- 1.GeForceFX 5900XTの静音化
- GeForceFX 5900XTを購入して試した時には、結構静かなので当面これの静音対策は
- 必要無し!と書きましたが、その後にあったスマートドライブ2002C導入で状況が一変
- ビデオカードのファンの音が気になる状況になってしまった為、今回はその対策です。
- 使用するパーツは以前使った事のあるZALMAN製ヒートシンクのセカンドバージョン
- ZM80C-HPと専用補助ファンZM-OP1、それに加えてスロット型クーラーのRSF-01BL
- これらを使って静音だけど、冷却にも気を使った構成にしようと言うのが狙いです。
- ZM80C-HPとZM-OP1 、
RSF-01BL 、
ついでに購入してみたメモリ用ヒートシンク
- 2.ZALMANヒートシンク2の取り付け+α
- まず、GeForceFX 5900XTのファンとヒートシンクを取り外すのですが、最初は左右の
- プラスチック製バネスプリング2つを外せば簡単にシンクが取れると思っていたのだけど
- その状態ではガチガチに固まっている感じで、外れる気配がまったく見えなかったので
- 不要なカードをシンクとコアの間に挟み、基盤を傷付けない様にしてから、マイナスの
- ドライバーを間に挟んで梃子の原理でゆっくりゆっくり力を掛けて行き、取り外し成功!
- (コアに塗られていたのはグリスでは無く、フェースチェンジシートって言う物みたいです)
- コア近辺には薄っすらと埃、コア自体にはフェースチェンジシートの残りが付着している
- フェースチェンジシートの残りを綺麗にし、いよいよZALMANヒートシンク2の取り付けへ
- ZALMANヒートシンクはオールインパッケージで、グリスやドライバーも付いているけど
- デフォルトのフェースチェンジシートが塗られていたのを倣って、付属グリスでは無く
- アスキープラスの付録に付いてきたフェイズチェンジシートを使ってみる事にしました。
- これをコアの上に乗るヒートシンク側に取り付け、説明通りにゆっくりシールを剥がす
- (シンク側にフェイズシートを取り付けたのは、取り外したシンク側に附着が多かった故)
- フェイズシートを取り付けたヒートシンク(表台座)をコアに乗せ、表台座の高さよりも
- ビデオメモリ用に購入したヒートシンクの高さが低かったので、これもここで取り付け!
- 裏側の台座(裏台座)には通常絶縁テープを裏台座の基盤に当たる面に貼るのですが
- 余っていた3mm厚のゲルシートを貼って、ゲルシートを通して裏面シンクへダイレクトの
- 熱伝導を期待してみる事を画策!>横からみたコアと裏台座の状態と裏面正面図
- 残りは台座にグリスを塗り、ヒートパイプを通してから表裏の台座に大きいシンクを付け
- 2本(前バージョンでは4本)ネジ止めで固定して、完成間近となります→表側 、裏側
- 最後、ここが前バージョンとは違って、2本のネジだと若干反り返ってしまうシンク対策の
- 表裏二つのシンクを繋げるワッカ固定ネジを取り付けて、ZALMANヒートシンク完成!
- これにZM-OP1のファンを付けて、本当の意味でのZALMANヒートシンク完成です。
- (ZM-OP1はZM-MC1と15mm厚の8cmファンが付いていて1300円前後と結構お買い得)
- ZALMANのヒートシンクを付けると、ビデオメモリ近辺の空間が狭くなり、冷却が厳しく
- なるのだけど、ビデオメモリ用ヒートシンクとZM-OP1の組み合わせで心配はないと思う
- +
- ビデオメモリヒートシンク(AINEX製HM-04)熱伝導シールが付いているとは思わずに
- 別途、熱伝導シールを購入の熟慮の欠けたプチ無駄買いをまたやってもうた(´・e・`)
- 3.動作テスト
- 2.で完成したビデオカードのテストですが、電源投入で即焼ける等という事も無く(笑)
- BIOS立ち上がりからデスクトップまでの画面に不具合は無く、デスクトップ画面でも
- トラブル(ノイズが入るとか、画面がチラツク)は一切合切無かったので一安心(^−^)
- LeadTekのビデオカードツールのWinFoxを起動させてコア温度を調べてみたところ
- 通常時の温度は45度とデフォルト状態よりは2〜3度高かったけど、そこそこ良い感じ!
- アスキープラス付録のフェイスチェンジシートもなかなか使えるじゃ〜ん。みたいな
- 続いての3Dテストも順調にこなすと思ったのだけど、3DMark03を終えた後にWinFoxで
- モニタリング記録させて置いた(勝手に記録するのだが)グラフを見て驚きΣ( ̄□ ̄lll)
- 現在71度、、、しかもグラフでは71度を超えてる場所もあるし、、、なぜ?なぜ故に?
- 「ヒートシンク取り付け時の失敗」の文字と「やり直し」が頭の中を駆け巡り始める中
- この原因となる様な事を思い起こす、、とそこで引っ掛かったのが某巨大掲示板で見た
- LeadTekのGeForceFX 5900XTへZALMANヒートシンクを取り付けた際の情報でして
- ヒートシンク交換やZALMANヒートシンク交換時に、コアを覆っているヒートスプレッダと
- コアの密着度合いが離れてしまい、コア温度がもの凄く高くなってしまうと言う事例
- 私もこの罠に嵌ったのか、、、と若干失望をしつつ、コア温度が71度も行っているのなら
- ヒートシンクはさぞや熱いのだろうな、これはぜひとも手で触って確認してみよう!(爆)
- と言う事になり、ケースのサイド扉を開けて、PCの電源を入れた瞬間大きな事に気付く
- え〜、、、初歩的なミスでして、ZM-OP1のファンを電源とを繋いでませんでした(大汗)
- これでは完全ファンレスな状態というわけだから、71度まで行くのも無理ありませんね
- 2D画面に戻った時の温度の下がり方が、すごくゆっくりでおかしいな?と思ってたけど
- これで納得。ファンを繋いで(5Vで)静かな状態で回し、ヒートシンクに風を当てながら
- コア温度が71度まで行った時と同様のテストを行った所、今度は58〜61度辺りで飽和
- 私のミスが原因でヒートシンクにもフェイズシートにも問題なかったわけですな(´Д`;)
- 最近のビデオカードの熱はZALMANヒートシンク2でも熱を捌き切れないのか、、、とか
- 雑誌付属のフェイズシートがきちんと熱伝導させていないのでは?との思いもあって
- アスキープラスめ〜変な付録を付けやがって( ゜д゜)ゴルァ!!と自分の貼り方を棚に上げて
- やっぱり雑誌の付録ごときじゃダメだな、、、とか思っていなかった事もないけれど(おぃ
- ZALMANヒートシンク2の取り付けは、まあ成功と言える物に収める事が出来たな、、と
- 4.PCIスロットクーラーとビデオカードのOCテスト
- ZALMANヒートシンクでの動作でもコア温度に熱暴走が起こったりする問題が無い事が
- わかったので、もうひとつの購入パーツであるRSF-01BLの取り付けで、ビデオカードの
- 冷却を補助して、メモリ用ヒートシンクと共にビデオカード全体の冷却を促進させる事で
- GeForceFX 5900XTを購入した時に多くの人が試すらしい!?オーバークロックをテスト
- RSF-01BLはPCIスロットに取り付けるクーラーで、ブロアーファンでケース内の空気を
- 取り込んで、PCIスロットに空いている隙間からケース内の空気を排出する仕組みです。
- 使ってみての難点は長さが短く幅も狭い事かな、、、それとファンコネクタが4Pinなので
- ブロアーファン(このファンが非常に五月蝿い)制御にファンコンをそのまま使えない所
- とりあえず、ビデオカードのオーバークロックテストなわけだから五月蝿いままで接続
- オーバークロック(以下OC)はレジストリに特定の記述をして、OCメニューを表示させて
- 行う事になるのですが、手動OCで最適な頻度検出を試したらこんな感じになりました。
- 某巨大掲示板のGeForceFX 5900XTスレッドに載った情報的には、普通ってとこかな
- もちろん、このまま使うわけには行かないので少しクロックを落とした形に設定しました。
- 5.まとめ
- 今回メインのZALMANヒートシンク2の取り付けは、ちょっと勘違いがあったとは言え
- 性能やそれによって得られた効果には、概ね満足出来る結果かな〜と思っています。
- 難点を言うなら、ZM-OP1を付けたのもあるのだろうけど、なんだかヒートシンク重量が
- ZALMANヒートシンク1号よりも重くなっていて、ビデオカードに負担がかかっている事
- AGP真下のPCIにZM-OP1みたいな冷却補助パーツを取り付けて、ビデオカードに
- 取り付けたヒートシンクを支える補助をする役割のパーツでも作って欲しいなぁ、、、と
- 今にもビデオカードが折れそうなぐらい重いわけじゃないけど(笑) 念の為にってわけ
- それから、ZALMANヒートシンクのカードを取り付けたABITのNF7-Sの問題なんだけど
- サウスブリッジにヒートシンクを付けていて、尚且つビデオカードのメモリにも付けている
- そんなZALMANヒートシンクを付けたビデオカードを使っている人(私だが)は要注意!
- AGPスロット右端にあるカードストッパーが通常の方法では外せなくなってしまう事に
- 例えば、上から外そうにもメモリスロットが邪魔していて手が入らないし、隙間からでは
- ビデオカードに貼ったメモリ用ヒートシンクで隙間が狭まっていて、ストッパーを外せない
- (( ;゚Д゚))ブルブル、、ビデオカードが取り外せなくなってしまったのか!?と激しく焦った末
- IDEケーブルを外して、ここから指を入れてストッパーを外す方法をなんとか発見(^−^;
- これでサウスブリッジのヒートシンクを無理やり外す事態に陥らなくて助かりました。
- OCに関しては、私は特に拘る人じゃないし、詳しく知らない分野なので書く事も特に無し
- PCIスロット型のブロアーファンは五月蝿いのは仕方ないとして、電源コネクタが4Pinで
- 汎用性が乏しいのが痛いなぁ、、、3Pinなら静かにしたりするのにも楽だし、使い道も
- いろいろと広がるだろうから、物が面白いだけにちょっと勿体無い作りだと思います。
- 通常の使い道としては、チップの発熱が熱いらしいギガビットイーサネットカードの下に
- 取り付けるのが面白いかな、、と(そのギガビットPCは押入れとかに入れて置くとして)
- +RSF-01BLの効果は?と言うと、コア温度は1〜2度しか下がらなかったのだけど
- コアの周囲の温度(AmbientTemp)が3〜4度と大きく下がった効果がありました。
- 個人的にこの様な仕組みを持つ冷却機構が好きなので、第2段に期待したいとこ
- 次回:未定
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