- 1.ノースブリッジのヒートシンク交換!
- 完成したAthlonPCが問題無く快調に動いているとなると気になって来るのが騒音!
- そこで今回はAthlonPCの静音化と、オーバークロックのテストなんぞをやってみようかと
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- まず最初は静音化作業から。AthlonPCで使用しているマザーボード
- ABIT NF7-S ver2.0にはノースブリッジ冷却用チップの上に小型のファンが付いていて
- リテールのCPUファン程ではないけれど、AthlonPC起動中はずっと回っているわけだし
- 結構気になる音を発するので、まずはこのファンの交換から始めます。
- ノースブリッジのファンの外し方は簡単!マザーボードの裏側に出ている固定ピンを
- 表側で固定ピンを回しながら裏のピンの出っ張りを斜めから押し続けたら外れました。
- なかなか外れず、ちょっと根気が要る場合もあるけど、GeForce3のファン交換の時に
- 固定ピンがどうしても外れずにペンチで破壊してしまった前科があったので(^^;
- 今回はきちんと取り外し、デフォルトのファンを使用出来る状態にして置きました。
- (ファンを取り外した直後のヒートシンク 、 グリスを拭き取ったノースブリッジチップ)
- 次に新しくノースブリッジチップの載せるヒートシンクなんですが、ベストだと思うのは
- サイズ、冷却能力、取り付け易さ、重さから言ってZALMANの47mmヒートシンクだけど
- 私的に余計なPCパーツばかり買い過ぎていた事にちょっと反省状態なので(^^;
- 有り合わせのパーツを使う事にしました。第一候補はアルミ製で重さも軽かった
- Celeron1.2GHz(tB1 SL6C8)に付属していたIntel製のリテールヒートシンク→写真
- しかし、サイズが横に大き過ぎてノースブリッジチップ近辺のコンデンサと干渉でNG
- 続いての候補は自作CeleronPCのCPUヒートシンクに使っていたALPHAのPAL6035
- サイズは縦横60mmで問題無いけど、一部に銅を使用している事もあって少し重い、、、
- けど、今からZALMANのヒートシンクを頼んだら時間掛かるし、それまで待てないし
- コスト的にもZALMANは1200円ぐらいだけど、送料と代引き合わせると2400円ぐらいに
- なってしまい、PAL6035を使ったとしてもそれ程コスト高にはならないからOKかな、、と
- PAL6035は元々CPU用のヒートシンクなので、ZALMANの47mmヒートシンクみたいに
- ノースブリッジのサイドにある2つの穴を使って固定出来る仕様にはなっていません。
- それに重さも結構あるので、熱伝導シートでは重さに耐え切れず落下は確実(滝汗)
- そこで、AINEX製の熱伝導超強力接着剤TA-01(これも余り物)を使う事にしました。
- ノースブリッジチップ上にTA-01の2つの接着剤を載せて、周りにはみ出さない様に
- 慎重かつ丹念に混ぜ合わせて行き、頃合いになった所でメインのPAL6035を載せて
- うまく接着させる為にPAL6035を押さえ付けた状態で少し上下左右にグリグリ動かす
- 接着剤をつけ過ぎていたり、激しく動かすと接着剤がマザーボードのパターン線に落ち
- 動かなくなったり、最悪故障、、、と言う大変な事態を招くのでここはより慎重に!!
- 接着剤が固定するまでは2時間近くかかり、実際の使用出来る強度になるまでには
- 更なる時間を要するとの事なので、とりあえずこのままの状態で一日放置しておいて
- 使用する段階になってもケースは立てずに横にしたままで使用する事にしました。
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- 落下してビデオカード直撃を防ぐ為に元の穴を使い輪ゴムを通してみた(爆)表 裏
- ちなみに裏の写真にあるゲルシートも以前に使用した時に残った余り物です。
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- PAL6035の重量は175gとの事、54gのZALMAN47mmとは約3倍差か、、、微妙
- 2.CPUクーラーALPHA PAL8045を注文!
- PAL6035を取り付けて数日、ケースを立ててPAL6035が重力に逆らう状態になる事が
- 怖くいので未だにケースは横向きに置かれていますが(^o^;; 交換したPAL6035の
- 効果は上々で、ノースブリッジの発熱をヒートシンクだけでうまく捌けている模様!
- 静音効果はめちゃくちゃ五月蝿いCPUファンがある為に当然ながら体感出来ないので
- 今回はそのめちゃくちゃ五月蝿いCPUファンをヒートシンクごと交換する事にしました。
- 新しいCPUクーラーの候補は定番のPAL8045、評判の良い鎌風、AopenのACK7L等の
- 悩むには十分な数のCPUクーラーがあったのですが、今回は定番のPAL8045を選択!
- 選択の理由はPAL8045を取り付ける為に必要なマザーボード上のソケット4方の穴が
- ABITのNF7-S(Ver1.1から)に空いていたので、折角ならこれを利用しようかな、、、と
- そして購入が決まったPAL8045をALPHAの通販で注文!
- ALPHAの通販を利用する時は3桁台で購入出来るヒートシンクを色々と買うのですが
- 今回は1.の余計な物を買わずに行こう!ってのがあったので、メインのPAL8045Uと
- 一緒に買った物はネジとグリスだけと言う堅実ぶり(^^;→通販で届いた中身の箱2つ
- PAL8045本体
PAL8045裏
付属部品
PAL8045U付属8cmファン
別購入品ネジとグリス
- 3.PAL8045の取り付け+α
- 早速購入したPAL8045の取り付けですが、最初にマザーボードを固定板から外して
- CPUクーラーを取り外します。CPUとヒートシンクにはシリコングリスが残っているので
- CPU側のシリコングリスを除去して、PAL8045の土台を取り付ける準備が完了!
- 次にPAL8045の説明書に従って、土台用のスペーサにプラスチックのワッカを挟んで
- マザーボードのCPUソケットの周りにある4つの穴に差し込んで、裏側に出た部分にも
- 絶縁用のプラスチックのワッカを挟んで、最後は鉄製ナットで固定して土台が完成!
- CPUコアに熱伝導グリスを塗布してから、PAL8045を土台のネジ穴に合わせて載せて
- 付属のネジとバネとプラスチックのワッカをこの様な形に組み合わせて、固定ネジ用の
- スペースに置いて、PAL8045と土台をネジを繋いで固定する準備が完了となります。
- ネジを固定する際には、最初のネジ1を少し固定したら次は対角にあるネジ3を
- 最初と同じだけ固定、そして別のネジ2を同じ様に回して、最後はネジ2の対角にある
- ネジ4を最初と同じだけ固定、、、と言う方法を何回も繰り返して固定して行きます。
- PAL8045の固定が終りインテークカバーを被せたら、次はファンの取り付けです。
- PAL8045Uに付属していたファンはDELTA製の8cmで25mm厚、4000回転のファンで
- 種類的にフランジタイプと言われる淵(リブ)が付いていない仕様となっています。
- その為、付属のネジもファンの淵の下部分を使って固定するのが通常の仕様らしく
- 50〜55mmの長さの物なのですが、今回はこれを使わずに一緒に注文していた
- 75mmのネジを使って、ファンとヒートシンクとの間には以前に購入して余っていた
- 8cmファン用のシリコンシートを挟んで、更にはファンの振動をネジの固定場所から
- 吸収する為に、JapanValueのPB-G3Bを挟みファンのヒートシンクに固定しました。
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- PAL8045の取り付け時に1.で取り付けたノースブリッジ用のヒートシンクPAL6035に
- 糸を使ってノースブリッジ用のヒートシンク用の穴を通して固定し補強しておこう計画!
- やり方はかなり長めに糸を切り、端と端を束ねて(糸を半分に折って)一直線にしてから
- 束ねた部分とは逆をPAL6035の棒状のヒートシンク3箇所ぐらいの範囲に引っ掛け
- 束ねた部分をノースブリッジヒートシンク固定用の穴を通してマザーボード裏に出たら
- 今度は、もう片方のノースブリッジヒートシンク固定用の穴を通してマザーボード表に
- 糸を出す、、、これをPAL6035上の糸が通る箇所を変えながら5回ぐらい行いました。
- (糸が通る裏側は輪ゴムの時よりもゲルシートを増やして基盤を傷つけない様に配慮)
- 糸をがっちり張った状態にしてから、ノースブリッジヒートシンク固定用の穴の片側に
- 初期のヒートシンクに付いていたプラスチック製の固定ピンを差して、対策は完了!
- もう片側の穴にもプラスチックピンを差したかったのだけど、PAL6035を載せた時に
- 穴の上面の大部分をヒートシンクが覆ってしまったので残念ながら差せませんでした。
- 4.まとめ
- まず、対策の目玉であるPAL8045の使用感なんですが、スーパーファンコントローラに
- CPUファンを繋いで、目盛りを12時のデフォルト状態でファンを回して負担をかけても
- 47.5度(BIOSは16)近辺と静かな状態でも常用に耐えられる非常に良い感じ!(^^)
- (CPU速度AthlonXP2500+はそのままなのだけど、電圧は1.5Vに落としているので注意)
- ノースブリッジに取り付けたPAL6035も熱いけど、触れられる熱さなので問題ないかな
- この2つを取り付けた事によって、前面に取り付けているXINRUILIANの12cmファンを
- スーパーファンコントローラデフォルトの状態で回しているのが気になるぐらいなので
- AthlonPCの静音化と言う意味での効果はかなり優秀で目的も達成出来た様に思う。
- それと静音化とはちょっと違うけど、PAL8045にファンを載せる時に色々対策したのが
- 効いているのか!?ファンを4000回転のMAXで回してもリテール6cmファンの時みたく
- ヒートシンクやPCIのカードにまで振動を伝えてしまう状況は一切無いのが(・∀・)イイ!
- (ファンを取り付けているPAL8045を触っても振動をほとんど感じないぐらいすごい)
- 良い事ずくめで終わりたい所だけど、問題点も出てきたのでそれについて一言(^^;
- ファンコンデフォルトの静かな状態で使用を続けていると、AOpenの12cmファン電源が
- かなり熱くなってしまうのがちょっと心配なんだよね、、、今は空気を取り合わない様に
- ケースファンを2つ共に外しているのだけど、付け直してこの状況が改善されるか!?
- ABITのNF7はCPUソケットがマザーボードの上側に位置しているので大きいPAL8045を
- 取り付けると、大きい12cmの電源ファン自体がPAL8045の吸気を行ってしまうのに加え
- 吸気型CPUファンの排気する熱も電源に内部に直撃する非常にまずい状況なんです。
- ケースファンを取り付けて、それでもあまり改善が見られないようならCPUクーラーと
- 電源位置がかなり離れている新しいケースを購入しようかな、、、と思い始めています。
- 理想的なのはPowerMacG5みたいにケース内部を分けて各パーツを冷却出来るケース
- 次回:ADSL26Mへの道 其の三
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