- 1.パーツ構成
- 前回、秋葉原で3台目マシン用のパーツを購入し、必要なパーツ一式が揃ったので
- 今回は、それらを組み合わせての3台目のPCを作る作業を書いてみたいと思います。
- まず、メインとなるPCケースですが、これには2年前ぐらいに購入した星野金属のA3を
- 使う事にしました。 これは最近再リリースされた事だし、古い印象も拭えるかなと(笑)
- まあ、デザイン的には2年前の物で陳腐化されてはいるけど、PCのケースのデザインは
- Macを除いてマトモな方向へ進んだ試しがないので、あまり関係ないんだけどね( ´ー`)
- (マザーボードのATX規格の為、面白いデザインが作れないってのもあるのかな!?)
- でも、洗練されていない事で、まだ無駄と言うか、隙間と言うのか、無意識みたいな物が
- 残されていると言う良さもあるからなぁ、、、ビシッときっちり洗練され過ぎてしまうのも
- F1や競馬、家庭用ゲームの過去と現在を見比べると、洗練され過ぎた故に失った物も
- ある意味少なくないと思うので、私が自作PCに興味を持っている間は、洗練の方向へ
- 進みつつも、無駄や隙間が残っている懐の深い様な状態であって欲しいなぁ。みたいな
- 、、、っと最初から脱線しまくり気味じゃまずいので(^^; そろそろ本題へ進みます。
- PCケースの次は電源なのですが、これはDELTA DPS-300KB-1Aを使う事にしました。
- (ファンを交換した上に、電源背面(内部側)にも新たなファンを取り付けている→参照)
- 他の部分では、今回用に特別用意していなかった(出来なかった!?)ビデオカードに
- AthlonPCからRADEON9200を取り外し、GatewayPCのRADEON7500をAthlonPCへ
- GatewayPCには初期のVGAで、今は使用してなかったGeForce256を取り付けて用意
- (予定では、GeForce5900XTをAthlonPCに導入して、RADEON9200を移すつもりだった)
- その際に、RADEON9200のZALMANヒートシンクを外して、ALPHAのUB50-20Bに変更
- 外したZALMANヒートシンクはGeForce256の取り付けて、ファンレス状態にして置いた。
- 新しく購入したマザーボードのSOLTEKのSL-65EP-Tは、古いマザーボードだけあって
- 付属品が普通(IDEフラットケーブルx2とFDDフラットケーブルx1)でつまらない(´-e-`)
- マザーボードの背面は通常仕様なのですが、付属品にバックパネルが無いってのも
- ちょっと戴けないなぁ、、、と思う。 使える物は、ドライバーCD-ROMとセットで入ってた
- ソフトウェア集の中のパーティションマジック6.0SEとドライブイメージ4.0ぐらいですな、、
- (SOLTEKのSL-65EP-Tの箱開け 、
中身下段の状態 、
マザーボード本体 、
付属CD)
- その他、SMC製チップ搭載LANカードと内部にもIEEE1394コネクタポートが付いている
- メルコのIEEE1394カード、前に購入したMaxpointのケース付属の3.5インチベイ用ハブ
- 上の写真が今回のPC組み立てに使う主なパーツになっています。
パーツ一覧
ケース :星野金属A3(AV300GM)
電源 :DELTA DPS-300KB-1A
マザーボード :SOLTEK SL-65EP-T
CPU :Intel Celeron1.2GHz
CPU Cooler :CoolerMaster RED BULL
メモリー :128MB PC100 CL2 Micron
:128MB PC100 CL2 ND
FDD :SOLDOM F2Y (BK)
HDD :Seagate ST380011A
DVD-ROM :HITACHI GD-5000
VGA :SAPPHIRE RADEON9200
IEEE1394 :MELCO IFC-ILP4
LAN :SMC EX/TX-PCI
Monitor :PROTON VS150LM
Keyboard&Mouse :Aopen Gotendo
その他 :スマートドライブ2002C
:Justy 一対一GoldCable30cm
:COMMON 一対ニスマートケーブル
:3.5インチ前面端子(ハブ)
:スパイラルチューブ
:JapanValue PC-ASF
- 2.組み立て作業 CPU関連
- では、3rdマシンの組み立て作業と参ります。
- まず、マザーボードの取り付ける板ですが、CeleronPCでマザーボード下からもCPUを
- 冷却しようとしていた時の名残りが、未だ取り外されずに残っていましたので(^-^;
- (3mmのアルミ板をグリスを付けて固定、その上にゲルシートを重ねて置いてある)
- そのまま使う事にしました(笑) ゲルシートの位置はSL-65EP-Tに合わせて若干移動
- そして、マザーボードを板に載せます。 続いてはCPUを装着する作業なので、今回使う
- Celeron1.2GHzを用意(tB1ステップコアで、P6S5ATにて1.6GHz安定動作をしていた物)
- CPUクーラーは、遥か昔に購入したCoolerMasterのRED BULLを使用するのだけれども
- これの固定用金具は異様に硬く、使い難いので、Athlon付属のCPUクーラーに付いてた
- 固定用金具を代用して更にファンを搭載する為のプラスチック部品も使う事にしました。
- 同じCoolerMaster製なのでか!? 両方共に問題無く使用する事が出来ました!(^o^)
- CPU装着はCPUをソケットに載せて固定用のレバーを倒し、熱伝導グリスを塗ります。
- (この時の熱伝導グリスには、小物整理中に出てきた信越化学G750を使用しました。)
- グリスが少し硬く、引き伸ばすのにちょっと苦労したけど(古くなってた!?)支障は無し
- RED BULLの固定は、3つの爪に掛けるタイプに変更していたので、ここでの失敗も無く
- コンデンサにクーラーが近過ぎるのが少し気になるぐらい>大きな問題!?(´・e・`)
- 構う事なくどんどん行くと(爆) 今度はこれも余り物の6→9cm変換ダクトを装着するので
- 間に挟む6cm用シリコンゴムをサイズ調整と伸縮スペースを取る為に端を若干切り取り
- 変換ダクト(AINEX FA-69)をその上に取り付けて固定し、これに合わせる9cmファンは
- ACT-RXのFD1290-S2010Eなのですが、この9cmファンは後で取り付ける(た)ので
- メモリの取り付け作業へと進みます。 使用するメモリはGatewayPerformance600に
- 初期状態で取り付けられていたMicron製のメモリで、もうひとつ余っているメモリも
- あるのですが、最初は確実に起動させたかったので、まず、これを装着しました。
- 、、と長くなってしまったので、2.はCPU関連と言う事で、この辺りでまとめて次は3.へ
- 3.組み立て作業 ケース内部
- 2.でCPU関連とメモリを取り付けた板をケース内部へ移し、スイッチやアクセスランプの
- 配線作業と、使用していない状態の時でも付けて置いたFDDとDVDドライブの配線作業
- CPUファンの装着&ビデオカード(RADEON9200)装着を行い、起動に最低限必要となる
- 構成となったので、マザーボードの初期不良のテストを兼ねての起動を行ってみました。
- ポピっと音と共に画面が立ち上がり、DeleteキーでBIOS画面に入って色々とチェ〜ック
- CPU温度やマザーボードの温度、電圧の問題が無い事を確認出来たので、ひさびさの
- Celeron1.2GHzがこのマザーボードでも1.6GHzで動くか?のテストを行ってみました。
- 、、がしかし! FSBの設定がFSB132MHz@PCI44MHzが最高設定となってしまっていて
- その上を選択しても、元の100MHzに戻ってしまうふざけた状態だったのですΣ( ̄□ ̄lll)
- 説明書にも、PDFにも、FSB133MHz対応でREDSTORMオーバークロッキング搭載って
- デッカク書いてあるのになぁ、、、と思いながら再度説明書を読んでみた所、CPUの
- FSB設定を行うジャンパピンがマザーボードに有り、初期状態ではAuto設定だったので
- これをFSB133強制モードに変更し、起動させたところFSB133で無事起動出来ました!
- (CPUコア電圧が、tB1ステップ既定の1.5Vよりも低く出ていたのが心配だったけど)
- FSBの設定も133〜250が可能となったので、このジャンパピンが原因だったみたい
- ついでに、REDSTORM OC機能のテストも行ってみました。 これはBIOSが自動的に
- FSBを1MHzずつ上げて行き、ハングアップした所からマージンを4MHzぐらい取って
- その場所を利用可能と判断する結構アバウトな機能です。 今回のCeleron1.2GHzでは
- 142x12で必ずハングアップしてしまったので、他のPCIデバイスも付けていない事だし
- この辺りがコアの限界なのかもしれない!? なんとなくこれが面白かったので(゚∀゚)
- 続けてもうひとつのND製メモリーも付けて、FSB133の状況でテストしてみたのですが
- これもうまく行き(^o^) Memtest86でもエラー無しで通ってしまいましたヽ( ´▽` )ノ
- (当然!?メモリー設定は3-3-3-7-9で、マザーボードの一番遅い設定なんだけどね)
- 次は、HDDの取り付けなのですが、スマートドライブ2002Cに入れて取り付けるので
- スマートドライブの中にHDDを入れて、チップにHTC Chip Setをゲルペーストで付け
- 押さえる板側にゲルシートを貼って、HDDのチップの熱が伝わる状態にしておきました。
- 出来上がった箱入りHDDをケース前面から5インチベイへ入れて、ネジ固定します。
- 使用するネジは当然ゴム付き!>AthlonPCがレール式になった以降は余ってた(笑)
- 最終的には片側4本の計8本のゴム付きネジで止める豪華仕様でHDDを固定しました。
- 残りのLANカードとIEEE1394カード、前面IEEE1394コネクタの接続等は、まとめて行い
- こんな感じになりました→PCケース内部1 、
内部2 、
ケース内部全体 、
スマドラ近辺
- (途中、でAthlonPC静音化の時に余ったオトナシートを色々と貼り付けたりもしました)
- これにて3台目PCの完成〜! 終わりの方は長くなり過ぎた為に縮小版だったけど(;´д`)
- ケース前面から1 、
ケース前面から2 、
電源内部側のファン 、
ケースの背面部分
- ついでに液晶の画面と前面端子用のUSBのピンヘッダ接続がどうやら正しかったらしく
- MSのサイドワインダーゲームパッドでUSB前面端子の動作確認をしたけど、問題無し!
- 3段目の5インチベイには、CoolerMasterのMusketeerを付けると、デザイン的にも良いし
- 今のままでは、メッシュの隙間から音が漏れるので、静音的にも良さそうだな、、と
- (その状態なら、某巨大掲示板のブラックマシーンスレッドに投稿出来るかな!?)
- 4.3台目のマシンの性能は?
- ここで、完成した3台目PCの簡単なパフォーマンステストを色々と行ってみました。
- (この時の3台目PCの状態写真1〜9→
1 、
2 、
3 、
4 、
5 、
6 、
7 、
8 、
9
)
- Superπ104万桁
- 結果は、1分49秒でP6S5ATの時の1.6GHzに比べると遅いけど、メモリの設定や
- メモリの種類(128bitx2枚)を考えればこんなところで妥当なのかな〜と思います。
- メモリを256bit物にして、2-2-2-5-7とかで動かしたらまた変わってくるだろうけど
- 今回のは、そういうベンチ速度や数字を目的として作ったわけじゃないからね。
- 続いて、HDBENCH3.40b6
- 結果
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name SOLTEK SL-65EP-T
Processor Pentium III 1618.85MHz[GenuineIntel family 6 model B step 4]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K] L2:[256K]
VideoCard SAPPHIRE RADEON 9200 ATLANTIS
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 261,616 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 1
Date 2003/12/28 21:23
ST3SHARK SCSI Controller
Generic DVD-ROM 1.0
Primary IDE Channel
ST380011A
Primary IDE Channel
HITACHI DVD-ROM GD-5000
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
34231 75248 74189 17351 14586 24151 60
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
45168 37792 9718 302 54935 54094 14141 20043 C:\100MB
- パーツの性能なりの数字が出ていて、性能を発揮出来ていない状況は無い
- それにしても、メモリ設定が遅いとメモリの数字がここまで悪くなるとは、、(苦笑)
- CrystalMark
- 結果:35635pt
- HDBENCH同様、パーツ性能の数字がきちんと出ているので、速くはないけど安心かな
- SiSoft Sandra
- 結果:Arithmetic 、
Multi-Media 、
File System 、
Memory Bandwidth
- メモリーが低いのはPen3系の宿命として、他は同クラスのCPU相手に
- 善戦していると言えるんじゃないかな? Celeron1.6GHzもなかなかやるね!
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- ここからは3D関連のテスト
- トップバッターは3DMark2001
3DMark2001 Second Edition Build 330
- 結果は、5647ptで詳細
- この環境でこの数字は悪くはないと思う、でも良いってわけでもないからそこそこかな
- お次は、3DMark03 Build 340
- 結果、896ptに詳細
- DirectX9対応のビデオカードではないと全部を見れないのでこんな物かな、、と
- 比較として、ビデオカードが同環境だった時のAthlonPCの結果を引っ張ってきました。
- ビデオカードの差は少ないけど、CPU単体でのテスト結果でここまで差があるとはね、、
- AquaMark3
- 結果:10752pt(GFX1224 CPU4426)
- 3DMark03程ではないけど、AthlonとのCPUのパワー差を痛感するなぁ
- ゆめりあベンチマーク v1.2
- それなり 4208pt
- きれい 3273pt
- 設定を同じにしなかったのかな? それともこのテストはVGAがメインとなるのか?
- AthlonPCの時(それなり4135pt きれい3244pt)とほとんど同じ結果になりました。
- N-Bench v3.0
- 結果:ベンチマーク結果の写真と状態画面
- Athlonの時の同環境と比べると、CPUベンチで不思議な結果が出てたりもします。
- 3Dベンチは、ここでもAthlonの圧勝だなぁ、、Athlonがゲーム向きと言われるわけだ
- FF11ベンチ1.1
- 結果:2910pt
- FF11ベンチ2のベンチマークは取り忘れてしまったので(滝汗)
- しかもAthlonPCではFF11ベンチ1は取ってないし、踏んだり蹴ったり、、、_| ̄|○
- 5.まとめ
- 実はこのPC、DVD書き込みドライブを新たに追加した上で知人へ譲る事となりました。
- 良心的な価格(爆)を提示しての交渉の結果、上で書いたCoolerMasterのMusketeerも
- 付ける事(金額の上乗せがあったと言うかなんと言うか、、そのまんまか(笑)となった。
- なので、液晶モニターにもテカテカフィルムを貼って、見栄えを良くもして置きました(爆)
- 使ってみた感じを言うと、音は静かで、DVD再生もRADEONなので!?綺麗だった上に
- オフィス系ソフトやブラウジング、メール等はHDDの速さも手伝って、結構速かったし
- (電源ボタンを押してポチっとなってから、デスクトップ画面でマウスの砂時計が)
- (完全に消えるまでにかかった時間は51秒(OSはWindowsXP)と書けば分かるかな?)
- GOTENDO付属スピーカーの音の酷さを除けば、そこそこまとまった感じのPCだと思う
- 3D関連はちょっと、、いや、かなりかな?(^^; 厳しい物があると思うけど、3Dゲームは
- やらないと言っていたので(譲る相手曰く)ここには大きく拘る必要もないかな、、、と
- それでも、RADEON IGP+Pentium4 2.?C GHzのベンチマークスコアと近い物があるし
- DirectX8以前のゲームやタイピングオブザデッド系ぐらいまでなら余裕で行けるはず!
- まとめると、仕事兼ネット用PCとして使うには、なかなか良いのではないかと思います。
- (自分で作って、しかも譲渡に金銭が絡んでいるので、コメントが難しくなるなぁ(苦笑)
- 一応、今のAthlonPCよりも静かだし、埃&振動対策と言った細かい事もやってるから
- (ケースの足には、CeleronPC用で買った高めのインシュレータを付けてたりもする)
- やらしいので値段は明かせないけど(^o^;; 値段相応かそれ以上の物はあると思ふ
- 次回:3rdマシン完成始末記@AthlonPC編
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