- 1.Motherborad Monitor5
- CPUの温度を測定するには多くのマザーボードのBIOS上に搭載されている
- Hardware Monitor等を使ってCPUの温度とかを調べる事が出来ますが
- それでは再起動→BIOS画面と言う手順を踏むので時間がかかってしまい
- もっとも負担がかかった時の瞬間最高温度が測れません、、、しかし!!
- Motherborad Monitor5を使えばWindows上からでもHardware Monitorが
- やっているのと同じようにマザーボードのセンサーにアクセスして状況を
- 調べる事が出来るのです!(^^)しかもこのMotherborad Monitor5は
- ファンの回転数まで表示してくれるので今回のテストに最適!
-
- 2.Motherborad Monitorの設定
- Motherborad Monitorは通常では英語表記だけれど各国語用の
- MBM 5.1.0.7 Extra Languagesがあるので日本語表記をしたい私は
- Motherborad Monitorをインストールした後、Extra Languagesを
- 導入して日本語表記で動かしています。設定で他に変更したところは
- MBM5が自動更新する間隔を1秒にセットしてより詳細なデータを集める
- センサーの設定は各マザーボードやチップセットにより異なっていて
- きちんとした温度が表示されない事もあるようです。
- 私の使用しているECSのP6S5ATはCPUセンサーがITE705-1 Diode
- システムの温度がITE705-2で出る数字の半分がそれみたいです。
- 3.テストとその結果
- テストはSuperπの3355万桁の計算を行なって温度の上昇を測定
- 今回テストに使用するファンは全て8cmのファンでRED BULL標準ファン
- ケースに付属していた星野金属Windy80、山洋の1450回転の超静音ファン、
- 山洋の薄型2000回転ファン、NIDECの1450回転の超静音ファンの計5種類
- Superπの3355万桁は時間がかかる為、データを取った時間帯がずれてしまい
- 時間帯によって気温が違うのがあるから正確なデータとは言い難いけど(^^;
- CPUの温度の上昇(最高温度)を大体このくらいで抑えられると言う目安にはなるかと
-
スーパーπ3355万桁 Celeron1.20@1.40GHz |
ファンの名前 |
最高温度 |
ファンの回転数 |
騒音レベル |
詳細データ |
RED BULL標準ファン |
37℃ |
2596rpm |
かなり五月蝿い |
詳細データ |
Windy80 |
36℃ |
2220rpm |
普通より静か |
詳細データ |
山洋1450回転 |
40℃ |
1360rpm |
すごく静か |
詳細データ |
山洋薄型2000回転 |
36℃ |
1928rpm |
少々羽音が聞こえる |
詳細データ |
NIDECの1450回転 |
41℃ |
1442rpm |
とても静か |
詳細データ |
- RED BULLのファンはちゃんと2500回転だったんだねぇ、、、勘違い(^^;
- このファンは普通に回すとそれほど五月蝿くないのだけれど固定して使用すると
- ファンの回転の振動で5400回転と勘違いしたくなるほど五月蝿くなってしまう(ーー;
- 4.まとめ
- テストの結果はRED BULLの標準ファンが五月蝿い程に空気を送っているのに
- Windy80に負けていたのが意外でした。このケースに付いていたWindy80
- 星野金属のファンはフィン(羽)の形状が特殊で吸気性能に優れていて
- 吸気しながらヒートシンクに空気を当てたのが好結果に結びついたのかも!?
- 一方、超静音ファンの2つは音はめちゃくちゃ静かで問題ないのだけど両方共に
- 最高40℃を越えてしまっていたから何か対策を取らないと夏場は辛そう、、、(^^;
- 結論
- 性能を維持してCPU冷却と静音とを同時に行なう課題の前に2つの道が現れた
- 1つは新たな8cmファンを購入する事!冷却性能で1450回転は×で2200回転は
- 合格だったで中間の1800回転の静音ファン、例えば山洋電気 109R0812L401
- 松下電器産業 Panaflo FBA08A12LやPC POWER&COOLING社 SILENCER辺りを買う
- もうひとつの道はCPUとヒートシンクの間に塗るシリコングリスに活路を見出す!
- 熱伝導効率の高いシリコングリスを使えばうまくヒートシンクに熱を逃がす事が出来て
- CPUの温度の上昇を抑えられるし、そうなれば静音ファンでも充分冷却可能だと思う
- それに私はシリコングリスの知識は皆無なので初めての挑戦になって面白そう!
- というわけで性能を堅持しつつ静音冷却&安定化の道は後者で行く事になりそうです。
- 次回:未定
|