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    【771】F1 2007 IR@管理人 07/3/16(金) 19:36
    【772】Rd.01 オーストラリアGP IR@管理人 07/3/16(金) 19:37
    【773】予選 IR@管理人 07/3/18(日) 0:04
    【774】決勝 IR@管理人 07/3/18(日) 14:41
    【793】Rd.02 マレーシアGP IR@管理人 07/4/8(日) 13:34
    【794】決勝 IR@管理人 07/4/8(日) 21:11
    【796】Rd.03 バーレーンGP IR@管理人 07/4/15(日) 20:30
    【797】決勝 IR@管理人 07/4/16(月) 19:16
    【798】Rd.04 スペインGP IR@管理人 07/5/12(土) 23:08
    【799】決勝 IR@管理人 07/5/13(日) 23:12
    【807】Rd.05 モナコGP IR@管理人 07/5/26(土) 22:31
    【808】決勝 IR@管理人 07/5/27(日) 23:08
    【809】Rd.06 カナダGP IR@管理人 07/6/11(月) 0:52
    【810】決勝 IR@管理人 07/6/11(月) 19:37
    【811】Rd.07 アメリカGP IR@管理人 07/6/17(日) 14:19
    【812】決勝 IR@管理人 07/6/19(火) 19:31
    【813】Rd.08 フランスGP IR@管理人 07/7/1(日) 12:53
    【814】決勝 IR@管理人 07/7/1(日) 23:21
    【815】Rd.09 イギリスGP IR@管理人 07/7/8(日) 0:52
    【816】決勝 IR@管理人 07/7/8(日) 23:06
    【817】Rd.10 ヨーロッパGP IR@管理人 07/7/21(土) 23:00
    【818】決勝 IR@管理人 07/7/23(月) 1:44
    【819】Rd.11 ハンガリーGP IR@管理人 07/8/5(日) 3:17
    【820】決勝 IR@管理人 07/8/6(月) 23:50
    【823】Rd.12 トルコGP IR@管理人 07/8/25(土) 21:37
    【825】決勝 IR@管理人 07/8/27(月) 0:04
    【830】Rd.13 イタリアGP IR@管理人 07/9/9(日) 13:43
    【831】決勝 IR@管理人 07/9/9(日) 23:38
    【832】Rd.14 ベルギーGP IR@管理人 07/9/15(土) 23:19
    【833】決勝 IR@管理人 07/9/17(月) 10:37
    【844】Rd.15 日本GP IR@管理人 07/9/30(日) 1:29 [添付]
    【845】決勝 IR@管理人 07/9/30(日) 16:44
    【848】Rd.16 中国GP IR@管理人 07/10/7(日) 11:42
    【851】決勝 IR@管理人 07/10/8(月) 2:04
    【854】Rd.17 ブラジルGP IR@管理人 07/10/21(日) 2:33
    【855】決勝1 IR@管理人 07/10/23(火) 2:21
    【856】決勝2 IR@管理人 07/10/24(水) 2:30

    【771】F1 2007
     IR@管理人  - 07/3/16(金) 19:36 -

    引用なし
       いよいよ2007年のF1グランプリが開幕しました!

    レーススケジュール
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    TV放送
    http://www.fujitv.co.jp/f1gp/index.html
    http://www.fujitv.co.jp/cs/f1/index2.html

    レース中にリアルタイムで更新されるラップチャート
    (SunMicroSystemsのJAVAとActiveXが必要になります)
    http://www.formula1.com/

    現場レポート(F1速報内のけんさわ氏の「サーキット便り。」)
    http://www.f1sokuho.com/
    http://www.i-dea21.jp/kensawa/

    関連サイト
    http://blog.livedoor.jp/markzu/
    http://f1.racing-live.com/jp/index.shtml
    http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2005/snrd/
    http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/
    http://www.f1racing.net/ja/index.php
    http://www.fmotor.net/f1/index.htm

    【772】Rd.01 オーストラリアGP
     IR@管理人  - 07/3/16(金) 19:37 -

    引用なし
       2007年のF1開幕!

    今年からルールが変わりエンジンの開発が凍結となった為
    エンジン回転数が19000回転でリミッターが付けられ
    そこに触れるだけで燃料の供給が一瞬止まり、エンジンの回転数が
    大きく落ちてしまう仕様の為、各チームとも追い風の状況やら
    スリップストリームの状況を踏まえ、18500〜18700回転前後の
    マージンを取る形でギリギリまで攻めていないとの話です。
    セクター毎のスピードを見ると、レースとは別のエンジンが使える
    金曜日のフリー走行でもチーム間でスピード差がないのが
    V8エンジンでスピードが落ちた事と合わせ、ちょっと詰まらない

    ただ、レースでは赤旗再スタートが最近はほとんどなく
    (2時間でレースを終える為とTVの放映時間との兼ね合いの為?)
    クラッシュがあってもセーフティカーが出る事がほとんどだけど
    今年はセーフティカーが入ると、周回遅れはセーフティカーが
    先頭を押さえている間に前に行けて、周回を取り戻せるので
    レースでは二つのタイヤを必ず使う義務もあったりと面白そうな
    要素も多く、タイヤもタイヤカスが多く出る昨年までとは異なり
    レース終盤にレーシングライン以外はタイヤカスで走れない状態には
    ならないみたいなので、オーバーテイクシーンは多くなりそう!?


    初日は上記のルールの金曜日フリー走行ではエンジン制限がなく
    予選よりも各チームの力関係がタイムから測れるのが面白いのですが
    冬のテストの結果通りで、フェラーリが一歩抜け出ているのが印象的
    フェリッペ・マッサ選手のペースにキミ・ライコネン選手が
    テストでも今回のフリー走行でも付いていけてなかったけど
    フリー走行の二日目の最後で近いところまでタイムを出していたので
    時間と共に慣れて行ったら、とてつもないスピードがあると言われている
    本当の力と言うのが初めて見れる事にもなりそうな感じがあります。

    フェラーリの対抗馬でチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手が
    移籍したマクラーレンは、新人のルイス・ハミルトン選手が安定して速く
    マクラーレンのボスのロン・デニス氏が同チームで有り得なかった新人を
    起用した理由に納得。 初日はチャンピオンのアロンソ選手が圧倒的な速さを見せ
    新しい路面、初めての路面、変化する路面への異様なまでの順応性の高さが
    再び垣間見れたけど、二日目はやや伸びに欠ける印象でハミルトン選手の
    タイムに届かず、レースに向けた対策でもやっていたのかな?とも思えた。

    昨年のチャンピオンチームのルノーは、こちらも新人で下馬評が高かった
    ヘイキ・コヴァライネン選手がチームボスのフラビオ・ブリアトーレ氏や
    同チームのテクニカルディレクターのパット・シモンズ氏からボロクソに
    言われていたジャンカルロ・フィジケラ選手が奮起したのか!? 対抗出来ず
    マクラーレンのハミルトン選手とは対照的な結果になっていたのが意外でした。
    速さがマクラーレンやフェラーリからは0.3〜0.5秒遅れている印象だけど
    レース中のペースは逆に安定していそうなので、展開に拠ってはルノーも
    開幕のオーストラリアGPから表彰台争いを演じられるかもしれない!?

    テストで絶好調だったBMWはここでも好調を維持し、フェラーリやマクラーレンと
    張り合える状況となっていて、ニック・ハイドフェルド選手がフリー走行3位と活躍!
    ロバート・クビサ選手がちょっと伸び切れず、気合を入れたハイドフェルド選手との
    チームの主導権争いが最初から勃発している感じで、テストドライバーである
    セバスチャン・ベッテル選手をBMWのボスのマリオ・タイセン博士が大絶賛していて
    今年で契約が消れる立場がやや危うい!?ハイドフェルド選手の真価が見れそう!

    日本勢はバーレーンテストでトンネルを抜けたと言っていたTOYOTAが
    ちょっと期待ハズレの結果となり、気温もそこそこあるオーストラリアで
    このスタートとなると、バーレーンテストの結果の信憑性が・・・・・
    エンジンを供給しているウイリアムズの後塵を拝する結果でもあるし
    昨年みたいに金曜日はエンジンをセーブしている状態はないわけで
    ちょっと明日に向けての修正でも改善されないようだと今年も厳しい予感

    GoogleEarthカラーの変なカラーリングになったHONDAはテストでも
    今年様のタイヤの使い方がうまくいかなかったみたいで、フェラーリ同様の
    ロングホイールベースを活かしたフロントグリップ向上作戦も停滞の印象
    ルーベンス・バリチェロ選手がクラッシュしたのもあるけれど、下位とされる
    スーパーアグリにタイムで上回られてしまうと言う、ある意味屈辱的な金曜日

    そのスーパーアグリは、2台共にエンジンや技術を供給して貰っているHONDAを上回り
    佐藤琢磨選手とアンソニー・デビットソン選手は体格も同じぐらいなのもあって
    マシン開発の方向性を考えると、デビットソン選手は開発、テストドライバーの
    資質も高く、スーパーアグリは昨年の最終戦の延長と言う感じの状況を作れるかも
    ただ、HONDAの昨年のマシンを進化させた感じのマシンなので、それが規約に引っかかり
    今回の好調のタイムが他のチームの横槍を呼び込む可能性がかなり高いのが気掛かり
    (チームのポイント競争の順位に拠って、莫大な額となったTV放映権の分配比率が)
    (変わって来る事もあり、資金難の中位、下位チームは少しでも多くの分配金を)
    (手に入れないと、その位置から脱出出来ないと言う経営的な事情も関係ある為)

    意外だったのがウイリアムズで、下馬評とは違って意外と上位に来ている!
    消えてしまった名門ロータスと同様の道を堕ちて行くと思っていたのですが
    フォードエンジンの信頼性で思う様に開発が進まなかった昨年とは違って
    TOYTOAエンジンに信頼性があれば、名門の蓄積された経験に拠るチーム力で
    ポイント圏内のレベルで今年は安定するかも!? ここのテストドライバーであり
    気難しいボスのフランク・ウイリアムズ氏も絶賛していると言われているらしい
    中嶋悟選手の息子の中嶋一貴選手が金曜日に走り、レギュラードライバーのタイムを
    上回り、難しい路面にも対応出来るセンスを最初から見せ付けたのが印象的です。
    物凄い正確にタイムを刻めるセンスと新人なのにスピンをまったくしない走りは
    佐藤琢磨選手以上の日本人ドライバーとしての素質を感じさせる逸材であって
    今年F1のテストドライバーと同時に参戦するGP2の活躍や成績如何に拠っては
    名門ウイリアムズチームの正ドライバーの地位を獲得出来るかもしれません!?

    それから、マクラーレンから天才デザイナーエイドリアン・ニューウィ氏を引き抜き
    氏がデザインし、ルノーからエンジンを供給して貰っているレッドブルの期待の新車は
    ウイリアムズ時代に、同氏がデザインしたマシンをテスト、ドライブしていた経験もあり
    更に常勝マクラーレン時代にも同氏のマシンで優勝を重ねたデビット・クルサード選手が
    扱いも開発の方向性を探るのも繊細で難しいマシンの素性とポテンシャルの良さを引き出し
    タイムにも繋げていたのが印象的・・・かなりの準備不足とスタッフの天才デザイナーが
    作ったマシンをブラッシュアップする為の技量や経験の不足から苦戦が予想されたけど
    うまく行けば、コースに拠るだろうけど、レッドブルのこのマシンが時折上位を走ったりの
    昔のレイトンハウスの様な状況を再現したり、こんシーズン中に躍進する可能性も高し!?

    トロ・ロッソもエイドリアン・ニューイ氏のデザインしたレッドブルのシャシーと同じで
    エンジンがフェラーリエンジンの恵まれた仕様なのだけど、優秀なスタッフがレッドブルに
    掛かりっきりの印象があり、レッドブルでの成果がトロ・ロッソに反映される流れとなる?
    故に、最初は後ろの方ばかりの予感だし、トラブルもこっちのチームに集中しそう!?
    あと、コンパクトなルノーエンジンに比べ、発熱も多く、やや大きいフェラーリエンジンでは
    エンジン廃熱に使うラジエーターも含め、リアがニューイ氏の設計したデザイン通りにはならず
    リアタイヤのグリップが重要な今年は、この部分を正規デザインとは違う風にまとめるのも
    メインスタッフがレッドブルに回され、残された経験不足のスタッフが付け焼刃で行っても
    ニューイ氏のデザイン+フェラーリエンジンと言う、組み合わせの力が理屈通りには出ず苦戦しそう
    ボスのゲルハルト・ベルガー氏もアメリカのCARTで活躍しているセバスチャン・ブーデ選手を
    来年のドライバーにしたいみたいで、今年はチーム全体に経験を積ませるシーズンになりそう

    スパイカーはどうでも良いのだけど(おぃ)全日本F3でチャンピオンを取った
    ピアニストドライバーと言われているアイドリアン・スーテル選手がいるので
    日本のフォーミュラーのレベルを見せつけると共に、ベンチマークとしても解るので
    がんばって貰いたいところだけど、マシンが3〜4年前の改良作なので去年のスーパーアグリ状態
    トロ・ロッソの向上とBスペックを出すと言われているこのチームはライバルになりそうですな
    あと、スーパーアグリのカスタマーシャシー問題に大声で絡んで来ると思われるチームです。

    【773】予選
     IR@管理人  - 07/3/18(日) 0:04 -

    引用なし
       オーストラリアGP予選

    http://forum.nifty.com/fmotor/f1/index.htm

    スーパーアグリの佐藤琢磨選手がQ3(最終予選)まで残る快挙で
    予選10番手を獲得し、チームメイトのアンソニー・デビットソン選手も
    すぐ後ろの予選11番手と、ぶっつけ本番なのに信じられない様な成果!
    決勝でトラブルが出たりすると困るけど、ポイントを期待出来そう!
    で、問題は去年のHONDAのシャシーデザインを流用したと言われる事象
    HONDAが新コンセプトのマシンになったので、そこから規約の問題を
    突破出来るかもしれないけど、様々な要素を加味して政治的な裁定を
    下すFIA側の態度がいまいち掴めないのがちょっと不安を加速している
    スパイカーのボスが遅かったトロロッソを相手にせず、スーパーアグリに
    狙いを定め、訴える!訴える!と吼えているのでこの問題は長く続きそう
    テストドライバーの契約問題と絡めうまく解決出来るのであれば
    今回の成績が日本でのF1プチブームを呼び、新しいスポンサーなんても
    期待出来たりするので、鈴木亜久里代表の政治手腕を信じるしかないですな

    一方、新しいコンセプト満載のHONDAの新車は準備不足?と
    タイヤの性能を活かせない状態で大苦戦・・新マシンが革新的過ぎたのか!?
    導入予定!?の改良型サスペンションを含めた手持ちの弾をマレーシアGP後の
    テストで大量導入するみたいだけど、それでタイヤの使い方を含めての改善や
    トンネルの出口が見られないと、開発の方向性が序盤から迷走しかねない状況なので
    競争力が無い状態の今回は明日の決勝レースが大規模なタイヤテストになったり!?
    雨とかのイレギュラーな状況が起こればポイントも取れるかもしれないけれど
    今回ポイントやらを取れたところで、マシンの状況を変えられる要素が得られなければ
    まったく意味がないと言うか、環境をPRするマシンでクラッシュさせた事で
    皮肉を書かれたり、下位を走るエコカーなどと言われたり、3〜4月は散々な予感

    逆に、TOYTOAがバーレーンテストで流れ(タイヤの使い方)を掴んだとの事が
    体裁を整えての延命策ではなく、本当だったと言う形をヤルノ・トゥルーリ選手の
    予選8番手、ラルフ・シューマッハ選手の予選9番手が証明した形となりました。
    チームの状態が上向きで進む形に入っている模様なので、決勝で詰まらない
    リタイヤとかトラブルを出さず、ポイント等の結果に繋げられるのならば
    今年こそ、ようやく投入資金に見合うシーズンになるのではないでしょうか
    同じエンジンのウイリアムズ勢の前に来たので、その部分の面目も保たれた模様

    ポールポジションは前日のフリー走行で速さを見せたフェラーリの
    キミ・ライコネン選手が獲得! フェリッペ・マッサ選手はギアボックスの
    トラブルが出て、Q2(予選二回目)の途中で終了となる。結果16番手といまいち
    ポールのライコネン選手は前日の最後に、かなり速いペースで周回し、トップの
    マッサ選手に並ぶタイムを出すと思いきや、ピットに入って無理な追い込みを
    しなかったのが印象的だったけど、明日の決勝レースでポール トゥ ウィンを
    飾る事にでもなれば、冬のテストからマッサ選手が主導権を取って来た流れも一変しそう!
    逆に、マッサ選手が抜き易いこのコースで2番手やそれ以上の順位を獲得すると
    ミハエル・シューマッハ選手の下で、昨年、急成長を遂げた勢いを更に加速させ
    本当の意味での一流ドライバーになる可能性もあるので、試練の時かもしれませんね
    レースを接触か何かで終えてしまうと、完全に流れがライコネン選手に傾くだろうし

    チャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手が率いるマクラーレン勢は
    アロンソ選手が二番手とチャンピオンの貫禄を見せ、昨年、低調だったはずの
    マクラーレンを感じさせない印象を早くも作り、エイドリアン・ニューイ氏や
    関連の技術スタッフがごっそり抜けたのにも関わらず、開幕からこの競争力を
    作りあげたチームもすごい! 新人のルイス・ハミルトン選手もいきなり4番手と
    ほんとうにすごい新人なんだなぁ・・と、ちょっとマクラーレンには驚かされました。
    穿った見方をすれば、アロンソ選手はまだ昨年のルノー型&ミシュランタイヤの
    ドライビングスタイルを払拭し切れていないとかで、全力のアロンソ走りではなく
    押さえを効かせた走りをしているとも言われているので、アロンソ選手には
    伸び代があるとも考えられ、シーズンが進むにつれてハミルトン選手との間が
    もうちょっと拡がる可能性が考えられる。でも、ハミルトン選手の成長が
    その差を拡げさせない状況を作ったり、キャッチアップしてしまう事になると
    チームメイトに初めてアロンソ選手が脅威を覚える状況が展開されますな!
    とりあえずは、フリー走行、予選と全てに渡って新人離れしたセンスを見せた
    ハミルトン選手が決勝レースをどう組み立てるのか? 物凄く注目の点です。

    BMWが予選でもきちんと結果を残し、ニック・ハイドフェルド選手が3番手
    ロバート・クビカ選手も5番手と、路面的にも両者ともにベストな感じ!
    今年は勢い溢れるロバート・クビカ選手がハイドフェルド選手を昨年にあった
    ジャック・ヴィルヌーブ先生同様、打ち破るはず!とか思っていたのだけれども
    マクラーレンのテストドライバーとなり、いずれは正ドライバーとなる未来を
    ほぼ約束されていたのに、突如現れたライコネン選手にその地位を奪われ
    マクラーレンを放り出され、プロストチームで孤軍奮闘するもマシンが酷く
    マクラーレンのテストドライバー時代に得た名声が一気に地に落ちてしまい
    その後は、ライコネン選手の大活躍を後目に下位〜中位チームを渡り歩き
    たまたま巡って来たウイリアムズの正ドライバーになるチャンスを活かして
    大活躍をし、ザウバー、そして現在のBMWにまで上り返したハイドフェルド選手が
    今シーズンのBMWの更なる発展と共に、ライコネン選手を破る状況が起きたりすれば
    面白い物語になりそうですな・・ハインツ・ハラルド・フレンツェン選手と
    ミハエル・シューマッハ選手の隠れた確執みたく、こういうのが好きなモノで(^^;

    昨年のチャンピオンシップチームなのに、ドライバーラインナップが貧弱と
    言われてしまっているルノーですが、ジャンカルロ・フィジケラ選手が6番手
    ヘイキ・コヴァライネン選手が13番手と、レースを見てみないと解らないけど
    ちょっと物足りないなぁ・・レースペースが速いとの下馬評もあるけれども
    ルノーのマシンは今年もまだアロンソ選手のドライビング仕様の作りらしく
    それの修正等がシーズンを進むにつれて行われるのだろうけど、この方向性の
    主導権争いで、期待されているコヴァライネン選手が今回の様に波に乗れないと
    急成長させてチームの主導権を取らせたがっている敏腕で老獪なチームボスである
    フラビオ・ブリアトーレ氏の好む状況にはとてもとてもなりえませんなぁ・・
    もっとも、個人的に応援しているフィジケラ選手には復活のチャンスだけれども

    レッドブル勢は地元のマーク・ウェーバー選手が2002年の開幕デビュー戦で
    ミナルディチームで5位に入り、将来を物凄く期待されてから今年で6年目
    ようやく、競争力のあるマシンを手に入れ、予選7番手を獲得する活躍!
    初日にトラブルでまったく走れなかった事や、まだ完全版になっていない
    天才デザイナーのマシンの状況を思うと、この順位は今シーズンの期待に
    繋がるし、チームメイトのデビット・クルサード選手は19番手に沈むと言う
    相変わらず肝心な予選の時に前にいないと言う、いつもの様式美な展開に苦笑
    レースでは信頼性不足からマシントラブルが起きそうなので、プチ期待程度

    ウイリアムズ勢もフリー走行の期待とは裏腹に、ニコ・ロズベルグ選手も
    アレキサンダー・ブルツ選手もそれぞれ12番手、15番手と期待ハズレな結果
    TOYOTA勢はまだしも、スーパーアグリ勢にも前に行かれちゃったりしていて
    ウイリアムズチームもスーパーアグリのカスタマーシャシー問題に参加しそう!?
    去年はここでニコ選手がファステストラップを出したりしていたので
    開幕戦でのマシンの信頼性や完成度と言う意味では、ポイント獲得はあるかも

    残ったトロロッソとスパイカーは特に見るべきところもありませんが
    トロロッソのF1唯一のアメリカ人ドライバーでもあるスコット・スピード選手が
    地道にがんばっている模様で、これが続けば&レッドブルからのフィードバック次第では
    アメリカGPでそこそこの活躍が出来そうな感じがあるのですが、チームメイトである
    ヴィタントニオ・リウッツィ選手がなかなか契約しなかったチームへの不審があるのか!?
    いまいちな結果だし、このドライバーはデビュー前に物凄い才能を評価されていたのに
    チームの都合やごたごたで腐ってしまい兼ねないのが心配・・果たしてどうなるのやら
    スパイカーはアドリアン・スーテル選手がデビュー戦でクリスチャン・アルバース選手を
    各セッションで上回り、その才能を見せるも、如何せんチームの力が不足し過ぎてますな
    ボスのコリン・コレス氏がスーパーアグリ問題で喚いているけど、黙ってマシンの開発の
    指揮にでも没頭してくれると有難いと言うか(^^; このチームはレース以外で目立ちそうです。


    決勝は、タイヤ交換義務ルールやレース終盤でもラインがタイヤカスで汚れ難い状態とか
    オーバーテイクが起きる要素が今シーズンは色々とあり、セーフティカーでの隊列編成を含め
    まったく予期のつかない状態だけど、これらの理屈通りで行けば、レース終盤でも楽しめると思う
    独走しそうなフェラーリに影を差す信頼性の問題、マッサ選手は追い上げられるのか?
    レース組み立てが抜群にうまいアロンソ選手と脅威の新人のハミルトン選手のマクラーレン
    レースで真価が見せられるのか!?ルノーのフィジケラ選手とコヴァライネン選手
    信頼性は本当に確保出来たのか!?絶好調だった真価が問われるBMW勢
    この四チームの中から今年の優勝者が出ると言われていますが、果たして!?

    2007年 F1オーストラリアGP決勝 TV放送
    http://www.fujitv.co.jp/f1gp/index.html
    http://www.fujitv.co.jp/cs/f1/index2.html

    【774】決勝
     IR@管理人  - 07/3/18(日) 14:41 -

    引用なし
       2007年の初戦となった今回の決勝レースは淡々とした退屈なモノでして
    コーナー速度の上昇とストレートスピードの低下が相対的な迫力不足を感じさせ
    F1らしさとはちょっと遠くなっているのが今年も変わらなかったのがなんとも
    これは世界規模なF1拡大とは裏腹の視聴率低下に拍車が掛かりかねませんなァ

    レース結果は、フェラーリのキミ・ライコネン選手がポールポジションから
    余裕を残したまま走り、それでも圧倒的な速さの見せての優勝と、フェラーリの
    強さだけが際立ち、予選で落ちたフェリッペ・マッサ選手は1ストップ作戦で
    6位を得る結果となり、こちらは後ろに抑えられるも我慢の走りでミスをせず
    最後の追い込みでルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手を追い込むところまで
    行ったのだけど、最後は大きなリードで流し運転だったライコネン選手とは違い
    ここまでエンジンを使うと、2戦連続で使わないとならないエンジン既定が影響し
    熱い次のマレーシアGPが心配になる・・つまり、流れ的には今回完勝した形の
    ライコネン選手が次も最初から有利な状況になってしまっている・・と。
    マッサ選手が今後フェラーリ内で主導権を確保するのはかなり厳しい印象あり

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソ選手が二番手と脅威の新人の
    ルイス・ハミルトン選手は三番手と、決勝レースでもアロンソ選手に引けを取らず
    途中までアロンソ選手を押さえて2位を走ったり、スタートで一瞬の隙を突いて
    アロンソ選手を抜いたり、多少のコースオーバーはあったけれど、信じられないぐらい
    安定していて、今週末はパーフェクトとも言える流れと結果を作ったのがすごかったです。
    今後のフェラーリの対抗馬としての最有力候補で、今シーズンを面白くするカギは
    マクラーレンにありそうなので、フェラーリのストレートスピードの秘密とされる!?
    可変式のアンダーステア部分の抗議でフェラーリを訂正させる事が出来るのならば
    アロンソ選手がチャンピオンシップ争いで有利になりそうだし、ハミルトン選手の
    今シーズンの優勝なんてにも繋がる可能性が出て来るので、今後の流れは注目かと

    BMWは、ニック・ハイドフェルド選手が4位となり、ロバート・クビサ選手はリタイア
    予選で3番手のハイドフェルド選手は燃料が軽かったらしく、スタートでアロンソ選手を
    抜いて2位に上がったのも納得かな・・レースペースではクビサ選手の方が速くて
    ハイドフェルド選手はもっとがんばらないと、来期に繋がらない不安も出てきた・・
    ただ、速いとされていたこのBMWもルノーよりは上だけど、フェラーリとマクラーレンには
    まだまだ差があり、今シーズン中の優勝は相当なシーズン中の進歩がないとかなり厳しそう

    ルノーは、期待されていたレースペースも遅く、フィジケラ選手も昨年同様に
    最終スティントでタイムが遅くなる体力不足?が出て、追い上げて来たマッサ選手に
    突付かれ、ペースアップを果たして順位を守ったけど、ルノー首脳陣の印象は良くないでしょうな
    期待のヘイキ・コヴァライネン選手も新人らしいスピンやコースアウトを繰り返した果てに
    ポイント圏内の8番手を失い、10番手フィニッシュとドライバーの不甲斐無さ!?に拠り
    チャンピオンマシンを作った自負を持つエンジニアの失望や士気の低下がちょっと心配

    意外と速かったウイリアムズは、レースでもその片鱗を見せ、ニコ・ロズベルク選手が
    テストでは不安定だったはずのレースペースで、それを上回る様な印象的な走りを残し
    昨年に見せたファステストラップ同様、テストとは違った力を見せられるドライバーっぽい
    アレクサンダー・ブルツ選手はレッドブルのデビット・クルサード選手からの接触を受け
    あわや相手のマシンが頭に当たり兼ねない危険な状況に遭遇と、こちらはちょっとついてない
    TOYOTAエンジンの信頼性もあったので、今年は名門らしくマシンの開発にエンジントラブルで
    足を引っ張られず、きちんと正常進化が出来そう!? シーズン終盤の表彰台争いに期待

    エンジンを供給しているウイリアムズには負けたけど、TOYOTAはきちんとポイントを
    獲得出来たのと、レースペースで速かった&二台完走の信頼性の高さと言うのが大きく
    車の改善で予選とレースペースが更に速くなれば、ポイント常連のチームにはなりそう!
    ただ、表彰台や優勝の可能性は、上位4チームの壁が厚く、相当の改善がなければ
    雨等のレースでの混乱や上位チームの脱落がないと、まだまだ難しいでしょうな
    逆に、そういう状況の時にこぼさず上位を狙える状況になっていれば先も見えそう!?

    HONDAはレースペースで予選の悲惨はなく、革新的と言われるマシンのポテンシャルはある模様
    まったく新しい未知なる領域なので、どうやって引き出すのか?がカギとなりそうだけど
    今回のレースでいまいちだったジェンソン・バトン選手よりも安定した走りが出来ていた
    ルーベンス・バリチェロ選手の経験がこのマシンのポテンシャルを引き出すカギかも!?
    次のマレーシアGP(4月8日)の前にあるマレーシアでのテストやバーレーンGP(4月15日)から
    ヨーロッパラウンドとなるスペインGP(5月13日)までの約一ヶ月の期間があるのが朗報?
    時間が掛かりそうだけど、うまく新マシンの力を引き出せればかなり伸びそうな気配あり!

    スーパーアグリは予選10番手の佐藤琢磨選手ががんばるも、ぶっつけ本番だからか!?
    レースペースであと一歩の伸びを欠き、去年のマシンのリメイク!?と言うのが響いている。
    開発し尽くしたマシンだとしたら、その伸び代が余りないと言うのがちょっと心配なところで
    シーズンが進むにつれて、今の位置から徐々に落ちて行く流れとなったりするのがあるかも!?
    改良や隠し弾で伸び代が増えればいいけど、今は第三戦までになんとかポイントが欲しいとこ
    それから、予選の好結果からか!?チームが浮き足立ち?ピットストップ作業が遅過ぎなのも
    気になり、チームの今回の結果の満足と昨年のハードな仕事での疲れが出て来てしまい
    それが今後の開発の停滞に繋がったり、それにカスタマーシャシー問題の政治的な状況が
    悪く出て、古いマシンを使う羽目になって、チームの士気のが低下したり等の不安要素もある
    アンソニー・デビットソン選手はスタート失敗&他のマシンと絡んだりと、久々のレースで
    まだ勘を取り戻せていない状況だったのが残念だったけど、なんとか完走したのは良かった。

    レッドブルと地元のマーク・ウェーバー選手が予選で快走を活かせず、13番手に終わり
    デビット・クルサード選手はウイリアムズのブルツ選手と接触して終了とレースはいまいち
    ただ、レースペースで時折見せた速いタイム(安定して出てはいなかったけど)もあり
    ウイリアムズやTOYTOA、HONDA同様に伸び代が十二分にあるマシンっぽいのは要注目!
    今年は、崩れない上位勢や中盤のチームタイムが物凄く接近しているのでポイント争いが
    例年以上に熾烈になりそうで、トロロッソとスパイカーの下位チームは別とし(^^;
    次のマレーシアとその翌週のバーレーンは、ポイント獲得争いが今回以上に盛り上がりそう!
    ただし、ヨーロッパラウンド開幕の第4戦のスペインGPが開催されるのカタルニアサッキートが
    マシンのトータルの性能差がよく解るサーキットであり、そこまでに開幕して解った問題を
    各チームとも修正してくるので、開幕戦は第3戦までの結果や流れがおおよそに掴める感じで
    第4戦の結果を見ないと、今シーズンの各チームの本当の力は見えないらしい!?

    【793】Rd.02 マレーシアGP
     IR@管理人  - 07/4/8(日) 13:34 -

    引用なし
       マレーシアGP予選

    3週間程の間を空けての第二戦ですが
    (第三戦のバーレーンは来週で二週連続開催)
    異様にストレートスピードが速いフェラーリや
    大躍進を遂げたBMWのマシンのアンダートレイ部分に
    高い圧力(ストレートスピードが高い時とか)が掛かると
    アンダートレイが沈み込んで隙間が空き、そこを空気が流れ
    ウイングを立てた時から寝かせた時程ではないにしても
    抵抗がなくなって車の前後の空力バランスが改善されたり
    ストレートスピードが伸びると言った効果があった模様!?
    これが規定に引っかかり、調査や改善命令が出される状況みたいです。


    予選の方はフェリッペ・マッサ選手がポールポジションを獲得!
    前戦起きたトラブルの不運を振り払って波に乗れるか?の注目を含め
    上に書いたアンダートレイ部分の規定違反問題でフェラーリの有利が
    どのくらいまで減ってしまうのか?や、前戦の優勝者キミ・ライコネン選手が
    独走していた前レースの終盤に、エンジンの冷却水が少し漏れたとかで
    エンジンが高温状態になってしまい、2レース1エンジン規約の影響が
    この熱いマレーシアで出るのか?等等、フェラーリは割と爆弾要素あり
    でもライコネン選手が予選3番手でフェラーリが1-3で奇数列を確保
    燃料搭載量をQ2とQ3から見ると、両者ともにマクラーレンやBMWと比べ
    多いとは思わないけど、重い時でも速いフェラーリと言う要素を入れると
    解らなくなってしまう・・(雨が降り出した直後のQ2と言う要素も含め)
    レース以外では、ライコネン選手が腕にタトゥーを入れた状態で現れ
    物議を醸し出していたけど、レースが勝てば文句も抑えられるんでしょうねぇ

    対抗のマクラーレン勢は、雨が直前に降って来て各ドライバーが
    急ぎアタックしていた予選二回目のタイムにて、チャンピオンの
    フェルナンド・アロンソ選手が1分34秒フラットに近いタイムを出し
    最終予選(Q3)のタイムがそこから1.3秒遅いタイムなので、燃料搭載量は多め?
    今回もミスなくフリー走行、予選とまとめたルイス・ハミルトン選手も
    Q2から1.3〜1.4秒遅れのタイムなので、マクラーレン勢はピットストップを伸ばし
    フェラーリを逆転する方法なのかな? タイヤの持ち次第ではマクラーレン勢が有利っぽい
    あと、雨の要素や長い戦略的なレースに置いての脅威の新人ハミルトン選手の手腕も注目
    それにしても、Q2初回の様なサーキットのコンディションが変わっていく状態での
    アロンソ選手のギリギリを見極める能力は突出し過ぎている・・

    BMW勢は今回も好調で、アンダートレイ部分の効果もあるのだろうけど
    マシンの素性の良さが光、ルノーのポジションだった3番手に居座り続けそうな勢い!
    ニック・ハイドフェルド選手がトヨタのラルフ・シューマッハ選手とのトレードで
    BMWからトヨタに移籍するとかの噂が流れたり、テストドライバーで注目されている
    セバスチャン・ベッテル選手がフリー走行を走ったり、今期で契約が切れるとあって
    チームが好調なのに、なんとも不安定な状況を作りだそうとしているのが不可解
    BMW首脳陣が人の良いハイドフェルド選手がソツなくだけど、小さくまとまるのを
    防ぐべく、発奮を促させる様な事をしているのかな? 今回はその効果もあってか!?
    それとも前戦の様に軽めなのか?は解りませんが、今回も予選で5番手を確保と
    同僚のロバート・クビカ選手を上回り、予選に置いてはBMWの期待に応えられている感じ
    決勝でうまいクビカ選手を常に上回れれば、BMWに残留と言う可能性も濃くなるでしょうなぁ

    トヨタエンジンを積むウイリアムズ勢はニコ・ロズベルク選手がフリー走行から好調で
    予選も6番手を確保! テストや予選がいまいちだけど、レースには速い印象だったけど
    フリー走行や予選での改善やチーム自体が登り調子になりつつあるので面白い存在!
    前戦のクラッシュではあわやと言うシーンに遭遇したアレクサンダー・ウルツ選手は
    予選で起きたトラブルで20番手に沈み、数年振りのレース復帰となった序盤戦の印象が
    あまり良くない感じになってしまうのが気掛かり・・ヨーロッパラウンドから期待!?

    トヨタはエンジンを供給したウイリアムズと良いライバル関係を維持出来ていて
    今回も二台共にQ3まで残ったし、予選8-9番手と今年は信頼性もあるっぽいので
    シーズンを通してマシンを速くするノウハウや方法が確立していればポイントや
    表彰台をコンスタントに争えるところまで行ける様になるやもしれませんねぇ
    ラルフ・シューマッハ選手が2008年のトヨタとの契約の中でコンストラクターズの
    3位を争える力を有していなければ、2008年のオプション契約が無効になるとかがあり
    それがBMWのハイドフェルド選手との交換トレードの噂になっているとの話だけど
    トヨタが参戦した時は大きな予算で2007〜2008年ぐらいまではそこまで登れると
    思われたのだけど、BAR、ジャガーと言った過去に大きな予算を掛けたチーム同様に
    なかなか難しい状況を打破出来ない罠に陥ってしまっているので今年は崖っぷち!?
    来年の規約にあるトラクションコントロール廃止がヤルノ・トゥルーリ選手には
    効果がありそうで、アクセルワークが絶妙な同選手の輝きが再び来年に見れたりする!?

    昨年のチャンピオンチームのルノーは、意外なことに最終予選まで残れず
    ヘイキ・コヴァライネン選手が11番手、ジャンカルロ・フィジケラ選手が12番手と
    昨年の速さがミシュランタイヤに完全に合わせたフロントサスペンション効果が
    物凄く大きかった事を実感・・タイヤがブリヂストンワンメイクとなったので
    その影響が大き過ぎて、サスペンションを改良した新車を出さないと厳しいのでは?
    フリー走行でテストした結果、レースペースに改善が見られたとの話しだけど
    前戦も似た感じで落ちていったし、この予選順位から行くと、ポイント獲得がギリギリ!?
    前戦ボロボロだったコヴァライネン選手のポイント獲得を期待したいけども・・果たして

    新コンセプトのマシンが絶不調に陥り、空力的にも前後のバランスが滅茶苦茶だとか
    風洞実験での数値が良かった新コンセプトも、実は風洞の調整がおかしい状態にて
    生まれたマシンだとか、嘘だか本当だか解らないけど、絶不調だから信じてしまいそうな
    本当だとしたらとんでもない話まで流れて来る程の出口が見えない状況の模様です。
    予選でもジェンソン・バトン選手が15番手、ルーベンス・バリチェロ選手に至っては
    19番手と距離が長いコースやテクニカルなコースだと不利がまったく隠せない模様
    ヨーロッパラウンドの初戦となる第四戦スペインGPでもこの位置だったりすると今期は絶望的

    逆に、スーパーアグリは昨年のホンダのマシンのコンセプトと言う事で
    今回も本家ホンダを佐藤琢磨選手が上回り15番手を獲得し、同僚である
    アンソニー・デビットソン選手は18番手だけど、予選で邪魔が入らなければ
    もう少し良い位置が確保出来ていた感じなので、一週間前のテストでの力は
    ほぼ出せていた印象あり、ただ、他のチームに比べると伸び代は少なそう!?
    ホンダからのエンジニアも本家の不振の解析にでも回されたりしているのかな?
    レースペースには、二戦目や一週間前のテストでタイヤの使い方なんての理解が進み
    前戦よりは良いとは思うけど、期待されているポイント獲得とかはレースが雨とかで
    荒れたり、リタイヤが多くなったりしないと、各チームの信頼性の高い今期は厳しい予感

    躍進したスーパーアグリのポイント獲得のライバルとなりつつあるのがレッドブルで
    天才デザイナーのエイドリアン・ニューイ氏のマシンは、どうあれやっぱり速いみたい
    マーク・ウェーバー選手が予選Q3まで残り、10番手を確保と二戦目で車の調整を合わせ
    早くもこの位置に来ているし、デビット・クルサード選手もタイムがほぼ同じ13番手と
    レース巧者なこの二人のドライバーが予選でこれくらいの位置にあるのはポイント獲得を
    狙うチームには脅威ですな・・レースペースでレッドブルが普通より速いと手に負えないかも
    (尚、天才様本人は自分が出場する!?ルマン・24の事で頭いっぱいらしいです(笑)

    トロロッソとスパイカーは今回も政治的な動きでスパイカーのボスが出していた
    マレーシアGPに置いてのスーパーアグリとトロロッソに対する異議申し立てが却下となり
    今回のレースも問題なく出来るみたいだけど、この問題はどうなるんでしょうねぇ
    反対の立場だったウイリアムズはチームの調子が良い事もあり、スーパーアグリや
    トロロッソがコンストラクターズのライバルと成り得ないと踏んだのか!?静観に変わり
    どこかで金銭やらを含めたカスタマーシャシー認可とのバーター取引に出る状態?
    スパイカーだけではこの問題を御し得ないだろうし、全てはスーパーアグリと契約して
    それをスパイカーが横取りした大スポンサー付きと言われるオランダ人ドライバーの
    ギエド・ファン・デル・ガルデ選手の正式譲渡の際の条件闘争と言う流れではありますな
    スパイカーがスーパーアグリに払う違約金とスパイーカースーパーアグリの今期のマシンを
    カスターマーシャシーを認可すると言うのがバーターされるのが基本と言うことで


    決勝は、日本時間の午後4時(現地時間午後3時)からと言う事で
    亜熱帯な環境特有なスコール発生状況が期待出来たり、サーキットでも
    外気温も高温になるので、タイヤの磨耗が上位争いを面白くすると言うのがあれば
    開幕戦の様なつまらないレースにはならないと思うけど、果たして!?

    TV放送
    http://www.fujitv.co.jp/f1gp/index.html
    http://www.fujitv.co.jp/cs/f1/index2.html
    <sage>

    【794】決勝
     IR@管理人  - 07/4/8(日) 21:11 -

    引用なし
       マレーシアGP決勝

    今回もスタート以外は実に退屈なレースで、これが日曜の昼間にて行われ
    ラップタイミングを入れてのリアルタイム観戦した場合のがっかり感は計り知れない
    ただ、スーパールーキーのルイス・ハミルトン選手が大活躍した事もあって
    彼の選手の母国イギリスの人なんてには、楽しいレースだったろうけれども
    エンジンブロー等の波乱を期待出来ない2レース1エンジン制度も対策として
    エンジンの信頼性が大きく向上した事や次のレースに備えてレース終盤に
    争いが無い所でエンジン回転数を落としての消化レースモードになったりと
    コスト削減で生み出されたモノなのに、魅力を削減しているのは皮肉ですねぇ
    エンジン開発の締結がエンジンの信頼性向上を高め、小型V8エンジン化に拠って
    シャシーバランスが改善され、コーナー速度が上がった事でストレートの
    スピード不足が補われたけど、メカニカルグリップよりもダウンフォースで
    大きなグリップを得ていて、空気の乱れが起こるスリップストリームに
    入り難い近代F1では、コーナー速度が上がると、オーバーテイクが起こり易い
    ストレートに入るコーナーの立ち上がりや脱出で後ろにますます着けなくなるしで
    面白いレースが起きる可能性の材料がどんどん少なくなって来ているのだけど
    長年見てきたファンがミハエル・シューマッハ選手の引退に契機にやめたり
    新しくF1を見る人に、施設や設備の豪華さ以外にアピール出来るモノがなく
    アイルトン・セナ選手を失ってもF1は体勢を保ち続けた時とは大きく異なり
    エンターテイメントの選択肢が10年前とは比較にならない現代に置いては
    もし、見て貰っても多くの詰まらないレースがその観戦最初となったりすると
    もう二度と見ないんじゃないかな?とか要らぬ心配をするぐらい退屈なGPでした。


    レース内容ですが、今回のGPは奇数列よりも偶数列にレーシングラインがあり
    2-4番手の偶数列のマクラーレン勢がスタートを決め、ポールポジションの
    フェリッペ・マッサ選手が2番手のアロンソ選手とサイドバイサイドで争い
    それに敗れたところ、アロンソ選手の真後ろの良いラインに着けていた4番手の
    ハミルトン選手がアロンソ選手と争ってラインがずれて失速していたマッサ選手を
    うまく交わし、2番手に上がると言うスタート後はなかなか熾烈な争いでした。
    ソフトタイヤと軽い燃料でペースが良かったマッサ選手がハミルトン選手を
    攻めるもハミルトン選手が新人&初コースとは思えない巧みなブロックや
    交わされてもクロスラインでリカバーする卓越した技術を持って防ぎつつ
    苛立って無理をしたマッサ選手がミスをしてコースをはみ出してしまうと言う
    結果に、週末をまとめるだけではなく、レースでも戦える恐るべき新人の
    ポテンシャルに驚きつつ、マッサ選手が昨年で纏った強さの衣が剥がれて
    昔の荒っぽいマッサ選手の姿が顔を覗かせた瞬間でもあり、マッサ選手は
    開幕戦に続いて、不運な流れを背負ってしまったのがなんとも厳しい

    その間に逃げを打って10秒以上のリードを稼いだアロンソ選手は安全圏へ
    マクラーレンの二台はレースペースが予想以上に速く、3番手となった
    キミ・ライコネン選手はハミルトン選手を追いつつも、ペースはほぼ互角
    5番手に落ちたマッサ選手は焦りとハミルトン選手を抜く時にがんばり過ぎて
    リアタイヤを磨耗させてしまったことから、4番手のハイドフェルド選手に捕まり
    優勝はおろか、表彰台に登る事すらこの時点で難しくなると言う悲惨な展開に

    二度目のタイヤ交換後もペースの伸びないフェラーリに比べると、マクラーレン
    特に、新人のハミルトン選手はピットアウト後のペースが他のドライバーに比べ
    アロンソ選手と比較しても3秒も速く、もう勝つ事を想定した走りすらをも実現し
    その後もレーストータルでのファステストラップを記録したり、トップを走る
    アロンソ選手がタイヤを労わっていたのとは対照的に、今後の勝つ為に走りを
    アロンソ選手が昨年やっていた様なピットアウト後からタイヤのグレイニングが
    出るまでのおいしい期間の数周内に3〜5秒稼ぐと言う走りを実現していたのには
    末恐ろしい、いや、末なんてなく、次に優勝が出る事すらも有り得る程の凄さ・・
    3秒以内で争っていたライコネン選手との差もそれらに拠って10秒以上に拡がる。
    ひょっとしたら、フェラーリの開発が行き詰るとワールドチャンピオン争いは
    アロンソ選手とハミルトン選手なんて状況になる可能性だって大袈裟ではなくあるかと

    終盤はハードタイヤを履いたフェラーリが少し息を吹き返すもマッサ選手は
    ハイドフェルド選手を抜けず、ライコネン選手はハードタイヤでやや失速していた
    ハミルトン選手を最後は追い上げ、2秒以内でゴールしていたけど、ここでも
    ハミルトン選手は失速したと思いきや、最後にはライコネン選手に合わせて
    タイムを上げて行き、その過程でタイヤが滑るのにミスもせずに走っていたし
    アロンソ選手がハードタイヤできちんとペースを作れていたのに比べると
    ソフトタイヤ時の程の衝撃はなかったけど、それでもミスをしない走りは圧巻
    もし、この失速がエンジンに不安があったライコネン選手にチャンスと思わせて
    プッシュしてエンジントラブルを誘う為の罠だったとしたら、この選手の容量は
    新人離れしているだけではなく、今までのチャンピオンを超える程の計り知れない
    大容量を有している事にもなるわけですが、さすがにそれは大袈裟かな?(^−^;
    レースは逃げがハミルトン選手のブロックで決まったアロンソ選手が優勝となり
    2位にハミルトン選手、3位にライコネン選手、4位にハイドフェルド選手が続き
    大きな失敗をしてしまったマッサ選手は5位と言う期待ハズレな結果となりました。
    ポイント圏内を見ると、6位にルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手が入り
    7位はトヨタのヤルノ・トゥルーリ選手が獲得とトヨタは割りと調子が良さそう
    予想と違って低迷するチームとなってしまったルノーの期待の新人であって
    開幕戦の失敗で気の毒な新人となったヘイキ・コヴァライネン選手が8位に!
    良かった良かった!これで自信を失わず済むだろうし、本領発揮を早くみたい

    その他では、BMWのニック・ハイドフェルド選手が今年はやる気を見せている!?
    速さで際立っていたロバート・クビカ選手をこの二戦で完全に封じ込めた印象
    トヨタのラルフ・シューマッハ選手との交換の噂も今年で契約が切れるらしい
    ラルフ選手側が自身の価値向上の為!?高額な年俸の維持に流した噂っぽくもあり
    このままの流れで行けば、BMWと2年+1年のオプション契約ぐらいは行けそうな印象
    期待されていたウイリアムズ勢はニコ・ロズベルク選手がポイント圏内を走るも
    トラブルでリタイアだけど、レースペースも速かったウイリアムズ勢は今後も注目!
    同僚のアレクサンダー・ウルツ選手もあと一歩でポイントの9位を獲得していて
    同選手はマシンを抜いての後方からの追い上げにも関わらず、この位置まで来ているし
    オーバーテイク連発のシーンを見ると、長期のブランクも解消された印象も強く
    今年のウイリアムズは進化次第ではBMW勢に追い付くぐらいまで行きそうな予感・・

    ホンダは予選の結果と裏腹に、レースペースはなかなか良かったと言う奇妙な展開
    ヨーロッパラウンドまでに予定されていると言うサスペンションの改良や前後の改良で
    メカニカルグリップが得られれば、そこそこのマシンにはなるって印象だけれども
    そこそこじゃダメっぽいんでしょうなぁ・・うまく行けば夏頃には競争力も付く!?
    スーパーアグリは佐藤琢磨選手がスタート失敗で15番手から19番手に落ちてしまうも
    前半は同僚のアンソニー・デビットソン選手が気を吐き、オーバーテイクシーンを含め
    なかなかの活躍となるも、後半はケガが響いたのか!?ペースがまったく上がらずに沈む
    逆に、琢磨選手が後半では中位グループと同等のタイムを出し、事前のテストでの結果や
    改善を狙った部分がきちんとレースで出ていたのはなかなか良かったのではないでしょうか
    結果は13位でしたが、完走18台や序盤の失敗を考えると、目的のレースペース改善もあったし
    去年の車が酷かったから改善点が大きく見えたのと比べると物足りない感じはするけれども
    着実に進歩しているのはGood! あと、スーパーアグリとトロロッソのカスタマーシャシーの
    使用問題でトヨタとルノーがスパイカー側で参戦となった模様・・
    トヨタエンジンを使うウイリアムズもそっち方向での立場の傍観に転びそうですな
    ルノーは予想外の競争力だった事もあり、イメージ的に憂さを晴らしているとも
    取られ兼ねないみっともない動きだけれども、トロロッソの親会社のレッドブルに
    エンジンを供給しているわけだし、かなり複雑な状況になってまいりました!
    今年の異様なまでの信頼性の高さがレースを面白くなくさせているけど
    マクラーレン、フェラーリ、BMWの3強以外のポイント争いの枠が二つとなり
    その争いが団子状態で熾烈と言う事もあって、それを確実にすると言う意味では
    この問題に中位グループのチームが横槍を入れて来るのは当然なんでしょうなぁ
    F1ファン等の目に、イメージ的にどう映るか?と言うのもあるので、この問題の
    アンケートみたいなのがヨーロッパラウンドまでに行われて結果が出れば
    また違う動きになったり、動きが加速したりと言う変化も起こりそうではあります。
    そのスパイカーはレースよりも訴訟に力を入れているのか!?(コラコラ)
    今回はまったく良いところがなく、序盤早々に2台全滅になったのは痛かった。
    マイク・ガスコイン氏が指揮するBスペック登場まで他のチームとの差は埋まらないっぽい


    まとめると、フェラーリの競争力や開発の方向性が実戦での競り合いになった場合
    ミハエル・シューマッハ選手やロス・ブラウン氏の不在が大きく響きそうなのに比べ
    アロンソ選手が率先してマシンを開発し、今まではドライバーが開発に積極的ではなく
    チームの士気もそこそこだった(仕事は完璧だけども)マクラーレンのマシン開発は
    熱の入った感じになりそうで、今回のマクラーレンの競争力を思うと、フェラーリの
    開発部隊だけではマクラーレンに対抗するのが難しくなってしまうのではないかと思う次第
    夏頃に休暇に飽きたミハエル選手に秘密裏にヘルプを要請する事になったりして!?
    高速コーナーが複数ある次の(来週)バーレーンでマクラーレンが再び1-2するとなると
    フェラーリは黄色信号が灯る事態になってしまうかもしれませんなぁ・・とかとか

    【796】Rd.03 バーレーンGP
     IR@管理人  - 07/4/15(日) 20:30 -

    引用なし
       マレーシアGPから連続開催となる第三戦目のバーレーンGP

    予選ではフェラーリとマクラーレンとBMWがハードタイヤでも
    他のチームと比べてマシンの性能が違う事を証明してしまい
    早くもこの3チーム以外は今シーズンの優勝も難しい印象・・
    ポールポジションは昨年〜開幕前テストで評価を不動の物にし
    開幕、第二戦とそれを一気に落としてしまったフェラーリの
    フェリッペ・マッサ選手が獲得!2位は前レースでそのマッサ選手を
    手玉に取ったマクラーレンのスーパールーキーのルイス・ハミルトン選手
    3番手はキミ・ライコネン選手、4番手はフェルナンド・アロンソ選手と
    今回も2強が激突の構図なのですが、比較的にコースがオーバーテイクし易く
    ややフェラーリの車にあってそうな場所でもあるので、展開がフェラーリ有利!?
    ただ、アロンソ選手のガソリン搭載量やフリー走行で黙々と決勝に合わせた走りを
    していたのが気になるし、密かにデビューイヤーワールドチャンピオンを狙ってる!?
    ハミルトン選手や雪辱に燃えるマッサ選手、前戦と違ってエンジンをフルに
    使えるライコネン選手と、上位2チームの激突と言う視点からは面白そうです。
    BMW勢も開発や最適化に余念がなく、テスト、開幕戦、第二戦の結果が勢いや
    フロッグではない事を今回の予選で証明していたし、今回も同僚である
    ロバート・クビサ選手を上回ったニック・ハイドフェルド選手には期待!
    今、フェラーリとマクラーレン以外で優勝出来るとしたらBMWしかないわけで
    苦労人のハイドフェルド選手にはそのチャンスをうまく掴み取って欲しいとこ

    上記の3チーム以外では、ウイリアムズ、ルノー、トヨタ、レッドブルが
    ポイント圏内を熾烈に争う形で、スーパーアグリ、ホンダがその後で
    両チームともにカスタマーシャシー問題、シャシーの出来の問題と
    解決しないと先が見えない状況がある為、中位グループは最初に挙げた
    4チームが中盤戦までポイント獲得に凌ぎを削る状況になるでしょうねぇ

    ただ、この後のヨーロッパラウンドが開幕となる第四戦のスペインGPまでは
    約一ヶ月も後なので、その間での開発や最適化を見ないとわからないし
    スペインGPのコースはマシンの総合力を判断するのに最適とも言われていて
    そこを見て初めて、今シーズンの流れが判るのではないかと思われます。

    決勝は、タイヤの使い方を考えてフリー走行を走っていたドライバーと
    (アロンソ選手や佐藤琢磨選手)タイムを出しに行っていたドライバーの差が
    グリップレベルが上がった路面でどうでるのか?なんてが注目のところです。
    勿論、フェラーリとマクラーレンの戦いがコース上で起こり、それが継続し
    スペクタルのあるF1が起こる事になり、スーパールーキーのハミルトン選手が
    優勝したりするのであれば、再びF1が注目される事になったりするのでそれにも期待


    ☆今回は予選の録画を失敗し、決勝レース直前に確認しただけなので
    いつもの様な走りを見てのレポートみたいな形には出来ませんでした(^^;
    <sage>

    【797】決勝
     IR@管理人  - 07/4/16(月) 19:16 -

    引用なし
       マッサ選手が見事に開幕戦、前戦の雪辱を晴らした形となりましたが
    強さを見せつけたと言うよりも、予選の速いタイムが軽いと思われていた
    燃料搭載量が重めだった事に拠るうまい作戦勝ちだった様な感じでした。
    予選でのこのフェラーリの圧倒的な速さが決勝では出なかった事は
    砂漠のバーレーンサーキットと言う事で、路面に砂が来てしまい
    コースコンディションが安定しなかったのも関係しているみたい
    ライコネン選手が新しいエンジンなのに最後まで2位のハミルトン選手を
    追いきれなかった事を含め、決勝での速さと安定性が予選程ではないのが
    気になるし、次のスペインGPではマクラーレンが新しい空力パッケージ導入で
    かなり大きな改善を行なうのに対して、決勝で力を出しきれていない状況の
    フェラーリは対抗出来るのか!?等等、面白い展開にはなってきました。
    (もちろん、フェラーリもそれなりの改良はしてくるだろうけれども)
    決勝後のポイントランキングでは、アロンソ選手、ライコネン選手
    ハミルトン選手が22ポイントで並び、序盤の3戦で3人の優勝者が出た上に
    稀に見る混戦、接戦なのは、レース展開が盛り上がらない今年の唯一良い部分かなぁ

    それから、決勝レースを見越してフリー走行を走っていたと思っていた
    決勝5位のアロンソ選手やエンジンブローでリタイアとなった佐藤琢磨選手は
    共にマシンのセッティングがあまりうまく決まっていなかったみたい・・
    アロンソ選手はBMWのニック・ハイドフェルド選手にレース中に抜かれたり
    勢いがあるとは言え、ハミルトン選手に遅れを取ったのは衝撃的でした。
    琢磨選手の方はスタートで一気に順位を上げ、レースペースも事前の状況よりは
    良かったけれど、同僚のアンソニー・デビットソン選手がフリー走行では
    7番手を獲得したり、絶好調でマシンが決まっていたのに比べるといまいち
    予選の順位狙いモードだったアンソニー選手が決勝でもペースが良かったので
    そのいまいち具合に拍車を掛けるし、カスタマーシャシー問題が良い方向には
    進んでいない状況を考えると、最初の3戦でポイントを取れなかったのは痛い

    他では、BMW勢が相変わらずの好調さとハイドフェルド選手がレースでの安定性を見せ
    3レースで連続4位に入った上に、マクラーレン勢やフェラーリ勢と変わらないタイムで
    周回をしていたりと、同僚のクビサ選手の方は昨年の衝撃的な印象が薄れつつありますが
    ハイドフェルド選手は、BMWがザウバーチームを引き継いで以降、所有している風洞の
    質が高い事やシーズン中のマシン開発レベルが高い事を含め、かなり活躍しそうです。

    中位グループでは、トヨタのトゥルーリ選手が7位で3戦連続でポイントを獲得し
    エンジンを供給しているウイリアムズ勢に対してなんとか面目を保つ事が出来
    そのウイリアムズ勢は予選やレース中の速さがなかなか結果に結びつかない印象
    8位となったフィジケラ選手を擁するルノー勢は、タイヤとのマッチングの悪さから
    昨年の速さを失っていますが、なんとかポイント圏内で踏み止まれるのはさすが!
    今回のレースでオーバーテイクを繰り返していたレッドブル勢のクルサード選手は
    最終的にはマシントラブルでリタイアとなりましたが、天才デザイナーの作ったマシンが
    コースやコンディションが異なる三つのレースで速さを見せた事から、今後の開発や
    モナコみたいな特殊なコースで思わぬ結果をもたらす事になるかもしれないので注目!
    不調のホンダは、スタート後の混乱でバトン選手がリタイヤとなり、バリチェロ選手も
    レース中のペースで見るところもなく、最初の二戦と比べてもまったく良い所がなく
    完全に泥沼に陥ってしまっているのがなんとも・・フェラーリを辞めて休暇中の
    ロス・ブラウン氏をスカウトするとかの噂が聞こえてきたり、チームをイギリス側に
    まとめて、開発やコミュニケーションでのラグを無くすとかの改善を行なうと言った
    根本的なシステム改善の話まで聞こえて来る程の行き詰まりを見せているのが気になる・・
    どちらにせよ、一ヶ月先のスペインGPが新車を出すにせよ、今シーズンのカギとなりそうです。
    <sage>

    【798】Rd.04 スペインGP
     IR@管理人  - 07/5/12(土) 23:08 -

    引用なし
       スペインGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    コースが改修されて最終コーナー前にシケインが出来たのが目新しいスペインGP
    メインストレートに長いストレートがあって、今のF1の象徴ともなっている
    ダウンフォースマシンとなる前はオーバーテイクシーンが多かったのだけど
    相手の車の真後ろにつくとダウンフォースが急速に失われてしまう今では
    最終コーナーで相手との間に一定の距離を保つ事が当たり前となってしまい
    スリップストリームにうまく入るのが難しいので、最終コーナーの特性を
    高速コーナーからシケインを立ち上がる中低速コーナーにする事で
    相手のスリップストリームに入ってストレートでのオーバーテイクを
    増やすのが狙いみたいだけども・・果たしてレースで効果はあるのか!?

    予選はマクラーレンとフェラーリの争いと言う形はいつもと変わらず
    それに少し遅れてBMWも変わらないと言う事はBMWもしっかり進歩している
    事前の予想やフリー走行では、フェラーリがややマクラーレンに遅れたと
    とらえられる結果が出ていたけど、予選でまとめてくるのはさすが!
    マクラーレンの脅威の新人ルイス・ハミルトン選手は今回もミスなし・・
    チャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手との比較も、20年近く前の
    若きアイルトン・セナ選手がハミルトン選手でそれに迎え撃った形の
    アラン・プロスト選手がアロンソ選手と重なって見えなくもない感じだなぁ
    結果は、フェリッペ・マッサ選手が自分が今期の主役と言わんばかりに
    最後の最後でトップタイムを出し、地元アロンソ選手を2位に追いやる。
    キミ・ライコネン選手もハミルトン選手をきっちり打ち破る3位を獲得
    長いストレートにスタートの良いマクラーレンがそれぞれフェラーリの後ろと
    スタートからなかなか楽しみそうな配置になったのが明日の良い材料ですな

    5位はBMWのロバート・クビサ選手が獲得し、ニック・ハイドフェルド選手に
    負けていた今期の予選で初めて上回る結果に昨年の勢いを取り戻して欲しいとこ
    それから今回、新たに導入してきた新しいフロントウイングの形状が
    数年前にウイリアムズが失敗したいわゆるマンタウイング形状だったけど
    あれは大丈夫なのかな? BMWの少しトレンドから遅れたボディワークに拠り
    空気の影響での車のダウンフォース量の変化が少なく、それがバーレーンでの
    ハイドフェルド選手がアロンソ選手を外から抜いたとかにも関係ありそうだし
    レースペースの一貫性とも密接な関係があると思われるところから、今回では
    いつも安定して好調だったBMWのレースペースなんかも面白い注目点です。

    TOYOTAは今回もヤルノ・トゥルーリ選手が最終予選Q3にきっちり進出!
    しかもBMW勢の間に割って入って6番手を獲得と今やヤルノ選手がエースですな
    フリー走行がなかなかだったけど、ラルフ・シューマッハ選手は予選がいまいち
    戦えるドライバーを二人集める方針も良いけど、ドライビングスタイルが異なり
    開発力を分散したり、きちんと分けても戦闘力を低下しないで済むリソースや
    ノウハウを獲得するに至っていないわけだから、ドライバー構成なんてを
    それなりの実力のあるベテラン二人から、ベテランと柔軟性のある若手にでもして
    フットワークを軽く、攻めていける体制にした方がいいんじゃないかな〜とかとか

    フリー走行や予選では事前テストから調子の良かったスーパーアグリは
    今回はなかなかいい感じとなっており、本家のHONDAも速さはまだ出てないけど
    比較的安定しつつあるのが目立っています。安定して走れるのであれば
    データもきちっとまとまったのが手に入り、比較検討もやり易くなるので
    今後に去年の様な開発力を見せられれば、噂されるBスペックマシンと合わせ
    終盤ぐらいにはポイントや表彰台を狙えるそこそこまでは行きそうな予感!?
    ただ、予選では12〜14番手をHONDA,SA,HONDA,SAと並ぶ微妙なHONDA系チーム
    佐藤琢磨選手は予選の途中で止まったし、アンソニー・デビットソン選手は
    予選のミスでフリー走行での好調を行かせず、ちょっと焦り気味な印象です。

    あと、速かったのがレッドブルで、天才デザイナーエイドリアン・ニューイ氏が
    率いる空力チームの凄さが印象的・・彼らは空力置ける特別な何かを知っている印象
    マーク・ウェーバー選手がわけわからない19番手に沈んだけど、予選がいまいちと
    言われていたデビット・クルサード選手が9番手につけ、マシン自体は着実に
    ポテンシャルアップを果たしているのが今後の中盤チームの脅威になりそうですな
    気になるのがレッドブルのボスが来期はベテランと若手でチームを構成したがっていて
    クルサード選手が放出&引退の危機になっているのでここでがんばって欲しいとこ
    関係してくるウェーバー選手は、ジャガーでもウイリアムズでも政治的な抗争を
    毎回乗り切っているけど、レースよりも政治力学に長けて来ているような・・・!?

    昨年のチャンピオンチームのルノーは、タイヤの使い方がきっちりしてきたらしく
    BMW勢の後ろ辺りのポイント圏内ギリギリの位置で踏みとどまったのはさすが!
    でも、昨年のチャンピオンチームがここまで落ちるなんて92年のマクラーレンとか
    98年のウイリアムズ、2005年のフェラーリみたいな状況なのが悲しいですのぉ
    良い部分では、脅威の新人であるハミルトン選手と比べ、色々言われていた
    ヘイキ・コヴァライネン選手が徐々にポテンシャルを出しつつあるとこ!
    逆に、それに拠ってジャンカルロ・フィジケラ選手の立場が微妙になり
    テストドライバーであり、かつてのワールドチャンピオンであった
    ネルソン・ピケ選手の息子に正ドライバーにシートを取られたりも!?


    レースでは、上にも書いた様に最終コーナー前のシケイン脱出での
    加速のタイミング、この後の低中速で相手の後ろに着け易くなったコーナー
    その後のストレート区間と、マクラーレンがスタートでフェラーリを交わし
    再びフェラーリが一周目のストレートで抜き返すなんてシーンが出たり
    タイヤにやさしいマクラーレン勢がタイヤ交換前後とかに逆にこの長い
    ストレート区間でフェラーリ勢を追い詰めて、ブレーキングで抜いたり
    きちんと最終前のシケインがオーバーテイクに機能するのであれば
    今までの3戦みたいな退屈な感じにはならない決勝なのだけども・・・・
    スタートと直後〜5周目ぐらいは面白いんじゃないかな・・みたいな?(^−^;

    【799】決勝
     IR@管理人  - 07/5/13(日) 23:12 -

    引用なし
       スペインGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    退屈なレースでも、応援する人や母国のドライバーが
    ポイント争いやらを行うとドキドキや興奮があるんだねぇ(笑)
    脅威の新人ルイス・ハミルトン選手を擁するイギリス人や
    チャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手の母国スペインの人達は
    常に興奮があるわけで、今回のスーパーアグリの佐藤琢磨選手の
    8位獲得に拠り、そこそこのレースだった今回のスペインGPも
    輝きを増し、レース観戦後は疲れよりも興奮が勝るなんて
    琢磨選手&BAR HONDAが大活躍2004年以来だなぁ

    レースは優勝がフェリッペ・マッサ選手の圧勝劇に終わり
    ハイライトシーンはスタート後の第一コーナーでの外から来る
    アロンソ選手をきっちりラインブロックして逃げ場をなくさせた所
    マレーシアでマッサ選手がミスをして後ろに下がって終わった様に
    これでアロンソ選手も4位に落ち、レース戦略がダメダメとなる。
    2位はスタートでキミ・ライコネン選手を交わしたハミルトン選手で
    3位のライコネン選手は途中でスローダウンと、マクラーレン時代から
    マシントラブルがよく起こっていたけど、フェラーリでもこれでは痛いとこ
    予選は3位が定位置となってしまっているし、ライコネン選手は正念場!?
    結果の2位はハミルトン選手が獲得し、ポイントリーダーにもなるおまけ付き!
    次のモナコで初優勝ともなれば、新しい伝説が始まり兼ねない勢いです。
    そのハミルトン選手の目立つ部分は、ピットアウト後の速さが異常・・・・
    速い人でも第一セクターが46〜47秒台となるのに、ひとりだけ45秒台と
    昔のミハエル・シューマッハ選手みたいだし、アロンソ選手の地元スペインで
    アロンソ選手の上を行く結果、アロンソ選手も最後のピットストップ後には
    意地でタイムを出していたけど、最後はソフトタイヤでのピットストップ後だし
    加算されるタイムの燃料給油も少なく、それに拠ってのマシンも軽い事を思えば
    ハミルトン選手の凄さが際立ち、アロンソ選手のチャンピオンの経験よりも
    新人の方の勢いがまだまだ上回っているのが持続している印象ですなぁ
    アロンソ選手がミスをしないドライビングできっちりポイントを獲得し
    過去2年、ミハエル選手を打ち破ってチャンピオンになった歴史があるけど
    ハミルトン選手はそのアロンソ選手よりもミスをしない超が付く完璧な印象

    チャンピオンの方は、先手必勝でコースアウト、賭けの2スティント目の
    ハードタイヤではうまく行かず、新人にやられてしまった今回のレースは
    ストレスの溜まるレースだったですな。 ただ、直接対決で負けたわけではないし
    今後、チーム内でのバトルが始まると、アロンソ選手もチャンピオン獲得ではなく
    いや、チャンピオン獲得の為に、ハミルトン選手を見ないと行けなくなったり!?

    その他では、BMWで絶好調だったニック・ハイドフェルド選手がピットストップで
    右のフロントタイヤがはまらずにスタートしてしまい、遅いペースで1周を走り
    その後リタイアとなんか流れが止まってしまいかねない結果だったのが意外でした。
    代わりに同僚のロバート・クビサ選手が4位を獲得と、BMWに微妙な流れが到来!?
    それからレッドブルのデビット・クルサード選手が5位を獲得し、エンジン供給元の
    ルノーを上回る結果やレースで速いウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手が6位
    新人のヘイキ・コヴァライネン選手が7位、上にも書いたけど佐藤琢磨選手が8位
    リタイアも多かったのがあるけど、イベントが色々とあったレースでした。

    期待されていたTOYOTA勢はスタートでヤルノ・トゥルーリ選手がスタートでトラブル
    6位が最後尾となってしまい、レース中でもエンジン関連のトラブル!?で早々に終了
    ラルフ・シューマッハ選手も中途半端な終わり方と、テスト、フリー走行、予選と
    調子は良いのに、決勝で躓いたり、データが得られないのは今後の不安になったり!?
    逆に、遅くてトンネルのHONDAは後ろの方だけど、黙々と走りこんでいるのが印象的
    ジェンソン・バトン選手がスロー走行になったのにリタイアせずに走り直したり
    ルーベンス・バリチェロ選手が8位を獲得出来そうなところまで行ったりと
    最初の大失敗マシンの時と比べると、そこそこだけど前進は感じられますな
    カスタマーシャシー問題をF1のボスのバーニー・エクレストン氏が解決に乗り出した為
    レースに集中している!?スパイカーは二台が完走とやっとF1らしくなってきた!?
    今回のスーパーアグリのポイント獲得に拠り、再びこの問題が俎上に乗せられる予感・・
    でも、レッドブルやウイリアムズの好調、ルノーの復調、TOYOTAの速さにHONDAが
    トンネルの先にやや光を見つけた状況を思うと、今回のスーパーアグリのポイントは
    ほんとうに、ほんとうに、貴重な結果、今シーズンは二度と得られない結果かも!?

    【807】Rd.05 モナコGP
     IR@管理人  - 07/5/26(土) 22:31 -

    引用なし
       モナコGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    目的を絞ったのか!?言っている事とやっている事が
    相反するのを気にしない風になってきた!?ルイス・ハミルトン選手が
    ポールポジションを取る為に行った方法も最終アタックにて
    前に入ってしまったほかの車で無駄になってしまったのを目撃し
    ハミルトン選手の礼儀正しさの裏に隠された野心の大きさに驚き!
    故アイルトン・セナ選手は目的に向かっての自分の仕事に置いては
    完璧主義と野心と不機嫌を誰にも隠さない姿勢だったけれども
    ハミルトン選手は、主にイギリスのマスコミが作りあげた姿と
    今後チャンピオンシップを狙う段階でチームメイトと互角の環境を
    維持させる為に見せる野心に基づく現実の行動との間のギャップが
    今後チャンピオン争いをする内に出てくるし、出さなきゃならないだろうから
    どこで自分の野望を表に剥き出しにするのか?が楽しみになってきました。
    ここ15年間は、チャンピオンがチームメイトを含め、チームを自分のモノにして
    勝ってきたけど、それが昔のF1の様にチームメイトバトル勃発とかになって
    面白い(レースでも面白ければ尚いいけど)F1に繋がるならいいですなぁ
    (フェラーリもライコネン選手がチームメイトに苦戦している面白い状況だし)
    そのマクラーレンチームは、フェルナンド・アロンソ選手がポールポジション
    ハミルトン選手が2位と天気が荒れなければ今シーズン初めての磐石の態勢!
    ただ、スタートでハミルトン選手とアロンソ選手が絡んだりすると怖いけど・・・

    対抗となるはずだったフェラーリは、予選Q2でキミ・ライコネン選手がミスをし
    マシンを壊してしまい、Q2で脱落(順位はペナルティを受けた選手のひとつ上)
    速さに定評があり、勢い付いているフェリッペ・マッサ選手を以ってしても
    マクラーレン勢の壁は敗れず、レースペースが速くてもモナコは勝てないので
    フェラーリがどういう戦略を取って来るのか?ライコネン選手はどうなるのか?
    苦戦しそうなフェラーリと言うのも面白いけど、マクラーレン勢の独走だと
    レースが詰まらないので、物凄い作戦で上位に絡んで来る事を期待しましょう!

    もう完全な3番手となったBMWは今回もその位置を維持し、速さが解る予選Q2では
    マクラーレン勢にコンマ1秒と迫るタイムをロバート・クビサ選手と出していたけど
    最終予選では8番手となっていることから考えられるのは、予選重視のモナコなのに
    クラッシュやセーフティカーが入ったり、レースが荒れると見ているのか!?
    ハードタイヤがレースでは基本となるであろうと言う事から?燃料を重めにして
    上位陣での最後にピットインを行い、その隙にタイムを稼いで優勝狙う賭けなのかな?
    フェラーリのライコネン選手も重めだろうから、この作戦が当たるレース展開になると
    BMWの初優勝なんてもあったりするので、3チームが優勝を狙える可能性が高いですな

    期待のスーパーアグリは予選の戦略大失敗・・・・
    何をやっているの?と思わず言ってしまうぐらいの
    遅い最終アタックを佐藤琢磨選手が行い、一周目に
    規定の予選終了タイムに戻れず、スーパーソフトタイヤを使えず
    アンソニー・デビットソン選手に至っては最終アタックに出れず
    Q3予選を狙う為にスーパーソフトを温存と言う戦略だったとしたら
    ちょっと勘違いも甚だしいと言うか、チャレンジャーが色気を見せて自爆とは
    なんともお粗末といわざるを得ないなぁ・・・前レースの8位が逆効果!?

    ホンダは相変わらず中盤の少し後ろだけど、前進しつつある印象が今回もあって
    ルーベンス・バリチェロ選手とジェンソン・バトン選手(繰り上がりだけど)が
    Q3に進出と二台もQ3に進出するなんてちょっと意外な好結果となっていました。
    新車?Bスペック?とも言われるマシンもカナダGP前後に登場すると言われているので
    今年も中盤以降は他のチーム次第だけど、期待出来るかもしれない!?
    二回目の新車が一回目と同じ様な結果に終わるなら来年勝負になるけど(^^;
    今回のレースでは、中位グループなので燃料重めの作戦でピットインを伸ばして
    生き残り、サバイバルなレースになれば今シーズン初ポイント獲得も!?

    逆にホンダと同じで期待ハズレだったルノーが早くも復調気味なのはさすが!
    タイヤの使い方がきちんと出来てきたら!?いきなり上位争いに参加しそうだし
    ジャンカルロ・フィジケラ選手が安定してQ3に進出する様になったのと
    ヘイキ・コヴァライネン選手がポテンシャルを出し始めて来たのが面白いとこ
    (↑選手は、今回は予選で前が詰まってQ3に進出する事が出来なかったけど)

    トヨタも流れがフリー走行から悪く、期待のヤルノ・トゥルーリ選手が
    今回は予選Q2で落ちていたし、ラルフ・シューマッハ選手は今回も不調
    同じエンジンのウイリアムズ勢は勢いに乗っているニコ・ロズベルグ選手が
    ハードタイヤで予選の最後に物凄いタイムを出していたし、タイヤの使い方が
    ウイリアムズが掴んでいて、トヨタが掴んでいない部分がある印象ですのぉ

    他で目立ったところでは、モナコを含めたテクニカルなコースが得意な
    レッドブルのマーク・ウェーバー選手が予選で6位を獲得していたので
    マシンが壊れなければだけど、ポイントを獲得出来そうな感じですねぇ
    雨のフリー走行でトップにたったスパイカーのエイドリアン・スーティル選手
    晴れる間際にタイミング良く出たと言うのはあるけど、変化し易い路面にて
    遅いスパイカーのマシンでトップタイムを出したのは凄い!
    今シーズン、常に同僚のクリスチャン・アルバース選手を上回っているし
    もっと良いマシンに乗れれば、その才能を早く開花させられるのに・・勿体無い
    ドライバーを探しているチーム、例えばトヨタ辺りがこの順応性が高い才能を
    早めに、しかも安く買って育てるとかってのもありかもしれませんなぁ
    個人的には中嶋一貴選手が乗って欲しいけど、来年にGP2でチャンピオンを取り
    F1に上がるのが再来年だったり、カスターマーシャシーでチームが増えたりで
    トヨタの若手ドライバー育成計画の受け皿が増える事を前提とするならば
    現在の時点でスーティル選手の青田買いはチームの年間予算を思えば軽いかととかとか

    【808】決勝
     IR@管理人  - 07/5/27(日) 23:08 -

    引用なし
       モナコGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    期待の雨は降らず、レースは映像でも見るところはなし
    レースはマクラーレンの圧勝劇と言う内容なのだけども
    リアルタイムの公式サイトでメール登録で無料で見れる
    ラップタイミングを見れば多少は楽しめたと言う感じかなぁ
    なんとも今年らしいレースで、モナコと言う華やかな場所に
    集まる人達は、こういうレースに90分近く嫌な顔をせずに
    耐えねばならないわけで、忍耐力も兼ね備えないといけないんですかのぉ


    レースは、またまたチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手が
    焦るぐらい速かったルイス・ハミルトン選手はほんとすごい!
    注目されたスタートは3位フェラーリのフェリッペ・マッサ選手の
    取るであろう進路を最初からブロックし、チームプレイに徹する。
    しかし、レースでは従順なセカンドドライバー等にはならず
    最初のチャンスとなるピットストップ後のアウトラップが
    今回もアロンソ選手よりも速い・・・・燃料がアロンソ選手より重いのに!
    最初のピットストップ前のアタックでもリスクを取ってもミスをしないし
    最初のピットストップでアロンソ選手を抜けないとなると、次に備えて
    燃料を重めに積み、二回目のピットストップをチャンピオンより遅らせ
    多少離されても、規定となる二つのタイヤを使わなければならない所にて
    二周目以降ではタイムが大きく落ちるスーパーソフトタイヤに変わる時
    先に入ったチャンピオンがタイムを落とすところを自分は燃料が軽くなり
    タイムが出るハードタイヤで5〜6周多めに走り、ピットストップで
    抜き去ると言う戦法に切り替えるところなんて”凄過ぎる!”と言う表現では
    とても現せないなぁ・・・このチャンピオンを追い詰める手を次々に打ち
    実現間近まで持って来る所なんては理論上では有り得なくはないけれど
    それをミスなくきちんと実行し、本当に追い詰めると言うのは有り得ないよ・・・・

    ただ、その最後のスティントでアロンソ選手がスーパーソフトタイヤにて
    タイムが落ちるところで、まだ理論上は6〜7周走れたのに不可解なピットイン
    一周で2秒ぐらい縮められた計算なので、アロンソ選手を抜いていたのに???
    しかも、残り20周?以上はあったのに燃料入れた時間が5秒と残りの周回分の
    燃料には足りない時間でピットアウトしていたわけで、そこからまだ走れるのに
    燃料を余らせて入って来たと推測出来る為、ちょっとわけがわからない現象でした。

    レースに戻ると、そのアロンソ選手が二回目のピットインをする数周前
    ハミルトン選手がアロンソ選手とのタイムを縮めるアタックを開始する中
    アロンソ選手も余力を残していたのか?力を振り絞って来たのか!?
    42週目に1分15秒台を再び出して、ハミルトン選手を振り切るに掛かる
    結果、ここでレースの主導権がアロンソ選手に移った様な状況となる。
    ハミルトン選手が追いきれないと知るや、更にアロンソ選手がスピードを上げ
    43週目にファステストラップをアロンソ選手が塗り替える壮絶なタイムの出し合い
    その後、ハミルトン選手もアタックするが、アロンソ選手が完全にタイムで
    互角とハミルトン選手のアタックに光明を見出させずの完全なブロックを慣行!
    結果が見えないアタックで疲労が蓄積する中にも関わらず、ハミルトン選手は
    更なるアタックでチャンピオンが築くタイムの壁を破ろうとするも
    アロンソ選手が巧みに走る第二セクターの速さでハミルトン選手がリスクを取り
    タイムを削った第一、第三セクターのタイムをカバーし、壁を守りきる。

    その後、10秒程のリードを築いたアロンソ選手がピットインでスーパーソフトタイヤに
    変えた途端、タイムが落ちまくり、ハミルトン選手はアロンソ選手よりも長い時間走れたのに
    不可解なピットストップでチームオーダーかな?と思われた状況に続いて行きました。
    その後はスピードを落としたアロンソ選手にハミルトン選手が2秒以内に近づいた形で
    そのまま二台がランデブー走行でマクラーレン勢の圧勝となるワンツーフィニッシュ!

    アロンソ選手が始めて経験して戸惑っている速過ぎるチームメイトに対する
    防御や受けて倒れない形にも慣れて来ると、今後はハミルトン選手に
    今までみたく追い詰められる事もなくなるかもしれない!?と感じたけど
    ハミルトン選手が、今回のモナコの予選でもアロンソ選手よりも重い燃料で
    途中までのラップタイムが速かったし、完全に今回は勝つと思っていたのに
    燃料が余っていたから出来た5秒と言う残り周回数から考えると有り得ない早さの
    不可解な早めのピットストップと、今回、アロンソ選手がチームメイトとの戦いで
    得られた何かを比較しても、まだハミルトン選手の力の勢いを含めた力の方が
    強かったので、もし、ハミルトン選手がシーズン先を考えて勝利を譲ったのだとしたら
    ハミルトン選手の計算高さや野心、器の底はまだまだ見えないとしか言えないなぁ・・・
    モナコの勝利なんては来年以降にいつでも取れると言うのがあるんでしょうねぇ
    初年度でのチャンピオンと言う一度しかない野望に向かって感情を含めた自分を
    完璧にコントロールし、それを実現してしまい兼ねない(弱点が見えないし)のは
    もう人間レベルじゃないよ・・・マクラーレンチームがアロンソ選手を中心に
    回っているのを自分に向ける為に結果を使って無理を要求していくのではなく
    柔軟性と順応性の高さでそれを吸収しつつ、自分の出した結果でいつの間にかに
    チームを自分のモノに変えてしまう(アロンソ選手がミスをすればそれも加速?)
    そんな事がシーズン中盤から終盤にかけて起こったりするんでしょうかねぇ!?
    チャンピオンシップ争いでフェラーリが中盤までマクラーレンと争うってのも
    アロンソ選手がハミルトン選手だけを意識しないと言う、ハミルトン選手に取って
    有利な状況も長く続くわけだし、シーズンの流れ次第で新人チャンピオンが出ますな
    +
    今回の不可解なピットストップの理由が次のレースまでのネタになったりすると面白い!?

    フェラーリ勢は何も出来ずで、フェリッペ・マッサ選手が3位
    キミ・ライコネン選手はかろうじて1ポイントの8位を取るに終わると言う散々な結果
    もうひとつの対抗となると思われたBMW勢も、取った保守的な作戦には幻滅としか言えない
    予想通りに雨が降ったら大当たりしただろうから、結果論での批判はフェアじゃないけど
    レース中のタイムがフェラーリを上回っていたので、今回の順位を守る戦略ではなくて
    もっと上位二チームに挑戦していって欲しかったよ・・・なんとも残念なBMW

    そのBMWのニック・ハイドフェルド選手が重い状態+スーパーソフトタイヤで
    物凄い遅いタイムでレースペースを作ってしまい、5番手以降が大渋滞に陥り
    一回ピットストップをした選手が上位に顔を出し、二回ピットストップ勢は
    軒並み順位を落とすと言う、セーフティカーや雨がなかったのもあるけれど
    オーバーテイクもまったくない、なんとも酷いレースと言うのが後ろの内容でした。
    期待されたHONDA勢は雨とかの波乱に備えた最初が長く走れる形での
    二回ストップだったけど、ハイドフェルト選手の作った渋滞に引っ掛かり
    長く走れる前半を生かせず、二台ともポイント圏外に終わる結果に・・・
    トヨタはフリー走行からダメダメだったので、二台がきちんと完走しての
    データ取りが出来たのを今後に繋げればテストにはなったのではないかと。
    スーパーアグリはホンダ、トヨタの後ろで予選重要なモナコだったので
    成す術もなく、後ろから二番目、三番目を二台が完走すると言う結果に・・・
    他は、ウイリアムズのアレクサンダー・ブルツ選手が数年ぶりにポイントを獲得!
    これで昔の輝きを取り戻す切っ掛けになってくれればいいですなぁ

    【809】Rd.06 カナダGP
     IR@管理人  - 07/6/11(月) 0:52 -

    引用なし
       今回から2007年のF1も北米ラウンドに突入!
    第一戦はカナダGP

    予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/06/f1_3893.html

    マクラーレンのルイス・ハミルトン選手が念願のポールポジションを獲得!
    フリー走行ではフェルナンド・アロンソ選手に少し遅れを取っていたけど
    きっちり帳尻を合わせてくるのはさすが!新人離れだけどもう慣れました(笑)
    ただ、アロンソ選手が最終アタックで1,2セクターを最速ラップのベストベストで
    繋いで来ていたのに、最終シケインで早めのブレーキングと言うミス!?にて
    最後のタイムが出なかったのが余力なのか?なんとも面白い状況になっています。
    でも、ハミルトン選手の第三セクターのヘアピンの処理や最終シケインの突っ込み
    特に最終シケインの突っ込みはすごい!そこまで削るか!?と思わせる走りには
    見ていて危険を感じると共に、湧き上がるドライバーへの畏敬の念と言うのがあり
    マシンを完璧にコントロールできるからこそのマージン削って攻める走りには
    昔のF1ドライバーがよく言っていた攻める際の度胸と勇気を思い出しますた。
    無謀や狂気と言われる部分に落っこちず、綱渡りの様にギリギリを走るのはすごい!

    そのハミルトン選手は前に誰もいない状態でスタートすると言うのもF1では初めてだし
    ここカナダのモントリオールサーキットの第一コーナーはストレートの後に
    急に狭くて深いコーナーが続くので、頻繁に接触やクラッシュがあるわけで
    最終コーナーのシケインも含め、混乱とセーフティーカーが出易い事でも有名
    果たしてこの二人がどういう形で一周目の戦いを行うのか?が非常に楽しみです。

    それから対抗のフェラーリ勢ですが、ロングホイールベースで苦戦したモナコに続き
    ロングホイールベースがアドバンテージにすらなりそうなここカナダでも
    マクラーレン勢に遅れを取ってしまっているので、ちょっと開発に不安あり!?
    こんな事を言うのは時期尚早だけど、引退したミハエル・シューマッハ選手の
    開発方向を決めていく能力と言うのは、かなりのモノだったんでしょうなぁ
    今年の車はレースペースは速いけれど、ナーバスな挙動で予選を含めて一発の速さを
    出すのが難しいらしく、あまり無理が利かないとか!? これは路面が安定している時は
    強いだろうけど、その状態に持っていくまでや、ピットアウト後とかでの勝負で
    マクラーレン勢に2〜3秒離されたり、追いつかれたりすると、いくらフェラーリが
    レースで速かったり、強いとされるカナダとは言え、主導権を握れない戦いとなり
    その強さを封じ込められてしまいそう・・・なんか早くもチャンピオンシップ争いに
    黄色信号が灯ると共に、ミハエル選手の偉大さを痛感(2005年もあったけど(^^;)
    尚、フェリッペ・マッサ選手は重めで耐える作戦っぽく、キミ・ライコネン選手が
    軽くて攻める方針みたいなので、背水の陣状態のライコネン選手の切れた走りがみたいとこ

    そのフェラーリ勢を破り、予選で3番手を確保したのがBMW!
    チームとのごたごたや契約更新でいろいろありそうなニック・ハイドフェルド選手が
    タイヤを壁に擦り付けながらのマージンゼロ走行で3位を奪うと言う気迫の走り!!
    きちんとしたデータを出せる風洞を8時間の3交代での24時間フル稼働らしく
    ザウバーの頃に資金がなくてアイディアだけを溜め込んでいたエンジニア達が
    BMWの資本に拠って翼を得た、または水を得た魚と言った状態な印象で
    どんどんマシンが速くなっていて、ルノーチームが前戦のモナコでBMWに
    ついに追いついた!とか言っていたけど、今のBMWは開発が停滞気味の
    フェラーリを捉えつつあって、ルノーチームのモナコの喜びは早過ぎ?!
    今回はロバート・クビサ選手が重めでハイドフェルド選手は攻めの軽めっぽい
    セーフティカーの出るタイミング次第では、ちょっとBMWが面白い結果を呼びそう
    (ただ、その結果が今年の変なセーフティカールール改正の切っ掛けにもなったり!?)

    6番手はレッドブルのマーク・ウェーバー選手が獲得!天才デザイナーの
    エイドリアン・ニューイ氏が率いるデザインチームはF1の、空力の秘密を
    知っている様なマシン作りをしますなぁ・・・氏のデザインとルノーのエンジンと言う
    理想的なパッケージではあるけど、それにストリートコースが得意なウェーバー選手
    予選のんびり屋のデビット・クルサードはまあ置いといて、その組み合わせに拠って
    3強のすぐ後ろで下手をすると、混乱やクラッシュに乗じて表彰台を取れるやもしれない
    位置へ、この新しいチームのマシンをもってくると言うのはたいしたモノですのぉ

    7番手はウイリアムズのニコ・ロズベルク選手が獲得!ハミルトン選手とは
    F1の下のカテゴリーであるGP2で戦っていた(しかも有利に!?)経験もあるとか
    最初は親でワールドチャンピオンでもあったケケ・ロズベルグ選手の息子と言う
    ブランドでデビューした印象だったけど、デビュー戦でファステストラップを記録
    そこで逸材だ!と言われるも、信頼性のない昨年のウイリアムズチームと言うのがたたり
    その後はあまり芳しい結果を残せず、いまいちの烙印を押されつつあったのが今年激変!
    常に予選でチームメイトを上回るわ、レース終盤でペースを上げられるわ、ひょっとすると
    物凄いドライバーに化ける可能性を持っている第一候補になりつつある急成長ぶりです。

    9番手はカナダGPが得意なルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手
    チームメイトのヘイキ・コヴァライネン選手は予選でエンジンブローを喫したり
    クラッシュを起こしたり、両方ともマシントラブルが原因みたいだけど今年は流れが悪い
    ルノーの復調傾向も他のチームが開発を止めて待っていてくれているわけではないので
    得意なコースでは2強の後ろまで迫れるけど、それ以外ではまだBMWには追いついてない感じ

    TOYOTAは、ヤルノ・トゥルーリ選手がまたまたまた最終予選に残る奇跡のパフォーマンス!
    ラルフ・シューマッハ選手は流れが来ていない時のまったく乗れていない様な状況で不調気味
    ただ、縁石でサスペンションを壊した関係から、レースの出場が危ぶまれているのが気になる
    ローダウンフォース、ストップアンドゴー、ブレーキにも厳しいサーキットのカナダなので
    もし、サスペンションがダメージを受けると、ブレーキング時に加算される影響も大きく
    決勝には出るみたいだけど、ちょっと、、んー、、心配になってしまいます。

    スーパーアグリは佐藤琢磨選手が最終予選には進出出来なかったけど
    11番手を獲得と、今シーズンはもうポイントは取れないのでは?と思っていたのに
    結構勝負出来るタイムを出していたのが好印象!サバイバルなカナダで生き残って欲しい
    同僚のアンソニー・デビットソン選手は速いのに流れが来ないというか、呼び込めないと言うか
    焦ってしまっていて、昔の琢磨選手を見ているみたいなのがなんとも歯痒い感じです。
    それから、新しく持ち込んだドデカイ風洞の結果と実戦が全然違ったと言うリアウイング
    雨でも降ると、面白い結果を呼び込んでくれる!?と言うのはさすがにないか(^−^;

    HONDAはなんとか復調傾向の流れを維持し、ルーベンス・バリチェロ選手が13番手
    ジェンソン・バトン選手が15番手と、バリチェロ選手が最近はタイムをリードしていて
    マシン改善の主導権もバリチェロ選手が主導しているのかな?と思える状況です。
    ホンダは、マクラーレン・ホンダの時代にも92年の絶不調の時、同じカナダGPで
    優勝していたりと、マシンがまったく違う今のF1に比較するのは無理があるけど
    今回、今年初となるポイントぐらいは取って、後半戦への勢いに繋げて欲しいとこ

    【810】決勝
     IR@管理人  - 07/6/11(月) 19:37 -

    引用なし
       カナダGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/

    レースはクラッシュが多発し、セーフティカーが4回も出たり
    ブラックフラッグの失格を宣告サレルドライバーが二人も出る大荒れ模様
    ただ、新しいセーフティカールールを理解するには3回の復習が出来たのは良かった(笑)

    優勝はマクラーレンのルイス・ハミルトン選手!
    同僚のフェルナンド・アロンソ選手が7位に終わった為
    ドライバーズポイントが48点対40点と8点もハミルトン選手がリード
    平均だと全てのレースを2位で終えているポイントとなるわけで
    アロンソ選手のポイントも悪くないけど、それを上回る脅威のペース
    そのアロンソ選手はスペインGPと同じでスタートから勝負をかけ
    埃で滑り易い部分で車が止まれず、曲がれず、最初からコースアウト
    3位で復帰するも、BMWのニック・ハイドフェルド選手を2位に挟んだ
    3位と言う状況に拠って、ハミルトン選手が一気に楽な展開となる。
    ヘアピンの立ち上がりや最終コーナーのシケインでの勝負までが
    あると思っていたハミルトン選手はリラックスして逃げを打つ展開に!
    その後は度重なるセーフティカーの導入で差がなくなったりしても
    慌てずに悪い路面状態でもすぐにスパートで17秒、16秒とタイムを伸ばし
    後ろに付け入る隙を与えず、実力、展開、運、全てが揃っての完璧な優勝

    ハミルトン選手に関しては、モナコから続く優勝させない事に拠る陰謀説や
    無理やり差別的に見る観点から伝統的なステレオタイプに基づく記事が
    出る事にもなりかねない状況だったけど、それをあっさりと障害物が
    何も無いがごとく完璧なポールトゥウィンでの優勝を果たす清清しい結果!
    モナコのチームオーダーとも取れる部分すらセーフティカールールの
    問題点を先取りしていた事で、モナコでのマクラーレンの戦略が
    間違っていない事の証明にもなったりと、新しいF1の時代の幕開けが
    始まったような歴史に残る一勝になったように感じられました。

    アロンソ選手は最初のピットインとセーフティカーが出るのが重なってしまい
    セーフティカー出動中でピットがクローズになっている際に給油出来ないとの
    ルールにガス欠だった事が合わさり、仕方なく燃料補給でペナルティを受けたり
    レースは後方に落ちた後に猛追をし、ファステストラップを記録しているけれど
    最初の仕掛けから全ての歯車が狂ってしまった感じで、ちょっと流れが悪い印象
    最後もソフトタイヤで前のライコネン選手を追う際に無理をしてしまい
    グレイニングが酷くなり、スーパーアグリの佐藤琢磨選手にかわされると言う
    ハミルトン選手が同じスーパーソフトタイヤでそこそこのタイムを出していたのに
    アロンソ選手はタイヤをボロボロにしてしまい、順位を失うと言った珍しい失態
    終わってみると、全てにミスなくこなしたハミルトン選手とは対照的な7位と言う結果

    ハミルトン選手の情熱と自信と野望に若さが原動力の何者も恐れない勢いが
    チャンピオンの経験を以ってしても防ぎきれないばかりか、耐えて、待って、流れを
    呼び込むと言う忍耐力の部分でも新人がチャンピオンの様な振る舞いをしているし
    それでツキを呼び込んだり、判断力もピカイチとなると、冗談ではなく
    本当の新人のワールドチャンピオンが誕生すると言うのも現実になってきましたなぁ

    対抗となるはずだったフェラーリは、ミハエル・シューマッハ選手が現場に来ると
    調子の悪くなると言う今年の変なジンクスをカナダでも踏襲してしまいまして(苦笑)
    フェリッペ・マッサ選手がピットの赤信号を無視し、同じく信号を無視した
    ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手ともどもレース失格となる厳しい裁定
    キミ・ライコネン選手はマシンに鞭を入れて走るも、いかんせん今のフェラーリは
    マシンが良くなく、まったくマクラーレンに対抗出来ず、限界走りも無理が祟って
    頻繁にコースアウトを繰り返し、順位を失う事も多く、結果は予想外の5位と言う状況・・
    フェラーリがチャンピオンシップ争いに絡んでこないとなると、ライコネン選手が
    フェラーリに移籍した理由も意味を為さなくなってしまったりするし、アロンソ選手は
    ミスをしないハミルトン選手と1位と2位を分け合う形でのチャンピオンシップ争いになり
    ハミルトン選手がワールドチャンピオンを取る為の材料にもなってしまうと言う結果に!?
    今週末のアメリカGPでフェラーリが優勝争い出来ないとなると、もう今シーズンは終・・(ry

    さて、2強以外の結果に目を向けると、2位はBMWのニック・ハイドフェルド選手
    3位がウイリアムズのアレクサンダー・ウルツ選手で4位がルノーのヘイキ・コヴァライネン選手
    6位に佐藤琢磨選手、8位にラルフ・シューマッハ選手で、最後にラルフ選手と
    アロンソ選手を抜いた琢磨選手の見事な走りには、真夜中で船を漕ぎつつあった状況から
    一気に目を覚まさせてくれるぐらいのすごいシーンでありますた!
    今年のポイント獲得はもう無理だと思っていたけど、意外と昨年のHONDAのシャシーの
    ポテンシャルが高く(それでもトップチームと戦うには開発の伸び代がないけれども)
    現状でも中位グループを争える競争力があった事には驚きました。
    別の部分からは、ウルツ選手とラルフ選手、コヴァライネン選手と言った
    シートが危ういとされる選手たちが、きちんと結果を残せたのも良かったかな。

    あと、今回の表彰台の新鮮な顔ぶれや、シャンパンファイトで
    戦った者同士でシャンパンをかけあうシーンがあったのが良かった!
    ここ数年は仲間同士でだけ行い、ライバルとは目も合わせない事や
    社交辞令的な表彰台が増えていたけれどもこれが普通のシーンなんだろうなぁ・・
    ミハエル選手支配の時代をアロンソ選手が壊し、その後を作るのが
    ハミルトン選手となったりすると、GP2直伝の本当のレーシングが
    帰って来るとかになりそうだから、そっちになった楽しいだろうねぇ

    最後に、衝撃的だったBMWのロバート・クビサ選手のクラッシュですが
    かなりのハイスピードでタイヤバリアのないコンクリートウォールに激突!
    マシンが大破し、モノコックがえぐれて足が剥き出しになっていたのには恐怖し
    最悪の状況が起こる覚悟みたいなモノをしましたが、幸いと言うか、奇跡的に
    脳震盪と足の捻挫以外は無傷と言う、恐るべきF1マシンの構造とドライバーの体力
    これにはホッとしたけれど、ジャンプしてコンクリートに突っ込んだ原因となった
    放置されたクラッシュしたマシンのコース脇への配置方法とかをどうにかしないと
    今後、バーニー・エクレストン氏からの移転をちらつかされた改善命令がきそう・・

    ひさしぶりに色々な事が起こり、観戦に疲れつつも楽しいレースでした。

    【811】Rd.07 アメリカGP
     IR@管理人  - 07/6/17(日) 14:19 -

    引用なし
       アメリカGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/06/f1_2d90.html

    まず、前戦のカナダGPで大クラッシュしたロバート・クビサ選手は
    ほぼ無傷で退院したのだけど、間を置かずの二回目の脳への大きな衝撃は
    脳震盪程度でも致死率が50%まで上がるとかでドクターストップがかかり
    レッドブル系のドライバーであり、BMWのテストドライバーでもある
    セバスチャン・ベッテル選手が代役として急遽デビューする事となりました。

    そのベッテル選手が見せてくれました!いきなりフリー走行の3回目で2位に入る活躍!!
    途中まではタイム掲示の一番上にいたのだけど、フェルナンド・アロンソ選手の維持の
    アタックにて、1番上から降ろされてしまったけど、同僚のニック・ハイドフェルド選手をも
    上回るタイムを出したのは、ルイス・ハミルトン選手の時に近い衝撃があるかも!?
    ただ、予選では慎重に行っていたのが印象的・・・・クラッシュなどでもしたら
    ルノーのヘイキ・コヴァライネン選手みたいに良くないイメージが付いちゃうから
    堅実に行って確実に結果を残すみたいな感じを狙っているのかな?とかとかの7番手

    コヴァライネン選手は、ルノーの代表であるフラビオ・ブリアトーレ氏が
    同選手が持っている輝ける才能の原石がハミルトン選手やロズベルグ選手と比べ
    小さい事(まだわからないのにね)自分が育てる三人目のチャンピオンとしては
    相応しくないとでも考えたのか? テストドライバーのネルソン・ピケJr選手を
    レギュラーに起用したい模様で、当初予定していたジャンカルロ・フィジケラ選手放出は
    フィジケラ選手が旬は過ぎているけど、今年の献身的な仕事やマシン開発を行う上で
    重要と判り、チームの建て直しの際に方向性を誤る事を避ける意味もあって残留の模様
    なので、コヴァライネン選手がウイリアムズのアレクサンダー・ウルツ選手のシートを
    弾く形でウイリアムズへ移籍、空いた場所にピケJr選手が座る可能性とかを探っているとか
    ウイリアムズのテストドライバーの中島一貴選手も期待していたよりもGP2の成績が振るわず
    今年や来年にはウルツ選手の後釜に座る可能性も少なくなってしまった等も関係ありそう
    コヴァライネン選手は今回はうまく走り、予選6番手と好調でようやく流れに乗って来たのに
    ルノーの代表は相変わらず厳しいと言うか、待ってくれないのでドライバーは辛いですな・・

    ポールポジションは前戦で完璧なポールトゥウィンを果たしたルイス・ハミルトン選手
    フェルナンド・アロンソ選手が2番手とマクラーレンは相変わらず強さを見せています。
    追う立場になったフェラーリ勢はミハエル・シューマッハ選手が現地入りしていないので
    仕事がスムーズに進んだみたいで!? カナダGPと違ってマクラーレン勢と勝負が出来そう!
    燃料搭載ではハミルトン選手がやや軽め?でアロンソ選手とフェラーリ勢は同じぐらいっぽい
    5位のBMWのニック・ハイドフェルド選手が良い位置で燃料搭載も結構ありそうなので
    タイヤ的にもコース的にもBMWがいつもよりマクラーレンに挑戦出来そうなのも楽しみです。

    復調気味だったHONDAはやや苦戦となり、ジェンソン・バトン選手が13番手
    ルーベンス・バリチェロ選手が15番手とタイム差は少ないけど、次の新しいマシン頼みの様相
    TOYOTAがクビサ選手の事故の要因!?になったヤルノ・トゥルーリ選手がそれに気落ちせず
    Q3予選にいつもの様に進出し、プロの仕事を見せたのはさすがというべきでしょうなぁ
    不調だったラルフ・シューマッハ選手も前戦でのポイントゲットで調子がやや上向きみたく
    上位勢がいつもよりも層が厚いけど、エンジンの全快区間も長く、気温が熱かったりすれば
    エンジンブローも起こるだろうから、信頼性に問題がなければ久々のポイントゲットの予感

    前戦で大活躍の佐藤琢磨選手は惜しくも最初の予選を突破出来ずに18番手に沈む
    タイムが1/100秒単位の差だったので、遅かった第一セクターのミスが痛かった模様
    ただ、コースの全長が短いと言えども、この差が少ない予選というのもF1では珍しいですね
    同僚のアンソニー・デビットソン選手はうまく予選を通過し、予選で16番手を取ったので
    レースでのスタートやペースのコントロールを早くマスターし、結果に繋げて欲しいとこですな
    琢磨選手はマシンの出来自体が第二セクターや第三セクターがフリー走行よりも改善し
    なかなかのタイムを出せていたので、18番手だけど、展開に拠っては期待出来るかも!?

    【812】決勝
     IR@管理人  - 07/6/19(火) 19:31 -

    引用なし
       アメリカGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/06/gp_0291.html

    ルイス・ハミルトン選手とフェルナンド・アロンソ選手のマクラーレン勢に
    フェラーリがどこまで対抗出来るのか?はたまたBMWにもやられてしまうのか?が
    焦点となっていましたが、結果はモナコ程ではないけどマクラーレンの圧勝!
    良かったところは、チーム間のバトルを禁止していないところでこの二台が争う
    しかし、ここでもハミルトン選手がベテランの様な狡猾さを見せるところがすごい!
    スタートでアロンソ選手に背後でスリップに付かれ、アウトから抜かれそうになるも
    不利なインインのラインを一瞬右に振ってアロンソ選手に躊躇と注意を起こさせて
    インインのラインをやや右寄りに変えると同時に、アロンソ選手の外からの被せを牽制
    その後も見事に一周目を抑え切り、スリップに入らせずにそのまま進んで行く展開

    第二スティントでタイヤが機能し難くなった時にアロンソ選手に攻められるも見事に耐え抜くし
    古くは1988年のマクラーレンやミハエル・シューマッハ選手のフェラーリでの2002年や2004年が
    そうだった様に、良いマシンに乗った時の勢いはドライバーを無敵な存在に変えてしまうぐらいすごいですなぁ
    あまりのハミルトン選手の凄さに高揚し過ぎたイギリスのマスコミが度を失った様な記事を連発
    主にアロンソ選手を挑発する様な記事も多く、それをスペインのマスコミが喧嘩を買うが如く反応
    中にはミハエル選手にハミルトン選手が怖くて引退したんだろう?なんてを聞きたい事を
    抑えられないなんてのがあったり、普段はシニカルな記事が多い彼の国とは思えない興奮ぶり
    フェラーリが開発の方向をスペインGP以降で間違えたとかの話もあり、今回は差が少ない
    3位4位とは言え、チャンピオンシップの争いに参加出来なくなりつつあるので、この二人が
    チャンピオンシップ争いの主役となると、中盤から終盤には回りを巻き込んだ神経戦や
    マスコミを使った政治的な戦いや疑心暗鬼も含め、目も合わせない関係になったりして!?
    (故アイルトン・セナ選手とアラン・プロスト選手の争いは初年度がセナ選手が勝ち)
    (翌年の1989年はプロスト選手がチャンピオンになったので、そんな流れが濃厚?)

    レースペースは悪くなかったけど、いまいち存在感を示せなかったフェラーリ勢が3位4位
    フェリッペ・マッサ選手とキミ・ライコネン選手が最後までチーム間で激しいバトルを
    やっていたのが良かった。マクラーレン勢もそうだけど、チーム間バトルが復活したのも
    ミハエル選手時代のチーム感では争わない流れを一掃するいい傾向ではありますねぇ
    (2000年以降のウイリアムズBMWはチームメイト同士で度々バトルをやっていたけども)
    5位はルノーのヘイキ・コヴァライネン選手が獲得!ジャンカルロ・フィジケラ選手は
    不運な状況があったにせよ、シートが安泰となる情報が流れた途端に運と切れと輝きが
    ちょっとなくなってしまうのが毎度の状況で微笑ましいのがなんともですのぉ(こらこら)
    ピケJr選手と入れ替えでコヴァライネン選手がレンタル移籍に出される話も止まりそうで
    次はルノーの地元のフランスだし、ルノーの来年の事を考えると次はこのチームも注目の予感

    トヨタはラルフ・シューマッハ選手が琢磨選手同様に今回はついてないレースで早めのリタイア
    ヤルノ・トゥルーリ選手は6位と今回もきちっと成績を残す安定具合(今年のマシンと相性が良い?)
    ラルフ選手に代わり、フランスGPにはテストドライバーのフランク・モンタニー選手が出るかと
    思っていたけど、ラルフ選手はカナダGPの結果でなんとか母国のドイツGPまでは首が繋がりそう
    シューマッハと言う名前がF1のレギュラードライバーから消えない為にも頑張って欲しいけど
    噂されていたBMWのシートも今回のセバスチャン・ベッテル選手がデビュー戦で8位に入ったり
    ニック・ハイドフェルド選手(今回はマシントラブルでリタイア)が調子が良かったりと
    行き場を失いつつあるわけで、兄のミハエル選手がカスタマーシャシーが可能となる2008年以降
    F1のチームを立ち上げたとしても、仲があまり良くないとされているのでそこでの復帰も難しく
    まさにここ数戦が正念場で、なんかジャック・ヴィルヌーブ先生の様な(年俸も含め)晩年だなぁ

    スーパーアグリの佐藤琢磨選手はストレートの遅いマシンでもがんばって順位を上げていたけど
    途中でリアがコースサイドにはみ出てスピンしてサンドトラップで今シーズン初のミスリタイヤ
    それからイエローフラッグが出されている時に抜いたとかのペナルティが持ち越しとなって
    次のフランスGPでは予選10グリッド降格もおまけに付いてしまった散々なレース・・・・
    予選から流れが良くなかったけど、ポイント獲得のスペインGPの後のモナコがダメダメで
    次のカナダGPでポイントと来ているので、ここがダメでも次のフランスGPにはなんか期待(笑)
    同僚のアンソニー・デビットソン選手は終盤に14秒台を連発するなかなかのペースで
    HONDAのジェンソン・バトン選手を抜いたりも合わせ、良いレースで自己タイの11位完走

    その他ではレッドブルのマーク・ウェーバー選手が今期初ポイントの7位をゲット!
    速さに定評があるもいつも移籍するチームが下降線を辿っているチームとなって
    なかなかその才能を開かせられず、自身の遠慮をしない物言いが重なってしまい
    チームメイトやチームとのいざこざを起こしてきた選手だけど、ようやく上昇中の
    チームを得られ、信頼性に泣かされ続けてきたけどなんとかポイントゲットはお見事
    来年も同僚のデビット・クルサード選手ともどもチームに残留出来そうなので注目かも
    (レッドブルのセカンドチームのトロロッソのヴィタントニオ・リウッツイ選手や)
    (スコット・スピード選手に輝き(やるきも?)が消えてしまっているのも影響あり)

    ウイリアムズは近頃は頻繁に速さと安定性を見せているニコ・ロズベルグ選手が6位走行中に
    マシントラブルでリタイアと、最近は予選でも決勝でもマシンが壊れないと必ず上位に居て
    ウイリアムズが常勝チームに復活するのに必須のドライバーと言う感じがしてきています。


    正直、今回のアメリカGPは前回のカナダGPが凄過ぎと反動もあるけど
    それを差し引いてもアロンソ選手とハミルトン選手の1周目の争いとか
    ピットストップ前後の争い以外は特に見るべきところも少なく
    夜中に起きて最後まで見つづけるのには厳しいモノがありましたな・・・
    アメリカGPの開催を巡ってF1の主催者とアメリカのインディアナポリス所有者で
    争いが起きているけど、こうしたレース後には強気のアメリカ側が押し気味に映るなぁ
    この争いが過熱し、アメリカのマスコミが開催地をちらつかせてF1開催での収益の分配の
    不均等を要求したり、F1開催での利益誘導型公共事業を露骨に暴いて皮肉を言ったりしたら
    面白いのなぁ・・・等と、基本的に波乱がないと今年はレースが面白くないから
    場外乱闘系な争いを期待してしまう不届きなファンなのでした(^−^;

    【813】Rd.08 フランスGP
     IR@管理人  - 07/7/1(日) 12:53 -

    引用なし
       フランスGP予選

    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/06/f1_a540.html


    初日から気温が低い状態と言う事もあってか!?フェラーリが復調気味
    内部では政治抗争が起こり、HONDAに移籍すると言われているイギリス人の
    ナイジェル・ステップニー氏がチームに対する妨害工作でフェラーリ側が
    訴えるとか車の燃料に白い粉を入れたとか(はだしのゲンみたいですな(笑)
    わけのわからない状況となりつつあり、更には風洞で事故が起きてマシンが
    飛散し、風洞の修理に相当の日数が掛かる状況になったりとかの大混乱模様
    一年休暇中のロス・ブラウン氏が来年、フェラーリのチーム代表として
    復帰するとか言われているのが好材料だけど、今シーズンのフェラーリが
    期待されていた速さを示せず、マクラーレンに遅れを取っていることとか
    キミ・ライコネン選手が速さを出し切れないとかが色々とあるなか
    社長のルカ・ディ・モンテゼモーロ氏とライコネン選手側に立つ側と
    ジャン・トッド氏、ロス・ブラウン氏、ミハエル・シューマッハ選手側で
    政治抗争が起こり、昨年は前者の側が勝利してミハエル選手が引退へと
    進んだといわれる状況があったらしいけど、今期の停滞でその流れが
    再び変わろうとでもしているのかな?今回が調子良いだけに微妙な展開

    フランスGPの話に戻ると、フェラーリをマクラーレンが追う展開になると
    思いきや、天才デザイナーのエイドリアン・ニューイ氏がデザインしたマシンに
    フェラーリエンジンのトロロッソ、同マシンのルノーエンジンのレッドブルが
    フリー走行の初日に2強の間に入る意外な展開!これにはかなり驚きました。
    およそ20年前のフランスGPでエイドリアン・ニューイ氏がつくったレイトンハウスが
    マクラーレンを抑えてトップを快走していたのがあったけど、今の時代に置いても
    コースとの相性によっては、意外な順位まで来てしまうところがすごいですのぉ
    天才の存在を再確認してしまうと言うか、図面に線を引く時代からコンピュータで
    デザインを行う時代に変わっても、空力の秘密を知っている存在と言うのがあるのか・・

    ただ、情報の分析を行い、最適化を図ってくる二日目以降の状況ではそれも厳しく
    いつもの様にマクラーレンとフェラーリが並び、その後にBMW、ルノーが続いて
    ウイリアムズのニコ・ロズベルク選手とトヨタのヤルノ・トゥルーリ選手がその後
    異なるのは、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ選手がエンジントラブルで
    (気温が高いわけでもないのに珍しいね)予選10番手となるちょっと予想外の展開
    フリー走行からこのトラブルで走れなかったので、決勝でも不安が残るなぁ
    決勝の結果次第では、アロンソ選手の母国スペインとルイス・ハミルトン選手の
    イギリスのマスコミで、陰謀論やおまえは何を言っているんだ?の論争が起きそうですな
    アロンソ選手がリタイヤしてハミルトン選手が優勝する様な事になると外野の争いも白熱!?
    なので、10ポイント差を付けられているアロンソ選手もだろうけど、期待はフェラーリですな
    今回のマニクールサーキットの最初の高速コーナーを抜けた後のロングストレートと
    その後の超低速のヘアピンがある構成で行くと、イン側を抑えてブロックしたとしても
    アウトから回った相手が加速のタイミングが遅れ、区間が少なくなるイン側を抑えた相手よりも
    立ち上がり加速で勝負出来るし、加速の時にイン側が一歩タイミングを遅らせて相手の
    ラインと加速の勢いを抑えるとかをハミルトン選手なんては平気で何回もやりそうだけど
    ストレートスピード的にマクラーレン勢よりもフェラーリ勢が優れている事は
    今シーズン何度もデータ的にも決勝での走り的にも証明されているから面白くなりそう!

    決勝は雨になるとかの予想もあるので、1998年だか1999年の様な雨の白熱したレースを
    再現するかの様な盛り上がりと、雨でのハミルトン選手とアロンソ選手の比較とか
    カナダ、アメリカと実質的にマクラーレン2台の争いだったのがフェラーリを加えた
    4台の争いとなりそうなので(地元のルノーもがんばっているけど)前2戦よりも期待大!
    期待の新人と言われながらもマシンがいまいちのルノーでがんばり過ぎてしまい
    ミス連発でたいしたことがないとかのレッテルが貼られてしまった悲劇の新人!?
    ヘイキ・コヴァライネン選手もジャンカルロ・フィジケラ選手とほとんど同じ位置
    ルノー勢もきっちりとした開発とタイヤの使い方をマスターしつつある印象
    BMW勢は雨にらみ?のニック・ハイドフェルド選手は重めで大逆転狙い!?みたいで
    ロバート・クビサ選手が昨年見せた速さを取り戻すような4位獲得とこちらも好調模様
    この様に、マクラーレン、フェラーリ、BMW、ルノーの計8台が好調となってくると
    他のチームが8位までしかないポイントを取るのは至難の業と言わざるを得ませんなぁ

    ポイントが欲しいHONDAは、ニューマシン!?のデータを取る段階だろうからまだ未知数
    でも、悪くはない印象はありますな・・特別良くもないのでアレなんだけど(^o^;
    なんとか改良を行い、今年の日本GPまでには戦えるマシンにはして欲しいなぁ
    前戦の行為で予選10グリッド降格で最後尾の佐藤琢磨選手はフリー走行二回目から
    完全にレースペース優先で車を仕上げる方法で行くみたいで、こちらも雨を期待の模様
    トヨタは崖っぷちのラルフ・シューマッハ選手が優勝したこともあるここマニクールで
    ようやくヤルノ・トゥルーリ選手から大きく離されていた予選順位に改善が見られた。
    ただ、予選順位は毎回Q3に残るから良いとして、レースでの速さが予選程でもないのが
    気になると言うか、今年は上位の壁が厚い事は置いといたとしても、あと一歩が無い印象

    他で目立ったところでは、ハミルトン選手の発言が変わってきたところ
    もともと自信に満ちた発言が多かったけど、チャンピオンシップ争いでトップとなり
    リーダーとしての自覚、チーム内外への存在感の誇示と政治的発言権の確保に拠り
    レース数が少なくなるに連れ、追う方が仕掛ける精神的な勝負となるサーキット外での
    戦いに今後に備え、抜かりなく機先の制する形なんだろうけど、少し早い気もしますのぉ
    唯一無二の存在である同選手に舞い上がり我を忘れんばかりのイギリスのマスコミが
    質問の答えと言う形を以って言わせているのかも知れないけど、ちょっとアレですな
    ここは例えば、アメリカを自国の選手が居ないとそのスポーツにまったく関心も持たない
    ・・とか冷笑したりのある程度達観した文化としてのモータースポーツに匹敵する
    見識と態度を備えた存在かと思いきや、意外とそうではなかったと言うのがなんとも
    ナイジェル・マンセル選手が全盛期の頃もこんな感じだったのかもしれませんが
    イギリス人のチャンピオンが最後に出てから十数年、突然現れた天才の出現に拠り
    血が騒ぎ出したとでも言うのか、自分達を再発見したとでも言うか、もっとも
    その前の期待がジェンソン・バトン選手だったから、真面目なハミルトン選手の方が
    老若男女を惹きつけるのは解るけど、度を越した、過去の評価すらを覆させる程の
    はしゃぎっぷりを見るに付け、な〜んだとでも言うか、失笑を禁じえませんのぉ


    おまけ
    イギリスのマスコミは、なぜか同国人のデイモン・ヒル選手には冷たかったらすぃ(^^;

    【814】決勝
     IR@管理人  - 07/7/1(日) 23:21 -

    引用なし
       フランスGP決勝

    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/07/f1_7f9e.html

    ひさしぶりのフェラーリのワンツーフィニッシュ!
    ポールポジションからスタートしたフェリッペ・マッサ選手は2位
    勝ったキミ・ライコネン選手はスタートが全てと言う感じの復活の勝利!
    予選で10番手となったフェルナンド・アロンソ選手は激しく追い上げるも
    (アロンソ選手はエンジンではなく、ギアボックスのトラブルとのこと)
    7位と3位に入ったルイス・ハミルトン選手に6対2で今回も4ポイント離される。

    優勝したライコネン選手は二回目のピットストップの後に
    速いペースを連発することで逆転すると言うコース外での順位変動
    これは最初にペース(入力)を上げてしまうとその後で大きく性能が落ち
    カナダでアロンソ選手が琢磨選手に抜かれた様なタイヤの状況へと
    変わってしまうので、マッサ選手が慎重に発熱をコントロールしつつ
    ペースも上げないと行けないと言うジレンマの中、うまい状況でもあった。
    最初のピットインでもマッサ選手が入った後、数周走れたのにも関わらず!?
    ライコネン選手が1周しか余分に走らず、その余分を相手がソフトとなる
    二回目のピットストップの前に使ったのだとしたら策士ですのぉ

    アロンソ選手は前半でがんばり、ピットストップ後もルノーのフィジケラ選手や
    ハイドフェルド選手を抜いたりとするも、2回目のピットストップにて
    ハードタイヤ&燃料を大量に積む作戦を選ぶも、本来は路面状況が悪く
    ソフトタイヤでの落ち込みが大きくなる他チームの最後のスティントで
    抜くつもりだったのが、再舗装されたマニクールの路面が予想外に良く
    ソフトタイヤでの落ち込みがないばかりか、ハードタイヤと同等以上の
    タイムを各チームが出してしまった事もあり、この作戦は見事に破綻
    がんばり過ぎて空回りを繰り返すチャンピオンを傍目に淡々とこなす
    ハミルトン選手と言う構図は、ちょっと新人の側に熱さに欠けるかな?
    ただ、基本は期待の雨も降らず、盛り上がりに欠ける消化不良の様なレース

    ハミルトン選手は3回のピットストップの攻める方法(雨を期待?)で行くも
    フェラーリの速さやスタートでマッサ選手に頭を押さえられている間に
    3位のライコネン選手の奪取で2位を奪われ、軽い状況でのスタートを行かせず
    事前に雨が降ったのとレコードライン外の場所も響いたのかな・・・
    しかし、ピットストップ後のペースが今回は3回のピットストップに拠り
    積む燃料の少なさがある程度あったけど、相変わらず速いのがすごい!

    ピットストップ後のアウトラップペース
    1
    H 43.5+29.8+25.2-1.38.720 Hard
    A 44.0+29.3+24.9-1.38.489 Hard

    M 44.5+29.7+25.8-1.40.060 Hard
    R 44.1+29.8+25.1-1.39.124 Hard

    2
    H 42.6+29.9+24.8-1.37.453 Hard クビサ選手との争いあり
    A 46.6+30.2+25.2-1.42.161 Hard

    M 45.0+29.7+25.0-1.39.910 Soft
    R 44.0+29.7+25.3-1.39.173 Soft

    3
    H 42.1+29.4+25.2-1.36.865 Soft


    大クラッシュの後の復帰初戦でロバート・クビサ選手が4位と奮闘!
    ニック・ハイドフェルド選手も5位とBMWは安定した位置を中盤戦でも確保
    ただ、なかなか上位のフェラーリやマクラーレンに挑戦出来ない状況が多く
    同じ作戦で勝負ではなく、外的な状況に拠って前に出ようとするのが歯痒い
    真っ向勝負を仕掛け、展開やタイヤの使い方の有無での勝負がみたいとこ

    期待のHONDAのジェンソン・バトン選手はなかなかのレースペースを見せ
    予選の速さはないけど、ほぼ新型車と言われる改良車の決勝ペースは良さそう
    一発の速さに繋がらないのや気温に助けられたのがフェラーリっぽいけど
    熱い気温でも今回の様な状況を作れれば、マシンも本物でしょうなぁ
    +
    バトン選手が8位に入り、今シーズンの初ポイントもゲット!

    TOYOTAはヤルノ・トゥルーリ選手がオープニングラップにて
    ルノーのヘイキ・コヴァライネン選手?と絡んでマシンを破損
    そのままリタイアとなり、予選はいつもいいのに決勝でこういうことに
    頻繁に遭遇してしまうのが辛いところですのぉ・・・崖っぷちである
    ラルフ・シューマッハ選手は決勝でもなかなかのペースを維持しての10位
    車もラルフ選手向けにも改善されつつあるみたいなので、大事でもない限り
    シーズン終了までシートは安泰となりそうな開発やチームの状況みたいです。

    マシンの進歩が著しいルノーは、ジャンカルロ・フィジケラ選手が
    アロンソ選手を抑え6位を獲得し、コヴァライネン選手はトゥルーリ選手と
    オープニングラップで接触し、折角の良い流れを止めてしまい兼ねない展開に
    今の様にマシンはチーム間の差が小さいので、トラブルを起こしてしまうと
    レースに復帰出来ても順位を一気に後ろに落とされちゃいますな・・・

    スーパーアグリは、最後尾スタートの佐藤琢磨選手がオープニングの混乱を抜け
    一周目で16位、その後15位まで順位を上げるも、ピットで問題があって一気に後ろへ
    アンソニー・デビットソン選手はオープニングでリウッツィ選手と絡んでリタイヤ
    スーパーアグリの今回は、他のチームと比べてレースペースもかなり悪かったし
    いまいちもいまいち、琢磨選手の予選ペナルティが次にない事ぐらいがマシな事
    少し前にあった琢磨選手の移籍話の噂は、TOYOTAのドライバー枠の問題もあったけど
    大型スポンサーをなかなか獲得出来ないスーパーアグリの資金不足から来る将来への
    不透明さが関係している状況もあるみたいで、琢磨選手側からの圧力なのかな?とかとか
    ファンとしては、スーパーアグリにスポンサーがなんとか付いてくれないものかな・・と
    思うわけで、以前アサヒ飲料がBAR HONDA時代にスポンサーに付いてからは
    F1スポンサー買いをする自分としては、スポーツ系ドリングをサントリーDAKARAから
    アサヒ飲料のH2O(今はSuperH2O)に変えたりと、自分だけではなく
    F1ファンの多くは、このあたりの事を感謝やお礼と言った儀礼的な形式ではなく
    行動に拠っての現実的な実行で示すので、悪くはないと思うのですけどねぇ
    イメージでもレッドブルみたいに世界に打って出る商品とかだと効果もありそうだし

    あと、TOYOTAの移籍と言うのも、現実的と将来的を考えれば可とされるのだろうけど
    こと、モータースポーツに置いては、このメーカーは不興と軽蔑と警戒ばかりを
    買っているので、その行為が両者を傷つける事になり兼ねないとも思ったりも・・
    しかし、皮肉を交えつつ言えば、モータースポーツに置いての彼らの行動を見ると
    ファンからの尊敬や愛情を必要としないのかな?とも思えてしまう行為も少なくなく
    琢磨選手側からの現実的な展望や現在のスーパーアグリと繋がるHONDA側からの
    支援の縮小や停止、2008年のカスタマーシャシー問題の行く末を見ると
    1994年の大活躍の後、義理を重んじてベネトンの誘いを断り、ティレルに残留した
    片山右京氏の前例も踏まえ、不興を買っても現実的な路線を行く可能性もあるのかなぁ

    トロ・ロッソはヴィタントニオ・リィウッツィ選手もスコート・スピード選手もいまいち
    チームボス(ゲルハルト・ベルガー氏)との間もよろしくなく、やる気も減少中!?
    来期、アメリカGPの今後も不透明だし、スピード選手がアメリカ人を興奮させる様な
    ドライバーではない事(ダニカ・パトリック選手やイケイケのドライバーではないと)
    それらを踏まえると、このアメリカ人ドライバーをチームが維持する理由が少なく
    アメリカのチャンプカーシリーズで3年連続でチャンピオンを取ったフランス人の
    セバスチャン・ブルデー選手とセバスチャン・ベッテル選手(こっちはドイツ人)が
    来年のドライバーになる可能性も高く、型破りな大型新人と期待されたリウッツィ選手も
    腐ってしまったと言うのか、レッドブルを出たクリスチャン・クリエン選手もそうだけど
    このチームはドライバー育成プログラムで育てた若手をきちんと使えていませんのぉ
    (ジュニアドライバーと大量に契約をし、育成している他のチームも似たり寄ったりだが)

    【815】Rd.09 イギリスGP
     IR@管理人  - 07/7/8(日) 0:52 -

    引用なし
       イギリスGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/07/post_d08f.html

    フェラーリのナイジェル・ステップニー氏とマクラーレンの
    マイク・コフラン氏と言う両一流エンジニアが絡むスパイ疑惑や
    破壊工作疑惑に揺れたフランスGP後でしたが、その二人のエンジニアが
    今シーズン不調のHONDAに移籍する為の話合いをもっていたと話が広がり
    HONDA側までコメントを出すと言うすごい流れとなっている状況でしたが
    結局、HONDA側とは契約と至らず、ウイリアムズからロイック・ビゴワ氏を
    獲得となり、今シーズンの絶不調と、ん〜な感じの微妙なマシンデザインに加え
    悲劇が襲うところを免れたのは良かったのですが、マクラーレンチームの士気や
    ルイス・ハミルトン選手のチャンピオンシップ獲得に大きな障害が出そうな印象
    このイギリスGPでハミルトン選手が勝ち、その流れを断ち切れるか?も注目です。


    今年のイギリスGPは、フリー走行から寒い状態が続き、順位に大きな変動が!?
    今回よりも寒い状態の冬のテストで好タイムを出していたフェラーリ勢が
    この気候にも助けられる形!?で復調傾向! マクラーレン勢は熱い時でも
    寒い時でもきっちり速さを見せるけど、寒い場合はフェラーリがやや有利っぽい
    しかし、予選でポールポジションを獲得したのは地元グランプリでもある
    ハミルトン選手で、上位3人がアタックし終わった最後の状況での逆転PP!
    どんな状況でもハミルトン選手ならなんとかしてくれる!と思わせる凄さを見ました。
    レースでもこういう逆転劇を実現するとなると、完璧なドライバーになりますな
    もちろん、自己演出としてのそれを可能にする布石もあり!?、燃料の搭載量が
    予選Q2の時と比べると、3人のドライバーと比べると少なめかな?と思われるし
    アロンソ選手と事前に約束した!?スペインGPとイギリスGPではそれぞれが
    主役を務めると言う行動もあるわけだけど、予定を完璧にこなす時点で異次元
    チームのメンバーもマクラレーンチームに新しいモチベーションを運んで来た
    チャンピオンのアロンソ選手が現状がアレな事もあり、色々と不満を述べるのに対し
    ハミルトン選手は、生涯マクラーレンに居たいとかのチームで働く人間の機微を
    掴む様な発言となると、カリスマを帯びつつあるハミルトン選手の側にチームが
    全ての機材を平等に揃えつつも、やる気とかの人的な見えざるエネルギーを
    ハミルトン選手側に注ぎ込む様な形となる可能性もあるのかなぁ・・とかとか
    まあ、完全に新人チャンピオンを獲得するシナリオが進行しているとも言えますのぉ

    1984年だか85年に、次世代を担うであろう4人のドライバーが
    一緒に写真を撮ったシーンがあったけど、今の4人がそれに近い印象を受けます。

    ルイス・ハミルトン - アイルトン・セナ
    フェリッペ・マッサ - ネルソン・ピケ
    フェルナンド・アロンソ - アラン・プロスト
    ナイジェル・マンセル - キミ・ライコネン

    予選の話に戻すと、2位は前戦優勝したフェラーリのキミ・ライコネン選手
    3番手にマクラーレンのフェルナンド・アロンソ選手、4番手にフェラーリの
    フェリッペ・マッサ選手と、2強の4人のドライバーがここイギリスでも
    0.3秒以内の差で激しく競う展開で、決勝のスタートが早くも楽しみ!
    5位は衝撃的なカナダGPでの事故以来、恐れを知らなくなった!?のか
    今年の前半戦は完全に同僚のニック・ハイドフェルド選手に遅れを取っていた
    ロバート・クビサ選手が入り、事故の後に速くなると言う信じられない展開(笑)
    6位は、クビやら減俸やらが囁かれているTOYOTAのラルフ・シューマッハ選手が獲得!
    TOYOTAも冬のテストの初期段階で速さを見せていたのがここでは好調を見せています。
    ただ逆に、ヤルノ・トゥルーリ選手(10位)の流れがいまいちなのがちょっと気掛かり
    ヤルノ選手とラルフ選手ではマシンの好む方向性が正反対なのかな?とかとか
    7位と8位はルノー勢が獲得!ルノーのマシンが悪い前半戦で散々な評価となった
    ヘイキ・コヴァライネン選手が今回もジャンカルロ・フィジケラ選手を上回り
    レースでの確実性はまだないけど、速さの評価を上げつつ(取り戻しつつ?)ある。

    11番手と12番手はレッドブル勢が占め、レッドブル系のトロロッソも進化しつつあり
    スーパーアグリはもとより、HONDAもこの二つのチームに置いてかれない危険な状況
    その新車のHONDAは、フリー走行で背中を痛めたジェンソン・バトン選手に変わり
    フリー走行をテストドライバーのクリスチャン・クリエン選手が久々に担当する。
    予選ではバトン選手が出てくるも、マシンの走行不足とデータ不足が重なり!?
    いまいちの18番手と言う結果となり、ルーベンス・バリチェロ選手が14位
    スーパーアグリは地元のアンソニー・デビットソン選手が気を吐く形で
    いまいち調子の上がらない佐藤琢磨選手を終始リードする展開となっていました。

    TOYTOAは期待出来る位置だけど、HONDAとスーパーアグリはいまいち・・
    2強の直接対決が面白そうなのでそこをメインにTOYOTAの入賞を期待しつつの観戦予定

    【816】決勝
     IR@管理人  - 07/7/8(日) 23:06 -

    引用なし
       イギリスGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/07/f1_62af.html

    フェラーリ勢、特にキミ・ライコネン選手が異様に速く
    完全にレースを制する形でフランスGPに続く2連勝!
    走りも同僚のフェリッペ・マッサ選手を常に上回っていたし
    以前の輝きを取り戻した印象ですなぁ・・やる気も出てきそう(笑)
    ブリヂストンのタイヤに慣れて来たとCSで川井ちゃんが言っていたけど
    ブリヂストンタイヤを使い、今のF1よりもグリップの無いタイヤを
    GP2で使って来たハミルトン選手がフェルナンド・アロンソ選手よりも
    優位に立っているのも今のF1で一番重要なファクターになっている
    タイヤだとしたら、ライコネン選手に続いて、アロンソ選手も
    ハミルトン選手に反撃する流れと言うのも出てくるのかな?と
    これもCSの放送で言っていたけど、そうなって来ると面白いですなぁ
    次のモナコに似ている低速で抜けない構造であるハンガリーGPでも
    フェラーリがレースを支配する様な事になれば、守りに入る!?
    ハミルトン選手とリスクを覚悟で攻めて来るであろうアロンソ選手
    圧倒的な強さのフェラーリ勢と、数字的な意味で計算が楽しくなりそう

    他は優勝のライコネン選手、2位のアロンソ選手、3位のハミルトン選手の表彰台
    期待のハミルトン選手はあまり精彩が無く、金曜日からのマシンの出来が響いた印象
    予選で見せたポールポジションの走りみたいなのを決勝で見せる事が出来ず
    脅威の新人らしからぬ、凡庸な新人らしい走りだったのが残念でした。
    それでも9戦連続の表彰台でチャンピオンシップのリーダーはしっかり堅守

    4位はBMWのロバート・クビサ選手、5位はこのレースでがんばっていた
    ピットストップからスタートしたフェラーリのフェリッペ・マッサ選手
    マッサ選手は最初から回りの遅い車と比べ、3〜4秒台速かった事もあり
    どんどんと抜いて行き、最終的には4位のクビサ選手を追いまわす位置まで来る
    残念ながらクビサ選手は抜けなかったけど、4位の5ポイントと比べても
    1ポイントしか変わらない5位の4ポイントでリスクを侵さない様にも見えた。

    完全に4位維持のBMW勢では、来年の契約が決まったのかな?それ自体は個人的にも
    この不遇な(ライコネン選手が来たマクラーレン・メルセデスから捨てられ)
    (落ち目のプロストチーム、ジョーダンチームを経てキャリアが終わるかと)
    (思われたところをウイリアムズチームに拾われ、その才能を再び開花させ)
    (伸び盛りのBMWザウバーに移籍すると言った紆余曲折した流れを体験した人)
    ドライバー応援していたので良かったのだけれども、シーズン序盤の勢いがなく
    同僚のロバート・クビサ選手に比べてちょっと遅れ始めている!?のが気になる
    ニック・ハイドフェルド選手がちょっと心配なとこですのぉ
    契約が決まったり、期待されて長期契約をするとスポーツ選手は
    次の年はことごとくダメダメになってしまうのがなんとも・・・・
    野球ではアメリカの大リーグや海外のプロのサッカーリーグの選手達
    あと、国内プロ野球ソフトバンクの松中とか松中とか松中とかの様にね
    まあ、命が掛かっているスポーツで常にリスクを取れとも言えないけど
    なんの為の高給なんだかを考えて欲しいわけでもあって・・・・・

    話を戻すと、7位8位は最近は速さと安定感が増してきたルノー勢が獲得!
    さすがに前年のチャンピオンシップを獲得したチームですなぁ
    マシンがもっと良くなると、ルノーのボスがトップチームと比べて
    印象的な走りと言う意味からのドライバーの顔の見えない状況を
    また言ったりしそうで、その都度、上がったり、下がったりが来たりして!?

    予選ボロボロだったHONDA勢は重めの耐えるワンストップ作戦を展開
    上位に居たTOYOTA勢がレースペースが上がらず、最後にリタイアした事で
    粘っての9位10位と獲得し、良かったのか悪かったのか微妙な順位ですな
    HONDAらしからぬ攻められない展開がそういう感想に繋がるのだろうけど
    次に繋がるのであればいいけど、既に来年に期待と言うのが正直な気持ち
    予選が良く、期待していたTOYOTAは二台共にレースペースがいまいち
    ラルフ・シューマッハ選手もヤルノ・トゥルーリ選手もリタイア
    速さはあるのに予選が良いと決勝がダメだし、予選がいまいちだと
    決勝に速さがあったり、中ぐらいで面白い位置にいたりすると
    メカニカルなトラブルが出たりと、全てがばっちり決まった時の
    結果を見たいのだけど、なんとも近年のTOYOTAはベストが出ないなぁ
    スーパーアグリは、好調気味のアンソニー・デビットソン選手がリタイア
    金曜日からいまいちの流れの佐藤琢磨選手は14位とポイントを取るよりも
    なんとか走りきるレースだったけど、こういう展開であっても
    琢磨選手がレースを潰さず、しっかり完走させて少しでもデータを
    取ろうとしたり、チームの士気を維持、向上の流れにするのに成長を感じますなぁ
    チームでレースをする姿勢とでも言うのか、予算も人も少なく、チームメンバーの
    やる気を最大限引き出して、初めて他のチームと同等の仕事が出来るわけで
    そういったチームを引っ張る仕事も引き受けているのがすごいとこ
    スポンサーを獲得し、予算を確保し、人員を増やせないと今後も厳しそうだけども

    【817】Rd.10 ヨーロッパGP
     IR@管理人  - 07/7/21(土) 23:00 -

    引用なし
       フェラーリとマクラーレン、遠くにホンダを巻き込んだスパイ事件で
    大揺れになっているF1ですが、なんか予想以上に根が深い事件っぽく
    裁判を見越して関係者が発言を控えたり、隠したりするのが逆に
    完全に無罪となる道がなくなった当事者達からの自爆的な暴露を呼ぶ
    流れになりつつあるわけで、F1主催者の決める法と言う最優先の枠があり
    当事者とそれぞれのチームと言う3者以上の状況が手打ちを不可能にしてしまい
    逐次の証拠と言う真実の投入によって、戦線が徐々に拡大して収集つかなくなる状況

    主催者側がチャンピオンシップを損なわない形でスパイ事件を落とす方策を考えると
    守るべき法の観点からマクラーレンチームのコンストラクターズポイントを剥奪
    しかし、ドライバーズチャンピオンシップのポイントを残すってとこでしょうなぁ

    ホンダが2005年に燃料タンクの規定違反に引っ掛かって数レース出場停止を食らったけど
    それをやって2007年のチャンピオンシップを潰す事は、ヨーロッパだけのF1の頃ならば
    法を遵守に突っ走れただろうけど、現在のF1ワールドワイド拡大路線からは有り得ないし

    マクラーレンのチャンピオンシップポイントを剥奪する事で、フェルナンド・アロンソ選手と
    ルイス・ハミルトン選手がチームプレイを行わず、ガチンコで勝負する事に油を注げるし(おぃ
    チームプレイ無視でチャンピオンシップを狙って来るマクラーレンのドライバーに対し
    フェラーリのドライバーは事実上のコンストラクターズのチャンピオンシップを手に入れたのだから
    こちらもドライバー同士がチームを考えず、ワールドチャンピオンに向けて戦う事にもなる!?

    マクラーレンがコンストラクターズ争いから居なくなれば、上位チームがひとつなくなり
    来期の分配金の配分でスーパーアグリに絡むスパイカーを丸め込むのにも繋がるし(おぃ


    F1ヨーロッパGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/07/f1_386a.html

    スパイ事件の流れがチームのモチベーションに影響したのか!?
    まさかまさかのスーパールーキーのハミルトン選手が予選で大クラッシュ!
    ミスではなく、フロント部分が直前に壊れて操作を失ったみたいだけど
    なんか故アイルトン・セナ選手もああいう感じでクラッシュしてたから心配・・
    骨折で2〜3レース出場停止となると、たしかにハミルトン選手を止める為の
    外的要因が欲しかったのはあるけど、これではなんとも詰まらない結果になってしまう
    果たしてどうなるのか!?明日のニュースを待つしかないんでしょうなぁ

    Q3予選は、クラッシュ地点の補修やヘリコプターで病院に運ばれたハミルトン選手の
    状況やらコースの安全性の確認があり、だいぶ再開が遅れた状況に加えて
    残り時間が少なかったので、一発勝負になったところを今回は力で勝る!?
    フェラーリのキミ・ライコネン選手がポールポジションを取ると言った状況
    2番手は第二セクターでミスをしながら2位に入る物凄い限界アタックをした
    マクラーレンのアロンソ選手が獲得!いきなりの路面や状況であのアタックは凄い!
    ただ、アロンソ選手が限界ギリギリで持ってきたタイムに比べると、フェラーリは
    余力を残している感じなので、天候の変化とかのファクターがない限りは
    アロンソ選手が勝つと言う事はかなり厳しいのではないかと思います。
    3位は完全にエースの座をライコネン選手に奪われつつあるフェリッペ・マッサ選手
    マッサ選手にすれば、ここでライコネン選手に勝って流れとチームの信頼を勝ち取りたいとこ

    4番手5番手はBMW勢が獲得!地元が近いニック・ハイドフェルド選手がチームメイトで
    最近絶好調のロバート・クビサ選手を上回り、契約更新に向けて再びエンジンが入った!?
    6位はレッドブルのマーク・ウェーバー選手が取り、こういうテクニカルなコースで
    強いところを見せているのはさすがと言うべきか!? 7位はルノーの新人である
    ヘイキ・コヴァライネン選手、同選手は最近ルノーのマシンが好調と言う事もあり
    シーズン前に期待されていたポテンシャルを出しつつあるなぁ・・と言う印象です。
    同僚のジャンカルロ・フィジケラ選手を現在からシーズン終盤までに圧倒出来れば
    来年のルノーのシートは安泰でしょうねぇ・・テストドライバーでシートを狙う
    ネルソン・ピケJr選手は他のチームで走る事になって来ると、押し出される人が
    ちょっと気の毒ですな・・その候補!?ウイリアムズのアレクサンダー・ウルツ選手は
    今回は予選で同僚のニコ・ロズベルグ選手とタイムがまったく変わらない好調具合!
    シートの危機に瀕すると、ドライバーは持っているリスクを使う傾向にあるのかな?
    若手ドライバーのリスクを重要視しない方向とは違い、背水の陣と言うのが哀愁を誘う

    今回も調子の良いTOYOTAは、予選で両ドライバー共にQ3予選に進出する好調状態!
    あとは決勝で生き残り、結果に繋げるだけなのだけど、これが今回は実現出来るか?注目
    マシン改良でレースペースは良くなったとされるHONDAですが、予選は相変わらずの低迷
    レースペース改善もそれが本当なのか?が解ると言うか、来期に備えて遮二無二に
    テニクニカルスタッフを集めまくっているけど、今シーズンはどうなる?の分岐点
    スーパーアグリは、ようやくカナダやアメリカ並みにまともに走れる状態になるも
    ここに来てシーズンの開発力の差が如実に現れたと言うか、近くにいたレッドブルは
    既にスーパーアグリを完全に置き去りにしているし、資金不足!?で生き残る事が
    最重要課題になりつつあるので、レースで凄い展開にでもならない限りは期待薄が続きそう


    明日のレースは、ハミルトン選手が出場出来ても10番手スタートなるから
    開幕戦から続いて来た連続表彰台も難しく、出場しないとなるとアロンソ選手ただ一人
    チャンピオンシップやコンストラクターズ争いの数字で楽しむ観点からはそれも良いけど
    レースはレースがあり、数字はそのレースの思い起こさせる為の数字であって欲しいわけで
    地元のハイドフェルド選手擁するBMW勢やウェーバー選手の活躍なんてを期待したいとこ
    ライコネン選手の余裕のポールトゥフィニッシュにならない様に、アロンソ選手には
    スタートで魅せて欲しいけど、ハミルトン選手が出場せずにノーポイントで終わる事を
    冷静に考えて、自分よりもポイントの少ないライコネン選手には構わず、冷静に2位を
    キープする作戦を取って来る可能性もあるから、レースはマッサ選手のハッスルを期待!(笑)

    【818】決勝
     IR@管理人  - 07/7/23(月) 1:44 -

    引用なし
       ヨーロッパGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/07/f1_da66.html

    予選で大クラッシュのルイス・ハミルトン選手はなんと無傷とのこと(驚)
    カナダGPでのロバート・クビサ選手のクラッシュもそうだったけど
    あの斜めに入る危険な角度でぶつかって無傷と言うのがすごいですよねぇ
    F1の安全性とドライバーの脅威の肉体と事故の時の安全マニュアル等等
    10番手スタートとなったそのハミルトン選手ですが、スタート前から雨がパラつき
    一周目に大降りとなるとんでもない状況でレースがスタートしたヨーロッパGP
    有名なニュルブルクリンクサーキットの一部を利用するF1のレースですが
    山間部にあると言う事もあって、天候が崩れ易いのは仕方ないにしても
    この展開には驚き、同じところでクラッシュしたマシンが次々と特定の場所に
    止まり、マシンの墓場や駐車場と言った最初からあちこちで波乱の展開!

    そして、ひさしぶりに赤旗が出るレースとなってしまいました。
    そこで目だったのが、初めてF1レースに出たスパイカーの更迭された
    クリスチャン・アルバース選手の変わりに出場となったドライバー
    マルクス・ウィンケルホック選手が予選最後尾となった事もあってか
    雨がパラつくスタート前のフォーメーションラップのところでピットに入り
    ドライからインターミディエイトタイヤに履いていたのが的中しまして
    二周目から続々とピットに入るドライタイヤで出た他の車を尻目に
    初レースでレースリーダーになる面白く、波乱に飛んだ前半の展開

    期待のハミルトン選手は、スタートで一気に順位を5つ程上げるも
    雨のあとは、マシンの墓場となった場所に止まるスピンを喫する・・
    なんとか復帰して、再スタート後にちょうど赤旗が出た事もあり
    一周遅れでレース再開となった。しかし、セーフティカーに先導され
    隊列を整える時に、周回遅れは周回を取り戻せるはずだったのに
    それがなかなか合図されず、セーフティカーが解除される直前に
    全車の前に行かせて貰い、結局は一周遅れをうまく取り戻す事が出来ず

    そこから怒涛とも言える追い上げを行い、33周目のフィジケラ選手への攻めも
    シミュレーターばかりやってうまくなっている現代のF1ドライバーと言う印象を
    払拭させてくれる様な外側から見事に抜いて行く凄まじい攻撃的な走りを展開
    しかし、ストレートでTOYOTAのマシンを抜く際のスリップから出るギリギリ加減は
    これがシミュレーター世代なのか!?と、皮肉を言いたくなる様な見ている者に
    興奮よりも怖さを覚えさせる様なギリギリ過ぎる抜き方だったのが気になった。
    まあ、それだけフラストレーションの溜まる展開で、マージンを削っていたのかもしれないし
    怒りと興奮と彼本来の冷静さで限界把握能力が高くなっていたのかもしれないけども

    レースは最初の土砂降りとなった周の最後のシケインで滑ってしまい
    更にはピットに入るも、滑ってピットレーンから出てコースに戻ってしまう
    珍しい場面を見せてくれたキミ・ライコネン選手が無駄に雨の中をドライで走り
    フェリッペ・マッサ選手やフェルナンド・アロンソ選手に抜かれてしまった事もあって
    マッサ選手を先頭に、アロンソ選手、追い上げたライコネン選手の順に展開
    そのライコネン選手は36周目にシフト操作が出来なくなり、リタイアしてしまう
    このコースでの度重なる不運やミハエル・シューマッハ選手が来ると負けると言う
    ダブルジンクスが今回も再現されてしまった事に対する胸中は如何に!?

    雨も上がり、ほぼドライになったコースをマッサ選手、アロンソ選手が差無く走り
    3位をレッドブルのマーク・ウェーバー選手が走ると言う意外な展開となって進み
    このまま終わると思いきや、残り10周前後で再び雨が来ると言うとんでも展開に!

    ここでマッサ選手とアロンソ選手が安全策でレインタイヤに履き替えるも
    アロンソ選手が状況が変わったこのチャンスを活かし、最後の最後でマッサ選手を逆転!
    計算高いもチャンスを狙う嗅覚と鋭さはさすがと言った見事な攻略でした。
    ルノーの時にも打算で行くかと思いきや、差が詰まったチャンスに猛プッシュし
    ここニュルブルクリンクのヨーロッパGPでトップを走るライコネン選手の無理を誘い
    ファイナルラップの第一コーナーでフロントサスペンション破壊につながる状況を作ったし
    いやはや、路面の変化をいち早く掴む感覚の鋭さも含め、チャンスに襲い掛かる凄さは脅威

    ウェットに変わったこの状況で、1分43秒をマクラーレン勢は早い段階で出していたけど
    マッサ選手も最後には1分44秒フラットを出していたので、速さに大きな違いはないけど
    タイヤが温まる速度に両陣営の違いがあると解説陣やブリヂストンの浜島氏が言っていたけど
    なるほど・・と。タイヤの温まりの速さが次のモナコと同じタイヤが使われるハンガリーでは
    逆に発熱が早いマクラーレンはタイヤに厳しいと言われるのだから状況に拠って変わるモノですのぉ

    逆にトップを走っていたマッサ選手はがんばったのに最後で踏んだり蹴ったりの結果
    詰めが甘いのか!? プレゼンターで表彰台に出ていたミハエル選手も目を合わせず
    自分の後継者とは認めていないと言う事を態度で示していたり、アロンソ選手が
    ユーモアを交えたマシンから降りての行動があったけど、あれにも噛み付き
    レース後の自分への?怒りと失望、フェラーリでの立場を思う等等が表彰台後の
    上位3名の記者会見の顔に如実に出ていたのが印象的でした(コメントは温厚だったけど)
    この怒りと失望は偉大なフェラーリのリーダードライバーとして失格とされた!?
    ここ数戦の行動にもあるのだろうし、その間にライコネン選手が調子を取り戻し
    チーム内での立場が再びセカンドドライバーに戻りかねない状況の種が生まれ
    それを元に取り戻せる切っ掛けになるはずだったので、失望も大きいでしょうなぁ

    ただ、アロンソ選手側に立つと、スペインGPでの激しいマッサ選手の防衛に対する
    意趣返しだった当たる事も覚悟な強引な抜き方だったとも言えるわけで難しいとこ


    他では、期待の佐藤琢磨選手は20周目に14位を走行中にリタイア
    雨でも晴れでも目立った速さがなく、レースペースでこれだとかなり厳しい今後の予感
    TOYOTA勢はラルフ・シューマッハ選手が良い所を走っていたのだけど、BMWとの接触でリタイア
    ヤルノ・トゥルーリ選手も展開がまったく味方せず、最後尾フィニッシュと決勝がいまいち
    HONDAも同様で、ジェンソン・バトン選手が雨で早い内にリタイア、ルーベンス・バリチェロ選手は
    完走するも、レースペースがダメダメでスーパーアグリのアンソニー・デビットソン選手にも
    追い回されると言う、今回は特殊な形のレースだったけど、決勝での速さの片鱗は皆無でした。

    良かった部分では、ウイリアムズのアレクサンダー・ウルツ選手が4位と
    更迭説が出るといい結果を残すと言うジンクスを作ったのが面白かった(笑)
    表彰台も狙えて、最後のコーナーで前のウェーバー選手がミスをしてしまい
    チャンスがあったのに、うまく交わす事が出来なかったのがアレだったけれども
    この背の高いエンジニアリングにも精通した知的な礼儀正しいドライバーは必要な感じ
    あと、ルノーのヘイキ・コヴァライネン選手が結果はチームがギャンブルに出させたので
    中途半端は状況にレインタイヤを履き、リードと順位を失ってしまったので解り難いけど
    どんどん調子を上げて来ていて、レースペースも速いし、これはかなりのドライバーな予感・・
    ルノーの代表が子飼いのネルソン・ピケJr選手と交換しようとしていたアイデアも費えて
    他の方策(今シーズンのレースシートは約束しているらしい為)を考える必要が出ますな
    ウイリアムズのウルツ選手を押し出す方法も今回の結果で難しくなっただろうし
    スパイカーに来期のエンジン契約を餌に押し付ける方法辺りに落ち着くのかな?

    【819】Rd.11 ハンガリーGP
     IR@管理人  - 07/8/5(日) 3:17 -

    引用なし
       なんとなんとの急展開で山本左近選手がスパイカーチーム入り!
    最有力と言われていたネルソン・ピケJr選手は断ったとか!?で
    回って来たチャンスみたいだけど、事前テスト無しのぶっつけ本番
    しかも、難しいハンガロリンクと言うのは最初の印象が重要な
    昨今のF1では、かなりハードルが高くなってしまうのでちと心配・・
    好材料としては、トルコGPでスパイカーがBスペックマシンを出し
    それが少しは戦えるマシンだとしたら左近選手の決断も良いですな!

    左近選手のスパイカー入りとピケJr選手がシートを断った事で困るのが
    ルノーのドライバーとなるわけで、本来はマシンの出来が惨かったのに
    序盤の大失態の連続と言う判断で、クビが確定していたらしい!?
    ヘイキ・コヴァライネン選手がここに来て本来の力を見せ始め
    ほぼ残留が決まる流れだったジャンカルロ・フィジケラ選手の方が
    危機を持たざるを得ない状況と、安逸とチャンスが常ないと言う
    フィジケラ選手の数奇な運命が今シーズンも顔を覗かせ始める・・


    ハンガリーGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/08/f1_3901.html

    事前の予想では、モナコGPと同じ様な過度に軟らかいタイヤを
    タイヤへの熱が早く入り、すぐにグリップする状態に出来る
    マクラーレン勢が、逆に長いレースではうまく使いこなせないとの
    評判でしたが、蓋を開けてみるとマクラーレン勢がこのタイヤこと
    スーパーソフトタイヤでも、それよりも固めとなるソフトタイヤでも
    速いタイムを出し、予選ではワンツーを飾ると言う意外!?な展開

    有利といわれていたフェラーリ勢では、フェリッペ・マッサ選手が
    午前中のフリー走行ではトップタイムを飾るも、午後の予選に置いては
    午前と午後で大きくコンディションが変わったのか!?タイムが伸びず
    途中でのトラブルもあって、予選Q3にも出場出来ずの14位と散々な結果
    (マッサ選手以外でも午前のタイムを上回れないドライバーが続出した)
    モナコ並に抜き難い事でも有名なここハンガリーで14番手は厳し過ぎる・・・
    前回のレースでリタイアを喫してしまったキミ・ライコネン選手の方も
    BMWのニック・ハイドフェルド選手が燃料を少なめで後ろを渋滞させても
    抜かれないサーキットの特徴を活かし、予選で3位に飛び込まれた結果
    4番手に沈み、このサーキットでは有利と言われていたフェラーリが大コケ

    5番手は、大きな結果が伴わないのですごい注目はされていないけど
    本人のミスで決勝を終える展開もあまりなく、安定と突出した速さを
    身に着けつつある今後を担うであろうドライバーのニコ・ロズベルグ選手
    6位にここハンガリーではタイヤの使い方やマシンの開発効果が出始めた!?
    TOYOTAのラルフ・シューマッハ選手が獲得!予選でも19秒台を出していたり
    ヤルノ・トゥルーリ選手も9番手と2台揃ってのQ3予選進出連続は凄い事!
    去年のHONDAみたいに、今、着実に伸びているのがTOYOTAの注目点ですな

    逆に、去年ここでジェンソン・バトン選手が初優勝もしたHONDA勢は
    二台ともに最初の予選を突破出来ず、スーパーアグリの佐藤琢磨選手と
    スパイカー、トロロッソの三つのプライベーターと一緒に、ワークスチームで唯一
    最後尾を形成する状況になっているのは、今シーズンの終了を感じる次第です。
    HONDA関連では、スーパーアグリのアンソニー・デビットソン選手が
    Q1予選を突破し、タイヤが重要でタイム差がそれ程ないこのコースでは
    多少の期待も持てるけど、琢磨選手の方はコンディション変化と不運が直撃でダメダメ
    荒れたレースや天候変化が見方に付かないと、重い燃料での耐えるレースになりそう
    今回のレースで新しく参加する事になったスパイカーの山本左近選手と
    トロロッソのセバスチャン・ベッテル選手は共にチームメイトから遅れる展開
    今のF1では、予選でのタイヤの使い方が特殊なので、慣れるまではこの状況かと

    中段グループにレッドブル、ルノー、ウイリアムズがひしめき合って
    今回で大量ポイント獲得が期待される予選好調だったTOYTOTAでも
    展開とタイヤの状況によっては、厳しい展開になりそうなのが辛いとこ
    それよりも後ろのチームは、波乱や混乱、天候が崩れないと無理だけど
    カナダGPみたいに、用意された二つのタイヤの耐久性の違いに拠っては
    面白いレースになる可能性もあるので、そういう展開に期待したいです。

    それから、ポールポジションを獲ったアロンソ選手が最後のタイヤ交換で
    わざと!?時間を潰し(アロンソ選手のマネージャーが指示したとかとか)
    ハミルトン選手が最後のアタックを出来ない状態を演出・・・・ここまでやるか!?
    ただ、確執が出来るのは有難いし、ポイント差が少なくなったリーダーの
    ハミルトン選手を応援したくなる状況だけど、どうもアロンソ選手は来年にも
    今のマクラーレンを飛び出る可能性とかを噂じゃなく、本当に考慮したり
    交渉したりしている状況でもあるんじゃないかなぁ・・ルノーに戻るとか
    フェラーリ入りとか、イギリス人のハミルトン選手とイギリスのチームの
    マクラーレン、幼少期からのマクラーレンっ子で生え抜きのハミルトン選手と
    マクラーレンチームの固い絆等等、その昔、アラン・プロスト選手も
    故アイルトン・セナ選手とマクラーレン(当時輝いていたHONDAも含め)の
    自分を軽視してセナ選手を優遇する(と思い込んでいた)関係を嫌って
    フェラーリに移籍した事例もあるし、背水の陣にもなるわけだから・・

    でも、これで宣戦布告がなされたわけで、ハミルトン選手が反撃をしても
    いわゆる新人の癖に・・と言った角が立つ状況が大きく減ったことで
    レースの外での不利は蒙らず、アロンソ選手はちょっと早まった感があるなぁ
    前回のレースで2ポイント差まで縮めたのが勝てるとでも踏んでいるのか?
    だとしたら、ハミルトン選手にここまで露骨な嫌がらせをするのは解せない
    ライバルとして認めているのか、軽んじているのか、ちょっと不可解ですな
    あと、あれはもう少し、有利な状況に立ってからやっても・・いや、そうなると
    器の小さいチャンピオンとして扱われる結果になる・・のかな?(^−^;

    それにしてもこういった人間臭い展開はいいですなぁ(コラコラ
    マシンでミスをし難くするアシストデバイスが多数装備された現状や
    スポンサーの人形として、作られたイメージをこなすと言った行為が
    スポーツとして欠かせない人間性や個性を削いでしまっているので
    こういったその場で終わらない長引く因縁の展開と言うのは
    チャンピオンシップ争いを注目させるのに良い材料にもなるし
    統括するチームのボスはたまったモノじゃないだろうけど
    一つしかないモノの獲得を目指す為の野心がぶつかりあう二人の間には
    友情も成立しない、過酷で険しい道であるってのがチャンピオンの
    意義を高めるわけだから、3年間ぐらいは引き摺って欲しい(おぃ

    【820】決勝
     IR@管理人  - 07/8/6(月) 23:50 -

    引用なし
       ハンガリーGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/08/f1_e168.html

    予選でのフェルナンド・アロンソ選手の行為が妨害行為と認定され
    予選順位が5グリッド降格とマクラーレンチームがチームポイントの
    コンストラクターズポイントが獲得しても加算されない裁定が下り
    マクラーレンチームはドライバー間の冷戦と共に、チーム全体と
    アロンソ選手の関係も冷え切ってしまい兼ねない状況となりました。

    レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン選手が
    3位からスタートし、すぐに2番手に上がったキミ・ライコネン選手を引き連れ
    危なげない&モナコ以上に抜けない状況となったハンガリーのサーキットの
    特性を活かす形で、完璧なポールトゥウィンを飾る完勝と言える内容
    ライコネン選手はレースペースでハミルトン選手を上回る事も多かったけど
    最初のピットインがほぼ同時で、積んだ燃料もハミルトン選手よりも少なく
    本人は攻めていたけど、チーム側が何もせずに負けてしまった印象あり
    フェラーリにロス・ブラウン氏が居れば違う戦略も有り得たのだろうけど
    そのブラウン氏もフェラーリスパイ事件で事件の当事者から黒幕は同氏だ!との
    暴露を喰らい、フェラーリのスパイ事件の本質がロス・ブラウン氏&昨年引退した
    ミハエル・シューマッハ選手、ジャン・トッド代表とフェラーリの社長である
    ルカ・モンテゼモーロ社長とフェラーリ内部で休眠していたイタリア純潔主義派
    そこに新しいドライバーとしてのキミ・ライコネン選手を加えた一派との権力闘争で
    敗退した前者側の残った要素や不満を一掃する為の様相を帯びて来ているのがアレですな
    あの権力闘争は、ジャン・トッド氏が妥協する形で、長年の苦労の果てに完成させた
    チームの分裂を防ぐ形を取り、更にはミハエル選手の引退、ブラウン氏の休暇で
    幕を引いたかと思いきや、フェラーリをイタリア人の手に取り戻したがっている側が
    ブラウン氏の復帰を望まず、トッド氏の引退後の違う青写真を描いている様な印象

    話をレースの戻すと、予選順位が5位に落ちたアロンソ選手は、抜けないコースで
    奮闘するも、BMW勢を一台抜くのが精一杯と、こちらも予選で小細工をしなければ
    勝てた or 確実に2位は取れたレースをふいにしてしまう今シーズンでは目立つ失策
    3位は、BMWのニック・ハイドフェルド選手が入り、3ストップと言う変則的な方法で
    2台のBMWは走ったのだけど、久しぶりに上位に挑戦して行ったのが良い感じでした。
    やや軽いとは言え、レースペースもフェラーリやマクラーレンに肉薄する所まで
    来ていたし、今シーズンの3位はほぼ確定だから、レースでも上を狙いに行って欲しい所

    6位は今シーズン不振に喘いでいたトヨタのラルフ・シューマッハ選手が実力で獲得!
    ヤルノ・トゥルーリ選手がレースで冴えなかったのがちょっと気になるところだけど
    2台共にQ3予選突破と政治的に奪ったとされる今シーズンの富士スピードウェイで
    開催される日本GPで、恥ずかしくない予選や決勝の結果を出すには良い流れですな

    逆に、HONDAはボロボロでどうしようも無いと言うか、タイヤが最重要となるここで
    新しいマシン用のタイヤの情報が足りないとか色々ボロボロになった要素はあるけど
    Bスペックのマシンを出してもいないスパイカーの一台に負けたのは酷過ぎる・・
    富士スピードウェイでトヨタの引き立て役になってしまい兼ねない最悪の流れ
    スパイカーでデビューとなった期待の山本左近選手はレース序盤でクラッシュと
    こちらも最悪のレース復帰戦となってしまったのが痛い・・次のトルコGPまでは
    夏休みとなるし、気分的にも完走をして置いて次に備える形が理想だっただけに。

    新人と言うか、同じ新しいチームでデビューしたセバスチャン・ベッテル選手は
    左近選手とは逆に、レース後半でかなりのペースを刻み、来期のトロロッソの
    ドライバーとして、このチームの首脳陣を喜ばせそうな感じだったのは対照的

    他では、フェラーリのフェリッペ・マッサ選手がボロボロで、まったく抜けない
    ハンガロリンクで渋滞に合い、変則的なピットストップで打開を目指すも
    ひとつしか順位を上げられず、レースでも目立ったタイムを出せずの不調状態
    結果もポイント獲得には届かずの13位と、速いけど、苦しい状況は打破出来ない
    ドライバーとなると、フェラーリのスタッフはミハエル選手が懐かしく思うだろうなぁ
    ライコネン選手も速いけど、情熱的なフェラーリのスタッフを喜ばせる様な走りは
    まだ見せれていないし、ミスの無い万能なハミルトン選手を欲しがるのも頷ける。

    それから、注目のスーパーアグリの佐藤琢磨選手が最後のピットストップ後
    スーパーソフトタイヤとマシンの状況が合ったのか!?物凄いラップタイムを
    連続して刻んでいたのは驚き! あの予選アタックみたいな走りを続けていたのに
    まったくミスをしないし、最後には1分20秒台と上位陣と張り合えるタイムまで
    出してしまい(笑) ドライバーとしての成長はもちろん、状況とタイミングさえあえば
    また奇跡のポイントゲットも有り得るやもしれませんなぁ・・このレースで一番驚きました。
    チームの台所事情が苦しく、新しい開発も出来ない中で、現状の中のモノから如何に
    力を出し尽くすか?を考え、実際に実行してしまえるリーダーシップとチーム力はすごい!
    しかも、また2年目のチームと言うのを考えると、チームメンバーの情熱は全く衰えてませんのぉ

    【823】Rd.12 トルコGP
     IR@管理人  - 07/8/25(土) 21:37 -

    引用なし
       フェルナンド・アロンソ選手はマクラーレンチームとのこじれから
    かのアラン・プロスト選手みたいな一年間の休暇を取らざるを得ない状況との事も!?
    ロン・デニス代表がアロンソ選手のチャンピオンの自分を優先させろとの要求に対し
    それを一蹴して、伝統的にナンバー1を決めないとするマクラーレンチームの論理を
    通した事から、それを受け入れて妥協をしない限り、厳しくなる可能性があるとか
    契約問題から他のチームに移籍するにしても莫大な違約金が発生する事から
    それを肩代わり出来ない場合、マクラーレンチームと妥協しない場合には
    休暇を選ぶしかなくなるわけで、移籍先のひとつと目されていたBMWが
    この間、現在のドライバーで来年も行くと発表したことから、BMWが消え
    残ったルノーも会社やチームには節約を要求する事が好きな同チーム本社社長が
    違約金を払ってまでチャンピオンを獲得するとは思えないし、マクラーレンにて
    来年もルイス・ハミルトン選手とコンビを組まない以外は道はなさそうなのですが・・

    一方のハミルトン選手もチャンピオンシップのリーダーに居座り続け
    猫を被る事を止め、その傍若無人ぶりを発揮し始めて来ているのが面白い(コラ)
    ただ、メディアも自分達が持ち上げて築いたイメージとの乖離や何か!?に遠慮して
    これを正面から批判する所は奇特なF1関係者(エディ・アーバイン氏とかの)を除き少なく
    同選手が大きな失敗でもしない限り、批判やらはなかなか出てこないでしょうなぁ

    ただ、F1GP特集に拠るとこの前のハンガリーGPの予選後のボスとの会話に
    下記の様な事があったとされ、チームのボスも二人の扱いに手を焼いている模様
    白髪になったり、髪が抜け落ちたり、スパイ事件騒動があったりもするので
    ボスの引退やらぶっ倒れてしまうことやらが起きても不思議ではないですな

    H「僕に二度とこういうことをするな!」
    R「私に向かって二度とそんな口の利き方をするな!」
    H「勝手にしろ(XXXX)!」

    ※XXXXはいわゆるFワードと言われるFから始まる4文字の海外の禁止用語のアレ


    トルコGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/08/f1_350f.html

    フェラーリ勢が初日から圧倒しつつ始まったトルコGPですが
    予選ではマクラーレン勢がきっちり争える状況に仕上げてくる毎度のパターン
    速さ的にはややフェラーリ有利だけど、信頼性はマクラーレンに軍配が上がり
    総合的には五分と言った状況も同じで、今回もスタートがかなり重要な予感!?
    ポールポジションはフェリッペ・マッサ選手が獲得し、チャンピオンシップ争いで
    除外されつつあった立場を回復させる流れを作る土台を実力で取ったのは素晴らしい!
    2番手はルイス・ハミルトン選手がいつもの安定感と最終アタックでポールを狙う走りで
    マッサ選手に逆転されなければ彼の描く台本通りだったのは相変わらずの役者ぶり
    ただ、それも奔放過ぎる私生活や配慮しなくなって来た発言に拠り、作った人工的な
    優等生キャラクターが癪に障る部分にもなったりしたりしなかったりするかもしれない・・(おぃ
    3番手はキミ・ライコネン選手、4番手に孤独なチャンピオンのフェルナンド・アロンソ選手
    バトルが比較的起こる傾向のあるトルコGPなので、この1〜4位の配列は絶妙ですな!

    5番手、6番手はBMWのロバート・クビサ選手とニック・ハイドフェルド選手が獲得!
    コース特性や気温とタイヤの関係もあるけど、少しずつ上位2チームとの差を
    この段階でも詰めて来ているのはすごい! ただ、今年の躍進もあって、それを見た
    あっちこっちのチームから空力チームのスタッフが引き抜かれまくりで大変らすぃ
    一説では、誰が来年のマシンをデザインするのか?とも言われるぐらい引き抜かれたとか!?
    自慢の風洞とスポンサーのIntelが協力したハイスペックなコンピューターを使っての
    CFD(流体解析技術)を使えば、デザイナーが経験を補える部分があるのかな?と
    スタッフが引き抜かれまくりなのにあまり動じないBMWのボスを見ると思うのでした。

    7番手はルノーのヘイキ・コヴァライネン選手が獲得!同選手は序盤と打って変わって
    すごい勢いなのに、ルノーのボスは来期のルノーのシートの保証を行っていなかったりと
    コヴァライネン選手は精神的にも鍛えられるだろうけど、穏やかじゃない状況が続きますな(^^;
    8番手はウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手で、9番手はTOYTOAのヤルノ・トゥルーリ選手
    10番手はジャンカルロ・フィジケラ選手と、この辺りも残る選手がお馴染みになって来た。
    アロンソ選手のルノー復帰やネルソン・ピケJr選手へのシートの確保といった事もあり
    ルノーのボスは最後の最後まで来年のドライバーのシートを決めないのだろうけど
    それに引き摺られて、今年でルノー最後と言われているジャンカルロ・フィジケラ選手が
    経験豊富なベテランをチーム浮上の切っ掛けにしたいウイリアムズチームと交渉していたり
    そのシートを待つドライバーが多い中、去る事を前提に早めの行動を行っているのはさすが

    フリー走行3回目で3-4番手をTOYOTAの二台が獲得し、チャンピオンシップ争い以外でも
    鈴鹿に向け、ここから結構楽しみな要素が出たのかも!?と思ったりもしたのですが
    最初のQ3予選でまさかのラルフ・シューマッハ選手が落ちると言う予想外の展開・・
    微妙なコンディションの変化がラルフ選手に合わなかったのか?良い流れだったので残念
    ヤルノ・トゥルーリ選手が相変わらずQ3予選まで進んだのはさすがだけど、同選手の
    最近を見ると、決勝ではいまいちで、逆にラルフ選手が決勝ではなかなか良かったりと
    全ての歯車がうまく回れば、TOYTOAはBMWにチャレンジ出来る力はありそうなんだけどなぁ

    スーパーアグリの佐藤琢磨選手も同僚のアンソニー・デビットソン選手が
    予選で絶妙な走りを見せたのに対し、恐らくはレースでのペース向上を狙っての
    試行錯誤をフリー走行から重ねたのがマイナスになったのか!?予選をうまく走れず
    デビットソン選手から0.7秒程離されてQ3予選で落ちると言う最近の予選の展開となる。
    予選も決勝もピンポイントで決められない弱小チームのリソースの少なさと言うのか
    資金難で開発も止まり、ますます難しい状況になって来ているのでこの予選の流れは続きそう

    HONDAは、今回は両ドライバーともにQ3予選を突破し、最低な前回を踏襲する事はなかった。
    Q2予選で二台ともに沈み、14位にルーベンス・バリチェロ選手、15位にジェンソン・バトン選手
    チーム改革で新しい空力デザイナーが増え、以前のジェフ・ウィリス氏が率いていた人材と
    総入れ替えの流れと言った感じで、チーム内部の大掃除を行っている印象がありますな
    ジル・ド・フェラン氏もチームを去り、以前のBAR関連を一掃しているのにも関わらず
    不思議なのは、チーム改革を行っているのになぜ?代表のニック・フライ氏を切れないのか?
    この人は前代表のリチャード・デービス氏よりもやっかいな存在だと思うのだけどなぁ
    テクニカルチームの変更は彼の影響力の排除を狙っているのか?とも思ったのだけども・・
    2005年に佐藤琢磨選手を切ったり、最近の風洞の失敗、スーパーアグリへの支援の縮小も含め
    ホームグランプリとも言えた鈴鹿を失うし、成績も含めてHONDAの第三期はまったく見ていられない
    来シーズンのドライバーも現行の二人となり、スーパーアグリへの支援も小さくなると
    佐藤琢磨選手に2009年のHONDAのシートと言う確約が出来ない場合は、琢磨選手がHONDAの
    ライバルチームを含め、他のチームへ移籍せざるを得ない状況と言うのをファンが
    納得と共に、HONDAへの抗議と共に起こったりして、F1で積み重ねて来たレーシングの
    HONDAと言うイメージが損なわれる可能性と言うのも出てくるやもしれませんのぉ

    関連するスーパーアグリは来年も戦える状態でF1界に存在出来るのか?
    資金不払いとなったメインスポンサーを訴えたり、チームの株式売却で
    資金を集めようとしているみたいだけど、現状のかなりの資金不足を思うと
    アンソニー・デビットソン選手の来期は不安定な状況になってしまうのがなんとも
    デビットソン選手はHONDAのテストドライバーで不遇を囲い、更には時期が悪かった事もあり
    ジェンソン・バトン選手、ルイス・ハミルトン選手と来た流れから地元のイギリスでも
    注目が小さくなってしまっているので、地元イギリス系の支援も少ないとのこと。
    そうなると、HONDAの支援縮小もあり、資金や後ろ盾を持っているドライバー・・
    例えば、山本左近選手とかがスーパーアグリへの来年の加入もあるかもしれない!?
    圧倒的を超えた実力でも無い限りは、運と言うかタイミングが全てなんですな・・F1は。


    決勝レースは、オーバーテイクやミスが起こり易いコースレイアウトに加え
    サーキットの温度が高くなる傾向があるので、タイヤやその他のファクターも加味されて
    今までのこのサーキットのレースを思うと、今年で一番まともなレースらしいレースになりそう!

    【825】決勝
     IR@管理人  - 07/8/27(月) 0:04 -

    引用なし
       ハンガリーGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/08/f1_34d6.html

    レースは見るべきモノも少なく、コース特性を活かせない淡々とした内容
    スタートは3番手のキミ・ライコネン選手が2番手のルイス・ハミルトン選手を
    抜き、4番手のフェルナンド・アロンソ選手が5、6番手のBMW勢にかわされる流れ
    最初のピットストップまではこの順位で進み、4強の中で一番後にピットに入った
    ハミルトン選手が自分よりも前に入った相手よりも重めの燃料を詰める事もあり
    今回のレースの主導権を握った形を作り、スタート失敗のアロンソ選手はBMW勢を
    一回目のピットストップで抜き4位を確保するも、3位のハミルトン選手からは
    約15秒の差を付けられ、もはや今回もハミルトン選手に敵いそうにない嫌な流れへ・・
    最初のピットストップ後もフェラーリ勢の二台がハミルトン選手をジリジリ離すも
    ハミルトン選手はアロンソ選手に対し抜かれない状況を作るべく、先を行っている
    前のフェラーリ勢を積極的に追うよりもアロンソ選手を考えての守る走りを展開

    レースは進み、40周前後の二回目のピットストップが行われる時期の42周目
    なんとなんと!ハミルトン選手の右フロントタイヤがバーストしたシーンが画面に!
    これに拠り、アロンソ選手やBMWのニック・ハイドフェルド選手にまで抜かれてしまい
    5番手まで順位を落とす。完璧ドライバーも道具の故障と言う不運にはどうしようもないですな
    更には、同じ新人のルノーのヘイキ・コヴァライネン選手がレース終盤に猛プッシュ!
    ハミルトン選手の5位を窺うも、タイヤが壊れた際に痛めたフロントウイングの影響で
    不安定となったマシンを巧みに操り、1秒差でハミルトン選手がなんとか5位はキープ
    ただ、コヴァライネン選手の後半戦の勢いやミスをしないドライビングは素晴らしい!
    ルノーの厳しいドライバー管理にも適応し、テストにほとんど呼ばれなくなってしまった
    フィジケラ選手の状況を思うと、来年のシートはコヴァライネン選手とピケJr選手っぽい
    もちろん、アロンソ選手が契約解除と違約金の問題をクリアーしてのルノー出戻りがあると
    それも変わってきてしまうけど、コヴァライネン選手やピケJr選手と言ったGP2出身の
    ドライバーが大きな活躍するとなると、そこで走っている日本人ドライバーが
    GP2で結果を出した後、F1に上がって来た時の活躍と言うのも期待せずにはいられないとこ

    話を戻すと、レースはフェラーリは予選順位のままでワンツーフィニッシュを達成し
    アロンソ選手はハミルトン選手とのポイント差を7から5に縮めると言う
    レース内容はいまいちでしたが、数字を見て楽しむチャンピオンシップ的にはGood!
    鈴鹿もとい、富士の日本GPでチャンピオンが決まる流れになると言うのはいいかも!?


    日本勢は、TOYOTAがスタート直後の第一コーナーでヤルノ・トゥルーリ選手が
    ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手に追突されてスピンしてしまい
    最後尾にまで下がる最悪な状況で、ラルフ・シューマッハ選手の方も
    後ろから追い上げるのもポイントには届かず、フリー走行の好調具合が
    あっただけに、今回もついていないレースとなってしまいましたとさ

    HONDAはレースペースもなかなか良かったのだけど、それは比較となる
    今までが悪過ぎなわけで、結果も21台完走の中で中位グループをキープ
    予選後にエンジン交換を行い、最後尾からの燃料重めスタートを思えば
    ジェンソン・バトン選手が13位、ルーベンス・バリチェロ選手が17位も
    前進と言うか、コースとの相性と言うか、多少は良くも見れるのだけど
    今後の展望は一進一退でレースで運が良ければポイントがあるかないかの状況
    ライバルのTOYOTAとの比較がTOYOTAの不運に助けられている感が強く
    速さと言う意味でのマシンの差を反映する様な大きな差をレースの結果で
    まだ付けられていないので、批判も大きくならないのだろうけど・・

    スーパーアグリは佐藤琢磨選手がマシン(タイヤ?)セッティング大失敗
    同僚のアンソニー・デビットソン選手が予選、決勝と決まっていたのに比べ
    いまいちで期待ハズレでしたねぇ・・タイヤが重要な今年の象徴の様な感じ
    デビットソン選手は完走21台の中で14位と、レースが荒れていたらポイントも
    獲得出来ていたとは思うけど、この暑い中でエンジンが壊れないルールとなった
    2レース1エンジン&エンジン開発があまり出来ない仕様のF1は詰まらないですな

    あと、前回のレースですぐにリアイアしてしまったスパイカーの山本左近選手が
    長く、暑いレースで2周遅れになりながらもきちんと完走したのは良かった!
    今後は準備不足でのF1デビューのリスクをうまく抜けて、印象的な走りを見せて欲しい

    【830】Rd.13 イタリアGP
     IR@管理人  - 07/9/9(日) 13:43 -

    引用なし
       富士スピードウェイに今年から移った日本GPが2008年から
    富士と鈴鹿で隔年開催される事が決まったとのこと
    トヨタが妥協するとは意外だったけど、結果の出ない現状に
    資金を無限に流しこむF1に対する経営陣の不満が高まり
    撤退する状況になった時、日本GPを富士に変えたのに
    そういう責任を取らずに撤退する状況になった時の
    猛烈な批判を回避出来る形にしたのかな?と穿った見方で(^−^;

    まあ、余っているとの噂が絶えない今年の日本GPのチケットや
    先の世界陸上での運営のまずさ、富士スピードウェイへのアクセス
    霧が出てしまう気象条件の難しさを考えると、現実的な妥協とも言えるけど。


    イタリアGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/09/f1_b52d.html


    下馬評ではここもフェラーリ有利で、古い時代ではフェラーリの
    調子が悪くても、ここでは爆発的に速くなる不思議なサーキットで
    フェラーリ特例で特殊燃料を使ったり、ここのレースだけはフェラーリの
    マシンのチェックだけが甘くなるとか言われていたりもしましたが
    今年は事前のテストの結果やマクラーレンのボスのロン・デニスの
    発言を踏まえて、マクラーレンが圧勝するのでは?とある評論家だけが発言
    結果としては、その評論家の予想通りでマクラーレンが予選で絶好調!
    無理をした?ミハエル・シューマッハ選手が突然の訪問をしちゃったから?
    フェラーリのキミ・ライコネン選手がフリー走行でクラッシュしたりと
    予想外にフェラーリがマクラーレンに離され、更には今回も軽い?BMW勢に
    突付かれる状況と、フェラーリがいまいちと言うよりも、ここに来ても
    着実に開発の進歩を見せるマクラーレンの底力が驚異と言う感じです。
    (クラッシュテストを受けていないギアボックスを使ったとかの話や)
    (フェルナンド・アロンソ選手やペドロ・デ・ラ・ロサ選手までもが)
    (例のスパイ事件で重要なキーマンになりつつあったり忙しいですが)

    ただ、そのマクラーレンはチームバトルが熾烈を極め、二人の冷戦は
    休戦状態になりつつありますが、予選で僅かな差で2番手に終わった
    ルイス・ハミルトン選手の予選後の表情を見ると、今回のレース如何では
    またまた冷戦が復活しそうなピリピリムードが漂っているのにはわくわく!(おぃ
    今回はアロンソ選手が一貫して速かったので、ハミルトン選手が初めて
    マージンを削って勝負に行くと面白いのだけど、それでミスでもして
    0ポイントに終わる可能性を思うと、2位安泰策?で被害を最小限に
    留めるのか!? 3ポイント差になる+アロンソ選手に勢いが付くのを
    ここで止める勝負に出るのか? この辺りの判断にも注目かも!?

    その他では、マシンの性能差が少なくなる低ダウンフォースサーキットのここで
    HONDAのジェンソン・バトン選手がマシンの性能以上を引き出す様な走りにて
    Q3予選進出の10番手、バリチェロ選手はコンマ2秒以下の差だけど12番手と
    物凄い僅差で、スーパーアグリでは佐藤琢磨選手がQ3予選で敗退だったのに
    わずかの差のアンソニー・デビットソン選手がQ3突破になる熾烈過ぎる争い
    (琢磨選手はスパイカーで昨年のチームメイトだった山本左近選手といざこざあり)
    TOYOTAもヤルノ・トゥルーリ選手がQ3予選に出るも、ラルフ・シューマッハ選手は
    これまた僅かな差で予選18位と不運なところを見せる・・ラルフ選手の状況を
    考えると、この僅かな差で順位を失う事さえもマイナスに働きそうなのが辛いなぁ


    決勝は、マクラーレン二台の第一コーナーまでの主導権争いとかスタートの良い
    フェラーリがそれにどう絡むか? BMWはレースを盛り上げられる存在になるか?と
    スタートから5周目まではそれなりに楽しめそうだけど、ストレート区間が長く
    時速350Kmにも達するのに、エンジンの回転数が19000回転でリミッターが掛かり
    超えると自動的に燃料の供給が一旦リセットされて0になる酷い制限があるので
    ストレートで相手の後ろに付くスリップストリームの効果も小さくなってしまうし
    今の低グリップタイヤ&ダウンフォースマシンだからストレートに繋がる部分の
    最終高速コーナーで相手の真後ろに付くとダウンフォースを失ってしまい事から
    オーバーテイクシーンもあまり期待出来ない退屈なレースになるのが怖いですな

    【831】決勝
     IR@管理人  - 07/9/9(日) 23:38 -

    引用なし
       イタリアGP決勝
    http://www.f1gpnews.com/f1news/2007/09/post_4778.html


    地元フェラーリ勢はフェリッペ・マッサ選手がマシントラブルでリタイア
    残り4戦で23ポイント差・・これでマッサ選手のチャンピオンシップは事実上終了
    フェラーリ、今年は信頼性がまったくダメダメだなぁ・・ミハエル・シューマッハ選手時代は
    本人がテストでも一番最後に帰るぐらいの気合の入れ方だったので、チームにも
    その仕事ぶりが伝心し、パーツや検証作業も物凄かったんでしょうねぇ
    今の信頼性の無いフェラーリは昔のフェラーリみたいで微笑ましいけど(おぃ

    もうひとり、ワンストップ作戦で2位をレース中に獲得したキミ・ライコネン選手は
    ピットストップでうまく抜いて、あとは抑えるはずだったルイス・ハミルトン選手に
    43周目のメインストレートで多少強引な方法だったけど、抜き去られてしまう・・
    インを空けていたのでライコネン選手の油断だろうけど、ハミルトン選手の執念だなぁ
    その後は次の高い所で行われる&全開率が高いベルギーGPを考えての抑える走法

    優勝したフェルナンド・アロンソ選手が今週末は全てでレースを支配!
    ハミルトン選手の執念&6ポイントを8ポイントにして差を2点で食い止めた事実は
    タイヤの扱いが完璧になりつつあり、余裕が生まれたアロンソ選手との
    バトルの最終局面で激しいコース上の争いを生む要素になりそうなのが面白い!
    今後はフェラーリが有利とされる(ここも有利とされていたんだけどね)場所で
    レースが行われたり、初めての新富士スピードウェイと、面白い要素は満載!
    今回の様に余裕を持って望まれると、さすがのハミルトン選手でも苦しい!?
    まあ、それを乗り越えて、打ち破ってこそのチャンピオンの重みだろうから
    今回は次に繋がる面白いレースになったと言えるんでしょうねぇ

    ただ、内容を振り返ると、スタート、デビット・クルサード選手のクラッシュに拠る
    セーフティカー導入とその後の再スタート(ローリングスタート)に加えて
    イタリアのカメラもリアルタイムで追えていなかったハミルトン選手が
    ライコネン選手を抜くところの3箇所が画面上での唯一の大きな見所でして
    あとはライブタイミングでの順位を見ながらでないと消化不良になっちゃうレース(^^;


    日本勢はHONDAはジェンソン・バトン選手がうまさを見せてポイントゲット!
    調子は多少は上向きになってきたけど、ダウンフォースがあまり影響しない
    モンツァのコースでの結果なので、他で応用されるか?は少し疑問あり
    でも、ルーベンス・バリチェロ選手も10位とチームの士気が上がれば
    開発やらその他も良い感じになるだろうから、この結果は重要ですな!

    スーパーアグリはアンソニー・デビットソン選手の最近の攻めの姿勢が好調!
    今シーズンなんとかポイントを獲得し、来年は保証があるみたいだけど
    (来年の保証があるのを見ると、HONDAの支援縮小は回避出来たのかな?)
    その先は未知数な自分の立場を自国のスポンサー獲得等に繋げる事に拠って
    安定させる為の物凄い覚悟の攻め、F1ドライバーとしての正念場と言うのを
    自分で素早く認識しているのが裏側でF1を見て来た苦労人を感じさせる。
    レースでもミスが少なく、今年前半の佐藤琢磨選手みたいな運もあって
    序盤でいいところまで上がっていたし、レースペースも崩れないから
    あとはレースが荒れた時に運が逃げていなければポイント獲得もありそう!
    琢磨選手は、最近の予選でのゴタゴタが今回もあったりと予選はいまいち
    レースはワンストップ&後半のソフトタイヤでペースが上げまくると言う
    最近のスーパーアグリの展開を今回も踏襲するも、展開が見方せず16位
    序盤で前に言っていたデビットソン選手との差が5秒以内まで来ていたから
    マシンのレースの組み立てはそれほど悪くなかったんじゃないかな・・
    開発停止と資金不足を思うと、この方法で今シーズンは戦って行きそうな予感

    TOYOTAは予選で割りと上位で決勝で崩れるパターンが今回も同じ
    もうちょっとなんとかなりそうなのに、毎回なんとかならないのは辛い
    富士スピードウェイまでにレースの戦略や決勝で力を最大限出す為の
    ファインチューニングを行うマシンの仕上げ等等、エンジン供給している
    ウイリアムズに人材を派遣したり、レース戦略を学んだ方が良い様な・・!?

    他は、毎回安定と定位置を確保したBMWとポイント獲得を続けている
    ルノーのヘイキ・コヴァライネン選手、ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手
    BMWのロバート・クビカ選手を含め、この辺りが今後のF1を担っていく人材になりそう
    それと、思ったよりもマシンの進化が感じられないレッドブルとトロロッソ(来期に注力?)


    来年はドライバーエイドのトラクションコントロールとかがなくなるので
    アクセルワークがうまいベテランドライバーの復活もありそうなのだけど
    その前にシートを失うベテランドライバーが多くなりそうなのが辛いなぁ
    ラルフ選手やフィジケラ選手が赤信号、ヤルノ選手やクルサード選手、ウルツ選手
    逆に、うまかったとされるこれらの選手がぬるま湯の最近のF1でボロボロとなり
    ハミルトン選手やロズベルグ選手を出したF1の下のカテゴリーであるGP2では
    トラクションコントロールがないわけで、浸かり過ぎたベテランドライバーよりも
    新人ドライバーの方がうまいなんて笑えない事態になったりするかも!?
    プレッシャーに負けて早くアクセルを踏もうとして少し滑っての修正が入ると言った
    コーナーの立ち上がりでミスしたりすると、真後ろに着かれて抜かれたりもあるわけで
    コーナー毎にブレーキバランスを調整し、そのコーナーの前に自動的に
    コンピューターでロードし、各コーナー毎の最適なブレーキが出来たりも
    ついでに廃止して欲しいなぁ・・とかとか。シフトもセミオートマではなく
    クラッチ付きのマニュアルに、抜き難いダンフォースマシンと低グリップタイヤに
    ドライバーのミスが表に出ない&起きないドライバーエイドの全面廃止とか
    速い女性ドライバーをデビューさせるF1の最後の人気回復の秘策を思うと
    さすがにパワーステアリングは廃止出来ないだろうけど、F1サーカスなら
    ドライビングの曲芸・・もとい、ドライビングの極芸を見せて欲しいわけで。

    スリップストリーム中に若干オーバーレブがあったりでのリスク覚悟の
    迫力あるオーバーテイクも出来ないエンジン回転数しばりも要らないし
    レース終盤にエンジン保護の為、グダグダにゆるいペースで走ってしまい
    バトルがなくなり渋滞パレードラップを引き起こす2レース1エンジンも要らない
    ダウンフォース規制は逆の発想で、車高を下げたグランドエフェクトカーを復活させ
    車の下の空気と上の空気の差を活かした空力から、下の空気を少なくする事に拠って
    後ろの車に完全なスリップストリーム空間を与え、オーバーテイクし易い設定にしたり
    車高の低さと路面の接触で火花を出す演出も加われば見ていて迫力もあるし楽しいのになぁ
    火花は車体の下に付けるスキッドブロックを木製から金属製に変えればいいのだけども
    発生する細かい金属片が人体に悪影響が出るとかがあったのかな?と木製に変わった理由が
    そんな所にあると復活は難しいとは思う・・でも、もう少しなんとかして欲しいなぁ
    レース内容が波乱が無いと知らない人に進められないぐらいグダグダな事が多いのだから
    見た目重視の部分を作り、V8でしょぼくなった音をカバー出来る対策をして欲しいとこ
    ついでに言うと、無線の双方向を禁止し、ピットからの支持はピットボードだけにして
    戦略もドライバー自身が考える様になると、打算的な走りが減り、レースで抜かれたら
    疲れたレース終盤なのに血が沸きだって、アドレナリン全開となり、抜き返すに行く・・
    と言った、レーサーが主役のレースが復活してくれたらなぁ・・と思うわけですよ

    【832】Rd.14 ベルギーGP
     IR@管理人  - 07/9/15(土) 23:19 -

    引用なし
       例のスパイ事件でEメールでのマクラーレンのドライバーの会話に
    フェラーリからの漏洩した機密に基づいた情報のやりとりがあったとの
    証拠が決定打となり、マクラーレンが有罪となる裁定が下りましたとさ
    結果、今年のコンストラクターズポイントの剥奪と1億ドルの罰金
    これに拠って、今期のコンストラクターズ争いはフェラーリに決定!
    政治力でもぎ取ったチャンピオンをファンがどう思うのか?微妙ですなぁ
    まあ、残りは完全にドライバーズタイトル争いが主役になる面白い展開なので
    文句を言うのもシーズンが終わるまで待つと言う流れになりそうです。

    あと、いつの間にかにスーパーアグリのシャシー問題がグダグダになっている(笑)
    マクラーレンが今年のコンストラクターズ争いから除外されたことで
    来年の分配金も増えるし、チーム輸送費が全額FIA持ちになるとかも
    順位に拠ってはあるので、資金難でもなんとか来年は持ちそうですな!


    予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/09/f1_4353.html

    ポールポジションは事前からフェラーリ優位と言われていた通りの結果で
    フェラーリのキミ・ライコネン選手が獲得! 前戦のリタイアで事実上の
    チャンピオンシップ争いから脱落したフェリッペ・マッサ選手が2位のワンツー
    一説では、前回のレースの結果に拠り、フェラーリはライコネン選手を
    残りのレースで優先させる事を決めたとか!?今回のレース展開によっては
    それの真相が分かるかもしれませんね・・マッサ選手がどう動くか?も注目
    マクラーレン勢はスパイ事件の影響を感じさせない3-4番手と相変わらず速い!
    しかも、フェラーリ有利と言われるなか、フェルナンド・アロンソ選手が
    逆転ポールポジションを獲得か!?と思わせる素晴らしいラップを刻んでいて
    どこのコースもソツなくこなし、タイヤの温まりも早いから最初のラップや
    雨になった時にも強く、オールマイティで死角がほとんどないこのマシンが
    ホイールベースが長く、タイヤの温まりがそれほどよくなく、逆に言えば
    タイヤが柔らかくても長持ちのフェラーリを真似する部分なんてないのですが・・
    (マシン開発ではなく、ウェイトバランスや戦略を知った事が問題となったのだけど)
    マクラーレンの両ドライバーはアロンソ選手が3番手、ハミルトン選手が4番手と
    今回もアロンソ選手がややリードしながら進んだ週末と言うのが印象的でした。

    ぎりぎりのレイトブレーキングに定評のあるハミルトン選手が最初の周回で
    どこまで順位を上げられるのか?と、アロンソ選手との争いが注目ですな
    フェラーリは、コンストラクターズを手に入れたのだから、ライコネン選手を
    なんとしても優勝させ、マッサ選手にマクラーレンの2台を抑えさせてでも
    有利な展開にもっていくと言った、政治力の強引な部分をサーキットにおいても
    展開させないと、両方のタイトルを獲る事は出来ないぐらいギリギリな状況
    でも、フェラーリの不利には、信頼性不足と雨と言うのもあるのだけど
    今回はその二つの影響ともに出そうなので、フェラーリには不安が付き纏う

    ほかはBMWのニック・ハイドフェルド選手とロバート・クビサ選手が
    マシンの素性と燃料が一番軽くてタイムが出るとされる予選Q2にて
    フェラーリやマクラーレン勢から約110秒の長いサーキットにも関わらず
    1秒以内のタイムを出していたのが印象的! BMWの着実な開発力が目立つなぁ
    業界最高と言われていたザウバーの風洞を獲得し、それをザウバー時代には
    資金の関係から不可能とされた3交代の24時間稼動を実現した効果は絶大!
    ただ、クビサ選手はペナルティで10番降格の予選15番手になりましたが(^^;

    あとは、相変わらず好調なルノーのヘイキ・コヴァライネン選手と
    ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手、TOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手
    ドライバーサーキットと言うことでレッドブルのマーク・ウェーバー選手
    この辺りがトップ10に入る。 後者二人はなぜか予選の順位がレース結果に
    繋がらない状況が多く(マシンの性能以上を引き出している為かな?)
    それを破れるか?と言うのも中位グループでは注目のひとつとなります。

    スーパーアグリは佐藤琢磨選手が19位、アンソニー・デビットソン選手が21位
    HONDAはジェンソン・バトン選手が14位、ルーベンス・バリチェロ選手が18位
    バトン選手が出来の悪いマシンにムチを入れてあそこまで走らせるのはさすが!
    バリチェロ選手はキャリアでひさびさにポイントが取れない年に今年はなりそう
    TOYOTAのもう一台のラルフ・シューマッハ選手は残りレースでポイントが取れないと
    契約が更新されない条項でもあるのか? 必死になってきているのが面白いなぁ
    スパイカーの山本左近選手はフリー走行で速いところを見せるも22位の最後尾
    まだ勝負をするところだと考えていないのか? 決勝と完走重視なのかな?

    【833】決勝
     IR@管理人  - 07/9/17(月) 10:37 -

    引用なし
       ベルギーGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/09/f1_cbac.html


    キミ・ライコネン選手が危なげなくポールトゥウィンで今期4勝目を飾り
    フェリッペ・マッサ選手も2位に入り、フェラーリが前戦の屈辱を晴らす
    1-2フィニッシュを決め、注目のマクラーレン勢の対決は3位の方に
    フェルナンド・アロンソ選手、4位にルイス・ハミルトン選手が入る
    結果、1ポイントの差を詰めたアロンソ選手が95ポイントとなって
    トップのハミルトン選手が97ポイント、優勝のライコネン選手が84ポイント
    5位は攻めたBMWのニック・ハイドフェルド選手が入るも上位2チームが
    磐石となっているので、5位がやっと言うのがあまりにも大きい壁を感じさせる
    同僚のロバート・クビサ選手は15番手からのスタートで、次々に前の車を
    オーバーテイクするも、ルノーのヘイキ・コヴァライネン選手の重い車の
    作戦に破れ、9番手とポイント獲得ならず、6位と7位が早めにコヴァライネン選手を
    攻略していったニコ・ロズベルグ選手とマーク・ウェーバー選手が入った。
    (ロズベルグ選手は、アロンソ選手がマクラーレンを飛び出した後釜として)
    (マクラーレンチームに入るのでは?ウイリアムズが高く売りつけるのでは?)
    (と言う噂が流れているけど、契約解除でマクラーレンに違約金を払うのを)
    (避けたいアロンソ選手側とアロンソ選手の背信行為?を利用する形を使い)
    (上手に追い出したい状況まで関係が悪化してしまったマクラーレン側との)
    (暗闘の材料としての材料っぽく、まだ状況の方が現実的になっていない模様)
    8位には前戦のライコネン選手と似た1ストップ作戦をうまく決めたコヴァライネン選手

    TOYOTA勢が10番手、11番手となり、次の富士スピードウェイに向けてはいい感じ!
    上位のフェラーリとマクラーレン、続くBMW、そこにウイリアムズのロズベルグ選手
    レッドブルのウェーバー選手、ルノー勢が入って来るので10位以内に入る事すら
    難しいと言うのが今年のF1なので、前が富士の第一コーナーでの争いに拠って
    サンドトラップの餌食になる事を期待しないと、ちょっと難しいでしょうなぁ
    霧はレースが出来ないので勘弁だけど、雨とかの要素がなんとか欲しいとこ

    HONDAは、ルーベンス・バリチェロ選手のみが完走、ジェンソン・バトン選手が
    途中でスーパーアグリの佐藤琢磨選手にオーバーテイクされるシーンがあったけど
    その後にリタイアと、前戦に比べるといまいちと言うか、今年のマシンらしい結果
    スーパーアグリは日本GPで日本の会社だか実業家の支援が発表されるとの事!
    チームの株式を過半数に満たない割合を売却するとかもあって、資金集めと
    来期の競争力確保に本腰を入れているのはいいですな!勝負する為の開発を
    継続して行うのにはそれなりの資金が必要だし、参戦するだけでは意味がないと
    代表の鈴木亜久里氏は常々言って来ているので、こういう姿勢は素晴らしい
    来期のカスタマーシャシーがどうなるか?供給される側にも最新の開発が
    回して貰えるのか? 資金はどれくらいかかるのか? エンジンとの兼ね合いで
    HONDAが供給先の筆頭になるけど、HONDAのシャシー開発力に信頼出来るのか?
    他に有望なシャシー供給先はあるのか? 等等を考えると、自前で行くのが
    良さそうな気もするけど、開発出来る伸び代を思うとそれも難しく
    来期やその先も見越すととても難しい選択を迫られる状況になりますのぉ

    あと、スパイカーの山本左近選手は今回も最後尾での完走と
    完全にターゲットを日本GPに絞り、新型のBスペックへの理解を深めるべく
    如何に距離を稼ぐのか?にシフトしている様に見えますなぁ
    同僚のエイドリアン・スーティル選手が今回は輝き過ぎていたので
    差が大きく見えてしまうけど、次が日本GPなので、そこで真価を見せて欲しい
    その他のチームはシーズン終盤で見るべきところも少なくなったので省略(^^;


    あと、注目のスパイ事件は大暴露大会の様相を呈して来て
    キミ・ライコネン選手が在籍中のマクラーレン時代にあった
    無線盗聴やらが当たり前になっていたとFIAに話す事になったまで発展
    (これが問題になると、他のチームも無傷ではいられないと思うが)

    逆に言えば、タイトル争いでフェラーリのエースとなった
    立場を完全に強化する為のフェラーリへの忠誠の印でもあり
    今期のマクラーレンの二人の争いもそうだけど、フェラーリでも
    フェリッペ・マッサ選手に苦戦し、あるレースでは引く事を強いられた事が
    今期のフラストレーションやチャンピオンシップで苦戦する事にも繋がった為
    今年の残りのレースでの立場を来年にもリセットされずに持ち越そうとするのは
    当然だろうけど、マッサ選手がどう対応するのか?1位は無理でも今回の様に
    ライコネン選手が優勝の時は必ず2位を確保、更にはライコネン選手が落ちた時は
    優勝をして、セカンドドライバーに固定されない様に頑張る必要がありますな

    マクラーレンチームもフェルナンド・アロンソ選手がチームの代表を
    スパイ事件の証拠提出と絡み、脅迫(ナンバー1の地位を要求?)していたりと
    今回の結果で2ポイント差まで迫ったルイス・ハミルトン選手との勝負が佳境の中
    不利な境遇に陥ると力を発揮するアロンソ選手の本領が発揮されたGPでした。
    ハミルトン選手も今回のアロンソ選手のオープニングラップでの凄まじい攻めに
    不満を漏らしていたけど、ハミルトン選手も相手が引いた時に結構無茶をしたりで
    イタリアGPのオープニングでは、アウトからショートカット気味に行ったのが
    不問になっていたり、ライコネン選手をオーバーテイクした時にも左へフェイントを
    入れてから90度に近いコーナーリングをした事等等、新人とは言え、擁護が難しいとこ

    ハミルトン選手が一筋縄で行かないのは、はみ出してもランオフエリアをうまく使って
    加速を獲得し、アロンソ選手の前に行ったのはさすがと言うか、引かない姿勢は凄いね
    オールージュで並んで来たアロンソ選手(ここで無理に並びに行くのも非常識な気もする)に
    ランオフエリアを使ってアドバンテージを稼いだと判断されてのペナルティを回避する為?
    引いたのだろうけど、ハミルトン選手も意地を見せたけど、今回はマシンの出来やら
    コースの攻略やらでアロンソ選手側が前回に続いて一歩リードしていたのは否めない
    (終盤にコースアウトでランオフエリアに助けられていたし、新人っぽさが今、出てるなぁ)
    ただ、これでアロンソ選手はハミルトン選手に対して激しい宣戦布告をしたとも取れ
    両者の意地と意地がぶつかり、衝突を回避し得ない状況もより起こり易くなったわけで
    ライコネン選手が漁夫の利を得てしまう程に、互いを憎み合う様になってしまうのか!?
    オープニングラップ以外では、レースで盛り上がる事が少ない分、期待しちゃいますな(おぃ

    【844】Rd.15 日本GP
     IR@管理人  - 07/9/30(日) 1:29 -

    引用なし

    [添付]〜添付ファイル〜
    ・名前 : IMG_3223.JPG
    ・サイズ : 56.1KB
       日本GPを前に、スーパーアグリにスポンサーが数社付いたとの事!
    大きなところでは、カロツェリア・・カーナビは車が要るからな・・
    関連のパイオニアで行くと・・プラズマテレビ!フルHDのも出てきたし
    いや、ちょっとまだ高いので(^^; 自分的にはスポンサーに付いた
    パイオニア的買い物はPC系の光学ドライブが一番近い位置にあるかな
    CD-ROMだけを読めないと言う不具合が表に出て対応されたみたいだし
    新しい機能のエラーを無理矢理読むパワーリードが面白いのでこれを狙うか

    日清はカップヌードルのとこなので、ちとコンビニに足を伸ばしてついでに
    琢磨選手のスポンサーをやっていたSuperH2Oと一緒に日清関連のカップ麺を購入した。
    F1ファンの嗜みとでも言うか、意識しない類の買い物に指向性が付いて
    知らないモノを知れる事にもなるのだけど、広告に動かされる不快は少なく
    こんな感じでF1を応援する自分のスタイルは買い物の機会と共に続くのでしょうなぁ

    大々的に発表された中にもうひとつのスポンサーはあるけど
    いまいちよくわからないのでしばらく様子見・・・・・でふ
    心の声!?「ここはアレみたいだし、危険は避けたいんじゃないの?」
    「ちがうよ、全然違うよ!(おぃ)ゆっくり状況を見定めたいだけ」


    フェラーリとマクラーレンを揺るがしているスパイ事件の結末では
    ロン・デニス代表を追い出したがっている側にFIAのマックス・モズレー氏や
    チームを全部掌握し、オールメルセデスにしたい意向のあるメルセデスの一部
    次期マクラーレンチームを率いるマーティン・ウィットマーシュ氏らが結託し
    アロンソ選手を核弾頭にして、ロン・デニス氏の排除へと動いているとかの噂まで
    出ているぐらい、いろいろな人の思惑や関係から話に尾ひれが色々ついている模様
    流れとしては、ロン・デニス代表が負け戦をうまく収め、アロンソ選手の反乱を
    押さえ、来期は契約から自由にさせずに干乾し休暇を与える形に行き着きそう・・
    興行的にそれを許さない流れもあるだろうけど、育ててきたハミルトン選手に
    チャンピオンを獲得させ、チームに混乱を与えたアロンソ選手を干すと言う目的を
    達成する事が現在のロン・デニス代表が苦しい立場を乗り超える糧になっていたりして!?


    日本GP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/09/f1_c42f_1.html

    雨や霧で三回目のフリー走行が30分遅れた上にその後にキャンセルとなり
    30年ぶりの開催の不安に寒さまでが襲い掛かる悲劇的な土曜日のスタート
    フリー走行では霧でヘリコプターが飛べない中、強行で開始されたりとか
    イベントの成功させなければならないと言う動機や面子がルールを超えて
    しまい兼ねないと言う、イベントの開催と安全性の両立がギャンブルへと
    落ちて行く怖いイベントになりそうな今週の天気が恨めしいですねぇ
    雨や霧がある場合、ピットの入り口がストレート区間からの減速となる
    場所にあったり、インフィールドでの上りのブラインドコーナーが多数等
    30年前の富士スピードウェイで起きた悲劇を繰り返さない為、場合に拠っては
    今回のイベントをキャンセルすると言う決断を主催者が出来るか?も注目

    濡れた路面での予選は、徐々に乾く状況に多くのマシンが同時にアタックを行い
    最後の最後で路面が乾いた状況で渋滞にはまらないドライバーが上に行ったのですが
    地元で期待のスーパーアグリの佐藤琢磨選手とスパイカーの山本左近選手は
    渋滞や速いマシンに出くわし、うまくアタックが出来ずに21番と22番に沈む・・
    左近選手に到っては、TOYOTAのラルフ・シューマッハ選手に突っ込まれたりで散々
    今週末は抑えていた気合が入り過ぎたのか!?金曜日のスピン後の復帰の時に
    HONDAのジェンソン・バトン選手と小さな接触を起こしたりと流れがいまいち

    ドライの金曜フリー走行ではTOYOTAの二台がなかなかの走りを見せていたので
    予選に向けて期待が高まったのですが、土曜日は午前中のフリー走行から雨と霧
    ヤルノ・トゥルーリ選手は14位、クラッシュのラルフが16番手と雨とミスにやられる
    ドライなら相当燃料を軽くしてのポールポジション狙いとかがあったので惜しいなぁ

    逆に、ホンダのジェンソン・バトン選手はナチュラルドライビングを如何なく発揮し
    予選で7番手に入る雨を見方に付ける見事な走りを展開!ルーベンス・バリチェロ選手が
    17番手に沈んだことを考えると、雨とマシンとの相性と腕が合わさった奇跡の走り!?
    来年のトラクションコントロールが廃止される時代にもっとも活躍しそうなドライバーで
    ホンダのマシン次第ってのもあるけど、この選手はやっぱり凄いドライビングセンスだねぇ

    ポールポジションは初コースなのに、いつもシミュレーター訓練をしなかったと言う
    マクラーレンのルイス・ハミルトン選手が獲得!ポイント争いで続く同僚でもある
    フェルナンド・アロンソ選手は2番手が続き、予想通りのマクラーレン勢の1-2!
    ただ、3-4のフェラーリ勢がモンツァサーキットでのイタリアGP程は離されておらず
    ドライの金曜もそうだった様に、マクラーレンやや有利か!?と言われていたのが
    五分に近い状況なのが面白い! それに上位チームはセッティングをドライ寄りにして
    勝負に行くっぽいので(予選以降はセッティングを大きく弄れない)大雨となり
    下位チームが上を突付く流れと、ドライでの上位2チームのガチンコバトルと言う
    サプライズ系とチャンピオンシップに相応しい勝負系の良い感じに分かれそう!
    富士の麓であり、天気予報が当てにならないらしいので、チームが予報士を立てて
    明日の晴れを読んだとしても、その予報が当たる時間が大きくずれる可能性もスパイスに・・

    路面の状況が変化する時にいち早く路面の限界を掴むアロンソ選手に対して
    ハミルトン選手がどこまでがんばれるのか!? 接触するなんて事があるのか!?
    濡れた路面でのスタートとなると、アロンソ選手が有利になりそうなんですよねぇ
    今夜、雨が降って路面のタイヤラバーが流されると奇数、偶数グリッドの優劣も
    小さくなるし、明日の13時30分からスタートの決勝はひさしぶりに楽しみなF1になりそうです。

    http://wwwz.fujitv.co.jp/f1gp/index2.html

    添付画像
    【IMG_3223.JPG : 56.1KB】

    【845】決勝
     IR@管理人  - 07/9/30(日) 16:44 -

    引用なし
       日本GP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/09/f1_d98e.html


    13時10分、TVをつけるとそこには悲惨なGPの幕開けを予感させる霧雨模様
    ヘリコプターは飛べるのか?事故が起きた場合に病院に搬送出来ないなんて
    運営の内外の外はもとより、内でも悲劇になりかねない状況にも関わらず
    それでも予定通りの13時30分にスタート! 最初からスタートは行われず
    セーフティカーに先導される形で始まり、それが18周目まで続くと言う
    えぇ〜!?これって最後までセーフティカーになるのでは?と最初から気分が重い

    このセーフティカー中に作戦変更を考えて先手を取ったフェラーリ勢が大失敗
    18周前後にピットアウトしたトロロッソのヴィタントニオ・リウッツィ選手の
    ラップタイムが1分33秒台を見た運営がセーフティカー解除を宣言してレーススタート!
    しかし、霧と前の車の水飛沫での視界不良でフロントウイング壊すマシンが多かったり
    前の方に比べると、中位グループ以下が接触やスピンを繰り返す悲惨な状況になっていく
    その中に佐藤琢磨選手やジェンソン・バトン選手がフロントウイングを失ってしまう

    中盤、マクラーレン勢がトップを走っていたけど、相次いで二台共に接触があり
    (クビサ選手がインをついた時に接触がハミルトン選手ともどもスピンとなる)
    (セバスチャン・ベッテル選手をアウトから抜こうとしたアロンソ選手も接触スピン)
    両マシンともにバランスを崩したり振動が出て、どんどんリードを失っていってしまい
    2位のマーク・ウェーバー選手がハミルトン選手に追いつめると言う状況が出たり
    トロロッソでレインセッティングにしたベッテル選手が3位にいたりと面白かったのですが
    バランスを崩したマシンで無理な走りをしていたアロンソ選手が数度のスピンの果てに
    100R後のヘアピン部分でなんとクラッシュ!・・まさかの信じられないアクシデント
    普通は新人のハミルトン選手が追い込まれる状況なのに、チャンピオンが焦って
    ミスをする事が今年は今までも色々とあったけど、クラッシュして終わるのが今回初
    この後に入ったセーフティカー中にベッテル選手がウェーバー選手に突っ込む悲劇・・
    これで2-3位のレッドブル系が共倒れと言うレッドブルオーナーが大激怒!?な展開

    クビサ選手との接触スピン後は、ややマシンが不安定でタイムが落ちていた
    ハミルトン選手はそれに合わせてドライビングを変えたのか!?体勢を見事に立て直し
    セーフティカー後も早くタイヤに熱が入るマクラーレンの特性を活かしてすぐにリードを築き
    安定してトップを守りつつ、最後まできっちりリードを保ったままフィニッシュまで行きました。
    路面がマクラーレンの得意なレンジとそれを少しずれる形となった事や、タイヤの温まりが
    マクラーレンは早く、他が3〜4周掛かるところを半周〜1周で早く走れる状態になるのも強み
    そして、他がマクラーレンとの差を詰められる路面になると、雨が時折追加される形で
    マクラーレンの得意なレンジへ戻ると言う展開だったのも大きかったんでしょうねぇ
    マクラーレン勢のタイヤの熱の入り方の早さは去年のルノーとミシュランのコンビに似ている
    (フェラーリ側はタイヤの温度が一定以上にならない特殊ガスをタイヤに入れる事で)
    (タイヤ温度をコントロールしているらしいけど、これにはなんだかな〜な印象も強い)
    (タイヤの磨耗が少なく、今年のレースペースが速いと言う要因なんだろうけど)
    (可変式のフロントウイングでストレートスピードを稼いでいたアレに似ていて嫌)

    後方に落ちていたライコネン選手が前の自滅や最後に猛烈プッシュし、その前に居た
    マッサ選手の不可解なタイヤ交換?燃料が足りなかった?状況でピットインすることで
    順位を3位まで上げ、ハミルトン選手の107ポイントに対し、90ポイントで首の皮一枚繋がる
    更に3位から最終ラップまで2位のヘイキ・コヴァライネン選手を猛追していたのですが
    それを凌いだコヴァライネン選手は初表彰台が2位! 順位を落としたマッサ選手は最後に
    ロバート・クビサ選手を交わし、交わされ、交わし返し7位を取って意地を見せて盛り上げる。

    他では、地元となるTOYTOAが雨で完全なる大敗・・輸送を含めた運営の有り方も問われそうで
    ブログやデジカメ、写メの時代には、現地観戦が悲惨だった模様もすぐに判るわけだから
    先手を打っての来年の開催に向けてのロードマップや問題点の洗い出しが必要でしょうなぁ
    CS放送では今宮さんがヘリが飛べないのを無視しての強行スタートや他の部分についても
    遠回しでだけど語気を強める形で批判していたし、この問題をきちんと書けるか否かで
    F1系を含めたジャーナリストの資質と覚悟が問える事になっちゃうのは皮肉ですのぉ
    F1のボスのバーニー・エクレストン氏も自動車メーカーのアメリカ市場は重要!の嘆願を
    蹴ってアメリカGPを切ったりしたわけだから、今回の運営にも一言二言・・三言はありそう

    HONDAは、トロロッソのベッテル選手が3位を獲得すると、コンストラクターズで
    トロロッソに上に行かれると言う悲劇と惨めを味わうところを自滅で回避されたり
    バリチェロ選手が無得点から脱出!と思いきや、残り4周で給油でポイントゲットならずと
    期待のバトン選手が序盤でフロントウイングを失い、勝負出来るレースを失ったあとは
    ジェットコースターの様なハラハラドキドキ、責任がドスンドスン重くなりそうな事態へ
    どちらにせよ、チャンスを失ったけど、ダメーズを食らわなかったと言う結末では不本意でしょうなぁ

    佐藤琢磨選手はフロントウイングを壊して後ろに下がり、そのまま最後尾を前の車の
    水飛沫を受けつつ、後ろからの車にどんどん周回遅れにされる雨での悲惨な位置へ・・
    結果、完走しつつも最後尾の15位フィニッシュと昨年と同じ様なレースでは無いレース
    ピットストップの時に火を出すと言うおまけもあったけど、チームもお疲れ気味!?
    山本左近選手が12位完走とフリー走行からの空回りをレースではきっちりまとめる。


    優勝したハミルトン選手は、序盤の雨でもアロンソ選手に負けずリードを広げるし
    更には燃料が重い状態でもアロンソ選手よりも速い!とこれはもうチャンピオンに相応しいねぇ
    ただ、前の相手を抜くシーンが少ないので、残り二戦はそういったシーンを加えて欲しいとこ
    アロンソ選手はドライバーズチャンピオンシップを獲ってチームを出て行く予定だったのが
    新人に追い出されてチームを逃げ出す事になりそうで、スパイ事件以降のやり過ぎを思うと
    同情の余地はないけど、来年は干されずになんとか走れるチームを見つけて欲しいですな
    マクラーレンに留まっても、発言力が上がる新チャンピオンに負かされるとなると
    ミハエル選手を打ち破ってチャンピオンになった事さえも遠く忘れられてしまい兼ねないので。
    ライコネン選手も数字上はチャンピオンは狙えるけど、もはや逆転は不可能と言える状況
    残り二戦に勝って今年の最多勝を獲得して、なんとか体面を保つしかありませんのぉ

    表彰台ではハミルトン選手とコヴァライネン選手が目立ち、ミハエル選手の後に続くと思われた
    アロンソ選手やライコネン選手の世代をひとつ飛び越して新しい世代が台頭して来た印象強し
    今回沸かせて、アロンソ選手にぶつけたり、ウェーバー選手を巻き込んで自滅して目立った
    ヴェッテル選手を含め、来年デビュー?のネルソン・ピケJr選手、新世代組みの勢いはすごい!
    来年は共通ECUを使う事で、トラクションコントロール系のドライバーエイドを完全に廃すので
    ベテランドライバーが経験とうまさで、恐れるモノの無い勢いと体力と若さに対抗出来る場合も
    あると思われる為、速さだけではなく、うまさも問われる面白いモノになるといいなぁ

    【848】Rd.16 中国GP
     IR@管理人  - 07/10/7(日) 11:42 -

    引用なし
       中国GP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/10/f116gp_cf94.html

    前戦の日本GPでのセーフティーカーに先導される形で走っている時に
    レースリーダーだったルイス・ハミルトン選手のドライブが危険だったと
    審議される事態がありましたが、無罪放免&予選順位10番手降格のペナルティだった
    トロロッソのセバスチャン・ベッテル選手が減刑でペナルティがなくなる状況へ
    チャンピオンシップ争いを演出させる興行の為か?それともチャンピオンへの試練か?
    毎回チャンピオンを獲得する人は似た様な道を通ると言うか、際どい事をやると言うか
    レース再開に備え、ブレーキを暖める為に結果としてブレーキテストに近い行為を
    雨の中で行う事になったわけだけど、雨の一番影響の少ない先頭を走っていた
    ハミルトン選手には前の見えないウォータースクリーンの中で感覚を保ちながら
    先導されて行く後ろの車の状況が解り難く、普通の行為を行った結果がアレとなったと。
    厳しく言えばチャンピオンになる人間には相応しくない行為に当たるだろうけど
    経験の少ない新人と言うのがペースを作った人間にもぶつけた人間にも言えるし
    現チャンピオンの行動を見ると、チャンピオン擁護の補正も付けられないからなぁ
    正直、現チャンピオンの最近の言動には見ている側としてもうんざりさせられる。


    予選結果は、そのハミルトン選手がポールポジションを獲得!
    ただ、予選Q2の結果と比べ、上位二チームの4人の中でタイム差が少ないのが
    ハミルトン選手だけで、決勝日が台風の影響で雨になる事を見越しての影響の少ない
    一番前を獲得しに行ったのかな?と想像出来る。 タイム差的にはフェラーリ勢が
    割と燃料を積んでもこの位置と言う事で、速さ的にやや有利な印象を受けます。
    雨となるとタイヤの温まりの早さでスタート後やセーフティカー後に置いては
    マクラーレンがリードを築いてしまうので、フェルナンド・アロンソ選手との
    勝負となるわけと予想されますが、4位のアロンソ選手との間にフェラーリ勢が
    居るので、雨、予選順位、ポイント差と言った多くの要素がハミルトン選手側にあり
    崩れない同選手にアロンソ選手が最後の意地を見せ、最終戦まで争いを持ち込めるか?
    今年よくあった意地を見せるつもりが空回りで新人チャンピオンの誕生になるか?注目です。

    5位には日本GPで4位に入ったレッドブルのデビット・クルサード選手が入る大活躍!
    前戦でベッテル選手にぶつけられなければ優勝争いに絡めた同僚のマーク・ウェーバー選手も
    7位を獲得し、BMW勢が8位9位に沈んだ事もあって、雨と混乱になるとレッドブル勢は期待大!
    6位は今期限りでTOYOTA(F1も!?)を離脱する事になったラルフ・シューマッハ選手!
    いつも予選でヤルノ・トゥルーリ選手の後塵を拝していたけど、今回は立場逆転となった。
    僅か0.25秒の差がそれの元になのですが、位置としては6位と13位で大きく印象が違うもんねぇ
    遅きに失っした形だけど、最後の二戦表彰台を獲得するとかを見せて欲しくはありますなぁ
    10位はHONDAのジェンソン・バトン選手、ルーベンス・バリチェロ選手が上と同様に
    約0.2秒の遅れで最初の予選で脱落していて、タイム差が少ない今期のF1を象徴している。
    しかし、順位が大きく離れる事でのイメージを思えば、この僅かな差で勝つ事が全てと
    アシスト機能だらけ&エンジンの出力が小さく、パワーの出方もコンピューターで制御され
    扱い易い時代の体力勝負となっている詰まらなく、解り難いF1を象徴してますのぉ・・来年に期待

    スーパーアグリは佐藤琢磨選手が今シーズン後半戦で陥っている考え過ぎて外すパターンを
    今回も繰り返し、ファインチューニングが難しい車で出口が見えない状況になってしまい20位
    逆にアンソニー・デビットソン選手は今回も予選Q2に進出するなど、調子の良さをアピール!
    本家のHONDAとのポイント争いで今の位置を維持出来るのか?が残りレースの注目でしょうなぁ
    スパイカーの山本左近選手は特に良いところもなく、きちんと完走させて来期以降の挑戦や
    ドライバーとしての信頼感醸成に努める状況っぽいです。 以前F1で走った経験のある選手で
    GP2でチャンピオンシップをリードするティモ・グロック選手が来年はF1に復帰するとかで
    F1→GP2(チャンピオンを獲得)→F1と言う道を切り開きそうだから、そこに繋がると良いですな


    決勝レースは雨となるみたいなので、前戦の日本GP同様に波乱が期待出来そう!
    (雨で目立っていた大気の汚れがカモフラージュ出来るのは主催者名利!?(コラ)
    あと、ハミルトン選手のチャンピオンが決まると、アロンソ選手の来年の動向も決まり
    それでTOYOTAの空きシート、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手の行く末
    アロンソ選手がマクラーレンを離脱したらその後釜候補として名前の挙がっている
    ウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手と言ったドライバーの状況も玉突きで決まるので
    その辺り、来年の決まっていないドライバー体制が一気に動きそうな流れもありそうです。

    【851】決勝
     IR@管理人  - 07/10/8(月) 2:04 -

    引用なし
       中国GP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/10/f1_f817.html


    決勝も予想通り雨の中国GPでしたが、降る量は然程多くはなく
    時折強い雨が通り雨程度でサーキットを濡らすぐらいと言う状況の中
    ポールポジションから真っ直ぐにスタートしたルイス・ハミルトン選手
    それを追ってフェラーリ勢が続く中、第一コーナーで4番手にスタートした
    フェルナンド・アロンソ選手が外からフェリッペ・マッサ選手を接触しながら抜く
    その後、マッサ選手も返す刀で次の次のコーナーのインを取って3番手を取り返す
    後方では離脱が決まったTOYOTAのラルフ・シューマッハ選手が単独でスピン
    ラルフ選手はここから猛然と追い上げて魅せる場面を作るも、スピンや接触で
    落ちていってしまい、最後は通り雨の最中に派手にスピンしてコースアウト・・
    レースペースが速かっただけに、きちんとスタートしていれば表彰台も可能だった!?

    話をトップに戻すと、ハミルトン選手が軽めの状況を活かして2位以下を徐々に引き離し
    16周目に早めのピットインを行う。状況が雨が降りそうだけど、路面は乾きつつあるので
    タイヤを変えずに燃料給油だけのストップとし、後にピットインするほかのチームもこれに倣う
    ここからライコネン選手がスパートをして一気に差を詰めるも逆転には至らず、路面が乾きだし
    中位と下位チームが賭けでドライタイヤに履き替え、ウイリアムズのアレクサンダー・ウルツ選手が
    ドライタイヤで上位勢よりも速いタイムを出したのを皮切りに、中位、下位チームは続々とピットイン
    しかし、それからしばらくすると強い通り雨がサーキットを濡らし、ドライ勢は一気にタイムを落とす
    それでも雨が降り続かずにすぐに路面はドライで走れるまで回復し、事無きを得る。

    上位でレースが動いたのが26周目、アロンソ選手がマッサ選手を抜き、ハミルトン選手と
    キミ・ライコネン選手を追う展開に変わり、チャンピオンシップを争う3人が上位3位に!
    次にレースが動いたのが28周目で、徐々にペースを落としていたハミルトン選手のマシンが
    リアタイヤがグリップせずに加速もままならない状況にライコネン選手が詰まり、ここで
    ライコネン選手がぶつからない様にじっくり見ながら抜いて行ったのはさすが!でした。
    次の周には猛然と追い上げて来たアロンソ選手にも抜かれ、ここでダメージを最小減にすべく
    ピットに向かうも、リアタイヤが限界を超えてしまっていて、ピットロードの最初のコーナーを
    直進し、そのままサンドトラップにはまり、力を失ったリアタイヤではマシンを支えきれず
    フロントタイヤが浮いてしまう状態で、止まってからアクセルを踏むもエンジン音が空しく響く
    マーシャルの手を借り、ここから脱出しようと試みるも(脱出していたら逆に問題となりそうだけど)
    結局、この小さなサンドトラップから脱出出来ずにまさかのリタイヤを言う信じられない展開!

    ドライタイヤに履き替えれば良かったと思うけど、ちょっとスケジュールを優先し過ぎた感じ
    自身の二度目のピットストップと状況を合わせようとしつつ、アロンソ選手の位置を意識する事で
    対応が後手後手に回り、アロンソ選手にも抜かれ、諦めてピットしたら最後の最後で終わったと。
    昨年、ミハエル・シューマッハ選手がアロンソ選手に対し、ポイント差を詰めて行っていた過程の
    ハンガリーGPに置いて、レインタイヤで最後までがんばり過ぎてしまい、ドライの後続勢から
    順位を守る途中でニック・ハイドフェルド選手と接触・・それが原因でアロンソ選手がリタイアして
    ポイント争いで流れが変わりつつあった状況を活かせず(8位完走扱いとはなったが)に似てる。
    でも、これで本当の試練が最終戦となり、戦って勝たないといけなくなったわけで、4ポイント差も
    打算でチャンピオンになるのか? 優勝して文句を言われない状況を作るのか?
    地元マッサ選手、リタイアや接触は絶対に出来ないアロンソ選手、優勝以外にほとんど道が無い
    ライコネン選手、レースを下手な形(アロンソ選手との接触とか)で終われないハミルトン選手
    サーキットの形状が左周りと言う珍しい構成かつ、バンピーな路面、スコールが来たりと
    3〜4月程ではないにしても天候が不安定と、ブラジルGPに最高の舞台が整いましたな

    レースに戻ると、ドライタイヤで走っていたBMWのロバート・クビサ選手がピットインの関係から
    トップに立つも、途中で盛大なスピン(ギアボックスとパワステ関連のトラブルとの事)で終了
    他の早くドライタイヤに変えた面々では、HONDAのジェンソン・バトン選手が
    昨年優勝したハンガリーGPの走りを彷彿とさせるぐらい印象的な走りを展開!
    不安定な路面をナチュラルなドライビングとアクセルワークで他が苦戦する中
    圧倒的なタイムで走り、途中にピットストップが入って順位を落とすも、最後は5番手フィニッシュ!
    前戦で大暴れしたトロロッソのセバスチャン・ベッテル選手も雨の状況で4位とこちらも大活躍!
    同僚のヴィタントニオ・リウッツィ選手も6位に入り、前戦のペナルティでポイントを剥奪されても
    今回のポイントは獲られるいわれもないだろうから、これまた良かったですな!

    逆に、上記の結果により、スーパーアグリはコンストラクターズ争いで順位を二つ落とす・・
    佐藤琢磨選手はドライタイヤに変えた直後に大きな通り雨が来てしまうし、最近好調だった
    アンソニー・デビットソン選手は本家のHONDAのルーベンス・バリチェロ選手と絡んでしまい
    その後はマシントラブルからリタイアと琢磨選手のマシンがうまい感じに仕上がらず
    デビットソン選手が好調なのでそっちにポイント獲得を期待してたけど残りはあと一レース
    本家の面目が立つ状況の方も良いだろうけど、スーパーアグリも最後に魅せて欲しい!
    スパイカーの山本左近選手は今回も完走しましたが、ちょっと物足りないなぁ・・とか
    深く知らないマシンやF1の週末の流れの経験を蓄える為にはマシンを壊さずでの完走狙いも
    仕方ないだろうけど、印象に残る形がもう少し欲しいと言うかなんと言うか・・


    レース結果は、優勝がライコネン選手、二位にアロンソ選手、三位にマッサ選手と
    その後の3人は崩れず、レース後のチャンピオンシップポイントはハミルトン選手の107p
    アロンソ選手の103p、ライコネン選手の100pと3人が3桁を獲得するすごい状態
    二週間後のブラジルGPまでの間の舌戦を含めた駆け引きもありそうで精神的にも
    大変でしょうなぁ・・もっとも、チャンピオンが決まらずにアロンソ選手が去就を明らかに
    出来ない事で、来年の予定が立たないドライバー達も別の意味でヤキモキするでしょうが(^−^;

    【854】Rd.17 ブラジルGP
     IR@管理人  - 07/10/21(日) 2:33 -

    引用なし
       F1ブラジルGP予選
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/10/f1_1606.html

    今週末のブラジルGPにて、ウイリアムズチームから
    シーズン中に引退したアレクサンダー・ウルツ選手に変わり
    GP2で活躍中の中嶋一貴選手(中嶋悟選手の子息)がデビュー!
    金曜日のフリー走行二回目では、チームメイトで評判が高い
    ニコ・ロズベルグ選手に近いタイムを出した事もあって
    期待が高まりつつあったのですが、現在のF1の特殊な予選に
    うまく対応出来ず、軽いマシンと一周だけにタイヤのおいしい部分を
    合わせる方法やまったく違うマシンのフィーリング四苦八苦してしまい
    予選は最初のQ1で脱落となる19位・・残念。 かじゅきぃぃぃぃぃぃぃ(おぃ

    ポールポジションは地元ブラジルの声援を受けてのスーパーラップにまとめた
    フェラーリのフェリッペ・マッサ選手が獲得! 二位にはチャンピオンシップを
    リードするマクラーレンのルイス・ハミルトン選手が取り、三位に勝つ事だけを
    考えているフェラーリのキミ・ライコネン選手、四位には逆転勝ちに賭けている
    マクラーレンのフェルナンド・アロンソ選手と、なかなか面白い配列になっているなぁ

    あと、タイム的にはCSで川合ちゃんが言っていた情報に興味深いモノがありまして
    Q2とQ3のタイム差がいつもと逆となっていて、タイムが出るはずのQ2よりもQ3が速い
    ライコネン選手だけは我関せずで事前の駆け引きなしっぽいのがいいですのぉ(笑)
    マッサ選手もハミルトン選手もアロンソ選手も燃料を積んでいる量がまったく判らない
    他はエンジン的に今回のブラジルGPのインテルラゴスサーキットが800mの高地にあるので
    負担が結構あるとかの話も決勝に影響しそうだし、アロンソ選手だけはスケジュールで
    二戦目のエンジンとなっているので不利に思えるも、他が一戦目のエンジンと言うのや
    最終戦で次のレースが無い事で回転数を上げてパワーを引き出した事の負担が逆に
    影響してしまい、ブローの原因になったりとかもあるわけで、今年の状況を見ると
    エンジンが壊れるなんて事はないだろうし、あったらあったでゴルゴ13が出て来そうな
    だれだれを勝たせる為にわざとエンジンブローを起こさせたなんて陰謀論も出そう(笑)
    最終戦で次がないだけに、新人のワールドチャンピオンが生まれるかもしれないだけに
    なんともわくわくしそうなレースですなぁ・・終わるのが明日の夜中の3時過ぎなので
    事前に寝て置かないと、Live Timing付きでの観戦が出来ずに辛いのがアレですが(^^;

    他では地元のルーベンス・バリチェロ選手がジェンソン・バトン選手を上回る11位!
    デビュー以来、ノーポイントが無いブラジルGPやシーズンを送って来ているので
    ここはなんとしても地元の利も活かし、バリチェロ選手にはポイントを獲得して欲しいとこ
    スーパーアグリでは佐藤琢磨選手に昨年の凄まじいブラジルGPでの活躍を思い出させて欲しい
    今回はひさしぶりにマシンのセッティングも決まっていそうだし、いつもよりちょっと期待!

    それから、来年に注力してしまったのか!?勢いが鈍って来たBMW勢に変わる形となって
    上位に食い込んで来ているレッドブルやトロロッソが今回も良い順位に付けているのが印象的
    ルノーもBMWと同じ?で落ちてきているので、上位勢が接触とかで消えたりするとか
    通り雨でレースが混乱するとかがあると、意外な結果を手にする役割を得られるかも!?
    TOYOTAはヤルノ・トゥルーリ選手が全開予選をまとめるも、トゥルーリ選手のこの走りは
    限界を超えてまとめた偉業系のモノが多いので、これを基準にしちゃうとTOYOTAは辛い
    マシンのポテンシャル的にはラルフ・シューマッハ選手のタイムの位置を見るのが正解だと思う
    逆に言えば、競争力のあるマシンを用意出来ればヤルノ選手は最高だけど、そうじゃない場合
    同選手のタイムを参考に自分の位置を見たりすると、開発に緩みや勘違いを
    生んでしまうのでは・・とかとか、今シーズンの開発を見ると思ってしまうのですょ

    山本左近選手は今回も無難にまとめるも、最後まで物足りないのではちと消化不良・・
    今シーズンのF1の経験が来期のGP2に活かされて、GP2で大活躍してくれる事を期待ですかなぁ
    でも、レース中はあまりミスをしないので、うまい流れや混乱後に周回遅れにならず
    コース上に生き残っていれば・・ひょっとしてひょっとするとかの可能性も!?

    【855】決勝1
     IR@管理人  - 07/10/23(火) 2:21 -

    引用なし
       ブラジルGP決勝
    http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f1gp/2007/10/f1_7db6.html

    キミ・ライコネン選手が大逆転の果てにワールドチャンピオンに!
    レース後にBMWとウイリアムズに燃料の温度の問題が挙がったけど
    それも不問となり(ハミルトン選手の予選での問題も不問になったし)
    もし、ペナルティとなっても順位の繰り上げもないとかで結果も揺るがない
    まさかまさかの信じられないこんな結果を見る事になるとは思いませんでした。

    圧倒的優位な状況で敗れたルイス・ハミルトン選手は相変わらずの
    優等生的な態度で敗れた状況を語っていたけど、その作った顔の下の
    表情や感情は如何ばかりか!? これと対照的だったのが前チャンピオン
    フェルナンド・アロンソ選手で、レース後や表彰台、記者会見の態度も
    なぜかスッキリとしていて(そういう風に見えた)自身が手を下しての
    復讐劇は完成しなかったけど、結果としてハミルトン選手が敗れた事で
    マクラーレンに対しての彼の復讐は満足が行く形で終わったのでしょうなぁ
    レース内容でもフェラーリ勢にまったく敵わず、成す術がなかったのも
    あの態度や表情に繋がったと思われ、今シーズンはタイヤに対する理解や
    それを活かせる状況を作れず、来期の共通ECU(マクラーレン製だけども)で
    ドライバーズエイドがなくなった状況でアロンソ選手の本当の力が見れる!?
    来期の移籍問題では、違約金を払う事に絡む失態を出さない様にする為
    マクラーレンからの解雇を待っているっぽく、公的には他のチームとは
    一切交渉をしていない形を取っているけど、どうなるんでしょうかねぇ
    マクラーレン側の後半戦でのアロンソ選手の扱いを見ると、腕の良い弁護士なら
    アロンソ選手がチームを違約金を少なく出るのにうまい抜け道を作りそうな・・!?

    最終戦のレース内容に話を移すと、スタートでポールポジションの
    フェリッペ・マッサ選手が2位のルイス・ハミルトン選手の通るラインをブロックし
    3位のキミ・ライコネン選手がその間隙を付いて1位を窺い、結果として2位に上がる
    そして、その状況でライコネン選手に抜かれたハミルトン選手が前のライコネン選手の
    加速が一瞬遅れた事にいつも以上に衝突を避けたいハミルトン選手もアクセルを緩めてしまい
    4位のフェルナンド・アロンソ選手が並ばれて抜かれてしまい、それを抜き返そうとして
    二つ目のストレートの最後で強引にアウトに振り、新舗装&埃っぽい部分で滑り
    コースアウトしてしまうと、いつものハミルトン選手には有り得ない言う波乱の展開!

    1992年のナイジェル・マンセル選手がハンガリーGPでワールドチャンピオンを決めた時も
    最初はガチガチでまったく精彩を欠いた状況だったけど、レース中に覚醒して元に戻った。

    幸い、エスケープゾーンに助けられ、8位でコースに復帰し、6位まで順位を上げるも
    更なる悲劇が襲い掛かり、その後の8LAP目にハミルトン選手が謎のスローダウンの映像が来る
    すわっ!?リタイアか!?えぇ〜!?こんな形での幕切れはツマラナイ・・とやや失望気味
    どうもギアボックストラブルだったらしかったのですが、そのままリタイアとはならず
    30秒程タイムを失うも途中でコンピュータをリセットでもしてシステムを再起動したのか!?
    ギアボックスが回復して復帰したけどなんとも危険状態の18位でトップからは約50秒遅れ

    最終戦でスーパールーキーを襲った緊張と凡ミスの連発、挙句の果てのマシントラブル・・
    まるで精神状態が車に伝わってしまった様な感じで18位に落ちるもそこで終わらないのはさすが
    16周目には12位まで上がり、21周目のピットイン時には10位まで上がった所でタイヤ交換!
    スーパーソフトに交換して賭けに出るも、取った作戦が3回ストップになってしまうわけで
    結果を見ると、他の車とのタイム差も小さく、3回ストップの利点が微妙だったのが痛い
    アロンソ選手も以前、攻めた作戦を実行し、最後に潰れてしまったのがあったわけだけど
    このハミルトン選手の作戦は雨とかセーフティカーが入らないと成就しなかったっぽい

    レースは、ライコネン選手の大逆転チャンピオンが有り得るハラハラドキドキの展開
    33周目にBMWのロバート・クビサ選手がアロンソ選手を抜き、更なるライコネン選手有利の
    状況が見れるも、クビサ選手は3回ピットストップを予定していて、これはあまり意味がなくも
    アロンソ選手に速さが見れず、ずるずるのタイヤで二度目のピットストップまで引っ張ったり
    同選手は追えない前は諦め、後ろを見てレースをしていた様な印象を受けるぐらい精彩が無い

    残り12周、8位まで順位を上げて来たハミルトン選手がライコネン選手が優勝した場合の
    110Pを上回って111Pにする為の4ポイントを獲得する5位までの差は20秒近くと絶望的
    前を走っていたTOYOTAのヤルノ・トゥルーリ選手がピットインを行った事に拠って
    7位となるも路面にタイヤラバーが付き、グリップの上がって来ている状態が出来た事で
    他のドライバーのタイヤが予想外に下がらず、またスーパーソフトタイヤも長く持ち始め
    ハミルトン選手が最後のピットイン後に物凄い意地のスーパーラップを一回見せたモノの
    それが続かず、サーキットの状態が上位チームと下位チームのマシンの差を埋める傾向に・・
    結果、BMWとウイリアムズがハミルトン選手の前で接触しそうな激しいバトルを行っていて
    それが絡めば逆転なんて事もあったけど、多少の順位の入れ替えだけでそのままフィニッシュ

    結果、終盤の最後のピットインでマッサ選手をチームオーダー無しと言える形で
    タイム的に見ても実力で交わしたライコネン選手が優勝となり、ハミルトン選手の7位
    アロンソ選手の3位も確定し、ライコネン選手110P、残りの二人が109Pで大逆転チャンピオンに!
    ライコネン選手のワールドチャンピオンは、勝利数やルール、ペナルティ的な恩恵等と言った
    外部からの余計な手助けの様な援助もなく、余計な愚痴を吐く事も無く、打算的なポイントの
    積み重ねでもない、優勝回数が一番多いドライバーが獲ったと言うのはある意味で清清しいなぁ
    優等生的なスタイルや、ある時は勝ちよりもポイントを重ね、打算のレースマネジメントの流れは
    今のポイントシステムや2レース1エンジンがある限りは変わらないだろうけど、それに一矢報いた
    自由奔放で遠慮なく酒は飲むし、パーティ好きだけど、速さだけは誰にも負けないドライバーが
    近代F1でチャンピオンになったと言うのが、新チャンピオンの好き嫌いは別としてとても良かった。
    ハミルトン選手が猛烈な追い上げと雨とかの天候の変化を利用した果てにチャンピオンと言うのも
    故アイルトン・セナ選手が初めてワールドチャンピオンを獲った時を彷彿とさせ、有りだったと思うも
    ブラジルに雨は降らず、セーフティカーが入る展開もなく、最後の前と最後の最後で運が尽きたと

    フェラーリに君臨した皇帝のミハエル・シューマッハ選手を打ち破る為の
    ポイント制度の改定とそれをうまく利用してチャンピオンとなったアロンソ選手
    それらの意義も大きいけど、それを手本とする確実にポイントを獲得する事を優先し
    ミスを出来るだけ減らすのが現在のチャンピオン獲得への道とされていたのだけど
    ミハエル選手が築いた長い時代の如く、今後数年間はそれがF1の基本スタイルとなる所に
    今回の大逆転でライコネン選手がチャンピオンを獲った結果が挟まる事で2007年シーズンを
    未来から振り返った時に、気持ちの良い年だったと回想出来ると素晴らしいですね。

    【856】決勝2
     IR@管理人  - 07/10/24(水) 2:30 -

    引用なし
       チャンピオンシップ争い以外の部分を言いますと
    BMWザウバーが相変わらずきっちりポイントを獲得するも
    2004年のBAR HONDA状態で結局優勝は出来ないと言う状況で終える
    そのBMWと争っていたウイリアムズのニコ・ロズベルグ選手は
    最後も速さを見せ、BMW勢を退けての4位と言うのはすごい!
    ニコ選手が表彰台に上らなかったのが今シーズンでBMWの優勝が
    なかったのと同じぐらい不思議ですなぁ・・来年はチーム力次第で
    優勝したりしそうだし、電撃的にマクラーレンに移籍とかになると面白そう!

    最終戦デビューだったウイリアムズの中嶋一貴選手が初ピットインする時に
    滑り易いピットロードでタイヤをロックさせてしまい、マーシャルを跳ねる・・・・・
    これにはビックリしたけど、レースでは最終スティントで1分13秒台の
    フラット近くまでのタイムを出していて、これがレース全体でも5番目に
    速いタイムとかで、結果は10位フィッシュでポイント獲得はならなかったけど
    色々な意味で鮮烈のデビューと言っても良いのではないでしょうか。
    それにいきなりでこの適応力は凄いなぁ! 実績のあるGP2ドライバーの
    F1への対応の早さは定評があったけど、ここまで連続してしまうと
    他のカテゴリーの存在意義が問われ直して下位カテゴリーの再編成すらある!?

    日本勢では、HONDAのルーベンス・バリチェロ選手がフライングを取られたり
    レースはエンジンブローで終わったり、シーズン初のノーポイントとか
    散々な結果・・ジェンソン・バトン選手も良い感じで走っていたのにリタイアと
    今シーズンのHONDAが濃縮されてしまったレースとなったのがなんだかなぁ・・と
    エンジン開発凍結やワンメイクのタイヤを思えば、タイム差が凄く小さくなり
    開発の方向性のミスが大きくなってしまうので、他でリカバリー出来ないのが
    HONDAの痛いとこだったわけで、シャシー開発の実績がないのが大きく出過ぎ
    しかし、タイヤの中に入れる空気に特殊ガスを使ったり、エンジンの燃料の
    温度を制御する事で馬力を引き出す方向に持っていったりの小細工が横行していて
    これではエンジン等の主力部分のコスト削減の目的をまったく果たしていないのが酷い
    流れる資金の総量は変わらず、ドライバーの賃金や細かい部分に投入されている印象
    これでは自動車メーカーが大金を投じる意味が大きく損なわれてますな・・
    エンジンと言う解り易いベンチマークならば、大金を投じてもエンジンの
    評価が自動車メーカーに直接与えるイメージに繋がって来ていたわけだし
    意義も大きいけど、今のままでは自動車メーカーが逃げて行きそうですらある

    話を戻すと、TOYOTAは最終戦でヤルノ・トゥルーリ選手が8位でポイントを獲得し
    なんとか面目を保った感じだけど、掛けているお金を考えると今シーズンもいまいち
    ただ、子飼いの中嶋一貴選手の速さを見ると、将来のTOYOTAでのスタードライバーに
    なる可能性も高く、ライバルのHONDAが佐藤琢磨選手をああいう形で解雇したり
    来期のスーパーアグリへの支援やカスタマーシャシーを料金を前提なモノに
    変更するのとかがあり、モータースポーツでのどうあがいても届かなかった
    人気やイメージの壁を超えるチャンスがTOYOTAには出て来るのかもしれませんのぉ・・
    まあ、今まで積み重ねた負の実績や富士の失態への対応とかまだまだありますが
    それらの処理やタイミングを適切に行い、相手の失態に紳士な態度で食い込む事が
    出来れるとしたら、国内でのモータースポーツの人気の波を大きく取れたりする!?

    HONDAがスーパーアグリへの支援を縮小するのは、チーム運営的には正しいのだろうけど
    そうじゃない情熱やらの部分が彼のチームのイメージや人気に貢献して来たわけで
    その対応の受け取り方をするファンとの間に齟齬を生み、そこに出来た間隙を
    TOYOTAがうまく拾って活かせればの話になるのですが、いつもの様な尊大な対応を
    行ってしまい、チャンスを逃しそうな予感が高確率で付き纏うのがなんともアレですな・・

    危機に瀕しているスーパーアグリ的には、なんとか国内外からの支援をもっと取り付けて
    なんとか自立しないと昔のミナルディ状態になってしまうのが不安・・国内のF1人気を思うと
    難しいのは解るけど、海外に撃って出るメーカーとかがF1広告の意義を理解してくれればねぇ
    なんとかそれで2年契約ぐらいの大きなスポンサーが数社付いてくれれば未来も見えるのだけど
    最終戦のレースでは、琢磨選手が昨年の再現とは行かず、アンソニー・デビットソン選手が
    レース中になかなかのペースを出すも、他のチームがラバーが乗って来た路面に対応し
    かなり速いタイムを出していたのに比べると、スーパーアグリにチャンスはなかった感じ

    最終戦となるスパイカーの山本左近選手は、コースアウトしてコースに戻ってきた
    ルノーのジャンカルロ・フィジケラ選手に衝突してしまい、印象には残ったけど
    派手なクラッシュでリタイアとなる・・うまくやっていたのにちょっとツキがなかったなぁ


    これにて今シーズンのF1が終わりましたが、今シーズンをまとめる事もなく(^−^;
    来シーズンに話を持って行くと、いわゆるトラクションコントロール等がなくなる為
    昔のF1のスタート時みたく、スタートでホイルスピンやタイヤから白煙が出たり
    コーナーの立ち上がりでバリバリバリと嫌な音を鳴らせつつのアクセル全開で
    立ち上がれてしまう様な事もなくなり、うまいアクセルワークが重要となる模様
    これがタイヤの管理に繋がり、また雨でのドライビングの差が今まで以上に大きく出たり
    バトルの時に背後に付かれて激しくプレッシャーを掛けられた末に、思わず早く逃げたくて
    立ち上がりでアクセルワークをミスしてしまい、真後ろに食い付かれてしまうとかが
    頻繁に起こるであろうから、トラック上でのバトルが期待出来そうな楽しみなのが来年

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