- 1.ギガビットイーサネットカードを導入する
- ファイルサーバとして使用しているGatewayPCを静かな状態にすべく、押入れに入れて
- (押入れ扉閉め状態 、
押入れ扉開き状態 、
電源用給電タップ 、
正面 、
前面 、
背面)
- 使用する事になったので、GatewayPCのキーボードを叩いたりマウスの操作を行うのは
- 物理的に行うのでは無く、遠隔操作を行うVNCソフトウェアを現在使っているのですが
- 100BASE-TXのLANカード接続時の画面の描画速度や反応速度に不満があったのと
- MTV2000でキャプチャーした大きなファイルをGatewayPCからAthlonPCへ移す時に
- かなり時間が掛かっていたので、それらを解消するべくギガビットイーサネットカードを
- GatewayPCとAthlonPCのそれぞれに導入して、直接クロスケーブルで結ぶ環境を作り
- VNCソフトの応答性向上とキャプチャーした映像ファイルの転送速度向上を狙います。
- ちなみに、それぞれのPCはLANカードの2枚差しになるけど、ハブを介さない接続だし
- インターネット接続とかの余計な物が間に入らないので、応答性向上には特に期待!
- そういうわけでして、ギガビットイーサネット環境を整える事が決まったので、必要となる
- ギガビットLANカード2枚とクロスケーブルを選ぶのですが、ギガビット対応LANカードも
- 昔と比べると、かなり安くなっているのでギガビットイーサネット環境も整え易い(^−^)
- (ケーブルは前回の買い物で購入済みでした(^o^; それからギガビットイーサネットは)
- (AutoMDI-X対応!?で直結の時でもストレート/クロスのケーブルを選ばないそうです)
- 私が選んでのは、割と評判が良かったVIA製チップ搭載のギガビットイーサネットカード
- LANカードのレビューサイトNIC MANIAでも良い評価だったり、海外系のPCサイトでも
- 他のギガビットイーサネットカードとの比較で、このVIAチップ搭載カードのCPUの負担が
- 相対的に少ない評価が多く、実際にこのカードを使用していた某R氏に聞いたところでも
- 発熱が少ないとの事だったので、初めての玄人志向製パーツの購入と成りました(笑)
- 玄人志向GbE-PCI バルク版
- ドライバーCD-ROM(シングルサイズ)とロープロファイル用ブラケット
- 玄人志向GbE-PCIのカード本体
- 玄人志向GbE-PCIのカード裏面
- 2.パーツの取り付け+α
- 早速、新しく購入したギガビットLANカードを2台のPCに取り付けたいのですが
- ギガビットLANカードは発熱が大きいとの事なので、焼け石に水かもしれないけれど
- ちょうどチップの大きさぐらいの薄いヒートシンクチップと熱伝導タイプの両面テープが
- これらを使って、ギガビットイーサネットカードのメインチップに貼り付けて置きました。
- 取り付け場所(PCIスロット)は、AthlonPCがPCI用クーラーの2つ下の4番目のところ
- GatewayPCはIntelLANカードの真下のPCIスロット3番目の場所に取り付けました。
- そして、ギガビット対応のケーブルを繋ぎ、PCを立ち上げてドライバーを入れた後
- 再起動し、デスクトップ画面に戻るとギガビットリンクの印がタスクバーに出ていました。
- 続いて、データの共有を行う為にギガビット通信用のプライベートアドレスの設定です。
- ADSLモデムとハブの現在の100BASE-TXネットワークのプライベートアドレス設定に
- 192.168.0.0〜192.168.255.255系のアドレスを割り振っていたので、新しい方の設定は
- 区別し易い様に10.0.0.0〜10.255.255.255系のアドレスを割り振る事にしました。
- このプライベートアドレスの設定後、なぜかデータ共有が出来なくて???でしたが
- GatewayPCの方に入れてあったノートン先生が共有のデータをブロックしていたらしく
- ファイヤーウォールの設定でホームネットワークのタブを選び、そこにAthlonPCの
- ギガビットLANカードに割り振ったプライベートアドレスを入れたら、この問題は解決!
- トラブルはギガビットLANカードを取り付けて、ドライバーを導入した後ぐらいに2〜3度
- PCがフリーズしてしまう現象があったのですが、これは再現性が無くてちょっと謎な感じ
- ただ、その後はファイル転送やら通常のPC操作やらをやっていたけど、何も問題なく
- フリーズする事は一度も起こらなかったので、ドライバー入れた直後のフリーズだったし
- 最初のネゴシエーションに関連したフリーズだったのかな?と思いつつ次へ進む(^_^;
- +
- 上で次へ進むと書きつつも、実の所フリーズ現象がちょっと気になっていたので(汗)
- ギガビットLANカードの差し位置を変更する事にしました>他にも理由はあるのだけど
- AthlonPCでの取り付け場所は、PCI2に取り付けていたPCIスロットクーラーを外して
- PCI4からPCI2へ移し、外されたPCIスロットクーラーはPCI3に取り付け直しました。
- これによって、VGAのZALMANヒートシンク、サウスブリッジのヒートシンクと共に
- AthlonPCに取り付けたギガビットLANカードが冷却される様な形が出来ました(^−^)
- GatewayPCの方は、IntelLANカードの下だったので、ふたつのLANカード同士が熱を
- 高め合う結果になって、通信が不安定になったら困るな、、と言う状況があったので
- ギガビットLANカードを外し、PCI4のSoundBlasterをPCI3へ、PCI5のMTV2000をPCI4へ
- 一番下のPCI5にギガビットLANカードを取り付けたのですが、このギガビットLANカード
- 取り付けた状態から下側へ熱を放出するかと思ったら、カードの裏面を伝わる形で通り
- 上側に結構な熱を出してくれちゃっていたから、真上にあるMTV2000への影響を考え
- (ギガビットLANカードにMTV2000が熱攻撃されて故障とかしたら嫌だし、、、(−−;;)
- 発熱がギガビットLANカードよりも緩やかなPCI2のIntelLANカードをPCI5へ持ってきて
- それによって空いたPCI2へギガビットLANカードを差し、熱を散らす形でまとめました。
- 3.ジャンボフレームを有効にする
- ギガビットLANカード同士を繋いでのファイル転送速度は、スイッチングハブを介しての
- 100BASE-TXの時が約8000Kbps(余計な操作を行わず回線を占有させると9000Kbps)
- だったのに対して、ギガビットLANカードでは約20000Kbpsと2倍近くの数字が出ました。
- (転送速度や時間の計測にはTCP Monitor Plusと言うグラフィカルな計測ソフトを使用)
- 100Mbpsから1.0Gbpsなので2倍じゃ物足りない感じもするけど、まあこんな物かな?と
- ついでに、ジャンボフレームなる機能がこのギガビットLANカードも対応しているらしく
- AthlonPCとGatewayPCそれぞれのデバイスマネージャーから有効に設定しました。
- この状態で、9.30GBあるファイルをGatewayPCからAthlonPCへ移す時間を測った所
- 100BASE-TXでは26分40秒掛かったのに、ギガビットLANカードでは5分24秒と激速!
- 最大速度も10000Kbps増えて30000Kbps台だし、ジャンボフレーム効果ってすごいね。
- ただ、VCNソフトではジャンボフレームの効果も余りなく、これはおかしいな?と思い
- 物理的な状態でマウスやキーボードを使って色々と調べて見て判明したのは、VGAの
- (GatewayPCのVGAは現在Savage4)処理速度が通常でも重くてそれがネックな模様
- 消費電力が1.5Wattとずば抜けているけど、こういう所でシワ寄せが来るのか、、(^^;;
- 4.まとめ
- ギガビットLAN環境(直繋ぎだけど)が約3000円で実現出来るとは良い時代になったなぁ
- ギガビットLANカード自体はVIAのチップを積んでいると聞いた時点でNGっぽかったけど
- 性能的にも、価格的にも、発熱的にも満足出来るカードだったのには驚きました(笑)
- (もっとも、発熱が低いと言っても通常の100BASE-TXのカードと比べると高いけどね)
- 昔のVIAは安定しなくて、使いこなすどころか普通に使うのにもすごく苦労した、、等を
- 見たり聞いたりしていたので、私はその昔のイメージを今の今まで引きずっていたらしく
- VIA?あ〜ダメ! ( ̄ヘ ̄ )(  ̄ヘ ̄)ダメ!って感じで、マザーボード選びで除外してたけど
- このギガビットLANカードで印象が大きく変わってしまったなぁ、、良い方向に。みたいな
- (今後のAthlon64とかのマザーボードにVIAチップセットを選んでみようか、、とも思った)
- 昔の不安定っぷりも好意的に見ると、PC内でのデータ転送方法にも特許があるらしく
- 主流で中心だったIntelの特許に触れない様に、なおかつIntelと同程度の速度を出す為
- がんばったとしても、Intelと比べて規模が小さく、事前の検証作業の質も限られてしまい
- あの様な不安定な製品になったと解釈する事も出来なくない様な気がしなくもなくもない
- そのVIAもP3時代にはIntelの820チップセットがコケた事もあり、シェアを伸ばしたけど
- IntelがVIA潰し!?でSiSを成長させる方針を採ったので、P4時代は鳴かず飛ばす、、、
- 結果、今度はP4で伸びたSiSが現在ではIntelの潰し!?に合い、ATiが出てきている。
- このIntelがやっている独占禁止法を避けつつも、競合他社に継続による技術や経験の
- 蓄積を許さない姿勢は、徳川幕府が開府当初に頻繁に行っていた国替えみたいだなぁ
- 、、っと、先に書いた9月編同様にまた戦国ネタ絡めに走りそうなのでストップ(^−^;
- まあ、そんな理由からIntelだけでは物足りないし、面白くないので、私はAMDの応援をし
- その製品をIntel製品よりも優先的に購入し続けるのでした、、と無理やりな形で閉め!
- 次回:未定
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