- 1.AthlonXPでクロック可変動作が可能!?
- Athlon64の目玉と言うべき機能のひとつに、PCの負担によってCPUの動作クロックと
- 電圧を動的に変化させるに搭載されているCool'n'Quietと言う素晴らしく便利な機能が
- AthlonXP上でも(機能的には一部だけれども)使えるソフトがあるとの情報をゲット!
- 今のAthlonPCの状況が前回までのPC日記でも書いた様に、CPU温度が異様に高くて
- ちょいと困っていたので(サジを投げていた様な気もするけど(爆)これは好都合(^o^)
- そういうわけで、今回のPC日記はAthlonXPでの動的クロック変化を試してみる!です。
- 2.SpeedFan
- 今回の事に使用するソフトは、SpeedFanと言うイタリア製のソフト(日本語化パッチ)
- このソフトはいわゆるモニター系ソフトでして、CPUやシステムの温度、ファンの回転数
- 各種電圧状態と言ったBIOS上で見れる項目をWindows上から表示するモノなのですが
- その基本機能以外にも、ファンの回転数をコントロールしたりと(ソフトの名前通りで)
- 便利な機能が色々あるのですが、その中の機能のひとつが今回の目的で使う物です。
- その機能とは、SpeedFanをインストール後に立ち上げて、上のタブからCLOCKを選び
- 最初の3つの空白の欄を自分の使っているマザーボードの機種を合わせて設定します。
- 続いての2つの空欄は、上の方がCPUに負担が掛かっていない状態の動作設定なので
- ここはとりあえず166MHzに設定>詳細はCPU使用率が15%を10秒間下回った時に動作
- 下の方のCPUに負担が掛かっている時の設定はFSB200で、このモードで動く場合は
- CPUの使用率が40%を4秒以上続いた時に切り替わる様に設定して置きました。
- これらの設定が終わってから「Use this clock generator」にチェックを入れれば完了!
- (チェックを入れた状態で各種設定を行なうと、フリーズや再起動が起こるので注意)
- SpeedFanを再起動すると、CLOCKGENERETORが立ち上がり、しばらく見ていると
- 「High speed mode set」から「Low speed mode set」に移る瞬間をきちんと確認出来
- 切り替え時の動作やその時のPCの挙動に支障も不安定も無い事が判りました。
- ちなみに現在のCPUことAthlonXP-Mは2300MHz動作(200x11.5@1.55V)で動作中
- 動的クロック動作の効果に加えて、SpeedFanのConfigureからオプション画面に入り
- Advancedの項のnForce2 at 0$ on PCIにある「HALT detect」をOFFに設定すると
- CPUのソフトウェアクーリング機能がONとなるので、効果倍増気味間違いなし!?
- 具体的な効果は、CPU温度が異様に高い状態(PC起動時で既に36度ぐらい)では
- 激しく負担(3Dゲーム動作時)を掛けた時に、CPU温度が51〜52度ぐらいまで上昇し
- ゲーム終了後に2300MHzから1909MHzにクロックが変化、ソフトウェアクーリングも
- 効いているので一気にCPU温度が下がって行き、39〜41度ぐらいで落ち着きました。
- 今までが45度(2300MHz@ソフトウェアクーリング機能が動作してて)ぐらいだったので
- かなり効果があるなぁ、、と言う感じ(CPUファンが低回転なので落ちが少ないけど)
- CPU温度が低い状態(18〜21度ぐらい)からのPC起動で上と同じ負担を掛けた時は
- 3Dゲーム終了後の温度が42度ぐらい、1916MHz&ソフトウェアクーリングを効かせて
- 29〜31度ぐらいまで温度が落ちるので、どっちの状態でも似た様な効果を確認q(゚∀゚)p
- +
- 尚、動作クロックが変わる瞬間に、PC動作にラグが起こったりする事はありませんでした。
- 3.まとめ
- 今回のSpeedFanによる動作可変クロック機能によって、今まで気になっていた
- 精神的によろしくなかったCPUの温度問題にも対処出来たので満足感高し(^−^)
- この機能を使い始めてからだいぶ経つけど、これが原因と思われるPCのフリーズや
- 再起動も無く、安定しているので、かなり便利ですごく使える機能だなぁ、、みたいな。
- ただ、Athlon64のCool'n'Quiet機能と違って、FSBを下げる事でクロックを下げている為
- 割と重めのソフトなんかを立ち上げる時に、FSB200からFSB166に落ちている影響が
- 響くので、これが気になる人もいるかも!?(慣れて来ると気にならなくはなるけど)
- エンコードとかゲームと言った長く負担を掛けるソフトの場合には、最初の動作時に
- FSBが下がった事によるこの加速のもたつきもほとんど関係無いので、問題無し!
- こういう部分の改善は、Athlon64環境じゃなければ得られない部分なんだろうな、、と
- それから、Athlon64のCool'n'Quietは動作クロックと同時に電圧も変化させるのですが
- 電圧変化機能に関しては、今回使ったSpeedFanにはFSB変更機能しかなかったけれど
- SpeedFanよりも更に深い設定が出来るnForce2チップセット用!?のシステムツールの
- 8rdavcoreと言うソフトならば、FSB以外にも電圧等の変更が設定可能となるらしいので
- 設定がコツを掴まないと難しく、電圧変更によるCPUやシステム破壊の危険も伴うので
- ちょいと(かなり!?)デンジャラスな部分もあるけど、その分メリットも大きいと思うので
- nForce2系のマザーボードを使ってて、これらに興味ある人は導入してみるのもありかと
- +
- 私もこの8rdavcoreを試しに使い始めていますが、ちょっと使い方に慣れていないので
- 今は使い勝手をレポート出来ませんが、うまく使える様になったら書くつもりです(^_^;
- 8rdavcores紹介系ページ
- 次回:AthlonPCとGatewayPCでHDDのトレード+α
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