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    【889】決勝
     IR@管理人  - 08/3/17(月) 3:54 -

    引用なし
        オーストラリアGP決勝


     注目のスタートでは、TCSが使用出来なくなったけど
    エンジンのマッピングの変更は、今年も出来るとかで
    エンジンの回転数をホールドすることでホイルスピンが起き難く
    期待していた白煙スタートがなかったのが残念・・・(`・ω・´) ショボーン
    なんでも、現在の開発が出来ないV8エンジンは電子制御を駆使していて
    素の状態では出力カーブがスムーズではないぐらい電子制御込みでの
    ギリギリまで突き詰めた開発だった為、エンジンマッピングに拠り
    トルクカーブをうまくコントロールし、素のピーキーな出力特性を消しているとのこと。
    故に、エンジンマッピングが可能なのも、コスト削減の為に大きなエンジン開発が
    禁止されてでの現在のV8エンジン固定のレギュレーションを損なわない為とか!?
    エンジンマッピングも禁止して、エンジンを自由に開発させればいいのにねぇ


     そのスタートでは、予想されたマクラーレンの圧倒的な速さはなく
    2位のBMWのロバート・クビサ選手が燃料の軽さもあったけれども
    レコードラインではないグリップの低いポジションから好スタート!
    4位のフェラーリのフェリッペ・マッサ選手もこれまた好スタートを切る
    ポールポジションのルイス・ハミルトン選手は好スタートのクビサ選手に
    牽制を入れつつも、これまたきっちりしたライン取りで第一コーナーへ
    この第一コーナーで4位のマッサ選手が3位のヘイキ・コヴァライネン選手を
    抜こうとする際に、接触!?してしまい、スピンで壁にぶつかってフロントウイング脱落
    これに拠り最後尾へと落ちてしまい、ウイング交換と再給油での作戦変更を余儀無くされる
    (ビデオで確認すると、マッサ選手はインを守って入った後の単独スピンのも見えた)
    後方でも混乱があり、ジャンカルロ・フィジケラ選手やセバスチャン・ヴェッテル選手
    アンソニー・デビットソン選手が接触やらでリタイアとなり、逆にスタート失敗した
    佐藤琢磨選手が11番手まで順位を上げたりと、最初からセーフティカーが出る混乱模様
    HONDAのジェンソン・バトン選手も混乱で巻き込まれ、リタイアする原因となってしまった
    地元期待のマーク・ウェーバー選手はまたまた不運で、混乱後にピットイン→リタイアの流れ
    期待の中嶋一貴選手も混乱の中でフロントウイングを失うも、ピットストップを行って復活
    ワールドチャンピオンで16番手スタートとなってしまったキミ・ライコネン選手も
    混乱とマシンの差を活かし、一気に8番手までジャンプアップしていました。


     最初のセーフティカー後は、ハミルトン選手、クビサ選手、コヴァライネン選手
    そして、4番手にウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手、続いてニック・ハイドフェルド選手
    6番手にTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手、7番手にHONDAのルーベンス・バリチェロ選手と
    混乱の中でうまく順位を上げた日本チーム勢が続き、大ベテランのデビット・クルサード選手が
    9番手、フェルナンド・アロンソ選手もしたたかに10番手、琢磨選手11番手、TOYTOAの新人の
    ティム・グロック選手が11番手、エイドリアン・スーティル選手、セバスチャン・ブーデ選手
    ネルソン・ピケJr選手、中嶋一貴選手、最後尾の17番手にマッサ選手と言う流れ
    ここまで早くも5台がリタイアすると言うすごい展開


     レースが次に大きく動いたのは、16周目にクビサ選手がピットインするところから
    この前後にライコネン選手に追われるHONDAのバリチェロ選手ががんばって数周抑える
    HONDAのマシンがレース中での安定感もあり、ピットストップまでも結構長くて
    レースペースも速いと言う程もないけど、マシンの素性の良さが出ている安定ペース
    今後のアップデートの方法を間違えずにきっちり進化していけば期待が持てそうな感じあり
    トップのハミルトン選手も17周目にピットイン、燃料の重さと予選の速さを考えると
    マクラーレンが半歩リードしてはいるけど、BMWが予想以上に速いと言うのが伺える。
    両チームのもう一人のドライバー達もハイドフェルド選手が20周目、コヴァライネン選手が
    21周目のピットストップと、タイヤの発熱が良いマクラーレンが一発ではやや速いけど
    BMWも負けてはいないのがこちらからも解る。 ただ、オーストラリアみたいな所ではなく
    来週のマレーシアでは、コースのバリエーションも変わるので、マシンの差はここと
    その次のバーレーンを見ないと、低速、中速、高速、繋ぎでの差も解り難くはあるかも!?
    話をレースに戻すと、25周目にマッサ選手がクルサード選手をオーバーテイクする際に接触
    クルサード選手は弾かれ、マシンが大きく壊れてリタイアとなってしまってレッドブル勢は全滅
    ここで壊れたマシンの残骸処理の為の二回目のセーフティカーが出る事となりました。
    TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手は好調に見えた物の20周目の最初のピットストップにて
    ステアリング交換を要求しつつ、結局はマシンを降りると言うなんかのトラブルがあった模様
    ペースの落ち込みもなく、良い走りをしていただけにこれは残念な結果でした。


     二回目のセーフティカー中、ピットがオープンになった途端に飛び込んで来た
    トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデー選手が絶妙なタイミングで給油して出て行く
    レース再開後は、差が詰まった状況を活かし、3番手のライコネン選手が2番手の
    コヴァライネン選手をオーバーテイクしようとして、グラベルに飛び出してしまう大失態
    追突しそうなぐらいのリプレイシーンが流れた直後にマッサ選手のスローダウン映像が映され
    フェラーリ陣営はワンツーパンチを喰らうがごとくの信じられない状況となってしまう
    オーバーランしたライコネン選手がピットインし、出てみると順位は最後尾に落ちていた。
    ここで今回散々だったルノーの新人、ピケJr選手がのろのろレースの末にリタイア
    変な時期にチームに入ってしまった為、この選手の評価は散々なモノになってしまいそう
    この一周後、佐藤琢磨選手の長距離を走ったことのない今年のマシンが根を上げて止まる。
    トップは、ハミルトン選手、コヴァライネン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルグ選手
    バリチェロ選手と続き、6位になんとうまいタイミングでピットインしたブルデー選手が!
    トロ・ロッソチームでは、ブルデー選手の同僚のベッテル選手の評価が高くて
    CART4年連続チャンプもその引き立て役になりそうだったけど今回で評価が一変しそう
    7位にクビサ選手、8位はアロンソ選手が続き、地味な作業をきっちり出来るアロンソ選手は
    落ち目のフェラーリを立て直した時のミハエル・シューマッハ選手みたいな感じが出てきた。


     44周目にTOYOTAのグロッグ選手がハイスピードでの派手なクラッシュに巻き込まれる。
    芝生部分にバンプがあったみたいで大きくジャンプし、着地で壊れると言う激しいモノ
    コースのバンプならまだしも、コース外のバンプがあると言うのは問題ですな・・・
    グロック選手は、マシンが路面に叩きつけられた後は壁とかに行かなかった事もあり
    なんとか無事でしたが、クルサード選手の接触もそうだけど、タイヤが外れないことが
    ドライバーへも、観客へもかなりの安全性向上に繋がっていることを痛感しますねぇ
    これにより三回目のセーフティカーが出ると、運が悪く燃料切れとなりそうだった
    HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン、しかし、これが原因で後に失格となった。
    HONDAはバトン選手が早期にリタイアしたけど、今回はレースペースやマシンの挙動が良く
    今後の開発次第では、マシンの挙動も去年とは比較にならないぐらい安定していたので
    雨とかのレースも含め、結構頻繁にポイントを取れそうな感じがするのはいいですな!
    ただ、フェラーリやレッドブルがきちんといた場合の事も考慮する必要があるので
    それほど楽観的にはなれないだろうけど、出口がなかった去年に比べると一安心でしょうなぁ
    このセーフティカー中に、2位を走っていたマクラーレンのコヴァライネン選手が
    最終ピットインを行ったのですが、セーフティカーで差が詰まってしまったこともあり
    残り11周で自身の2位を失ってしまう。ほぼ同時期にアロンソ選手もピットインを行う
    順位が整理されてみると、中嶋一貴選手が後ろにライコネン選手、コヴァライネン選手
    アロンソ選手を従えての6番手と言う、なんともワクワクする展開となっていたのですが
    一貴選手は前のクビサ選手に最終コーナー前のコーナーで突っ込んでしまう大失態
    フロントウイングを失い、ポイント圏外から離脱、ロズベルグ選手の3位と対比しても痛い
    始まっていたレースでは、コヴァライネン選手がライコネン選手をオーバーテイクし 
    その際の両者オーバーランにアロンソ選手が漁夫の利で5番手となる凄い展開!
    ライコネン選手は徐々に遅れ、エンジン音もおかしくなり、最終的には止まってしまう
    コヴァライネン選手が最終ラップ前にアロンソ選手を攻略するも、その後のストレートで
    バイザーを拭く際にスピードリミッターボタンを押してしまったとかで失速してしまい
    アロンソ選手に再度抜かれる。周回数を間違えてゴールと思ったのかな?とかとかも
    競馬のジャパンカップでゴール板を間違えてしまい、順位を失ったジョッキーを思い出す。


     残り4周でライコネンがストップ、一貴選手が8位になるサバイバルな展開!
    コヴァライネン選手がアロンソ選手を追い詰めるシーンが続く、バリチェロ選手が
    ピットが赤の時に出て行った映像が流れ、失格が濃厚となる状況が展開される。
    残り3周、4位のブルデー選手に悲劇が襲う・・なんとエンジンから煙でエンジントラブル
    フランスにひさしぶりにF1ドライバーの朗報が届くと思いきや、本当に残念なトラブル
    (最終的にはバリチェロ選手の失格や完走したマシンが少なかったのでポイントは獲得)
    結局、ハミルトン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルク選手が表彰台、残りがアロンソ選手
    コヴァライネン選手、バリチェロ選手、一貴選手、ブーデ選手、ライコネン選手の順で完走扱い
    気温37度と言う事もあるけど、完走8台と言う信じられないサバイバルレースでした。
    しかも、完勝と確実といわれていたフェラーリ勢が予選から失態続きで全滅と言うのが惨い
    長年のジャン・トッド代表体制後とは言え、この結果は酷いと言うか、肝心なところで
    チームにもドライバーにも緩みが出てしまったと言うのが完璧なドライバーと完璧な戦略家を
    失うも、完璧な代表が居た昨年は、機能していた要素が抜け落ちてしまった様な感じですな
    まあ、これはこれで昔のフェラーリらしくて微笑ましくはあるけど(笑)
    逆に、マクラーレンはハミルトン選手が常にトップでプレッシャーからも開放されていて
    常に自分のペースだったこともあるけど、タイヤの問題もなく、ペースも常に速かったし
    テストでフェラーリとの差を痛感した後のマクラーレンチームの開発力の高さと早さの凄さ
    ファステストラップがコヴァライネン選手だったことやフェラーリ勢との争いがなかった事
    コース特性とかを入れると、まだ真価は解らないけど、今年もハミルトン選手は活躍しそう!
    ウイリアムズのロズベルグ選手が初の表彰台を獲得し、一貴選手も最終的には6位となった。
    クビサ選手との接触のペナルティは、次のマレーシアでの予選順位10番手降格と言うモノで
    レース順位剥奪や30秒加算とかに比べると、新人と言う事で温情のあるペナルティですな
    デビュー戦でメカニックを轢いたり、今回の接触と昔の琢磨選手みたいな派手さ付き(笑)
    2004年の琢磨選手に比べると、初期状態ながら安定感と言うか、線の太さはある感じだなぁ
    まだまだ二戦目なので解らないけど、同僚のロズベルグ選手への対抗意識と結果次第では
    マシンが良い時期にデビューと言うのもあるけど、初年度から大きく成長しそうなのが楽しみなとこ
    レース全体では、オーバーテイクは予想された程は多くはなかったのがアレでしたが
    サーキットの特性を思えば、次のマレーシアでもう少しオーバーテイク等もあると思われます。


     今回のレースはECUが共通化し、TCSやEBSがなくなったことが面白さに拍車を
    かけた印象が強いけど、2012年までのエンジン凍結を受け、大手自動車メーカーが
    参加する意義が薄れ、HONDAなんては環境問題のアピールに使う事でその部分を
    うまく!?浪費される湯水に意味を持たせようとはしているのだけれども
    基本的に必要な莫大な参戦費用の意味を満たす技術開発の比重が小さいのは厳しい
    更には、ECU共通化やトラクションコントロールシステムは、近年までレースを
    面白くしないデバイスであったのだけど、これはパワーをロスしない仕組みでもあって
    エンジンブレーキの掛かり具合を一定化するエンジンブレーキシステムも同様
    無駄なロスを蓄え、それを生かす回生ブレーキシステムが未来の技術とされ
    レースが面白くなるのと、最先端技術や未来の技術開発と熟成が対立するとなると
    その開発に莫大な投資としてのF1を使えないのが今後のアキレス腱になりそう

     無論、その間隙を狙うがごとく動きとして、アメリカではCARTとIRLが和解し
    2012年までのエンジン開発の凍結や初期に導入されるF1での回生ブレーキシステムが
    随分と古いモノらしく、現在のTOYOTAがやっているスープラハイブリッドとかに比べても
    稚拙であり、もし、ル・マン24時間レースでこの車が勝ったりする時のインパクトが
    F1と比べられると、F1が技術的にも古い存在である事がしらしめられ兼ねないわけで
    CARTやIRLでのバイオ燃料は、逆に食糧危機や地球温暖化の原因となってしまうと言う
    皮肉に見舞われつつあるけど、F1の停滞、すなわち後退が起きる4年の間のチャンスに
    統合された新しいシリーズの技術概要が各種自動車メーカーの技術競争を呼び込めれば
    そして、それを機に大物ドライバーであるファンパブロ・モントーヤ、ジャック・ヴィルヌーブ
    ミカ・ハッキネン、ハインツ・ハラルド・フレンツェン、F1関係ではないところから
    ジェフ・ゴードンやその他有名な選手、更には技術的な部分進化に拠る身体的な負担が減れば
    ナイジェル・マンセルやダニカ・パトリックなども参加させるぐらいの事も出来たりもあるし
    メルセデスベンツにでも参戦して貰い、更にはミハエル・シューマッハを呼び込めれば
    話題性も含め、壮大なシリーズを作ることが出来なくないとも思えてしまうわけです。はい。

    300 hits

    【887】F1 2008 IR@管理人 08/3/16(日) 0:48
    【888】Rd.01 オーストラリアGP IR@管理人 08/3/16(日) 1:14
    【889】決勝 IR@管理人 08/3/17(月) 3:54 ≪
    【890】Rd.02 マレーシアGP IR@管理人 08/3/23(日) 13:50
    【892】決勝 IR@管理人 08/3/25(火) 20:23
    【894】Rd.03 バーレーンGP IR@管理人 08/4/5(土) 22:10
    【895】決勝 IR@管理人 08/4/7(月) 0:26
    【896】Rd.04 スペインGP IR@管理人 08/4/27(日) 23:33
    【897】Rd.05 トルコGP IR@管理人 08/5/12(月) 1:38
    【898】Rd.06 モナコGP IR@管理人 08/5/29(木) 0:16
    【899】Rd.07 カナダGP IR@管理人 08/6/23(月) 2:46
    【900】Rd.08 フランスGP IR@管理人 08/6/23(月) 3:10
    【901】Rd.09 イギリスGP IR@管理人 08/7/7(月) 2:31
    【902】Rd.10 ドイツGP IR@管理人 08/7/20(日) 23:53
    【903】Rd.11 ハンガリーGP IR@管理人 08/8/27(水) 1:29
    【904】Rd.12 ヨーロッパGP IR@管理人 08/8/27(水) 1:31
    【905】Rd.13 ベルギーGP IR@管理人 08/9/8(月) 3:14

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