- 1.Seasonic SS-350AGX
- 新PCケースの内部すっきり改良計画第一回目となる今回は電源の交換です。
- 電源を最初に挙げたのは、電源分岐ケーブルや延長ケーブルがゴチャゴチャの
- 主な原因だし、ここを改善すれば少しは見れる物になるかな、、、と言う思いからです。
- そこでまず、どの電源を選ぶのか?となるのですが、ケースの縛りもあって好き勝手に
- 電源を選ぶわけにはいかないので、候補には下面にファンが有るタイプは省かれます。
- 最近は下面に12cmファンがある電源が多くリリースされているけど、これらは全部NG
- 形としてはTORICAのSeiPlusやSMART Power Proの前後ファン付きが欲しいのだけど
- 前者は一度懲りた事のあるメーカだし(爆) 後者はとても電源の値段とは思えない罠
- そうなると理想の形を求めて変なメーカーの電源を選ぶよりも、安全に行きたくなるのが
- 電源選びの大失敗経験がある者の心情なわけで、ケースと同様紺鯖で行く事に決定!
- 安全嗜好で行くとSeasonic、EnerMax、Antec、Delta辺りが選ぶ基準になるのですが
- EnerMaxとAntecの電源は下面にファン付きなので使えず、Delta電源は今使っている。
- となると残るはSeasonicとなるので、ここでの購入対象となるSS-350AGXの評判を
- 某巨大掲示板での評価を調べたり、検索エンジンを使って購入した人のレビューを調査
- これらの結果から、前作FSシリーズに比べるとかなり静か、電源本体が熱くなり難い
- コンバイン出力が少々弱い、静かなぶん逆に排気が頼り無い、、掻い摘むとこんな感じ
- コンバイン出力は3.3V+5Vの合計出力で、ビデオカードやメモリー等の様々なパーツが
- 3.3Vや5Vから電圧を生成するので、これが低いとなると、CPUの電圧をも5V出力から
- 生成しているマザーボードの場合は、再起動がかかったり、動作が不安定なるとか!?
- 例えば、AthlonXP2500を5Vから電圧を生成して使用すると13.7A必要となるのですが
- 12V補助電源コネクタ(いわゆる田コネクタ)を装備しているマザーボードの場合なら
- これによって、5Vからではなく、3.3Vや5V程は使用されていない12V部分から5.8Aを
- 使用する方法になるので、コンバイン出力が低く電源の場合ても大丈夫との事です。
- (電源に関する情報のかなり参考になるページ takaman's PC talks てらさんのゴミ箱)
- 私の現在使用しているマザーボード(NF7-S V2.0)には、幸いにも田コネクタがあって
- コンバイン出力の合計が180Wattでも問題なさそうなので、SS-350AGX購入に決定!
- (Seasonic SS-350AGXも5000円以上送料無料だったムラウチで注文しました(^o^)
- 到着したSeasonic電源 SS-350AGX
箱開け
本体
付属品
説明書
本体2
コネクタ
- 2.電源の交換作業
- それでは電源の交換に行ってみたいと思います。「現在のケース状況」
- まずは、電源を交換の為に上段の3.5インチベイを外し、古い電源を取り外せる様にして
- 電源コネクタを取り付けてある各パーツからコネクタを外し、古いDELTA電源を取り外し
- 新しいSeasonic電源を設置して、ケース背面からネジ止めを行って電源を固定します。
- (取り外したDELTA電源とケーブル等の写真>ごちゃごちゃになるのもある意味納得)
- この電源自体に特に変わった部分はないけど、電源ファンの回転数を検知する為の
- コネクタが出ているので、物は試しとばかりにマザーボード上のファンコネクタに接続
- 他は特に他の電源と変わらず、普通に各パーツに電源コネクタを差して行き完了!
- (ケース内部を少しでもすっきりさせる為にUSB2.0+IEEE1394ブラケットは外しました)
- 最後は電源ケーブル(めずらしくアース線が無い)を取り付けて電源交換作業完了!
- 電源入れてのPC起動は何も問題無く、SS-350AGXの静かな状況にも満足(^−^)
- ファン検知コネクタを差したマザーボード上から計測された電源ファンの回転数は
- 1450〜1500回転との表示でファンの軸のカラカラ音とかも無く、なかなか快適です。
- 問題点は背面の12cmファンの回転を上げたりすると、ただでさえ少ない電源排気が
- ほとんど微風とも呼べる状態になってしまうので、背面ファンとの風量の取得バランスを
- 考えずに使い続けるとちょっと怖いかも!? ただ冬の場合は噂通り電源自体の発熱が
- かなり少ない電源なので、極端な環境でも無い限りは故障の確立は高くないと思うけど
- 3.まとめ
- ごちゃごちゃしていたPCケース内部も電源交換だけで随分変わったなぁ、、と
- その立役物たるSeasonic電源SS-350AGXですが、無駄にコネクタが大量にあったり
- 電源線が異様に長かったり、短かったりする事も無く、ツボを突いたその作りに感心
- 内部も発熱がかなり抑えられているし、ファンの回転数を下げるだけで内部を改良せず
- 実現している一時だけの静音電源等と違って、こういう部分は他も見習って欲しいなぁ
- この各所での噂通りの電源その物自体の発熱が少ないのは特筆に値すると思う。
- Aopenの12cmファン電源の頃は、AthlonXPを動かしてしばらくすると、外側の部分まで
- めちゃくちゃ熱くなってたから、、(Aopen12cm電源+Celeron1.6GHzの時は普通だった)
- これでシリアルATA電源コネクタを分岐ケーブル状態ではなく、デフォルトでサポートし
- 前後にファンを付けて、ファンの回転を今よりも若干下げた状態だと最高なんだけど
- 現状のままでも、価格、品質を含めて十二分に満足出来る電源でした(^−^)
- (ただ、音に関しては前後1200回転で動かしてたDelta電源の時の方が静かに感じた)
- +このSeasoni SS-350AGXではISAスロット等で使われていた-5Vを省いているらしく
- NF7-S V2.0付属のハードウェアモニターを立ち上げると警告が出ます。
- 調べた結果、最近のSeasonic電源では-5Vが省かれている仕様との事で
- -5を使うパーツがほとんど無い現在はこれで問題無いみたいです。
- 次回:電源線の捻りとスパイラルチューブ
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