(p_-) PC日記 (・∀・)
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2005年2月1日
VAIOな妄想を色々と考えてみた


1.VAIO妄想編 序章
昨年末、ソニーのVAIOを使っている知り合いのPCメンテナンスを頼まれた時に感じた
諸々な事、、WindowsXP SP2だかDirectX 9.0cが原因でGigaPocketが起動しなかったり
VAIO UPDATEの使い勝手がPC初心者を無視した作りだったり、付属ソフトの使い方の
解説がいまいちだったり等、私の貴重な休み二日間がサポートで無駄となった事への
不満をこんな形で解決出来たらいいな、みたいな話を妄想全開で書いてみますた(゚∀゚)
2.以降は全てIR@管理人が生み出した妄想ですので、妄想に出てくる団体等の名称は
現実の会社や組織、製品、HP等とは一切合切関係はありませんので悪しからず、、、
ちなみにPC魚ッチはPCサカナッチ or PCギョッチと読み、ンニーは、んに〜です(おぃ)
それと、メチャクチャ長い上に、自作機関連の話題は皆無なので、そこんとこ注意(^-^;

2.VAIO妄想編 第一話「カスタマイズアップグレード?」
2005年○月、ンニーがVAIOユーザー向けに新しいサービスを開始するとの情報は
既にご存知だと思うが、この旧VAIOをアップグレード出来るサービスの正式名称が
VAIO Customizing Upgrade Serviceと言う名前に決まり、来月からサービスが始まる。
そこで、来月からの正式サービスを前に行なわれていた一部のVAIO機種を使っての
同サービスの事実上のテスト期間に、このサービスを利用してみたVAIOユーザーとして
新しいサービスの大まかな詳細を3回に渡って詳しくレポートして行きたいと思う。
まず、VAIO Customizing Upgrade Serviceを具体的に説明すると、VAIOを購入した
ユーザー向けのパーツアップグレード&交換サービスと考えて貰うのが判り易いだろう
自作ユーザーは、それぐらい自分でやるので判り難い事だと思うが、メーカー製PCは
使用しているパーツが特殊な上に汎用性がある物が少ない事や、HDD内にリカバリー
領域が含まれていたりして、自由なパーツと初期からの利便性の維持はまず不可能だ
うまくパーツ交換が出来たとしても動く保証がない上、購入時のメーカー製PCの保証が
パーツ交換による内部開閉により、失われてしまう事もあって、PCの初心者ならずとも
購入時のスペックを上げると言う事は、ほぼ不可能に近いと言っても過言ではない。
そういう状況にも関わらず、PCの進化が常識外に早い為、2〜3年経つと虎の子を叩き
購入したPCの性能と言えども、3年後には低価格のPCにと同等レベルになってしまう。
性能の向上を望むのならば、思い切って新しいPCを購入すれば良いのでは?となるが
メーカー製PCを購入するいわゆる普通の層の人間に取っては、2〜3年で家電製品を
新しくすると言う発想はないので、購入後2〜3年経ち、ある程度はPCに慣れてきた所で
他人の新PCと比べたりして、自分のPCに不満を持つ様になった人は少なくないと思う。
そこで、自分のPCをなんとかパワーアップさせたい!と考えても、メーカー製のPC故に
アップグレードの壁に阻まれ、不満を内に溜めながら、平均5年と言われる電化製品の
買い替えまでの期間を満了すべく、残りの年月を不満があるPCと共に過ごして行く人は
多いだろう。それに加え、折からの不況によって、買い替えの気持ちも鈍ってしまって
平均20〜30万円のある程度機能が揃ったメーカー製PCをポンポン買える状況でも無い
その様な世間の事情とメーカー製PCの既存ユーザーの多くが持つ不満に対応したのが
ンニーが新しく始める「VAIO Customizing Upgrade Service」と言うわけである。

3.VAIO妄想編 第二話「カスタマイズされるVAIO」
では、具体的にVAIO Customizing Upgrade Serviceの内容を見て行く事にしよう
まずサービスの項目(テスト期間中のモノで正式サービスとは異なる可能性も)を見ると
VAIO本体内部のチェックと清掃、マザーボードのコンデンサー等の不具合交換対処と
サービスに掛かる諸々の人件費を含めた費用が入った必ず選ぶ事となる基本セット
CPU交換、CPUファン交換(静音キット)、メモリー増設、HDD交換、光学ドライブ交換
電源交換をVAIOカスタマーIDと機種を入れると入れるBTO画面で選ぶ形で行っていく
ちなみに、テスト期間中はHS-V(70-73)〜(90-93)のモデルのみの対応だったのだが
幸い、筆者のPCがVAIO HS PCV-HS71BC5だった為、サービスを受ける事が出来た。
早速、BTOと行きたいところだが、VAIO Customizing Upgrade Serviceを行なう前に
VAIOのバックアップ作業を行っておく事を推奨する、、とBTOのページにあったので
そこから専用のページへ飛び「VAIOバックアップマネージャー」なるソフトをダウンロード
このソフトを立ち上げると、メールやお気に入り、マイドキュメントのデータに最初から
チェックが付いている状態で、右上のバックアップボタンを押すと、チェックの付いている
項目のデータを集めて来て、圧縮した状態でFDDやUSBメモリー、光学メディアと言った
バックアップメディアに書き込まれる仕様となっている。なかなかわかりやすいソフトだ。
(これにはライティングエンジンが付いているので、別途にソフトを用意する必要は無い)
面白かったのが、チェックを付ける場所のオプション項目にOffice関連のソフトで作った
エクセルファイルやテキストファイルや動画&画像ファイル、メールデータファイル等を
HDD内部から検索し、根こそぎバックアップする機能があったので、HDD内部検索には
時間が掛かってしまうが、バックアップ漏れを無くす処置としては理に適っていると思う。
さて、ここでようやくVAIO Customizing Upgrade ServiceのBTO画面に入る事となった。
自分の使用している機種とVAIOのカスタマーIDを打ち込み、BTO画面に入ってみると
一番上に人件費やその他諸々の費用がかかっていると言う基本セットが25000円とあり
2番目にあるCPUは2.4GHzがデフォルトなので、2.5〜2.8GHzが選べる様になっていた。
値段は20000〜24000円表記で、交換を行なうと2.4GHzが10000円で下取りされるらしく
アップレードする程の周波数では無いにせよ、実質10000〜14000円と言うのは魅力的
この魅力的な価格に惹かれ、CPU交換は2.8GHzと交換にチェックを付けておいた。
CPUの下にあるCPUファン交換(静音キット)は選択をせずにチェックを付ける仕組み
上のCPUをアップグレードするを選択したので、このCPUファン交換にもチェックする。
次のメモリーは、256MBが12000円、512MBが24000円のメーカー価格だったのでパス
HDD交換では120〜250GBが選択可能で、価格は10000〜18000円の範囲となっていて
CPU同様に既存の120GBのHDDの値段(3000円)が別途引かれるのも同じであった。
既存のモノが5400回転SAMSUNG製120GBモデルで、今では速度が若干遅い部類の為
7200回転の250GBを選択し、HDDの価格18000円-3000円の15000円が追加となった。
光学ドライブの交換は選べるモデルはひとつだけ(13000円)の上に、既存のドライブが
引き取られる時の値段が引かれる事も無い(光学ドライブは磨耗するとの理由らしい)
しかし、付属の光学ドライブがDVD-R/RWの4倍速(Pioneer DVR-104?)だったので
最新式16倍速対応のDVD±R/RWとの表記に負けてしまい、これも選択する事となる。
電源交換のオプションは、電源はもっとも消耗しているだろうし、注意書きのところに
CPUを上位のモノとの交換を選んだ場合は、電源交換を行なう事を推奨します、、との
注意書きがあった為、電源交換オプション5000円にチェックを付けるのに躊躇いは無し
最後は、これも割りと消耗していたマウスとキーボード追加オプション5000円にチェック
総計価格77000円にて、VAIO Customizing Upgrade Serviceを注文を行なう事となった。
住所等を打ち込んで注文の確定が終わると、サービスの注文確認が取れた時点で
VAIOをンニーに送る為の梱包用ダンボール組み立てキットがンニーから送られて来る
2日後に届いたダンボールを組み立て、梱包したVAIO PCV-HS71BCをンニーに送付
(料金は着払い(25000円の内?)でンニーの住所付き伝票もダンボールと共にあった)

4.VAIO妄想編 第三話「帰ってきたVAIO」
待つ事約2週間(正確には12日)で我が家に帰ってきたVAIO PCV-HS71BC→写真
まず驚いたのが帰ってきたVAIOが見た事もない新品のVAIO箱に入っていた事だ!
無論、液晶同梱の購入時の時とは違い、箱のサイズは本体に合わせて小さいのだが
これには正直驚いたと同時に、ンニーのサービスにかける意気込みが伝わって来た。
ンニーらしかったのが箱のデザインで、新型の時とは違ってカラフル(紫色)ではなく
モノトーン調になっていて、新品購入時とは差別化が図れているのだが、オリジナルな
パッケージデザインで、この辺りにもンニーらしさが出ているのを感じられる→写真
内部の梱包も新製品の様な丁寧な状態でダンボール内に収められており、マウスと
キーボードを追加していた事もあって、新型のVAIOを思わせる様な状態であった。
見惚れているだけでは始まらないので、ダンボールから帰って来たVAIOを取り出し
ンニーに送られずに残っていたVAIO付属の液晶とDVIで繋いでPCを起動してみた所
OSがWindowsXP HomeからWindowsXP SP2に変更された状態になっているのに驚き
戻って来たVAIOと一緒に入っていた説明書の袋の中を見ると、CD-ROMが付属してて
説明書を読むと、WindowsXP SP2を充てた新型の最新VAIOリカバリーディスクとの事
おぃおぃおぃ、、、SP2充てた状態でGigaPocketはきちんと動いているのかいな?と
GigaPocketとWindowsXP SP2の相性不具合で苦労した身としては心配をしたのだが
起動後のデスクトップにあったGigaPocketを恐る恐るダブルクリックしてみたところ、、
余裕で動きました。ンニーで動作確認された新リカバリーディスクだから当たり前?
更に読むと、VAIO UPDATEで修正された不具合のパッチも全て充てられているとの事
VAIO付属の各種ソフトがきちんとバージョンアップされていたのは、非常に素晴らしい
アップデートを行なわない人や出来ない人、存在を知らない人が少なくないので尚更
(リアルプレイヤーやマクロメディア系WEB閲覧ソフト関連もバージョンアップされていた)
それから、初期リカバリーディスクに入っていたプロバイダーへの入会関連のソフトは
VAIO Customizing Upgrade Serviceに申し込むユーザーが、既にインターネット契約を
済ませている事を前提としている上に成り立つサービスだとンニーが判断しているらしく
新リカバリーディスクでは、全て削除されていた。(含まれていないと言う方が正しい?)
もうひとつ、新型リカバリーディスクはWindowsXP SP2でWindowsファイヤーウォールが
ONの状態でリカバリーされているのも関係して!?初期型リカバリーディスクにあった
ノートンアンチウィルス2003も新型リカバリーディスクでは外れていた事を報告しておく
この件に関して、付属していた新説明書の最初のページに、PCセットアップの際には
LANケーブルを繋ぐ前に、お客様のお持ちのセキュリティソフトをインストールしてから
LANケーブルを繋ぎ、インターネットへ接続して下さい、、と大きな文字で書かれている。
(VAIO Customizing Upgrade Serviceでもセキュリティソフトが買えるオプション有り)
ソフト関連はこれぐらいにし、次はアップグレードされたハードウェア部分を見ていこう
まず、250GBになったHDDは、4GBの隠しリカバリーディスク領域と28GBのCドライブ
200GBのDドライブとなっていて、GigaPocketで録画出来る領域がほぼ倍となっていた。
HDD交換はVAIOを使ってTV等を頻繁に録画していたユーザーには必須となるだろう
5400回転から7200回転になり、起動時間やレスポンスが大幅に短縮したのも好印象だ
CPUは2.4GHzから2.8GHzへの交換が値段(14000円)的に割りが合わない感じもあるが
HDD交換との相乗効果でPCが速くなった様に感じられる為、許容範囲内だろう!?
起動時にF2ボタンで入れるマザーボードのBIOSバージョンが上がっていた事も報告
CPUの静音化は、ケース内部を開けてじかに見てみると、銅製のヒートシンクに変わり
(クーラーマスターのシプラム?)CPUファンは2.4GHz時の1800回転〜4000回転に比べ
クロックが2.8GHzに上がっているにも関わらず、BIOSのハードウェアモニターで見ると
1600〜1700回転と落ちていたのが印象的であった。銅製ヒートシンク様々と言う所か
勿論、起動時は前のCPUファンと同じ様に一時的に回転数が高くなるが、通常時は
前のCPUファンの通常時の状況と比べても非常に静かだった事には正直驚かされた。
HDDも比較的静かだったSamsung5400回転と比べても、遜色が無いぐらいの静けさで
デバイスマネージャーから確認すると、WesternDigital Caviar SE WD2500JBとの表記
電源のファンの回転数もBIOSから確認出来るのだが、今までのモノが1600回転前後で
回転していたのだが、電源交換でも1600回転前後なのは変わらず、ほぼ同じ状態だ。
(実際には、CPU交換の為、今までより容量が50Wattほどアップされている電源との事)
VAIO PCV-HS71BCの排気は、この電源内部のファンによって全てまかなわれている為
7200回転のHDDと2.8GHzのCPUの状態となり、この回転数では少々不安だったのだが
各ファンは温度可変ファンで、必要に応じて回転数が上がるので心配は無いとの事だ。
それ故、PC起動時にファンが高回転する以外、今までよりも静かなVAIOになっている。
他では、光学ドライブが16倍速のDVD±R/RWパイオニア DVR-109に変更されていて
初期動作が静音ユーティリティの静音モードになっているらしく、CDを聞く時の状況でも
唸る様な回転はしない。他が静かな分、気にはなるが、目くじらを立てる状況では無い
(書き込みソフトのRecordNowがバージョン4から8にアップされていた事も追記しておく)
この新しい!?VAIOが届いてから一ヶ月程経つが、トラブルや青画面、付属のソフトが
起動しない事も一切ない非常に好ましい状態で、とても静かな仕事環境とDVD鑑賞環境
DVDビデオの作成環境を満喫しつつ、今現在このレポートを書いているところである。
このサービスを試してみませんか?と編集者に言われた時は、いくら好きなVAIOでも
最新とは言えないパーツに8万円近く出し、パワーアップを選ぶ事に戸惑いもあったが
2年以上も使って、慣れてきている上に愛情や拘りもそれなりにあったVAIOだったので
VAIO Customizing Upgrade Serviceに思い切って申し込んでみて、正直良かったと思う
今の自作ユーザーにしてみると、2万5000円のサポート料は法外と思うかもしれないが
PCの操作が簡単になり、その裾野が広がり、いわゆる普通のPCを道具として使うが
自作関連や増設関連を一切行なわないユーザーの事を考えると、金銭の損得ではなく
動くか?動かないか?が要求の最優先となるので、この料金は十分許容範囲だろう
今回のンニーの場合には、特別な新リカバリーディスクと説明書、専用の箱を使った
梱包があったので、結果的に2万5000円が気にならなかった、、との言い方も出来るが
ただ、サービスを申し込む段階で私も思ったのだが、増設を複数絡めて行なわないと
どういう形なのか判らない為、料金の高さを腕を組んで考えたくなるのも事実ではある。
しかし、今後も自分のVAIOを使って行こうと思っている方なら、消耗箇所の補修だけで
このサービスを受けたとしても、十分元は取れると一人のVAIOユーザーとして思える。
WindowsXP SP2とVAIO UPDATEが全て充てられている上、その動作確認もされている
新型リカバリーディスクに、オリジナルなパッケージ梱包だけでも十分価値はあるだろう
特にPCの自己防衛対策に慣れていないユーザーに取って、このディスクは必須だ!

5.VAIO妄想編 第四話「半年後にンニーに聞いたサービスの現状」
VAIO Customizing Upgrade Serviceサービスが開始から半年経った事もあり
ンニーに直接取材に行って、サービス部門の「ンニー氏」と「ンニー2号氏」に
新しいサービスの現状と今後についての大まかなお話を伺って来ました。

PC魚ッチ「VAIO Customizing Upgrade Serviceが大変好調と伺いましたが?」

ンニー「はい、おかげさまで6ヶ月で約6000人のVAIOユーザーさんにこのサービスを利用いたしまして
潜在的にPCを買い替えまで行かないけれど、処理能力に不満を持っていらっしゃるユーザーさんが
われわれが当初予測したよりも、遥かに多かったという状況でして、先月までてんてこ舞でした」

PC魚ッチ「それは大変でしたね。VAIOユーザーさん達からの反応はいかがでした?」

ンニー「メーカー製PCはアップグレードを行い難い、行なえても保証は切れてしまうし
難しくうまく行かない場合も多いので、それを今までのVAIO本体の保証が切れることもなく
購入からだいぶ経ち、性能やらに不満を持っていた方々が申し込まれていたので、概ね大好評でした。」

PC魚ッチ「私もVAIOユーザーとしてテスト期間中でしたがサービスを適用してみた所、実に素晴らしい
今までほぼ不可能だったメーカー製PCを保証付きで、選択範囲が広い途中パワーアップ出来る事と
パッチが当てられた各種ソフトウェアとWindowsXP SP2対応の新リカバリーディスクが付いてきたのが」

ンニー&ンニー2号「ありがとうございます」

ンニー「各種VAIOソフトウェアのアップデートとXP2に対応した新リカバリーディスクは
カスタマイズを受けたユーザーさん達からの評判も上々で、メモリーの増設やソフトウェアの
アップデートがよくわからない、、と言った方々も少なくなかった為、2年以上前のリカバリーディスクを
セキュリティの関係上そのまま使っていただくわけにはいかない、、と言う事情がサポート的にもありまして
矛盾する様な言い方ですが、サポートの軽減と言う意味からも、これはとても大切な事だったんですよ」

PC魚ッチ「新リカバリーディスクはHDDの交換をしなくても、手に入るのですか?」

ンニー2号「はい、VAIO Customizing Upgrade Serviceをお受けになればどなたでも」

PC魚ッチ「それは良いですね。私も最初はVAIOが戻ってきたら一日がかりで環境を整えなくては、、と
考えていたのですが、実際はATOKや仕事関連のソフトを入れただけなので一時間で終わりましたよ」

ンニー2号「(笑)私も自宅でVAIOを使っているので、PC魚ッチさんのお気持ちはよく分かります。」

PC魚ッチ「そうでしたか(笑)あれは良いですよね。Officeのアップデートもされていたし」

ンニー2号「基本的にOffice有りバージョンと無しバージョンの2種類でVAIOをリリースしているので
大きく分けて、ひとつの機種に付き新リカバリーも2x機種の数だけ用意しております。」

PC魚ッチ「新リカバリーディスクはVAIO Customizing Upgrade Serviceを行なっていない
普通のVAIOユーザーが手にいれる事は出来ないのですか?」

ンニー2号「申し訳ございません。現状はVAIO Customizing Upgrade Serviceをお受けになった
ユーザー様のみの対応とさせて頂いております。ただ、今後はこれも変化があるかもしれませんが、、、」

PC魚ッチ「なるほど、VAIO Customizing Upgrade Serviceを行なったユーザーの特権ですな(笑)」

PC魚ッチ「ところで、私の時(サービステスト期間中)はPCV-HSシリーズのみ対応のサービスでしたが
現在、サービスに対応していない機種はあるのですか?」

ンニー「今ではアップグレードサポート部門を強化を行い、サポート部隊の対応能力も上がりましたので
今後はJシリーズやハイエンドの機種、最終的にはVAIOの全機種に範囲を拡げて行く予定です。」

ンニー2号「基本的には弊社からリリースしている全てのデスクトップPCに対応させる予定ですが
WindowsXP以前の機種については、リカバリーディスクの対応等で難しい部分も出てきますので
Windows9x系のOSを搭載していた機種での対応は、可能かどうかの検討をしている段階です。」

PC魚ッチ「パーツのアップグレード項目の中に、マザーボードの交換はありませんが
デザインが同じ!?筐体で、FSBが400から533に上がった機種でのマザーボードの交換は
比較的容易だと思うのですが、アップグレードパスに組み込まれる予定はないのですか?」

ンニー2号「われわれも当初は、アップグレードパスにマザーボードを組み込む予定でして
FSB400のVAIOに乗せているメモリーもその多くがDDR2100(FSB533対応)のメモリーなので
問題も無いと思われたのですが、テストを行ってみたところ、3〜5%の割合で不具合が発見され
FSBが上がった事によるメモリーの相性確認やテストに大きな時間と労力がかかる事がわかり
現在再検討しているのですが、基本サポート費用をあげるわけにもいかないので難しいですね」

PC魚ッチ「そうですか、、、マザーボード交換でVAIO PCV-HS71BCの73化を狙っていたのですが、、、」

ンニー2号「もうしわけございません(苦笑)」

PC魚ッチ「話を変えましょう(笑)」

PC魚ッチ「ンニーさん的には、このサービスによって得られるメリットにどういうモノがあるのですか?」

ンニー「まず、多くのユーザーさんが長年使っていたハードウェアを直接検証出来る環境が出来た事で
どの部分が一番消耗しているのか?を調べ、統計化する事でわれわれの事前の消耗シミュレーションとの
差異を知り、故障し難い(冷却方法を含めた)PCをデザイン、提案して行く際に役に立つと考えております」

ンニー2号「この統計を取って見て意外でしたのが、光学ドライブの消耗がわれわれが考えていたよりも
かなり少なかったんです。※2ヶ月前から新たに始めたVAIO Customizing Upgrade Serviceを行なった
ユーザーさんに聞いた所(※2ヶ月前からアンケートに答えると2000円引きとなるサービスが始まっている)
平均データでは、光学ドライブ消耗に関しての詳細がわからなかったのですが、細かいデータを詳しく見ると
光学ドライブの使用が、極端に使う人と、あまり使わない人とで大きく二分されている傾向があったのです。
あまり使用しない方々に聞いてみた所、多くがDVD作成等に興味はあるのだけど、ソフトウェアの使い方が
分かり難い、、、または難しい、と言う事で、使いたいけどうまく使えない人達が居る事もわかりました。」

PC魚ッチ「光学ドライブの磨耗から、関連ソフトウェアの使用頻度までもを割り出せたと?」

ンニー「これは端的な例ですが、こういう細かい表面に現れ難い問題点を洗い出し、局所的な小さな改良を
積み重ねて行く事で全体も変わる、、非常に重要な事です。 この問題を例に言えば、DVD作成関連を含め
今後は、新たなより使い易いソフトウェアの開発が今求められている、、と言う事に繋がると思います。」

ンニー2号「その通りで、われわれの提案する形とユーザーさんの使い勝手が予想以上に開いていた部分を
知れたのが大きく、更に分析を進め、他の部分に置いても大きな改良が必要だと認識しております。」

PC魚ッチ「ハードウェア的な使い勝手の差異に関してはいかかでしたか?」

ンニー「TVチューナーカードのS端子スロットの使い込みでの差が大きかったのが特徴的でしたね」

ンニー2号「これも先程の光学ドライブの使用と似た様な状況でして、表面的な所では、S端子の使い込みが
激しく使い込まれているユーザーさんと、あまり使われていないユーザーさんとに分かれていました。」

ンニー2号「ただ、アンケートの結果を見ると、TVキャプチャーカードを使用されている割合は低くないので
光学ドライブの時とは違い、コンポジットやアンテナ接続が多く利用されていたのだと考えています。」

ンニー「先ほどのDVD関連のソフトウェアの使い勝手の話とリンクしますが、TVキャプチャーカードの使用率が
高いのに、それに相応しい程は、DVD関連ソフトウェアが使われていない、、っと言う事が関連してきまして
我々の提案しているVAIOの使い方がきちっとユーザーさんに届いていない率が想像していたよりも
大きかった事に繋がるので(苦笑)それが判った事だけでも、このサービスの価値はありました」

PC魚ッチ「なるほど、従来の方法では判り難かった部分の詳細なフィードバックが得られているわけですね」

ンニー2号「はい、今後のンニーのPCはこのフィードバックで大きく変わって行くと考えて頂ければ、、、」

PC魚ッチ「今後のVAIO Customizing Upgrade Service部門の計画を教えてください」

ンニー「現在のVAIO Customizing Upgrade Service部門を拡充して、液晶等のVAIO専用ハードも対象にし
セキュリティやオフィス関連のソフトウェア販売をVAIO Customizing Upgrade Service部門にも組み入れ
カスタマイズされるVAIOに必要となるセキュリティソフトのライセンス販売の項目を追加して行く予定です。
それから、新しくVAIOを購入した際に古いVAIOを引き取り、VAIO Customizing Upgrade Serviceで得た
ノウハウによって、リサイクルVAIO化を行なっていく計画も今年度中に予定しております。

PC魚ッチ「本日は貴重なお話をありがとうございました。」

取材を終えて、、、
VAIO Customizing Upgrade Serviceが出てきた背景には、PCの処理能力向上と
CPUの進化の鈍化により、PCの買い替えが鈍くなっている現状に年に2回新製品が
リリースされる国内のメーカー製PC市場の新製品が出る度にある程度の保守パーツを
確保しなければならない状況があるのだが、最近のPCの買い替えが鈍くなっている為
粗利がただでさえ低いPC販売事業が、保守パーツの保管にかかる費用にも圧迫され
保守パーツの共通化や削減を行なう事で対処出来るレベルも限界に来ているとの事
それがサポート事業と保守パーツ管理を組み合わせた今回のサービス誕生の経緯だ。
半年前のサービス開始時に、ンニーに聞いた所では、サービス申し込み者が一年間で
3000人超えれば利益が出るとの事だったが、このインタビューで半年で既に2000人が
利用したと聞き、VAIO Customizing Upgrade Serviceの拡充を図るのも納得であった。
VAIO Customizing Upgrade Serviceでノウハウを得る事で、粗利が高いと言われている
リサイクルPC市場への本格的な進出を視野にいれているのも当然の事なのだろうが
VAIOにリサイクルと言う言葉は、どうにも似つかわしく無い気がしないでもない、、
もっとも、ンニーならでは(今回の特殊な新箱に代表される様な)のリサイクルPCに
なるだろうから、がっかりする事も無く寧ろ新しい風を期待出来るわけでもあるのだが。
話はずれるが、車のCMを一番積極的に見るのは、車を購入した直後の人達だと言う
データがある。PC業界を含めた販売の感謝キャンペーン等では、既購入者を対象と
するキャンペーンが行なわれる事はほとんどない。 つまり、何を言いたいかと言うと
大きなモノを購入直後は、販売した会社に対する属性が高かった人も、年月を経ると
例えば、PCを買い替えを行なうであろう3〜5年後には、高かった属性も10%辺りまで
低下していて、次の対象に3〜5年前には高かった属性を持つ会社の製品を選ぶ率が
初めて購入するメーカーと余り変わらなくなってしまっているのは、大きな損失だろう。
私を含め、VAIO Customizing Upgrade Serviceを受けたユーザー全てとは言わないが
多くがVAIO購入直後と同じとまでは行かないが、ンニー属性が高くなった事は確かだ。
PC市場が飽和している国内だと、買い替えのユーザー達を如何にして獲得するか?に
今後は大きく掛かってくるのだろうから、これはその時にも威力を発揮する事だろう。
ンニーもそれは当然考えているらしく、取材中に聞いたところ、今後のサービスとして
VAIO Customizing Upgrade Serviceを行なったユーザー向けに、新商品を特別価格で
購入出来る方法などが今後の新サービスとして検討に上がっているとのことであった。
利益が少ない事で、IBMがPC部門を売り出した事や、海外勢の低価格PCの攻勢により
国内メーカーのPC事情は、今後ますます苦しさを増して行く事を言われている状況を
考えると、PCを買い替えとまでは行かないが、処理能力に不満を持っている層を狙う
ンニーの様な隙間を埋めるサービスが今後各社からも出てくる事が予想される。

6.VAIO妄想編 第五話
理念や哲学、規格、先進性で常に新しい形やモノを提案してきたVAIOだが、最近は
ンニーが提案したモノを自社が熟成させる事をせず(出来ず!?)他社が熟成させたり
ユーザーの求めるモノとンニーの提案するモノの隔たりが大きくなりつつある状況が
片輪だけで動き、その場で回転しながら前に進めない車に見えてヤキモキしていたが
新しいVAIOのサービスがきちんと機能すれば、両輪が回ってVAIOは前に進めるだろう
この新サービスは、フィードバックが大きい事からもF1で例えると巨大なテストチームを
持つ事と同じである。名門チームで名声を欲しいままにしていたフェラーリF1チームが
90年台の前半に低迷し、00年前後に復活する際、見え難いが大きな力を発揮したのが
徹底的に組織されたテストチームである。フェラーリ同様に過去に名声を欲しいままに
していて、現在低迷を余儀なくされているンニーがこの新サービスを始めたのも奇縁だ
無論、フェラーリ復活には何人かの特殊なキーパーソンが居たので、同じに考えるのは
無理が無い事もないのだが、インタビューにあった様に非常に大きなフィードバックや
それを踏まえた様々な改善、もともとデザインや先進性で定評のあったVAIOなので
全てが噛み合った状態を想像すると、1〜2年後の新型VAIOには大きな期待が持てる。
それから、インタビューで暗に言っていた、VAIOのブランド買いを行なったユーザーを
VAIOユーザーにきちんと育ててこなかった事への改善も注目して行きたい箇所だ。
最後に、VAIOがThinkPadと同様、過去形で語られる日が来ない事を願いつつ、筆を置く

7.VAIO妄想編 終章
、、ってな感じでVAIOユーザーになった気で妄想を長々と書いちゃいますた(;・∀・テヘ
読んで下さった方々(余り居ないだろうけど)ありがとうございます&お疲れ様でした。
私は偽VAIOユーザーの上に、上記に書いた2002年に発売された機種の事だけしか
分かっていないので(理解も中途半端なモノ)至らない点や、勘違いも多々あるかと
思いますが、偽VAIOユーザーの戯言と思ってご容赦願えれば幸いです。
+
参考にしたURL
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0120/sony.htm
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0125/miura020.htm
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/26/news010.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1208/ibm.htm

次回:未定

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