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    【887】F1 2008 IR@管理人 08/3/16(日) 0:48

    【888】Rd.01 オーストラリアGP IR@管理人 08/3/16(日) 1:14
    【889】決勝 IR@管理人 08/3/17(月) 3:54

    【888】Rd.01 オーストラリアGP
     IR@管理人  - 08/3/16(日) 1:14 -

    引用なし
        あれ?この間、お正月だったような・・?(おぃ
    月日の経つ早さがF1並になって来ていると感じる今日この頃
    その2008年のF1が、3月14日の金曜日からついに開幕となりました。
    5ヶ月ぶりに見た初戦のオーストラリアGPでは、国際映像に日本人ドライバーや
    日本チームの露出がいやに少ない様な?これって例のクジラ効果!?とか
    変な勘ぐりを入れつつのTV観戦となったわけですが、ひさびさと言う事もあり
    やっぱりF1はワクワクしますなぁ!冬の間にいろいろな変化があったわけですが
    スーパーアグリも無事にグリッドには着けてたし、中嶋一貴選手のデビューも確認!
    今年は日本チームや日本人ドライバーには思う様にはならないシーズンとなりそうですが
    日本ドライバーがいなかったシーズンもあったわけだから、楽しみや期待を持って
    レースを見れる事の喜びを再確認しながら、一瞬の輝きを期待しつつの観戦となりそうです。


    --------------------------------------------------------------------------

     予選では、冬のテストで圧倒的と言われ、初日の最初にトップタイムを出し
    それ以降はやや実力を隠し気味だったフェラーリ勢の昨年ワールドチャンピオンとなった
    キミ・ライコネン選手が去年のフェリッペ・マッサ選手を彷彿とさせるトラブルで
    予選16番手に沈み、マッサ選手も4番手とおやおや?と思わせる意外な結果でした。
    フェラーリ勢の今年の強みがレースペースとタイヤの磨耗が少ない事を思うと
    この結果も明日のレースのとんでもないペース&落ち込みが少ないペースと言われる
    予想があるので、気温が今日よりも高くなることを思うと、良いハンデが付いた感じ


     ポールポジションを獲得したのはマクラーレンのルイス・ハミルトン選手!
    相変わらずの負けん気と最初から速さを見せて相手を圧倒する傾向は今年も健在
    しかし、同僚の昨年のルノーから来たヘイキ・コヴァライネン選手も堅実に3位をゲット
    ドライビングセンスが抜群と言われ、レースオブチャンピオンシップでは、赤い皇帝
    ミハエル・シューマッハ選手を破った事もあるコヴァライネン選手なので、電子制御が
    撤廃された今年のF1では、フェルナンド・アロンソ選手のセッティングを参考に出来ず
    苦戦した後半戦のハミルトン選手の事を思うと、昨年のハミルトン選手同様に
    密かな野心を維持しつつ、着々と結果を残して行くと面白くなりそうですなぁ


     冬のテストでは出来損ないの車とまで酷評されていたBMW勢が立て直して来たのが凄い!
    ロバート・クビサ選手がポールポジションに迫るタイムで2番手を獲得!同僚である
    ニック・ハイドフェルド選手が5番手と昨年の調子を維持し、上位2強に迫っている。
    ハイドフェルド選手が順当な作戦で来たのに対し、クビサ選手が最初のピットインまでを
    少し短くするつもりでポールポジションを狙って来たのはチームの士気の為にもいいですな
    惜しくも逃してしまったけど、今後の開発にも力が入るし、これに結果が付いてくれば最高
    ただ、スタートはマクラーレン勢が自社グループ製と言う事もあり、共通ECUを知りつくしていて
    3〜4戦目ぐらいにならないと他が追いつきそうもないので、スタートでトップとかは期待薄


     開幕戦ほど当てにならなのもないけれど、TOYOTAチームがなかなかのポジションを獲得!
    TOYOTAのF1チームの代表が第二グループのトップと言っていたけど、その通りだったね
    加えて、新人のティム・グロック選手が初日からの安定感が素晴らしくてGood!
    まあ、4年前にもF1を経験し、その後下位のカテゴリーであるGP2で
    チャンピオンを取ったドライバーなので、完全な新人とは言えないけど
    他の新人、ルノーのネルソン・ピケJr選手やウイリアムズの中嶋一貴選手が
    新人らしいスタートを切ったのと比べると、うまくマシンの力を引き出している
    ヤルノ・トゥルーリ選手も6番手を獲得し、ここまでは良い流れに来ているのだが
    いつもここから、つまりレースがダメダメなTOYOTAチームがレースはどうなのか?
    トゥルーリ選手が一周で出すスーパーラップがTOYOTAの本当の力をカモフラージュし
    遅れている開発が、まだ大丈夫的になっていた印象だったけど、今年はグロッグ選手も
    大きく遅れていない事を見ると、車はレースペースでもそこそこ行けそうな印象はあり

    尚、グロッグ選手はギアボックス交換と進路妨害を取られ、予選19番手に降格とのこと

     
     テストでは評判が良かったウイリアムズ勢は、本番に強いニコ・ロズベルグ選手が7番手と
    テスト通りの結果を出して来たけど、期待の中嶋一貴選手が14番手に沈んでしまったのが痛い
    テストではニコ選手と同等のタイムを出していたけど、ニコ選手は余力だっぷりだったんですなぁ
    まあ、まだまだ発展途上なので、うまくレースを組み立て、なんとかポイントを獲得して欲しいとこ
    冬の寒い時期のテストで好調と言うのを思うと、ヨーロッパラウンド辺りからのレースの方に期待
    その頃には、一貴選手もレースコントロールや予選にも慣れているだろうし

     
     レッドブルチームは、地元のマーク・ウェーバー選手が予選中に赤旗の原因となる
    クラッシュを演じてしまい、今年はかなりの位置まで来ると思われている同チームの
    出鼻を挫いてしまう様な予選15位となり、速いのに相変わらずの不運っぷりがなんとも
    マシンは、デザイナーがエイドリアン・ニューイ氏と言う事もあり、デザイン優先型の
    細かいトラブルがあちこちに出そうなぐらい空力優先で攻めていて、マクラーレンに似ている感じ
    大ベテランとなったデビット・クルサード選手が8番手を獲得しているので、速さは証明済み!?


     レッドブルの下位チームに当たるトロ・ロッソは、去年の日本GPで4位に入った
    セバスチャン・ベッテル選手が今シーズンも最初から絶好調とも言える10番手を獲得!
    同僚のアメリカで3年連続CARTチャンピオンとなったセバスチャン・ブーデ選手を寄せ付けず
    このドライバーは、マシンの差が少ない現代のF1でひさびさに出たとんでもない逸材かも!?


     ボロボロと思われたHONDAチームは、ルーベンス・バリチェロ選手が11番手と
    ジェンソン・バトン選手が13番手とならび、最悪の状況ではなさそうな事が判明!
    新しいチーム代表のロス・ブラウン氏の指揮の下、今年は組織作りと細かいポイント稼ぎで
    チームの状態を上昇に向けて進めて行くといった状況なんでしょうなぁ・・・期待は微妙
    明日のレースで、ピットインのタイミングが早かったり、レースペースがいまいちだと
    燃料少な目にしつつの今回だったか・・とか考えちゃうので、結論は明日の上記二つを見た後に。


     関連で言うと、危険な状況にあったスーパーアグリは名目だけギリギリで生き残った模様
    スーパーアグリの支援に協力的だったHONDAのレース情熱派も近年の自分達の成績を鑑みると
    おおっぴらに援助出来ないし、浪費と考えるF1参戦を好ましく思わない内部のグループや
    投資家への説明には、情熱や伝統だけでは不可能だし、エコやアースドリームを以って
    ようやく企業の宣伝や使命を含めた活動として認められ、可能となる状況では尚更に。
    しかも、援助に消極的だったニック・フライ氏がマグマグループを交渉で引っ張って来たので
    この人の交渉能力の高さは恐るべし・・援助縮小しつつ、最終的に切ると言われても何も言えず
    スーパーアグリの夢は3年で費える事になりそうですのぉ・・国内スポンサーの付きも悪かったし
    スポンサー問題は、ルノーのフェルナンド・アロンソ選手復帰を以ってしても、余り集まらなかったり
    世界的な不況を思うと、インドや中国みたいな成長が見込まれ、金が集って来ている新興国でも
    無い限りは、大盤振る舞い出来るところは、海外に進出しているメーカー以外はないのでしょうなぁ
    幸い!?なのは、このマグマグループがチームを転売するにしても、成績が良くなかったりすると
    買い叩かれるわけで、一時的にもそれなりの投資を行い、高く売る為のドーピング的強化を行う
    可能性があるから、そこの強化に期待しつつ、前半戦の奇跡のポイントゲットにでも祈りますかな
    予選は、佐藤琢磨選手が20番手、アンソニー・デビットソン選手が22番手と明らかに準備不足
    マシンは昨年のHONDAのマシンの改良型だけど、出来が2006年仕様より悪いし
    HONDA本体があれこれ手を入れても良くなかったので、小さなチームの改良で
    どうにかなるレベルじゃないっぽいのだけど、う〜ん・・マシンもチームも先行き不安


     インド系チームとなったスパイカー改め、フォース・インディアは、大ベテランの
    ジャンカルロ・フィジケラ選手が17番手と思ったよりも悪くない結果を出していました。
    昨年騒がれたエイドリアン・スーティル選手が落ち目!?と言われてしまっていた
    フィジケラ選手から離されたので、スーティル選手の株が下落!?それとも電子デバイスが
    なくなり、フィジケラ選手のうまさが際立っているのか!?と、どちらとも取れる状況が面白い
    ただ、資金力抜群のインド人チームオーナーがフィジケラ選手を大絶賛しているので、開発が
    フィジケラ選手に任され、マシンが同選手好み(ルノーではアロンソ選手がその立場だった)に
    傾いている可能性もあり、実際のところ数戦見ないとなんとも言えませんが
    オーナーの資金に問題がなければ、デザイナーも良いのが居るし、チームは未来あり


     ルノーに舞い戻ったフェルナンド・アロンソ選手は、三回目のQ3予選に進出出来ずの12番手
    レースペースではそこそこ良さそうとの評判があったのと、アロンソ選手のセッティングの妙で
    信頼性に問題がなければポイント獲得とかありそうだけど、同僚の期待の新人とされている
    ネルソン・ピケJr選手が去年のコヴァライネン選手同様のいまいちな予選結果で20番手と低迷
    ルノーチームはアロンソ選手中心を明言しているし、アロンソ選手も昨年強力な新人にしてやられ
    自分のペースが掴めないままシーズンを終えた事もあり、ピケJr選手への協力が微妙になると
    ルノーチームは、ミハエル・シューマッハ選手時代にもセカンドドライバーをぞんざいに扱った
    伝統があるので、ピケJr選手は、チームメイト、チーム共に厳しい時に加わってしまった印象
    この逆境を跳ね除け、完走率を高めつつ、ポイントを着実に稼ぐ事が出来たら凄い事になりそう


    決勝レースでは、まずはドライバーの腕に取り戻されたスタートに注目しつつ
    タイヤのマネージメント、エンジンブレーキの掛かり具合を一定にコントロールする事で
    安定性を保っていたエンジンブレーキコントロールがなくなったことに拠るブレーキング競争
    加速する際にトラクションコントロールがなくなった事に拠る加速のタイミングの妙技の勝負
    ブレーキングしながらコーナーに突っ込む様な事も出来なくなるので、ラインの奪い合いとクロス
    それにプレッシャーに拠るミスやオーバーラン、レースを楽しくさせる要素がてんこ盛りだけど
    本当に理屈通りに機能するのか?その確認と言う意味でも開幕戦は面白そうな予感!
    天候的には、今日の気温26度、路面温度40度前後よりも暑くなるとのことなので、タイヤの
    マネージメントなんてでも上記のTCSがない事もあって、特にリアタイヤの磨耗具合にも注目
    突然の通り雨なんて展開もあると、雨に強いドライバーの確認やらも出来て良いですのぉ

    オーストラリアGP決勝レースのスタートは、日曜日の午後1時30分より
    <Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.8.1.12) Gecko/20080201 Firef...@p6e70e4.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp>

    【889】決勝
     IR@管理人  - 08/3/17(月) 3:54 -

    引用なし
        オーストラリアGP決勝


     注目のスタートでは、TCSが使用出来なくなったけど
    エンジンのマッピングの変更は、今年も出来るとかで
    エンジンの回転数をホールドすることでホイルスピンが起き難く
    期待していた白煙スタートがなかったのが残念・・・(`・ω・´) ショボーン
    なんでも、現在の開発が出来ないV8エンジンは電子制御を駆使していて
    素の状態では出力カーブがスムーズではないぐらい電子制御込みでの
    ギリギリまで突き詰めた開発だった為、エンジンマッピングに拠り
    トルクカーブをうまくコントロールし、素のピーキーな出力特性を消しているとのこと。
    故に、エンジンマッピングが可能なのも、コスト削減の為に大きなエンジン開発が
    禁止されてでの現在のV8エンジン固定のレギュレーションを損なわない為とか!?
    エンジンマッピングも禁止して、エンジンを自由に開発させればいいのにねぇ


     そのスタートでは、予想されたマクラーレンの圧倒的な速さはなく
    2位のBMWのロバート・クビサ選手が燃料の軽さもあったけれども
    レコードラインではないグリップの低いポジションから好スタート!
    4位のフェラーリのフェリッペ・マッサ選手もこれまた好スタートを切る
    ポールポジションのルイス・ハミルトン選手は好スタートのクビサ選手に
    牽制を入れつつも、これまたきっちりしたライン取りで第一コーナーへ
    この第一コーナーで4位のマッサ選手が3位のヘイキ・コヴァライネン選手を
    抜こうとする際に、接触!?してしまい、スピンで壁にぶつかってフロントウイング脱落
    これに拠り最後尾へと落ちてしまい、ウイング交換と再給油での作戦変更を余儀無くされる
    (ビデオで確認すると、マッサ選手はインを守って入った後の単独スピンのも見えた)
    後方でも混乱があり、ジャンカルロ・フィジケラ選手やセバスチャン・ヴェッテル選手
    アンソニー・デビットソン選手が接触やらでリタイアとなり、逆にスタート失敗した
    佐藤琢磨選手が11番手まで順位を上げたりと、最初からセーフティカーが出る混乱模様
    HONDAのジェンソン・バトン選手も混乱で巻き込まれ、リタイアする原因となってしまった
    地元期待のマーク・ウェーバー選手はまたまた不運で、混乱後にピットイン→リタイアの流れ
    期待の中嶋一貴選手も混乱の中でフロントウイングを失うも、ピットストップを行って復活
    ワールドチャンピオンで16番手スタートとなってしまったキミ・ライコネン選手も
    混乱とマシンの差を活かし、一気に8番手までジャンプアップしていました。


     最初のセーフティカー後は、ハミルトン選手、クビサ選手、コヴァライネン選手
    そして、4番手にウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手、続いてニック・ハイドフェルド選手
    6番手にTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手、7番手にHONDAのルーベンス・バリチェロ選手と
    混乱の中でうまく順位を上げた日本チーム勢が続き、大ベテランのデビット・クルサード選手が
    9番手、フェルナンド・アロンソ選手もしたたかに10番手、琢磨選手11番手、TOYTOAの新人の
    ティム・グロック選手が11番手、エイドリアン・スーティル選手、セバスチャン・ブーデ選手
    ネルソン・ピケJr選手、中嶋一貴選手、最後尾の17番手にマッサ選手と言う流れ
    ここまで早くも5台がリタイアすると言うすごい展開


     レースが次に大きく動いたのは、16周目にクビサ選手がピットインするところから
    この前後にライコネン選手に追われるHONDAのバリチェロ選手ががんばって数周抑える
    HONDAのマシンがレース中での安定感もあり、ピットストップまでも結構長くて
    レースペースも速いと言う程もないけど、マシンの素性の良さが出ている安定ペース
    今後のアップデートの方法を間違えずにきっちり進化していけば期待が持てそうな感じあり
    トップのハミルトン選手も17周目にピットイン、燃料の重さと予選の速さを考えると
    マクラーレンが半歩リードしてはいるけど、BMWが予想以上に速いと言うのが伺える。
    両チームのもう一人のドライバー達もハイドフェルド選手が20周目、コヴァライネン選手が
    21周目のピットストップと、タイヤの発熱が良いマクラーレンが一発ではやや速いけど
    BMWも負けてはいないのがこちらからも解る。 ただ、オーストラリアみたいな所ではなく
    来週のマレーシアでは、コースのバリエーションも変わるので、マシンの差はここと
    その次のバーレーンを見ないと、低速、中速、高速、繋ぎでの差も解り難くはあるかも!?
    話をレースに戻すと、25周目にマッサ選手がクルサード選手をオーバーテイクする際に接触
    クルサード選手は弾かれ、マシンが大きく壊れてリタイアとなってしまってレッドブル勢は全滅
    ここで壊れたマシンの残骸処理の為の二回目のセーフティカーが出る事となりました。
    TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手は好調に見えた物の20周目の最初のピットストップにて
    ステアリング交換を要求しつつ、結局はマシンを降りると言うなんかのトラブルがあった模様
    ペースの落ち込みもなく、良い走りをしていただけにこれは残念な結果でした。


     二回目のセーフティカー中、ピットがオープンになった途端に飛び込んで来た
    トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデー選手が絶妙なタイミングで給油して出て行く
    レース再開後は、差が詰まった状況を活かし、3番手のライコネン選手が2番手の
    コヴァライネン選手をオーバーテイクしようとして、グラベルに飛び出してしまう大失態
    追突しそうなぐらいのリプレイシーンが流れた直後にマッサ選手のスローダウン映像が映され
    フェラーリ陣営はワンツーパンチを喰らうがごとくの信じられない状況となってしまう
    オーバーランしたライコネン選手がピットインし、出てみると順位は最後尾に落ちていた。
    ここで今回散々だったルノーの新人、ピケJr選手がのろのろレースの末にリタイア
    変な時期にチームに入ってしまった為、この選手の評価は散々なモノになってしまいそう
    この一周後、佐藤琢磨選手の長距離を走ったことのない今年のマシンが根を上げて止まる。
    トップは、ハミルトン選手、コヴァライネン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルグ選手
    バリチェロ選手と続き、6位になんとうまいタイミングでピットインしたブルデー選手が!
    トロ・ロッソチームでは、ブルデー選手の同僚のベッテル選手の評価が高くて
    CART4年連続チャンプもその引き立て役になりそうだったけど今回で評価が一変しそう
    7位にクビサ選手、8位はアロンソ選手が続き、地味な作業をきっちり出来るアロンソ選手は
    落ち目のフェラーリを立て直した時のミハエル・シューマッハ選手みたいな感じが出てきた。


     44周目にTOYOTAのグロッグ選手がハイスピードでの派手なクラッシュに巻き込まれる。
    芝生部分にバンプがあったみたいで大きくジャンプし、着地で壊れると言う激しいモノ
    コースのバンプならまだしも、コース外のバンプがあると言うのは問題ですな・・・
    グロック選手は、マシンが路面に叩きつけられた後は壁とかに行かなかった事もあり
    なんとか無事でしたが、クルサード選手の接触もそうだけど、タイヤが外れないことが
    ドライバーへも、観客へもかなりの安全性向上に繋がっていることを痛感しますねぇ
    これにより三回目のセーフティカーが出ると、運が悪く燃料切れとなりそうだった
    HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がピットイン、しかし、これが原因で後に失格となった。
    HONDAはバトン選手が早期にリタイアしたけど、今回はレースペースやマシンの挙動が良く
    今後の開発次第では、マシンの挙動も去年とは比較にならないぐらい安定していたので
    雨とかのレースも含め、結構頻繁にポイントを取れそうな感じがするのはいいですな!
    ただ、フェラーリやレッドブルがきちんといた場合の事も考慮する必要があるので
    それほど楽観的にはなれないだろうけど、出口がなかった去年に比べると一安心でしょうなぁ
    このセーフティカー中に、2位を走っていたマクラーレンのコヴァライネン選手が
    最終ピットインを行ったのですが、セーフティカーで差が詰まってしまったこともあり
    残り11周で自身の2位を失ってしまう。ほぼ同時期にアロンソ選手もピットインを行う
    順位が整理されてみると、中嶋一貴選手が後ろにライコネン選手、コヴァライネン選手
    アロンソ選手を従えての6番手と言う、なんともワクワクする展開となっていたのですが
    一貴選手は前のクビサ選手に最終コーナー前のコーナーで突っ込んでしまう大失態
    フロントウイングを失い、ポイント圏外から離脱、ロズベルグ選手の3位と対比しても痛い
    始まっていたレースでは、コヴァライネン選手がライコネン選手をオーバーテイクし 
    その際の両者オーバーランにアロンソ選手が漁夫の利で5番手となる凄い展開!
    ライコネン選手は徐々に遅れ、エンジン音もおかしくなり、最終的には止まってしまう
    コヴァライネン選手が最終ラップ前にアロンソ選手を攻略するも、その後のストレートで
    バイザーを拭く際にスピードリミッターボタンを押してしまったとかで失速してしまい
    アロンソ選手に再度抜かれる。周回数を間違えてゴールと思ったのかな?とかとかも
    競馬のジャパンカップでゴール板を間違えてしまい、順位を失ったジョッキーを思い出す。


     残り4周でライコネンがストップ、一貴選手が8位になるサバイバルな展開!
    コヴァライネン選手がアロンソ選手を追い詰めるシーンが続く、バリチェロ選手が
    ピットが赤の時に出て行った映像が流れ、失格が濃厚となる状況が展開される。
    残り3周、4位のブルデー選手に悲劇が襲う・・なんとエンジンから煙でエンジントラブル
    フランスにひさしぶりにF1ドライバーの朗報が届くと思いきや、本当に残念なトラブル
    (最終的にはバリチェロ選手の失格や完走したマシンが少なかったのでポイントは獲得)
    結局、ハミルトン選手、ハイドフェルド選手、ロズベルク選手が表彰台、残りがアロンソ選手
    コヴァライネン選手、バリチェロ選手、一貴選手、ブーデ選手、ライコネン選手の順で完走扱い
    気温37度と言う事もあるけど、完走8台と言う信じられないサバイバルレースでした。
    しかも、完勝と確実といわれていたフェラーリ勢が予選から失態続きで全滅と言うのが惨い
    長年のジャン・トッド代表体制後とは言え、この結果は酷いと言うか、肝心なところで
    チームにもドライバーにも緩みが出てしまったと言うのが完璧なドライバーと完璧な戦略家を
    失うも、完璧な代表が居た昨年は、機能していた要素が抜け落ちてしまった様な感じですな
    まあ、これはこれで昔のフェラーリらしくて微笑ましくはあるけど(笑)
    逆に、マクラーレンはハミルトン選手が常にトップでプレッシャーからも開放されていて
    常に自分のペースだったこともあるけど、タイヤの問題もなく、ペースも常に速かったし
    テストでフェラーリとの差を痛感した後のマクラーレンチームの開発力の高さと早さの凄さ
    ファステストラップがコヴァライネン選手だったことやフェラーリ勢との争いがなかった事
    コース特性とかを入れると、まだ真価は解らないけど、今年もハミルトン選手は活躍しそう!
    ウイリアムズのロズベルグ選手が初の表彰台を獲得し、一貴選手も最終的には6位となった。
    クビサ選手との接触のペナルティは、次のマレーシアでの予選順位10番手降格と言うモノで
    レース順位剥奪や30秒加算とかに比べると、新人と言う事で温情のあるペナルティですな
    デビュー戦でメカニックを轢いたり、今回の接触と昔の琢磨選手みたいな派手さ付き(笑)
    2004年の琢磨選手に比べると、初期状態ながら安定感と言うか、線の太さはある感じだなぁ
    まだまだ二戦目なので解らないけど、同僚のロズベルグ選手への対抗意識と結果次第では
    マシンが良い時期にデビューと言うのもあるけど、初年度から大きく成長しそうなのが楽しみなとこ
    レース全体では、オーバーテイクは予想された程は多くはなかったのがアレでしたが
    サーキットの特性を思えば、次のマレーシアでもう少しオーバーテイク等もあると思われます。


     今回のレースはECUが共通化し、TCSやEBSがなくなったことが面白さに拍車を
    かけた印象が強いけど、2012年までのエンジン凍結を受け、大手自動車メーカーが
    参加する意義が薄れ、HONDAなんては環境問題のアピールに使う事でその部分を
    うまく!?浪費される湯水に意味を持たせようとはしているのだけれども
    基本的に必要な莫大な参戦費用の意味を満たす技術開発の比重が小さいのは厳しい
    更には、ECU共通化やトラクションコントロールシステムは、近年までレースを
    面白くしないデバイスであったのだけど、これはパワーをロスしない仕組みでもあって
    エンジンブレーキの掛かり具合を一定化するエンジンブレーキシステムも同様
    無駄なロスを蓄え、それを生かす回生ブレーキシステムが未来の技術とされ
    レースが面白くなるのと、最先端技術や未来の技術開発と熟成が対立するとなると
    その開発に莫大な投資としてのF1を使えないのが今後のアキレス腱になりそう

     無論、その間隙を狙うがごとく動きとして、アメリカではCARTとIRLが和解し
    2012年までのエンジン開発の凍結や初期に導入されるF1での回生ブレーキシステムが
    随分と古いモノらしく、現在のTOYOTAがやっているスープラハイブリッドとかに比べても
    稚拙であり、もし、ル・マン24時間レースでこの車が勝ったりする時のインパクトが
    F1と比べられると、F1が技術的にも古い存在である事がしらしめられ兼ねないわけで
    CARTやIRLでのバイオ燃料は、逆に食糧危機や地球温暖化の原因となってしまうと言う
    皮肉に見舞われつつあるけど、F1の停滞、すなわち後退が起きる4年の間のチャンスに
    統合された新しいシリーズの技術概要が各種自動車メーカーの技術競争を呼び込めれば
    そして、それを機に大物ドライバーであるファンパブロ・モントーヤ、ジャック・ヴィルヌーブ
    ミカ・ハッキネン、ハインツ・ハラルド・フレンツェン、F1関係ではないところから
    ジェフ・ゴードンやその他有名な選手、更には技術的な部分進化に拠る身体的な負担が減れば
    ナイジェル・マンセルやダニカ・パトリックなども参加させるぐらいの事も出来たりもあるし
    メルセデスベンツにでも参戦して貰い、更にはミハエル・シューマッハを呼び込めれば
    話題性も含め、壮大なシリーズを作ることが出来なくないとも思えてしまうわけです。はい。
    <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR...@p627c30.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp>

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