- 1.ヒートパイプはたしかに効果があるけど、、、
- 前回のビデオカードのファンレス改造によって再び静かなPC環境になったのですが
- PCを開けて3DMark2001を走らせながらビデオカードの巨大ヒートシンクに触れると
- 上側(裏面)のヒートシンクが下側(表面)に比べて少し温度が低いんですよ
- ヒートパイプによってちゃんと熱は伝わっているのですが、伝える時のラグがあるから
- 裏面のヒートシンクをフルに活用出来ていない感じでどうもそれが気にいらない(笑)
- そこで熱を発するビデオカードのコアの裏側と裏面台座ヒートシンクのわずかな隙間を
- 絶縁体で熱伝導効果があるJapanValueゲルシートを使って埋めてしまいコアの裏側と
- 裏面台座ヒートシンクを直接密着させて熱伝導効率UPを狙ってみよう!ってわけです。
- (これはギガコンプと言う大阪のパーツショップがCPUでやっている方法の応用だけど)
- 2.ヒートパイプのグリス粘着性あり過ぎてベトベトになるょヽ(`Д´)ノ
- タイトル通りZALMANのヒートシンクを最初の装着時に熱伝導グリスをヒートパイプに
- かなり塗ったので外した時に手やビデオカードの裏面が汚れまくり、、、(−−:
- (ビデオカード本体はゲルシートを貼って置いたのでゲルが汚れただけで済んだけど)
- て言うか濡れティッシュででも手を拭けよ自分って感じではあるけどね(^_^;;
- 前置きはこの辺にして、まず裏面台座ヒートシンクを取り外して絶縁の為に台座裏に
- 貼っていた透明なシールを外して準備を整える。次に絶縁ゲルシートを4枚分台座と
- 同じ大きさに切って次々と台座裏面に貼り付けていき全部貼り終わったら裏面台座を
- 元に戻してネジ止めして完了!→コア裏面と台座がゲルシートによって密着している。
- 4枚重ねればゲルシートを突き破っても基盤と裏面台座が密着する事はないでしょうし
- このゲルシートは縦にも横にも伸縮性があるので不安なら5〜6枚重ねれば良いかと
- 3.冷却ファンの配置場所に工夫を凝らす
- このGateway製のケースはあまり廃熱効率がよろしくないので背面の排気ファンを
- 8cmを9cmに拡張するダウンバーストを付けて9cmファンに拡張する事で低回転で
- 大きな風量を得られる様に改善、このダウンバーストは厚さが20mmもあるので
- ファンのすぐ近くにあったケースのファンガードとファンとの位置が遠ざかり騒音が
- 若干減った。更にWSIR-02と言うシリコン製シートを付けて防振対策も施した→写真
- ダウンバーストの厚みが20mmある事で排気ファンがCPUの廃熱補助の役割も
- 果たしているらしく今まで使用していたZALMANの抵抗ZM-RC01を強力な方に変えて
- CPUファンの速度を大きく落としても、ヒートシンクが熱くなってしまう事がなくなった!
- その為、かなり静かな状態でGatewayPCを使用する事が出来る様になりました→写真
- ただし、当然!?の事ながらデメリットも存在します、、、
- ファンコンでこの9cm排気ファンの勢いを強くすると真上に当たる電源ファンの
- 吸気性能が弱くなってしまい内部の空気の奪い合いが起こっている模様(汗)
- おかげで電源が2回ほど外箱ケースまで熱くなりまくりな状況が発生で冷汗タラリ、、
- 解決策として排気ファンの部分にプラ版で覆いを作り空気の流れを分ける必要が
- ありそう、、、この方法はDELLとかのメーカーでよく採用されている方法だから
- 効果については疑いないけど、覆いをうまく作成出来るか?に疑問はあるけど(^^;
- 近く、横浜の東急ハンズに行って覆い用の材料を仕入れてこようかなと思っています。
- 4.まとめ
- 裏面ゲルの改造は効果抜群で温度上昇の速度がゆるやかになったのとビデオカード
- 冷却補助ファンの回転数をファンコントローラで上げた時に温度が下がるスピードが
- 早くなった(^-^)! 推測するに裏面の台座ヒートシンクとコア裏面を密着させる事で
- 裏面巨大ヒートシンクへヒートパイプよりも早くラグ無しで熱伝導が可能になった事と
- 今まで表面巨大ヒートシンクが主に担っていた放熱によって直接コアの温度を下げる
- 役割を裏面巨大ヒートシンクの放熱でも出来るようになった事が影響していると思う。
- それに加えてファンの位置も大きな効果を期待出来る場所に移したのでビデオカードの
- ファンレス改造によって起こるであろう熱の問題の不安もかなり解消出来たと思う。
- 今回の効果を試すために前面と背面のファンを1時間程止めてみたのだけど
- 何も負担をかけない&この季節の夜中2時なのにコア59度メモリ53度まで上昇(滝汗)
- 理屈ではわかっていたけど空気の流れってほんと重要なんだな、、、と痛感しますた。
- 実験前のファンコンで12時の位置で制御した普通の状態ではコア43度メモリ40度
- ※ファンレスとゲルシートでキャプチャ映像はどのように変化したのか?の件は
- 対策したのにも関わらずオーバーレイ表示とキャプチャ映像がどうしようもなく
- 酷いのでもうサジを投げました、、、(−−;
- はっきり言ってこのASUS V8200をゲーム用に使うのにはなんら問題ないけど
- キャプチャしたりDVDを鑑賞するのに使うのはぜ〜〜〜〜〜〜ったいやめるべき!
- あまりの酷さに失望を通り越しPCを窓から捨てたくなる症状に襲われるでしょう、、(爆)
- 次回:未定!
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