(p_-) PC日記 (・∀・)
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2005年5月24日
新しいPCケースの導入を考える


1.新しいPCケースの導入を考えてみる
前回前々回の静音対策によって、AthlonPC静音化もようやく一段落ついたのですが
一段落と同時に、静音化作業の行き詰まりも感じる様になってきていて、今のままでは
これ以上静かな状態に出来ない部分がある為、根本のケース交換を考えてみました。
まず、アルミケースで有名な「星野金属」のケースから見て行くと、セール連発云々で
品質が、、と言われている面があるけど、ケースのデザインや静音的なアプローチは
「MT-PRO 4000」の前面吸気&メッシュが「ALTIUM X」ではサイド吸気になっていたり
製品をただ連発しているだけでは無い感じは、割と好感持てますねぇ、、みたいな?
ただ、前面扉があるケースがなかったので、星野金属のケースは見送りとなりました。
次の候補は、元星野金属の人が作った「アビー」と言うメーカーのケースとなるのですが
ケースの作りは、昔の星野金属っぽく頑丈そうなのだけど、前面吸気を採用しているし
今のきっちり作り込む形を継承しつつのケースの種類が増えるのを待ちたいとこです。
アビーと言えば、3.5インチHDDを入れる5.25インチベイ用の箱も出しているのですが
今までの同様の製品と違い、HDDを予めネジで固定してから箱に入れる形になってて
HDDが発する振動に強そうな方式だし、ケーブルを選ばない仕様も素晴らしいですな。
しかし、もう一方のメインである電源の方は、質よりも利便性の追求に流れているのが
ちょっと気になる、、底面12cmファン系の電源への流れは、どうにもならないのかな?
続いては、日本語のページもあって好印象な海外PCケースメーカーである「LIAN LI
前面扉付きの魅力的なケースが多く、電源をケースの底に置く仕様もポイント高くて
前面吸気ではなく、底面吸気を採用しているもかなり惹かれる点だったのだけれども
前面部分の隠せない形のインターフェース(USB2.0等)差込口に納得が行かずにNG
LIAN LIは、理想に近いケースを出してくれていたので、新作に期待していたのだけど
最近出たのは、タワー型デスクトップ型共にメッシュ仕様のケースですた、、(´・ω・`)
他で面白そうだったのは、ASUSが出しているVENTO 3600でして、空気の取り込み口が
後ろ側だったらと言うのと、内部がLIAN LI並の質感ある構造だったら飛びついたかも
それから、ainexが取り扱っているケースのNCS-01NPは、一般的な背面排気まで無くし
底面吸気と12cmファン電源の排気による下上の空気の流れを徹底的に作る拘りが
とても面白そうだったけど、前面扉無しとロゴ入り部分が躊躇の原因となっちゃうなぁ
PCケースの流れが、メッシュを採用したモノが増えたり、ケースサイドをアクリル板にし
ケース内部が見える仕組みのモノが増えたり、次に来る「BTX規格」の影響を考えると
前面吸気が優先される流れは変わらないどころか、ますます加速されそうな感じだし
どうにも、理想的なケースが市場に出て来る可能性は、かなり厳しい状況っぽい、、orz

2.自分の欲しいケースを妄想してみる
「1.」で各種ケースにダメ出しをしたのですが、私はどんなケースを求めているのか?を
なんとなくの漠然としたモノから、きちんとした形にして、その具現化も行ってみました。
私の欲しいケースは、静音効果の高い形となっていて欲しいので、前面の吸気穴は無し
光学メディアを回転させた時に良く分かる、かなりの静音効果のあった前面扉は必須!
電源の設置位置は、電源排気ファンの音を位置的に聞こえ難くする為、上部ではなくて
ケースの底面に当たる下部が望ましく、この3つを抑えた形の状態が基本となります。
この方法で最初に問題となって来るのが、前面の吸気穴を完全に廃している点でして
吸気を行わないわけにもいかないので、では、どこから吸気するのか?となるのですが
ひとつは「1.」で紹介したケースで採用していた底面吸気が考えられまして、もうひとつは
星野金属「ALTIUM X」でも採用されていたサイドからの吸気が選択肢となってきます。
サイドからの吸気方法を選択するとしたら、どの様な形が静音的にベストなのか?を
考えると、サイドからの空気の取り入れ口を魚がエラ呼吸を行う時の様な形にする事で
ケースのサイド背面側から吸気が出来、音漏れも最小限に抑えられるのではないかと。
ちょっと想像し難いかもしれませんが、解りやすい例を挙げると、このページに載ってる
ルノーのマシンのエアアウトレット部分の様な形をPCケースのサイドに応用した感じかな
F1グランプリ特集と言う雑誌に拠ると、この部分はルーバーダクトとも言うらしいけど)
勿論、F1の様に無限とも言える予算を使えないPCケースでは、素材を湾曲させる事は
ほとんど不可能だと思われるので、同じ効果を狙える方法で代替する必要があるけど
今回の場合は結構簡単でして、窓に付けるいわゆる「ブラインド」と同じ仕組みを使って
目指している魚のエラ呼吸的なケースのサイド吸気を実現出来るのでは?と考えます。
ブラインドの開度は、夏は大きく、冬は小さくする事で、季節に応じた調整が出来るし
メッシュみたいに、常に埃ウェルカム状態とは違った形を作れる事も大きいでしょうな。
(PCの電源を落とす際、ブラインドの角度も戻し、埃をシャットアウト出来る環境に設定)
更に、2世代目や3世代目になると、PCのセンサーと連動する形で、ブラインドの角度を
自動的に制御する形に進化させられるだろうし、発展の方法も考えられる余地がある。
自動制御関連の補足をすると、センサー制御の為に必要となるであろうケーブルですが
さすがに、ケースサイドのブラインドのツマミと温度センサーをケーブルで繋ぐってのは
ごちゃごちゃになり易いし、スマートじゃなくなってしまうので、それの解決策に使うのが
最近発表された次世代家庭用ゲーム機全部で採用されていたコントローラ仕様である
無線やブルートゥースを使ったケーブル&コードレスと同じ仕組みで対処すれば無問題
温度センサーを使い、両サイドにあるブラインドの開閉具合を調節する機能の名称は
「Intelligent Cooling System」とでも呼べば、そこそこ形になるんじゃないのかな、、と。
最後に、サイド部分をブラインド仕様にすると出て来る問題点として、ケース剛性低下が
考えられるので、アップルのパワーマックG5が採用しているサイド部分の仕様にあった
内部にアクリル板を付けてから外側のサイド部分を取り付ける2重取り付け方法に倣い
メッシュ仕様のケースサイド部分を取り付けて、その上にブラインド仕様を付ける方法が
ケースの剛性対策、埃対策、等を考えても、ベストになるんじゃないかと思う次第です。

3.まとめ
現在のAthlonPCの状況は、机でPCをやる状態では十分満足出来る静けさなのですが
ケースの近くに顔を近付けると、ケースの前面吸気穴と思われる部分から内部の音が
漏れ伝わって来ていて、この部分をどうにかしなければダメなのだけど、その為には
ケースの交換が必須、、しかし、「1.」でも書いた様に満足行く形状のケースは存在せず
そこで、「2.」の私の欲しいケースの妄想となったわけですが、この妄想を具現化すると
ケース本体の剛性が相当高く無いと、メッシュ+ブラインドの状態が実現出来ないので
前面吸気以外の方法を模索するのが如何に難しいのか?がよくわかりますた(´・e・`)
もっとも、剛性とかを無視して、どこかがリリースしてくれると面白いのだけども、、(おぃ)
星野金属辺りがアルミ製のブラインド型ケースサイド部分を星野が出しているケースの
サイド部分と取替え可能なミニ四駆のグレードアップパーツの様な感じで出してくれると
面白そうだし、アルミ製ブラインドなら質感も良くなりそうで、安っぽくならないと思うなぁ
ただ、バリの処理や尖った部分が存在している故に、安全性に問題が出そうだとかを
乗り越えないとブラインド仕様のサイドケースが現実になるのは難しそうなのですが、、
とりあえず、静音化重視によるケースの交換は、気温の上昇と共に、静音化優先では
パーツの寿命に支障を来たす状況となりつつある為、秋以降まで延期となりそうでして
やっと念願であった!?Athlon64の導入に取り掛かる事が出来そうな状況です(^−^)

次回:Athlon64マザーボードオーディション

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