(p_-) PC日記 (・∀・)
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2005年9月5日
チップセットクーラー「CM BlueICE」の導入!+α


1.CoolerMaster製のチップセット用クーラー「CM BlueICE」
前々回に行ったゲルシートを使った冷却対策も、nForce4には大きな効果を挙げられず
少々失望気味な結果に終わったので、なんとかnForce4の温度を下げられないか?と
主に週末辺りに更新される「AKIBA PC Hotline!」、「Akiba2GO!」、「アキバ総研」と言った
自作PC系の速報型サイトを見ていた時に、次の冷却対策にはこれだ!と見つけたのが
今回使うパーツことCoolerMasterの「CM BlueICE(RT-UCL-L4U1)」と言うクーラーでして
最近のCPUクーラーで流行り?のヒートパイプをチップセット型クーラーに初めて使った
なんとなく期待出来そうな新製品です。 大ヒットしたnForce4系のマザーボードの発熱が
発売当初の冬を過ぎ、春を迎えるにあたり、とんでも無くすごいと言う事が判明した事で
皮肉にも切り開かれた勃興中のチップセット冷却市場が隆盛を極めている為なのか?
発見当初は売り切れ店が多く、再入荷も一月先の9月の中旬なんてお店ばかりだったり
注文に辿り着くまで少し時間が掛かったけど、8月の2日に無事入手出来ました(^−^)
購入店はフェイスのオンラインショップで、価格は2,638円(送料込みの価格は3,609円)
CM BlueICEの表側CM BlueICEの裏側ブリスターパッケージで割と厚さがある
パッケージ開け前パッケージは開け易かったCM BlueICEの本体と付属品一式
CM BlueICE本体を横から下側から(銅部分には酸化防止シール付き)上側から

2.取り付け
早速、CM BlueICEの取り付けを行うので、PCケースからマザーボード部分を外すべく
増設カードと言った各種パーツを取り外してから、マザーボードをケース外に出しまして
現在のチップセットクーラー(ZM-NB47J)を外し、CM BlueICEの取り付け準備が完了〜
ここで、取り付け前に実際のビデオカード装着時での位置合わせを行ってみたところ、、
CM BlueICEで冷却した排気温風を上側に流す為の縦置きでの設置がNGだと言う事が
判明してしまったので、縦置きを行う場合は、ビデオカードに取り付けているヒートシンク
ZALMAN「ZM-80C-HP」を外さないとダメみたい、、これは困った、、どうするべきか?
RADEON X700の初期状態のファンに戻せばCM BlueICEの縦置きが可能となるのだが
初期状態のファンは五月蝿かったし、今更戻すのもどうなのよ?と言うのもありまして
いや、、しかし、目の前のCM BlueICEを試したい!と言う気持ちが勝ってしまい(^−^;
テキパキと(爆)ZM-80C-HPを外して位置合わせを行い、ビデオカードと干渉しない事を
確認し、ついでにnForce4コアの中心にCM BlueICEが載る事も確かめ、いざ装着へ!
まず、付属のコア欠け防止パーツ腐食防止用テープを剥がしたCM BlueICE貼って
少し扱い難かった固定用のネジ取り付け方法を確かめ、付属グリスをnForce4コアに
塗って(ちょっと汚い感じだけども)から、CM BlueICEをnForce4コアに載せ、ネジを通し
ワッシャーとナットでマザーボード裏側から固定するのですが、縦置きでの設置にすると
ネジを締める時に、ネジの頭がCM BlueICEに隠れてしまい、上からドライバーが使えず
ビデオカードのコアにCM BlueICEの排熱が直撃する形の斜め設置をする羽目となって
これはいくらなんでもダメだろう、、となるも、CM BlueICE縦置き設定に拘っていたので
マザーボード裏側でナット固定する方法ではなく、裏側からネジを付ける方法で解決!
CM BlueICEの取り付けが終わった所で、ビデオカードのデフォルトのヒートシンクを出し
ビデオカードにデフォルトのヒートシンクを装着した状態で最終的な位置合わせを行い
CM BlueICEとの物理的干渉が起きていない事を確認して、取り付け作業は完成です。

3.東急ハンズのハネナイトをケース底面の残りの部分にも貼り付ける+α
「2」でのCMBlueICEの装着後、マザーボードをケースに戻す前に行った事がありまして
それは、前にも実行し、割りと大きな効果を確認出来た「ハネナイト」の取り付けです。
この日記で書いている作業を行っていた前後に横浜の東急ハンズに出向く用事があり
ハネナイトを4枚程購入していたので(もっと欲しかったけど、残念ながら4枚で品切れ)
以前ケース底面に貼った時に、2重で貼った事もあって貼れなかった部分があったので
縦置きHDDの振動を抑える為の目的ではないけど、ケース底面に貼ったオトナシートが
綺麗に貼れていない事を隠す意味でも(^_^; とりあえず貼っておこうかな、、みたいな?
貼り付け作業は、位置合わせの後、無駄な部分を切ってから貼るだけの簡単なモノで
期待する効果としては、ケース底面に伝わってくる微振動を吸収出来ればいいな、、と
(オトナシート貼り付けミスでの隙間が見栄えが悪く、これが解消されたのは良かった)
この後、CM BlueICEを装着したマザーボードをPCケース内に戻すのですが、もうひとつ
前々回の熱伝導ゲルシートを使ったマザーボード取り付け板を使った冷却補助対策の
効果を高めるべく(マザーボード取り付け板との密着を高めるべく)ゲルシートの厚さを
CPU裏側部分とnForce4裏側部分の両方とも変更し、冷却効率向上を期待してみた。
最後は、マザーボードをケースに戻しビデオカード等各種コネクタを取り付けまして
縦置き2台のスマートドライブがCM BlueICEと干渉しない状態で置いて完成となります。

4.CM BlueICEの素晴らしい冷却能力!?と五月蝿くなったビデオカード
「2.」と「3.」で取り付けたCM BlueICEの冷却能力を測るべく、早速Cの電源を入れて
温度チェックに移ったのですが、起動直後の温度にて装着の不具合が無い事を確認!
CM BlueICEのファンは、A8N-SLI Deluxeのチップセットファンの場所に繋げていたので
マザーボードの温度センサーに連動してファンの回転数をコントロールする機能である
「Q-FAN」機能は動作せず、4700回転前後で回っていたのですが、このファンの騒音が
高い音で結構五月蝿く、いずれはファンの回転数を落とす必要性があるとは思ったけど
ZM-80C-HPを外してデフォルトファンに戻したビデオカードの騒音がそれよりも五月蝿く
そっちの対策が先かな、、で、CM BlueICEのファンの音に関しては今回はそのまま放置
話をCM BlueICE効果に戻すと、時間経過と共にnForce4の温度は上がって行ったけど
途中でCPUに負担をかけても39度キープ(室温は29度前後)となかなかの冷却能力!
マザーボード装着板との密着度合いを高め直したゲルシートの効果もあるのだろうけど
(4700回転前後で回っているCM BlueICEのファンや補助のブロアーファン効果もある)
悪くは無いCM BlueICEの効果に満足しつつ、更なる負担を与えての冷却効果を見る為
3Dレースゲーム(NFSU)を1時間程やってみた後は、nForce4の温度は41度まで上がり
二度と39度まで戻る事はなく、nForce4の発熱の高さに改めて驚かされたのと、41度で
熱上昇を食い止めたヒートパイプ構造のCM BlueICE冷却能力の高さを実感しました。
と同時に、CM BlueICEのファンの回転数を下げるのは難しいなぁ、、との認識も(苦笑)
そこで、試しにCM BlueICEのファンの給電ケーブルを外して状況を調べて見ると!?
冷却補助のブロアーファンの効果に拠って負担を掛けた時の温度上昇も意外と低く
逆に、冷却補助のブロアーファンを止めた時の温度上昇が激しく、フィンの間にファンを
挟む構造に問題があるのか!?フィンの隙間が狭過ぎてエアフローが悪いケースだと
CM BlueICEのファンが呼吸困難の様な状況になってしまっているのでは?と言う印象
(Q-Fan機能を有効にした状態で、CM BlueICEのデフォルトファンだけを動かした時は
(まったく負担も掛けていないのに、nForce4の温度が45度を軽く突破して行く勢い、、)
あと、小型の40mmファンとは言え、4700回転前後で動作しているので、微振動もあって
ケース底に2台縦置きしているスマートドライブをCM BlueICEの頭部分に触れさせると
若干の共振音が出てしまうし(これは、ケース部分に触れさせてもNGで、ハネナイトを)
(取り付けてあるケース底面部分とだけ接触させる形にしないと、共振音が出てしまう)
サイズ、レイアウト、ファンの場所、、等々、、不満を挙げれば結構出てきますな(^−^;
まあ、魅力的な冷却能力もあるので、改良された新製品には期待したい所であります。
+
PCケース内部を開けた状態でCM BlueICEに触ってみた時の印象は、CM BlueICEを
4800回転で動かし、同時に補助ファンがある状態では、少々熱いぐらいな感じでして
補助ファンだけの場合や、補助ファン無しのCM BlueICEのファンをQ-Fanで制御時は
アチチとなり、感覚的にもCM BlueICEの熱伝導性能は高いな、、と言う事が解ります。

5.まとめ
今回のCM BlueICEの取り付けでは、補助ファン利用時の冷却効率の高さで満足の行く
結果にはなったけど、変わりにビデオカードのファンの音が再び五月蝿くなってしまって
この対策を急遽行わなきゃダメだな、、と、対策を施したのに新たな問題が出る始末、、
CM BlueICEも予想外の弱点とでも言うのか? エアフローの宜しくないPCケース内での
長時間使用を想定していなかったのか? nForce4の発熱が常識を外れているのか?
nForce4と言う爆熱チップが存在する場所が変な位置にあるレイアウトが問題なのか?
(元々がノースブリッジ用クーラーで、サウスブリッジの位置に装着するのは考えず?)
色々な問題が複合的に絡んでの結果になるのだけど、CM BlueICEと言うこのパーツは
ヒートパイプを活かした冷却性能は良いけど、nForce4環境では扱い難いモノですな。
ヒートパイプを使ったクーラーも横から風を当てる方式ではなく、縦から当てる方式のが
あると面白いし、昔、GatewayPCでSlot 1変換アダプタの上に「RED BULL」を付けた時
メモリスロットとの位置がギリギリだった為、横からRED BULLに風を当てる方法にして
ファンを取り付けたところ、縦からでの時にはフリーズしなかったのがフリーズしてしまい
横から風を当てる方法の非効率な感じは体験済みだし(Celeron1400MHzの冷却にて)
縦から風を上げる方法で、ヒートパイプの根元にも空気を流した方が良さそうな、、!?
でも、RED BULLの時は、ヒートパイプのクーラーじゃなかった、、と言うのもあるわけで
風を縦と横から当てる事の差は、ヒートシンクの時代とは異なるだろうからなんとも微妙
ヒートパイプ系のCM BlueICE派生バージョンを今後期待するとして、現段階で選ぶ場合
サイズや干渉の事を考えると、KD-taNB40やAinexのCB-4040SVが無難だろうな、、と。
(KD-taNB40とCB-4040SVはほとんど同じ形だけど、企画した所も同じ所だとか!?)
まとめると、チップセットの中でも発熱が大きい方とされるノースブリッジ側が上にある
nForce2チップセット「NF7-S v2.0」とかの冷却にはCM BlueICEのサイズも悪くないけど
nForce4みたくチップセットがワンチップ構成でも、チップがビデオカードの上辺りにあり
ビデオカード等に干渉しない位置ならば、CM BlueICEの能力も活かせるんだろうなぁ、、
、、と、爆熱批判の後にnForce4のレイアウト批判が来るいつもの構成で閉め!(^o^;

次回:ビデオカード用の新しいヒートシンクを購入してみた

当ホームページの情報が基で、トラブルが起きたとしても責任は負えませんので
改造等を行なう時は、全て自分の責任に置いて実行する事をお願いします m(_ _)m


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