(p_-) PC日記 (・∀・)
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2006年1月14日
RokuyonPCの静音化! 2006年版 其の二



1.RADEON X800GTの静音化

前回に引き続き、今回もRokuyonPCの静音化対策を中心に行いたいと思います。
現在のRokuyonPCの一番の騒音源は、ビデオカード「RADEON X800GT」に付いている
標準ファンの音でして、「ATITool」を使ってこのファンの回転数を調整が出来るのだけど
静かな状態にすべく、ファンの回転数を低くし過ぎると熱を捌ききれなくなってしまうので
これの対策を行う事になるのですが、ビデオカードのファンだけ交換はほぼ不可能な為
ヒートシンクを含めたクーラー全体を交換しなくてはならないわけで、手持ちパーツから
交換用パーツとなるVGAクーラーを探してみると、RADEON X700のファンレス化の時に
使用したAerocool製「VM-101」とZALMAN製の「ZM-80C-HP」の二つが見つかったので
これらを使って、RADEON X800GTの静音化、ファンレス化を行ってみる事にしました。
この作業を行う事で、修理から戻って来て一月しか経っていないRADEON X800GT
保証が無くなってしまうのだけど、加速しまくっている今のビデオカードの進化を考えると
最悪の事態が起きたとしても、涙と共に飲み込める様な状況ではあるな、、みたいな?
(まあ、実際に故障していたらこんな悠長な事を書いてはいられないのだろうけど(^_^;)
では、ビデオカードのクーラー交換作業に移るのですが、まず、PCからビデオカードを
取り外し、カード裏面にあるクーラーを固定する為の二つのネジをプラスドライバーで
交互に緩めながら外し、そのままクーラーを取り外すと、、剥き出しのコア部分が出現!
クーラーとの接触に使われていたグリスの残りを拭き取って現れたコア部分の詳細
見てみると、ATIToolや情報表示系ソフトではR423コアと表示されていたのにも関わらず
R480との表記、、これは一体なに!?とか思いながら、Pixel Oneで詳細を調べた所
RADEON X800GTでもR480コアのバージョンが出ているとの事(PowerColorに多いとか)
な〜んだ、、X850XTに化けるとかがあるわけじゃなく、ごく普通のモノみたいです(^o^;
気を取り直してVM-101の取り付け作業に戻ると、ビデオカードのコアとヒートシンクを
密着させる熱伝導パーツに使うのは、RADEON X700ファンレス化作業の時に使用した
JapanValueの「PT-A Carbonでして、これは意外と柔軟に変形してくれるパーツだから
うまくコアに密着させVM-101の土台を装着し、グリスを塗ってからVM-101の本体
取り付けてファンレス化作業は完了となるのですが、このRADEON X800GTをケースに
戻すべく、恒例のビデオカード装着確認時にとんでも無い事が判明、、!?Σ( ̄□ ̄lll)
なんと、以前のnForce4の爆熱対策で取り付けたヒートシンクの「CM BlueICE」と今回の
静音化作業でファンレス化したRADEON X800GTとが干渉してしまう状態に遭遇、、orz
CM BlueICEを縦方向に設置したり、ビデオカードを二本あるPCI-Express x16の両方に
設置する方法の4通りを試してみたのですが、それらのどの方法でも干渉を免れる事が
出来ない状態で、マザーボードのレイアウトの悪さとCM BlueICEのサイズに敗北(ToT)

2.チップセット用クーラーも交換する事になった+α

「1.」の続きで、VM-101を使ってファンレス化したRADEON X800GTとCM BlueICEとが
干渉してしまうこの状況を打破すべく、nForce4のヒートシンク交換を行う事にしました。
普通ならチップセットクーラーを購入する事から始めるのですが、こういう事態を考え
交換用ヒートシンクのAinex製の「CB-4040SV」を既に購入済みの状態だった為(^o^)
(今回は意外と計画的かな? 興味本位で購入し、使っていない状態だった事は秘密)
早速、CB-4040SVの封を開けて中身を確認してみると4本の設置クリップ付きの底に
グリスとマザーボード穴固定のプラスチックピン付属している状態で、どんな形状の穴も
ある程度対応出来る形と言うのが好感持てますな! では、ヒートシンク交換をば行う為
最初にPCケースからマザーボードを取り外し、そのマザーボードからCM BlueICEも着脱
(ここで取り外したCM BlueICEと、新しく付けるCB-4040SVとの比較写真も載せてみる
CM BlueICEでは躓いた位置合わせもCB-4040SVは難無くこなし、設計の妙と言うのか
自作PCを解っている人が設計している印象を受けますなぁ、、これは前にも書いたけど
どうやら「高速電脳」が設計に関わっていたとの話があるけど、それだと納得出来る感じ
(高速電脳トップページとブログ関連は、新製品や面白いネタが豊富なお勧め情報源)
さて、いよいよCB-4040SVの取り付け作業へと移るのですが、これを装着する事になる
ASUS A8N-SLI DeluxeのnForce4チップ部分は、現在の一般的なマザーボード同様に
対角線で固定するので、CB-4040SVの裏側のクリップを二本に減らして準備は完了!
nForce4コアとCB-4040SVの間に入れる熱伝導パーツは、「1.」で書いたビデオカードの
ファンレス化時同様にJapanValueのPT-A Carbonを使い、グリスで汚れる状況を避けて
(ただし、グリスよりもコア欠けの可能性が高いとか、取り付けに不備があったりすると)
(熱伝導がうまく行かずに、コアが焼ける危険性(nForce4は特に)も同時に出て来ます)
CB-4040SVの固定は、クリップやその他の関係で生じた事に拠り、やや斜めでの設置
下段のPCI-Express x16にRADEON X800GTを取り付けた後、別の角度から見てみると
CB-4040SVは、高さやサイズが実にバランスよく作られている事を実感する(・∀・)イイ!!
nForce4に新チップセットクーラー、ファンレス化されたRADEON X800GTを新しく載せた
RokuyonPCですが、起動してみるとこれがえらく静かになっていて、CB-4040SV搭載の
4cmファンがマザーボードのQ-Fan機能で低回転で回っているのと、ファンレス化された
ビデオカードの効果の大きさを感じつつ、ATIToolを使った負担テストを行ってみると、、
ファンレス化したビデオカードのコア温度や周辺温度が上がる上がる、、平気で60度を
超えたりしているし(汗) VM-101ではRADEON X800GTの熱を捌ききれない模様でして
起動して負担も掛けずに少し時間が経っただけでコア温度が49度とかになってるし(汗)
そこで!もうひとつ残っていたファンレス化ヒートシンクであるZALMANのZM-80C-HPを
VM-101と交換する事にしまして、なんともしち面倒臭い取り付け作業を行っての完成
ZALMAN ZM-80C-HPとの干渉もギリギリで避けている状態だし、ほんと絶妙だよねぇ
ここで仮起動を行って問題無い事を確認した後、HDD等を元に戻して完了となりました。
しかし、ZM-80C-HPでもVM-101とコアの温度がほとんど変わらず、負担を掛けなくても
コア温度が50度に達し、負担を掛けると60度を超えて行ってしまうので常用は難しい、、
(上側に装着しているファンを低回転で動かしても、53〜57度と付属の物より高い状態)
(60度ぐらいなら気にせずに使うのもありだけれど、故障明けなので過保護モード(笑)
とりあえずはZM-80C-HPのままで行く事にしまして、3D動作で負担を掛けるソフトである
レースゲームの「NFSU」は、最近「NintendoDS」を買った事もあって、プレイする頻度が
かなり下がっているし、3Dで負担を掛ける事がほとんど無さそうな状況なので無問題!
一応、今後を考えて色々な所で評価が高かった「ZAWARD」の「ZAV」シリーズの中から
RADEON X800GT用の「ZAV02-ATI5 Rev.2A」を選んで注文し、今回は終了となります。
+
それと、以前にもやってしまった事なのですが、ビデオカードの着脱を繰り返している際
思わず力が入り過ぎたのか?ミスをしたのか?咄嗟の事だったので覚えてないけれど
A8N-SLI Deluxeのビデオカード固定用プラスチックピンを破壊、、折ったどー!Σ(゚д゚lll)

3.まとめ

今回取り付ける事になったAinexのCB-4040SVこと、高速電脳+野平製作所的な名称が
KD-taNB40」と言うクーラーだけど、自作PCを考えてる作りはほんと素晴らしいねぇ!
付属ファン「CF-40SS」の動作音は、通常の4000回転前後だとさすがに気になるけれど
4cmファンなので2500〜2600回転ぐらいまでなら許容範囲の音だし、軸のベアリングが
ハイプロ型となっていて、スリーブ型ではないのだけれど、低回転で回した際に気になる
コリコリ系な軸音も出ていないので、ファンを含めてなかなか使えるパーツだと思う次第
今までのCM BlueICEと比べると、音的には両方共にQ-Fan機能と冬の低い温度に拠り
低い回転数でファンが動いているから大きな違いはないけど、冷却性能に関して言えば
付属の冷却ファンを抵抗やファンコントローラ、Q-Fan機能と言ったモノ介さずに通常の
回転数(共に約4000回転)で回した時は、CM BlueICEの方が温度が低い状況でした。
しかし、ファンを低回転で回す状況になると、冷却フィンが密集している狭い隙間の中の
ヒートシンクの間にファンを取り付ける構造のCM BlueICEは吸気困難な状況に陥り易く
本来持つCM BlueICEの冷却性能を発揮出来ずに、CB-4040SVと同等以下の性能へと
落ちてしまうのがイマイチ、、と言った感じで、大きさ的にもCM BlueICEの方が分が悪く
nForce4みたいなレイアウトのマザーボードでは、ビデオカード等との干渉も起こり易いし
CPUの真下の位置にチップがあるマザーボードとかならCM BlueICEが良いのだけど、、
今のA8N-SLI Deluxeには、今回のCB-4040SVの方が合うかな、、と言った状況です。
「1.」で書いたビデオカードの静音化の方は、成功だけど、失敗と言った半端な形で終了
ただ、負担を掛けない限りは問題無い状態にもなっているわけだから、3Dゲーム等で
ビデオカードに負担を掛ける事を行う事がほとんど無くなっている間に、発熱問題に対し
次の手を打つと言う事で、RADEON X800GTの発熱に耐えうる!?新たな対策パーツの
ZAWARD ZAV02-ATI5 Rev.2Aを注文する形を作って置き、この対策は今後へ持ち越し
全体的な結果を言うと、今回の対策に拠ってRokuyonPCはすごく静か状態になったけど
PCケースに耳を近づけると、微妙な唸り音が新しく聞こえてきちゃっているわけで、、orz
ビデオカードの五月蝿いファンに消されていた騒音が再び出てきてしまっている状況と
例えるなら、冷戦後の世界情勢みたいな形で、あちこちで問題が発生している状態でふ
微妙な唸り音の他は、背面12cmファン装着場所から漏れる音が良く聞こえる様になり
低回転で回す事で、静か且つ、風量が得られる12cmファンの大きな排気溝がアダに、、
排気用の12cmファン自体は、低回転で回している為、音はかなり小さいのだけれども
この穴からPC内部の様々な音が聞こえ来てしまうので、この手の騒音対策パーツとして
JapanValueが12cm版「PF-Silencer」を出してくれると有難いけど、需要はないのかな?
まとめると、静かな夜に時計の針の音が今までよりも大きな音で聞こえる状態を実現し
静かになっている事は確認出来るのだけど、それも慣れてしまえば他の音が気になり
気になる音と言うのが、以前の環境で気になっていた音よりも嫌な音と言う落ち(−−;
+
今回の静音化対策の後に新たに目立つ様になってきてしまった微細な振動っぽい音は
音からしてHDD関連からのモノだと思うけれど、スマートドライブに入れたり、振動対策を
行っても抑えられないモノだとしたら、これの対策は至難の技と言わざるを得ませんなぁ
一応、お金を考えずの対策はあるので、それを考えてみると、、少し前にリリースされた
GIGABYTEの「i-RAM」が切り開いたコンシューマーの「シリコンディスク」市場と言うのが
勃興して来ていて、そこに目を付けた他社も追従する形で、最近はそれ関連の品物が
ぽつぽつ市場に顔を出す様になり、その流れが加速して行く様な状態だったりします。
件のi-RAMの新型を始め、「コンパクトフラッシュ」を使ったセンチュリーの「SDB35CF
他では、CPU変換下駄で有名な「PowerLeap」もi-RAMみたいモノを製作中だとか?!
(シリコンディスクならHDDの様な駆動音も無いし、消費電力もHDDよりも遥かに低い)
そんな感じで俄かに活気が出てきそうな分野だし、今年の年末辺りには価格もこなれ
面白い状況になっているんじゃないかな、、と思うも、即効性のある対策ではない、、orz
あと、メモリやシリコンメモリでは容量が少なく、それらを使って大容量を実現するには
それなりにお金が掛かってしまうのも非即効性と合わせて現実的ではない部分(^o^;;
故に、踏み込み難い分野だし、現在のHDD容量と余り変わらないモノが欲しくもある為
そうなると、MSとサムソンが共同で開発しているらしい、HDDにシリコンメモリを載せた
ハイブリッドハードディスク」と言うのが、次のターゲットアイテムになりそうな気配!?
これを聞いた当初はそれ程インパクトを受けなかったけれど、近年「iPod」を中心として
急進しているシリコンオーディオに拠り、シリコンメモリの価格と容量の壁が打ち破られ
同時に進行している読み込み速度の高速化と相俟り、俄然魅力的なデバイスに進化!
電源を頻繁にON/OFFさせて低消費電力を図る作りが逆に信頼性の面で心配だけど
信頼性の高い2.5インチで導入され、低消費電力追求型のノートPCとかでのテストを
経る形になるらしいので、3.5インチ版にHHDが回って来る時は心配ないのかも!?
それにしても最近の2.5インチHDDの進化はすごいですなぁ、、「垂直磁気記録方式」に
上で書いたハイブリッドハードディスク、それから大容量化も急速に進んでいる模様だし
新技術が軒並み2.5インチHDDへ投入され、3.5インチHDDが後回しになっている印象、、
今年出るらしい!?ゲーム機「PLAYSTATION 3」でも、搭載するHDDは2.5インチらしく
PSで出てきたロード時間の対策をPS2でも行わず、更に「PSP」でも似た状況を演出し
ゲームを始める前からストレスを与えると言う変な仕組みを標準にした「SCE」だけれど
HDDを搭載した事に拠って、PS3ではその問題が解決される事を願いたいモノですのぉ
(意外と長いメモリーカードへのセーブ時間も気が付かないぐらい高速化して欲しい所)
(ロード時間に拠って失ったゲーマーの時間なんて統計が出たら大変な事になりますし)
メインとなる光学ドライブの「BD-ROM」は70MB/sぐらいの読み込み速度があるらしくて
他にも「Cell」を使ったPS3の処理速度を思うと、ファイルの展開や読み込み時間も速く
ロード時間が劇的に改善されるのだろうけれど、それでも光学系メディアを使う以上は
ロード時間の問題が出てくるだろうから、きちんと対処して欲しい部分であるわけで、、
(最初はコストの高いBD-ROMは選択せず、DVD-ROMでソフトを出す所も多いだろうし)
欲を言えば、通常の2.5インチHDDではなく、ハイブリッドHDDが導入されると嬉しいなぁ
間に合うかどうかは知らないけど、PS3に載れば普及速度が桁違いに上がるわけだし
デスクトップ用の3.5インチHDDにもその仕組みが回って来るのが早くなったり!?(゚∀゚)
でも、ソニーとMSはゲーム機で競争関係にある為、2.5インチHDDのハイブリッド版は
今年の年末辺りに出る!?HD-DVD」を搭載し、全体的に小型化した新型Xbox360に
付属する2.5インチHDDとして、大々的に出てくる可能性もあるわけで、どちらにしても
自作PC用の廉価な3.5インチ版ハイブリッドHDDが出てくるのは当分先なんでしょうねぇ
、、と言うわけで、魅惑的なHDDが出る未来は遠過ぎて現実的じゃない事も判ったし?
さてさて、この振動音にはどう対処、対応をして行くべきか?を考えつつ、以下次回へ

次回:RokuyonPCの静音化! 2006年版 其の三

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