- 1.OMEGAドライバとサウンドカード
- 今回は、少し前に行ったオーバークロックに続く形で3Dゲームプレイ環境を改善すべく
- 改造ドライバである「OMEGAドライバ」の導入とサウンドカードの増設を行ってみました。
- まず、OMEGAドライバ2.6.71(ベースはCATALYST5.8)の導入ですが、OMEGAドライバと
- 同時に入れる事が出来る「ATI Tray Tool」と言うタスクバーにて、ビデオカードの設定を
- 簡易に変更するツールがあるのですが、これを常駐させて置くと、3D動作を行った時の
- 「フレームレート」を右上に表示させてくれるので、3Dゲームプレイ環境の改善が目的の
- 今回にはビンゴのツールでしたq(゚∀゚)p OMEGAドライバインストール後にPCを再起動し
- 3Dレースゲームの「NFSU」を動かして、画面サイズ1024 x 768とフルオプション設定での
- フレームレートの具合を見てみると、ほとんどの箇所で59〜60フレームを維持していて
- 思っていた以上に快適であった事が数字で判明したわけですが、オブジェが多い所や
- わざと必要以上にスモーク系エフェクトを重ねて掛け続けると、大きな処理落ちが発生
- 体感でやや重いな、、と感じていた場所でもきちんとフレームレートが落ちていたので
- 体感でも処理落ちを感じたりする部分ってのは、結構当たっているモノなんですねぇ、、
- 具体的な部分を見て行くと、「Market Street Reverse」の最初にある左コーナー部分で
- 60が39前後に落ちてしまい、次のジャンプ台後のオブジェが多い中華街ストレートでも
- 45ぐらいまで落ちてしまうので、ネットワーク対戦時の接近戦時にクラッシュが多い事を
- 納得しつつ、渋滞を最大まで上げても、他の場所ではフレームレートの低下が少ないし
- フレームレートが低下する箇所の謎は少し残るけど、現状を把握するには十分でした。
- OMEGAドライバで変化した所では、DVI接続のデジタルなのに、画質が繊細になってて
- Dsub接続のアナログの時程の差はないけど、比較的見やすい画質の様に思えます。
- ただ、細かい設定関連をATI Tray Toolから行う為、TV設定やディスプレイ設定等では
- 純正のATiドライバである「CATALYST」と若干違って、ちょっと扱い難さを感じました。
- 続いては、「サウンドカード」の導入を行うのですが、今回に合わせてサウンドカードを
- 新規購入したのでは無く、大昔に購入して以来、放置状態となっていたCreatvie製の
- 初代「SoundBlaster Audigy」の英語版となるGamerエディションを使う事になるのですが
- (廉価版とは言え、デジタル入出力モジュールが無いバージョンを買うのもどうよ?と)
- (今思うと、Gamerエディションと言う名前に動かされた自分の行動が泣けてくる(苦笑)
- サウンドカード導入の理由は、今のRokuyonPCのマザーボード「A8N-SLI Deluxe」の
- サウンドチップ(Realtek AL850)に時折ノイズが入る事と、音が比較的良いとされている
- Realtek純正のサウンドドライバでは、CPUの使用率がnVIDIAのチップセットドライバに
- 含まれているサウンドドライバと比べて少々高くなってしまう事情がありまして、通常の
- WEB巡回や音楽、DVD再生等では問題ないのだけど、CPUの負担が大きい3Dゲームを
- プレイする時なんてには差が出て来てしまう為、サウンド処理関連を専用カードに任せ
- CPUを3Dゲーム処理に専念させれば、3Dゲームプレイ環境の改善に繋がるのでは?
- との考えからなので、古い初代Audigyでも「EAX」に対応しているし、問題ないかな、、と
- 早速、SoundBlasterAudigyの取り付けに移るべく、SoundBlasterAudigyを用意しまして
- 装着予定の3つあるPCIスロットの下から2番目を確認し、PCIスロットにがちゃりと装着
- 背面部分が金メッキなので、説明書を見ないと各穴の用途が判り難いのが難点ですな
- (説明書以外で各コネクタの詳細や確認には、このページを見ると良いかもしれません)
- PC起動後はBIOS画面に入ってオンボードサウンドを無効にし、起動後のWindows上で
- デバイスの認識とドライバの導入を行うのですが、WindowsXPのSP1やSP2がドライバを
- 持っているかと思いきや、空振りハズレ状態だったので、Creativeのホームページから
- Audigyのドライバをダウンロードして、インストール作業を行い、無事完了となりました。
- 2.3Dゲームのフレームレートが向上!
- 「1.」で導入したSoundBlasterAudigyの音質は、全体的に高い音でまとまっている感じで
- 再生するファイルに拠っては、気付かなかった音が割れる状況を発見出来てしまったり
- 判り易く言うと、アナログ出力なのに、デジタル出力に近い高い音、、しかし、制限があり
- 音量を高くし過ぎるとちと辛く、今までのオンボードに比べて音の拡がりはあるのだけど
- 余計なモノまで聞こえてしまうとでも言うのか!?出来る事ならデジタル再生を行いたい
- でも、Gamer版の為、デジタル出力用の専用パーツが無い事がとても悔やまれる、、と。
- テスト環境は、SoundBlasterAudigyのフロントスピーカ出力に差す形で、SENNHEISERの
- ヘッドフォン「HD570 SYMPHONY」とイヤフォン「MX500」の二つを使って行っています。
-
- 3Dゲームの方では、サウンドカード効果でフレームレートの上昇が見られましたq(゚∀゚)p
- 「1.」で書いた「Market Street Reverse」の最初のコーナーで39まで落ち込んでいたのに
- 導入後は42〜45出ていたり、中華街ストレートでも同様に49まで上昇した状況もあって
- (他の箇所でもフレームレートが60からずれる確立と幅が小さくなっている事も確認!)
- これは結構すごい事かも!? 古いサウンドカードでこれだからねぇ、、最新版ともなると
- ドライバを作るのがクリエイティブだし、安定を確保するまで大変だろうな、、って違ぅ!
- 最新版とは言え、さすがにフレームレートが2割増し、3割増しになる事もないだろうけど
- 近年、どんどん薄れて来ていたサウンドカードを購入する意義と言うモノが、意外な形で
- 3Dゲームを頻繁に行う人(MMORPG系の人が多し!?)を中心に復活するのかも!?
- PCゲーム系の「4Gamer.net」でもサウンドカードの再評価的レビューが行われていて
- 私のところなんかよりも詳しく、最新版のサウンドカードも使っているのでお勧めです。
- ただ、体感やフレームレートで大きく出たサウンドカード導入効果を数字で確かめるべく
- 「ベンチマークテスト」を行ったのですが、代表的な3DMark系のテストでは影響が小さく
- 「大航海時代オンライン」や「UCBENCHMARK」ではそれなりの効果が出ているけれども
- これは「1.」のOMEGAドライバ導入もあるのでなんとも言えないかな、、ベンチマークでの
- 数字で結果を表せないと、サウンドカードをアピールする事が大変になるのがなんとも
- 「ベンチマークの数字なんてただの飾りです!偉い人にはそれがわからんのですよ」と
- 言える結果が現実として出ているだけに、サウンドカードの導入を推したい所ですが
- コスト最優先のPCの現状では、真っ先に削られてしまう箇所なのが悲しいとこ (´・ω・`)
- +
- シングルやデュアルコアのPCと比べるべきではないかもしれないけど、来年出るらしい
- 「PLAYSTATION3」は、ソフトウェアでサウンドを作る方式でも余力が有り過ぎて問題は
- 全然無いらしく、複数コアでのソフトウェア系でサウンドを鳴らす仕組みが熟成するなら
出始めは使い道が無く無駄となってたPCのデュアルコアの用途としても有りなわけで
- 更にサウンド関連機能が強化されて行くと、開きかけた!?サウンドカードの未来も
- 曇ってきちゃいそうだから、クリエイティブを含めたサウンドカードメーカーには、今こそ
- 最後の機会と思って、全力でサウンドカード普及キャンペーンとかをやって欲しいッス!
- (まあ、「SoundBlaster X-Fi」をあとちょっとだけ値下げしておくれって話なのだが(コラ)
- 3.新しいASUS ProbeはQ-FANのコントロールが出来る優れモノ!+α
- 「1.」と「2.」でOMEGAドライバ導入とサウンドカード導入を行ったついでにBIOSの更新も
- 1013から1015-005、そして1015へと3回程行ったのですが、ASUSはBIOS更新が頻繁で
- 良いですな! BIOS更新は、BIOSの完成度にも関わる問題なので、頻繁じゃない方が
- 好ましいとする人も居るけど、なんか事情が各メーカーの方針に拠って色々異なるらしく
- 風説で聞いた話では、ASUSの初期BIOSの傾向は、性能重視側に振っているみたいで
- メモリ等の相性もやや厳しく、初期性能で売り上げを伸ばした後に、BIOSの設定を緩め
- 多くの人が相性問題もなく使える状態へと切り替えて行っているらしい、、との事だから
- 今回のBIOS更新が性能アップに繋がる事はなさそうなのがちょっと残念なとこかな、、
- (勿論、メモリの設定を詰めれれば(質が重要)初期以上の性能は出せるらしいけれど)
- BIOS更新も無事終わり、BIOSのダウンロードを行う際に見ていたASUSの日本語HPを
- 再度開いてみた所、CPUやマザーボードの温度、ファンの回転数等を表示するのに使う
- モニタリングソフトの新バージョンとなる「PC Probe II v1.00.43」がアップされていたので
- これもダウンロードして導入してみました。 前作の古いデザインのPC Probeとは違って
- 見易いデザインに変わっており、このツールから「Q-FAN」機能のON/OFFも出来るので
- 利便性は上がっているのだけど、ファンの低回転時警告を出す設定を800回転以下に
- 出来なかったり、電圧変動が大きい時に出る警告の基準値も上下30%の範囲まで故に
- 「CrystalCPUID」動作中に電圧変更が若干(0.01V)大きいと、アラートが出たりするのが
- 五月蝿く、警告モードをOFFにして置かないとダメなのは問題だけど、それ以外は良く
- PCの細かい情報も見れる上に、ログもグラフじゃないけど、テキストで取ってくれてるし
- HDD系の「SMART」情報は読めないけど、これはフリーズの原因になる場合もあるので
- 読めなくても問題なし!(以前、WesternDigitalのHDDを導入した時に↑の問題に遭遇)
- ソフトウェア系の話題を続けると、RADEON X800GT導入時にも出た「ATITool」を使用し
- 限界オーバークロックテストとファンコントロール機能を少し試してみる事にしました。
- まず、ビデオコアのオーバークロックですが、ATIToolを起動し、Find Max Coreを押すと
- 始まり、自動でコアクロックを上げながらテストが行われるので、そのまましばらく放置
- 525MHz、552MHz、570MHz、588MHzと順調にクロックを伸ばし、596MHzでクラッシュ!
- 元が475MHzだから100MHz以上もオーバークロック出来たわけで、なかなかの耐性?
- メモリの方も、Find Max Memから調べられるのですが、2.0nsのメモリを載せているのに
- 限界が506MHzまでしか伸びず、ちょっと失望だけど、ヒートシンクも載っていない事を
- 考えると、仕方ないかな?と思えると共に、今後の対策でメモリにヒートシンクを載せて
- メモリのオーバークロック再び!と言うネタも出来そうだし、とりあえずはこんなとこかと
- ファンコントロール機能は、SettingからFan Controlモードに入って設定を行うのですが
- 温度とファンの回転数の度合いを8段階で調整出来る為、かなり使えそうな感じがするし
- 実際使ってみると、ファンコントロール調整の要領やビデオカードの発熱具合が判る為
- 季節の温度に合わせて、適切(静音優先を考えての)な設定にすれば良いわけなので
- 比較的五月蝿いこのPoworColor製のRADEON X800GTも割と静かな状態です( ´▽` )
- 3D利用時には、直ぐにコアの温度が上がってファンの回転も80%以上となってしまう為
- 2D低負担時の静かな状態が3D高負担時に引き継がれるわけではないんですけどね。
- 4.まとめ
- 今回メインとなったサウンドカードの導入は、A8N-SLI Deluxeのオンボードサウンドが
- 酷かった故に決まった事だけど、数字では出なかった意外な効果を発見出来たわけで
- その切っ掛けとなったのがOMEGAドライバのATI Tray Toolと、様々な事情がリンクして
- 思わぬ結果に繋がったのですが、こんな事もあるんだな〜と妙な感心をしています(゚∀゚)
- サウンドカード導入の物理的な面を見ると、ケース内部の下の方の密度が高い事もあり
- PCI-Expressの下段にビデオカードを付けているし、nForce4のヒートシンクも近いから
- それらの熱の余波でサウンドカードの寿命を縮める事になり兼ねないけど、今は冬だし
- 古いサウンドカードだし、春が来てもこのままの形でがんばって貰うのもありですな、、
- (エアフローも各種対策で改善されているし、必要以上の心配をする必要もないのだが)
- ビデオカードのオーバークロックに関しては、ファンコントロール機能を使っているけど
- 静音重視で行くと、ファンレス化やメモリ部分にヒートシンクを載せる方法を考える事も
- 面白そうだし、それが更なるオーバークロックに繋がる可能性もあるから、今後の課題
- ファンレスヒートシンクで行くと、以前導入したVM-101や後継のVM-102が良さそうかな
- 冷却を第一で行くと、ZAWARDのZAVシリーズだけど、これは下方向に場所を取るので
- 今回導入したサウンドカードとの干渉が懸念されるし、、まあ、これらはおいおいに検討
- 他では、RADEON X800GTのパイプラインを増やすべく、改造BIOSを海外系のサイトへ
- 探索に行くも、X800GTOの改造の話題は多いのに、X800GTの話題はまったく無くてさ
- 私の今使っているX800GTのR423コアと同じR423コアを採用していたX800 XTのBIOSを
- 入れてみるのもありかな?と、X800 XTのBIOSを拾って来ただけで探索を終了(^−^;
- (尚、拾って来たBIOSは、コア500MHz、メモリ500MHzの設定となっているモノみたい)
- パイプラインが12本になるだけで良いので、今後、BIOSの書き換えをやってみる予定
- 試すだけなら直ぐにでも出来るけど、BIOS書き換え方法や失敗の場合の復旧方法に
- 基本的な知識やフラッシュツールを含めた道具が必要なわけで、まだ情報&準備不足
- (16パイプラインを作る場合は、カードの後ろ側のチップ型コンデンサが8個必要らしい)
- (私のRADEON X800GTを見ると(箇所は右上)6個なので、12パイプラインは可能!?)
- ビデオカードは、RADEON X800GTを購入した時と比べ、その頃の同価格帯を今見ると
- RADEON X1000系のX1600 XTがあり、このビデオカードの性能がX800GTに比べても
- DirectX 9.0系で約25%、それ以下の「DirectX」でも10〜20%ぐらい性能が高いわけで
- 加えて、DirectX 9.0cのシェーダーモデル3.0にも対応していて、最新ゲームも問題無し
- エアポケットに落ちたか、、まったく8〜9月は新製品を買うのに鬼門だぜ、、フッ(´ー`)
- ( ゜д゜)ふっ、、ふざけんな!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァァァァァン!!、、と言うのがBIOS探しの理由(爆)
- でも、ATiのビデオカードは、今のX1000系の次に当たるコアで「Xbox 360」用に作られた
- 次世代コアがとてつもなく素晴らしいとの話もあるし、ATiは繋ぎとなっているX1000系の
- テコ入れとして、X1600 XTのメモリバスを現在の128bitから256bitにすると言う噂もあり
- ATiが次世代コアとX1000系にかなり大きな差がある事を認めているとも推測出来る為
- いつビデオカードを買うのが正解か?を考える事自体が意味を持たないのかもね!?
- 今後1〜2年の間にひさしぶりの急速進化を遂げそうなビデオカード関連の状況を思うと
- 次回:未定
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