- 1.Merlinの改造BIOS
- 今回は、前回行ったFSBアップで性能向上を狙う!の続編の改造BIOSの導入編です。
- 前回も書きましたが、NF7-S v2.0とAthlonXP-Mの組み合わせでは、物理的な改造を
- 行わないと、230を超える高FSBで動かす事が不可能な状況がありまして、目的である
- 高負担時にFSB233x10で動かし、低負担時にはFSB183x10で動かす状況を作れない為
- 物理的な方法以外でFSB230の壁を取り去ってくれるらしい?改造BIOSの導入を行って
- SocketA環境最後の記念!?に色々とあがいてみよう!と言うのが今回の目的です。
- まず、改造BIOSの探索から始めたのですが、これは某大手巨大掲示板の自作板の
- NF7系スレッドの過去ログに少し出てきていたので、それらから得た単語の「Merlin」と
- 「NF7 v2.0」を検索エンジンで海外のページの検索を含めたWeb全体検索を行い発見!
- 複数出てきた外国系PCフォーラムの中で、最新と思われる?改造BIOSがあった所から
- 最新の「D27_TaiPan_0.3_ED_Bpl_3.19_28.12.04.rar」を含め、色々とダウンロードしました。
- この中からどのBIOSを使うのか?は置いておき、改造BIOS導入用のFDを作るので
- 起動用ディスク作成のdrdflashとNF7-S v2.0最新BIOSファイルをABITのFTPサイトから
- 落として来て、drdflashで作ったFDに改造BIOSのファイルを入れる事になるのですが
- 結局「D27_TaiPan_0.3_ED_Bpl_3.19_28.12.04.rar」を使う事となり、これらの各ファイルと
- NF7-S v2.0の純正のBIOSファイルを解凍した中身から、BIOSデータ以外を抜き取って
- 残りをFDの中に放り込み、ようやく改造BIOSを適用する為のFDが完成となりました。
- 完成したフロッピーディスクを入れたまま、PCを再起動すればDOSが動作するので
- 普通のBIOS更新と同じ要領で、BIOS更新実行ファイル名を打つと更新が始まります。
- 2〜3回のお馴染みの警告の後のBIOSファイルのデータ確認画面に入っても問題無し
- 改造BIOSと言う事で弾かれる事も無く、MACアドレスも通過し、ドキドキの更新画面へ
- ここは、改造だろうが純正だろうが電源落ちたりしたら終わりなので、何度経験しても
- 怖いし、信仰なんてモノを意識した事も無いのに、思わず祈りたくなっちゃうとこ(^−^;
- 幸い、今回も無事に通過する事が出来た故、この画面を拝む事が叶いますたq(゚∀゚)p
- 改造BIOSへの更新後は、既に消えてしまっているけど、ABITのBIOS更新解説ページに
- 書いてあった方法に従い、一旦電源を落とし、マザーボードのCMOSをクリアーしてから
- PCを立ち上げて見ると、、最初の起動画面がMerlin仕様に変わっているのを確認!!
- とりあえず、Deleteキーを押してBIOS設定画面に入った所、ここも微妙に画面が変化
- 細かい設定を行う前に「Load Optimized Default」で初期設定に戻す操作を行います。
- (BIOS設定変更直後の設定を書き込んでいる画面もBIOS更新程では無いけど鬼門)
- こうして、ようやく細かい設定へと移るのですが、改造BIOSでは、BIOS設定にあった
- 余分な部分が結構省かれていて、シリアルやパラレル関連は、最初からOFFの状態
- メモリー設定は手動設定のみ&「Row-active delay」がnForce2では最速!?の11が
- 初期状態(もちろん変更可能)で、純正版とは随分違うなぁ、、って印象を受けました。
- テストを兼ねた最初の設定に、FSB200x11とメモリー2.5-3-3-11でMemtest86を試して
- エラーが出ない事を確認して、改造BIOS導入はとりあえず成功!?との感触を掴む。
- +
- NF7系改造BIOSは、「Merlin氏」以外にも色々な方が手掛けているみたいです→リンク
- 2.FSB233を実現出来たけれど、、
- 改造BIOSでの動作に問題が無い事が判ったので、FSBを上げて行く作業に移ります。
- まずは、今までと同じFSB221の設定をテストしてみた所、こちらも問題なく通りまして
- (改造版、純正版の両方で10倍と10.5倍でメモリーの速度が若干違う現象が出るけど)
- 続いてのFSB227も問題無し、勢い!?に乗って、テストの1PASSチェックは確認せずに
- エラーが出る所か、設定直後にフリーズしてしまう所までどんどん試して行こう!となり
- 純正BIOSでは、設定直後にフリーズしてたFSB230を超え、目的値のFSB233に到達!
- しかし、ここでメモリーが先に悲鳴を上げたらしく!?FSB233でエラー発生となったので
- 設定を緩めたのですが、エラー続発状態は変わらず、早くも計画に黄色信号点灯(汗)
- 設定を3-4-4-10とかのメモリー速度が落ちまくりな状態まで緩めてもエラーは消えず、、
- 最後の手であったメモリー電圧を2.8Vまで上げるも、状況は一向に改善されない(T_T)
- 仕方が無いので、FSB限界でも調べておくか、、となり、メモリーとCPUの同期を外して
- FSB233から3〜4刻みに上げて行った所、FSB240への設定後にフリーズがやってきて
- BIOSでのFSB限界値アップは、物理的改造と比べると、やはり小さなモノだったと痛感
- 非同期設定だけど、密かに狙っていたFSB250&メモリー200で行く野望も潰える(´・ω・`)
- (メモリーを差し込むスロット位置の変更で変わる事もある?耐性のチェックに関しては)
- (サイドに付けたファンによって、2つのスロットしか使えない状態なので試していません)
- 3.計画変更後
- FSB233計画失敗の後の設定は、FSB225x10を試していたのですが、通常操作中に
- 妙なフリーズが出てしまい、FSB221x10にした所、同様?のフリーズが突然に現れて
- 原因も不明だし、わけわからない感じだったので、元の純正BIOSに戻す事にしました。
- 純正BIOSの設定は、改造BIOSの「Row-active delay」設定が11だったのを使う事にして
- そのメモリー設定とFSB223x10でのMemtest86を5周パスする事を確認出来ていたので
- マージンを取って、FSB221x10.5辺りがいいかなぁ、、と思いつつも、限界クロックでは
- あまり駆動していない事もあるから、低負担時のFSBを上げる方向で行くか、、となって
- 動作クロック2300MHz近辺の動作は無くなるけど、FSB221x10と183x10の組み合わせで
- 低負担時のFSBを176から183に上げる形が、今のパーツでの妥協点になるんだろうな
- 最終的には、8rdavcoreを動かしたまま再起動した時に起こる起動トラブルを想定して
- 起動時がFSB200x10@1.45V、低負担時183x10@1.3V、高負担時221x10@1.575に設定
- これにより、低負担時に再起動しても、FSB200x10@1.3Vは動作する為(不安定だけど)
- 余計な手間(BIOS再設定や場合によってはCMOSクリアー)が省けると言う寸法です。
- (WindowsUpdateやウイルス対策ソフトの更新の際には、意外と重宝する事になる?!)
- 4.まとめ
- 今回を終えての第一声は、やっぱり高クロック耐性のあるメモリーが無いとだめか、、
- 現在(2005年3月15日)メモリー価格が下がりまくっているので、高耐性を持ってる!?
- A-DATAとかWinbondと言ったメーカーのややお高いメモリーが必要なんだろうなぁ、、と
- (メモリーに強かったOVERTOPの後釜最有力!?アークは魅力的な物が多いですな)
- とは言え、SocketA環境で今更メモリーを追いかけるのもどうなのよ?ってな気分だし
- 夏頃まで(おぃ)延期していたAthlon64導入計画を少し前倒しで導入して行く方向へ傾く
- それにしても、メモリーテストのMemtest86が時間掛かり過ぎるってのが痛過ぎ(´・e・`)
- 望ましい結果が出なかったってのもあるんだけど(涙) 確認の為の2PASSをするのに
- 約50分掛かかったし、1PASSで済ませたいけど、2PASSの時にしか出ないエラー見ると
- そういうわけにも行かなくなるから難しいんですよねぇ、、最後のテストは2時間だったし
- (まあ、お蔭で借用期間を2日間程過ぎていた2冊の本を読み終えられたのだけど(爆)
- メモリーの細かい書き込み&読み込みチェックに時間が掛かるのも必然って事ならば
- メーカー製とかのテスト済みメモリーが異様に高い理由がなんとなく解る気もしますな。
- あと、少し前に導入したメモリー用のヒートシンク系の効用は、耐性を上げる事では無く
- 耐性ラインを赤とオレンジと緑に分けると、オレンジラインを緑に変える事が出来るけど
- 赤ラインを緑やオレンジにする事は不可能で、伸ばすよりも引き出すアイテムって感じ
- もっとも、これは耐性があまり高くない(けど安定しているらしい)と言われている!?
- ELPIDA製のメモリーでの体験なので、大きく耐性を引き伸ばせる場合も当然あるかと。
- まとめると、SocketAの現在の環境に対する未練が消えたので、次の環境を考えるのに
- 今回の改造BIOS導入によって可能性を打ち砕かれた事はかえって良かった?(´・д・`)
- もし、この状態を実現出来ていれば、夏〜秋ぐらいまでAthlonXP-Mで行ってたし(苦笑)
- デジカメの時みたく、価格的タイミングを外さない事だけ気を付け、64移行本格検討へ
- 次回:未定
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