(p_-) PC日記 (・∀・)
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2006年1月28日
RokuyonPCの静音化! 2006年版 其の四



1.ZAV02-ATI5 Rev.2A

今回は、前々回に注文して置いたビデオカード用ヒートシンク「ZAV02-ATI5 Rev.2A」が
到着していたので、これを装着する事に拠り、ZALMAN「ZM-80C-HP」では熱を捌けず
長時間3Dゲーム等の3Dアプリケーションを動かすと70度近くまで温度が上がってしまい
安心して3Dゲームが出来なくなっていたRADEON X800GTの対策を実行してみました。
パッケージはブリスターパック仕様で意外と厚めパッケージ裏パッケージ開封
説明書ビデオカードの排気用PCI穴開きブラケットと裏側に付けるメモリ用パネル
非アルミ製のビデオカードのメモリ用金属板拡大本体の裏側一本体の裏側二
ZAV本体を見ると、銅製部分とアルミ製のハイブリッド構造となっていて、粘着性の強い
ゲルシート?みたいな熱伝導用の厚めのシートでビデオカード用メモリとも密着させて
表側のヒートシンクを支える為の裏側に付けるザラザラしたスチールの様な金属板にも
同様の厚めのシートがあり、コアにヒートシンクを取り付けるだけではなく、メモリの側の
冷却もきちんと行う事で、高クロック化が著しいビデオメモリの安定動作にも配慮する形
早速、取り付け作業に掛かるべく、最初にビデオカードをPCケースから取り外して来て
今まで取り付けていたヒートシンク(ZM-80C-HP)を外し、その状態にZAVを並べてから
遅まきながら説明書を読みつつ、ふむふむふむっと、随分と簡単な取り付け方法に驚き
コア部分と密着する場所には最初からグリスが塗布されている仕様の為、このシールと
メモリ用ゲルシートのシールを剥がし、ヒートシンクを裏返した状態で装着準備は完了!
ここに表側のヒートシンク同様にメモリ用ゲルシートのシールを剥がした状態の裏側を
バランス良く載せてから付属のゴムを間に挟んだ状態で手回しネジを締め、コア部分を
押さえる為の小さい金属でのネジ止めも行い、ZAV取り付け作業が完了となりました。
ケースに戻す前にファンコネクタ装着等の細かい作業を行って、それらが終わった後に
A8N-SLI Deluxe」の下段側のPCI-Express x16スロットに取り付け様としてビックリ!?
なんと、前々回取り付けたAinexの「CB-4040SV」ZAVが干渉しちゃう事が判明、、orz
(干渉と言っても、ZAVの裏側の金属を止めた手回しネジの一箇所だけなのですけど)
上側のPCI-Express x16に移してもZAVの下側スペースとヒートシンクが干渉してしまうし
CoolerMasterの「CM BlueICE」は大き過ぎて干渉は避けられず、かと言ってリテールの
高回転型チップセットクーラー戻すのは、五月蝿い&寿命が心配故に嫌なわけで、、
、、と言う様な事情があった為、折角のZAVを取り外さなければならない状況となる(汗)
しかし、諦めきれずになんとかZAVを取り付けられないか?と少々あがいてみた結果
思い出したのが、以前にWEBだかPC雑誌だかで見たZALMANの「ZM-NB47J」を改良し
ヒートシンクの一部のピンを折り、ビデオカード用のヒートシンクを取り付けていた事例で
この方法を参考にしまして、今まで装着していたチップセット用クーラーのCB-4040SVを
取り外して、ZM-NB47JとZAVを取り付けての位置合わせを行って干渉する部分を調べ
該当する2箇所のピンを「WIRE STRIPPER」とか書いてある大型のニッパーで切り外して
(茎と言うか、根と言うか、最後の部分まで綺麗にピンを圧し折らないと、固定用ネジが)
(ビデオカードをスロットの下まできっちり装着した時に干渉してしまうので注意が必要)
再び位置合わせを行い、干渉が起きない事を確認してからZM-NB47Jをマザーボードに
小型冷却ファンを下向きに風が流れる様に上側に付ける事を忘れずに固定して完成
マザーボードやビデオカードをPCケースに収めて行き、ZAVで必須となるスリット入りの
PCIスロット用パーツをこれまた忘れずに装着し全部めたで全ての作業が終了〜

2.ZAVの冷却性能って凄過ぎ・・&オーバークロックテスト

早速、ZAV02-ATI5 Rev.2Aを取り付けた状態のRokuyonPCを起動してみると、、!?
起動直後はZAVのファンが全開で回る事もあり、かなり五月蝿い状態となっていまして
少し時間が経つと、RADEON X800GT(PowerColor X8GT-CDT-P256D)の設定に拠り
ファンの回転数がやや低下するのですが、それでも割りと五月蝿めな事態は変わらず
ATITool」を使いビデオカードの温度を見ながらファンの速度を下げて行ったのですが
ZAVの冷却効果のすごさと言うべきか、通常のファン回転数の時の温度が30〜35度で
ファンの回転数を29〜35%に落としても負担を掛けない状態での温度が37度までしか
上がらず、3Dゲームで負担を掛けた時の温度も45度までと言う信じ難い状態 q(゚∀゚)p
でも、ATIToolを使って下げたファンの音がボールベアリング軸に近いカラコロ音なのが
ちょっと気になる部分だなぁ、、まあ、それを補って余りある冷却の性能ですけれど、、
(前回も書いた耳を前方を除いて手で覆い、前方を音の聴きたい方向に向ける方法で)
(よく聞き取れる様になる音でして、音の感じはジィジリィジジィジィジジジジィジリィィジジ)
(軸音とファンの音の比較では、ファンのブォ〜音が勝つのが40%を超えた辺りからで)
(35%の音でも軸音が五月蝿くて許容範囲外、26〜29%がギリギリと言った状況です)
試しに、その冷却性能を測るべく、自分的に禁じていたオーバークロックテストを行って
RADEON X800GTのコアとメモリの最大クロックも含める形にして調べてみた所、、!?
コアクロックが587MHzで、これは修理される前のビデオカードと大して変わらずでしたが
きちんとヒートシンクへ熱を逃がせる構造のメモリは、580MHzとなかなかの好結果に!
(最大クロックではエラーが出るので、そこから15〜30MHz程引いたのが実用の範囲)
標準のクロックが490MHz(DDRで980MHz動作)でメモリが2.0ns品だと言うのを考えれば
ビデオカードのメモリをゲルシートを使う事でヒートシンクと密着させる効果は素晴らしく
ファン回転数が半分以下の46%なのにも関わらず、温度が51度までしか上がらないし
音が気になるファンの交換さえ出来ればなぁ、、と言う部分を除いては概ね満足!(゚∀゚)
ちなみに、コアとメモリを同時クロックアップすると言う重要なテストは行っていませんが
これを行うと、PCI-Express x16の電力供給量が75Watt前後らしい部分を超えてしまい
供給電力が足りなくなる可能性故にやらなかった、、とか書きたかったとこなのですが
いやぁ、、単に忘れていただけと言うのか、なんと言うか、、その、、あの、、ですね(汗)
書いた後に収まりが付かなくなったので、本日(2月14日付け)でテストしてみたところ、、
コアを575MHzまで上げて行き、その状態でメモリのオーバークロックに移ったのですが
メモリのクロックが556MHz辺りの時にブラックアウトフリーズが起こると言う結果になり
今のRokuyonPCの電源がかなり消耗しているのに加え、12Vの出力が低いと言うのも
単発での各最大クロックに近づけない原因になっていそうだけど、、どうなんだろねぇ?
予想通りとは言え、ちょっと残念な結果ですた(´・д・`)<再起動後のATIToolでの画面
物理的な体感では、ZAV用スリット付きPCIスロットから生暖かい空気が排出されていて
内部の冷却補助用12cmファンがZAVと交換したチップセット用クーラーのZM-NB47Jに
直接に近い形で空気が当たる仕組みも効いている模様で、実際にZAVに触ってみても
アチチではなく、思っていたよりも温度が低い感じで、ひょっとしたら装着ミスでも起こし
熱がきちんと伝導されていないのでは?と言う疑念すらも浮かんだけど、ATITool等から
コア温度や周辺温度を確認してそれが違うと言う事も判ったし、手前味噌になるけれど
予想外に!?全体が非常にうまい感じにまとまったなぁ、、はっはははは!みたいな?
(今日の実験で、コアとメモリが同時に攻められない事を知り、ちと微妙感が出たが、、)

3.まとめ

今回導入したZawardのZAV02-ATI5 Rev.2Aの冷却性能の凄さは特筆に値しますなぁ
ビデオカードのファンレス対策と言えば、ZALMANのZM-80系統かと思っていたけれど
なんか完全に時代が変わっていた事を漸く認識しますた(汗)ZAV系がWEB上の多くで
これが今後のデフォルト!的に言われていたのも納得してしまう様な冷却効果だったし
装着の手間も圧倒的にZAVが簡単で早い!と言うのもそれに拍車を掛けている感じ!
ライバル!?のZALMANも手間の掛かるヒートパイプ系から違う形に展開しているから
近年のビデオカードの白熱過多もあるんだろうけれど、「VM-102」とかのヒートパイプで
熱を運んで放熱するファンレス化の方法は、今後少なくなって来る様な流れなのかな?
(取り付けの手間で考えると、ZAVを経験した後にVM系やZM-80系に戻るのは難しく)
(VM系を含むヒートパイプ系には、取り付け方法の改善に期待したい所でありますな)
(VM-102は101の正常進化だけど、ファンレス傾向維持路線なのは素晴らしいですね)
ZAVもファン交換可能なバージョンやファンの軸の種類が違うモデルを出して欲しい所
構造やファン交換用の再設計の手間を考えると、ZAV単体の価格が3,980円ぐらいなら
許容範囲だし、交換用ファンは980〜1,480円ぐらいでバリエーションが豊富だと良いなぁ
ATI用だけではなく、NVIDIA用のZAVもあるので、交換用のファン部分は共通化したりと
専用なパーツの傾向のあるZAVだけど、ファン交換が出来るだけでも面白くなりそうだし
、、っとと、また話が脱線して行く流れなので(汗) 今回のバージョンの話に戻しますと
ファンの軸音に少々難点があるZAVだけど、性能に関しては非の打ち所が無いと言うか
RADEON X800GTのコアとメモリのクロックを大きく引き上げる状況をも作ったわけだし
上側のアルミと銅製のヒートシンクに比べ、安っぽい印象の下側ヒートシンクの効果が
効いているのか!?実際に3Dアプリケーションを動かしている時に、ケースのサイドを
開け、この部分に触るときちんと熱が伝わっていてほんのり暖かい事も確認したけれど
ビデオカードのメモリ冷却するだけで、ここまでクロックが上がるとは思いませんですた。
勿論、個体差と言うのもあるだろうし、修理前の全くメモリクロックが上がらなかったのと
比較しちゃうのはアレだけど、なんとも何度も驚かされるZAVの構造と冷却性能って感じ
おかげで、「3DMark06」も出たりで今更のビデオカードになってしまった感のあった!?
RADEON X800GTが多少は救われたと言うか、寿命が延びた状況なのはうれしい(笑)
それから、意外な形でチップセットクーラーに収まったZM-NB47Jの件に付いてですが
導入当初は期待した程の性能ではなかったと言うのか、これの導入の切っ掛けとなった
nForce4の発熱が爆熱過ぎたと言うのがあったけど、RokuyonPCも色々と手が加えられ
内部の冷却補助ファンやマザーボードの裏側を使った冷却等に拠り、今が冬と言うのを
差し引いても、ZM-NB47+小型冷却ファンと言う組み合わせで、今までのCB-4040SVと
ほぼ同じ温度にシステム温度(チップセット温度)を保っているのは期待以上な状況だし
効果がないと思っていた対策も、まとまると効果的になるんだなぁ、、ふ〜む奥が深い!
そういえば、最近TVや新聞を賑わせたニュースの中に、単体では灰色に近い行為でも
それらを組み合わせて使う事で黒になると言うのがあったけど、それと同じかな?(コラ)
、、ってな風に、変な形で最近のトピック(古い言い方?)に適当に引っ掛けつつ閉め!
+
ASCII24」でZALMANと言う単語を検索に掛け、出て来た結果を古い順にソートすると
ビデオカード用ヒートシンクの進化の流れみたいなのが見れて、なんとも興味深いです。
++
今回の対策の結果で、使わなくなったチップセット用のヒートシンクを二つ並べて見ると
つい唸ってしまうのはあるのだけど、これも自作の醍醐味と言うか、使わなくなっていた
ZM-NB47Jも今回出番が出てきたりと、今後の方向性次第で唸りが変わる事もある故
計画性の無い行動、、まるでバカの極み、、見本、、と言う言葉を飲み込むも(^o^;;
これらのパーツを使用する事を前提にパワーアップを考え、更なる深みにハマると言う
自作PC的な恐るべき連鎖行為は、果てしなく、果てしなく、続く!?のでありましたとさ。

次回:未定

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