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    【887】F1 2008 IR@管理人 08/3/16(日) 0:48
    【888】Rd.01 オーストラリアGP IR@管理人 08/3/16(日) 1:14
    【889】決勝 IR@管理人 08/3/17(月) 3:54
    【890】Rd.02 マレーシアGP IR@管理人 08/3/23(日) 13:50
    【892】決勝 IR@管理人 08/3/25(火) 20:23
    【894】Rd.03 バーレーンGP IR@管理人 08/4/5(土) 22:10
    【895】決勝 IR@管理人 08/4/7(月) 0:26
    【896】Rd.04 スペインGP IR@管理人 08/4/27(日) 23:33
    【897】Rd.05 トルコGP IR@管理人 08/5/12(月) 1:38
    【898】Rd.06 モナコGP IR@管理人 08/5/29(木) 0:16
    【899】Rd.07 カナダGP IR@管理人 08/6/23(月) 2:46
    【900】Rd.08 フランスGP IR@管理人 08/6/23(月) 3:10
    【901】Rd.09 イギリスGP IR@管理人 08/7/7(月) 2:31
    【902】Rd.10 ドイツGP IR@管理人 08/7/20(日) 23:53
    【903】Rd.11 ハンガリーGP IR@管理人 08/8/27(水) 1:29
    【904】Rd.12 ヨーロッパGP IR@管理人 08/8/27(水) 1:31
    【905】Rd.13 ベルギーGP IR@管理人 08/9/8(月) 3:14

    【887】F1 2008
     IR@管理人  - 08/3/16(日) 0:48 -

    引用なし
         いよいよ2008年のF1が開幕!

    今年からECUが共通化され、トラクションコントロールや
    エンジンブレーキコントロール、オーバーランコントロールと言った
    自動制御デバイスがなくなり、精神状態がミスに直結し易くなった本年
    バトル時の駆け引きが面白くなり、他にもタイヤの磨耗のコントロールや
    精神力の強さと言ったレースの醍醐味が復活するのではないか!?と期待大!
    醍醐味はスタート時にも復活となり、トラクションコントロールがないので
    路面の状況を直前にドライバーが入力し、タイヤが回転するかしないかの
    最適な状況を作る事が出来なくなり、ドライバーの感覚勝負となるので注目!

    変なルールでは、ギアボックスを4戦連続で使用しないと行けないとかもあり
    セミオートマを廃してのマニュアルシフトとクラッチ復活はなさそうなルールですな


    レーススケジュール
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    TV放送
    http://www.fujitv.co.jp/f1gp/index.html
    http://www.fujitv.co.jp/cs/f1/index2.html

    レース中にリアルタイムで更新されるラップチャート
    (SunMicroSystemsのJAVAとActiveXが必要になります)
    http://www.formula1.com/

    速報系レポート
    http://www.f1sokuho.com/

    けんさわ氏のブログ
    http://kspjpn.blog91.fc2.com/

    F1関連サイト
    http://www.fmotor.net/f1/index.htm
    http://blog.livedoor.jp/markzu/
    http://f1.racing-live.com/jp/index.shtml
    http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/
    http://www.f1racing.net/ja/index.php

    【888】Rd.01 オーストラリアGP
     IR@管理人  - 08/3/16(日) 1:14 -

    引用なし
        あれ?この間、お正月だったような・・?(おぃ
    月日の経つ早さがF1並になって来ていると感じる今日この頃
    その2008年のF1が、3月14日の金曜日からついに開幕となりました。
    5ヶ月ぶりに見た初戦のオーストラリアGPでは、国際映像に日本人ドライバーや
    日本チームの露出がいやに少ない様な?これって例のクジラ効果!?とか
    変な勘ぐりを入れつつのTV観戦となったわけですが、ひさびさと言う事もあり
    やっぱりF1はワクワクしますなぁ!冬の間にいろいろな変化があったわけですが
    スーパーアグリも無事にグリッドには着けてたし、中嶋一貴選手のデビューも確認!
    今年は日本チームや日本人ドライバーには思う様にはならないシーズンとなりそうですが
    日本ドライバーがいなかったシーズンもあったわけだから、楽しみや期待を持って
    レースを見れる事の喜びを再確認しながら、一瞬の輝きを期待しつつの観戦となりそうです。


    --------------------------------------------------------------------------

     予選では、冬のテストで圧倒的と言われ、初日の最初にトップタイムを出し
    それ以降はやや実力を隠し気味だったフェラーリ勢の昨年ワールドチャンピオンとなった
    キミ・ライコネン選手が去年のフェリッペ・マッサ選手を彷彿とさせるトラブルで
    予選16番手に沈み、マッサ選手も4番手とおやおや?と思わせる意外な結果でした。
    フェラーリ勢の今年の強みがレースペースとタイヤの磨耗が少ない事を思うと
    この結果も明日のレースのとんでもないペース&落ち込みが少ないペースと言われる
    予想があるので、気温が今日よりも高くなることを思うと、良いハンデが付いた感じ


     ポールポジションを獲得したのはマクラーレンのルイス・ハミルトン選手!
    相変わらずの負けん気と最初から速さを見せて相手を圧倒する傾向は今年も健在
    しかし、同僚の昨年のルノーから来たヘイキ・コヴァライネン選手も堅実に3位をゲット
    ドライビングセンスが抜群と言われ、レースオブチャンピオンシップでは、赤い皇帝
    ミハエル・シューマッハ選手を破った事もあるコヴァライネン選手なので、電子制御が
    撤廃された今年のF1では、フェルナンド・アロンソ選手のセッティングを参考に出来ず
    苦戦した後半戦のハミルトン選手の事を思うと、昨年のハミルトン選手同様に
    密かな野心を維持しつつ、着々と結果を残して行くと面白くなりそうですなぁ


     冬のテストでは出来損ないの車とまで酷評されていたBMW勢が立て直して来たのが凄い!
    ロバート・クビサ選手がポールポジションに迫るタイムで2番手を獲得!同僚である
    ニック・ハイドフェルド選手が5番手と昨年の調子を維持し、上位2強に迫っている。
    ハイドフェルド選手が順当な作戦で来たのに対し、クビサ選手が最初のピットインまでを
    少し短くするつもりでポールポジションを狙って来たのはチームの士気の為にもいいですな
    惜しくも逃してしまったけど、今後の開発にも力が入るし、これに結果が付いてくれば最高
    ただ、スタートはマクラーレン勢が自社グループ製と言う事もあり、共通ECUを知りつくしていて
    3〜4戦目ぐらいにならないと他が追いつきそうもないので、スタートでトップとかは期待薄


     開幕戦ほど当てにならなのもないけれど、TOYOTAチームがなかなかのポジションを獲得!
    TOYOTAのF1チームの代表が第二グループのトップと言っていたけど、その通りだったね
    加えて、新人のティム・グロック選手が初日からの安定感が素晴らしくてGood!
    まあ、4年前にもF1を経験し、その後下位のカテゴリーであるGP2で
    チャンピオンを取ったドライバーなので、完全な新人とは言えないけど
    他の新人、ルノーのネルソン・ピケJr選手やウイリアムズの中嶋一貴選手が
    新人らしいスタートを切ったのと比べると、うまくマシンの力を引き出している
    ヤルノ・トゥルーリ選手も6番手を獲得し、ここまでは良い流れに来ているのだが
    いつもここから、つまりレースがダメダメなTOYOTAチームがレースはどうなのか?
    トゥルーリ選手が一周で出すスーパーラップがTOYOTAの本当の力をカモフラージュし
    遅れている開発が、まだ大丈夫的になっていた印象だったけど、今年はグロッグ選手も
    大きく遅れていない事を見ると、車はレースペースでもそこそこ行けそうな印象はあり

    尚、グロッグ選手はギアボックス交換と進路妨害を取られ、予選19番手に降格とのこと

     
     テストでは評判が良かったウイリアムズ勢は、本番に強いニコ・ロズベルグ選手が7番手と
    テスト通りの結果を出して来たけど、期待の中嶋一貴選手が14番手に沈んでしまったのが痛い
    テストではニコ選手と同等のタイムを出していたけど、ニコ選手は余力だっぷりだったんですなぁ
    まあ、まだまだ発展途上なので、うまくレースを組み立て、なんとかポイントを獲得して欲しいとこ
    冬の寒い時期のテストで好調と言うのを思うと、ヨーロッパラウンド辺りからのレースの方に期待
    その頃には、一貴選手もレースコントロールや予選にも慣れているだろうし

     
     レッドブルチームは、地元のマーク・ウェーバー選手が予選中に赤旗の原因となる
    クラッシュを演じてしまい、今年はかなりの位置まで来ると思われている同チームの
    出鼻を挫いてしまう様な予選15位となり、速いのに相変わらずの不運っぷりがなんとも
    マシンは、デザイナーがエイドリアン・ニューイ氏と言う事もあり、デザイン優先型の
    細かいトラブルがあちこちに出そうなぐらい空力優先で攻めていて、マクラーレンに似ている感じ
    大ベテランとなったデビット・クルサード選手が8番手を獲得しているので、速さは証明済み!?


     レッドブルの下位チームに当たるトロ・ロッソは、去年の日本GPで4位に入った
    セバスチャン・ベッテル選手が今シーズンも最初から絶好調とも言える10番手を獲得!
    同僚のアメリカで3年連続CARTチャンピオンとなったセバスチャン・ブーデ選手を寄せ付けず
    このドライバーは、マシンの差が少ない現代のF1でひさびさに出たとんでもない逸材かも!?


     ボロボロと思われたHONDAチームは、ルーベンス・バリチェロ選手が11番手と
    ジェンソン・バトン選手が13番手とならび、最悪の状況ではなさそうな事が判明!
    新しいチーム代表のロス・ブラウン氏の指揮の下、今年は組織作りと細かいポイント稼ぎで
    チームの状態を上昇に向けて進めて行くといった状況なんでしょうなぁ・・・期待は微妙
    明日のレースで、ピットインのタイミングが早かったり、レースペースがいまいちだと
    燃料少な目にしつつの今回だったか・・とか考えちゃうので、結論は明日の上記二つを見た後に。


     関連で言うと、危険な状況にあったスーパーアグリは名目だけギリギリで生き残った模様
    スーパーアグリの支援に協力的だったHONDAのレース情熱派も近年の自分達の成績を鑑みると
    おおっぴらに援助出来ないし、浪費と考えるF1参戦を好ましく思わない内部のグループや
    投資家への説明には、情熱や伝統だけでは不可能だし、エコやアースドリームを以って
    ようやく企業の宣伝や使命を含めた活動として認められ、可能となる状況では尚更に。
    しかも、援助に消極的だったニック・フライ氏がマグマグループを交渉で引っ張って来たので
    この人の交渉能力の高さは恐るべし・・援助縮小しつつ、最終的に切ると言われても何も言えず
    スーパーアグリの夢は3年で費える事になりそうですのぉ・・国内スポンサーの付きも悪かったし
    スポンサー問題は、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手復帰を以ってしても、余り集まらなかったり
    世界的な不況を思うと、インドや中国みたいな成長が見込まれ、金が集って来ている新興国でも
    無い限りは、大盤振る舞い出来るところは、海外に進出しているメーカー以外はないのでしょうなぁ
    幸い!?なのは、このマグマグループがチームを転売するにしても、成績が良くなかったりすると
    買い叩かれるわけで、一時的にもそれなりの投資を行い、高く売る為のドーピング的強化を行う
    可能性があるから、そこの強化に期待しつつ、前半戦の奇跡のポイントゲットにでも祈りますかな
    予選は、佐藤琢磨選手が20番手、アンソニー・デビットソン選手が22番手と明らかに準備不足
    マシンは昨年のHONDAのマシンの改良型だけど、出来が2006年仕様より悪いし
    HONDA本体があれこれ手を入れても良くなかったので、小さなチームの改良で
    どうにかなるレベルじゃないっぽいのだけど、う〜ん・・マシンもチームも先行き不安


     インド系チームとなったスパイカー改め、フォース・インディアは、大ベテランの
    ジャンカルロ・フィジケラ選手が17番手と思ったよりも悪くない結果を出していました。
    昨年騒がれたエイドリアン・スーティル選手が落ち目!?と言われてしまっていた
    フィジケラ選手から離されたので、スーティル選手の株が下落!?それとも電子デバイスが
    なくなり、フィジケラ選手のうまさが際立っているのか!?と、どちらとも取れる状況が面白い
    ただ、資金力抜群のインド人チームオーナーがフィジケラ選手を大絶賛しているので、開発が
    フィジケラ選手に任され、マシンが同選手好み(ルノーではアロンソ選手がその立場だった)に
    傾いている可能性もあり、実際のところ数戦見ないとなんとも言えませんが
    オーナーの資金に問題がなければ、デザイナーも良いのが居るし、チームは未来あり


     ルノーに舞い戻ったフェルナンド・アロンソ選手は、三回目のQ3予選に進出出来ずの12番手
    レースペースではそこそこ良さそうとの評判があったのと、アロンソ選手のセッティングの妙で
    信頼性に問題がなければポイント獲得とかありそうだけど、同僚の期待の新人とされている
    ネルソン・ピケJr選手が去年のコヴァライネン選手同様のいまいちな予選結果で20番手と低迷
    ルノーチームはアロンソ選手中心を明言しているし、アロンソ選手も昨年強力な新人にしてやられ
    自分のペースが掴めないままシーズンを終えた事もあり、ピケJr選手への協力が微妙になると
    ルノーチームは、ミハエル・シューマッハ選手時代にもセカンドドライバーをぞんざいに扱った
    伝統があるので、ピケJr選手は、チームメイト、チーム共に厳しい時に加わってしまった印象
    この逆境を跳ね除け、完走率を高めつつ、ポイントを着実に稼ぐ事が出来たら凄い事になりそう


    決勝レースでは、まずはドライバーの腕に取り戻されたスタートに注目しつつ
    タイヤのマネージメント、エンジンブレーキの掛かり具合を一定にコントロールする事で
    安定性を保っていたエンジンブレーキコントロールがなくなったことに拠るブレーキング競争
    加速する際にトラクションコントロールがなくなった事に拠る加速のタイミングの妙技の勝負
    ブレーキングしながらコーナーに突っ込む様な事も出来なくなるので、ラインの奪い合いとクロス
    それにプレッシャーに拠るミスやオーバーラン、レースを楽しくさせる要素がてんこ盛りだけど
    本当に理屈通りに機能するのか?その確認と言う意味でも開幕戦は面白そうな予感!
    天候的には、今日の気温26度、路面温度40度前後よりも暑くなるとのことなので、タイヤの
    マネージメントなんてでも上記のTCSがない事もあって、特にリアタイヤの磨耗具合にも注目
    突然の通り雨なんて展開もあると、雨に強いドライバーの確認やらも出来て良いですのぉ

    オーストラリアGP決勝レースのスタートは、日曜日の午後1時30分より

    【889】決勝
     IR@管理人  - 08/3/17(月) 3:54 -

    引用なし
        オーストラリアGP決勝


     注目のスタートでは、TCSが使用出来なくなったけど
    エンジンのマッピングの変更は、今年も出来るとかで
    エンジンの回転数をホールドすることでホイルスピンが起き難く
    期待していた白煙スタートがなかったのが残念・・・(`・ω・´) ショボーン
    なんでも、現在の開発が出来ないV8エンジンは電子制御を駆使していて
    素の状態では出力カーブがスムーズではないぐらい電子制御込みでの
    ギリギリまで突き詰めた開発だった為、エンジンマッピングに拠り
    トルクカーブをうまくコントロールし、素のピーキーな出力特性を消しているとのこと。
    故に、エンジンマッピングが可能なのも、コスト削減の為に大きなエンジン開発が
    禁止されてでの現在のV8エンジン固定のレギュレーションを損なわない為とか!?
    エンジンマッピングも禁止して、エンジンを自由に開発させればいいのにねぇ


     そのスタートでは、予想されたマクラーレンの圧倒的な速さはなく
    2位のBMWのロバート・クビサ選手が燃料の軽さもあったけれども
    レコードラインではないグリップの低いポジションから好スタート!
    4位のフェラーリのフェリッペ・マッサ選手もこれまた好スタートを切る
    ポールポジションのルイス・ハミルトン選手は好スタートのクビサ選手に
    牽制を入れつつも、これまたきっちりしたライン取りで第一コーナーへ
    この第一コーナーで4位のマッサ選手が3位のヘイキ・コヴァライネン選手を
    抜こうとする際に、接触!?してしまい、スピンで壁にぶつかってフロントウイング脱落
    これに拠り最後尾へと落ちてしまい、ウイング交換と再給油での作戦変更を余儀無くされる
    (ビデオで確認すると、マッサ選手はインを守って入った後の単独スピンのも見えた)
    後方でも混乱があり、ジャンカルロ・フィジケラ選手やセバスチャン・ヴェッテル選手
    アンソニー・デビットソン選手が接触やらでリタイアとなり、逆にスタート失敗した
    佐藤琢磨選手が11番手まで順位を上げたりと、最初からセーフティカーが出る混乱模様
    HONDAのジェンソン・バトン選手も混乱で巻き込まれ、リタイアする原因となってしまった
    地元期待のマーク・ウェーバー選手はまたまた不運で、混乱後にピットイン→リタイアの流れ
    期待の中嶋一貴選手も混乱の中でフロントウイングを失うも、ピットストップを行って復活
    ワールドチャンピオンで16番手スタートとなってしまったキミ・ライコネン選手も
    混乱とマシンの差を活かし、一気に8番手までジャンプアップしていました。


     最初のセーフティカー後は、ハミルトン選手、クビサ選手、コヴァライネン選手
    そして、4番手にウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手、続いてニック・ハイドフェルド選手
    6番手にTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手、7番手にHONDAのルーベンス・バリチェロ選手と
    混乱の中でうまく順位を上げた日本チーム勢が続き、大ベテランのデビット・クルサード選手が
    9番手、フェルナンド・アロンソ選手もしたたかに10番手、琢磨選手11番手、TOYTOAの新人の
    ティム・グロック選手が11番手、エイドリアン・スーティル選手、セバスチャン・ブーデ選手
    ネルソン・ピケJr選手、中嶋一貴選手、最後尾の17番手にマッサ選手と言う流れ
    ここまで早くも5台がリタイアすると言うすごい展開


     レースが次に大きく動いたのは、16周目にクビサ選手がピットインするところから
    この前後にライコネン選手に追われるHONDAのバリチェロ選手ががんばって数周抑える
    HONDAのマシンがレース中での安定感もあり、ピットストップまでも結構長くて
    レースペースも速いと言う程もないけど、マシンの素性の良さが出ている安定ペース
    今後のアップデートの方法を間違えずにきっちり進化していけば期待が持てそうな感じあり
    トップのハミルトン選手も17周目にピットイン、燃料の重さと予選の速さを考えると
    マクラーレンが半歩リードしてはいるけど、BMWが予想以上に速いと言うのが伺える。
    両チームのもう一人のドライバー達もハイドフェルド選手が20周目、コヴァライネン選手が
    21周目のピットストップと、タイヤの発熱が良いマクラーレンが一発ではやや速いけど
    BMWも負けてはいないのがこちらからも解る。 ただ、オーストラリアみたいな所ではなく
    来週のマレーシアでは、コースのバリエーションも変わるので、マシンの差はここと
    その次のバーレーンを見ないと、低速、中速、高速、繋ぎでの差も解り難くはあるかも!?
    話をレースに戻すと、25周目にマッサ選手がクルサード選手をオーバーテイクする際に接触
    クルサード選手は弾かれ、マシンが大きく壊れてリタイアとなってしまってレッドブル勢は全滅
    ここで壊れたマシンの残骸処理の為の二回目のセーフティカーが出る事となりました。
    TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手は好調に見えた物の20周目の最初のピットストップにて
    ステアリング交換を要求しつつ、結局はマシンを降りると言うなんかのトラブルがあった模様
    ペースの落ち込みもなく、良い走りをしていただけにこれは残念な結果でした。


     二回目のセーフティカー中、ピットがオープンになった途端に飛び込んで来た
    トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデー選手が絶妙なタイミングで給油して出て行く
    レース再開後は、差が詰まった状況を活かし、3番手のライコネン選手が2番手の
    コヴァライネン選手をオーバーテイクしようとして、グラベルに飛び出してしまう大失態
    追突しそうなぐらいのリプレイシーンが流れた直後にマッサ選手のスローダウン映像が映され
    フェラーリ陣営はワンツーパンチを喰らうがごとくの信じられない状況となってしまう
    オーバーランしたライコネン選手がピットインし、出てみると順位は最後尾に落ちていた。
    ここで今回散々だったルノーの新人、ピケJr選手がのろのろレースの末にリタイア
    変な時期にチームに入ってしまった為、この選手の評価は散々なモノになってしまいそう
    この一周後、佐藤琢磨選手の長距離を走ったことのない今年のマシンが根を上げて止まる。
    トップは、ハミルトン選手、コヴァライネン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルグ選手
    バリチェロ選手と続き、6位になんとうまいタイミングでピットインしたブルデー選手が!
    トロ・ロッソチームでは、ブルデー選手の同僚のベッテル選手の評価が高くて
    CART4年連続チャンプもその引き立て役になりそうだったけど今回で評価が一変しそう
    7位にクビサ選手、8位はアロンソ選手が続き、地味な作業をきっちり出来るアロンソ選手は
    落ち目のフェラーリを立て直した時のミハエル・シューマッハ選手みたいな感じが出てきた。


     44周目にTOYOTAのグロッグ選手がハイスピードでの派手なクラッシュに巻き込まれる。
    芝生部分にバンプがあったみたいで大きくジャンプし、着地で壊れると言う激しいモノ
    コースのバンプならまだしも、コース外のバンプがあると言うのは問題ですな・・・
    グロック選手は、マシンが路面に叩きつけられた後は壁とかに行かなかった事もあり
    なんとか無事でしたが、クルサード選手の接触もそうだけど、タイヤが外れないことが
    ドライバーへも、観客へもかなりの安全性向上に繋がっていることを痛感しますねぇ
    これにより三回目のセーフティカーが出ると、運が悪く燃料切れとなりそうだった
    HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン、しかし、これが原因で後に失格となった。
    HONDAはバトン選手が早期にリタイアしたけど、今回はレースペースやマシンの挙動が良く
    今後の開発次第では、マシンの挙動も去年とは比較にならないぐらい安定していたので
    雨とかのレースも含め、結構頻繁にポイントを取れそうな感じがするのはいいですな!
    ただ、フェラーリやレッドブルがきちんといた場合の事も考慮する必要があるので
    それほど楽観的にはなれないだろうけど、出口がなかった去年に比べると一安心でしょうなぁ
    このセーフティカー中に、2位を走っていたマクラーレンのコヴァライネン選手が
    最終ピットインを行ったのですが、セーフティカーで差が詰まってしまったこともあり
    残り11周で自身の2位を失ってしまう。ほぼ同時期にアロンソ選手もピットインを行う
    順位が整理されてみると、中嶋一貴選手が後ろにライコネン選手、コヴァライネン選手
    アロンソ選手を従えての6番手と言う、なんともワクワクする展開となっていたのですが
    一貴選手は前のクビサ選手に最終コーナー前のコーナーで突っ込んでしまう大失態
    フロントウイングを失い、ポイント圏外から離脱、ロズベルグ選手の3位と対比しても痛い
    始まっていたレースでは、コヴァライネン選手がライコネン選手をオーバーテイクし 
    その際の両者オーバーランにアロンソ選手が漁夫の利で5番手となる凄い展開!
    ライコネン選手は徐々に遅れ、エンジン音もおかしくなり、最終的には止まってしまう
    コヴァライネン選手が最終ラップ前にアロンソ選手を攻略するも、その後のストレートで
    バイザーを拭く際にスピードリミッターボタンを押してしまったとかで失速してしまい
    アロンソ選手に再度抜かれる。周回数を間違えてゴールと思ったのかな?とかとかも
    競馬のジャパンカップでゴール板を間違えてしまい、順位を失ったジョッキーを思い出す。


     残り4周でライコネンがストップ、一貴選手が8位になるサバイバルな展開!
    コヴァライネン選手がアロンソ選手を追い詰めるシーンが続く、バリチェロ選手が
    ピットが赤の時に出て行った映像が流れ、失格が濃厚となる状況が展開される。
    残り3周、4位のブルデー選手に悲劇が襲う・・なんとエンジンから煙でエンジントラブル
    フランスにひさしぶりにF1ドライバーの朗報が届くと思いきや、本当に残念なトラブル
    (最終的にはバリチェロ選手の失格や完走したマシンが少なかったのでポイントは獲得)
    結局、ハミルトン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルク選手が表彰台、残りがアロンソ選手
    コヴァライネン選手、バリチェロ選手、一貴選手、ブーデ選手、ライコネン選手の順で完走扱い
    気温37度と言う事もあるけど、完走8台と言う信じられないサバイバルレースでした。
    しかも、完勝と確実といわれていたフェラーリ勢が予選から失態続きで全滅と言うのが惨い
    長年のジャン・トッド代表体制後とは言え、この結果は酷いと言うか、肝心なところで
    チームにもドライバーにも緩みが出てしまったと言うのが完璧なドライバーと完璧な戦略家を
    失うも、完璧な代表が居た昨年は、機能していた要素が抜け落ちてしまった様な感じですな
    まあ、これはこれで昔のフェラーリらしくて微笑ましくはあるけど(笑)
    逆に、マクラーレンはハミルトン選手が常にトップでプレッシャーからも開放されていて
    常に自分のペースだったこともあるけど、タイヤの問題もなく、ペースも常に速かったし
    テストでフェラーリとの差を痛感した後のマクラーレンチームの開発力の高さと早さの凄さ
    ファステストラップがコヴァライネン選手だったことやフェラーリ勢との争いがなかった事
    コース特性とかを入れると、まだ真価は解らないけど、今年もハミルトン選手は活躍しそう!
    ウイリアムズのロズベルグ選手が初の表彰台を獲得し、一貴選手も最終的には6位となった。
    クビサ選手との接触のペナルティは、次のマレーシアでの予選順位10番手降格と言うモノで
    レース順位剥奪や30秒加算とかに比べると、新人と言う事で温情のあるペナルティですな
    デビュー戦でメカニックを轢いたり、今回の接触と昔の琢磨選手みたいな派手さ付き(笑)
    2004年の琢磨選手に比べると、初期状態ながら安定感と言うか、線の太さはある感じだなぁ
    まだまだ二戦目なので解らないけど、同僚のロズベルグ選手への対抗意識と結果次第では
    マシンが良い時期にデビューと言うのもあるけど、初年度から大きく成長しそうなのが楽しみなとこ
    レース全体では、オーバーテイクは予想された程は多くはなかったのがアレでしたが
    サーキットの特性を思えば、次のマレーシアでもう少しオーバーテイク等もあると思われます。


     今回のレースはECUが共通化し、TCSやEBSがなくなったことが面白さに拍車を
    かけた印象が強いけど、2012年までのエンジン凍結を受け、大手自動車メーカーが
    参加する意義が薄れ、HONDAなんては環境問題のアピールに使う事でその部分を
    うまく!?浪費される湯水に意味を持たせようとはしているのだけれども
    基本的に必要な莫大な参戦費用の意味を満たす技術開発の比重が小さいのは厳しい
    更には、ECU共通化やトラクションコントロールシステムは、近年までレースを
    面白くしないデバイスであったのだけど、これはパワーをロスしない仕組みでもあって
    エンジンブレーキの掛かり具合を一定化するエンジンブレーキシステムも同様
    無駄なロスを蓄え、それを生かす回生ブレーキシステムが未来の技術とされ
    レースが面白くなるのと、最先端技術や未来の技術開発と熟成が対立するとなると
    その開発に莫大な投資としてのF1を使えないのが今後のアキレス腱になりそう

     無論、その間隙を狙うがごとく動きとして、アメリカではCARTとIRLが和解し
    2012年までのエンジン開発の凍結や初期に導入されるF1での回生ブレーキシステムが
    随分と古いモノらしく、現在のTOYOTAがやっているスープラハイブリッドとかに比べても
    稚拙であり、もし、ル・マン24時間レースでこの車が勝ったりする時のインパクトが
    F1と比べられると、F1が技術的にも古い存在である事がしらしめられ兼ねないわけで
    CARTやIRLでのバイオ燃料は、逆に食糧危機や地球温暖化の原因となってしまうと言う
    皮肉に見舞われつつあるけど、F1の停滞、すなわち後退が起きる4年の間のチャンスに
    統合された新しいシリーズの技術概要が各種自動車メーカーの技術競争を呼び込めれば
    そして、それを機に大物ドライバーであるファンパブロ・モントーヤ、ジャック・ヴィルヌーブ
    ミカ・ハッキネン、ハインツ・ハラルド・フレンツェン、F1関係ではないところから
    ジェフ・ゴードンやその他有名な選手、更には技術的な部分進化に拠る身体的な負担が減れば
    ナイジェル・マンセルやダニカ・パトリックなども参加させるぐらいの事も出来たりもあるし
    メルセデスベンツにでも参戦して貰い、更にはミハエル・シューマッハを呼び込めれば
    話題性も含め、壮大なシリーズを作ることが出来なくないとも思えてしまうわけです。はい。

    【890】Rd.02 マレーシアGP
     IR@管理人  - 08/3/23(日) 13:50 -

    引用なし
       マレーシアGP予選


     開幕戦のオーストラリアで全滅したフェラーリ勢が復活の予選1-2を獲得!
    ポールポジションはフェリッペ・マッサ選手が取り、開幕後に浮上していた
    セバスチャン・ベッテル選手との交代、放出説を鎮めるかの見事な走りでした。
    フェラーリでは、前代表のジャン・トッド氏がマレーシアに姿を見せたと言うのも
    同氏の息子であるニコラス・トッド氏がマッサ選手のマネージャーを務めていて
    フェラーリボスと現代表のステファノ・ドメニカリ氏のイタリア純粋派からの
    政治的な意味がドライバーに与える影響を軽減する意味でもマッサ選手はチャンス
    現代表が開幕戦で大失敗をしてしまい、その力量や統率力に疑問符が付いた所に
    ジャン・トッド氏が来てチームを引き締め、マッサ選手が優勝やフェラーリの
    1-2フィニッシュでの2位を獲得出来たならば、3年契約したと言われている
    マッサ選手の今後も1年間はとり合えず、その後も大きな失敗が無い限りは
    なんとかなりそうなのですが、シーズンを通しての安定性と強さは欲しいですな
    キミ・ライコネン選手は前回の様な派手な失敗とマシンの信頼性に問題がなければ
    表彰台を確実なモノにしそうなので、こちらは集中力が切れなければ確実性高し


     マクラーレン勢は3-4でしたが、予選での進路妨害を取られて二人とも5番手降格
    開幕戦で優勝したルイス・ハミルトン選手がフリー走行では速さを見せていて
    今回もと思いきや、予選では開幕戦でのフェラーリ勢みたいにあと一歩の速さが足りず
    マシンが完璧には決まっていないみたいなので、タイヤの持ちや同僚であり
    予選でタイム的に前に行かれたヘイキ・コヴァライネン選手との差にも注目です。


     5番手であり、マクラーレン勢の予選順位降格で3番手に上がったのが
    TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手!相変わらず一発の速さがずば抜けていて
    予選ではマシンの限界ギリギリ、いや、それをちょっと超えた走りが出来てしまう
    現在では稀有なドライバーであり、TCSが無い今シーズンのモナコとかでは
    特に期待出来るわけですが、同僚の新人ドライバーのティモ・グロック選手も
    最終予選のQ3に開幕戦に続いて進出していて、TOYOTA勢の好調さが伺えます。
    開幕戦は二台リタイアで(トゥルーリ選手は電気系統のバッテリー関連のトラブル)
    (グロッグ選手は、コースアウトの際にバンプに飛ばされての派手なクラッシュ)
    レースでの速さやらが詳しくはわからなかったけど、レースでも速いとなると
    フェラーリ、マクラーレン、BMW勢に続く二番手グループの先頭の立場と言う事に!


     6番手、7番手はBMW勢が入り、開幕戦で見せたテスト時とは違う速さも
    マレーシアみたいなさまざまなセクションが入るコースとなると、ややその速さも
    まだまだ微修正を加えて行かないと、フェラーリやマクラーレンとの差がある印象
    エンジニアリング能力ではTOYOTAよりもしっかりしてそうだけど、マシンの素性は
    今期はTOYOTAの方がそれを限界まで引き出せるかは別として、伸び代はありそうな!?
    また、雨が降ったりすると、これまたドライバーがドライビングに格闘している感のある
    今年のBMW勢は、ちょっと難しくなりそうなので、今回は荒れたりしないと表彰台は微妙!?


     8番手はレッドブルのマーク・ウェーバー選手が獲得し、速いマシンにトラブルがないと
    上位に顔を出す、不運にもなかなか結果には繋がらないけど、速いドライバーは今も健在
    フェラーリやドイツ系と言う事でマクラーレンも欲しがっているレッドブルの下位チーム
    トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手が目覚しい活躍を見せている為に
    上位チームのレッドブルがシート確保の為、デビット・クルサード選手が今期限りで引退
    もしくはその優れたレスポンス能力が買われている為、トップチームのテストドライバーに
    なるとも、英国のBBCテレビ放送のF1解説者になるとも、言われているらしいのですが
    最年長のクルサード選手は今回も自分のペースを崩さず、決勝での幸運を期待したいですな


     予選9位は、前戦の大混乱&サバイバルの状況で力の無いルノーを4位に持ってきた功労者
    フェルナンド・アロンソ選手!最終予選に入るも、フリー走行ではマシンの重い状態での
    セットアップに注力し、予選モードをほとんど行わなかったのに、一発でこれはさすが!
    予選後にマクラーレン勢が自分の予選を邪魔したと、すわっ、去年の遺恨か!?とか
    下衆の勘ぐりをしたくなる抗議を行い、5番手降格させたのもあわせ、存在感は相変わらず
    前戦ボロボロだったネルソン・ピケJr選手は、アロンソ選手と各種データの共有を
    させてもらう様になったのか?はたまた、前戦があまりに準備不足だけだったのか?
    今回はフリー走行からまずまずのタイムを記録し、予選でも13番手と悪くない感じ
    ネタドライバーになりかけていたのを今回は払拭出来るのか?も含めて注目です。


     開幕戦でそこそこ戦えそうな事が判り、安堵と今期のチームの方向性に確信が持てた
    HONDA勢はジェンソン・バトン選手が11番手、ルーベンス・バリチェロ選手が14番手と
    中段の位置ではありますが、コースの性格が変わり、90秒以上と言う長いコースでは
    トップチームとの差も含め、まずまずと言ったところに着けられたのは大きいです。
    特に、予想されている雨でも降ってくれると、今期の安定しているマシンの挙動やら
    TCS無しの影響が物凄く響く状況が、ナチュラルドライビングといわれるバトン選手や
    雨で強かったバリチェロ選手を擁する状況が、かなり有利に進むのではないかと。


     開幕戦の予選で速さを見せたセバスチャン・ベッテル選手、決勝で強さを見せた
    セバスチャン・ボーデ選手のトロ・ロッソ勢は、15位、19位と今回はやや苦戦
    今後のマシンのアップデートではレッドブルと同じシャシーが使われるらしいので
    期待は出来るけど、昨年のマシンのアップデートでは、次のバーレーンの後に来る
    3週間もの間の後にあるヨーロッパラウンド開幕のスペインGP(4月27日)では
    その間に行われるマシンに加わる大きなアップデートで差が出て来てしまう為
    3戦目までにポイントを稼いで置きたいところだから、このチームも雨期待ですな

     
     テスト好調&開幕戦が荒れたとは言え、ダブル入賞でポイントを獲得した
    ウイリアムズチームは意外!?にも大きく遅れ、ニコ・ロズベルグ選手が16位
    中嶋一貴選手が18位と、予想されたよりもタイムが伸びず、まさかの後方状態
    これをどう見るか?中段グループのTOYOTAやHONDA、レッドブルに躍進があったにせよ
    ちょっと不可解とも言える今回のウイリアムズ勢の失速なわけで、ロズベルグ選手を
    以ってしても16位、一方、経験のあるセパンサーキットを走る一貴選手だったけれど
    予選の走り&タイヤの使い方にロズベルグ選手との差がまだ大きいっぽいので仕方なし
    レースペースを見ないと判らないけど、ウイリアムズ勢の今後がちょっと心配かも


     フォースインディアは、ジャンカルロ・フィジケラ選手が17番手を獲得に加え
    速さに注目されていたエイドリアン・スーティル選手を今回も圧倒してしまう
    トゥルーリ選手同様に、このイタリア人ドライバーはチームの居心地が良いと
    いつも以上の力を出せてしまうのが凄いなぁ・・・トップチームの時にも
    こういった才能を見せて欲しかったけど、ルノーは居心地良くなかったのかな?


     スーパーアグリ勢は、佐藤琢磨選手が20番手でフォースインディアの一台を食い
    アンソニー・デビットソン選手もようやく普通に走れる状況になって来たので
    今回は完走が目標だろうけど、前回の開幕戦がシェイクダウンだったことを思えば
    競争は難しく、長丁場の信頼性は不安大きいけど、レースを出来ると言うのはGood!
    2010年からカスタマーシャシーが使えなくなり、スーパーアグリやトロ・ロッソは
    それぞれHONDA、レッドブルから事実上シャシーや関連パーツの提供を受けて来たけど
    2010年からは、自前のシャシーを用意する必要があるわけだけど、それはほぼ不可能と
    スーパーアグリの代表がチームの株式を売却したことからも解るけれど、トロ・ロッソも
    2010年問題を見越してのチーム売却を考慮していたり、この二つのチームの参戦枠を巡り
    シーズン中盤辺りから色々な動きが表面化して来るとの話があるみたいです。

    ラリーで有名なプロドライブがマクラーレンからの技術供与を受けて参戦するとかも
    あったけど、それが流れたり、石油マネーで潤うロシア関連からの参戦が噂されたり
    F1のボスのバーニー・エクレストンが韓国の自動車メーカーにF1来い来いを要請したり
    上記の二つは、グランプリをそれぞれロシア、韓国に誘致することもセットとなっていて
    建設的な利権も関係するそれぞれの国の政治家の魅力になっているようですが、果たして!?

    【892】決勝
     IR@管理人  - 08/3/25(火) 20:23 -

    引用なし
       マレーシアGP決勝


     予選1-2だったフェラーリ勢が予選順位5番降格となった
    マクラーレン勢が後ろになったこともあって最初から独走
    スタートでは、ポールポジションのフェリッペ・マッサ選手が
    スタートでやや出遅れた為、2番手で並びかけようとしていた
    キミ・ライコネン選手を壁際まで押しやるちょっと異様な展開
    作戦が違うのか!?ライコネン選手が引いた為に事無きを得ましたが
    マッサ選手の焦りなのか?気合なのか?ちょっと予想外の出来事でした。


     後方では、マクラーレン勢が重い燃料を積んでいた”やっかい”な
    フェルナンド・アロンソ選手をオープニングラップで二台ともに交わし
    3位スタートだったTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手は2台のBMW勢と争った結果
    最初のコーナーでややオーバー気味となり、左側にいたニック・ハイドフェルド選手は
    抑えたけど、右(イン)側のロバート・クビサ選手とその後ろにうまく付けていた
    レッドブルのマーク・ウェーバー選手に先行を許し、更に混乱をうまく抜けてきた
    マクラーレンの二台が襲い掛かり、ルイス・ハミルトン選手にインを取られて6位へ
    次のコーナーの膨らみをヘイキ・コヴァライネン選手が狙っていたのはうまく防ぐ
    この混乱の最中、トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデー選手がコースアウト


     2周目にティモ・グロッグ選手がスピン、真後ろを走っていたウイリアムズの
    ニコ・ロズベルグ選手のフロントウイングを巻き込んでしまい、ロズベルグ選手が
    ピットインする羽目となってで大きく順位を落とす。 一方、最後尾スタートの
    中嶋一貴選手は、7周目にセバスチャン・ベッテル選手を綺麗にオーバーテイク!
    レースペースのタイムも1分38秒台が出ていたりとまずまず速い好調な出だし
    他では、フォースインディアのエイドリアン・スーティル選手がリタイア
    4周目にこのレースで唯一目だった部分のバックストレートで3台並んでの
    ブレーキング競争があったので、なかなか見応えがありそうな予感を
    感じさせるも、それはこの一回きりだったと自分の予感が見事に裏切られる。


     16周目、レッドブルのマーク・ウェーバー選手がレースで最初の給油
    同周回に中嶋選手も入り、次の周用にフェラーリがタイヤの準備が映し出され
    マッサ選手が17周目にイン!距離を保ち、タイヤを労わりながら2位を走行していた
    ライコネン選手がこの機を逃すまいと、一気にスパートしてタイムアップしてきた
    そのライコネン選手が18周目にピットインし、スパート効果でマッサ選手の前に出る。
    マーク・ウェーバー選手に長らく前を抑えられていたハミルトン選手は
    ウェーバー選手がピットインした後、前が開けた事もあって、1分35秒台〜36秒台を
    コンスタントに出しつつ、19周目にピットイン(タイヤはソフトからソフトへ)
    しかし、ピット作業でホイールがうまく嵌らず、通常の倍以上の20秒も止まってしまう
    ピットアウト後、マッサ選手がライコネン選手から遅れ始める。
    早くも4秒の差が付くが、マッサ選手はタイヤを労わる様に考えたのかな?と
    個人的には好意的な解釈をしつつ、今後のフェラーリ勢の争う展開に期待。
    22周目にアロンソ選手、バトン選手らが続々とピットイン、ピケ選手はまだ入らない
    結局、24周目まで引っ張ったのだけど、二戦目からベテランの様な戦略ですな
    ピット作業で遅れてしまったハミルトン選手は、再びにウェーバー選手の後ろで9位


     29周目、タイムが伸びないウイリアムズ勢でも特にタイムが落ち込んでいた中嶋選手がピットへ
    直後、なんと二番手走行中のマッサ選手が単独スピン・・・シート危機の警戒レベルが4へ!
    スピンしていった場所もグラベルが少ないのに、ちょうどグラベルの真ん中で出れない
    この運の悪い場所は、去年の中国GPでのハミルトンのピットロードリタイアに似ている
    コンマ数秒ずつだったけど、じりじりとライコネン選手に離されていくのを
    なんとかして挽回しようと無理をしてしまったのか!?ここは優勝でなくても
    2位と確保してフェラーリの1-2と自身のチャンピオンシップの参加権を取るべきだったのに
    熱くなってか、またサポート役をさせられ、ルーベンス・バリチェロ選手の轍を
    絶対に踏むまい!と、サポート役になる道への嫌悪やいらだちからか!?
    やっちゃった・・・と言う感じですなぁ。次の候補と言われるベッテル選手も
    今回はあまり良い活躍はしなかったのが、皮肉にも救いとなっていますなぁ
    ただ、ベッテル選手との契約を持っているBMWがこの選手を離さない感じなので
    (BMW系の銀行系スポンサーがサブプライム問題関連!?からスポンサー撤退とかで)
    (BMWのF1参戦資金の予定が狂ったりの場合は、契約を高値で売却とかもありそうだが)
    今年のシートは安泰かもしれないけど、立場は完全に厳しくなり、ダブルエースはなさそう
    37周目にライコネン選手がピットイン、40周目にトロ・ロッソのベッテル選手が白煙を上げてストップ


     残り10周、ハードタイヤで4位を守るトゥルーリ選手に、路面にラバーがついて
    完全にマシンが合って来たハミルトン選手が1秒以上速いペースで追い上げるも
    トゥルーリ選手もペースを上げ、3秒まで縮まった差をなんとかキープとハラハラ展開
    ここで素晴らしかったのが、トゥルーリ選手がレースの終盤にマシンにムチを入れ
    飛ばしまくったのに、今年のTOYOTAのマシンは安定してドライバーの要求に応え
    速いタイムを出し続けて隙を見せなかったところですなぁ。今までこんな事はほとんどなく
    不安定だったり、マシンが早く限界に達し、ミスが出たりしていたのでこれには
    正直驚いた!と言うか、今年のTOYTOAの車は、あの無茶走りでタイムを搾り出してくれる
    トゥルーリ選手のスパートにも応えたし、グロッグ選手が連続して最終のQ3予選に進出
    基本が特殊なマシンではなく、安定マシンでレベルが高いってのはおいしいですなぁ
    それでもフェラーリやマクラーレン、BMWと言った上が居るのがF1の辛さ(^o^;
    BMWを加えた3強にした理由は、前回の開幕戦の強さに加え、今回のハイドフェルド選手が
    最後の最後でフェラーリやマクラーレンを上回るファステストラップを出した事から
    順位は序盤の混乱で後ろに下がった事が響き、6位と言う結果だけれどもこれは凄い

     
     レース終了!優勝はフェラーリのライコネン選手、2位にBMWのクビサ選手
    3位にはマクラーレンのコヴァライネン選手!コヴァライネン選手のレース中に
    ミスもまったく無い安定っぷりが目立っているけど、これはすごいよねぇ
    開幕戦では不運はあったけど、確実にポイントを稼いで来てくれるドライバー
    トップチームなのに物怖じせずに仕事をこなしているし、去年のハミルトン選手みたい
    で、ハミルトン選手がアロンソ選手の立場みたいな?コヴァライネン選手も
    去年のハミルトン選手同様に野心を秘めつつ、きちんとチャンスを待っていると言う
    必要な待ちを心得たドライバーと言うのも今シーズンのダークフォース的存在
    4位にTOYOTAのトゥルーリ選手、5位はマクラーレンのハミルトン選手
    6位BMWのハイドフェルド選手、7位がレッドブルのウェーバー選手、8位にこれまた
    素晴らしい走りと戦略でポイントをもぎ取って来たフェルナンド・アロンソ選手
    マシンの出来がまともだった期待のHONDAは、ジェンソン・バトン選手が10位と
    入賞に一歩届かず、完走台数が多いと中位グループの競争が激し過ぎる今期は
    ポイント獲得も難易度が高いですのぉ・・・今期は新体制下のチーム作りが目標らしいけど
    それから、ルノーのネルソン・ピケJr選手も11位完走となんとか体裁を取り繕えた感じ
    ピケJr選手加入でルノーから追い出されたフォースインディアのジャンカルロ・フィジケラは12位
    スーパーアグリ勢は、アンソニー・デビットソン選手が15位、佐藤琢磨選手が
    16位と、連続開催の二戦目で共に完走を果たせたのはかなりの快挙だと思う。
    遅れに遅れた中嶋選手は17位の完走最後尾、同僚のニコ・ロズベルグ選手14位と
    大きく苦戦したウイリアムズ勢にはちょっとビックリ・・・なんでも路面と
    タイヤが合わなかったとか・・・テストで好調だった時みたいに気温が
    もう少し下がるヨーロッパラウンドでの巻き返しに期待したいとこでふ


     と、流れはこんな感じでしたが、淡々とした退屈なレース、期待していた雨もなく
    オーバーテイクがあったのも前半ぐらいだったし、ルノーの代表が提案していた
    レースの周回数を半分にし、決勝レースを二回やる方式が欲しくなるところ
    これは、一回目のレースは周回数が半分になる以外は普通の流れだけれども
    二回目のスタート順位が一回目のレース結果を逆にしたリバースの順位となる
    この方式は、GP2と言うF1の前座で採用されており、ちょうど今回のマレーシアで
    参戦している日本人ドライバーの小林可夢偉選手がなんと初優勝を飾ったりもしてる。
    ちなみに、ハミルトン選手やロズベルグ選手、グロッグ選手などがこのシリーズの
    シリーズチャンピオンとなった事でも、レベルの高さとF1への登竜門だと解るかと。

     話を戻すと、ルノーの代表がF1のボスであるバーニー・エクレストン氏の後継に
    なれば、そういった伝統を大きく変えてしまう様な大胆な改革が起きそうだけど
    ルノーの代表のフラビオ・ブリアトーレ氏は、今シーズンアロンソ選手をルノーに
    連れ戻した際の契約で、来期も契約を延長するとなると今シーズンの結果で
    ワールドチャンピオンが獲得したポイントの7割取らなければ来期は自由だとかの
    オプション契約条項があったり、契約延長が出来たとしてもその際は今期の年俸を
    ほぼ倍にしなければいけないとかの要素もあり、秘蔵っ子のネルソン・ピケJr選手が
    ワールドチャンピオンクラスの原石がどうか?も微妙な感じになっていたり
    ルノーのカルロス・ゴーン会長がF1に乗り気で無く、お金を出すどころか絞る方向に舵を切りかねないだとか、ルノーF1チームを立て直す予定がイバラの道過ぎる事や
    ゼロから5年10年で立て直すとなると、氏の健康問題や年齢も重要な要素となり
    ブリアトーレ代表のそろそろの引退も予感させるわけで、今回マレーシアに来ていた
    元フェラーリの代表であるジャン・トッド氏がバーニー・エクレストン氏や
    マックス・モズレー氏の後釜になる可能性も考慮すると、そこら辺の政治的な争いも
    含めたF1よりも、最近同氏が手に入れたサッカークラブの強化の方に今後の情熱を
    掛ける可能性も高く、退屈な可能性もあるF1は2012年前後まで変わらないのかなぁとか


     次のF1は、4月6日決勝のバーレーンGPです。

    【894】Rd.03 バーレーンGP
     IR@管理人  - 08/4/5(土) 22:10 -

    引用なし
        FIA会長のマックス・モズレー氏のスキャンダルが
    バーレーンGP前を賑わせましたが、モズレー氏と共に
    マクラーレンのロン・デニス代表を排除しようとしていた
    バーニー・エクレストン氏が昨年、マクラーレンチームを
    スパイスキャンダルで失墜させ、その責任を代表に取らせ
    目的を達成しようとしたことがあったけど、今回のことを
    穿って見るならば、ロン・デニス氏の復讐の一環と取ると面白い(おぃ

    http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51265278.html
     
     もちろん、本人達が手を下したりせずとも、対立が起こり
    それが衆知の注目を集めると、そこの対立に乗じる形で
    欲しくもない”土産”を持ってきたり、情報を含めた品物を売りに
    来る人達も出るでしょうから、その状況下で関連の情報が吟味され
    相手を脅かし兼ねない金のなるスキャンダルを対立している関係に
    売りに行ったとして、断られ場合でも、処分に困った情報をゴシップ紙で
    予定していたよりも格安で処分する事もあったりなかったり!?
    あとは勝手に伝達され、増幅されていってしまうわけだから
    結果として、対立している片方は手を下さずとも、関わらずとも
    金銭を得ようと動く、動いた人間達に拠り、相手を追い詰めたと言う
    争いに備え、出来るだけ身は綺麗に、白い状態でいたいと考える結末

     今後、モズレー氏の引退に備え、ジャン・トッド氏やらが他薦され
    引退後に後を継ぐと言う事になるも、スキャンダルを仕掛けたのが
    実は、FIA会長を狙う同氏だったとかの小説的な超展開にも期待!(コラコラ


    ---------------------------------------------------------------
    バーレーンGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/04/f1_402e.html

     BMWのロバート・クビサ選手が初のポールポジションを獲得!
    前回もそうだったけど、クビサ選手は予選で攻めまくるので
    見ていて気持ちの良いドライバーですな。決勝でも掻き回して欲しい
    それまでの部分で絶好調だったフェリッペ・マッサ選手は惜しくも2位
    でも、これで変なプレッシャーがなくなり、レースはきっちりしそう!?
    3位はマクラーレンのルイス・ハミルトン選手、4位はフェラーリの
    キミ・ライコネン選手、5位はマクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手
    6位にBMWのニック・ハイドフェルド選手と、上位は3強が独占している。
    初日のフリー走行で珍しくクラッシュしてしまったハミルトン選手は
    今回も完璧とは言い難い結果と、コヴァライネン選手が速さを見せ始め
    去年のアロンソ選手と自分との立場が逆転してしまった様な展開に
    動揺と言うか、マシンの性能が圧倒的でもなく、セッティングでも
    完璧にまとめられていない状況が続き、色々な意味で準備が出来ていない感じ

    ただ、今回はどのドライバーも風でコース上に砂が乗ってしまうと言う
    変わり易く、荒れたサーキットで細かいミスが多かったのが印象的
    レースでは些細なミスやらも多そうですが、それが争いに繋がる事を期待
    決勝を燃料的に見ると、予選でミスをしたとは言え、マッサ選手が圧倒的
    BMWはクビサ選手が早めのストップだろうけど、マクラーレン勢の戦略や
    ハイドフェルド選手はいつも通りだろうから、レースでセーフティカーとかの
    出るタイミングが今回も結果に繋がりそうなのが、ちょっと面白み的には不安


     7位以降は混戦で、TOYTOAのヤルノ・トゥルーリ選手、ウイリアムズの
    ニコ・ロズベルグ選手、HONDAのジェンソン・バトン選手、そして
    ルノーのフェルナンド・アロンソ選手と続き、別の4つのチームが並ぶ
    TOYOTAは開幕前にここバーレーンで行ったテストが効いている感じで
    今までのレースよりも3強に近い形だったので、上位が崩れる前提付きだけど
    前回の4位に近い結果を残せそうですなぁ。HONDAもバトン選手が難しい
    コースコンディションを綺麗にまとめる往年の走りが復活しているし
    アロンソ選手に至っては、さすがと言うしかないマシン性能を限界以上に
    引き出し、スタッフに言葉だけじゃない姿勢で叱咤激励しているのがいいよね
    こういうドライバーだと、スタッフのやる気も普段以上に出て来るだろうなぁ

     他は、7位から10位までの順位を獲得したドライバーのチームメイトがちょっと不発
    バーレーンの難しく、90秒オーバーの長いサーキットと言うのもあるだろうけど
    ルーベンス・バリチェロ選手の遅れは許容範囲としても、ティモ・グロッグ選手
    ネルソン・ピケJr選手は同僚が抜き出ているドライバーな事を考えると仕方なくも
    ちと厳しく、中嶋一貴選手に至っては、予選で遅れてしまう失敗を今回も再現で
    16番手とちょっと不発と言うか、アタック方法をもっと混まない状態でタイヤを
    最大限の力を発揮させるアタック前の熱入れ辺りから構成し直さないでいると
    フリー走行までは余力を持っているニコ選手について行けても、予選に入って
    一気に離されてしまう状況がシーズン終わるまで続くなんて言う悪夢も起こりそう

     ベテラン揃いのレッドブルは、マーク・ウェーバー選手が11位と予選で邪魔が入り
    アタックがうまく行かなかったデビット・クルサード選手の17位と言う結果でして 
    マシンの改良や事前の予想に比べると、ちょっと物足りない状況が続いているのが気掛かり
    レッドブルの下位チームのトロ・ロッソでは、セバスチャン・ベッテル選手の影に隠れ
    開幕戦で結果を出したけど、絶対的な速さには、まだ疑問符が残っていた!?
    セバスチャン・ブルデー選手がフリー走行からベッテル選手を圧倒し
    難しいバーレーンのコンディションでミスもなく、速いタイムを連発!
    アメリカレースで活躍したドライバーでは、ジャック・ヴィルヌーブ選手や
    ファン・パブロ・モントーヤ選手が活躍したけど、マイケル・アンドレッティ選手
    アレックス・ザナルディ選手らは、期待されながらも大活躍出来なかった事から
    アメリカのオープンホイール系レースを余り高く評価されない傾向が
    続いていたわけだけども、このブルデー選手はそれを覆す逸材やもしれませんな
    フォース・インディアは、ジャンカルロ・フィジケラ選手と同僚の
    エイドリアン・スーティル選手との差が少しつづだけど小さくなって来た。
    去年のルノーでも最初は、フィジケラ選手が新人のコヴァライネン選手を
    リードしていたけど、中盤から終盤に逆転されてしまった様に、今回も
    最初は良いけど、伸びがいまいちなフィジケラ選手危うし!?だったり
    チームの状況が不安定なスーパーアグリは、佐藤琢磨選手が予選中に
    クラッシュしてしまい、順位も最後尾の22位と出遅れた物の同僚の
    アンソニー・デビットソン選手が絶妙に車を走らせて琢磨選手をリード
    デビットソン選手のポテンシャルを思うと、HONDAのテストドライバーや
    スーパーアグリで朽ち果てさせてしまうのは惜しいと思えるけど
    いまいち本国イギリスのスポンサーの食い付きも悪い感じだし
    イギリス系のチームからの誘いがなかったりと、知名度?なのか
    居る場所と時期にも恵まれず、才能の卵が孵らずになりそうな
    なんとも不遇なドライバーとなっているのが気の毒ですのぉ


     明日の決勝は、3度目の正直!?得意なコースでマッサ選手復活か!?
    BMWの初優勝があるか!?とか、3強のドライバーでもマッサ選手以外は
    あまりマシンが決まっている風でもないし、マッサ選手も熱くなって
    スピンとかの不安があったり、天候は雨の予想がほとんどないみたいで
    そっち系の不確定要素はないけど、砂が加わる難しいコンディション
    その砂と暑さがエンジンに負担を掛けるとかも考えられるので
    ドライバーのミスが起こり易い事を含め、激しいレースを期待したいです。

    【895】決勝
     IR@管理人  - 08/4/7(月) 0:26 -

    引用なし
        バーレーンGP決勝

     
     砂漠にあるサーキットと言う事で、風で飛ばされた砂が
    コースを覆ってしまい(埃みたいな細かい砂との事です)
    コースが汚れた状態&ドライバーエイドの無い危険な状態


     ポールポジションのロバート・クビサ選手がスタートで
    フェラーリのフェリッペ・マッサ選手に交わされてしまい
    記念すべき初ポールポジションでのオープニングラップを
    先頭で戻って来る事が出来ず、3番手のキミ・ライコネン選手も
    第二コーナーでマクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手に
    抜かれるも、その後のストレートでインを守るコヴァライネン選手が
    砂(埃とほぼ同等)でブレーキングミスをして、順位をすぐに明け渡す
    他では、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手がストップ


     二周目のストレートエンドでTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手を
    BMWのニック・ハイドフェルド選手がオーバーテイクで5番手に浮上
    その直後、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手の後ろを走っていた
    スタートで大きく出遅れたルイス・ハミルトン選手がリアに追突!
    マシンが浮き上がり、フロントウイングを大破、アロンソ選手も
    リアウイングの一部を壊し、マシンバランスを崩してしまい
    このレースで3戦連続ポイント獲得と言う快挙が出来ない羽目に
    ハミルトン選手は、ここでこのレースでのチャンスをほぼ失う
    ドライバーエイドが無くなった時に起こる不安要素が集まった感じ
    グリップの悪い路面だけど、オーバーランエリアが多かったので
    それほどはリタイアがなかったけど、雨だともっと悲惨になりそう
    フロントウイングを失ったハミルトン選手のオンボード映像では
    連続コーナーで車がグリップを失い、まったく曲がらない状況が
    よく解ったけど、あの状況をあのスピードで行くのもどうなんだろ?
    ランオフエリアを突っ切る形となり、更に突っ切った少し前で
    ルノーのネルソン・ピケJr選手がスピンして横向いている状況


     波乱を予感させる幕開けで三周目、ライコネン選手が
    ホームストレートエンドのブレーキングから次の次のコーナーへ
    至る過程でクビサ選手を交わし、早くもフェラーリ1-2体制!
    ハミルトン選手がピットインでフロントのウイング交換
    レッドブルのデビット・クルサード選手もピットインをしている状況
    四周目のホームストレートでウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手が
    TOYOTAのトゥルーリ選手をオーバーテイク仕掛けるも、うまくブロック
    スーパーアグリの佐藤琢磨選手も混乱の中で15位まで順位を上げる。
    HONDAのジェンソン・バトン選手やフォースインディアの
    エイドリアン・スーティル選手が混乱に巻き込まれてピットイン
    それぞれのチームメイトであるルーベンス・バリチェロ選手や
    ジャンカルロ・フィジケラ選手は逆にうまい形で順位を上げる
    序盤は目が離せないなかなか面白い展開が続くのがなんかいい感じ!
    (不安定な序盤の路面でHONDA勢が意外と速かった事にも注目かも)
    (レースが雨の展開になったりした時にこれが活きて来る予感あり)


     レースが落ち着くと、マッサ選手が順調に逃げを打って行き
    ライコネン選手がクビサ選手に1秒以内で追われる珍しい展開
    BMWがフェラーリに喰い付いているのが三戦目とは言え素晴らしいなぁ
    とは言え、コンパクトなラインで速く走れているフェラーリに対し
    BMWはワイドのラインをドライバーの腕、コントロールでカバーしている。
    8周目には、中嶋一貴選手が琢磨選手をオーバーテイクしたとのこと
    オーバーテイクのシーンの映像が来なかったのがちょっと残念でした。
    ニコ選手が7番手を走っている状況では、それもやや厳しい状況だけど


     その後は、淡々とした展開となってしまい、後方ではピケJr選手と
    セバスチャン・ブルデー選手とのバトルがあったり、16周目前後には
    バトン選手とクルサード選手のイギリス勢同士のバトルが始まり
    最終的には、後ろを見ない?見えない?クルサード選手に対し
    やや深めのブレーキングで攻めたバトン選手が接触してしまい
    バトン選手がピットまでは辿り着く物の、リタイアとなってしまう
    17周前後に始まる最初のピットインでは、予想通り軽かった
    クビサ選手から始まり、ロズベルグ選手も続いて行く形
    クビサ選手はピットアウト後にオーバーランでコースオフがあるも
    ランオフエリアにアスファルトが多いこのコースの特性に救われる。
    先頭争いは、5秒前後で差を維持するマッサ選手とライコネン選手の争い
    ライコネン選手が僅かずつ詰めるも、今回のマッサ選手に動揺や破綻はなく
    今日の集中力には乱れなし!?それもそのはず、ライコネン選手の方が
    遅いと思われたピットインが逆にマッサ選手よりも早くの19周目に起き
    9秒6のストップで終え、マッサ選手のピットはその二周後の21周目となる
    こちらは8秒5とやや少なく、ハイドフェルド選手とコヴァライネン選手も
    マッサ選手と同一周に入った。この部分から3人の予選での差がミスはあるも
    だいたい3強のマシンの差と考えてもいいんじゃないですかねぇ
    そこから見ると、フェラーリ、マクラーレン、BMWの順となるけど
    一発の速さ的には、マクラーレンにあり、BMWは安定して速く
    フェラーリは一発がやや遅れるも、全体的にとても速いと言った感じ
    レースでも状況が合えば、マクラーレンはBMWをまだ少し上回っていたし
    それ以外のチームは、1分33秒台のレースペースを出せずと差は大きい
    ただ、後ろに落ちたハミルトン選手も1分35秒台がベストだったので
    場所的な不利、作戦的な燃料的な不利、これらを加味する必要もあり


     17周目から始まったピットストップも24周目前後、一番遅かったのが
    中嶋選手で32周目と、ワンストップとは言え、この作戦だと混乱やらで
    レースが荒れないと報われないし、新人ドライバーにはタイヤの
    マネージメントを含め、ワンストップ作戦は敷居が高いと思う次第
    もっとも、予選で失敗してしまい、戦う、戦える作戦を得る権利を
    失ってしまい、展開に流れを委ねる形となってしまったのがあるけども

     スタートの大失敗と二周目の突っ込みで大きく遅れてしまった
    ハミルトン選手は、スーパーアグリやフォースインディアにも詰まり
    まったく自分の走りが出来ず、イライラのままの状態が続いてしまい
    余り好ましくない態度をオーバーテイクの際に数回見せる不手際付き
    攻める姿勢はいいけど、結構無理なラインを行ったりしたのもあってか
    ベストタイムが1分35秒台止まりと言うのも含め、ちょっとどうなんだろ?

     やや流れを取り戻したけど、序盤にスピンを喫したピケJr選手は
    レース中盤から終盤にかけての状況に、マシントラブルでリタイア
    うまくドライビングをこなすだけで済む状況ではないチーム状態に
    ルノーチームがある事が幸いしたのか!?アロンソ選手もピケJr選手を
    ライバルに成り得ないと判断したのか!?ピケJR選手が現状を考えて
    臥薪嘗胆を誓ったのか!?チームメイト同士の対立もなさそうなので
    アロンソ選手からのアドバイスやデータ共有も出来る環境だと
    開幕戦の様な酷い状態にもならないだろうから、今後の期待は出来ますな


     二回目のピットストップは、38周目のライコネン選手から口火を切る
    最初のピットストップまでフェラーリを追い回していたクビサ選手は
    一回目に結構燃料を入れたみたいで、二回目のスティントではきっちりと
    フェラーリ勢に離されていたけど、40周目のピットまで23周分の燃料でした。
    翌、39周目にマッサ選手がピットに入り、ハードタイヤに変えて出て行く
    全世界のF1視聴者は、温まり難いハードタイヤと滑り易い路面に加えて
    TCSが無い今年のマッサ選手のスピンを見ているので、ある人は不安に
    ある人はそれを楽しみに、単調なレースにマッサ選手のアウトラップが
    俄然注目を集め、マッサ選手的にはふざけるな!と言いたい状況に(笑)
    ライコネン選手がスパートをかけて揺さぶるも周回遅れに引っ掛かり
    マッサ選手もハードタイヤをなんのその、きっちり34秒台を出すがんばり
    攻めたショート、ロング、通常の燃料搭載量だったクビサ選手に比べ
    通常、通常、通常と保守的な作戦だったハイドフェルド選手もタイムは速く
    終盤にマクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手がファステストラップを
    出すまで、途中でファステストラップを獲得するなどきっちり4位をキープ
    二人の作戦を分ける事で、セーフティカーや天候変化でのリスクやチャンスを
    分散するのは、トップを狙うチャンレンジャーなチームとしてはさすがですな


     レース終盤、スーパーアグリのアンソニー・デビットソン選手が
    最後のピットインですぐ前を走っていた琢磨選手を逆転する事に成功!
    これの凄いところは、ピットイン、アウト後のアウトラップでの走り
    2セクターで40秒台を出すハイペース!3セクターも速かったし
    スーパーアグリのマシンからこの速さを出したのはすごい!
    セッティング能力の高さと、時折見せるこういった速さを出すから
    侮れない感じだし、チャンスをどこかで獲得して欲しいなぁ

     トップのフェラーリ勢は巡航ペースでほぼ1-2フィニッシュを確定
    BMWのクビサ選手が2位のライコネン選手を3秒前後で追う展開で
    1周のタイムもBMWが0.3〜0.5秒速く、これは面白くなるかも!?と
    思っていたけど、どうやらフェラーリがペースをコントロールしていて
    差が3秒を切ると、ライコネン選手がタイムアップして後ろのクビサ選手と
    きっちり合わせて来ると、BMW勢も追い込みを緩めて順位キープとなる。
    クビサ選手からやや離れたハイドフェルド選手がクビサ選手との差を詰め
    作戦の違いが順位の違いと言わんばかりの状態にもって行っていた(笑)
     
     いまいちだったマクラーレン勢は、コヴァライネン選手が
    ファステストラップを皮切りに、33秒台を連発して存在をアピール
    前も追いつかない状況で、なんとか最後に存在感と速さは証明
    一方、後ろに下がったハミルトン選手は順位を13位までしか上げられず
    最後に中嶋選手を抜いたけど(抜かれた中嶋選手も意地を見せて欲しかった)
    今年の差が少ないチーム間の争いは、ストップアンドゴーのコースで
    リタイアやセーフティカーが少ないと、こういう結果になっちゃう難しさ

     TOYOTAは、ヤルノ・トゥルーリ選手が今回もしっかり結果を残し
    3強のすぐ後ろでフィニッシュ!考え得る中では最高の結果ですな
    ティモ・グロッグ選手も初完走と、順位こそ9位だったけど
    信頼性や今後を考えると、3戦を終えてまずまずの成績
    あとは、開発力や方向性でちょっと不安を覚えるのが
    例年のTOYOTAなので、今年こそはこの部分がしっかりと
    している事を願いつつ、中盤で表彰台、日本GP辺りでは
    期待出来る状態までマシンを熟成させて行ける事を期待かなぁ


     結局、そのままフェラーリ勢の1-2フィニッシュが達成され
    BMWが3-4位を獲得、5位がマクラーレン、6位の空いた3強の枠にTOYOTA
    映像的に、レース展開的に、絡まずの地味だったレッドブルのドライバー
    マーク・ウェーバー選手は予選の順位を守る形で7位フィニッシュはGood!
    優勝のマッサ選手は、ほぼ完璧なレースを行い、更迭の噂も収まるといいですな

     三戦を終え、それぞれ違うドライバーが優勝しているのはいいよねぇ
    ドライバーズチャンピオンシップ争いもかなりの混戦状態なので
    数字を見るのが好きな人、例えば、プロ野球の報知新聞での
    選手の順位30傑とかを確認するのが好きな人には面白い展開かな
    ただ、今回も序盤以外は退屈極まりないレースだったのが気になるなぁ
    開幕戦以外は、物足りない事を感じざるを得ないのがなんとも・・・
    個人的には、洗濯物を畳みながら(おぃ)&洋服を片付けながらの
    観戦だったので、時間的な密度の低さをカバー出来ていたのが救いでふ
    でも、やっぱりモニターの前で微動だにせず、LiveTimingと画面を
    交互に凝視する様な激しい展開のレースがみたいよ!


     次回は、3週間の長い開発インターバルを挟んでの4月27日のスペインGP

    【896】Rd.04 スペインGP
     IR@管理人  - 08/4/27(日) 23:33 -

    引用なし
        スーパーアグリの存在の安否が気になる中
    なんとかスーパーアグリはスペインGPに参加するも
    これが最後!?との噂も絶えず、なんともどんよりした気分

     スペインGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/04/f1_e26f.html

     注目のスタートでフェリッペ・マッサ選手が2位の
    フェルナンド・アロンソ選手を追い抜いて第一コーナーへ
    見事にオーバーテイクをし、フェラーリ1-2体制が早くも確立
    後方では、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手や
    フォースインディアのエイドリアン・スーティル選手が絡み
    他のマシンも巻き込まれ、3台が被害にあって2台リタイア
    ここでセーフティカーが出て、いきなりレースに水が入る
    その後もネルソン・ピケJr選手がオーバーランで順位を落とし
    追い上げの際、トロ・ロッソのセバスチャン・ブーデ選手と絡み
    結局、2台がリタイアする序盤からいろいろと荒れた展開が!

     軽いと言われていたアロンソ選手は、セーフティカーが入ったのも
    影響したのか!?予想よりも少し長めの15周目のピットインとなる。
    ここで前が開いた4位のハミルトン選手が飛ばし、22秒台の前半を叩き出し
    この人はいろいろ言われているけど、レースの綾は心得ていますな
    その次の周は22秒7に戻ってしまうもその後も22秒台フラットを連発し
    トータル性能が重視されるここバルセロナでBMWに負けていない事を証明

     19周目にフェラーリ勢は、マッサ選手からピットイン
    ライコネン選手の方が後なのに、ライコネン選手の速さが際立つ
    ただ、ライコネン選手も直後の20周目にピットインを行う
    ハミルトン選手とクビサ選手も21周目に同時ピットイン
    コヴァライネン選手とニック・ハイドフェルド選手がまだ入らず
    この二人はいつ頃ピットインするのかな?と思いきや
    いきなりコヴァライネン選手がタイヤバリアに突っ込んでいる映像が!
    その後、クラッシュ映像が飛び込んで来たのですが、スピードが落ちず
    直角に物凄い勢いでタイヤバリアに突っ込んで行く身の毛もよだつ映像
    コヴァライネン選手の安否が心配される中、セーフティカーが長い時間留まり
    コヴァライネン選手の無事が確認されてから、オンボード映像が流され
    ホイールがいきなり破損し、ステアリングも効かず、ブレーキがロックし
    そのままタイヤバリアへ突っ込んで行くと言うかなりデンジャラス映像
    コヴァライネン選手が担架で搬送されるところで、手を振る意識はある物の
    運ばれていた時の足の形がおかしいとの重大な状況を思わせる報告もあり
    ミハエル・シューマッハ選手がイギリスGPで骨折したみたいな感じで
    なんとも続報を聞くのが怖い様な感じで、レース観戦も完全には集中出来ず・・・

     追記(レース後)
    どうやら外傷はなかったとの信じられない様な報告があり
    F1マシンの頑丈さを改めて知る事になりました。
    昨年のカナダでのロバート・クビサ選手の事故も
    恐ろしい激突だったのにも関わらず、ほぼ無傷だったし
    これが逆に、危険なドライビングを誘発しない事を望みたいとこ

     30周目の再スタートでフェラーリのリードが消え
    ガス欠を恐れたハイドフェルド選手はピットがオープンに
    ならない内にピットインしたのでペナルティ待ち
    1位ライコネン選手、2位マッサ選手、3位ハミルトン選手
    4位クビサ選手、5位ハイドフェルド選手、6位アロンソ選手
    中嶋一貴選手が10位、佐藤琢磨選手が11位と面白い順位
     
     33周目にハイドフェルド選手がペナルティピットイン
    セーフティカー後で差が詰まっていたこともあり
    計40秒ものピットストップで最後尾に落ちてしまう

     34周目にアロンソ選手がエンジンブローでリタイア
    急遽大量に入ったスペインの観客の失望が聞こえてきそうな結末
    ネルソン・ピケJr選手も接触リタイアと、ルノーは進歩の割りには散々な結末
    HONDAのルーベンス・バリチェロ選手もリタイア
    しかし、これに拠って一貴選手が8位、琢磨選手が9位とそれぞれ順位を上げる
    琢磨選手は2回目のピットインで作業が大きく遅れ、重い燃料に加えて
    ハードタイヤであまりペースが上がらず、奇跡の入賞は難しくなってきた。

     41周目、ウイリアムズ・トヨタのロズベルグ選手が派手なエンジンブロー
    アロンソ選手に続き、エンジンブローとちょっとエンジンブローが多い

     先頭争いはライコネン選手がトップをキープし続けているけど
    コースコンディションが変わるなか、ハミルトン選手が良い感じに追い上げる
    45周目、フェラーリ勢が共に21秒台、ハミルトン選手は22秒5とマシンの差が出る
    46周目にマッサ選手、47周目にライコネン選手、ハミルトン選手、クビサ選手がピットイン
    ここの上位4人は順位が変わらず、ハードタイヤでの最終スティント勝負へ

     51周目、一貴選手がピットインをし、9位でコースに戻る
    前のバトン選手とクルサード選手がピットに入れば7位に戻れるか!?
    53周目にトゥルーリ選手が3回目のピットインを行い、一貴選手がまた順位を上げる
    この荒れた時の運の良さはなんだろうね?速さは微妙だけど、運は強いな〜
    でも、バトン選手に逆転され、6位になれるはずが、7位と言うのがなんだかなぁ
    抜かれた後もバトン選手のうまさが走り、一貴選手は遅れて行くのが辛い
    同僚のロズベルグ選手がエンジンブローを起こしているので慎重に行くのはあるけど

     グロック選手とクルサード選手が接触事故、クルサード選手は今期事故多し
    そのクルサート選手が62周目に琢磨選手とのバトルを展開し、国際映像に長時間映る
    フェアなお手本の様なバトルとスペースを残す走りを琢磨選手が展開しつつも
    最後まで抵抗し、レーサーであることを証明した素晴らしいバトルとなりました。

     ファイナルラップまで安定していたライコネン選手がトップチェッカー!
    マッサ選手、ハミルトン選手と差がそれほど多くない状況で続き
    クビサ選手、ウェーバー選手、バトン選手、7位を一貴選手が死守!
    8位にトゥルーリ選手、ウェーバー選手とトゥルーリ選手の調子が良い!
    6位のバトン選手はHONDAに今シーズン初ポイントをプレゼント!

     フェラーリ完勝、追うマクラーレンとBMWにそれぞれ不幸が襲い
    ルノーは躍進を果たすも、2台ともに全滅してしまうと言う状況で
    上位のフェラーリは安定し、今後はフェラーリ同士の争いになりそう
    ハミルトン選手も大崩せずに、きちんとレースをまとめたのは見事
    今回のコヴァライネン選手の事故で、マシンの開発も今後はほとんどが
    ハミルトン選手が主導しなくてはならないわけで、リーダーシップと忍耐
    昨年のわずかな経験から必要な要素を引き出さないといけないから大変ですな

     中位グループは、ルノーの本当の力が解らないまま終わったけど
    TOYOTAとレッドブルが安定していて、ウイリアムズがあと一歩
    HONDAのバトン選手がそれなりの速さを見せていたのでますます混戦の模様

    次回は5月11日に決勝を迎えるトルコGPです。
    スーパーアグリが出場出来ることを願いつつ

    【897】Rd.05 トルコGP
     IR@管理人  - 08/5/12(月) 1:38 -

    引用なし
        スーパーアグリ終了の報を聞き、ある程度予想されていたとは言え
    テンションが下がってしまう週末の今回のはグランプリはトルコGP
    スーパーアグリに割いていたリソースをHONDAに集中させたい
    ニック・フライ代表にしてやられたのかなぁ・・と言う印象
    HONDA本体の成績の不調が彼らの権限を強化していったのもあるし
    日本のスポンサーの反応が薄く、HONDA本体もこれ以上の血は
    流せないと言うのも92年のF1撤退を見ても解るのが悲しくて虚しい

     交渉途中にニックフライが出てきた時から怪しむべきだったよねぇ
    スーパーアグリを、HONDAのリソースを割いていると言う意味からも
    疎ましく思っていた彼が自らの手で穴を掘り、罠を仕掛けて!?
    スーパーアグリを落とし、砂をかける役をやるとは、ボスが
    最前線に出てくるってことでもあるわけで、ニックフライが救済に来た時
    やっかいな存在の自立を助けて切り離すのかと思ったら、やっかいな存在そのモノを
    消し去ってしまうことが狙いだったとは・・ここまで彼が生き残って来た理由にも納得

     しかし、これで今シーズンのF1が終わってしまった様な気分(コラコラ)
    まあ、2〜3戦でこの20チームの状況にも慣れてしまうのだろうけど
    2002年前後から日本のF1人気を引っ張って来たのが佐藤琢磨選手なわけで
    TOYOTAの参戦やHONDAの復帰もあったけど、その流れの本流が
    スーパーアグリに引き継がれ、今日まで来ていただけに空虚な感じは消えないなぁ
    次世代の中では、中嶋一貴選手はもっと成熟よりも速さにリソースを割いて
    がんばって欲しい感じが強く、ソツなくこなすよりも速さを強調して欲しいとこ
    まだ若いのだし、今の取り組み方では当たりが出ない限り物足りない状況
    その当たりは、経験に拠って確率を上げて掴めるモノだし・・とかとか
    あとは、GP2で勝っている小林可夢偉選手がTOYOTAのテストとかに参加して
    レギュラードライバーと比べてどうか?にも注目したいとこですな

    ---------------------------------------------------------------

    トルコGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/05/f1_83ed.html

     風が強く、例年よりも気温が低いヨーロッパでの
    9月辺りに行われるグランプリみたいな風情が漂う中で始まる
    いつもより3ヶ月早く、気温もいつもより10度程低い状況とか

     レースは、ポールポジションのフェリッペ・マッサ選手が
    順調なスタートを決め、2-3番手のマクラーレン勢がやや遅れたところに
    4番手スタートのキミ・ライコネン選手が外から被せ様として
    3番手のヘイキ・コヴァライネン選手と軽い接触をしてしまう
    この際、ライコネン選手のスピードが落ち、そこを外側から
    BMWのロバート・クビサ選手と、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手が
    オーバーテイクして行き、コヴァライネン選手はタイヤがパンク状態に
    ライコネン選手はフロントウイングを破損し、車のバランスが変化

     後方では、ウイリアムズの中嶋一貴選手に、フォースインディアの
    ジャンカルロ・フィジケラ選手が他のマシンのブレーキに際して行き場を失い
    ブレーキミスの様な形で突っ込み、乗り上げる派手なクラッシュを演じる
    一貴選手は貰い事故の災難で、下手をすれば頭にマシンが直撃した様な状況
    ピットに戻るも、壊れた後方部分を直せず、リタイアとなってしまう。
    フィジケラ選手はこういう事があると、運が逃げて行く傾向があるので
    今後は同僚のエイドリアン・スーティル選手が復調するかもしれない!?
    この事故に拠り、いきなりセーフティカーが出動する早くも波乱の展開

     セーフティカーが戻った3周目、コヴァライネン選手が
    ここで上記に書いた接触でのイレギュラーなピットイン(破片でパンクらしい)
    その間にピットで作業中の一貴選手がリタイアとなり、抜かれたアロンソ選手を
    ライコネン選手がマシンの性能差を活かして抜き返し、4位へと上がる。

     10周目、2位のハミルトン選手がマッサ選手に離されずにがんばってついていく
    一方、コヴァライネン選手は18位に落ちてしまってストレスの溜まるレース
    アロンソ選手が1分27秒5のタイムで、トップの27秒フラットに比べてもなかなかの走り
     
     15周目、アロンソ選手が最初のピットイン!やっぱり軽かったと言うか
    すごくじゃなくて、多少、軽くしても予選で勝負して行くのはいいよね!
    それが事前のレースシミュレーションでのベストではない行動だとしても

     16周目、今度はハミルトン選手がピットイン
    ハミルトン選手もアロンソ選手みたいに攻めて行き、フェラーリ勢に
    姿を見せていく姿勢はいいなぁ〜! アクセルワークとか電子デバイスが
    なくなった事で”現代っ子ドライバー”ハミルトン選手にとっては
    不利が言われていたけど、やっぱり電子デバイスに守られただけの
    ドライバーではなく、非凡な才能はある印象を今回の走りで強めました。
    17周目、BMWのクビサ選手が26秒台と急にペースを上げる不思議な現象
    18周目、今回もポイント圏内に入っているウェーバー選手が長めのピットイン(10秒)
    19周目、ハミルトン選手から3周遅れてマッサ選手がピットイン
    同周回、クビサ選手もピットイン(26秒台はピットイン前の軽い状態だった)

     ここで、前の車が全部ピットインし、一位となっていたライコネン選手がスパート!
    1分26秒506でのファステストを始め、4位とは言え、一気にタイムを稼ぐ走りに
    この時、3回ストップ作戦で追い込んで行く展開にしたハミルトン選手の方は
    少しプッシュし過ぎてミスっぽいステアリング修正が増えていたのが気になった。
    1位マッサ選手と2位ハミルトン選手との差は約1.5秒

     21周目、ここでライコネン選手とニック・ハイドフェルド選手がピットイン
    ライコネン選手は、ピットイン前のスパートが効いたのでクビサ選手の前に出た。
    23周目、重い燃料で走る!と前から宣言していたクルサード選手がピットイン
    同じ周にハミルトン選手がマッサ選手をレース中に見事なオーバーテイク!
    作戦が3回と2回ピットストップに拠る燃料の違いはあるとは言えこれはすごい!
    抜いた後もマシンバランスの良いハミルトン選手が一気にマッサ選手を引き離す
    フェラーリ勢と比べ、1秒近く速い昔のミハエル・シューマッハ選手みたいな
    レース戦略だなぁ・・フェラーリのペースが上がらないのが効いているのだけど
    抜かれたマッサ選手は、抜かれたあとも冷静であり(ピットから情報が行っていた?)
    ミスをしない走りだったのは意外!(コラ)いつもはこういう状況の後に自滅するのに

     26周目、セバスチャンボーデ選手がマシンが壊れた様な感じで止まり切れずコースアウト
    27周目、最多出走記録となったHONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン
    31周目、HONDAのジェンソン・バトン選手、TOYOTAのティモ・グロック選手がピットイン
    32周目、ハミルトン選手が二回目のピットインが6秒2の速いピットアウトで3位を確保
    34周目、コヴァライネン選手とグロック選手、バトン選手とネルソン・ピケJr選手のバトル
    36周目、ピケ選手とコヴァライネン選手が立て続けにバトン選手をパス
    40周目、マッサ選手とクビサ選手がそれぞれ2回目のピットイン
    41周目、アロンソ選手がピットイン、普通の作戦で6位をキープはなかなかのルノーチーム
    42周目、ハイドフェルド選手がピットイン
    43周目、ライコネン選手がピットイン、ニコ・ロズベルグ選手もピットイン
    ここでライコネン選手を抜くべく、ハミルトン選手がスパート!26秒台にペースを上げる
    45周目にハミルトン選手がピットイン!ライコネン選手を交わす事に成功
    作戦でマクラーレンがフェラーリを出し抜くなんてすごいことがあるもんだねぇ
    前のマッサ選手とは5.2秒差、後ろのライコネン選手とは1.3秒と言う状況でペースはほぼ同じ

     48周目、トゥルーリ選手が二回目のピットイン
    コヴァライネン選手がデビット・クルサードを交わして10位にポジションアップ
    抜かれたクルサード選手は、今回は抜かれる際に他のマシンにぶつけずに済む
    3位のライコネン選手がハミルトン選手を1秒以内の差に詰める
    49周目、コヴァライネン選手がロズベルグ選手を抜いて8位へあがる
    しかし、50周目に最後のピットインへ入る事となり、結果13番手に落ちる。

     ファイナルラップ
    マッサ選手がミスも問題もなく走り切り、ポールトゥウィンでトルコ3年連続優勝を飾る!
    2位はハミルトン選手が獲得し、3位のライコネン選手は追い切らず、追い切れず?
    4位はクビサ選手、5位にハイドフェルド選手、6位にアロンソ選手が入り
    7位にウェーバー選手、8位にロズベルグ選手といつもの面子が揃うポイント圏内
    HONDAやTOYOTAは今回は速さを見せられず、ウイリアムズも
    ロズベルグ選手がスタートの混乱で順位をうまく上げて
    ポイントを獲得したけど、ちょっと伸びが足りないのが気になる。
    もう来年の方に開発リソースを割いているのかな?とかとか


     レース後の記者会見でライコネン選手が
    スタート直後でのコヴァライネン選手との接触で
    フロントウイングを損傷していたとのことを明らかにする
    これがペースの上がらなかった理由としては納得出来るけど
    ポイント優先で打算的になってしまったライコネン選手に萎え
    今のポイントシステムの欠点がこういうところで出てしまうよね

    あと、最初から燃料をレースが走りきれるだけ積む
    給油が無いF1の方が、マシンの長所と短所がより出てくるし
    ドライバーの作戦やタイヤの使い方の幅が広がり面白くなりそうだなぁ・・とか
    給油廃止の実現には、石油メーカーを説得する必要があるわけだけど
    石油の価格上昇で代替燃料や他のシステムが出てくると、相対的に石油メーカーの
    力を弱まり、F1はタバコメーカー依存から脱却したけど、石油メーカーからの
    脱却は至難の業だけど、なんとかなるんじゃないかな〜と思ってみたりする。
    来年から使われるエネルギー回収システムのKERSもそういった流れの一部だろうから
    でも、10年後にそれが実現しても今のドライバーはみんな走っていないだろうし、微妙かな(^^;


     次回は2週間後の5月26日のモナコGP

    【898】Rd.06 モナコGP
     IR@管理人  - 08/5/29(木) 0:16 -

    引用なし
       スーパーアグリが消滅してからの二回目のレース
    佐藤琢磨選手はモナコに姿を現したみたいだけど
    今後の状況は不明とモナコのトンネルの中みたいな感じ

    噂では、ルノーのテストに参加するというのもあるけど
    これはネルソン・ピケJr選手へのプレッシャーを与える意味と
    琢磨選手側としても有用なドライバーとして存在していると
    言う意味から、双方が文句を付けない形となっている
    真偽は別として、効果だけを共有出来る形の噂っぽい
    それにルノーとその後に繋がるわけではないからなぁ
    ルノー関連で、タバコではなく、飲料水絡みでJTが
    ルノーへのスポンサー復帰となると、H2O関連から見ても
    難しいわけだし、ルノーのメインスポンサーのIGN銀行絡みで
    オランダ人ドライバーが使われる可能性の方が高いよねぇ
    もし、ルノーのドライバーを得られても今年だけの
    スポット参戦では意味がないわけで、ルノーの線はなさそう

    では、琢磨選手とHONDAの関係はどうなるのか?
    HONDAとの交渉が決裂する事も見越した選択として
    TOYOTAとの交渉も予想され、モナコでは惜しかったけど
    あまり調子の上がらないティモ・グロッグ選手との交代での
    TOYOTAがウルトラCで今年の日本GPに琢磨選手をスポット参戦させ
    来期を含めた1年契約を行うと言った急転直下なんても!?
    考えられなくもないが、GP2の小林可夢威選手の活躍で
    今期GP2のチャンピオンを取ると、また難しくなってくる

    一番望むべくは、HONDAの来期のレースシートだろうけど
    テストドライバーやアメリカでのオープンホイールやナスカーは
    選択肢にないだろうから、本当にTOYOTAと言う可能性も
    状況がそれを可能とする形で開けるとしたら有り得るのかな?とかとか

    昨年の日本GPでイメージを落としたTOYOTAの失地回復とライバルへの
    想像を絶する打撃を与える手段を欲するのと重なるとあるいは・・・!?
    ただし、それは手順としてHONDAが来期のレギュラードライバーを
    決めた時、多くが期待していたモノを外した後でないと効果的ではないよね


    ----------------
    モナコGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/05/f1_7636.html


     パラパラと降りしきる雨の中での
    スタート準備の映像からいきなり入る
    フォーメーションラップ開始と同時に
    マクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手だけが
    スタートする事が出来ず、抜き難いモナコで致命的
    ほぼ前者が通常の雨用のスタンダートウェットタイヤ
    大雨用のエクストリームはネルソン・ピケJr選手のみ

     スタートでルイス・ハミルトンがインに切れ込み2位に!
    共に不調気味なジェンソン・バトンとニック・ハイドフェルドが接触
    ニコ・ロズベルグ選手もフロントウイング失う、モナコで好調だった
    TOYOTAのティモ・グロック選手がスピンでフロントウイングを失う
    トップのフェリッペ・マッサ選手が軽快にリードを築きつつある中
    2位につけたハミルトン選手が右リアタイヤを失って緊急ピットイン
    タイヤはエクストリームにせず、燃料を多めに積む作戦に出る。

     雨で好調だったフェルナンド・アロンソ選手も右リアタイヤを失う
    デビット・クルサート選手とセバスチャン・ブーデ選手が同じ場所で止まる
    雨がやや強めの中、アクラプレーニング現象で同じ場所で足をとられる。
    このクラッシュとマシンや飛散したパーツ撤去作業の為セーフティカーが入る
    そのせいで、順調にトップを快走していたマッサ選手のリード12秒が失われ
    ハミルトン選手はミスで失った部分を回復し、更には燃料も重めで有利に

     再スタートで、このレースそれまで目立っていなかった
    2位キミ・ライコネン選手がスタート3分前までにタイヤを装着せずの違反で
    ピットスルーのペナルティが表示され、フェラーリらしからぬミスが出る
    トップのマッサ選手には2位のロバート・クビサ選手が食らい付いて行く
    ハミルトン選手は再スタート時にトップから9秒遅れの4位になっていた。
    12周目の終わりにライコネン選手がドライバースルーペネルティでピットへ

     13周目に雨が強い中、よく路面を掴むエクストリームタイヤの
    アロンソ選手がインターミディエイトタイヤのハイドフェルト選手を
    前の周から追い回した挙句、最後はローズヘアピンで接触で大渋滞に!
    15周目はマッサ選手が第一コーナーでオーバーランし、クビサ選手がトップへ
    この混乱でフロントウイングを失ったロズベルグ選手とアロンソ選手がピットイン
    ぶつけられたハイドフェルド選手が次々に抜かれ、トップのクビサ選手と比べ
    評価が年俸(15億円と言われる)と釣り合わない微妙な状況になりつつあり
    不運にもそれをリカバー出来ない状況になってしまったのは気の毒ですな
    中嶋一貴選手は地味に走りつつも、トラブルや混乱をうまく避けて一桁順位に!

     HONDAでは、バトン選手に遅れを取っていて引退も間近か!?と言われた
    ルーベンス・バリチェロ選手が好調にも8位をキープし、雨に強い昔の
    バリチェロ選手を彷彿とさせるバトン選手を上回る走りがなかなかGood!
    TOYOTAのトゥルーリ選手も7位と、混乱の中でも着実にポイント圏内はさすが
    ジャンカルロ・フィジケラ選手にこれまで圧倒的な差を付けられていた
    スパイカーもとい、フォースインディアのエイドリアン・スーティル選手も
    5番手、今年絶好調のマーク・ウェーバー選手が4番手と珍しい顔ぶれの並ぶ上位陣

     26周目、先頭のクビサ選手がピットイン、ライコネン選手がかわしていく
    しかし、一コーナーでライコネン選手がオーバーランでフロンウイング破損
    ロズベルグ選手がアロンソ選手に詰まり、周回遅れのマッサ選手を先に行かせ
    アロンソ選手に迫るマッサ選手を使って漁夫の利を得ようとしたが
    アロンソ選手はマッサ選手をすぐに抜かせ、漁夫の利を防いだのはさすが!

     32周目にマッサ選手がピットイン、クビサ選手の前に出られるか!?出た!
    乾きつつある路面をウェーバー選手が猛烈に速いペースで走っている。
    36周目、ロズベルグ選手がようやく前を塞いでいたアロンソ選手を交わす
    この時点でのファステストラップをスーティル選手が記録!1分29秒292
    38周前後に予報が当たらないFIAの天気予報15分後に雨の予報が入る
    グロック選手がスピンでリアを破損、フィジケラ選手がリタイア
    39周目、ボロボロのタイヤで後続の蓋をしていたトゥルーリ選手がピットイン
    バトン選手がマッサ選手の周回遅れになる際、集中力を切らしていたのか?
    ピットからの無線指示がきちんと出ていなかったのか?後ろを走っていた
    ロズベルグ選手がマッサ選手に続いてローズヘアピンでバトン選手をパス!
    アロンソ選手はこれをうまく防いだけど、バトン選手は今回いまいちだなぁ
    逆に、バリチェロ選手が輝いているし、ロス・ブラウン効果はこっち有利!?

     44周目、一貴選手が27秒台フラットの好タイム!直後にウェーバー選手が
    26秒台を出し、一瞬で終わってしまったけど、速さを見せてくれたのが
    昨年のブラジルGP以来だったので、一貴選手の走りにひさびさに熱くなる!
    しかも、第三セクターで全体のベストだったし、次の周なかなかのタイム!
    45周目にアロンソ選手がドライタイヤで賭けに出るが危険っぽい流れ・・・
    アロンソ選手に続き、ルノー勢のネルソン・ピケJr選手もドライの賭けに出るも
    アロンソ選手でも危険な状態にピケJr選手の経験では対応出来ずにクラッシュ
    ウェーバー選手もドライへ変更し、TCSがなく、タイヤが温まり難い状況では
    本当に腕の見せ所だろうけど、若く経験の少ないドライバーにはデンジャラス

     52周目を終え、レースは完全にハミルトン選手が支配していた。
    マシンが重い状態でも、路面が変わりつつある状態でもペースが速く
    マクラーレンのタイヤへの熱の入り方の早さは、路面が同じ状態が続く時は
    タイヤの良い状態が長く続けられるフェラーリが有利になってくるけど
    こういう天候や路面の状態が安定しない時には、逆に出てしまっているね
    ルノーが2005年や2006年にフェラーリを破った時もそんな感じだったけど
    シングル順位だった一貴選手がピットインでトラブル。順位を大きく下げてしまう
     
     54周目にハミルトン選手がピットでドライタイヤのハードへ
    予想されていた雨は未だ落ちず、各チームはどんどんドライタイヤに
    FIAの天気予報は各チームが持つ天気予報士の予報とは異なるみたいね(笑)
    55周目に一貴選手が再びファステストラップを記録!今日は魅せてくれるなぁ
    56周目にマッサ選手がピットイン!タイヤ交換のみだけど、長い8秒8の遅さで
    ピットを出てみると出口付近でクビサ選手が猛スピードで抜いていく
    フェラーリはライコネン選手のスタート前のタイヤの件といい、これといい
    今回は予選で1-2を獲ったのにも関わらず、酷いレースマネジメントですな

     61周目にロズベルグ選手が大クラッシュで今回二度目のセーフティーカー
    ハミルトン選手の40秒程のリードが消えるもタイヤの温まりが早く
    再スタートまでの行動がちょっとえげつないのが注意されて改善された!?
    ハミルトン選手を追うのは、アグレッシグなクビサ選手でもさすがに厳しい
    再スタート後のトンネル後にライコネンブレーキミスで前のスーティルに衝突
    こに拠り、一貴選手が8位に上がり、スーティル選手がピットで一貴選手は7位へ
    一貴選手は妙なレースで運があるよねぇ・・・速さがもっと備わると面白そう!
    ライコネン選手の巻き添えを食ったスーティル選手は、ピットで涙を見せる
    今回は、今まで遅れを取っていたフィジケラ選手をドライバーズサーキットの
    ここモナコで圧勝し、レースでも4位目前だっただけに辛過ぎる結末だなぁ
    例え、エンジン供給先がフェラーリで立場微妙に弱くてもなにか言わないとダメだね
    問題を起こしたライコネン選手は、最後に猛烈にアタックし
    今回のレースでのファーステストラップを取ったけどなんか白けてしまった。

     結局、レースはミスをセーフティカーに助けられた後は
    ミスをまったくせず、物凄い速さを見せ付けたハミルトン選手が優勝!
    状況を見方に付け、圧勝を演出出切るだけでも非凡さを表しているなぁ
    昨年の衝撃のデビューがマシンに助けられた感がとても強かったけど
    TCS無しの雨でこれだけ走れるとなると、やっぱり只者ではないよねぇ
    あと、クビサ選手はいいよね!ラリーが大好きでF1引退後はラリーをすると
    公言していたりと、今では打算的なドライバーが多く、スポンサーの
    ロボットに加え、判を押した様な教科書的な解答のインタビューばかりで
    魅力もなく、危険な事はやらない”賢い”ドライバーが多いなかで
    レーサーだなぁと感じる数少ない珍しい現代のドライバーですのぉ

     来年のレギュレーションを見ると、エネルギーの蓄電と
    放出機構のKRMSの問題はあるけど、基本がスリックタイヤ復活と
    マシンの幅が広くなることに加え、ウイングやらの構造物を
    取り付けられる位置がフロントタイヤ半径から前に35cmの部分から
    リアタイヤの中心から25cm後ろの部分までの間が翼禁止エリアとなり
    現在の風の流れ制御と発生する渦の消し方や、渦の拡散の為の
    ごちゃごちゃしていた部分がなくなり、シンプルで美しいマシンに
    戻るとのことだから、スリップストリーム効果も使い易くなって
    追い抜きが増える面白いシーズンになりそうとのことで結構期待!
    基本的には、ストレートスピードが伸び、コーナーリング速度が落ち
    セガラリー2からセガラリー1になる感じと言えば解り易いかも!?

    【899】Rd.07 カナダGP
     IR@管理人  - 08/6/23(月) 2:46 -

    引用なし
       まとめ中

    【900】Rd.08 フランスGP
     IR@管理人  - 08/6/23(月) 3:10 -

    引用なし
       フランスGP決勝

    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/06/1_2_d5ef.html


     予選の快晴から一転、曇り空が覗く決勝前
    F1の前座に開催されることの多い下位カテゴリーGP2では
    雨も降ったとかで、早くも退屈なフランスGPに波乱と混沌な予感
    退屈とは、例年あまり追い越しシーン無いフランスGPが開催される
    ここマニクールサーキットでも、99年とかが良い例なのですが
    雨が降った時は面白いレースになるので、そういう意味での期待あり

     フォーメーションラップ中に30分後に雨が降ると言う
    外れてばかりで余りあてにならない公式の天気予報の予想が入る
    マシンの状況では、カナダGPの追突事故での予選順位10番手降格で
    13番手のルイス・ハミルトン選手や同じく10番手後退となった
    ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手、同チームの中嶋一貴選手が
    ソフトタイヤをチョイスしていて、雨が降ってくれば面白いかも!?

     レーススタート!
    フェラーリ勢が占める前二台の順位は変わらず、キミ・ライコネン選手
    フェリッペ・マッサ選手と続き、その後を予選4番手だったTOYOTAの
    ヤルノ・トゥルーリ選手がハミルトン選手が順位後退となっているので
    3位をキープ、4番手のフェルナンド・アロンソ選手がスタートでもたつき
    ヤルノ選手と予選5番手のBMWの前戦優勝者のロバート・クビサ選手が挟み
    アロンソ選手がその余波でラインとスピードを失って5番手に後退
    その後の長いストレート区間でクビサ選手がアウトからヤルノ選手に
    並びかけるも、ヤルノ選手がうまく守り、アウトラインで立ち上がりの
    加速が遅れたところをアロンソ選手がつき、アロンソ選手が4位に上がる

     後方では注目のハミルトン選手がスタート、長いストレートでも
    一台も抜けず、焦ったのか!?高速コーナークランク部分の進入で
    並んでいたレッドブル勢を無視しつつ、高速でコーナーに突っ込むも
    当然無理なラインなわけで、コースからはみ出しつつ一台の前に出る
    (ゲームっぽい動きと言うか、ちょっとこれは見てて勘弁して欲しかった)
    この行為で抜いた事がペナルティ対象となり、予選&決勝のダブペナの失態
    中嶋選手はスタートの混乱で14位へ順位を上げたのは見事でした。

     燃料搭載量の軽いアロンソ選手がトゥルーリ選手を攻めるも
    トゥルーリ選手が絶妙のライン取りでブロックしていたがGood!
    3周目にフェラーリ勢だけが1分17秒の前半、残りは1分18秒台以降

     5周目にライコネン選手が16秒台へ、フェラーリが圧倒的な感じ
    ヘイキ・コヴァライネン選手の前に出たハミルトン選手が前を走る
    8位のルノー、ネルソン・ピケJr選手を攻めていく激しい展開
    ピケJr選手は自信を取り戻させる為にルノーチームが事前に
    テストしたり、フリー走行から徹底的に走らせていたのが印象的
    ただ、ルノーF1チームボスが両親をピットに出入り禁止にしたり
    携帯電話の使用を必要最低限に制限させたり、かなりスパルタかつ
    私生活を含めてパフォーマンスが出せる様、徹底的に手を入れ出したとの事
    その甲斐あって!?ハミルトン選手からの攻撃をうまくブロックしている
    (守りはうまいがハミルトン選手の攻めが単調なことやストレートスピードが)
    (速いセッティングはハミルトン選手もピケJr選手も同じなのがあるけど)

     HONDAのジェンソン・バトン選手が前のマシンと接触し
    ピットでウイング交換、早くも周回遅れになってしまう信じられない展開
    最初のスタートでも接触していたし、早くもレースがボロボロになってしまう。
    バトン選手は、今シーズンは信じられないぐらい輝きがなくなり気味だなぁ

     10周目、まったく動きなく、フェラーリの独走だけが目立つ
    BMWのニック・ハイドフェルド選手が13位と言う中盤に落ち込むのが目立つ
    ハミルトン選手もピケJr選手の攻略に手を焼いてなかなか攻略出来ない

     12周、ハミルトン選手の1周目のコースアウトの問題で審議のニュース
    ドライブスルーのペナルティとなってしまう。これでは雨が降らないと
    ハミルトン選手のレースはほぼ終了と言える。結果、46秒遅れの13位へ

     17周目、ピットアウトしたアロンソ選手の後ろにハミルトン選手
    ここでバトン選手がリタイアしてしまった画面が飛び込んで来る。
    19周目にハミルトン選手がやや強引にアロンソ選手をパスして行く
    その後にピットインでハードタイヤへと交換したので、順位的な意味は薄い
    ハミルトン選手のピットアウト後、コースに戻る際に首位のライコネン選手が
    交わして行き、ピットインの回数は別として早くもラップダウンされてしまう

     20周目に3位のトゥルーリ選手がピットインし、4位のクビサ選手もピットイン
    21周目に先頭のライコネン選手がピットイン、タイヤがハードからハードだから
    順当な、最後にソフトタイヤのあと一回ピットインがある2回ピット作戦の模様
    ここで予想の30分後になるも、雨は降って来ず、トヨタのグロッグ選手もピットイン

     23周目、マッサ選手がピットイン、この前後のタイムを上げたい時に
    周回遅れのハミルトン選手に詰まっていたので、ピットアウト後に
    ライコネン選手を上回っての1位にはなれそうにない、21周目で
    ハミルトン選手をラップダウンしたわけだけど、この時にアクションあり
    結果、やはりと言うか、ピットアウト後にはライコネン選手に悠々と
    先に行かれてしまう構図となる。レッドブルのマーク・ウェーバー選手もピットイン

     24周目にコヴァライネン選手がピットインと見せかけてやめる
    前のピケJr選手に詰まってしまい、タイムが上げられない故の行為
    25周目にコヴァライネン選手とピケJr選手が同時にピットイン
    ここでもピケJr選手が順位を守って出るも、ピットレーン出口で
    加速が出来ず、折角の順位がコヴァライネン選手に抜かれてしまう
    その後はトヨタのグロッグ選手に追われるも、なんとか守り抜く
    26周目、セバスチャン・ブルデー選手がピットイン、アウト

     28周目、5分後に雨の予報が出る
    詰まらないレースに客を引き付ける演出っぽく思えるのがなんとも
    それでも予報が当たればいいのだけど。ここまで外れるときついなぁ
    ハミルトン選手がロズベルグ選手をオーバーテイク
    29周目、セバスチャンベッテル選手とハイドフェルド選手がピットイン
    32周目、フィジケラ選手がピットイン、雨が未だに降らないので
    ロングラン作戦のドライバーは報われなかったと言う展開に

     34周目にライコネン選手が奇妙なタイムダウンで1分19秒台へ
    35周目にも19秒台、後ろのマッサ選手とのタイム差がみるみる詰まる
    ルーベンス・バリチェロ選手がここまで引っ張る形でピットイン
    中嶋選手もピットイン、雨が降らずに賭けが実らずに残念な結果
    遅れていたライコネン選手がとうとう20秒台までペースを落とす
    これに付き合っていたマッサ選手は、38周目に前に出る事が出来た
    ライコネン選手の失速の原因は、39周目のリプレイ拡大画面で
    エンジンのエキゾーストパイプが根元から折れてしまっているのが
    判明し、これでは排出出来ない熱が他の部分に悪影響を及ぼすとかの
    可能性があり、最後まで走れるか判らないと言うとんでもない展開へ!

     40周目にロズベルグ選手がピットイン、一番最後まで
    引っ張ったドライバーで、しかもソフトタイヤでこれは凄い!
    ただ、タイムが遅かったので、タイヤへの負担も少な・・・(ry
    41周目、コヴァライネン選手がウェーバー選手を抜いて6位へ
    42周目、アロンソ選手が最後のピットインでソフトタイヤへと交換
    46周目、ハミルトン選手とアロンソ選手がコース上でまた出会う
    ハミルトン選手がもう一度ピットインが必要なので実質的な
    順位争いじゃないけど勝負となるわけだけど、最初の争いで
    強引な抜き方をされたアロンソ選手がもう少し抵抗するかと
    思っていたら、アッサリと前に行かせるところが大人と子供か
    昨年のアロンソ選手は子供みたいな感じになっていたので戻った印象
    クビサ選手が二回目のピットイン、トゥルーリ選手とは2秒6の差のまま

     後半、マクラーレンのコヴァライネン選手のペースが速い
    3位のトゥルーリ選手を窺うところまでいっているのはすごいね
    トゥルーリ選手も3位がほぼ確定と見たのか!?ペースを落として
    後半のミスを防ぐ作戦に出ていたけど、コヴァライネン選手の
    追撃を無線で聞くやいなや、再びクルマと自分に鞭を入れだし
    1分17秒台を出して、コヴァライネン選手の勢いを削ぐ方向へ

     48周目、ベッテル選手、ハイドフェルド選手がピットイン
    49周目に5位のウェーバー選手、7位のグロッグ選手がピットイン
    50周目、3位のトゥルーリ選手と5位のピケJr選手がピットイン
    7秒1と言うチームの勢いを象徴させるかの様な見事な送り出し!
    52周目、ライコネン選手がピットイン、特に対策をせずに出す
    もう運頼みと言うか、とにかく壊れないで完走してくれ!と言った
    ピットやメカニック達の表情、ライコネンの心情なんでしょうなぁ

     52周目コヴァライネン選手もピットイン、6秒8とピット作業も速い!
    結果、クビサ選手の前へ出たのはかなり大きいピット作業でのアシスト
    クルサード選手もピットイン、ハミルトン選手もピットイン

     53周目終わりで大きなリードを持って走るマッサ選手が慎重にピットイン
    ピット作業は6秒3と最近のフェラーリらしからぬピット作業が続いた。
    地元フランスのセバスチャン・ブルデー選手が映ったと思いきや
    コースアウトでの映像と、地元フランス国民には複雑な今回のレース
    直後、雨が降るとの予報がまた出る。淡々とした時によく出るので
    これはもう客離れを防ぐ手段と見た方がいいのかな?と思えるほど
    ・・・とおもいきや、56周目にほんとうに雨が降ってきた(笑)

     雨でほとんどのドライバーが3〜4秒タイムを落とす様子見の安全策
    59周目に中嶋選手が最後のピットイン、タイミング的には二回目と
    雨がジャストだけど、雨がぽつりぽつりなのでとてもレインタイヤには
    出来ず、今回のレースはウイリアムズ勢に合わないコースでしたな

     雨の中、リスクを取って一気に差をつめたコヴァライネン選手が
    3位のトゥルーリ選手に襲い掛かる。雨がトヨタの表彰台を奪いそうだなぁ
    クビサ選手もトゥルーリ選手よりも1秒速いペースで来ていたので
    残り10周は、TOYTOAにとっては二年ぶりの表彰台を賭けた胃の痛い展開
    59周目のアデレードヘアピンでは、かなりやばい展開になるものの
    コヴァライネン選手は攻めるけど、無茶な賭け的な飛び込みはしない感じ
    (雨&タイヤカスだらけの終盤のライン外でのブレーキング勝負を)
    (4位の順位を捨ててまで行うと言うのが有り得ないのだろうけど)
    しかし、路面が不安定でも高速コーナーでのマクラーレンの動きが良い!
    最終部分のリセで並ばれつつも雨での無茶が出来ないブレーキングに
    救われる形、立ち上がりはさすがにTCSがないドライバーのうまさが
    トゥルーリ選手を助けると言うのか、メインストレート前で少し離す

     62周目、中嶋選手が18秒台フラットとぽつぽつ雨の中で自己ベスト!
    すわっ!?息子も雨の中嶋なのか!?とか思ってしまう面白い流れ
    (正確には、やや雨がなくなってペースが上がっていた時期だけど)

     63周目、最後に向けてマッサ選手のオンボードが映ったのだけど
    ステアリング操作が物凄い丁寧で正確になっているのに驚いた。
    先頭を大量リードで走っているのもあるけど、進化しているなぁ

     68周目、ややマシン的にも本人的にも冷却期間を置いていた
    コヴァライネン選手が再び、このレース最後の猛追を仕掛けて来た!
    69周目、トゥルーリ選手がイモラシケインで必死に防戦して防ぐ
    やや、幅寄せと思えなくもないけど、相手のラインも残していたし
    レースでは許容範囲だろうなぁ。この最大のピンチを辛うじて逃れた
    (ルノー時代に解雇の原因とも言われる最終ラップで抜かれたことも)
    (このちょっと強引な、エスケープゾーンに相手を委ねてしまう形の)
    (ブロックがあったとも言えなくもないかなとか思ってみたりした)
    (コヴァライネン選手も相手が引く事を前提とした突込みだったけど)
    トゥルーリ選手によく言われることだけど、終盤にペースが落ちてしまい
    これは集中力だか、体力だかは判らないけど、評価が予選を中心とした
    速さになりつつあり、固まりつつある中で、最後でも区間ベストを出したり
    ミスも無く、今回は以前から欲しかったトゥルーリ選手の能力開花な印象

     周回遅れに詰まっていたアロンソ選手がアドレードヘアピンにて
    処理ミスしたところを、なんとなんとピケJr選手が抜いて行く!
    ピケJr選手もここで失敗せず、結果を出したことでF1で生き残れそう!?

     70周目、トップのマッサ選手が悠々クルージングでフィニッシュ
    トゥルーリ選手がなんとか3位を死守、ほんとうに文字通り死守でした。
    5位にクビサ選手、6位には今シーズン入賞の常連となったウェーバー選手
    (地味に好成績を残しまくりで、来年はアロンソ選手にかわりルノーへ?)
    7位はなんとなんとピケJr選手、8位はアロンソ選手と言うのも面白い結果

     雨も少なく退屈なレースだったけど、最後は手に汗握る部分あり
    TOYOTAが(HONDAも)カナダではごっつっあんダブル入賞だったけど
    今回は、マクラーレン勢の予選降格はあったけど、スピードを見せての
    3位表彰台ゲットと言うのは、マシン開発の面でもすごいって事になるよね
    逆に、HONDAがスーパーアグリ的な順位かつ、士気は最低の状況って感じで
    第16戦の日本GPまでまだ時間があるとは言え、ロス・ブラウン効果もまだ微妙と
    ちょうど良いのでHONDA F1チームのCEOを解任する契機にでもして欲しいですな(おぃ
    でも、苦境になるとあのCEO悪運が味方するから怖いんですよねぇ〜
    現在では、ルノーからメインスポンサーのIGN銀行をエコ関連を餌に
    引っ張って来たりが考えられるかなぁ。ただ、今までスポンサーを
    ひとつも呼び込めなかったので、さすがにそれはないとは思うのだけども
    (逆に、それが佐藤琢磨選手のルノー(日産)入りに繋がると良し(おぃ)
    あと、前回ワンツーフィニッシュで勝ったBMW勢が不調だったのも気になる
    BMW勢に向いたサーキットではなかったとは言え、5位とポイント圏外ではねぇ

     レース後のドライバーズポイントでは、マッサ選手が48ポイントでトップ
    クビサ選手が46ポイント、ライコネン選手が43ポイント、ハミルトン選手が38ポイント
    ここ2戦連続でノーポイントに終わったハミルトン選手に黄色信号点滅
    モナコの勝利で、ワールドチャンピオンシップが争えると思いきや
    カナダ、フランスと連続してのポイント圏外、しかも、カナダのミスが
    フランスでのミスと失敗を呼び込んだわけで、足りない部分も見えて来た印象
    次のイギリスGPは母国なわけだし、7月6日の決勝に注目でしょうな!

    【901】Rd.09 イギリスGP
     IR@管理人  - 08/7/7(月) 2:31 -

    引用なし
       イギリスGP決勝

    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/07/f1_62af.html

    予選では、マクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手が
    初めてのポールポジションを獲得!フロントローの2位には
    今シーズン好調のレッドブル、マーク・ウェーバー選手と
    珍しい組み合わせに加え、ポイントランキングトップの
    フェリッペ・マッサ選手はトラブルがあっての9番手
    キミ・ライコネン選手が3番手、地元での勝利に燃える
    ルイス・ハミルトン選手が4番手とちょっと予想外の結果


    現地の映像は雨で濡れたコースとどんよりした曇り空
    イギリスらしい天気と言えばそうなんだろうけど
    解説に拠ると、コースは川があるほどのウェット状態
    けれど、天候は曇りでありつつも雨は現在は降っていない

    レーススタートも路面が走れる状態になるまで待つ形の
    セーフティカーが先導するスタートではなく、通常通りとのことで
    怖さとワクワク感が混ざる。F1と言う世界最高峰レベルの
    ドライバー達の本領発揮が見れるコンディションに加えて
    このコンディションで難しいシルバーストーンサーキット
    見ている方は嫌が応にもテンションが上がってしまうなぁ(笑)

    ついに決勝スタート!
    走り出しの良かったハミルトンをけん制する形を取った
    2位のウェーバー選手が遅れ、脇からハミルトン選手が抜け
    そのままの勢いでトップも窺うが、ポールポジションであり
    ハミルトン選手の同僚ののコヴァライネン選手も引かず
    雨に濡れて危険な縁石部分にマシンが乗るにも関わらず
    アクセルON!予想通りマシンを滑らせふらつきながらも
    トップをキープしたのはすごい!と言うか、気合を感じる
    後方では、スタート失敗のウェーバー選手が途中でスピンし
    周りを後続勢がぶつからずにうまく対処でウェーバー選手最後尾へ

    中嶋選手はスタートで順位を上げるも途中でコースオフ
    マッサ選手はスピン、クルサード選手とベッテル選手が絡んで両者リタイア
    レッドブルグループの予選上位組みであったウェーバー選手と
    セバスチャン・ベッテル選手が最初に脱落してしまったのは残念・・

    勢いのある2位のハミルトン選手がコヴァライネン選手を
    攻めまくり、アロンソ選手やタイヤの温まりが比較的早い
    マクラーレン勢がタイヤに熱が入り難く、グリップが出難い
    最初のコース状況(気温の低さや雨では尚更)ではさすがに速い!
    過去にルノーがフェラーリに勝った理由もタイヤの発熱の早さであり
    HONDAが最高のテストシーズンを終え、初戦のオーストラリアで
    ジェンソン・バトン選手がポールポジションを取った2006年に
    すぐに速さが出せなかったのもタイヤの発熱の問題(こちらは遅い)

    逆にフェラーリは苦戦と言うか、序盤はペースがゆっくり
    しかし、苦戦どころじゃないのがマッサ選手でして、スピンしまくり
    ハンドリングの滑らかさやスムーズさは以前と変わったのに
    アクセルワークやブレーキングでは、TCS時代に育った選手ですな
    あと、予選でのトラブルに拠り、パーツを大幅に変更しての
    対策もあってか、マシンが決まっていないのも弱点の部分が
    みっともないぐらいに出てしまっているのに繋がっているのかと

    4周目にハミルトン選手がコヴァライネン選手をパス!
    トップに上がり、同時にアロンソ選手がファステストラップ!

    7周目、トップに出たハミルトン選手が飛ばしまくる
    16位に落ちたウェーバー選手も前を掻き分けて挽回体制へ!
    波乱やセーフティカーの出動次第ではまだまだチャンスあり!?

    10周目、雨も降らず、マシンが走り続けることで
    コース上のレコードラインが徐々に乾いて行く状況で
    ハミルトン選手は順調にタイムを伸ばしているのだけど
    雨が残る状況でいい感じだったアロンソ選手はやや伸びが悪い
    このまま乾くとなると、ちょっと上位勢にタイム的に適わない印象
    逆に、ウェーバー選手がハミルトン選手と同じぐらいに速く
    1分33秒台とこちらはタイムアップ傾向が素晴らしいなぁ
    スピンして順位を落としていなければ、面白い事になってたかも!?

    2位のコヴァライネン選手が気落ちして集中力が途切れたか!?
    スピンを喫して一回転、その隙にライコネン選手がかわして2位へ
    11周目、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル選手が
    これまた派手にスピン、真後ろを走っていたトロ・ロッソの
    セバスチャン・ブルデー選手の前を横切り、コースの外へと流れた
    その昔、ゲルハルト・ベルガー選手がピットアウト後にコースを横切り
    後ろから走って来た車の目の前を通過して行ったのを思い出した。
    幸いな事に多重クラッシュにはならなかったけど、この選手は
    去年の雨の富士や今年のモナコと言った雨のレースで印象的な
    走りをしていただけに、こういった形でのリタイアは残念

    12周目、雨が降ってきたのか!?全員のタイムが落ち込む
    14周目にライコネン選手がファステストラップを叩き出し
    トップのハミルトン選手に4.5秒差と差が詰まって来た。
    12周前後の通り雨も過ぎ、コースの路面状況が改善され
    更には、18周前後と言われていた最初のピットストップを前に
    燃料が少なくなって来た事もあって、各車ベストタイムが出る出る。
    16周目に、ハミルトン選手、ライコネン選手ともにファステスト
    17周目は、3〜5位が1分33秒のほぼイーブンタイムとこちらも伸びる
    そして、ライコネン選手が1分32秒150とタイムで圧倒しだした。
    19周目に少しの雨が来るとともに、コヴァライネン選手がピットイン
    速いライコネン選手がトップ、ハミルトン選手との差を1秒以下に詰めた

    20周目、アロンソ選手がピットイン、給油のみでタイヤを変えず
    路面が乾いて来ていたので、減った浅溝のインターミディエイトの
    使った状況のがベストと判断した模様。この周回の終わりには
    1位のハミルトン選手と2位のライコネン選手が同時ピットイン!
    ライコネン選手が給油のみで、タイヤの温まりの早いマクラーレン
    それもあってか!?ハミルトン選手はタイヤも交換する通常作業
    この二人の選択の分かれが今後にどう影響するか!?なんて想像すらせず
    ピットアウトでは順位は変わらず、ハミルトン選手が前で出て行く
    15位のマッサ選手もピットイン、こちらもタイヤは変えずの戦略

    21周目、また来た雨とともにハイドフェルド選手がピットイン
    タイヤ変えなかったアロンソ選手やフェラーリ勢がこの雨でどうなるか!?
    ルノーのネルソン・ピケJr選手もピットイン、こちらは新しいタイヤにチェンジ
    F1公式サイトの無料オンラインサービスのLiveTimingを見ると
    各ドライバーのタイムが第二セクションでだいたい2秒近く落ちている
    これを見ると、やや強い雨が来たみたいだ(これが運命を変えるの雨となる)

    23周目、BMWのロバート・クビサ選手がピットインでタイヤもチェンジ
    雨の影響で第一セクターでハミルトン選手がライコネン選手よりも1秒7速い!
    1周の合計では5秒も遅くなってしまっているので、もう勝負にならないなぁ
    アロンソ選手もタイムが伸びていないし、タイヤ変えなかった人達だけ
    大きく順位を落としてしまうことが確定してしまうほどの雨だった模様
    スピンやコースアウトが続出するなか、中嶋一貴選手も派手にスピン
    その後は無事に走っているけど、現状は14位とポイント圏内まで厳しい

    26周目、タイヤを変えたピケJr選手が同僚のアロンソ選手をパス
    アロンソ選手はどうやらこの後にピットインする模様でピット動く
    遅い2位のライコネン選手に、コヴァライネン選手が10秒以上の差を詰め
    オーバーテイク!ライコネン選手が抵抗するも1周6秒の差は厳しい
    4位のBMW、ニック・ハイドフェルド選手もこのバトルに加わり
    コヴァライネン選手がライコネン選手オーバーテイクの際に
    ハイドフェルド選手が2台まとめて交わすうまいオーバーテイク

    28周目、ハイドフェルド選手だけ1分35秒台とBMW勢が速い!
    マクラーレンのハミルトン選手とコヴァライネン選手でも39秒台
    あと、マッサ選手をウイリアムズの中嶋一貴選手がオーバーテイク!
    フェラーリのタイヤ戦略ミスとは言え、これはいいね!いいね!
    しかし、タイヤを変えずに5秒ぐらい遅いタイムで走り続けている
    フェラーリのピットがまったく動かないのが不思議と言うか・・ねぇ?
    やっと動いたと思うも、残りの周回数を計算し、フルタンクにして
    走り切る計算をしていた様で、一周5秒失うのを5〜6周続けるなら
    すぐに入れて傷を浅い内に防ぎ、2回ピットストップを3回にして
    軽さと新品タイヤで勝負すればいいのに、保守的と言うか変な作戦

    33周目、雨がややきつくなるなか、TOYTOAのヤルノ・トゥルーリ選手が
    1分34秒台と気を吐く、ハイドフェルド選手が1分37秒、ハミルトン選手は
    1分36秒と比べても光る(ガソリン搭載量の差ってのもあるけども)
    BMW勢では、このレースで目だっていなかったクビサ選手が
    3位のコヴァライネン選手を抜き、BMWがいつの間にかに2位と3位!

    34周目、コヴァライネン選手がピットイン
    トップのハミルトン選手が1分39秒7、2位のハイドフェルド選手も38秒8
    雨が強まって来ているのか、各車のタイムがどんどん落ちて行く
    TOYTOAのティモ・グロック選手がプチコースアウトを喫し
    後ろを走っていたトゥルーリ選手が前へ、TOYOTA勢は7位8位と
    今回もしぶとく良い位置を実力で走っているのはなかなかにGood!

    36周目にHONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン!
    強い雨もあってかタイヤを初のヘビーウェットへ変えるギャンブル
    同僚のジェンソン・バトン選手もピットインし、ヘビーウェットへ
    ハミルトン選手が46秒台、ピケJr選手はスピンでグラベルに突っ込み終了
    クビサ選手はコースオフでも復帰、マッサ選手がまたまたスピンも復帰
    コースに住んでいるうさぎがスピンに驚いて出る映像のおまけ付き
    ハミルトン選手もコースオフで復帰と、雨がとんでもなく強い状況
    その中、ヘビーウェットタイヤのバリチェロ選手が10秒ぐらい速いペース

    37周目にライコネン選手もコースオフをするもなんとか復帰
    ハミルトン選手がここでピットイン、インターミディエイトの新品へ
    バリチェロ選手が1分41秒台、バトン選手が1分38秒台とHONDA勢が速い!
    2位のハイドフェルド選手もインターミディエイトへ、3位のクビサ選手も
    インターミディエイトへ変更し、前に合わせた堅実な順位キープ作戦
    ライコネン選手がまたスピンするも復帰、燃料が重く、タイヤも厳しく
    作戦めちゃくちゃで集中力も散漫になりやすい中で厳しい展開が続く
    追い上げていたウェーバー選手もスピン、もう通常の雨用タイヤでは
    氷の上を走るかの様なとんでもない状況になっている感じです。

    39周目、ヘビーウェットタイヤのウイリアムズ勢も40秒台前後と速い!
    他のチームは、路面がかなり濡れているとは言え、空が明るいことから
    もう雨の追加はないと考え、現在のタイヤでコースに残ることを選んだ模様

    40周目には、クビサ選手がスピンでグラベルへ突っ込んでリタイア
    速いウイリアムズのロズベルグ選手がトヨタのグロッグ選手に追突
    一貴選手が前の3台消えた(ピットインを含め順位的に消えた)ことで
    またまたポイント圏内へ入る今シーズン頻繁に見る強運ぶりを発揮(笑)
    ハミルトン選手が44秒台、42秒台へとタイムを上げ、コース上の雨が
    減ってきて、ヘビーウエットタイヤには雨がないと過発熱で危険な状況に
    成りかねない中、バリチェロ選手が41秒台ペースで走り、3番手まで上がる!
    まさに予想外、信じられない展開となる。同じホンダのバトン選手は
    飛ばし過ぎてコースアウトを喫し、いつの間にかにストップしましたが

    43周目、2位のハイドフェルド選手がスローダウンとともに
    バリチェロ選手が2位へ!(ハイドフェルド選手はその後復活)
    グロック選手がスピンでタイヤバリアへ、コースへは戻れるも
    一貴選手がごっつあん順位アップでついにポイント圏内の8位に!
    トップのハミルトン選手とバリチェロ選手がタイヤは違うけど
    ともに40秒台と言う状況、ハミルトン選手は40秒以上のリードを
    持っているのに、母国というのもあるだろけど、がんばるねぇ!

    44周目、バリチェロ選手が更にマシンに鞭打ち38秒台に上げる
    46周目、バリチェロ選手が3位ハイドフェルド選手との差が25秒を
    超えないのにピットイン、1周で5秒差を離せていたのを思うと
    ピットインしても前に出られる差にしてから入ればいいのに・・
    燃料が足りないのが理由じゃないと納得出来ない早いピットインですな

    47周目にトゥルーリ選手がピットイン、マッサ選手はスピン
    ウェーバー選手もスピン、トゥルーリ選手がピットインで一貴選手7位

    48周目にコヴァライネン選手がスピンでアロンソ選手と
    ライコネン選手に前を行かれる。マッサ選手がスピン

    51周目、ライコネン選手とアロンソ選手のバトルが始まる
    一貴選手がスピンしたコヴァライネン選手に4秒差と迫る!

    53周目にライコネン選手がアロンソ選手をフェラーリの
    ストレートスピードを活かしハンガーストレートでオーバーテイク
    路面がかなり乾いているのか!?タイムが上がっている・・
    中嶋選手39秒台、しかし、後ろのトゥルーリ選手は37秒台

    55周目、アロンソ選手が防戦一方
    今度は路面が乾いて速度の出ないアロンソ選手に対して
    速さを取り戻したコヴァライネン選手の攻撃を受ける
    ハンガーストレートエンドもフェラーリほどの中間加速と
    伸びがないので、うまいラインでブロックして防ぐ防ぐ!
    在りし日のセナ選手みたいな巧みなブロックでしたな

    56周目、中嶋選手がプッシュで38秒6まで伸ばす
    57周目の無線の指示は後ろからの攻撃を防げと言う指示
    前を窺うって隙を見せるなってことか、まだまだ発展途上扱いですな・・

    58周目、ついにコヴァライネン選手がアロンソ選手を交わす

    59周目、中嶋選手を取り巻く状況がまたまた変化
    スピードの伸びないアロンソ選手を交わせるか!?ドキドキのファイナルラップ


    レース終了!
    ハミルトン選手が4位以下を周回遅れにする圧勝で母国勝利を飾る
    中嶋選手は7位を守れず、トゥルーリ選手の攻撃に順位陥落
    映像がファイナルラップのハミルトン選手に切り替わったのが
    仕方のないことだけど、レースファンとして残念だった。
    2位はBMWのハイドフェルド選手、3位はHONDAのバリチェロ選手

    表彰台では2位のハイドフェルドのカナダGPとは違う笑顔が印象的
    バリチェロ選手もひさしぶりの表彰台で存在感を示した感じだなぁ
    佐藤琢磨選手が来期はフォースインディア狙いが第一候補と言うのも
    戦略には正しくなりそう(HONDAがエンジンとKRMS付きらしい!?)
    バトン選手が輝きを失ってジャック・ヴィルヌーブ先生状態なのが気になる

    4位はライコネン選手、フェラーリのグダグダ戦略破綻ぶりが
    昔のフェラーリを思い起こさせる微笑ましくもあるけど
    マッサ選手の決勝までの流れを含め、間抜けな敗退とも言える酷さ
    5位のコヴァライネン選手はポールポジションだったのを忘れる順位
    逆にレースでのハミルトン選手のリスクを取りつつ、管理もする
    アグレッシブな走りに完敗してしまったのが今後の勝利が遠のき
    サポートドライバーの人生の始まりでなければいいのだけれども・・
    6位アロンソ選手は天候とギャンブルに負けたのに6位は立派ですのぉ
    7位のトゥルーリ選手はレース後半でも攻めて来る怖さがついたので
    とても良いマシンに乗った時の走りが昔とは違うのだろうなぁ
    それがTOYOTAで見れる日が来ればいいけど、ルールが変わる来年頼みか
    8位の一貴選手は、ポイントは取れたけどちょっと残念な結果
    レースの最後は路面がかなり乾き、ヘビーウェットタイヤでは
    堪えられない状況が多かったから情状はあるだろうけど
    そこを守り切って一段上に行って欲しいょ。
    でもポイントゲットおめでとう!来年に繋がる事に期待
    (経験のあったカナダGPのフリー走行は凄かったのも↑の理由)


     次回のドイツGPは7月20日決勝

    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/07/2008f1rd918_061c.html
    ポイントランキングで上位4人が2ポイント差の大接戦!
    レースよりも!?ポイント計算が楽しい現在のF1です(笑)

    【902】Rd.10 ドイツGP
     IR@管理人  - 08/7/20(日) 23:53 -

    引用なし
       ドイツGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/07/f1_10_0272.html

    CS中継の映像が現地を映すと
    ほぼ快晴と言える状況が流れて来た。

    マクラーレン勢がヨーロッパラウンドに入ってから好調
    フェラーリ勢が星の取りこぼしも含め、変化と低温に弱い状況が
    マイナス傾向に出てしまっている間に離されない事が重要なほどに
    調子が良く、今回のドイツGP予選も1-3位をルイス・ハミルトン選手と
    ヘイキ・コヴァライネン選手が獲得し、2位にフェラーリ勢の
    フェリッペ・マッサ選手が獲得したとは言え、キミ・ライコネン選手は
    6位と大きく遅れ、4位にTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手が入り
    5位には、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手と来ていて
    カナダGPで1-2フィニッシュを決めて絶好調だったBMW勢も
    前回のイギリスGPでヨーロッパの伝統的なサーキットでは
    その勢いが影を潜めていたこともあり、こちらも不調気味

    更に追い討ちをかける展開が気候であり、今年のドイツGPの
    ホッケンハイムサーキットがある地方が昨年よりも涼しい為
    タイヤの温度が低いとタイヤを暖めるのがマクラーレンよりも遅く
    いや、マクラーレンが他のチームよりも早いと言った方が良いか
    フェラーリがタイヤ内部に使っているガスとの兼ね合いとかもあって
    タイヤが作動温度になる早さよりもおいしい状態を長く使いたいと言う
    戦略思想の違いもあり、昨年を含めた基本的なデータとは異なる事態
    こういった状況に今年のフェラーリは(ミハエル・シューマッハ選手や)
    (ロス・ブラウン氏、ジャン・トッド氏のコンビは例外だったけど)
    強くないと言うか、安定した部分に重きを置いているので今回は厳しい

    決勝日の今日も気温は昨年と比べて低い・・・これがどう影響するのか!?
    レースペースが速いと言われるフェラーリにとってはこれが致命的だった。


    決勝レーススタート!

    ポールポジションのハミルトン選手が順調に飛び出すも
    往年のミハエル選手なみに相手のラインを潰すスタートは微妙
    微妙と言うのは、ハミルトン選手の実力を誰もが知っているからで
    立場がチャンピオンではなく、チャレンジャーだから許されている部分
    ポイントリーダーやチャンピオンを取った来年もこれだとまずいよね

    話をスタートに戻すと、コヴァライネン選手がタイヤへの熱の入りが良い
    マクラーレンの初期状態を活かし、2位のマッサ選手を果敢に攻めるも
    マッサ選手がこれをかろうじて守り、ハミルトン選手がその間にリードを築く

    BMWのロバート・クビサ選手がスタートで4位のトゥルーリ選手を攻める
    アロンソ選手とのバトルの乱れを突き、うまい感じに4位に上がる!
    トゥルーリ選手が5位、6位にアロンソ選手となり、ライコネン選手は7位

    ウイリアムズの中嶋一貴選手が2周目にミスをし、これをHONDAの
    ルーベンス・バリチェロ選手に抜かれてしまったところを国際映像に抜かれる

    3周目、トゥルーリ選手がクビサ選手を、アロンソ選手がトゥルーリ選手を攻め
    後者が激しく責め過ぎてしまい、その間にライコネン選手にかわされてしまう・・・
    最近のアロンソ選手の激しいまでのがんばりは良いけど、空回りと言うか
    良い方向にはなかなか転がらないなぁ・・・予選を含め、桁違いの選手が
    自分のプライドや二度のワールドチャンピオン獲得した事を置いといて
    チームを引き上げるべくの先頭に立っての働きと言うのは凄まじいね!
    過去にベネトンで2年連続ワールドチャンピオンを取ったミハエル選手が
    弱小だったフェラーリに移籍し、マシンに鞭を入れて走らせていたのとダブる

    6周目、ようやくレースが落ち着いて来た状態となる
    先頭のハミルトン選手が相変わらず速い!16秒台を連発
    マッサ選手もなんとか16秒台に入れるも、約0.5秒の差が一周毎についていく

    12周目、全体のペースがやや落ちる
    先頭のハミルトン選手が16秒5、マッサ選手が17秒5、その後ろが17秒フラット
    曇って気温が落ちてきたのかな?タイヤの一時的な落ち込みの時期なのかな?

    13周目にインターネットからデータが配信されて来る
    F1公式ホームページのライブタイミングでコヴァライネン選手が
    通過していないと表示されていたけど、実際には走っていた映像が出ている。
    HONDAのジェンソン・バトン選手をレッドブルのデビット・クルサード選手がオーバーテイク

    14周目、12周目前後のタイムが落ちて来ていたのは
    タイヤの特性だったのかな?全体のタイムも元に戻った。
    マッサ選手が16秒5とフェラーリのペースがちょっと上がる。

    17周目、一貴選手がスピン・・・
    う〜ん、今日は変なシーンがタイミングよく撮られているなぁ(苦笑)
    ハミルトン選手がやや早い感じのピットインを行い、ハードタイヤへ
    ピットアウト後はトゥルーリ選手の真後ろ・・・ここは計算外でしたな
    クビサ選手もピットイン、こちらはソフトタイヤからソフトタイヤへ

    19周目、トゥルーリ選手とアロンソ選手がピットイン、ともにソフトタイヤ
    20周目、マッサ選手ピットインでソフトタイヤへ、フェラーリも攻める
    21周目、コヴァライネン選手がハードタイヤへ、マクラーレンはハード志向
    トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手が2セクターで36秒1を出してピットイン
    このレースでは、トロ・ロッソが上位チームのレッドブルを上回るがんばり!
    22周目、ライコネン選手がピットインでソフトタイヤへ、8秒のピットイン
    25周目、TOYOTAのティモ・グロック選手が地元と言うこともあってか!?
    ピットインしていない状況で16秒を出し、TOYOTAの今年のマシンの良さが出ている

    27周目、BMWのニック・ハイドフェルド選手がピットイン
    最近は予選の不調を決勝の幸運で挽回が多く、実力を示して欲しい選手なのだけど
    今回もコンサバティブな作戦であり、天候とかの荒れがないとこの作戦は厳しい

    28周目、ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手がピットイン
    29周目、かなり長く引っ張ったグロッグ選手がピットインでソフトタイヤへ、
    ピットアウト後にヴェッテル選手に抜かれ、アロンソ選手に攻められる不運あり
    ベッテル選手(トロ・トッソ勢)が速く、タイヤ変えたばかりだから仕方なかったけども
    29周目、一貴選手もピットイン。今回は良い見所も少なく経験値上げのレースかな?

    34周目、退屈なレースが続き、ライコネン選手の存在感も無いレース
    マッサ選手も気温が上がらずにフェラーリのペースが上がらないので追い切れず
    ハミルトン選手はタイム維持の走りに変わった模様。下位集団も空も変化なし
    そんな中、ルノーのネルソン・ピケJr選手がピットインをまだ引っ張っている
    この重たい状況のマシンを17番手からスタートさせた行為と運が後の幸運へ・・・

    35周目、退屈の眠気を吹き飛ばすグロック選手の物凄いクラッシュシーンが来た。
    最終コーナーでリアタイヤがおかしな動き(サスペンションが破損?)からクラッシュ
    セーフティカーが入り、ハミルトン選手のリードが消えることとなった
    グロック選手は後ろからコンクリートにあたったので、生命の無事は確認出来て
    立っている映像があったけど、頑強なドライバーがけっこうしんどそうだったので心配

    37周目、セーフティカー中の3分後にピットレーンが開く状況が訪れる
    ぞくぞくとマシンがピットイン、残り29周を走る方法を各チームが選択
    ルノーの一台が出口でホワイトラインをカットしたり、ウェーバー選手の
    車の後方から白煙が出たり、大勢がピットに入る混乱の中では色々な事が起きる
    ハミルトン選手がピットに入らないことを選択したのがどうでるのか?これが後半のテーマですな

    39周目、この時点での順位を上から順に確認すると
    ハミルトン選手
    ハイドフェルド選手
    ピケJr選手
    マッサ選手
    クビサ選手
    コヴァライネン選手
    トゥルーリ選手
    ベッテル選手
    アロンソ選手

    BMW勢とピケJr選手の作戦が当たった感じだなぁ
    一貴選手がセーフティカー中にピットインで最後まで走りきる作戦を取るも
    すぐにセーフティカーが解除となったわけで、もう一周前でこの動きが欲しかった
    後ろから白煙を出していたレッドブルのマーク・ウェーバー選手が自らマシンをストップ

    41周目にセーフティカーが戻ってレース再開!
    42周目、コヴァライネン選手がクビサ選手をオーバーテイク
    43周目、またまたがんばるアロンソ選手がベッテル選手を攻めている隙に
    ライコネン選手、ロズベルグ選手に相次いで抜かれてしまう不運が襲う
    アロンソ選手ががんばり過ぎての失敗がまたまた起きてしまったわけでふ

    44周目、ようやく存在感が出てきたライコネン選手が
    ベッテル選手をオーバーテイクして8番手に!
    翌、45周目には前のトゥルーリ選手をかわして7位に浮上!

    49周目、バリチェロ選手とクルサード選手が
    まるで若いドライバーの様なミスで共倒れしてしまう
    クルサード選手は、レッドブルの天才デザイナーが空力を優先し
    ミラーのある位置が変な事もあって見難い状況もあるのだろうけれど
    今年は後ろから来た相手を巻き込んでの接触と言うのが多過ぎるなぁ
    なので、同選手の今シーズン終了後の引退パーティとかのプレゼントに
    3倍ぐらいに大きく作ったサイドミラーを渡すとかが欲しいとこ(おぃ

    50周目、ハミルトン選手が最後のピットイン
    セーフティカー中にピットインを行い、最後まで走りきれる
    マッサ選手やコヴァライネン選手に抜かれてしまう結果となった。
    ここで、暫定トップのハイドフェルド選手が16秒2と地元で気を吐く
    しかし、ハイドフェルド選手もかなしいかな、もう一度ピットインが必要
    気を吐き続けるハイドフェルド選手は51周目に15秒台でファステストラップ!
    4位に下がったハミルトン選手とコヴァライネン選手が順位を入れ替えた
    アロンソ選手がロズベルグ選手をオーバーテイクし、10周前の状況を取り戻す

    52周目、ハイドフェルド選手がピットインを行い
    ピットアウト後はコヴァライネン選手の前、ハミルトン選手の後ろで復帰
    53周目、なんとなんとなんと!ピケJr選手が暫定トップ!となっている。
    しかも、ハイドフェルド選手同様にもう一度ピットインをするかと思っていたら
    その必要がなく、暫定ではなく、きちんとした状況でのラップリーダーでした。

    54周目、コヴァライネン選手の前に出たハミルトン選手がマッサ選手の後ろに近づく
    56周目、ハミルトン選手がマッサ選手を一発でオーバーテイクしてしまう
    マッサ選手も意地を見せるが、マシンとタイヤの違いで防ぎきれずに終わる
    オーバーテイクポイントのパラボリカ後にあるヘアピン部分では
    立ち上がりでアウトの縁石の外側の舗装された部分が使えてしまう為に
    イン側をブロックしてもアウトアウトのラインで行かれてしまうので
    インを防ぎつつ、相手をアウトに追いやり、自分はインベタにならない程度で
    ラインを確保出来れば良いのだけど、ハミルトン選手との勝負では
    この辺りが読まれていた感じで、インを開けるギリギリのタイミングも
    最初はアウト狙いがなかった?ハミルトン選手には、待ってました!と
    言わんばかりのタイミングだったらしく、インが開いたと同時に
    ラインに入られ、インを取られて主導権を握られた後はラインキープが
    マッサ選手に取っての減速か、縁石の上か外を走ることを強いられる事になり
    マッサ選手も熱くなったのか!?縁石の外の舗装部分を使い、その後の
    第6コーナーでやり返すも、やすがに抜き返すには至らずと言う流れでした。
    レース後、マッサ選手とハミルトン選手との間で言い争いとかもなかったので
    レースでのバトルと言う感じだったんでしょうねぇ・・・マッサ選手と
    アロンソ選手が似た様な状況のレース後、怒鳴りあった昨年の状況と比べ

    58周目、トップのピケJr選手が快走!
    逆に、チームメイトのアロンソ選手はスピンと好対照な図が映し出される
    59周目、ピケJr選手にハミルトン選手が追いつき、マッサ選手同様
    パラボリカで近付き、ヘアピンでオーバーテイクと予想通りな展開
    同時期にライコネン選手がクビサ選手をオーバーテイク!

    ファイナルラップ
    ハミルトン選手が危なげなくこなしてフィニッシュ!
    ピケJr選手も2位で大金星!3位はマッサ選手がかろうじて
    4位には、予選で良いところがなかったハイドフェルド選手
    5位がコヴァライネン選手、6位にライコネン選手と続き
    7位にクビサ選手、8位にはベッテル選手が入った。
    こうして見ると、ピケJr選手の2位が光るなぁ

    一貴選手は15位と散々だったけど、ポイント獲得後は
    こんな感じのレースになるのが今シーズンだから(コラ)
    予選もQ1で落ちていたし、次のレースに期待ですな

    今回のドイツGPは、ハミルトン選手の圧勝だった。
    決勝レースの結果のタイム差は小さかったけど
    セーフティカーに翻弄された中、実力で、コース上で、
    オーバーテイクをして勝利をもぎ取ってしまった今回
    前回イギリスGPからの二連勝は大きいですのぉ
    次のハンガリーGPは低速テクニカルコースなので
    マクラーレン勢が有利だろうし、三連勝でもすると
    他が追いつけない状況になってしまいそうな予感
    かなり攻めるけど、ミスをしなくなって来ているから
    ポイントリーダーになってからこけた昨年の再来は
    ないだろうし、フェラーリとBMWが追いかけられないと
    マクラーレン&ハミルトン選手が今年はタイトル有望な印象


    次回のハンガリーGPは8月3日に決勝です。

    【903】Rd.11 ハンガリーGP
     IR@管理人  - 08/8/27(水) 1:29 -

    引用なし
       生放送に間に合わず、録画視聴の為にお休み(^^;

    【904】Rd.12 ヨーロッパGP
     IR@管理人  - 08/8/27(水) 1:31 -

    引用なし
       スペインの英雄であるフェルナンド・アロンソ選手の為に
    2〜3年前から準備されてきた今回のスペインのバレンシアでのGP
    (サーキット関係者の予定ではワールドチャンピオンを)
    (マクラーレンで取り、二年目の凱旋だったのだろうけど)
    アロンソ選手もそれに答えるかの様なフリー走行からの走りで
    沸かせましたが、予選は12位とルノーの辛さが出てしまう

    ポールポジションは最近好調なフェラーリのフェリッペ・マッサ選手
    2位にマクラーレンのルイス・ハミルトン選手、3位はバレンシアの様な
    いわゆるストリートサーキットが得意なBWMのロバート・クビサ選手
    日本の中島一貴選手は11位とストリートサーキットの予選をうまくまとめた
    その他では、6位にトロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル選手が入り
    非凡な才能の一端を見せる(同僚のセバスチャン・ブルデー選手も10位)

    決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/08/f1_2041.html


    決勝日は快晴と言っていいぐらいな状況で、フェラーリの弱点である
    タイヤの温まり難さと気温が低い時のパフォーマンス不足が隠れそう!
    決勝スタートでは、マッサ選手が綺麗なスタート、クビサ選手が
    2位のハミルトン選手に襲い掛かるが、無理はせずに順位はそのまま

    地元スペイン期待のアロンソ選手が混乱でリアウイングを失う
    母国でついていないスタードライバーと言うのがひさびさに登場
    原因が中嶋一貴選手が突っ込んでと言うのがなんとも・・・
    アロンソ選手が前のバトルでアクセルを抜いたと言うのもあるけど
    オープニングラップでの母国の英雄のトラブルに満員のスタンドが意気消沈
    故アイルトン・セナ選手のブラジルGP in 1990年になんか似ていますな
    奇しくもその時に先頭を走って母国初優勝を目指すセナ選手と接触し
    ピットストップに追い込んだのが一貴選手のお父さんと言うのがね
    アロンソ選手はレースが終わってしまったと言う事で結局リタイアを選択

    母国でなかなか勝てないセナ選手と比較し、ライバルと言われていた
    アラン・プロスト選手は母国フランスでめっぽう強かったと言うのもあり
    イギリスGPで買ったハミルトン選手とアロンソ選手が似た状態になったりして!?

    レースに戻ると、4周目、たんたんとしたレースの中
    レッドブルのデビット・クルサード選手がアロンソ選手の同僚
    ルノーのネルソン・ピケJr選手をオーバーテイク!

    7週目、勢いに乗るクルサード選手がフォースインディアの
    ジャンカルロ・フィジケラ選手に仕掛けて行って接触
    なんと言うか、引退が決まったクルサード選手はがんばるも
    今年は接触やらリタイアが多く、晩年を汚しまくってますのぉ

    1位2位はマッサ選手、ハミルトン選手変わらず
    ストリートサーキット大好きで予選3位を獲得したクビサ選手が
    前の二台を追いきれず、その二台のチームメイトである
    マクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手とフェラーリの
    キミ・ライコネン選手が追いついて、詰まっている状態

    8周目、クビサ選手が急激にペースを落とし、BMWのピットが
    フロントウイングを用意するシーンが映るもピットインは無い模様

    10周目、オーバーテイクがほとんどおきない展開とアロンソ選手が
    オープニングラップで消えた展開に、コースの美しさを別として
    ここにつまらないサーキットと言うレッテルがつきそうな退屈な展開です。
    スペインのファンもアロンソ選手がそうそうにリタイアしてしまったので
    こういった評判に対し、積極的に擁護するモチベーションも期待出来ないだろうなぁ

    13周目、マッサ選手が1分39秒1のファステストで一気にタイムアップ
    14周目、クルサード選手がピットイン、速かったのは燃料が少なかったのね
    マッサ選手も早いピットイン、ハードタイヤからハードタイヤへ交換
    ピットアウト後は未ピットインのコヴァライネン選手とライコネン選手の間に入る

    16周目、トップに立ったハミルトン選手が1分38秒台でファステスト
    こういった前に出て、自分のピットインが近づく時に、きっちりと
    タイヤを使いきり、タイムを搾り出して繰るのはさすがだよねぇ

    17周目、ハミルトン選手がピットイン、ハードからハードへ
    ピットストップの時間はマッサ選手とほぼ同じと言う状況
    マッサ選手に合わせ、次のピットインに勝負に出られる状態を作る
    ピットアウト後はマッサ選手、ライコネン選手(ピットインはまだ)の後ろ

    18周目、クビサ選手、ライコネン選手がピットイン
    19周目、トゥルーリ選手がピットイン、ハードからハードへ
    長いピットインしていたライコネン選手の前に出るかとおもいきや
    あと1秒ぐらい足りなかったけど、ヴェッテル選手の前には出られた

    20周目、トップのコヴァライネン選手がピットイン、ハードからハードへ
    給油量はライコネン選手に合わせて多めでライコネン選手の前でピットアウト
    マクラーレン勢がフェラーリ勢に対して、相手を見てから作戦を決められる
    予選での速さ(燃料を1〜2周多く詰める)があると言うのが出てますな
    ただ、タイヤの温まり難いと言う気温的な弱点がフェラーリになくなると
    マクラーレンが優位な立場と言うのがあっと言う間に消えてしまいかねない

    23周目、TOYOTAのティモ・グロック選手がまだピットインしていないのが注目!
    この選手の最近の成長が著しいのがなにげにすごい!しかも安定もしている
    25周目、マッサ選手が1分39秒台を連発し、ハミルトン選手をじりじり引き離して行く
    受けて立つ側のマクラーレンがレースでタイムが伸びているフェラーリを追いきれない

    28周目、ハミルトン選手との差が7秒を超え、レース半分終了時点で
    マッサ選手の優勝が濃厚な展開となる。前のレースでもそうだったけど
    マッサ選手は、なんと言うか、強さ的にはフェラーリのエースになってきた印象
    レッドブルのマーク・ウェーバー選手とフォースインディアのフィジケラ選手
    HONDAのジェンソン・バトン選手と言ったワンストップ組がピットイン

    30周目、上位のワンストップの注目であるグロック選手がピットイン
    ハードからソフトへ交換、つまりもうピットインはないと言う事
    ウイリアムズの一貴選手とHONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン
    両者ともに最近は冴えないと言うか、中段以降を走り続けていると腐っちゃうのね・・・

    33周目、物凄い引っ張ったルノーのピケJr選手がピットインでハードからソフトへ
    34周目、マッサ選手がファステスト、ハミルトン選手との差も約9秒と広がった
    35周目、連続でマッサ選手がファステスト、いっきに9秒5の差へ
    コースにはゴミが舞い、レース中にはオーバーテイクがなく
    公式の全世界共通テレビ中継映像には、美女のカットが多く入る
    詰まらないレースに海外も含めて解説している人は困るでしょうなぁ

    36周目、マッサ選手が最後のピットストップ、ソフトタイヤへ
    ソフトタイヤでのタイムの安定性が心配になるもピットアウト直後に
    フォースインディアの車とあわや接触になると言うフェラーリピットの失態
    前戦、マッサ選手はエンジントラブルでトップ走行を失うし、気を付けて欲しいですな

    38周目、ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手がピットイン
    ここでマッサ選手のピットアウトが審議の対象になるとの情報が入る
    後方確認不足なのか?気になる視聴者にレースを最後まで見せる手段なのか?
    (この審議がレース終了後に裁定が下ると言うのがこの数分後に流れた為)
    ハミルトン選手がピットイン、ヴェッテル選手がピットインと続く
    ハミルトン選手は、ピットインを行う周回、ピットアウト後の周回の
    ラップ等でリスクを取ったのか、勝負bに出たのか、9秒半の差を6秒まで
    縮めているのは注目!ミハエル・シューマッハ選手もよくやってましたな

    40周目、クビサ選手がピットイン、得意なストリートサーキットも
    最近いまいちで3位に満足しちゃっている感のあるBMWの車では
    予選の一発は無理をして出せても、レースとなるときつい感じですのぉ

    41周目、トゥルーリ選手がピットイン、同僚のグロック選手とは
    30秒差なのでなんとかエースの面目と言うか、前には出られそう
    しかし、最近のTOYOTAは調子が良いではなく、強いのレベルにも
    近づいてきてますな。まだまだ上位3チームの壁は厚いけれども
    BMWの伸びが鈍化しているのを考えると、後半戦は表彰台を狙える!?
    マシンが合わない為、鈍化BMWの象徴的な存在となってしまっている
    ニック・ハイドフェルド選手がピットイン!粘る走りだけど目立たないなぁ

    42周目、ソフトタイヤでもマッサ選手が2位のハミルトン選手に比べて0.5秒は速い!
    フェラーリの今回は余力がある感じ。フォースインディアのスーティル選手がクラッシュ
    セーフティカー導入を考慮し(セーフティカーがピットイン前に入られてしまうと)
    (車の隊列が整うまでピットが封鎖され、その間を走らないと行けなくなるから)
    (あと1周+半周ぐらいの燃料しかない状態でそれに当たってしまうとエンストか)
    (ペナルティを食らう覚悟でのピットインを行うと言うのを選ぶ必要が出る為)
    (しかも、事前の下位カテゴリーや別カテゴリーで行われたレースの最後で)
    (事前のシミュレーションよりも燃費が悪く、エンストする車もあった故)
    コヴァライネン選手とライコネン選手が同時にピットに入ってきた。

    ここのライコネン選手のピットアウトする時、給油のノズルがついたまま
    出発する大失態をしてしまい、ごたごたで時間を失ってトゥルーリ選手に抜かれる

    44周目、ここでマッサ選手の審議の件はレース後に結果が出るとのテロップ情報
    マッサ選手のタイムとハミルトン選手のタイムがほぼ互角の状況になっている。
    差は7秒、審議の件を考えると、ペナルティを受けても問題ない20秒の差をつけたい
    しかし、残り12周では前戦のエンジンブローも考慮し、無茶は出来ないですな。

    45周目、なんとマッサ選手ではなく、ライコネン選手が派手にエンジンブロー!
    レース終盤のこれは痛い、ライコネン選手には問題があるわけではないけど
    フェラーリはチーム全体がミスをする中、逆に急成長するマッサ選手が際立つね

    47周目、マッサ選手のエンジンは問題が判明し、対策を既に行っているらしいけど
    (ライコネン選手は今回2戦目のエンジンで対策は出来ていなかったとのこと)
    メインストレートでの走りがエンジンの回転数を限界近くまで上げないで
    次にシフトするショートシフトでエンジンの回転数を抑えて使っていた。

    51周目、ロズベルグ選手に詰められたグロック選手にピットから情報が飛ぶやいなや
    すぐさまラップタイムを上げる、このレスポンスの良さは素晴らしい!
    しかも情報に拠ると、体調がかなり悪いときたもんだ。ある意味で
    TOYOTAが好むドライバーですな。しかも、成長力が著しいんだよね
    トヨタで成長したドライバーは少なく、成長したドライバーが
    ギャラ目当てで腕を売り込む傭兵が数多く居たのにね。
    このまま続くとトゥルーリ選手の引退後はエースだろうなぁ
    トヨタのトップチーム入りが2〜3年後であるならば
    このドライバーが初優勝をもたらす可能性が高いと思う次第

    52周目、このGPの問題児となってしまっている(苦笑)
    一貴選手がバリチェロ選手を最終コーナーでオーバーテイクで魅せる!
    慎重な同選手のことだから、じっくり行ったのだろうけど、素晴らしい!
    でも、正直、ぶつからなくて良かったと言うのが本音(^_^;

    残り2周、バトルが無く、ハミルトン選手も追撃を諦め、ほぼ全員が完走を目指すペースへ

    ファイナルラップ、前戦のハンガリーでの
    エンジンブローのことがあったので、マッサ選手の無事を祈りつつ
    チェッカーフラッグを受けるシーンを確認!よかったよかった。
    2位にハミルトン選手、3位にひさしぶりの表彰台のクビサ選手
    4位はコヴァライネン選手、5位にトゥルーリ選手、6位にヴェッテル選手
    7位にグロック選手、8位にロズベルグ選手と6位と8位がひさしぶりの実力者達
    TOYOTAはダブル入賞はそれほど多くないけど、入賞はもう常連になってきましたなぁ
    酷かった(成績?運営?いや、両方ね)去年の富士日本GPへは良い流れ

    マッサ選手の勝利で流れたブラジル国家はバリチェロ選手の頃も
    たまに聞けていたけど、常連、エース的な結果でのブラジル国家は
    故アイルトン・セナ選手を思い起こさせる効果がある感じ!
    (バリチェロ選手は同僚がミハエル選手だった不幸があるけど)

    まとめとしては、期待されたストリートコースでの今回のレースは
    正直なところ、見る価値が最新CPUのコアの製造プロセス並でした。
    お金を払ってレースを観戦したスペインの人は忍耐力がついたでしょうねぇ
    これを1年間、いや20年30年とやり続ければ悟りも開けそうだ(コラコラ
    今のF1が詰まらないのは、レギュレーション?ドライバー?コース?
    それがコースに拠るモノの比率が結構大きいのではないのか?と
    思わせ、同じ人(ドイツ人コース設計家)ばかりが担当している流れが
    違った方向に行く切っ掛けになってくれれば良いのだけども・・・

    【905】Rd.13 ベルギーGP
     IR@管理人  - 08/9/8(月) 3:14 -

    引用なし
       ベルギーGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2008/09/f1-4191.html

    標高の高い山の上にあるベルギーGPが行われる
    スパ・フランコルシャンサーキットでのレースは
    雲の流れが早く、天候が変わり易いと言うこともあり
    実力のある新人の初優勝や派手なクラッシュシーンでも有名

    今年もその天気に翻弄されるだろうなぁとの大方の予想通り
    衛星中継では、どんよりとした曇りの映像から現地映像が入る
    更に、途中まで雨が降っていたとの情報もあって早くも波乱の予感

    1周が1分45〜50秒前後と言う事もあってコースが長く
    フォーメーションラップではその時間に様々な情報が聞けるのも面白い
    気温が16度予想以上に低く、フェラーリ勢がちょっと厳しいのでは?と
    天候的にはスタート後には雨が来ないと読んでいるみたいで
    ルノーのネルソン・ピケJr選手がドライタイヤのハード側
    他の全員のドライバーがドライタイヤのソフト側

    スタート位置で昔から見てきた人は驚いたと思うけど
    改修されたこともあり、昔は後ろのマシンはコーナーまで
    スタート場所が奥だったのに、今年からは全員がストレート上
    少しスタート位置が前方になったことで180度に近い第一コーナーでの
    接触や危険性が少なくなった安全対策がとられているみたいです。


    レーススタートでは、ポールポジションのマクラーレン
    ルイス・ハミルトン選手が絶妙のタイミングでラインを変えず
    そのまま前に進む実に合理的で考えられたスタートを切る
    2-3位のフェラーリ勢もスタートが良かったけど追いきれず
    二台のフェラーリが左右からハミルトン選手を追うけれど
    止まり切れずにコース外のアスファルト舗装されている
    エスケープゾーンに逃れる。フェラーリ以外の車も多数ここを使う

    マクラーレンのヘイキ・コヴァライネン選手が大きくミス
    フェラーリの二台が順位を争ったりのシーンもあり最初から面白い!
    そして、アロンソ選手が攻めまくるのが奏功して4位へと上がった。
    ほかもミスをするドライバーが多く、後方でもバトルが展開される

    2周目、飛ばしていたハミルトン選手をキミ・ライコネン選手が
    オー・ルージュ後のキャメルストレートでオーバーテイク!
    あれ?タイヤ温まり難いフェラーリが飛ばしていたハミルトン選手を
    抜けたのか?と疑問があったのだけど、これはこのあと解明された。
    ハミルトン選手が2周目の最初のコーナーでスピンして回転していたのだ

    ライコネン選手はさすがにベルギーGP得意なドライバーと思ったけど
    近代のF1なわけだし、一気に差が詰まるのにも程はあるよね(^^;
    前回のバレンシアでのヨーロッパGPがクズレースだったので
    最初からすごい! 最初だけすごいじゃないことを祈りたい(おぃ
    ここで一息とレース状況を振り返る映像が流れ、TOYTOAの
    ヤルノ・トゥルーリ選手が素晴らしいロケットスタートを決めたのに
    後ろから追突され、最終コーナーではスピンするオープニングラップの悲劇

    レースに戻ると、遅くて抜かれたわけではなかったハミルトン選手が
    盛り返して差を詰める。スピンで大きく順位を落としてしまった
    コブァライネン選手もどんどん抜いて行き3周目に9位まで順位を回復

    5周目、スタートで順位を3つ上げ、中段でのスタートにも慣れ
    今回も調子の良いピケJr選手をBMWのニック・ハイドフェルド選手が抜く
    2位でトップを追いかけるハミルトン選手がベストタイム
    5位には最近話題のトロ・トッソのセバスチャン・ブルデー選手が付ける

    7周目、コヴァライネン選手が7位のクビサ選手を攻めて追い詰めている
    トロロッソはセバスチャン・ベッテル選手がピケJr選手を抜いて10位へ
    8周目、コヴァライネン選手がBMWのロバート・クビサ選手を抜き7位へ

    10周目、好調で前をどんどん抜いていたコヴァライネン選手が
    レッドブルのマーク・ウェーバー選手のインへ無茶な飛び込みで接触
    これはひどい!

    11周目にハミルトン選手が早くもピットイン、6.8秒と短め
    無茶な飛び込みで接触のコブァライネン選手にドライブスルーペナルティ
    12周目にライコネン選手がピットイン、ピットアウトでもハミルトン選手の前

    13周目、3位のフェリッペ・マッサ選手と4位のフェルナンド・アロンソ選手が
    ピットイン、マッサ選手は最初から2回ストップだと考え易いタイムでピットアウト
    コヴァライネン選手もピットイン、ピケJr選手が回転クラッシュしてコース外へ
    同選手は無事だけど、マシンが壊れたのでレースはリタイアとなる。

    14周目、コヴァライネン選手がペナルティのドライブスルーを行う
    15周目、ブルデー選手とクビサ選手がピットイン
    日本勢はぼろぼろ、最近のHONDAは言うに及ばず、ウイリアムズの
    中嶋一貴選手も今回は沈没(マシンの大きな開発も来年だろうから辛い)
    好調だったTOYOTA勢もスタートの不運な接触とかスピンとかが厳しい状態

    18周目、各ドライバーのピットが一通り終え、レースが落ち着いて来た。
    ライコネン選手と2位ハミルトン選手との差が5秒7、マッサ選手がそこから3秒8
    19周目、日差しが強くなり、温度も上がり、フェラーリ有利なコンディションへ

    20周目、HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がリタイア、原因は不明だけど
    優勝経験豊富なドライバー、トップチームから移籍したドライバーにすれば
    今のHONDAの迷走では、やる気もあったモンじゃないマシンやチーム状況ですな

    22周目、ハミルトン選手が必死に先頭のライコネン付いていく
    マッサ選手が2ストップで少々重いのか、前2台にじわじわ離される

    25周目、ライコネン選手とハミルトン選手が続けて2回目のピットイン
    3ストップかと思いきや、両選手ともに8秒5以上のピットインで2ストップに変更
    タイヤはともにハードタイヤへ、1回ストップのニコ・ロズベルグ選手がピットイン

    26周目、20分後に雨が降るとの天気情報が入る
    TOYOTAのティモ・グロッグ選手がピットイン、10位走行中
    今回もワンストップっぽい。けど、このドライバーは
    ワンストップ作戦の重い状況でもきちんと車を走らせられる有能っぷり

    27周目、やはりハードタイヤの温まりではマクラーレンに有利か!?
    ハミルトン選手がライコネン選手との差を詰める。
    20分後の雨を含め、21秒前のマッサ選手の最後のピットイン
    現在から少し先を想像するとなかなか面白そうな展開になりつつあり
    マッサ選手のピットインを行う準備の映像が入る

    28周目、そのマッサ選手がピットイン、7秒9とがんばるも
    トップの前には行けずに3位へ、1位フェラーリ、2位マクラーレン
    3位フェラーリで面白いレースがレース場で行われている
    コヴァライネン選手が接触したウェーバー選手を攻めてオーバーテイク
    ウェーバー選手の動きがぶつけられた事への抗議を含んでいる感じだった

    30周目、ついにハミルトン選手が1秒5まで差を詰める!
    ハミルトン選手はコース幅をいっぱいまで使っての猛烈なプッシュ
    全盛期のミハエル・シューマッハ選手並みの獰猛な攻撃性と安定性だ

    31周目、ライコネン選手が反撃し、差をコンマ1秒拡げる
    マッサ選手がこのふたりについていけない。ハイドフェルド選手がピットイン

    32周目、ブルデー選手がピットイン、クビサ選手との戦いに勝てるか!?
    33周目、クビサ選手がピットイン、12秒3もかけてしまい、ブルデー選手の前に出れず
    さらにはベッテル選手にも前に行かれる大失態。今年のカナダGPで
    初優勝をしたチームとも思えない状況に、チーム成績3位に満足して
    野心を捨て去って気の抜けたチームの末路を見たのか!?
    それとも、スポンサーになっているIntel製のスーパーコンピュータと
    安定した風洞での開発をやりつくしてしまったのか?それとも
    今年の素性の悪かったマシンの開発には限界があったのか?
    ヨーロッパの伝統的なサーキットではマシンと相性が悪いのか?
    色々考えられる原因はあるけど、もっとシーズンを盛り上げて欲しかったなぁ

    35周目、なぜかサーバとうまく通信出来ていなかった
    F1の公式サイトがやっているサービスのLive Timmingが漸く復活!
    映像とライブモニターのデュアル構成で状況が掴み易くなった。
    これを見ると、余り映像が映らなかったアロンソ選手の4位が光る
    レースではマッサ選手がペースを上げ、先頭から5秒4に縮めている。

    37周目、一貴選手を抜く際にややペースが伸びなかったライコネン選手に対し
    ハミルトン選手が一気にペースを上げて1秒6の差まで詰めた。
    マッサ選手はセクター2で1秒も遅れてしまい、追い上げに自ら水を差した
    予想が当たってしまい、ポツポツと雨が降り始めてきた模様

    38周目、トップの二台は雨にも関わらずペースを変えないチキンレース状態
    これはちょっと怖い。どちらもペースを落とせない状況は解るし
    こういった時のプロの意地と技術は観客を魅了するけれども・・・
    この状況だと変化している路面を最初に走る前が圧倒的に不利ですな

    39周目、ハミルトン選手が1秒以内にまで一気に詰めてきた。
    40周目、ライコネン選手がプッシュしてタイムアップ
    ハミルトン選手のミスもあって差を0.6秒ぐらいから2秒へ拡げた

    42〜43周目、一気にタイムを落としたライコネン選手に対し
    ハミルトン選手が猛チャージで最終コーナーに並んで突入!
    ラインがなくなり、ハミルトン選手はシケインカットで
    ライコネン選手の前に出る。しかし、それだとシケインカットで
    前に出たと判断されてしまう為、ホームストレートで少しだけ
    ライコンネン選手を前に出したらすぐさま攻めていく忙しさ

    結果、第一コーナーのブレーキングでインを奪いトップへ!
    ライコネン選手も抵抗し、すこしフロントとリアが接触した
    この意地のぶつかりあいバトルでハミルトン選手もコースアウト
    直後、ライコネン選手がスピンで1位と2位入れ替わりまた戻る
    急激に雨もあり、最後にはライコネン選手がスピンで壁に当たって終了

    44周目、ファイナルラップでのハミルトン選手がドライで雨の中をふらふら走る
    最後は無事にフィニッシュ、2位はマッサ選手、3位はタイヤをレインにしていた
    ハイドフェルド選手が入り、4位にアロンソ選手、5位にベッテル選手、6位にクビサ選手
    7位はこのレースで光っていたブルデー選手、8位になんとグロック選手が入ってTOYOTAの
    最近の勢い、チームのモチベーションを繋ぐかのごとくのポイントゲット!
    最後にストップしていたコヴァライネン選手は10位の完走扱い


    ライコネン選手の意地が最後は不運なスピンにつながったけど
    実に人間味溢れていた。チャンピオンシップはほぼ終わりだが。
    まずは、「おいおい!そりゃないだろ」ノーズ分前に出しただけで
    シケインショートカットが無罪になるだと?と言う抗議の感じの
    第一コーナー後の立ち上がりのギリギリまで、いやそれを越えて
    接触してもと言う気概での走り!(事実ちょっと接触していた)
    その後も限界を超えた走りは、灰色の方法で抜いたハミルトン選手に
    アイスマンのマグマの様に煮えたぎった心の怒りを感じられた。


    まとめると、レースは中弛みがあったけど、最初と終わりでうまく締まった感じ!
    今年のF1はレースの内容が酷過ぎて人に勧め難いのが近年で随一で
    いやはや、次の日に合わせる顔がないと言うか、申し訳なくて
    勧めた知り合いに翌日なるべく顔を合わせたくなかったけど(^^;
    今回のレースは、なかなか面白かったでしょ?と聞ける感じだったかな
    ハミルトン選手が前に出て、後ろから追われ、雨で路面が変わる状況と言う
    リスクてんこ盛り状況では、その強さにも弱点が見えることとか
    ライコネン選手でも激しく熱くなることが見れたレースの面白さ等々

    ただ、最後の雨はレースを台無しにしてしまった部分もあるので
    楽しかったけど、いや、最近のF1はこの楽しさこそが必要だったけど
    今回のレースで輝いていたドライバーがすべて雨で結果から落ちたのは残念

    あと、ハミルトン選手のあれはシケインを含めたコーナーを
    ショートカットやエスケープを使って抜いた際は
    次のコーナーでオーバーテイクが出来ないとかの
    余計なルールが出来そうなのがオーバーテイクが多いと
    シミュレーターを使ったデモで結果が出ている来年のF1に
    変な影響を与えてしまいかねないのが心配ですな

    ハミルトン選手側にすれば、ライコネン選手に
    ラインを消されて押し出されたともいえなくもないけど
    ハミルトン選手に求められているのは、かつての
    ミハエル選手みたいな手段を選ばない方法ではなく
    スマートに速さで勝つスタイルであって
    それが出来るほどの力量とマシンが揃っているのに
    この手段を選ばない方法が賛否を生むんだよねぇ
    近代のF1の成功を研究し過ぎたが故の行儀の悪さとも言うべきか

    それと、今回はうまく行ったと思ったアロンソ選手のがんばりが
    またも4位と報われず、なかなか表彰台に返り咲くことが出来ませんなぁ

    今回のライコネン選手はフェラーリのエースに途中までは
    相応しかったけど、今後は耐えることを学んだマッサ選手が
    フェラーリの主役として振舞えるのは面白いですな

    次回は来週の9月14日が決勝、場所はフェラーリのお膝元のイタリアGP

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