられない失態を起こしてしまう・・
    バリチェロ選手の予選順位を思うと、マシンの速さもそこそこありそうだし
    まったく何をやっているんだか・・マシンを速く走らせる才能はあっても
    チームを引っ張る力に欠けているのかな?まだ中盤なのにこれには失望

    HONDAのライバルとなるTOYOTAは、低速のモナコに続いて高速のイギリスでも
    ラルフ・シューマッハ選手が予選7番手を獲得し、新車の速さやメカニカルな
    グリップレベルがなかなか高い位置にある事を実証しつつある感じです!
    新車と相性が良さそうなヤルノ・トゥルーリ選手は予選アタック中に
    エンジンブローを起こし、ラルフ選手のタイムを見ると予選3番手ぐらいが
    狙えたのでは!?と思えるので、不運なトゥルーリ選手にはちょっと同情
    次のグランプリでは、予選番長らしい好結果を出して欲しいところですな
    決勝では、TOYOTAが弱いとされていたレース中のラップタイムに注目!
    ここで新車がそれなりの速さを見せる事が出来るならば、今シーズン終盤に
    勝利を期待する事も出来るかもしれないので、そこんとこにも注目かと。

    他では、ジャック・ヴィルヌーブ先生を擁するBMW勢が非常に好調で
    同僚のニック・ハイドフェルド選手が9番手、ジャック先生が10番手
    第二ピリオドでは上位陣と遜色ないタイムを出していたのにこの順位は
    両者ともそれなりの燃料を積んでのスタートって事なんでしょうなぁ
    これは、上位陣の崩れにも拠るだろうけど、BMW勢が表彰台を取る可能性も
    多いにありそうなわけで、それがジャック先生になって欲しいなぁ・・みたいな。

    期待のスーパーアグリ勢は、佐藤琢磨選手がフリー走行でマシンを壊してしまい
    山本左近選手のマシンをスペアカーとして走ったのだけど、同僚である
    フランク・モンタニー選手のタイムをきちんと上回り、琢磨スペシャルとか
    影で言われていた特別待遇な噂を吹き飛ばす、速さを見せたのが良かったとこ
    もっとも、切り替えしの複合コーナーが多いこのコースでは、4年前のマシンなのが
    はっきりと出てしまい、ライバルのミッドランド勢にも大きく離される状態
    明日の決勝では、レースと言うよりは、実践的なタイヤテストを含めての
    完全テストモードに途中から切り替わりそうで、ピットインが多く見れるかも!?
    幸い、ルノー対フェラーリのバトル、BMWのジャック先生のめざせ!表彰台等の
    見所が多いので、新車が出る前の最大の苦労場所となるスーパーアグリの状況も
    今回だけならば、そのカタツムリの様な遅さもなんとか見れそうな感じでふ(苦笑)

    【635】決勝
     IR@管理人  - 06/6/12(月) 22:05 -

    引用なし
       イギリスGP決勝

    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手の圧勝劇に終わり
    余裕と見えたフェラーリのミハエル・シューマッハ選手は2位がやっとの状況
    決勝後の優勝インタビューにて、アロンソ選手はスティントの終わりの方で
    マシンが速く、安定する様ななるセッティングにしていたとの事でして
    このマシン変化まで計算している組み立てに、程良い気温や路面にタイヤの
    ラバーが貼りついていくコースの変化が味方をし、アロンソ選手の車だけが
    とてつもないラップタイムを刻むと言う状況が第一スティントで展開されていた。
    終盤、トップ独走のアロンソ選手に取っては楽な展開で、マシンやエンジンを
    労わりながら走行していたので、次のグランプリもアロンソ選手のマシンは
    壊れ難い様な結果となっているのが、アロンソ選手の負けない強さなんでしょうねぇ
    しかも、余裕走行も1分22秒台とハイペース・・全てひとりだけ次元の違う様な状況・・
    車のバランス変化をも完璧にコントロールしている感じで、他のドライバーが適わないわけだ
    ただ、ミハエル選手も2位を走っていたマクラーレンのキミ・ライコネン選手を
    ピット作業で抜く際、物凄く速いアウトラップを披露していたので、この速さを
    継続的に出す事の出来るタイヤをブリヂストンが用意出来れば、後半戦は面白くなりそう!?

    セカンドドライバー対決では、ジャンカルロ・フィジケラ選手がフェリッペ・マッサ選手を
    レースで上回り、レースペースもアロンソ選手程ではないけど、かなり速かったし
    マッサ選手のレースペースが余り安定しない傾向と比べると、ミハエル選手がアロンソ選手を
    チャンピオンシップで逆転するのは、マシンやタイヤがルノーを追い越しても厳しいか!?

    地味で目立たなかったマクラーレン勢は、キミ・ライコネン選手が意地を見せての3位獲得!
    ファンパブロ・モントーヤ選手が6位と、チャンピオンシップで3位を狙う結果重視へと変化?
    今年のチャンピオンシップは諦め、来年に向けて、弱い部分とされているエンジン強化と
    信頼性を上げるべく、今シーズンの後半はエンジン強化のテストモードになったりして!?
    (来年は、ライコネン選手に加え、モントーヤ選手もチームを離脱するみたい)

    他では、金曜からの流れがとても良かったBMW勢が7位8位とダブルポイントゲットの好調っぷり!
    ただ、前のルノー、フェラーリ、マクラーレンが全車完走となると、いくらがんばっても
    今の段階では7〜8番手がやっと言うのがなんとも厳しい・・昔のポイントシステムなら0点だし
    良かったところでは、ジャック・ヴィルヌーブ先生が同僚のニック・ハイドフェルド選手には
    結果で負けたけど、きちんとポイントを獲得し、ボスのヒゲマリオの嫌がらせ!?に負けず
    きっちり仕事をこなして結果に繋げているのがなんとも微笑ましい感じではありますな(笑)

    そして、このレースでいまいちっぷりを見せて期待をまたまた大きく裏切ったのがHONDAチーム
    予選大失敗のジェンソン・バトン選手はスタートから全快モードで波乱を予感させてくれたけど
    途中でマシントラブルでリタイヤを喫し、ルーベンス・バリチェロ選手はレース遅い遅い病に・・
    レースペースが上がらなかったのは去年も琢磨選手に多く見られたけど、その傾向が今年は
    テクニック抜群のバトン選手にも現れた事から、マシン開発の方向性とかタイヤとのマッチング
    サスペンションのセッティング等に致命的な欠陥でもある?と思わせるレースペースの落ち込み
    ここ2〜3戦でもまったく改善の見込みがないばかりか、予選のスピードまで遅くなっているし
    今年はもうHONDAに期待出来ない?と思ってしまう程、期待出来る様な要素が無いのがなんとも
    こうなって来るとHONDAには悪いけど、もう少し今のままで居て貰って、スーパーアグリの新車に
    予選や決勝で抜かれる状況を演出し、スーパーアグリの引き立て役になって貰いたいねぇ(おぃ)

    そのスーパーアグリはひさしぶりの2台完走に加え、佐藤琢磨選手はレースペースが
    マシンの割りにはそこそこ速くて安定していたし、スペアカーでこの走りと言う事で
    井出選手、モンタニー選手、山本選手との間での相対的な対比も出来たわけだし
    今年はレースでの安定した速さが立証されたのは今後の展望としても良かったと思う次第
    フランク・モンタニー選手も3rdドライバーに山本左近選手が登場したので焦ると思いきや
    同選手のタイムが思った程伸びない事や琢磨選手が初日クラッシュしてしまったことで
    リソースの小さいスーパーアグリがマシン修復にそのリソースを取られて事を鑑みたのか!?
    以上の理由からまだまだ当分はレースシートが安泰と思い!?レースでは無茶をせずに
    遅くは無い”それなり”のペースできちんと2台完走を演出すると言う、巧みな走りっぷり!
    デビュー戦では速さを見せて、今回は一番必要とされたきっちりとした完走を見せると言う
    緩急を付けたアピールの仕方に、苦労しつつも野心を無くしていないドライバーを見た感じ
    山本左近選手にデビューして欲しいとこだけど、今回イギリスGPの金曜日のタイムを見ると
    もっともっと各コースを3rdカーで走らせて、経験を積ませる方向で動いた方が良さそうだし
    去年のジョーダンで披露したずば抜けていた鈴鹿の金曜日を他のコースで披露出来る段階に
    なってからの方が、最初の印象が重要視されるF1での未来構築には有利に働きそうだから
    金曜日の3rdカーを走らつつ、日本GPの鈴鹿で電撃デビューって方向での調整を望みたいなぁ

    もうひとつ期待のTOYOTAは、ラルフ・シューマッハ選手がオープニングラップで接触リタイヤ
    最後尾スタートのヤルノ・トゥルーリ選手が猛烈に追い込むも、前が潰れずポイント圏外・・
    結果だけ見ると、TOYOTAの成績はそれ程良さそうじゃないけど、ヤルノ選手の後半に出した
    レースペースは悪くはなかったし、前が詰まった状態が多かった事を思うと、ひょっとすると
    22秒台を連発出来たりして、BMW勢と互角ぐらいの速さがあったのでは!?とか思えるとこ
    全体的には、行き詰った感のあるHONDAに比べると、回復基調のTOYOTAと言う感じで
    新車のポテンシャルもかなりありそうだし、旧車と比べてタイヤをうまく使えている印象
    TOYOTAはBMWと共に、中盤のグループをやや抜け出しそうな勢いが見えますなぁ・・う〜む
    HONDA側に立つと、今のままでは、日本GPあたりで対照的な位置に置かれかねない流れで
    政治力で日本GPを鈴鹿から富士に持って行かれる事になったけど、鈴鹿でのレース結果で
    差を突きつけられてしまうと、その政治的決定にも文句を言えなくなってしまうと言う
    物凄く屈辱的な状況にもなり兼ねないわけで、今年前半とはまったく逆の展開ですな

    残りモノの部分(失礼)では、ミッドランドチームはオーナーの姿勢とは裏腹!?に
    スーパーアグリをライバルと見ているとの話で、大幅や小幅な改良をどんどん投入して
    マシン改良を物凄い勢いで行っているらしく、上で書いた私の下衆な勘繰りは大ハズレらすぃ(汗)
    トロロッソとレッドブルをも(HONDAも!?)巻き込んで、なんとも不思議な下位チームの争いが
    中盤から後半にかけて激しさを増して行きそうな流れとの事です。

    【639】Rd.09 カナダGP
     IR@管理人  - 06/6/22(木) 22:04 -

    引用なし
       今週末はF1カナダGP

    F1も中盤戦に入り、来期以降に向けての動きが加速して来ているみたい
    今週中までにあった大きな動きに、適当な推測やら妄想やら想像やらを交え
    クオリティレベルを東○ポぐらいまで高めた!?形を目指した解説でふ

    まず、HONDAは中本修平氏がシニアディレクターの地位についた事からも
    中本氏が組織の把握が終わり次第、次は代表のニック・フライ氏が
    更迭される方向!? 今年中に組織の組み立て直しと完成した風洞を使い
    来年(今年後半も含む!?)に狙いを定めて行く流れの様ですな。

    これはニック・フライ氏&ジェフ・ウィリス氏が不振の原因追求を避けるべく
    HONDAの内部のレース反対派と野合する形で、HONDAのリソースを
    スーパーアグリに割いた事が今シーズンの不振に繋がった・・と
    (HONDA内部のレース活動反対派はレース活動縮小の流れを手に入れる)
    保身に走ると思っていたけど、先手を打ってHONDA側がジェフ・ウイリス氏を
    更迭したのは、HONDAのレース活動に対する意思が衰えたいないのを感じられる。

    スーパーアグリへの支援ストップに拠り、スーパーアグリが独自の道を模索し
    エンジンを他のチームにも供給したがっているルノーが、ニッサンのバッチを付け
    (オールジャパンをチームの旗印にしている為、ニッサンのバッチが必要となる)
    スーパーアグリにエンジンを供給する可能性があるかもしれなかった!?けど
    HONDAの内紛が早く収束する流れならば、来期もHONDAエンジンが搭載になるのかな?

    でも、スーパーアグリの新車の出来がなかなか良く、HONDAの地位を揺るがすと
    HONDAからの横槍が入ったりして、この流れが再び出てくる可能性もあるわけで
    スーパーアグリにとっては、HONDAからの余計な横槍を牽制する意味でも
    (供給されるエンジンがひとつバージョンを落としたモノになってしまうとか)
    ルノーとの話し合い継続も必要になりそうだし、今シーズンのHONDAの不振が
    鈴木亜久里代表の心労を更に加速させてしまうとは、引っ張り出された挙句
    なんとか突貫でチームを作るも、新車投入遅延、不安定になった未来・・等等
    私的には、生き残って数年後に今の出来事を本に書いて貰いたいので(爆)
    スーパーアグリの新車には鈴木代表の苦労を労えるパフォーマンスを見せて欲しいとこ

    あと、HONDAとスーパーアグリの関係が切れないならば、苦心の6年間を過ごした
    HONDAのテストドライバーのアンソニー・デビットソン選手がやっとこさ
    報われる可能性も出てきましたな・・ニッサンのバッチを付けて走る事で
    今のフランク・モンターニ選手(ルノーと同じフランス人)やニッサン系の
    本山哲選手がスーパーアグリのドライバーに納まる未来と言うのもありだけども・・
    尚、ルノーエンジンにはレッドブルやミッドランドも候補になっているとか!?
    時期が違っていたならば、ウイリアムズにも可能性があったんでしょうなぁ
    ウイリアムズはTOYOTAとのエンジン契約交渉が最終段階に入っているとかで
    これが破談する事はないと思うけど、ウイリアムズの栄光の時代を共に歩んだのが
    ルノーエンジンだし、低価格で低重心で安定性抜群のルノーエンジンを獲得し
    その見返りに、ルノー子飼いのヘイキ・コヴァライネン選手をウイリアムズで修行
    ウイリアムズのマーク・ウェーバー選手をルノーに移籍させるプランもあるわけで
    (マーク・ウェーバー選手のマネージメントを行っているのがルノーF1チーム代表)
    キミ・ライコネン選手とミハエル・シューマッハ選手の動きが決まり次第
    一気に来年のドライバーラインナップが決まりそうな印象との話が多いです。

    ルノー側から見る形を推測するならば、コストカッターの異名を持つルノーのCEOは
    F1活動も資金を絞りたがっている傾向で、F1活動資金獲得の為にルノーF1チームが
    エンジン供給先を増やしたがっているとかもあり、キミ・ライコネン選手獲得や
    それが適わなかった場合、ライコネン選手がフェラーリ入りする事態に拠って
    絶対No.1体制が崩れる事を嫌ったミハエル・シューマッハ選手が
    ロス・ブラウン氏と一緒にをまとめてルノー移籍すると言うシナリオもあるし
    その場合、フェラーリのテクニカルディレクターにはルノーのパット・シモンズ氏が移籍
    ちょっと荒唐無稽な展開だけど、各チームで2008年からの新レギュレーションに向けて
    大地殻変動となる様な水面下の状況があるみたいで、色々想像出来て楽しい状態です。

    その他のドライバーラインナップでは、マクラーレンが
    新人のルイス・ハミルトン選手を来年起用すると言う異例の決断
    元チャンピオンのジャック・ヴィルヌーブ先生は契約が今年で切れるらしく
    BMWもテストドライバーのロバート・クビカ選手を起用したい為に
    今年後半に相当な成績を挙げないと来年が厳しくなる感じだけれども
    マクラーレンを追われて行き場がレッドブルしかなくなってしまった
    ファンパブロ・モントーヤ選手共々、不振なヤルノ・トゥルーリ選手の
    TOYOTAのシートを狙っているとかの話があります。ヤルノ選手は現在の
    TOYOTAの待遇が同僚のラルフ・シューマッハ選手と比べ、余り良くない事が
    契約で揉める原因になっているらしいけど、今年はまだポイントがないし
    今は早めにシートを確保して置いた方が良さそうだなぁ・・とかなんとか
    ヴィルヌーブ先生は堅物のTOYOTAに新たな波(波風も立つ!?(笑)を
    送り込んでくれそうなので、モータースポーツのTOYOTAのイメージ向上には
    面白い効果を生みそうだけど、ヤルノ選手が外されるのも見たくないし・・
    調子が上がって来て輝きを取り戻しつつあるヴィルヌーブ先生も捨てがたい
    しかし、レースよりも来年以降の流れがメイン注目されてしまうのもアレですな

    【641】Re:Rd.09 カナダGP
     IR@管理人  - 06/6/25(日) 3:33 -

    引用なし
       ルノーが速い!死角がまったく無くどんどん進化しているし
    フェルナンド・アロンソ選手とジャンカルロ・フィジケラ選手が
    揃ってフロントローを獲得したのを見ても判る様に、手の付けられない感じ
    追っ手のフェラーリはミハエル・シューマッハ選手が5番手で
    フェリッペ・マッサ選手に至っては10番手と言う状況なわけだし
    ストレートスピードでフェラーリが10Km速い状況があったとしても
    追い抜く状況にならなきゃ意味がないわけで・・
    ストレートスピードが速い事でブレーキが磨耗し易かったりすると
    70周オーバーのカナダGP仕様や燃料を積んでいたりする事もマイナスだし
    フェラーリがルノーと争える状況はまったく出てこないのがなんとも寂しい次第
    ただ、解説の川井さんに拠ると、ミシュランがソフトタイヤ、ブリヂストンが
    ハードタイヤに分かれていてのタイムの差だと言う話もあるので
    それが当たってくれたり、天候の変化があったりすると面白くなるかも!?
    あと、気温が大きく上がる展開でルノーが強さを発揮出来ない状況も期待!
    普通だと、ルノー独走の詰まらないレースになりそうでふ・・
    その場合はルノー同士のドライバーの優勝争いに期待するしかない!?

    BMWはタイヤの使い方が良くなってきているとの事だったけど
    それが今回も実証され、いきなりダークフォースになりつつある。
    ジャック・ヴィルヌーブ先生の表彰台を期待したくなってしまう速さもあり!
    とか思っていたけど、予選は第3ピリオドに出場出来ずに沈む・・う〜む
    ガソリンを積んでのスタートを狙う為に、意図的にガソリン量が好きな様に
    搭載出来る状況を選んだのか? 金曜日の速さは空タンクでのサービス?
    期待しているだけでに、ちょっとBMWの不可解な状態はなんとも言えず

    日本勢では、新体制となったHONDAがトンネル状態にありながらも
    なんとか2台を予選トップ10に持っていくと言う、士気を落とす事なく
    混乱状況にも陥らせず、今ある材料で最善の結果を出すがんばり様!
    レースペースで落ちて来てしまう状況は改善されていないだろうけど
    レースペースが伸びないないにも、安定したタイムでそこそこ前に居れば
    サバイバルレースの展開になり易い、ここカナダでポイント獲得もあるかも!?
    それと、輝きが失われつつあると言われるジェンソン・バトン選手ですが
    トップを狙うモードから悲惨時代のベネトンの時同様に、現実忍耐モードへと
    切り替えて、レースペース改善のセッティングを見出し、来期に繋げる方向の模様

    TOYOTAの方は、新車がボロボロだと言われているのに大きく反する結果で
    ヤルノ・トゥルーリ選手が予選4番手と意外な結果を出していました。
    新車が完全に判断出来る状態でもないのに関わらず、新車の判断をする報道が多く
    TOYOTAの方でもHONDA同様に、F1活動に好意的では無い人達の活動が活発化!?
    もしくは、F1活動は認めるも、予算縮小や2008年度目処にしたウイリアムズからの
    シャシー購入とかの方向に振る為に、デザインチームを解散させるべくの政治的な動き?
    フリー走行の結果を見ると、新車がダメダメっぽい印象を受けちゃうけど
    TOYOTAはフリー走行でNewタイヤを使わない方針に切り替えたらしいので問題ないし
    新車も車の動きは余りよくなく、トゥルーリ選手が腕で押さえ込んでいる印象だけど
    ダウンフォースの要求がそれ程厳しくない北米2連戦は、なんとか誤魔化せるっぽい(おぃ

    スーパーアグリに関しては、新車が出るまではミッドランドにも適わない状況ですな・・
    これを見ると、F1では上位チームだけではなく、下位チームもきちんと進化している事を
    実感出来たのが収穫だったけど、新車がカナダを入れてあと3戦も先だと思うとちと厳しい
    尚、テストドライバーの山本左近選手は、レギュラードライバーと遜色の無いタイムを見せ
    日本GPでのレギュラー昇格サプライズも期待出来る状況になってきているのが良かったです。


    +
    http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/news/003.html#720
    ミハエル選手ひどす・・・
    マッサ選手が自分のタイヤを犠牲にして、タイヤテストを行うから
    レースでのミハエル選手がタイヤ交換で新品タイヤを履けて
    信じられない様なスーパーラップを出せる原因になっているのに・・
    (これに関するソースは週間アスキーにあった今宮純さんのコラムより)
    それがNo.2の仕事、それがフェラーリ!と言われればその通りなんだろけど
    ミハエル選手と比べると実力や経験が不足しているのはあるけれども
    道具まで制限されてしまっては、マッサ選手がちょっと気の毒ですなぁ

    【642】決勝
     IR@管理人  - 06/6/26(月) 22:15 -

    引用なし
       決勝

    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が
    4戦連続のポールトゥウィンを飾る圧勝劇!
    フェラーリのミハエル・シューマッハ選手も
    マクラーレンのキミ・ライコネン選手のミスに乗じる形で
    2位に入り、チャンピオンシップ争いの被害を最小限に留めたモノの
    ここ6戦でアロンソ選手が獲得したのが56ポイントと凄まじい安定性で
    ミハエル選手の48ポイントも普通に考えれば凄いのだけど、ルノーのマシンと
    アロンソ選手の安定性はずば抜けている為、ミハエル選手のがんばりを持ってしても
    追いつかないと言う、ある意味異常な事態となっております。

    レース事態は、序盤ライコネン選手が沸かせてくれたのがまずあり
    ライコネン選手はさすがと言うか、アロンソ選手に追いついて並んだ所に
    非凡な才能を見せつけられた感じ、片やモントーヤ選手は勢いに乗れていないと
    本来の実力が出せないというラテン系の感じで、なんとも対照的な結果ですた。
    そのファンパブロ・モントーヤ選手は序盤にニコ・ロズベルク選手と絡み
    即ピットインする始末で、レース復帰後も最終コーナーで壁にヒットと
    地元のコロンビアに近い北米二連戦の最初でこの結果はなんとも痛い・・

    その後レースは淡々と進む展開で、終盤にジャック・ヴィルヌーブ先生が
    TOYOTAのラルフ・シューマッハ選手を追い抜く際のライン変更でタイヤかすに
    足を取られ、クラッシュした後に動いて行くと言う間の無い展開でした。
    クラッシュしてセーフティカー導入の原因を作ってしまったジャック先生は
    安定して7位を走行していたのだけど、フェラーリのフェリッペ・マッサ選手に
    詰まっている内に同僚のニック・ハイドフェルド選手が追いつき、その後
    渋滞を嫌って早めにピット交換を行ったハイドフェルド選手がうまい形で
    ペースアップしたのに対し、ジャック先生は渋滞に捕まってイライラ状態
    ジャック先生がピットから出た後には、ハイドフェルド選手に抜かれる始末
    ピットイン作業もハイドフェルド選手と比べて1秒近く遅かったりと
    ハイドフェルド選手を優先させたのでは?とチームを疑いたくなる状況と
    のろのろなラルフ選手がハイスピードコーナーでトロトロ走っていると言う
    イライラが重なり、待つ事が出来ず、外から行こうとしてタイヤカスへと
    乗ってしまい、クラッシュに至る形になってしまったのかな・・とか

    セーフティカー後は、アロンソ選手とライコネン選手の間に周回遅れの車が
    2台程いたので、バトルになる事もなく、アロンソ選手がリスタート後に
    スパートをかけ、リードのマージンを開いて行き、期待した様な状況は起きず
    ただ、フェラーリのミハエル選手がリスタート後なのに15秒台を連発して
    ライコネン選手のミスを捕らえて2位に上がり、その後も快速ペースを維持
    最終的にはエンジンを労わって走っていたアロンソ選手に2秒以内にまで詰め寄り
    フェラーリの摩訶不思議な速さがまた見れたのが次への期待に繋がりました。

    ルノーとフェラーリのセカンドドライバー対決は、ジャンカルロ・フィジケラ選手が
    スタートでフライングをしてしまうと言う気合の空回りがありましたが
    1ストップ作戦のマッサ選手が絶好調のルノーのマシンに適うはずもなく
    前戦のイギリスGP同様の4位対5位と言う結果でフィジケラ選手の勝ちに終わる。
    ただ、4位と5位のポイント差は1ポイントしかないので、マッサ選手のがんばりも
    ミハエル選手の変わりに自分の手持ちタイヤを使ってタイヤテストを行って
    犠牲を払ってミハエル選手&フェラーリに貢献している事を加味するのなら
    最近の安定性ときちんと結果を残す走りをしているのはなかなか良い感じです。
    (フェラーリではもう一段速いレベルの安定性が必要なんだろうけれど・・)

    他では、TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手が予選4位を活かす形で6位入賞!
    同僚のラルフ・シューマッハ選手がボロボロだったので、新しいマシンの
    ポテンシャルの未知数具合は変わらないけど、ヤルノ選手の腕はさすがですなぁ
    HONDAの方は、ルーベンス・バリチェロ選手が序盤早々にリタイヤしてしまい
    ジェンソン・バトン選手も8位走行でポイント圏内だったけど、セーフティカーが入り
    リスタートでタイヤがなかなか温まらないHONDAのマシンの弱点をレッドブルの
    デビット・クルサード選手につかれ、8位を失って9位完走と言う残念な結果・・
    リスタートで災難を蒙ったのは、HONDA系のスーパーアグリの佐藤琢磨選手も同様で
    ラスト1周の所で壁にヒットしてリタイヤすると言うちょっと残念な結果に終わる。
    タイヤの温まるのが遅いスーパーアグリのマシンの特性や、ライバルとなっている
    ミッドランドに追い上げられていたのもあると思うし、ラインを若干外した
    ヴィルヌーブ先生があっという間にグリップを失いクラッシュした事とか
    ライコネン選手もミスしてタイヤカスに乗ってしまい、2位を陥落するとか
    路面状況が有り得ない状況だったみたいだけど、それでも琢磨選手には
    もう一段上のレベルに到達した結果と言うか、旧マシンでのミッドランドよりも
    上位での完走すると言う奇跡を実現して欲しかったなぁ・・失望レベル大


    次のアメリカGPは、二週連続開催と言う事で、今週末に行われる予定です。

    【644】Rd.10 アメリカGP
     IR@管理人  - 06/7/2(日) 4:49 -

    引用なし
       アメリカGP予選

    二日目のフリー走行から絶好調だったフェラーリ勢が予選を席巻!
    ミハエル・シューマッハ選手のみならず、フェリッペ・マッサ選手も好調で
    フェラーリが予選で1-2フィニッシュを決め、フリー走行での安定した
    12秒台前半の模擬レースシミュレーションのタイムを見ると決勝も期待大!
    ・・と言うか、チャンピオンシップポイントをここで4ポイント以上縮めないと
    先がないと言うか、勢いに乗れなくなってしまうと言うか、諦めモードになると言うか
    兎に角、フェラーリには後半戦を面白くすべくの決勝での1-2フィニッシュを望みたい

    逆にチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手がいまいち伸びきれず5番手
    でも、アロンソ選手はさすがと言うか、ルーベンス・バリチェロ選手が
    最後の最後で4番手を確保するまで、自身が4番手だった事もあって
    スタート時に自分が並ぶはずだった4番手がある埃だらけのイン側を
    わざとラインを外して掃除していたのが印象的・・先を考えてますなぁ
    結局、上記の理由でレーシングラインがあるアウト側の5番手になったけど。
    他でもレースではフェラーリ勢に勝つ事が難しい事も見越しての燃料を
    多めに搭載して予選に望んだ事があるので、天気が崩れたりすると
    いきなりアロンソ選手が有利になる可能性も出てくるけど、果たして!?
    ルノーの同僚のジャンカルロ・フィジケラ選手は、予選3番手と今回も好調!
    予選終了後の記者会見で、アロンソ選手よりも速かったですね!との質問に
    思わず頬が緩んでいました(笑)明日も流れと気分の好調な勢いを維持し
    前戦のスタート時にやってしまった様なミスを起こさないで欲しいとこ

    注目のマクラーレン勢は意外と伸びきれず、キミ・ライコネン選手が9番手
    母国コロンビアが近いファンパブロ・モントーヤ選手が12番手と予想外に沈む
    アロンソ選手同様に燃料を多めに積んでいるのかな?とも思えないタイムだし
    第二ピリオドのタイムでもTOYOTAやBMW勢にも及ばないタイムだったわけで
    前戦のカナダGPで感じたアロンソ選手に挑んでいくキミ・ライコネン選手は
    素晴らしいねぇ!いつも冷静沈着なアイスマンってな印象だったけど
    (打算でポイントを獲得を行っていた2003年の印象が強かった事もあり)
    勝利だけを掴むべくの熱く激しい走りをしていたカナダGPはほんとすごかった!
    あのミスをほとんどしないアロンソ選手を冷静でいられなくしてたわけだし
    勝利だけを追及していた時の故アイルトン・セナ選手の時代のF1みたいで
    溝付きタイヤや他のレギュレーションがある為、そういうシーンは長くは
    続かなかったけど、レギュレーションやポイント制度の変更を行うだけで
    F1はとても魅力的なモノに戻る可能性があるのやもしれませんな・・とかなんとか
    話がずれたけど、ルノー同様に雨でも降らない限りは今回のマクラーレンには
    大きな期待が出来ず、ちょっと残念なとこ・・他のチームはチャンスだろうけど

    続いてのスーパーアグリでは、佐藤琢磨選手が予選18番手を獲得する快挙!
    期待されていた新車デビューがフランスGPからドイツGPと遅れたので
    それまでのモチベーション維持の為には結果が必要となると思うけど
    今回の予選の結果は、チームにとっても素晴らしくなる予感!?でふ
    ただ、ライバルとしていたミッドランド勢がチーム売却の為とは言え
    ここ数戦、物凄く進化して来ていて速くなっているのが不気味・・
    ミッドランド勢がスーパーアグリよりも柔らかいブリヂストンのタイヤを
    使いこなしている為とかの話もあるけど、それを含めてすごい進歩ですなぁ
    今回も琢磨選手が18番手を獲得するも、ミッドランド勢は14、15番手だし
    それから、琢磨選手の快挙の18番手の後塵を拝する事になった
    第一ピリオドで落ちたウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手は
    エンジン交換で順位が下がる事を見越してタイヤ温存でアタックを
    行わなかったみたいです。レッドブルのデビット・クルサード選手や
    トロ・ロッソのビィタントニオ・リウッツイ選手はきちんと予選で破った印象でふ

    それからTOYOTAでは、前戦で好調だったヤルノ・トゥルーリ選手が
    予選中にオーバル区間でマシンの下部をぶつけたかで破損してしまい
    (サスペンションが壊れたとかで、下部をぶつけたとの話もあり)
    予選第一ピリオドで落ちてしまったけど、前戦で酷かった方の
    ラルフ・シューマッハ選手が予選8番手と今回もなかなか良い印象!
    ルノーやマクラーレンの出来次第では、BMW勢と表彰台争いになる!?

    HONDAは、新体制での船出を順調なモノにし
    内外からの影響で混乱が起きる事を避けるべく
    なかなか解決出来ないレースペース改善重視の方向から
    印象を良くする為!? 予選でも速いタイムも出す方向に戻った印象
    故に、今回もルーベンス・バリチェロ選手、ジェンソン・バトン選手共々
    最終予選まで残り、シングルグリッドを確保出来たのは良かったけれども
    レースペース改善やらタイヤの温まりの速度向上はいつ実現出来るのか?
    後半戦に向け、今回のレースが何かの改善になってくれる事を願いたいなぁ

    さて、注目のジャック・ヴィルヌーブ先生ですが、前戦のクラッシュに拠り
    ヒゲマリオこと、ボスのマリオ・タイセン氏がミッドランドのドライバー
    クリスチャン・アルバース選手が来期BMWのリストに挙がっているとの話をリーク!?
    自分が望むロバート・クビカ選手昇格を直接行うのではなく、来期のBMWの
    ドライバーには、速いドライバー、すなわち適切な人を選ぶと言う建前の
    構築に動き出しているのかな・・?との穿った見方が出来る面白い展開
    ジャック先生がクラッシュしたカナダGPの直後にこれを出すとこが早い(笑)
    ”自然な流れ”でドライバーを決める印象を作りたいみたいだけど
    その願望からリークが早すぎると言うか、マリオ・タイセン氏は
    BMW本社からの期限内に成果を出さなければならないと言う圧力もあり
    自分の考える理想のドライバーラインナップ(ハイドフェルド&クビカ)を
    早く作りたいんでしょうなぁ・・一筋縄では行かぬジャック先生がそれに
    成績を出す事も含めてどう抗うか?が意外と楽しみな状況ではあります。
    ジャック先生側も負けてはおらず、HONDA等の複数の地無が批判している
    BMWの可変ウイング問題をジャック先生自ら批判するチームプレイを展開!
    サーキット外でのヒゲマリオ対ジャック先生の戦いは今後も要注目!(おぃ

    そのジャック先生のBMWですが、今回も好調な流れをキープしているみたいで
    ジャック先生が6番手、ニック・ハイドフェルド選手が10番手と言う結果です。
    ジャック先生は前回のカナダとは違い、今回は攻めて行く様なタイムで
    ハイドフェルド選手は前回同様に、燃料多めの生き残りで順位を獲得する
    保守的な作戦と言うタイムになっていますが、果たしてどちらが吉と出るか!?
    ルノーやマクラーレンの予選タイム不発を見ると、レースペースは知らないけど
    BMWも攻めて順位を獲得して行くべきなのでは?と思う・・明日の結果に注目!

    【645】Re:Rd.10 アメリカGP
     IR@管理人  - 06/7/3(月) 23:40 -

    引用なし
       アメリカGP決勝

    アメリカGP決勝はフェラーリの1-2フィニッシュの圧勝劇で
    シーズン後半に向けてのチャンピオンシップ争いが加熱しそう!
    しかし、レース内容は退屈な淡々としたレースが今回も展開されました。
    まず、スタートで7台が消える波乱が起き、マクラーレンの2台を含め
    有力な所が消えてしまい、昨年を彷彿させる少ないマシンでのリスタート

    リスタート後は佐藤琢磨選手ががんばり過ぎたのと、ミッドランドの
    ドライバーがバックミラーの確認を怠り、マシンが好調だった両者がリタイア
    前回に続いて正直失望・・琢磨選手はあんまり変わっていなかったのか? orz
    ただ、ティアゴ・モンテイロ選手のバックミラー未確認問題もあるのが救いだけど
    新車が出る前に結果を出しておこうとするのは良いけど、現在の車を考えて
    もっと慎重にやって欲しいとこ・・今年積み重ねて築いた成果もあるわけだし

    レースに話を戻すと、フェラーリ勢は一度も他のチームに前を譲る事なく
    ルノーはジャンカルロ・フィジケラ選手が孤軍奮闘して3位獲得が精一杯
    フェルナンド・アロンソ選手も2004年のミハエル・シューマッハ選手同様に
    車の出来次第で万能じゃない事を示していたのは好材料だったけれども
    後半、決まっていない車で追い込む所は追い込み、5位を走っていた
    TOYOTAのラルフ・シューマッハ選手のリタイアで5位に上がると言う結果
    マシンの不調を嗅ぎ付けて追い込むこの辺りの嗅覚はさすがですのぉ
    でも、アロンソ選手がこういう部分を見せると、来年のマクラーレンで
    アロンソ選手が輝いた走りを見せられるのか?にもちょっと疑問が沸く
    フェラーリの進化が続くと、来年はフェラーリがシーズンを席巻!?
    その場合、キミ・ライコネン選手とミハエル選手がフェラーリでコンビを組んで
    フェラーリ独占の退屈なシーズンにならない様にして欲しいモノですな

    TOYOTAのもうひとりのヤルノ・トゥルーリ選手は2戦連続でのポイント獲得!
    カナダ、アメリカのコースのレイアウトやブリヂストンタイヤの出来があり
    この2連続ポイント獲得で新車の出来を云々言うのは微妙なところだけれど
    HONDAに比べると、チームに勢いが感じられるのが後半戦に向けて良い印象
    逆にHONDA勢は、大量に上位のドライバーがリタイアした事もあって
    ルーベンス・バリチェロ選手がポイントを獲得するも、レースペースでは
    中途半端な感じで13秒に入る事も少なく、アロンソ選手を追えそう!と
    思った途端にピットインだとか、速さの足りなさがここでも出てしまう・・
    ジェンソン・バトン選手がリタイアしてしまい、バトン選手の方の
    スピードは分からなかったけど、あと0.5秒は速くならないと勝負にならない感じ

    他で目立った所では、チャンピオンシップ争いのポイント差を詰めた
    その立役者となったフェリッペ・マッサ選手は気負いもなく、抜群のスタートを見せ
    ピットストップ後はミハエル選手が新品タイヤでアタックして自然な形!?で
    順位が入れ替わり、本人は不満だろうけど、チームプレイヤーとして
    完璧な仕事をこなせていたのが今後を争い考えると、とても良かったです。

    それから、ジャック・ヴィルヌーブ先生が途中までの勢いと
    その後の流れを思うと、表彰台を取れそうだったのですが
    途中で派手なエンジンブローでリタイアしてしまったのが残念・・
    残念はウイリアムズも同様で、初戦やモナコの勢いがまったく感じられず
    TOYOTAとのエンジン契約もなかなか発表せず、ウイリアムズの不思議は続く

    【649】Rd.11 フランスGP
     IR@管理人  - 06/7/16(日) 11:06 -

    引用なし
       フランスGP予選

    今回から予選のセッションの呼び方がピリオドからQ(クオリファイ)に変更
    予選最終セッションの旧ピリオド3、新Q3が5分短縮されるのと、予選中に
    タイムオーバーになっても、アタックに入っていれば有効になるとの事

    さて、その新しい予選の結果ですが、タイヤに物凄く厳しいフランスGPらしく
    フリー走行の結果はまったく反映されず、BMW勢が意外と伸び止む結果
    3ストップが多くなりそうな中、ハードタイヤを選択しているとの話もあり
    2ストップとそれにあわせた燃料の搭載を考えれば、ジャック・ヴィルヌーブ先生が
    最初のQ1で落ちてしまったけど、ハイドフェルド選手の位置を考えると
    作戦が決まって、レースで最後まで持てばだけど、決勝は面白い結果になる!?
    それと、BMWが今回から採用したヘンテコな前面の直立側ウイングだけど
    テストドライバーのロバート・クビカ選手が最初からわけわからない等の
    発言が多く、この発言自体がチーム側からの要請で出されているのでは?と
    今回のフリー走行の結果を見ると思えるけど、効果は一体どうなんでしょうね?

    肝心なポールポジションはフェラーリのミハエル・シューマッハ選手が
    二戦連続で獲得し、二位に同じくフェラーリのフェリッペ・マッサ選手と
    フェラーリ勢&ブリヂストンタイヤの好調が続いているのを感じます。
    三位には、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が入って来たのですが
    予選後の仏頂面が、フェラーリの予想外の展開に驚いた事が伺えます。
    ジャンカルロ・フィジケラ選手の方は、TOYOTA勢の躍進もあってか
    予選7番手(それでも奇数位置)に沈み、ルノーとミシュランのお膝元での
    予選結果としては、3位と7位と言うのではちょっと物足りないですなぁ
    ポイントで大きくリードしているはずなのに、勢いがフェラーリにあるので
    ルノーはここで一定の防衛成果を出さないと、終盤厳しくなりそうだし

    上でも出た躍進したTOYOTA勢ですが、ヤルノ・トゥルーリ選手が4番手
    ラルフ・シューマッハ選手も5番手と、両者が好調な所が素晴らしいですな
    ブリヂストンタイヤのおかげでと言う見方も強いですが、ここまで連続で
    予選でも上位を伺う状況が、異なる性質のコースで続いたとなると
    新車の出来と言うのも、それなりの評価がそろそろ下るかな?という印象
    TOYTOAの会長が退任したのも、変な重しから開放された効果になっているのかな?

    ライバルのHONDAは、どこでボタンを掛け違えたのか!?
    もう完全に遅れてしまった印象で、ジェンソン・バトン選手がQ1でまさかの脱落
    いや、まさかとも思えないぐらい、最近のHONDAの車は速さに欠けるのがなんとも
    しかし、ルーベンス・バリチェロ選手が車がどうであれ、淡々と同じ位置を
    確保しているのが面白く、行き詰っていた事もあって、車の方向性に経験豊かな
    バリチェロ選手の意見が反映された?とも思える・・でも、まだトンネルは抜けず
    ますます深みに嵌っている印象が強く、新しく完成した風洞の実験結果の反映も
    当分先になりそうだし、チーム内部の混乱もありそうだし、今年はもう・・以下(ry
    あと、ファンパブロ・モントーヤ選手の電撃引退、ナスカーへの参戦に揺れた
    マクラーレン勢は、キミ・ライコネン選手が淡々とマシンを仕上げての6位と
    代役として出場しているペドロ・デ・ラ・ロサ選手が実力をきちんと出して
    9番手と、マシンに恵まれなかったけど、実力のある所をいきなりでも披露!
    ライコネン選手は、今年のチャンピオンシップの望みが絶たれた辺りから
    勝つ事だけを目的とした、猛烈な攻めの走りを展開する事が多くなっているので
    予選で前に居るルノーのフィジケラ選手やTOYOTA勢とのバトルに期待かなぁ
    +
    モントーヤ選手が来年ナスカーに行くことになったけど
    昔、ゲームセンター用でナスカーのゲームを作ったセガはこの流れに乗って
    続編を出すべく、ゲーム化の版権をすぐさま押さえに行ったのかな?とかなんとか

    最後に、スーパーアグリですが、井出選手の代替ドライバーとして出てきた
    フランス人のフランク・モンタニー選手が地元と言う事もあってか!?
    鈴木亜久里オーナーの英断で(新車開発の遅れも関係しているのだろうけど(^^;)
    地元のGPに出られる事になりまして、予選でも佐藤琢磨選手の前に出る奮闘ぶり!
    母国の観客の前で、完走する事が出来ればいいですなぁ
    琢磨選手の方は、マシントラブルが出たり、あまり良い流れではないみたいだけど
    マシンのセッティングをレース向けに仕上げているみたいなので、そっちに期待
    ストレートが長く無茶をやりそうな部分がコースレイアウトにあるけれども
    第一コーナーでがんばってしまい、ライン外してサンドトラップはちと勘弁・・
    ヘアピン前のストレートエンドでは、最初の周以外は、前にある連続の高速の
    コーナーをスーパーアグリのマシンは、速く走れそうもないので安心だけど(コラ
    とりあえず、新車が出る前なので、マシン壊しても問題はいつもより小さいだろうけど
    今回こそは、それなりの順位で完走する事を望みたいモノです。
    まあ、無茶してがんばってしまう走りが魅力ではあるんですけどね(苦笑)


    決勝レースでは、ストレートの速いフェラーリが高速コーナー後に来るヘアピンで
    オーバーテイク出来るチャンスもありそうだし、スタートでルノーが前に行くと
    面白いバトルが見れるかもしれないので、チャンピオンシップ的には
    フェラーリが勝って欲しいけど、それはバトルの果てであって欲しいな・・とか
    勿論、強そうに見えるフェラーリにも、決勝時に気温が物凄く熱くなったりすると
    冷却のリスクを負ってまで、マシンを空力を追求して来たのが影響しそうなので
    今年初めての迎え撃つフェラーリ勢 vs アロンソ選手と言う構図は見物かも!?

    【650】決勝
     IR@管理人  - 06/7/17(月) 2:15 -

    引用なし
       フランスGP決勝

    レースは期待した様なオーバーテイクシーン等もなく
    ただ、淡々と周回をこなすだけだったのには、失望感に一杯でした。
    今年のレギュレーション改定に拠り、コーナーリングスピードが上昇し
    ストレートスピードの低減したわけですが、それ故のマシンの迫力不足と
    オーバーテイクがますます行い難くなってしまった状況に打つ手なし!?
    FIAは今後も世界各地にF1を普及させて行く意向みたいですが、
    サッカーのワールドカップやオリンピック同様に、建設を含む大きな利権が
    それぞれの国の政治化に取っては魅力でしょうけど、今の詰まらないF1を見て
    娯楽の多い現在、F1は本当に競争力を保てるんでしょうかねぇ・・とかなんとか


    レース内容では、フェラーリのミハエル・シューマッハ選手が前戦のアメリカGPに続き
    速さと高い競争力を見せ、大きなリードを保ったまま優勝をすると言う結果になりました。
    最近はフェラーリのマシンとブリヂストンタイヤの出来が良くなってきている感じですなぁ
    ただ、フェリッペ・マッサ選手が第3、4スティントであまりタイムが伸びず
    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が変則的な作戦で逆転し、2位を確保したのはさすが
    一方のジャンカルロ・フィジケラ選手は、TOYOTA勢と争いつつの6番手がやっとで
    前戦のアメリカGPの様なキレも無く、ルノーとフェラーリのチームポイント競争である
    コンストラクターズタイトル争いを面白くする事に貢献しちゃいました・・と。

    予選順位が上位で期待されていたTOYOTA勢は、燃料多めの2ストップ作戦取っていての
    あの順位だった事を思うと、ヤルノ・トゥルーリ選手がマシントラブルを起こしてリタイヤ
    ラルフ・シューマッハ選手もピットストップ時のミスで表彰台を逃す結果だったけど
    ずいぶんと、いや、予想以上にマシンの競争力が上がって来ている印象を受けます。
    レースペースも悪くなく、この調子で行くと、日本GP時にはかなり期待出来るかも!?

    マクラーレン勢は、思った程は伸びなかったけど、キミ・ライコネン選手と
    ペドロ・デ・ラ・ロサ選手が共にオーバーテイクシーンを見せ、5位と7位の完走と
    画面的には比較的目立つ活躍をしていましたが、この順位はマクラーレンとしては不満で
    来年、マクラーレンに移籍する予定のアロンソ選手がこの状況に不満を持っているとか!?
    契約破棄を行うとかのとんでもない噂まで発生していて、ライコネン選手の来期以降の
    契約を含め、フェラーリ、ルノー、マクラーレンでのドライバー獲得競争が水面下で激しい模様

    さて、HONDAですが、ここはもうボロボロ過ぎてどうにもならない状況となっていたのが悲惨・・・
    フリー走行では一瞬速さを見せていたけど、速さを出せるレンジがすごく狭い印象ですなぁ
    ここまで酷いとなると、本当にスーパーアグリの新車にやられてしまうのでは?と言う
    シーズン途中からの冗談が実現されてしまい兼ねない程で、ちょっと見ていられない感じ

    そのスーパーアグリですが、期待の佐藤琢磨選手はクラッチトラブルで直ぐにリタイヤと
    次戦からの新車導入を前に、旧車に大きな結果をプレゼント出来なかった結果がちと残念
    このレースが今年のレギュラー最後となるフランク・モンタニー選手は、母国GPで見事完走!
    次のGPからはテストドライバーに戻るのだけど、3人のドライバーの中で新車への慣れが
    誰が一番早いか!?等で、モンタニー選手の実力がまた垣間見れるのやもしれませんなぁ

    他では、BMWのニック・ハイドフェルド選手が8位を獲得し(ジャック・ヴィルヌーブ先生は11位)
    予選やフリー走行は速いが、決勝ではそのインパクトがだいぶ落ちてしまうBMWだけれども
    前戦で大クラッシュをしながら、きっちり仕事をこなすハイドフェルド選手には脱帽・・・
    ジャック先生もレースの出来は悪くはなかったけど、如何せん17位スタートと言うのが悪影響
    あとは、レッドブルのデビット・クルサード選手が燃料タップリ搭載の2ストップ作戦を敢行し
    しぶといいぶし銀の走りを展開し、いつの間にかに9位に上がっていると言う面白い結果!
    上位勢のリタイヤが少なく、ポイント獲得にはならなかったけど、ベテラン恐るべしと言う感じ
    その他は見るべき所も少なく、オーバーテイクが少ないと、下位のレースも見応え無いですな・・・

    【651】Rd.12 ドイツGP
     IR@管理人  - 06/7/30(日) 3:19 -

    引用なし
       ドイツGP予選

    後半戦はフェラーリとルノーの
    完全2強対決になると思いきや
    マクラーレンのキミ・ライコネン選手が
    今回は維持!?のポールポジションを獲得!
    タイムも予選Q2より上がっていた所から察するに
    燃料軽めの3ストップ作戦(他は2回)っぽいけど
    ここ数戦フェラーリの独走が続いているので
    今回のライコネン選手のポールポジションは
    レースを面白くしてくれる役割を期待したいとこ!

    注目のフェラーリ勢は、予選で2-3番手を確保と
    ブリヂストンタイヤを含め、最近の勢いをここでも
    維持している印象でして、ミハエル・シューマッハ選手も余裕ありあり
    余裕有り過ぎて、予選ではフェルナンド・アロンソ選手が
    アタックに出て行こうとする所を前に入ったりとプレッシャー攻撃
    アタック中でも後ろに付け、妙なプレッシャーをかけ行ったり
    マシンが良い事もあってやりたい放題やってます(^^;
    同僚のフェリッペ・マッサ選手もきちんと3番手を確保し
    フェラーリドライバーらしくなってきたのが良い感じ!
    これならフェラーリは、コンストラクターズも取る事も加味し
    ミハエル選手が獲得するポイントが2ポイント少なくなる事を踏まえてでも
    早めにマッサ選手に優勝をさせ、優勝者だけが得られる自信を付けさせる事で
    アロンソ選手との激しい戦いに挑むミハエル選手を強力に援護出来る体制を
    築いた方が、今後の為にも良い様な感じがして来ますなぁ・・・・・

    フェラーリに押され気味なルノー勢は、速さの秘密とされる!?
    「マス・ダンパー」をFIAから禁止されてしまい、それが影響したのか?
    今回の予選結果を見ると、大きく失速したかの様な順位が気になるとこ・・
    レッドブルやHONDAの順位、マクラーレンの速さを見ると、ミシュランタイヤは
    悪くなさそうだし、このルノー勢のこのタイムを見ると、アメリカGPと同様に
    本当に遅い可能性も有り得るけれど、策士のフリビオ・ブリアトーレが
    2度同じ様な失敗を見せるわけもないだろうし、遅いと見せかけて
    フェラーリやマクラーレンにレースで保守的な作戦を取らせる事で
    前を奪うと言う寸法が考えられるからねぇ・・う〜むなんとも微妙
    故に、ガソリンを多めに積んでいると言う可能性もあるわけで
    マシン的にはフェラーリが一歩抜けている感じだけど、アロンソ選手は
    前戦みたいに2〜4位辺りをきっちり取りそうな気もする・・
    しかし、本当に速度が落ちてきている可能性もあるので
    チャンピオンシップ争いも面白くなりそうではあるんですけどね。
    あと、件のマス・ダンパーの影響は、フィジケラ選手よりも
    アロンソ選手の方に出ているっぽいので、アロンソ選手の常識外!?な
    特殊なドライビングを最大限助けるパーツだったのやもしれませんねぇ

    HONDAとTOYTOAは、今回はコースレイアウトや
    ミシュランタイヤの効果が効いたのか!?
    HONDA勢がTOYTOA勢をリードする予選結果でして
    レース外での鈴鹿(HONDA)が来年のグランプリから消えてしまい
    富士(TOYOTA)がその代わりになる状況があるのだけれども
    そういう状況に対し、今回の結果はHONDAが一矢報いた印象もあり
    内容では、ジェンソン・バトン選手がひさびさにキレのある走りを見せると
    ルーベンス・バリチェロ選手も引退するのでは!?と言われていた噂を
    吹き飛ばすかの様な好走を見せ、新体制になったチームへのこの結果は
    かなり良い影響を及ぼしそうだし、なんとか今年の鈴鹿までにHONDAが
    復調する可能性を期待出来る様な結果だったのはある意味で救いでした。
    ただ、レースは毎回遅いのでちょっと心配・・予選が4-6位と良いので
    そこそこの結果を期待したのだけど、いつもと同じ様な結果になりそうな不安あり

    好調が続いていたTOYOTAは、ヤルノ・トゥルーリ選手が
    エンジン交換でほぼ最後尾スタートとなるし、最終予選まで残った
    ラルフ・シューマッハ選手が予選中の接触でマシンを壊してしまうと散々な結果
    でも、HONDA勢と違ってレースペースは速いので、暑さに負けない信頼性があれば抜けるコースだし、最近のTOYOTAのマシンの速さを見ると、ポイント獲得は可能!?
    その他でのTOYOTA関連では、ヤルノ・トゥルーリ選手が3年契約延長と
    ウイリアムズへの来年から3年間のエンジン供給を発表する事態がありました。
    セカンドチームではなく、ウイリアムズへのワークス同様のエンジン供給や
    ヤルノ選手の3年契約を見ると、TOYOTA系のドライバー育成プログラムにて
    育った選手の行き場が3年間はなくなってしまうというのはいかがなモノかと

    もうひとつの期待であるスーパーアグリは
    待望の新車がほぼぶっつけ本番でのデビューながら
    初日からなかなかの出来で、待望の新車と言えでも
    フロント部分が旧車と同じモノだと言う事を考えれば
    バランスの悪いこの部分がある状態でトロロッソやミッドランドと
    それなりに争えているのはなかなかに立派だと思います。
    このレースがデビューとなる山本左近選手は、張り切り過ぎてしまい
    フリー走行3回目で壁に派手にクラッシュして新車をオシャカにする・・
    レースまでには直るらしいけど、ちょっといまいちなデビュー状況
    一方の佐藤琢磨選手は、さすがと言うか昨年までと全然違いまして
    見ていて安心出来る走りと言うか、レースになると変わってしまうだろうけど
    操るのがダメダメなマシンで苦労するとこうも変わるのか・・との衝撃あり
    予選の19番手は期待した程ではないにしても、ぶっつけ新車の最初のレースとして
    当面のライバルとなるミッドランドやトロロッソを一台破る予選結果だったし
    壊さない様にマシンを走らせつつもチームの士気を考えてライバルを抜く事を
    怠らないし、無言の後姿でチームを引っ張って行く琢磨選手の活躍は見事ですなぁ
    まあ、そんな期待の新車だけど、まだまだ取りきれていない変なトラブルが多そうだし
    とりあえず今回は、データを沢山取るべくの完走を期待しつつ、密かに結果も期待!
    TVで今宮純氏も言っていたけど、新車の素性はとても良さそうなので
    ひょっとすると、日本GPでのシングルフィニッシュなんても有り得る!?
    とにかくマシンの完成度をどんどん高めて行って欲しいモノですなぁ〜

    あと、ジャック・ヴィルヌーブ先生は、BMWが空力で色々と
    イチャモンを付けられた事もあってマシンの戦闘力が低下していて
    (開発が進まず現状維持なので、他が伸びて相対的に低下となる)
    後半戦で良い結果を得られそうもない状況になってしまったし
    ファンパブロ・モントーヤ選手に続いてNASCARに移籍との噂もあるし
    応援している方もなんともモチベーションを維持するのが難しい状況に
    なって来ているのが悲しいとこ・・サバイバルレースになるのを期待かな


    さて、今回のドイツGPの決勝の予想を適当にすると
    ホッケンハイムサーキットは2001年から森に入って行くストレートが無くなり
    新しい詰まらないコースレイアウトになってしまっているのだけど
    そんな酷いサーキットでもオーバーテイクシーンはそれなりに多く
    色々なところの予想でも、それなりにレースらしいレースになると
    言われていますので、レースの少ない今年のF1だけど、レースが見れるかも!?
    天候やらの状況から見ると、熱波のヨーロッパらしく、とても熱くなるらしいので
    暑いコンディションで強さも見せているブリヂスト勢がやや有利か!?
    その為、ブリヂストンを履いているフェラーリが勝ち、ルノーが負ける事で
    後半戦が面白くなる可能性があるので、個人的にはそれに期待かなぁ・・(コラコラ
    ただ、今年は優勝しか目指さないライコネン選手のがんばりや
    ミシュランタイヤの出来が良いので、フェラーリも簡単に勝てそうにないし
    予選開始前に1分半もマシンを止めていた事もフェラーリにはあったので
    独走しててもエンジンから煙と言う、ある意味での悲劇シーンも有り得る!?
    まとめると、最近は詰まらない様なレースが多かったF1なので、今回は
    期待せずに見ていると、多少は楽しめるレースになるやもしれません・・鴨

    【652】決勝
     IR@管理人  - 06/7/31(月) 0:21 -

    引用なし
       ドイツGP決勝

    予想通りにフェラーリ勢が圧倒的な強さを見せて1-2フィニッシュ!
    ポールポジションのキミ・ライコネン選手は10周でピットインをすると言う
    それってあり!?と言う展開でしたが、レースでもそれなりに速くて3番手フィニッシュ
    逆にルノー勢は予想外の失速で、フェルナンド・アロンソ選手を持ってしても5位
    ジャンカルロ・フィジケラ選手が6位とミシュラン勢のHONDAやマクラーレンにも
    負けてしまった結果だし、アロンソ選手がリタイアしかねない様なコースアウトもあり
    完璧と思われたアロンソ選手もマシンが整わないとそれなりのミスもするんですなぁ・・
    逆に、レースではミスを連発する印象があったフェリッペ・マッサ選手がまったくミスをせず
    急に成長している印象で、フェラーリもマッサ選手を手放したくなくなる状況にも
    なるやもしれませんね・・マッサ選手のマネージメントを行っているのが
    最近フェラーリとの契約を延長したばかりのジャン・トッド監督の息子と言うのもあるし
    来期の移籍先を決めかねているライコネン選手が失速気味のルノーと
    絶好調のフェラーリ(しかしミハエル選手がライバルとなってしまう)
    そこそこ体制を立て直しているマクラーレンと決めかねている状況を
    最大限利用したのがマッサ選手と言う感じになってしまっているのが面白いとこ

    それと、今回のドイツGPの結果で、チャンピオンシップ的には面白くなって来たけど
    所詮は数字の優劣でしかないわけで、その中、裏に潜むレースでの記憶こそが
    意義のあるモノだとするならば、数字的に面白くなるだけでは物足りない・・かな?
    残りも6戦だし、そろそろ本気のバトルになる様なシチュエーションが欲しいとこ・・
    まあ、マス・ダンパーが来週のハンガリーでは解禁になる様だからルノーの奮起に期待!
    アロンソ選手が攻めの柔らかめのタイヤを選びたがっていたけど、チームが反対したとか
    チームは保守的に守りに入っているらしいけど、今回の敗北で目が覚める可能性もあるし
    (2004年のBAR HONDAとのポイントランキング争いでは、保守的に行って2位を陥落した)
    ボスのフラビオ・ブリアトーレ氏がミシュランにはっぱをかけていたので次戦は楽しみ
    マーク・ウェーバー選手がリタイアとなり、1ポイント余分に稼げた運もあったわけで。

    HONDAとTOYOTAでは、暑さによりタイヤ問題がスポイルされたのか!?
    HONDAがレースでも失速せずに、ジェンソン・バトン選手が4位となかなかの好結果!
    ルーベンス・バリチェロ選手もリタイアするなかなかのレース運びだったのが良かった。
    ここで何かを掴んだとしたならば、まだ暑いヨーロッパのレースが続くわけだし
    最後の鈴鹿!?へ向けての今後のレースでも、今までより多少は期待出来そうな予感!?
    気温が暑いとHONDAの場合はタイヤの発熱がちょうど良く、ルノーの場合は発熱し過ぎて
    タイヤの性能が発揮出来ないとか、今のF1は色々と複雑になっているらしいでふ・・

    TOYOTAの方はレースペースが凄まじく速く、予選結果がボロボロだったのを忘れる好印象!
    ラルフ・シューマッハ選手が予選に続いてぶつかったり、ピットレーンの速度違反をしたり
    空回り気味だったけど、9位にまで入って来たし、ヤルノ・トゥルーリ選手に至っては
    メンタルの影響が大きいドライバーらしく、契約延長の効果も相俟った様な絶好調ぶり!
    フェラーリより固めのタイヤなのにも関わらず、16秒台を連発したりすごい速さを見せ
    最終的にはルノーの2台を追い回す物凄い追い込みがあったけど、ヤルノ選手らしく!?
    チームの事を考えてリスクを取る様な無茶はせず、7番手を確保に留まったのはなんとも(^^;
    ルノーを首にされた遺恨やら、アロンソ選手のコースアウトでルノーも無茶を出来ない状態が
    あったので、もうちょっと攻めて欲しかったなぁ・・・・ちょっとフェラーリ寄りの希望だけども
    ただ、今後のTOYOTAは柔らかいブリヂストンタイヤを使いこなせる状況に辿り付けるならば
    フェラーリが強過ぎるけど、ひょっとしたら表彰台の一番高い位置も望めるかもしれない!?

    スーパーアグリは佐藤琢磨選手がきちんとレースをしつつのマイナートラブルリタイアと
    予想された展開だったけど、ぶっつけ本番で39周も走れたし、残り6戦だけど今後に期待しよう。
    山本左近選手は、直った車でピットスタートだったけど、スタートも出来ず、なんとか走り出しても
    すぐにスローダウンと、新車を壊すフリー走行を含め、散々なデビュー戦になってしまいましたな・・
    速さの片鱗は見せていたので、日本GPに向けて経験を積んで行って貰いたいとこです。
    琢磨選手の全力でレースをしつつもマシンを考えて無茶な程なバトルはせず、リタイアはしたけど
    きちんと無傷でマシンを戻して行った事には、チームを引っ張る気概や
    責任、新車デビューと言う状況を読んだ上での行為を感じられて素晴らしいですなぁ
    スーパーアグリにて全力でバトルが出来る状況になるまで耐えた事が
    いつか花を開かせる事に繋がって欲しいと、切に思う様な次第です。

    あと、空力規制をされてしまったBMW勢は不発で、ニック・ハイドフェルド選手がリタイア
    ジャック・ヴィルヌーブ先生もおかしな挙動から激しくクラッシュしてしまう散々な週末
    今回はBMW勢に変わって速さを見せていたレッドブルはクリスチャン・クリエン選手が
    ひさしぶりのポイントゲットと来期のドライバーラインナップが微妙な時期に良い結果!
    他では、ウイリアムズのマーク・ウェーバー選手がしぶとく粘りながらの走りを展開するも
    終わり間近にメカニカルトラブルでリタイアと流れを掴み出したウイリアムズ勢だけど
    いまいち流れに乗り切れないと言うか、来年に向けてそれなりの流れが欲しいとこ・・
    今回、まったくダメダメだったのが、ウイリアムズのニコ・ロズベルク選手と
    マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ選手で、共に同僚が活躍しただけにちと痛い感じ


    今週もハンガリーでF1 GPが開催されます。

    【653】Rd.13 ハンガリーGP
     IR@管理人  - 06/8/5(土) 4:03 -

    引用なし
       今週起こった注目すべき現象

    ウイリアムズのマーク・ウェバー選手が来年チームを出る事が決定!
    後任は現在同チームのテストドライバーのアレクサンダー・ウルツ選手
    契約金高騰が絡むと、ウイリアムズではドライバーが放出されるのは
    ナイジェル・マンセル選手、デイモン・ヒル選手の頃から続く伝統で
    今も変わらないみたいですな・・ウェーバー選手がマクラーレン入りや
    ルノー入りを画策して、現在の賃金のままでのウイリアムズ続行を
    蹴ったと言う話もありますが、時期に恵まれないドライバーになりそうな気も・・

    他では、キミ・ライコネン選手がいよいよフェラーリ入りが決まったとの噂が!?
    この噂を補足する部分としては、フェラーリのスポンサーをやっているマールボロが
    ミハエル・シューマッハ選手とのコンビを組んだ場合、大幅なスポンサー料アップを
    約束しているとかの話がある事、現在の監督のジャン・トッド氏の留任が決まった事
    フェラーリの監督の地位を望んでいたロス・ブラウン氏が来年、1年間の休暇を取る事が
    ライコネン選手がフェラーリ入りして、ミハエル選手をチームメイトに置く条件として
    作戦参謀(テクニカルディレクター)でミハエル選手拠りと考えられるロス・ブラウン氏を
    少なくともチームに馴染む1年間は外して欲しい!とでも契約の条件に入れた事が考えられる。
    そうしないと、フェアな勝負にならないし、チーム内が二つに分裂してしまう・・とかとか
    あと2〜3年しか使えないミハエル選手よりもライコネン選手に入れ込んでいるフェラーリ側が
    ライコネン獲得の為の環境作りとしてロス・ブラウン氏に1年間の休養を言い渡す可能性も有り
    絶対的な立場に居ると思われる人が意外な苦渋を舐める事になったりするの!?

    ミハエル選手側としては、現在の89勝している状況を考えると
    100勝を目指して現役を続けそうだけど、フェラーリ側は
    この最大の功労者の要求と未来溢れるフィンランド人の要求の
    どちらを受け入れるのか? ロス・ブラウン氏の現状を見ていると
    再来年のフェラーリ監督を餌にして、一年間の休養を飲ませる線が濃厚だけど
    ロス・ブラウン氏がいない状況をミハエル選手が良しとするのか?等々
    これはなかなか興味深い話題が転がって来ているのに加え、ミハエル選手と
    ライコネン選手の去就次第でフェリッペ・マッサ選手やマーク・ウェーバー選手
    期待の新人と言われているヘイキ・コヴァライネン選手にルイス・ハミルトン選手の
    動向も関わってくるので、ライコネン選手とミハエル選手の動きには注目かも!?

    【655】予選
     IR@管理人  - 06/8/5(土) 22:29 -

    引用なし
       フェルナンド・アロンソ選手、ブレーキテスト等を行った果てに
    予選タイムに2秒加算のペナルティを喰らう・・あららららら
    ミハエル・シューマッハ選手が圧倒的有利な展開に!・・と思いきや
    フリー走行3回目で赤旗を無視してのアタックを行い、アロンソ選手同様の
    予選タイム2秒加算ペナルティを受ける・・コース上でのチャンピオン争いを
    見たい自分としては、独走のレースにならない良い状況ではありますが(^^;
    しかし、パーフェクトな状態では見えなかったアロンソ選手の人間性が
    危機に陥ると同時に、よろしくない部分まで見えてしまった事にはちょっと失望・・

    チャンピオン候補二人が消え、フェリッペ・マッサ選手がポールポジション獲得の
    チャンスだったのに、キミ・ライコネン選手があっさりそれをかっさらう走りを披露
    非凡な走りと言うか、チャンスを貪欲にきっちり奪いに来る姿勢はすごいですなぁ
    マッサ選手の悔しさは推して知るべしって感じだけど、ルノーのドライバーの
    ジャンカルロ・フィジケラ選手の予選がさっぱりで、チームとしても同選手を
    うまく波に乗せられていないのかな? コンストラクターズ争いでルノーは厳しい・・

    ミハエル選手とアロンソ選手は、2秒加算される状況とは言えさすがのタイム!
    両方共に奇数グリッドだし、スタートの良いルノーがすぐにミハエル選手に
    追いついたり、追い抜いたり、第一コーナーで波乱があったりしそうなので
    両者が似たようなグリッドに並んだ事は、色々な意味で決勝の楽しみな要素です。
    その決勝は、今年の夏の暑いヨーロッパの気候が再現されると予想される中
    ブリヂストンもミシュランも持ってきたタイヤが大ハズレだったらすぃ・・・・
    故にタイヤがボロボロにレースになるらしいので、ちょっと波乱が起きそうな予感!?
    雨が降りそうな天候なので、コースに乗ったラバーも流れてしまう可能性もあるらしく
    ハードタイヤを選んだとされるアロンソ選手が混乱に巻き込まれなければ有利!?
    ミハエル選手はマッサ選手がライコンネン選手から前を奪い、ペースを遅くして
    上位を伺うチャンスを狙う作戦もあるらしいけど、ライコネン選手がそれを許さない
    走りを見せ、マッサ選手との格の違いを見せる独走を披露する可能性もあって
    こちらもフェラーリ有利の状況でもないのが面白い展開を期待される要因でもあります。

    日本勢では、寒い所は苦手?とされる(冬のテストでは速かったけど)HONDA勢が
    気候が穏やかな状態にも関わらずに、予選で2台ともシングルグリッドを獲得!
    暑い所じゃないと活躍出来ないと思われたHONDAだったのに、この予想外の展開は
    最後の!?の鈴鹿に向けてのTOYOTAと争う面白い材料になりそうなので良い感じ
    タイヤがボロボロになるレースらしいので、バトン選手の意外な活躍にも期待!
    (でも、バトン選手はエンジン交換で10グリッド交代の14番手なんですよねぇ)

    TOYOTAは、7番手9番手となかなかの順位(バトン選手の影響でプラス共に+1UP)だけど
    最近の活躍から行くと、ちょっと物足りない予選順位と言えるのではないかな・・
    低迷していたHONDA勢の2台にタイムで上回られたし・・ただ、決勝でのタイヤの持ちや
    安定性は非常に高く、レースペースも速いし、信頼性の問題が起こらなければ意外な結果も!?
    フェラーリよりも固いタイヤを選んでいるみたいだから、タイヤが一番持ちそうなのと
    中盤のレースペースが一番速いのがTOYOTAになったりすれば、大チャンスが来ますのぉ

    他では、マクラーレンのペデロ・デ・ラ・ロサ選手が5番手、ウイリアムズ放出が決まった
    マーク・ウェーバー選手が6番手(同僚のニコ・ロズベルク選手は18番手)と大活躍!
    テクニカルコースやストリートサーキット形状なコースが得意なウェーバー選手が
    モナコGP以来の快走を見せる可能性があり、ウェーバー選手は第一コーナーでの
    混乱に巻き込まれなければ、TOYOTAの2台同様に物凄く期待出来る感じではあります。

    スーパーアグリ勢は、佐藤琢磨選手がミッドランドの一台を今回も予選で破り
    新車のパフォーマンスをここハンガリーでも見せてくれたけど、待った割りには
    この程度?と言う部分もあり(^^; 完全新車になるトルコGPが待ち遠しい所です。
    ミッドランドのティアゴ・モンテイロ選手がスーパーアグリをライバル視していて
    毎回、同僚のクリスチャン・アルバース選手を1秒近く上回るタイムを出しているので
    当面は、ミッドランドのモンテイロ選手を破るのがスーパーアグリの目標って感じ!?
    山本左近選手は、初めての超テクニカルコースのハンガロリンクサーキットに手を焼き
    琢磨選手から1秒ちょっと遅れの22位と、初出場のスーパールーキー?ロズベルグ選手も
    ウェーバー選手から0.7秒遅れている事を思えば、特殊サーキットだし、仕方ないですな

    【658】決勝
     IR@管理人  - 06/8/7(月) 0:20 -

    引用なし
       ハンガリーGPの決勝
    昨日からの雨とポツポツ小雨が降る中のスタート
    順位を大きく落としていたミハエル・シューマッハ選手と
    フェルナンド・アロンソ選手は揃って1周目から順位を大きく上げる。
    しかし、余り開発が進んでいなかったらしいブリヂストンタイヤに
    合うレンジを大きく外したコンディションだった為、ミシュランタイヤを履く
    アロンソ選手が他よりも2〜3秒速いタイムで中盤までにレースを支配!
    ミハエル選手も周回遅れにされ、完全にフェラーリが終わったと思いきや
    キミ・ライコネン選手がヴィタントニオ・リウッツィ選手に突っ込んでしまい
    派手なクラッシュでセーフティカーが入る・・その瞬間を逃さずピットインした
    アロンソ選手に拠り、周回遅れじゃなかったニック・ハイドフェルトと共に
    セーフティカーに捕まっていたミハエル選手がハイドフェルト選手と一緒に
    セーフティカーの前を行かされる幸運を拾い、アロンソ選手から80秒近い差が
    あったのに、同一周回の20秒程の差へと戻る・・その後セーフティカーが
    5周くらいコースに留まっていたのと、天候と路面が回復して来ると
    フェラーリに速さが戻り、乾きつつある路面でミハエル選手の猛追や
    逃げるアロンソ選手以上のペースを1秒近くも上回るペースで
    HONDAのジェンソン・バトンが猛追し、先にピットインしたバトン選手が
    更に1.5秒差ぐらいのペースで追い上げ、アロンソ選手がドライタイヤに
    履き替えつつ、最後の燃料を入れて出ていくも、バトン選手が既に前・・
    しかも、アロンソ選手はリアタイヤがきっちり止まっていなかったらしく
    出て行った周回でタイヤバリアに突っ込むと言うクラッシュでリタイア

    バトン選手が完全にトップとなり、追えるのがフェラーリのミハエル選手となるも
    タイヤ交換せずにインターミディエイト(軽い雨用)タイヤで走り続けた結果
    タイヤやマシンに無理が来てしまい、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ選手や
    BMWのニック・ハイドフェルド選手と激しいバトルを行った結果、マシンが壊れ
    折角アロンソ選手が潰れたのに、自分も潰れてしまうと言う信じられない結末・・

    残り10周以上ある時点で、他よりも相当速いフェラーリなのに
    タイヤを変えない保守的な方法を選ぶは、バトル中でシケイン不通過で相手を
    ブロックしてそのままの位置に留まるは、バトルの印象が少ないチャンピオンだけど
    それを払拭さえる意味でも、攻めのリスクを取って欲しかったなぁ
    今週末のハンガリーGPはフリー走行での赤旗無視を含めて酷過ぎた・・・・・

    ただ、それはアロンソ選手にも言える事でして、チャンピオン防衛の為に
    フラビオ・ブリアトーレ氏に叩き込まれたのか?本音が出てしまっているのか?
    最近多いアロンソ選手からの政治的な口撃はなんとも言えない部分があるわけだし
    肝心なレースがしっかりしているアラン・プロスト選手みたいな政治力と言うか
    うまい言い回しならいいけど、稚拙で直接的過ぎるし、なんだかなぁ・・状態でふ
    正直、最近や今週末を見ると、このふたりのどちらもチャンピオンに相応しくないですなぁ
    実力に関しては、ウェットコンディションでのアロンソ選手の路面変化を
    すぐに読んでタイムを出してくる凄さはずば抜けてはいましたけど・・

    あと、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手が前半はミハエル選手を攻め
    抜いた後にクロスラインをされるところで、ミハエル選手のミスを誘い
    ミハエル選手がカウンターを当てた所でマシンが接触してしまいフロントの
    ウイングを交換させる状況に追い込んだのは賞賛すべきことだったけれど
    中盤の耐えなきゃ行けない時間帯に、アロンソ選手と比較されて事だろうけど
    チーム側からプッシュの指令でもあったのか!? 派手にクラッシュしてしまい
    それでもなぜか無事に復帰できたと思いきや、いつの間にかに消えてるし・・
    フェラーリのフェリッペ・マッサ選手がミハエル選手リタイアで1ポイントゲットと
    両陣営のエースが酷い発言やら行為やらを繰り返すは、セカンドドライバーは上記の
    ダメダメレースを展開するわで、他のチームに取っては良い事になったのだけど
    今回のレースに置いては、ルノーとフェラーリの存在が物凄く不快なモノでありました。


    その分、バトン選手やデ・ラ・ロサ選手、ハイドフェルト選手が光っていたわけで
    フォーミューラーニッポンのチャンピオンでもあったデラロサ選手が2位なのも嬉しい!
    優勝のバトン選手は余り好きではなかったけど、今回はずば抜けて素晴らしかったですねぇ
    チャンピオン争いの二人の酷さがそれを強調させている部分もあるのだけど(^^;
    セーフティカーが入った以降は、アロンソ選手よりも1秒以上早いペース連発だったし
    追い駆ける側なのに戦略が後手後手だったミハエル選手よりにも、メーカーは違うけど
    同じレンジのタイヤで0.5秒も速かったわけで、インターミディエイトタイヤが
    壊れない為に、ドライタイヤへと交換するピットストップのリードも築けていたし
    実際はバトン選手がもう一度ピットイン(上記のを)していたので、アロンソ選手が
    リタイアしなければ、バトン選手の最後のピットストップ後にドライタイヤ同士での
    抜き難いハンガロリンクサーキットでのバトルを思うと、ちょっと微妙だけれども・・
    まあ、HONDAチーム初優勝に水を差す様な空想事などは言わないべきでしょうな(^o^;
    表彰台ではひさしぶりのイギリス国歌(ドライバーの)と君が代(チームの)が流れ
    HONDAの社長がおっさんスタイルの衣装で盾を貰っていたのと併せて感動してしまいますた。
    バリチェロ選手も4位フィニッシュと、新体制で混乱する事もなく上昇気味なのが意外だし
    TOYOTAやBMW(チームとしての)より先に優勝出来たのも良かったですなぁ・・とかとか

    TOYOTAは、終盤にすごいペースでラルフ・シューマッハ選手が走っていたけど
    ブリヂストンタイヤが遅かった前半に周回遅れにされてしまったのが痛く6位
    ヤルノ・トゥルーリ選手がエンジンブローと、相変わらずの信頼性不足がなんとも
    けど、ドライでのレースペースはフェラーリに次ぐぐらいなタイムを出せて来ているし
    タイヤもうまく使えているので、もっと良い結果を望めそうな状態なんですけどねぇ
    天候やら、トラブルやら、接触やらで、なんとも勿体ないレースが続きまくりが辛い
    HONDAの優勝にも刺激されるだろうから、あと5戦だけど、今後の建て直しに期待!

    スーパーアグリは、山本左近選手が今回もダメダメの最初からレースを終える・・
    次戦のトルコGPで新車が完全版になるとの事なので、それ待ちでしょうなぁ
    こんな事では、鈴鹿まで首が繋がるのか!?と言う心配まで出てきてしまいそう
    一方、佐藤琢磨選手は、フロントダメダメマシンでウェットが激弱マシンなのに
    コースからはみ出すシーンもなく、きっちり完走に持っていったのは凄過ぎる!
    結果では、セーフティカーが入ってミッドランドとのリードが無くなった上に
    レース再開後のタイヤが温まり難い同マシンでは、ミッドランド勢を押さえられず
    最終的には、完走台数の中での最下位となる14位と、こちらも新車完全版待ち
    ただ、ウェットで難しいマシンなのに、ドライビングを安心して見ていられたので
    きちんとしたマシンに乗った時の実力は、相当なモノになっていそうな予感もあり!

    他では、ジャック・ヴィルヌーブ先生に代わって出場したロベルト・クビサ選手が
    最終予選まで残ったのに加え、初出場のレースでいきなりポイント獲得!
    こんな大活躍をされると、ジャック先生の戻る場所がなくなってしまいますなぁ・・
    レッドブルは、前戦でポイントを獲得したクリスチャン・クリエン選手がリタイア
    ベテランとデビット・クルサード選手がしぶとく粘った5位を獲得となったので
    ジャック先生同様に、クリエン選手の放出が決まり兼ねない危険な状況に・・!?
    (これはマーク・ウェーバー選手やルノーとマクラーレンのドライバーシートの)
    (状況がレッドブルをルノーエンジンを掛けて巻き込む騒動にも由来する状況)

    それにしても今回は、すごいジェットコースターの様な展開のレースだった!
    これほど目が離せなかったレースも珍しいなぁ・・天候、タイヤに加え、トラブル
    ドライバーと言った要素の全てが動くと、こんなにも面白いレースになるんですねぇ
    残りは5戦、今回のレース終盤にマッサ選手が24秒台フラットを出していた事を考えると
    ブリヂストンタイヤが晴れて来たとは言え、20度中盤辺りの気温で性能を発揮したわけだし
    中国、日本、ブラジルのラスト3戦は、暑い状況に強いブリヂストンタイヤの有利も
    消えるのでは?と言われているけど、今回の状況を見るとそうならない可能性もあって
    フェラーリに追いつく為のなにかを見つけないと、ルノーはまだまだ苦しいでしょうなぁ
    3週間先のトルコGPまで夏休み期間でテストも禁止だからテストも出来ないわけだし
    ミハエル選手の自滅がフェラーリ圧倒的有利な展開のチャンピオンシップ争いに面白さを
    提供してくれたのは良かった!? ミハエル選手の気持ちは穏やかじゃないだろうけど(^^;

    【671】Rd.14 トルコGP
     IR@管理人  - 06/8/27(日) 2:18 -

    引用なし
       トルコGP予選

    ヨーロッパでのF1がひと段落し、長い夏休み明けのトルコGP
    暑さとは無縁だった前回のハンガリーとは違い、ここは気温が暑い模様
    ブリヂストンタイヤが暑い状況で強いとしたら、フェラーリが勝たなければ
    次のイタリアGPからは涼しいヨーロッパラウンドらしいから、ルノーが
    逃げ切る体制に入りそうでもあるので、今回はルノーの踏ん張り所か!?

    しかし、そのデフェンディングチャンピオンチームのルノーは厳しい状況・・
    車重サスペンションの様な働きをする!?秘密兵器とされていた
    マスダンパーが非合法なモノとなってしまった事で、レースでの安定性の低下
    タイヤの磨耗の変化が心配・・・・予選タイムはフェルナンド・アロンソ選手も
    ジャンカルロ・フィジケラ選手も3番手、4番手に付けたので良い位置だけど
    片やフェラーリは絶好調で、フェリッペ・マッサ選手が自身初のポールポジション!
    ミハエル・シューマッハ選手はガソリンをかなり多めに積んでの2位と来ているし
    スタートの良いルノー2台が重いミハエル選手を抜きに掛かるシチュエーションが
    レース最初の見所になりそうだけど、車が軽くなってきたらトップスピードも
    一番だったミハエル選手をルノー勢が抑えるのも苦しいわけで、バトルが下手!?な
    ミハエル選手をフィジケラ選手かアロンソ選手が接触覚悟なぐらいで抑えて行って
    前回のレースみたいにミスを誘う戦法でも取らない限りは、ちょっと厳しそうだなぁ
    でも、ようやくルノーとフェラーリの2台が揃って直接対決と言う構図は良いですね!

    HONDAはチーム全体に余裕と言うか、自信とゆとりみたいなモノが出ている感じに見えたけど
    ジェンソン・バトン選手が7番手、ルーベンス・バリチェロ選手が14番手と意外と苦戦!?
    実際の走りもバトン選手の走りの安定性としなやかさに比べ、バリチェロ選手はいまひとつ
    暑さはHONDAの抱えているタイヤの弱点をカバーしてくれそうだけど、二人入賞は厳しい予感
    バトン選手はフェラーリとルノーが潰し合いを行えば、マクラーレン勢も低調な状況だし
    連続優勝の可能性もあるけど、天候とレース展開がまともになってしまうと3位を狙うのがギリ!?

    完全新車となったはずのスーパーアグリは、完全新車の佐藤琢磨選手がトラブルに見舞われて
    予選最後尾と期待ハズレな結果・・新車特有のマイナートラブルを考えれば完走が期待ですな
    二戦連続でボロボロだった山本左近選手はトラブルがあったとは言え、琢磨選手を上回る快走!
    レースでもしっかりしたところを見せられれば、来年のシートにも繋がるやもしれませんねぇ
    しかし、今回のトルコGPを入れて残り5戦を思うと、スーパーアグリの今の状況はちょっと不満
    3回ぐらいはそこそこの活躍を楽しませて欲しいので、次に繋がるレースをなんとか展開して欲しい
    あと、ライバルのミッドランドやトロロッソがスーパーアグリに影響されて開発ペースを
    シーズン終盤なのに緩めず継続している為、なかなかライバル勢に追いつけないのも歯痒い印象

    TOYOTAは、ヤルノ・トゥルーリ選手が元気なく
    調子が良かったラルフ・シューマッハ選手も
    エンジントラブルからエンジン交換をする事となり
    折角の予選5番手がふいになってしまったのがなんとも悲しいですなぁ
    後半戦でも信頼性に泣くと言う状況が、シーズン中に新車を出すと言う
    リスクなのか!? 速くなって来ているだけに信頼性が無いと言うのが
    なんとも・・・・・でも、レースはペースが速いからちょっと期待!
    +
    前回HONDAも優勝してしまった事だし、ルノーは別格としても
    BMWが優勝する前に優勝しなくてはTOYOTAも立場がありませんぞぃ

    BMWは前回ジャック・ヴィルヌーブ先生が解雇されてしまい
    ロバート・クビサ選手がレギュラーになり、空いたテストドライバーには
    セバスチャン・ベッテル選手が担当する事になった模様です。
    そのベッテル選手がフリー走行でトップタイムを出すと言う状況なので
    もはや、BMWには完全にジャック先生の居場所がなくなってしまった・・くぅぅ無念
    そのBMWは予選でも好調で、ニック・ハイドフェルド選手が6番手を獲得し
    クビサ選手は今回も最終予選まで残り、9番手を獲得と非凡な所を見せています。

    マクラーレンは、キミ・ライコネン選手が8番手、ペドロ・デ・ラ・ロサ選手が12番手と
    前の二戦に比べ、ずいぶんとインパクトがなくなってしまっているのが気になる・・
    名門で言うと、ウイリアムズも開幕戦でパフォーマンスを見せてニコ・ロズベルク選手が
    その後、まったく精彩を欠いているし、契約で揉めて年俸ダウンを飲まなかったとされる
    マーク・ウェーバー選手は来年のウイリアムズのシートがなくなってしまったけれど
    こういうテクニカルサーキットではさすがの腕前を見せ、予選10番手となかなか!
    ウェバー選手とはジャガーチームの時代から因縁があり、ウェバー選手が来期移籍する
    レッドブルで追い出される形となってしまったクリスチャン・クリエン選手は
    ウェーバー選手の後ろ(正確には斜め後ろ)の予選11番手と非常に面白い位置!
    クリエン選手 vs ウェーバー選手を密かに楽しみにしていたりもします(笑)

    決勝は、ルノーがフェラーリを押さえる or 倒しに行く作戦を取るのか?
    はたまた、暑い所でのレースが終わり、フェラーリのアドバンテージが消える時期まで
    耐えるレースをすべく、3番手4番手を狙いに行くのか?に拠って大きく変わると思うけど
    燃料を積んでいて車が重く、ポイント的にも絶対にリタイアする事の出来ないミハエル選手に
    スタート→第一コーナーでは、接触しても構わない覚悟でギリギリの状況まで踏み込みつつ
    ルノー勢二台が両サイドから襲いかかって行くぐらいの最初から凄まじいレースを期待したいなぁ
    それと、ここトルコGPが行われる場所は、上にも書いたけど今週末は気温も高く
    コースもドライバー視点の映像等を見ているとエンジン全開率が長いので
    ひさしぶりにエンジントラブルを見れるレースになるやもしれませんのぉ(コラコラ
    ルノーとフェラーリの争い、優勝後のバトン選手の走り、スーパーアグリ勢の完走
    これらに加え、白煙を上げるエンジンチェックと言うのがあれば、ミハエル選手の
    独走があっても飽きずに長丁場のレースを楽しめるのではないかと思われます・・

    【672】決勝
     IR@管理人  - 06/8/27(日) 23:46 -

    引用なし
       トルコGP決勝

    予選を上回る37度言う暑い気温の中
    フェラーリ勢が第一コーナーで絡んでしまい兼ねない程の激しいスタート!
    しかし、現実にはルノー勢がいきなり絡むと言う予想外の状況となり
    ジャンカルロ・フィジケラ選手がスピンしてマシンを壊してピットへ・・・
    更には、キミ・ライコネン選手、佐藤琢磨選手もその後の混乱が影響してリタイアとなる。
    (琢磨選手はマシンのデータ取りの為に、15周遅れぐらいからレースに復帰した)
    レースはフェラーリの1-2とルノーがフェルナンド・アロンソ選手単騎で追う展開

    その後、フェラーリ勢がすこしずつルノーを引き離す状況となるも
    14周目、トロロッソのヴィタントニオ・リウッツィ選手が第一コーナーでスピンを起こし
    コース上に車が止まってしまったので、セーフティカーが入る荒れたレースに・・・・
    ここで、それまでリードしていたフェラーリ勢のリードが消え、周回遅れになりそうだった
    フィジケラ選手が復活! と、流れがフェラーリ勢からルノー勢へと流れる。
    それを証明する様に、セーフティーカー中にピットストップを行う状況の時に
    フェラーリ勢は連続ピットインとなってしまい、フェリッペ・マッサ選手と
    ミハエル・シューマッハ選手が続けて入り、マッサ選手のピットをミハエル選手が
    待つ状況が出来てしまい、ミハエル選手は8秒のタイムを失ってアロンソ選手に抜かれる。

    加えて、フェラーリのミハエル・シューマッハ選手が重い燃料に燃料を足した事で
    レースペースが思った程に伸びず(予想外の暑さも影響!?)アロンソ選手との差を
    なかなか縮められず、ミハエル選手が重い燃料を積んだ予選と言うモノが活きない状況で
    第二スティントも予想外にミハエル選手が早いピットストップを迎える展開に驚き!
    両者の最終ピットイン後にはミハエル選手がアロンソ選手のすぐ後ろに付いたのだけど
    さすがはワールドチャンピオンと言うべきか!? アロンソ選手の抑え方が巧みだった!
    オーバーテイクポイントの前にある高速コーナーの8コーナーで、後ろに付いてしまうと
    ダウンフォースを失ってしまうのだけど、そこで常にアロンソ選手が差を築いていたし
    トップスピードがフェラーリと遜色無い事を活かしてラップペースに強弱を付けて
    相手をリズムに乗せない走りをさせていたのは去年のサンマリノGPを彷彿とさせました。
    結果、最後まで危ないシーンも無くミハエル選手を抑えきり、アロンソ選手は2位獲得!

    アロンソ選手はレースペースでもフェラーリに遅れを取らなかったし
    マスダンパーが無い車でこの結果を残すとなると、ルノーの開発の勢いも増して
    チームの逃げ切り体制が強化されそうだなぁ・・とか思える程の素晴らしい走りでした。
    ただ、次回のイタリアGPでは、低ダウンフォース&高速コーナーでマシン制御に有効な
    マスダンパーが無いと言う状況を、来週のイタリアGP前哨戦となる合同テストにて
    解決するデバイスが出てこないと、まだフェラーリ有利の流れは変わらない可能性高し

    ミハエル選手は、前戦のハンガリーGPでは攻める姿勢でタイヤ維持でレースを失い
    今回は守りの姿勢で予選2番手だし、折角来ている流れを掴めていない印象ですなぁ
    その流れとなる運も、今回の決勝でなくなった事を感じさせるセーフティカー導入があり
    レース結果も3番手となってしまったけど、マシンの差があるので無理に攻めずに残り4戦で
    12ポイントと言う差を選んだのがすごい・・・・これは経験から来るモノなのか!?
    チャンスを待つ方に選んだ事がこの先生きて来るのか!?には、残り4戦特に要注目です。

    あと、アロンソ選手とミハエル選手がワールドチャンピオンシップ争いでは主役ですが
    今回の主役は別でして、初ポールポジション&初優勝したフェリッペ・マッサ選手!
    レースや予選で展開に恵まれた事はあったにせよ、ワンツー状態でチームから無情の
    エースドライバーを前に行かせろ!命令もなく、優勝出来たのは本当に運がいいですなぁ(笑)
    もっとも、常に先頭を走っていたレースでミスも無く、非常にきっちり仕事をしていたけど
    昨年のルーベンス・バリチェロ選手がフェラーリに居た頃に感じた様な不遇感を感じる事なく
    優勝出来た事は、今後のマッサ選手の成長とかを思うと非常に良かったと思える次第です。

    優勝繋がりで行くと、前戦初優勝したHONDAのジェンソン・バトン選手は今回も4番手と
    フェラーリとルノーが居た事もあるけど、レースペースも良かったし、勢いが戻った印象
    ルーベンス・バリチェロ選手も予選14番手にも関わらず、決勝ではきちんと8位フィニッシュ!
    引退が近いみたいな言われて方をしていたけれど、そんな事はまったく無い感じを受ける様な
    元気な走りだったし、ピットインの回数を増やしての攻めの走りを展開していたのも良かった。
    5位は予選タイムが遅かったマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ選手が1ストップ作戦で獲得!
    ライコネン選手もタイムが遅かったし、マクラーレンの低調だった原因は重さだったんですねぇ
    6位には、1周目に絡んでスピンしたルノーのフィジケラ選手が意地の追い上げにて獲得
    7位はエンジン交換で予選後方スタートのTOYOTA ラルフ・シューマッハ選手となり
    予選やフリー走行から時折見せていたスピードを結果に繋げた感じでして、同僚の
    ヤルノ・トゥルーリ選手は今回はいまひとつだったけど、シングルフィニッシュの9位
    来年のシートを失ってからは、かなり積極的に攻める姿勢を見せていたレッドブルの
    クリスチャン・クリエン選手は残念ながら11位、好調かと思われたBMW勢は予選5位の
    ニック・ハイドフェルド選手が1周目に絡んで後方に落ち、ロバート・クビサ選手も
    最初はスピードを見せていたのですが、セーフティーカー導入後はペースが落ちてしまい
    12位フィニッシュと、フリー走行の速さがなかなかレースに生きないのがなんとも痛い

    その他では、暑いレースにも関わらず、エンジンブローも起きなかったし
    波乱が多かった割には15台が完走扱いになるなど、天候の激変でもない限りは
    今のF1でサバイバルレースになる事は、ほとんどないんだな・・と言う事を感じますた。
    +
    尚、スーパーアグリの山本左近選手は今回は予選が良かったのですが
    決勝レースではトラブルかなにかあったのか? 第一コーナーで不可解なスピン
    来週の合同テストでは、スーパーアグリも参加するみたいなので、きちんとした
    準備と状況が整うであろう再来週のイタリアGPに期待するしかないですなぁ

    【674】Rd.15 イタリアGP
     IR@管理人  - 06/9/9(土) 23:13 -

    引用なし
       F1イタリアGP予選

    先週に行われた今回のイタリアGPが開催されるテストから
    フェラーリ勢が圧倒的に有利と言われていたこのサーキットにて
    マクラーレンのキミ・ライコネンが非凡な才能を見せ付ける形で
    ポールポジションを獲得! 以前からライコネン選手は低ダウンフォースの車を
    コントロールするのが、他のドライバーよりも物凄くうまい印象があったけれど
    低ダウンフォースサーキットの代名詞とも言われるここモンツァサーキットで
    その才能を如何なく見せ付けた感じと言うか、やっぱりすごいドライバーですなぁ
    ライコネン選手を欲しがっているフェラーリの首脳陣へのアピールにもなっているし

    二位は、引退が取りざたされているフェラーリのミハエル・シューマッハ選手
    ライコネン選手とは2/1000秒の差で2位となり、新たな時代の幕開けなのか!?
    あと、いつもは闘争心や余裕を醸し出す予選後の記者会見でも顔が冴えない感じで
    言われている様に、本当に引退を決意しているのかな?とか思ってしましました。
    でもそうなると、F1での敗れない伝説となる通産100勝を目指すと思っていたけど
    それも叶わなくなるわけで、ここで引退すると言うのはちょっと意外な展開・・
    それとも、言われている噂の一つに、ミハエル選手がF1にステップアップする前前
    メルセデスの育成プロジェクトに参加していたことから、一度も報わなかったそれの
    恩を返すべく、来期はマクラーレンに電撃的に移籍するなんてのがあるのですが
    フェラーリに対する大きな失望でも無い限りは、それを選ぶ事はなさそうだし
    フェラーリ側がミハエル選手とライコネン選手を天秤に掛け、若く才能も未来もある
    ライコネン選手を選んだとしても、受容出来るぐらいの選手にはなっているとも思う
    ただ、来期のフェラーリとミハエル選手との契約の中に、フェラーリに献身して来た
    ミハエル選手に対しての屈辱的な条項でもあったとかも考えられなくはないけど
    それを理由に、恩返しと言う建前でマクラーレンに移籍し、アロンソ選手と同じ
    マクラーレンチームで来年のチャンピオンシップを争う事は、10年前ならいざ知らず
    今のミハエル選手38歳の状況で選ぶとも思えないわけで・・・・・やっぱり引退!?
    +
    引退に関する事は、イタリアGPのレース後に発表があると言われています。

    3番手は好調BMW勢のニック・ハイドフェルド選手がひさびさに獲得!
    クビサ選手は今回も最終予選まで残ったものの、最後はミスしたのか!?
    それとも燃料を多めに積んでいるのか!? ハイドフェルド選手よりも
    タイムが大きく落ちている&自身の二回目の予選よりもタイムが遅い事から
    最後に攻め過ぎて失敗し、燃料もハイドフェルド選手と同じぐらいだとも思う
    BMW勢はフリー走行から速さが目立っていたけど、その大きな!?要因として
    ミシュランタイヤでルノーよりも柔らかい一番攻めたタイヤを使っているのが
    挙げられるのですが、明日の決勝で気温が今日よりも下がり、もし燃料を多めに
    積んだ作戦だったクビサ選手でもタイヤが持ったりして、その状況に加えて
    上位勢の前が崩れたりすると、クビサ選手が表彰台に上がったりするかも!?
    BMWは、ザウバーの頃に完成したF1界の最高の風洞と、ザウバーの頃には
    終盤に開発資金が回らず、開発は力があるのに宝の持ち腐れ気味だったけど
    BMWの資金が入ってからは、乾いた大地に水が撒かれた後の様な充実ぶり!
    タイヤもルノーよりも柔らかいタイヤを選び、フリー走行や予選から攻めまくりだし
    ベテランで安定感のあるハイドフェルド選手にスーパールーキーと言われる
    ロバート・クビサ選手、更にはテストドライバーのセバスチャン・ベッテル選手が
    毎回フリー走行でトップタイムを記録するなど、チーム全体が凄く充実している印象
    個人的にはジャック・ヴィルヌーブ先生がこの中に居ない事が不満ですが(おぃ
    再来年、TOYTOAからBMWと同じドイツのラルフ・シューマッハ選手を引き抜くとか
    言われているけど、そうなるとハイドフェルド選手が外されてしまう事になる為
    ハイドフェルド選手には、2戦連続で違う人が勝っている流れに乗る形で
    優勝をして欲しいと思ったりもしていますが、さすがにそれは難しいか!?

    絶好調のフェリッペ・マッサ選手は4番手と出遅れ、ルノーのチャンピオンこと
    フェルナンド・アロンソ選手は、予3回目の選でタイヤバーストが起こって大ピンチに・・
    これが起きた時、予選でミハエル選手がアロンソ選手の前を走っている状況で
    第一コーナーでのブレーキを緩めにしたところ、深く突っ込んだアロンソ選手が
    衝突を避ける為、第一コーナーを真っ直ぐ突き進み、そこで拾ったモノにて
    タイヤを切ってしまったらしいけど、ピットに戻るまでにバーストしたタイヤが
    ムチの様な形でマシンを叩いて壊してしまい、低ダウンフォースのコースで
    ダウンフォースが失われてしまった状況にも関わらず、1分21秒を出して5番手と
    マシンの状況をすぐに把握して、攻められる限界を見極める能力がずば抜け過ぎ、、
    アロンソ選手は雨の日のレースとかで、路面コンディションが刻々と変わる状況だと
    他のドライバーと比べ、異様に路面の状況を掴む感覚が早く、他が慎重に行く所を
    すぐに限界を見極め、他よりも2〜5秒ぐらい速いタイムで走ったりするけれど
    そういう事を今回のトラブル後でもすごいタイムを出してしまった事で改めて実感
    (予選終わって戻って来たマシンはリアタイヤから前の付近がボロボロだったし)
    一方、同僚のジャンカルロ・フィジケラ選手は地元イタリアにも関わらずボロボロ
    チームが理論的な作戦として、ワンストップ作戦を選んだっぽく、フィジケラ選手は
    それに乗せられてしまった印象が強く、好きに走らせると速いドライバーなのに
    ガチガチに固めてしまうと、あまりうまく行かないと思うのだけどなぁ・・果たして!?
    (ルノーがチーム総合力勝負のコンストラクターズのタイトルを失う形で)
    (アロンソ選手がチャンピオンとなった場合、チャンピオンのカーナンバー1は)
    (マクラーレンでアロンソ選手が付け、最大のチームの分配金やレースでの)
    (ピットイン直ぐのガレージ位置はフェラーリに取られてしまう事になる為)
    (来期のルノーチームのリーダーとなるフィジケラ選手をがんばらせないと)
    (ダメなのに、攻めさせないワンストップ作戦なんてを任せて大丈夫なのかな?)

    他は、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ選手が、来期のマクラーレンのシートを
    得る為にも、奮起しなければならないのだけど、低ダウンフォースのマシンでは
    ライコネン選手に一歩引けを取る感じで、ここではちょっと厳しい印象あり!
    ただ、マクラーレンお得意の大量燃料積み積み作戦の可能性もあるので
    レース展開や第一コーナーでのトラブル、コース特性に拠る激しいクラッシュで
    セーフティカーが出る展開とピットインがうまくいけば、抜き難いコースだし
    上位フィニッシュと言う可能性もありますなぁ・・ハイドフェルド選手に続いて
    この人も3戦連続初優勝が起きるとすれば、可能性のあるドライバーの一人です。

    フリー走行で来期のエンジンを持ち込んで勝負をかけたHONDAは
    雨の週末が予想されていた天気予報が暑い晴れと大ハズレになった為
    エンジンブローやトラブルが頻繁に起こり、来期エンジンを持ち込む計画は凍結
    その為、エンジン交換のペナルティーを避けるべく、フリー走行には
    レギュラードライバー達が走らず、ちょっと不利な予選を迎えた結果
    好調なBMW勢に阻まれ、ジェンソン・バトン選手をもってしても6位がやっと
    レースを優先する傾向のあるルーベンス・バリチェロ選手は9番手の状況
    ただ、イタリアでもハンガリーの優勝の勢いが残っている感じもあるのと
    正反対の結果出ていたおかしな風洞から、まともな風洞になったので
    対策が大ハズレになる事なく、改良が積み重なって安定性が増した印象あり
    レースペースも安定して来ているし、うまいレース展開になれば表彰台も!?

    TOYOTAは、マシンの素性を活かせる高速コースで力が出せると思いきや
    ヤルノ・トゥルーリ選手が11番手、ラルフ・シューマッハ選手が13番手と
    日本GPに向けて、ちょっと嫌な流れと言うか、乗り切れていないのがなんとも
    来年からの日本GPを鈴鹿から富士に力技で移したのに、鈴鹿でHONDAに対し
    大きく遅れを取る様な事になれば、変な横断幕が出る可能性もありますなぁ
    このイタリアGPでなんとか粘ってポイントを獲得しないと、ちょっと今後が不安

    スーパーアグリは、期待とは裏腹に、マシンのポテンシャルが低い位置で
    まとまってしまっていると言うか、期待が大きく、夢を見過ぎていたのもあるけど
    ミッドランドやトロロッソになかなか追いつけないジレンマがまだ続いていて
    残るは4戦、日本GPと言う大きな舞台があるので期待感は維持出来るけども
    失望への備えも徐々に固まりつつある自分が居るのがちょっと嫌(^^;
    佐藤琢磨選手は定位置となりつつある予選21番手、山本左近選手は今回も不運
    持ち込まれたタイヤが予想していたのよりも高い気温に影響されたのか!?
    アロンソ選手同様(タイヤメーカーは違うけど)にタイヤがバーストしてしまうトラブル
    不運続きはここでも抜けず、なんとか日本GPまでに完走ぐらいはして、流れを掴んで欲しい


    決勝は、金曜土曜週末予想が雨だったのに、大ハズレの晴天だったので
    今度こそ雨ともなれば、アロンソ選手に流れが全て流れてしまうでしょうなぁ
    ハンガリー以降の流れを掴めず、アロンソ選手に行ってしまったと思われた流れも
    アロンソ選手がうまくリカバリーしたとは言え、予選でトラブルが起こったわけで
    流れはミハエル選手、アロンソ選手、両者と関係の無いところに行ってのかな?
    無理やり結び付ければ、バトン選手やマッサ選手の優勝がそれに当たるし、、
    決勝の予想に戻ると、イタリアGPが行われるモンツァサーキットは、スタート後の
    ストレート区間が長く、その後の第一コーナー右が狭く、接触が起き易い形状の為
    レーシングラインではなく、埃やタイヤカスと言ったゴミが多い予選順位の偶数の
    ドライバーが並ぶ右側の2番手のミハエル選手と奇数列の左側5番手のアロンソ選手とでは
    2位と5位だけど、長いストレート、タイヤが路面に吸い付かずにスタートが悪い偶数列
    それに対し、奇数列でスタートに定評があるルノーと来ると、2位と5位の差は意外と小さく
    接触でレースを失えないミハエル選手に比べ、最悪、接触しても構わないアロンソ選手とでは
    ちょっと後者に分がある感じで、3位のハイドフェルド選手や4位のマッサ選手も含めて
    スタートからとんでもなく面白そうな展開が待っていそうで、レースは抜き所が少なく
    退屈と言われているイタリアGPだけど、最初だけは目が離せない展開がありえそうです。

    【675】決勝
     IR@管理人  - 06/9/10(日) 23:24 -

    引用なし
       フェルナンド・アロンソ選手が不可解なペナルティで10番手降格
    マスダンパー禁止に続き、ミハエル選手の花道を作る為なのか!?
    不可解なペナルティを受け続けているのがちょっと気になるところ
    アロンソ選手もこれはスポーツではない・・と不満を述べているし
    レースでもエンジンブローで終わり、ちょっと嫌な流れなので
    来週のテストでは、この流れを断ち切るぐらいの発見や結果が欲しい所


    イタリアGP決勝

    レースはキミ・ライコネン選手がポールショットを決めて
    最初のピットストップまで前を走るも、ミハエル・シューマッハ選手が
    ライコネン選手のピットストップ後から自身のピットストップまで
    2周残していたので、その2周で2〜3秒稼いでライコネン選手を逆転
    その後は、ライコネン選手が3秒以内でプレッシャーを掛け続けるも
    ミハエル選手がリードをずっと維持し、そのまま最後まで順位は変わらず
    アロンソ選手のリタイアもあり、チャンピオンシップ争いのポイントは
    102対100で2ポイント差まで詰まり、残りは中国、日本、ブラジルの3戦
    マシンではフェラーリ圧倒的有利、タイヤもブリヂストン有利な状況と
    ルノー&ミシュランは来週あるらしいイギリスでの合同テストで
    うまい対策でも見つからないと、後は天候頼みと言う事になってしまいそう・・
    +
    注目されていた来期の去就は、レース終了後の記者会見で引退を発表(。´Д⊂)゜
    故アイルトン・セナ選手以降のF1を背負って来たミハエル選手の引退で
    F1のひとつの時代が終わった感じですな・・・・来期からは完全に近代のF1と言うか
    ファンパブロ・モントーヤ選手、ジャック・ヴィルヌーブ選手も同時に失い
    バトル主体じゃない時代のF1に取って変わるとしたら残念ですのぉ・・
    なんとかレギュレーションでバトルが主体のF1に戻さないと、ほんとうに
    F1の凋落が始まってしまうと思うのは、じいさんの戯言なんでしょうかねぇ!?
    データでも人気は凋落にあるのを、ヨーロッパや昔からF1が開催されていた
    国々以外の人口の多い新興国で開催する事で、人気凋落を相殺しているらしく
    市場拡大策も本体に魅力がなくなったり、伝説とされていたドライバーが
    居なくなるとしたら、F1のブランドや価値をまやかしだと見抜かれると思うのだけど・・

    ただ、2008年のレギュレーション改定に拠り、肉体への負担を和らげて
    女性ドライバーが参入出来る様にするとかの奥の手が色々とあるとか!?
    開催国でもロシアやインド、アメリカのラスベガス等も候補にある為に
    まだまだ市場拡大の勢力の方が優勢で、来年のF1は今後を占う意味でも
    人気(いわゆるTV視聴者数)やサーキットの観客数を含め、要注目の模様です。

    レースに戻ると、予選順位を10位落とされてしまった注目のアロンソ選手の方は
    フェラーリの地元政治力を使ったペナルティに負けず、最初の周から物凄い走りを展開し
    レース終盤で3位に上がるも、そこまでがんばり過ぎたのが影響したのか!?
    残り10周となった最高速が乗る長いメインストレートの最後の部分で
    エンジン(新しいスペックだったとか)がブローしてしまいリタイア・・
    結果は0ポイントと、信頼性抜群だったルノーに取っては最悪の結末・・・・・
    まあ、その余波を受け、アロンソ選手の後ろにいたフェリッペ・マッサ選手が
    エンジンが壊れた後のオイルを被り、ブレーキをロックさせてしまい
    それでタイヤに深刻なフラットスポットが出来て、ピットインする事となり
    結果、走っていた4番手を失わせたので、コンストラクターズ争いでは
    ミハエル選手の10ポイントが効き、フェラーリがルノーを3ポイント上回るも
    ルノーはジャンカルロ・フィジケラ選手が我慢に我慢を重ねた走りを展開して
    ワンストップ作戦で4位を獲得と、前が崩れた事もあるけど、久しぶりに良い仕事をし
    コンストラクターズの被害を7ポイント差から最小限の3ポイントに留めたのは良かった。

    それからこのレースで驚きとなったのは、BMWのロバート・クビサ選手が
    ミハエル選手、ライコネン選手に続く、3位表彰台獲得と大健闘!
    重めだったらしいガソリン搭載に加え、不安視もされていたタイヤで
    レース内容も乱れる事もなく、後ろのマッサ選手を完全に抑え切ったり
    (スタートではマッサ選手のすごい幅寄せをかわして前に出ていたし)
    2回目のピットストップ後には、ちょうど争っていたアロンソ選手に
    抜かれたけれど、同時にピットインする前にはきちんと抑える走りっぷり!
    これが3戦目での表彰台とは末恐ろしい感じですなぁ・・こんな事になってくると
    (来年復帰するアレクサンダー・ウルツ選手もそんな状況だったような!?(^^;)
    誰もジャック・ヴィルヌーブ先生を懐かしく思わなくなってしまう・・ぅぅ(´・ω・`)
    同僚のニック・ハイドフェルド選手は、スタートダッシュでミハエル選手を抜くも
    その後、すぐに抜き返され、クビサ選手やマッサ選手にも抜かれてしまい
    どんどん後退してしまう状況だったのに加え、ピットストップでのスピード違反で
    ピットスルーペナルティを受け、20秒程無駄にしてしまい、4位になれたところを
    ポイント獲得と言えど、8位に終わり、ちょっと今後のBMW内での立場が不安かも!?

    5位と6位はHONDAが占め、古いエンジンを使ったにも関わらず
    ジェンソン・バトン選手がレースペースが良かったし、ルーベンス・バリチェロ選手も
    ワンストップ作戦で粘ってのポイント獲得だったし、ワンストップ作戦でも
    レースペースが極端に悪くなる事もなく、一年目でベテランの味を見せてますなぁ
    7位は予選がボロボロだったTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手が獲得したので
    ラルフ・シューマッハ選手は15番手とボロボロだったけど、日本GPに向けては
    多少良い結果だったなかな・・・・次の中国GPはダブルポイントゲットを期待!
    あと、スーパーアグリの佐藤琢磨選手が二台のミッドランド勢の前で初完走!
    ミッドランドは予選重視の柔らかめなタイヤだった事もあったのだけど
    鈴鹿を前に、きちんと完走とそれなりの結果が得られたのは良かったところ
    山本左近選手は20周前後で今回もリタイアと、日本GPまであと間は1戦のみ・・
    なんとか次回の中国GPでは完走しないと、色々な意味で難しくなりそうな予感
    (ただ、中国のサーキットは路面が滑りやすく、完走が難しいとの事で不安あり)

    【681】Rd.16 中国GP
     IR@管理人  - 06/10/1(日) 13:32 -

    引用なし
       ---
    前戦のイタリアGP後のミハエル・シューマッハ選手の
    引退発表後、早くも復帰の噂が渦巻いているとか!?

    そう言えば、ミハエル選手がイタリアGPで優勝した後
    マシンを降りて来た時に、近寄って来たフェラーリの社長
    ルカ・ディ・モンテゼモーロ氏には目もくれず、チームスタッフを
    優先して抱き合って勝利を分かち合っていたシーンがあったけれど
    大分前からパルクフェルメでイタリアGPの勝者を待っていた姿が
    TVで世界中に映され、そこで完璧なぐらいイメージをコントロールする
    同社長の舞台があったのに、チャンピオンがスタッフと祝っている最中に
    なかなかミハエル選手に気付いて貰えず(ここに意図を感じるんだよねぇ)
    手持ち無沙汰な上に、出る時間を間違って舞台に上がってしまった役者の様な
    空回り、とても無様な姿が世界中に流れた事になった出来事があったのだけど
    某F1誌のF1GP特集を読んだ後、その行為の理由が推測出来る状況に遭遇する。

    その理由とは、ミハエル選手が来期の去就に悩んでいた頃
    流れが戻ってきつつあるモナコGPの予選のストップブロック事件があり
    それがフェラーリの名誉を傷つける行為として首脳陣側に取られてしまい
    フェラーリとミハエル選手との間に不協和音が始まってしまったとの事・・・
    そして、首脳陣はミハエル選手の引退、現役続行を関係なく、未来のスター
    キミ・ライコネン選手を来期のドライバーとして獲得する事に本腰を入れ
    フェラーリが復調した後に、現役続行に傾いたミハエル選手の今シーズンと
    同じドライバーラインナップで行きたいとの要望に対し、既にライコネン選手と
    契約を交わしていたフェラーリ側は、二度と手に入らないかもしれないそれを
    破棄したくない社長の意向から、現役続行を望んだミハエル選手に対して
    来年もフェラーリで走るならば、パートナーはフェリッペ・マッサ選手ではなく
    ライコネン選手がチームメイトになる事が条件だ!とか、ミハエル選手の要望を
    無視して告げたらしく、落ち目を救った長年の歴史的功労者の自分ではなく
    若いライコネン選手を選んだ同社長へのミハエル選手の当て付けってとこなのかな・・と

    長年のミハエルのマネージャーでもあるウィリー・ウェーバー氏が
    ミハエルはかつてのようにチームに対して影響力がなくなり
    それが引退のきっかけにもなった・・とか言っていたのもその解釈の元です。

    来期のフェラーリドライバーとなったキミ・ライコネン選手は
    ミカ・ハッキネン選手がマクラーレンを引退した後の後継者でもあり
    ハッキネン選手の最大のライバルであるミハエル・シューマッハ選手の
    後継者にもなったわけで、いやはや稀代のチャンピオンであった両選手の
    後を引き継ぐとは、何か運命的なモノを感じてしまいますなぁ〜
    負の側面!?では、ジャン・アレジ選手の最後のレースでスピンしてぶつかり
    連続完走を続けて来たアレジ選手を巻き込んで一緒にリタイアしてしまった事も・・
    色々と調べてみると、ライコネン選手は意外な箇所でも出てきますねぇ
    昔のナイジェル・マンセル選手がなかなかチャンピオンを取れなかったけど
    ライコネン選手も2度チャンピオンシップを逃しているわけで、この選手も
    なかなかチャンピオンを取れないなんて事も有り得るのかな・・とかとか(^^;

    ---
    中国GP

    ベルギーGPがなくなった事で、3週間の空きが出来た後の
    今回の中国GPなのですが、それが行われる上海市の空気の悪さが
    TVを通じても黄色っぽさが伝わって来たのが印象的だった昨年ですが
    今年の予選は雨のおかげで、空気の汚れが目立たないのがある意味では救いですな

    予選
    チャンピオンを争うミハエル・シューマッハ選手とフェルナンド・アロンソ選手が
    がっぷり四つかと思いきや、雨が軽い状況から重い状況になる予選だった為に
    ブリヂストンタイヤを履くチームは大苦戦・・ミハエル選手をもってしても
    予選6番手がやっと言う、ルノー勢1-2に対し、フェラーリ6-13と言う状況となる。
    成績が悪い事から苦手と言われていた中国GPだったけど、フリー走行を見ると
    そのジンクスを改善しそうだったのに、なんとも運が悪いミハエル選手ですなぁ

    一方、天候が変わる状況にめっぽう強いルノー勢は今回もそれを堅持していて
    アロンソ選手のみならず、チームメイトのジャンカルロ・フィジケラ選手も
    ほかよりも0.5秒程のアドバンテージがある事を思うと、本格的な雨以外では
    フェラーリはまったく抵抗出来ない状況になってしまうかもしれない!?

    他では、ブリヂストン勢のTOYOTA,ウイリアムズ,ミッドランド改めスパイカー
    スーパーアグリが15〜22位とフェラーリ勢以外は最後尾から下を独占・・・
    ミシュラン勢はトロロッソまでもが1分30秒を超える中国GPのサーキットでも
    トップのアロンソ選手から2秒、フェラーリからは1秒しか差が離れてなく
    ルノーの一歩抜けたタイム以外では、HONDA勢が3-4番手とかなり好調!
    第二セッションと第三セッションを見ると、燃料もそこそこ積んでいそうだし
    ルノー勢に何かあると、二回目の優勝なんてが期待出来るやもしれません。
    マクラーレン勢は、5-7番手と奇数グリットを獲得するも、雨を考えると
    余り意味がないかな・・でも、日本で雨を多く経験していると思われる
    ペドロ・デ・ラ・ロサ選手がキミ・ライコネン選手と拮抗出来る状況っぽい
    マシンのセッティングもダウンフォース多めのデ・ラ・ロサ選手なので
    ドライにならなければ、また表彰台なんて事もあるかもしれませんねぇ
    最近注目のBMW勢は新人のロバート・クビサ選手が雨&初の中国GPなのに
    ベテランのチームメイトのニック・ハイドフェルド選手に0.5秒差と
    相変わらずの新人離れのまとめかたをしているのが印象的でした。
    ハイドフェルド選手の方は燃料も多めに積んでいそうなので
    セーフティカーとかの余計な要素がなければ、上位進出もありそう!?


    2ポイント差となったポイント争いも今回でルノーがほどほどに逆転すると
    来週の鈴鹿は晴れになりそうだし、本当はドライでの本格勝負が見たいけど
    フェラーリが大コケしない事を願って、来週の鈴鹿への盛り上げの要素となって欲しい所

    【682】決勝
     IR@管理人  - 06/10/1(日) 17:34 -

    引用なし
       ---
    中国GP決勝

    天候は曇りで夜半から朝にかけて降った雨が残っているコンディション
    F1決勝の前に行われたサポートレースでは、ウェットコンディションだった模様
    スタートはルノーのフェルナンンド・アロンソ選手が抜群のポールショット!
    軽めと思われるマクラーレンのキミ・ライコネン選手がHONDA勢を抜いて
    前に上がるのも、中盤にエンジンの電気系トラブルでリタイアしてしまう

    予選6番手からスタートしたミハエル・シューマッハ選手は路面が
    ブリヂストンタイヤに合っていない状況にも関わらず順位キープ
    アロンソ選手がミハエル選手に20秒程度のリードを築くも、最初の
    ピットストップでタイヤ交換をしてしまい、そのタイヤがまったく
    温まらず、冷えないタイヤで4秒ぐらいのペースダウンが起きてしまい
    2番手争いをしていたジャンカルロ・フィジケラ選手と路面状況が
    ブリヂストンタイヤに合う様になり、追い上げを開始していた
    ミハエル選手の2台に追いつかれてしまい、フィジケラ選手が前に!
    アロンソ選手のペースが戻らず、ミハエル選手もアロンソ選手を交わす

    その後は、フィジケラ選手が1位を堅持するも、最初のピットイン後に
    タイヤが温まらない状況の時に、先にピットインしてタイヤを一周分
    暖めて戻って来たミハエル選手が抑えるべくラインを外したところ
    ウェット路面に乗ってしまい、そこをずばっと抜かれてしまう・・
    フィジケラ選手はその後もミハエル選手を追い上げる所か
    猛追してきたアロンソ選手にもパスされ、淡々と3位を走る。
    結果、3位フィニッシュでコンストラクターズには貢献したけれども
    期待ハズレな結果でした・・優勝出来るチャンスがあっただけに残念
    フィジケラ選手は・・やっぱりセカンドドライバーなのかなぁ・・・・
    ただ、フェラーリのフェリッペ・マッサ選手がオーバーテイク時に
    他のマシンと接触してしまい、リタイアとなったのでセカンド対決は
    完全にフィジケラ選手の勝利ではあったんですけど・・デビュー時に
    トップドライバーになると言われた昔を思い出すと上の様な感想に。

    トップはそのままミハエル選手が維持し、ピットストップにて
    なかなかリアタイヤが装着出来ずに10秒以上失ってしまった
    アロンソ選手がペースを戻し、フィジケラ選手を抜いて2位にあがる。
    最後の3周で小雨が降るまで、アロンソ選手は15秒ぐらいあった
    ミハエル選手との差を猛追で一桁まで減らすも、既に時遅し・・・
    結局、ミハエル選手が優勝、アロンソ選手が2位と言う結果に終わる。
    ドライバーズポイントも116対116でイーブンとなったのですが
    ミハエル選手の方が優勝回数が多い事から、順位は上となり
    次の鈴鹿でミハエル選手が優勝し、アロンソ選手がリタイアすると
    そこでチャンピオンシップが決まると言う、今シーズン初めて
    アロンソ選手とミハエル選手の立場がポイント的に完全に逆転した状況

    それにしてもアロンソ選手は不運だったなぁ・・
    タイヤ交換で冷えないタイヤでペースがボロボロになるのに始まり
    ピットストップのトラブルで15秒近く失うし、チーム内のまとまりが
    外部の政治的な圧力等で乱されているのに加え、アロンソ選手が
    来期はマクラーレンに移籍すると言う状況がプロとは言え人間の集まり
    チームの結束がうまくまとまらない状況を作ってしまっている印象
    こういう場合は、結果が最善の薬となる為、今回の2-3に拠って
    チームのタイトルであるコンストラクターズタイトル防衛の
    可能性が高まり、ルノーチームのモチベーションが上がるといいですな


    他では、最近注目のBMW勢はレース中盤で両ドライバーとも速さを見せ
    その中でも注目の新人であるロバート・クビサ選手がすごかった!
    ウェットからドライに変わりそうな状況で一番最初にドライで行くし
    結果、スピンしまくりで順位を失う無茶なチャレンジだったけれど(^^;
    初コースでこれだもんねぇ・・次期チャンピオンと見ている人が多いのも頷ける。
    タラレバだけど、あれが成功していれば、表彰台より上が狙えたわけだし
    打算的なドライバーが多い近代F1の中では、なんとも珍しいタイプな感じ
    それから粘り強く順位を上げ、4位を走っていたニック・ハイドフェルド選手は
    最終周にスーパーアグリの佐藤琢磨選手とスパイカーを交わすストレードエンドで
    琢磨選手の前に詰まってしまい、結果、HONDAのジェンソン・バトン選手に交わされ
    その後に、バトン選手に抜かれてしまって順位を取り戻そうとして猛追していた
    ルーベンス・バリチェロ選手に追突され、スピンをしてしまい、外に出ている間
    後ろから迫っていたマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ選手にも抜かれてしまって
    4位が7位になると言う(審議対象になったみたいだけど)ちょっと悲惨な結果
    HONDAは今回もダブル入賞と、速さがハンガリー程はまとまっていなかったけど
    最近の安定感を見ると、チーム力の向上と言うのがようやく感じられますなぁ

    対照的なのはTOYOTAで、時折すごい速さを見せるのだけど、その時期が来るのが
    遅すぎたり、予選順位が悪過ぎたり、なんともチグハグでレースが出来ていない印象
    チャンピオンシップ争いでも完全にBMWの後塵を拝した状況が固定されつつあるし
    シーズン中に二台もマシンを作ったのが影響しているのか?チームが疲れている印象
    あと、チーム人数が多過ぎるのあるのかな? 全体的にまとまっていない感じですのぉ
    速さの片鱗をまとめあげ、チーム全体を統括して安定感を持たせられれば期待出来るのに・・

    スーパーアグリは、佐藤琢磨選手が路面不安定な状況にも関わらず、マシンのハンデを
    感じさせないレースペースを見せ、遅い車で溜まっていたストレスを発散させるかの様な
    快走で、しかもミスがなく安定感のある走りだったので、早く良いマシンに乗って欲しいとこ
    結果は14位でしたが、内容がかなり良く、チームスタッフの苦労を報いるに十分な感じ
    リタイア続きでオーナーの現役不調時代を彷彿させつつあった(コラ)山本左近選手は
    見事に難しい中国サーキット&ウェット路面を56周走りきり、無事に完走へと繋げる!
    来週は日本GPだし、なんとか顔を上げて凱旋帰国出来る状況が整いましたな・・良かった。
    心配なのは、今回のハイドフェルド選手とバリチェロ選手が絡んだ事故で
    あれの責任を負わされてしまう事だけど、昔のアラン・プロスト選手が
    前に引っかかり、アイルトン・セナ選手に抜かれた事とかもあったので
    事故の原因になる可能性を作った言われる可能性は否定出来ないけど
    ブレーキング時にハイドフェルド選手側の前に寄った事の判断がどうなるか?
    今のペナルティ基準があいまいで政治的で、恣意的なFIA基準は心配だけど
    日本GPでペナルティとか出場停止なんて事にはならないと思う・・思いたい

    【691】Rd.17 日本GP
     IR@管理人  - 06/10/7(土) 23:35 -

    引用なし
       懸念されていた台風も去り、綺麗な青空が覗く最後の鈴鹿
    こんなに天気が良いと、明日の決勝レース後の午後4時ぐらいには
    傾く秋の夕日に照らされるサーキットの美しさが見られそうで楽しみ
    激しい決勝レースの余韻と共にその場に居られる人達は幸せでしょうなぁ

    日本GP予選

    今回の鈴鹿ラストとなる日本GPはブリヂストンタイヤが絶好調みたい!
    ブリヂストンタイヤのフェラーリが1-2、TOYOTAが3-4と1-4位独占
    ポールポジションにはフェラーリのフェリッペ・マッサ選手が獲得
    ミハエル・シューマッハ選手の引退が決まって将来の安定が確定し
    前戦のコンディションが変わる中国では経験の差が出ちゃったけど
    ドライともなると、調子の良いマッサ選手の勢いが出ている印象
    (搭載燃料がマッサ選手とミハエル選手じゃ大きく違うだろうけど)
    そのミハエル選手は2位だったけど、チャンピオン争いをしている
    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が5番手になっているので
    間にTOYOTAも居るし、レースをコントロール出来る状況ではありますな
    予選の二回目のセッションで1分28秒と言うとんでもないタイムも出し
    予選三回目のセッションの燃料積んでいる状態での走行を見ると
    レースペースもとんでもなく速いのでフェラーリが強過ぎる予感・・・・
    アロンソ選手は3位狙いになってしまわざるを得ない状況かも!?

    意外な感じで調子の良いTOYOTA勢はドライコンディションと
    ブリヂストンタイヤの出来で、最後のひとつ前にしてようやく望む状況に!
    燃料は少ない感じはあるけど、スタートでミハエル選手を抜いちゃったりすると
    TOYOTAも魅せるF1と言うのを展開出来るかもしれませんねぇ・・とかとか
    (ミハエル選手の弟のラルフ・シューマッハ選手と兄弟の仲が昔と違って)
    (あまりよろしくないとの噂もあるので、スタートで重いミハエル選手を)
    (3位のラルフ選手が抜き去るなんてシーンがあれば、面白いですよねぇ)
    来期TOYOTAエンジンの今期は凋落気味のウイリアムズ勢もタイヤにも助けら
    ニコ・ロズベルク選手10位、マーク・ウェーバー選手14位とそこそこの状況
    開幕戦以来、印象が薄くなって来ているニコ選手はぜひともがんばって欲しい!

    ミシュラン勢ではマクラーレンが最終予選に残れない状況が出たり
    ルノー勢が5番手6番手に沈んだり、ただ、タイヤにきついサーキットなので
    レースにならなきゃわからないけど、ちょっと予想外に差を付けられた印象
    アロンソ選手は通り雨とかでコースのコンディションが変わった際とかに
    猛スパートを掛ける様なリスクを負わないと、勝つのはかなり厳しそう・・・
    ジャンカルロ・フィジケラ選手は6位だったけど、チームのサポートが
    シフトして来たのか? ずいぶんと生き生きと走っているのが面白かった。
    ここで3位か4位になってくると、来期のルノーを引っ張れそうかも!?

    ミシュランではHONDA勢が今回も7位8位とタイヤがアレなのに崩れる事もなく
    今年前半戦の毎レース、レースペース安定しない状況と比べて嘘みたい!
    順位は燃料の搭載量が毎度のことで多めってのが影響しているだろうけど
    それでもあと少し、もう少し速さと言うのが欲しいモノですなぁ〜
    でもこの外さなくなったチーム力向上具合を思うと、来期は最初から
    継続と蓄積と改良を積み重ねそうで、なんかかなり期待出来るかも!?

    好調のBMW勢は、ミシュランタイヤに足を引っ張られたと言うのか
    ブリヂストン勢が速かった為なのか、ニック・ハイドフェルド選手でも
    予選9番手といつもより順位が落ちてしまった予選でした。
    期待の新人のロバート・クビサ選手も最終予選に残らなかったけど
    初?の鈴鹿でも最初の予選セッションでセクターベストを出すなど
    なんかもう、とんでもないレベルの素質を秘めたドライバーである事が
    各コースを走る度に判っていってしまうとか言うか、すご過ぎですなぁ
    (鈴鹿はオールドクラシックテクニカルダンフォースサーキット@風付きなのに)
    攻め過ぎてコースアウトしていたのもあったけど、それもお約束(^^;

    期待のスーパーアグリ勢は、現実を見て夢を見過ぎていた事を痛感・・orz
    山本左近選手はタイムアタック中に不可解なスピンからエンジンストップと
    折角良いタイムで第一セクターを走っていただけに残念・・・・
    去年もジョーダンで鈴鹿で印象的な走りを見せた左近選手だったから
    鈴鹿の走りは注目していたのだけど、運がないと言うかなんと言うか
    一方、佐藤琢磨選手はスパイカーの一台を破るも、期待した程ではなく
    本人もマシンのセッティングがいまいちとの事で、激しいレースになれば
    うまく生き残って面白い結果になる可能性も無いとは言えないので
    チャンピオン争いを見つつ、時折スーパーアグリを確認と言った感じですかな

    【692】決勝
     IR@管理人  - 06/10/9(月) 20:57 -

    引用なし
       日本GP決勝

    いやぁ・・・・・まさかこんな事があるとは・・・・
    順調に首位をキープしていたフェラーリのミハエル・シューマッハ選手が
    まさかのエンジンブローに拠るリタイアで、劣勢と言われていたルノーの
    フェルナンド・アロンソ選手が勝利し、チャンピオンシップ争いが
    ミハエル選手圧倒的有利な状況からまさかまさかの大逆転逆リーチ状態
    予選程はブリヂストンタイヤが機能せず、ポールポジションであった
    フェリッペ・マッサ選手はアロンソ選手とは勝負にならずに完敗・・・・
    リアタイヤから空気が抜けて行くトラブルがあったとかの事だけど
    一回目のピットストップ後に前にいたBMWのニック・ハイドフェルド選手に
    前を塞がれて、思う様にペースアップを出来なかったところが仇となり
    アロンソ選手がピットストップ後にマッサ選手の前に出たと言う状況
    アロンソ選手は抜き所が無い鈴鹿で前を塞ぐ形で走っていたTOYOTAの
    ラルフ・シューマッハ選手を自力で抜いたけど、その違いが出ちゃった印象
    ミハエル選手とアロンソ選手だけが一歩抜けていた争いをしていた事からも
    歴然たる実力さを見せ付けられたと言うか、一流の壁の厚さがありましたなぁ
    ジャンカルロ・フィジケラ選手の方は、きっちり仕事をこなし3番手になり
    コンストラクターズ争いでもルノーが圧倒的に有利な立場を得るに至りました。

    終わってみて気づいたけど、自分はミハエル選手を応援してたんだなぁ・・と(^^;
    リタイア後は釈然としない気分で見ていたけど、ミハエル選手がピットに戻って来て
    チームスタッフの一年間の労苦を労っていたシーンを見て、気を取り直してレースを
    見れる様になったわけでど、こうやってひとつの時代が終わるのは寂しいモノだけど
    来年以降に始まる新しい時代のF1を見て行く事はどうやら出来そうな感じです。

    エンジンブローの原因は、二戦目のエンジンと言う事や、向かい風の強かった予選に
    ギアレシオの設定を合わせ込んでいた為、風の影響が小さくなっていた決勝では
    ストレートが異様に速いフェラーリの仕様が仇となり!?エンジンの回転数の
    リミッターに当たる場所が多く出てしまい、それでエンジンに負担が掛かったとか!?
    色々言われていますが、真偽の程はシーズン終了後辺りじゃないと出てこないのでは・・とか

    日本勢では、HONDA対TOYOTAの最後の鈴鹿対決が、ほぼ引き分けと言った状況で
    政治力で日本GP開催を分捕った形のTOYTOAもダブル入賞でなんとか面目を保ち
    コンストラクターズタイトル争いもBMWと勝負出来る状況になったのは良い感じかなぁ
    HONDAはルーベンス・バリチェロ選手がBMWのニック・ハイドフェルド選手と接触し
    フロントウイングを交換する事となり、続いて来たHONDAのダブル入賞が途切れる。
    ジェンソン・バトン選手が4位になるも、前が多く潰れなければこれが限界!?
    ただ、エンジン規約で問題となる最終スペックエンジンにトラブルがなかったのは良かった。

    スーパーアグリは、数字的に結果を見ると、大した事ではないかもしれないけれど
    昨年の今を思うと、たった一年でこれが出来た事って言うのが素晴らしいと思う
    内容でも佐藤琢磨選手は前戦の中国GPに続いて、レースペースも速かったし
    山本左近選手も全体的な安定性こそ欠いた物の、レースでのファステストは
    悪くなかったわけで、この一年でここまで来た奇跡を思えば感動物ですなぁ
    勿論、これで終わりではなく、来年以降も続いていくわけですが
    来年はHONDAのシャシーを使える予定がスパイカーだかの横槍が入って
    また独自のシャシーで行くみたいだから、また来年も苦労をしそうだけど
    来年は準備万端で開幕戦から中盤ぐらいまで行ければ、期待は持てそうです。
    あと、ピットストップをトップチーム並の7秒で終えたのにはビックリ!

    全体を見ると、ブリヂストン勢が軒並み予選の順位を決勝で大きく落としていて
    路面にラバーが乗った後は、ミシュラン勢の方が安定していたのが印象的でした。
    ひさびさにポイント獲得が有りそうだったウイリアムズ勢も良いところなかったし
    タイヤ選択を間違えたマクラーレンでは、キミ・ライコネン選手が決勝5番手と
    インフルエンザになっていたにも関わらず、ミハエル選手、アロンソ選手に並ぶ
    非凡な才能を持つドライバーだと言う事を証明する結果を出していました。
    日本で長年走っていて事もあり、期待されていたペドロ・デ・ラ・ロサ選手は
    決勝でも良いところがなく、ポイント圏外でのフィニッシュといまいちな結果
    他は、レッドブルもトロ・ロッソもスパイカーも来期に専念している状態で
    特に良いところもなく、次の最終戦ブラジルGPもこの3チームはこんな感じかも!?

    争いがあるとすれば、ルノーとフェラーリのタイトル争い
    優勝が一度もなかったマクラーレンの意地の優勝狙い
    TOYOTAとBMWのコンストラクターズの順位争い
    HONDAの二度目の優勝狙い、スーパーアグリの今年の集大成を見せる所
    ウイリアムズと言うチームの意地&最後のフォードエンジンの見せ場

    その最終戦となるブラジルGPは、二週間後の10月22日に決勝です。

    【700】Rd.18 ブラジルGP
     IR@管理人  - 06/10/22(日) 3:15 -

    引用なし
       最終戦ブラジルGP予選

    ミハエル・シューマッハ選手は予選Q3でいきなり油圧トラブル・・
    F1の最後でこんな事が起こるなんて・・前戦の鈴鹿に続いて
    フェラーリで信じられないトラブルが発生したモノです。
    これを口の悪い or 皮肉好きのF1ジャーナリストとか解説者
    ジャック・ヴィルヌーブ先生(^^; なんては、ミハエルは
    F1で行った過去の悪事の清算をさせられているだけだ・・とか
    言いそうですな・・ニキ・ラウダ御大は、毎度お馴染みの
    よく喋るおじいちゃんなので置いておいて、デーモン・ヒル選手とか
    紳士と思われていた&思われて来た人なんてが、このレース前に
    色々と発言したのを読んだりすると、やっぱり溜まっていたモノが
    相当にあったんだなぁ・・と言うのを感じてしまいますな

    話を戻すと、同僚のフェリッペ・マッサ選手は圧倒的タイムにて
    ポールポジションを獲得し、チームとして体面を保った感じ
    2位はマクラーレンのキミ・ライコネン選手で
    今期はまだ優勝の無いマクラーレンの最後のチャンス!
    3位はBMWとコンストラクターズ争いをしている真っ最中の
    TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手と燃料は軽そうだけれども
    タイヤは固めのモノらしく、暑いレースとなれば面白いかも!?
    しかし、トゥルーリ選手が予選を本気で攻めるとすごい迫力だねぇ
    なかなか暖まらない固めのタイヤに荒れた路面で高低さが激しく
    風の影響を受け易いこのコースで、ステアリングでコントロールを
    しまくりだけど、それでも速いってのが魅せるドライバーって印象!
    トラクションコントロールがなくなれば、アクセルワークでも
    こういうドライバーの差が出易い走りが見れるのにね・・残念

    4位は8位完走 or ミハエル選手を後ろに従えれば良いだけの
    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手となっていまして
    5位はこちらも地元であるHONDAのルーベンス・バリチェロ選手
    同僚のジェンソン・バトン選手はエンジン確保の完走レース?
    来年のレギューレションに合致させる為には、HONDAは鈴鹿の
    エンジンをここブラジルでも完走させる必要があり、どちらかの
    ドライバーを完走させなければならないとなると、母国GP優先で
    バリチェロ選手が選ばれ、バトン選手は完走狙い・・ってな感じ?
    6位はルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手と、ルノー勢は
    ラッキーな流れだけど、4位と6位と言うレーシングラインではない
    グリッドからのスタートと混乱が起き易い第一コーナーがある
    ブラジルのインテルラゴスサーキットなので、ラッキーではないかも!?
    7位はTOYOTAのラルフ・シューマッハ選手で、BMW勢2台の前と言うのが
    肝と言うか、ラルフ選手は予選よりも決勝向きな印象が強いので
    スタートでBMW勢に抜かれなければ&TOYOTAのエンジンがブラジルの
    高い位置にある気候の影響と暑さで壊れなければBMWを逆転可能!?
    8位と9位はBMW勢が占め、スーパールーキーのロバート・クビサ選手が
    ここブラジルでも素晴らしい走りを見せ、相変わらずの適応っぷり
    ニック・ハイドフェルド選手も来期の契約が決まった事から
    決勝は混乱に巻き込まれなければ、TOYOTAとの面白い勝負が見れそう!
    10位が予選Q3を走れなかったミハエル選手と言うトップ10の状況です。

    他では、来年どことも契約が出来なかったフォードエンジンが最後の
    スペシャルエンジンを投入した&ブリヂストンタイヤがここでも好調な
    ウイリアムズ勢が不調から脱しつつある兆しを感じさせる11&13番手
    AT&Tとの大型スポンサー契約も決め、TOYOTAエンジンも安価で獲得と
    名門復活の状況は整いつつあるのだけど、TOYOTAのエンジンはV10の
    素晴らしい信頼性とパワーをV8では余り見る事が出来ない状況なので
    ひょっとしたら、フランク・ウイリアムズ御大が来年の中盤頃に
    チームの財政も立て直しつつあるとしたら、ダメ出しをしそうな予感!?
    ただ、忍耐強さには定評のある人だから、バトン選手でドライバー転がしを
    行ったとは言え、初年度は耐えそうだけど、エンジン規定なんてのが出来て
    来年も今期の最終戦のエンジンを使う事が義務付けられたので、ちょっと不安

    規約改定なら、ブレーキディスクのカーボン使用を禁止して、スチールに戻し
    トラクションコントロールを無くし、ワイドタイヤを導入するとか
    シフトをセミオートマからマニュアルへと変更する事で、ドライバーの
    ミスを誘発、メカニカルグリップを上げてスリップに入れる状況を作り
    オーバーテイク出来るレースにすれば良いのに、音が悪いV8エンジンとか
    溝付きのタイヤとかでマシンを酷くした上に、それに合わせる形で
    変な新設サーキットばかりが選ばれ、建設利権とTV放映権の国際的な
    公共事業としての魅力ばかりアピールしても仕方ないと思うのだけれども・・
    WRCもタイヤがワンメイクでムースタイヤがなくなったりの変な規約改正だし
    アメリカもオープンホイールレースがCARTとIRLに分裂して以降は
    F1に対抗出来なくなっちゃったし、ファンがそこに留まらざるを得ない場合
    レギュレーションの改正案がファンを意識したモノにならない可能性が高い印象

    あとはスーパーアグリ勢が相変わらず予選リタイヤしたマシンを除けば
    最後尾状態と数字的な結果は良くないけど、予選内容はなかなかで
    タイムも上とすごい接近しているので、タイヤも良さそうだし
    レースでは、混乱や雨、エンジントラブルが多発するサバイバルにでも
    なれば、奇跡的な結果として、シングルフィニッシュが可能かも!?
    山本左近選手も起用当初の嫌な流れから中国、日本と完走したのが効き
    難しいブラジルをうまくまとめ、佐藤琢磨選手から遅れる事わずかと
    完走が急成長させたと言うか、ようやく本来の力が発揮出来る様な
    状況となってきた感じです。 でも、これが最終戦なんですよねぇ
    来年はテストドライバーでスーパーアグリに残る事になるのかな?
    HONDAのより一層の協力を確約させる為にも、HONDAのテストドライバー
    アンソニー・デビットソン選手と契約すると言われているけれど
    左近選手はHONDAのマシンのテストも出来ると言う条項を入れて
    スーパーアグリのテストドライバーに残るのなら良さそうですなぁ
    GP2のチームと契約するのもありだろうけど、スーパーアグリや
    HONDAのシートが空くまで2年は掛かりそうだから、テストドライバーを
    1年やってからGP2でデビュー!結果を残してF1に復帰ってのを期待!


    決勝レースは、今の季節のブラジルの印象が少ないので
    スコールがあるとかは判らないけど、高地で行われるのなら
    それもありそうだし、基本はミハエル選手の最後のレースとなるから
    夜中の決勝前にでも眠って置いて、最後の走りは生放送で見たいとこ!

    【704】決勝
     IR@管理人  - 06/10/24(火) 1:15 -

    引用なし
       やる事を済ませ、21時に一時的に眠り
    ブラジルGPが始まる1時間程前の25時に起きるも
    大雨のせいでCSが映らないところから始まる・・orz
    地上波も日本シリーズの延長があった為か!?
    遅れている様だったので、ライブタイミングにて観戦
    30〜40分後の復旧までやきもきドキドキのPCモニター前でした。


    ブラジルGP決勝

    いやぁ・・なんというか言葉がないと言うか
    最後にミハエル・シューマッハ選手の凄まじさが見れました。
    スタート後、最初から猛然と攻めて行き、いつもの躊躇して
    相手がどいた状態で抜きにかかるのとは違う走りを最初から展開!
    すぐに10位6位に上がり、そこでウイリアムズのニコ・ロズベルク選手の
    クラッシュにより、セーフティカーが入って一息付く状況となり
    再スタート後、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手の
    背後にせまり、数週でオーバーテイクをするも、接触だか!?
    ニコ選手のクラッシュ時の部品を踏んでしまい、リアタイヤをパンク
    70秒サーキットとは言え、ピットまで丸一周ある状況をスロー走行
    ここで優勝の目は完全になくなっちゃったけど、その後も気落ちせずに
    猛然と攻め、結果は4位だけど、物凄く素晴らしいレースでした。
    打算抜きのレースを展開すると、こうも素晴らしくなるんだねぇ
    もちろん、きちんと計算していないと7回のチャンピオンには
    なれないのだろうけど、最後にミハエル選手の凄さが見れて良かった。
    あれを見ると、タイトルを失った事すら忘れてしまう余韻もあったし(笑)
    ひとつの時代の幕引きとしては満足出来るレース内容でした。
    あんなのを見せられると、ミハエル選手の印象が大きく変わってしまう
    誰よりも速く、誰よりも熱く、激しく、7回のワールドチャンピオンの
    真の姿を見た感じ! ああいうドライバーの本当の姿を出させる為の
    レギュレーションを作れば、F1も規模と利権の大きさに相応しい
    内容の興行になるでしょうなぁ・・何年に一度しか見れない何かを
    見れたと言う言い方の方が、今回のレースには相応しいのかな・・と。
    この走りと佐藤琢磨選手がトップ勢と遜色のないレースタイムを記録し
    そのふたつに釘付けとなってしまい、地元のフェリッペ・マッサ選手の
    優勝やフェルナンド・アロンソ選手のワールドチャンピオンが決まったのを
    忘れてしまったのはアレでしたが(^^; ひさしぶりに大興奮ですた。

    母国で優勝したマッサ選手はドライバーズランキングも3位となり
    ライバルであったジャンカルロ・フィジケラ選手もなんとか5位に入り
    ルノーのコンストラクターズタイトル獲得に貢献と、ルノー首脳陣の
    評価は微妙だけど、かなり無理をしながらがんばっていたのが良かったとこ
    がんばっていたのは来年フェラーリ入りするキミ・ライコネン選手も
    猛追してくるミハエル選手をインを守り切る完全ブロック体制を取って
    遅いストレートスピードでもフェラーリを抑え続けていたのはさすが!
    簡単に抜かされると、来期フェラーリだから・・云々がシーズン後の
    話題の無い時期のネタになりそうだったけど、それもなさそうですな
    そのライコネン選手のブロックを更にインからミハエル選手が抜いた時は
    サーキットが揺れんばかりの大歓声だったとか!? さすが長年レースを
    開催している国だけあって、母国のマッサ選手以外もきっちり見てますのぉ

    HONDAは予想とは違って、ジェンソン・バトン選手が14位からで3位表彰台!
    エンジンも壊れなかったし、来年のHONDAはかなり期待出来そうかも!?
    それと驚きだったのがスーパーアグリの佐藤琢磨選手の走り
    一時はトップ勢と遜色の無いタイムを出して走ると言う快挙で
    結果も前が思った程は崩れなかったのに10番手フィニッシュとすごい!
    高地で半時計周りの体にきついサーキットでセカンドスティントで
    予選並のタイムを連発し、V8エンジンで体への負担が減ったとは言え
    コーナースピードが上がっているので、コーナー中のGの影響は
    昔よりも高いかもしれないし、決勝にあわせてマシンを仕上げて
    結果を残すと言う取り組みは、昔のバトン選手を彷彿させますな!
    ただ、これはブリヂストンタイヤがピンポイントにあっていたので
    来期のワンメイクス化を考えると、スーパーアグリの更なる進化には
    HONDAのサポートは必須で、ブリヂストンタイヤのデータを抱える
    スーパーアグリとうまく緊密なコラボレーションで、来期も成長を
    継続して欲しいところだけど、果たしてどうなるのやら・・

    TOYOTAは期待の順位やタイヤとは裏腹に、セーフティカーが入り
    ペースを完全に乱され、さらにはサスペンショントラブルで
    両ドライバーがリタイアしてしまうと言う、あっと言う間の幕切れ
    ウイリアムズも二台が接触し、ニコ・ロズベルグ選手のセーフティカーを
    導入となる原因となる派手なクラッシュに繋がったり、こちらも散々・・
    スーパーアグリやミッドランドまでもが好タイム連発と言う
    ブリヂストンタイヤがすごく良かったので、この二チームが
    早々にリタイアしてしまった事はある意味で残念でならなかった。
    TOYOTAに関して言えば、BMW勢がボロボロだったので残っていれば
    コンストラクターズも逆転出来ただろうから、惜しいの極みですなぁ
    シーズンで2台のマシンを投入したり、かなり力を入れた割りには
    新しいV8エンジンの熟成で遅れを取り、V10のTOYOTA伝説も霞んでしまうし
    ライバルHONDAがエンジン、空力、組織力でかなりまとまって来ているので
    富士開催の日本GPで最初に優勝されちゃうなんて事になったりすると・・

    ようやく今年F1もシーズンが終わり、ドライバーズチャンピオンと
    コンストラクターズチャンピオンをルノーが決め、撤退するミシュランタイヤが
    最後に花を飾った印象的でした。 来期からはブリヂストンのワンメイクとなり
    ミハエル選手も引退、アロンソ選手も今期優勝が一度も出来なかったマクラーレンへ
    2007年はまったく読めない混沌としたシーズンになりそうですな

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